FC2ブログ
ブログパーツ

7分ぐらいでわかる『チャイルド・プレイ』のおはなし。(チャッキーまとめ)

2019年07月13日
みなさん、いよいよき(以下略)

ホラーファンなら知らない人はいないであろう、ホラーファンでなくてもオシャンティな雑貨屋などで一度はご対面済みであろう、あの人気キャラクターがついに帰ってくる。
そう、「見た目はグッドガイ人形、中身はブラッド・ドゥーリフ」のキャッチコピーでおなじみ、あの『チャイルド・プレイ』シリーズの新作が、15年の時を経てついに大スクリーンに戻ってくるのですよ・・・!
えっ? そんなことはない? わりと最近新しいやつ観た気がする・・?
確かにわりと最近見かけましたよね。 レンタル屋さんにチャッキーが注射器もったパッケージ並んでましたよね。
みなさん・・ うすうすお気づきでしょうが、あれは劇場未公開作(ビデオスルー)です・・・!! 言いたくなかった! みんな察しているであろうことを、改めて言いたくはなかった!! なんかごめんねドン・マンシーニ監督!!

と、いうことで、誰のどういう圧力が結実したのかわからんものの、ついに作られた劇場版チャイルド・プレイ。
わかってますよ。 わかってますって。 
今まで何本作られてるのか忘れてるし、内容に関する記憶もおぼろげだけど、正直レンタル屋さんに行くのめんどくさい、でしょう? 
そう思って、いつものやつやっときましたよ! ちなみに1988年製作のオリジナルを筆頭に2017年のビデオスルー作まで合わせて全部で7本あったし、今回の新作はリブートなので過去作全く関係ないらしいですけど、せっかくだから振り返っときましょうよ! いいじゃないか、振り返ったって!!!



第1作『チャイルド・プレイ』
チャイルドプレイ1

【一行あらすじ】
アンディ少年がチャッキーと出会います。

【今回のチャッキー】
チャッキー 初期
(これが)
chuckystill.jpg
(こうなる)(ええ顔!!)

【主な登場人物】
■ アンディ・バークレーくん・・・齢6さい。 テレビでグッドガイ番組を見るのが唯一の生きがい。
■ カレン・バークレーさん・・・アンディくんのおかあさん。 シングルマザー。 デパートの宝石売り場で働いています。
■ マギーさん・・・カレンさんの親友。 デパートの靴売り場で働いています。 カレンさんが忙しいときはベビーシッター役もかってくれるいい人。
■ ノリス刑事・・・チャールズ・リー・レイを追っていた刑事さん。 わからないことはハッキリさせたい主義。
■ ジョン・シモンセンさん・・・ブードゥ教のまじない師。 チャールズにいろいろ教えてあげていたお人よし。
■ チャールズ・リー・レイさん・・・人呼んで「湖畔の絞殺魔」。 逃走中、相棒のエディに置いてけぼりをくらい、逃げ込んだおもちゃ屋でノリス刑事に撃たれ死亡。 いざという時のために勉強しておいたブードゥの呪文で無事復活を遂げます。
■ チャッキー・・・グッドガイ人形にチャールズが魂を移し替えた結果生まれたホラーアイコン。 中身が人間なので、火傷もするし血も出ます。

【今回の設定】
いまわの際に「アデ デュイ デンベラ 我に力を」と唱えると、雷が鳴ってそばにいるモノに魂を移せます。 移した魂は、最初に自分の秘密を打ち明けた相手にしか戻せません。 あと、魂を移したら徐々に人間化が進むので、長時間が経つと戻せなくなるし、心臓を刺したら死にます。

【亡くなったみなさん】
① チャールズ・リー・レイさん/湖畔の絞殺魔/銃殺
② マギーさん/チャッキーにトンカチで殴られ転落死
③ エディさん/チャッキーがガスを充満させた部屋に入り爆死
④ ジョンさん/うっかりチャッキーに教えてしまっていたブードゥの身代わり人形を有効活用され刺殺
⑤ アードモア先生/精神病を疑われたアンディが入院させられた病院の担当医/アンディを信じずチャッキーに刺される/感電死

【補足】
とにかくかわいそうなアンディ少年の一代記が堂々開幕。 夜中に動き出したら絶対にこわいであろう人形の物理的恐怖と、自分が一生懸命説明していることを周りの誰も信じてくれないという心理的恐怖、そして優れた人形の造形と繊細な操演が見事に相まって生まれた傑作中の傑作です。 
オープニングタイトルで人形に乗り移り、本編開始15分ぐらいでマギーが殺され、その後もポンポーンと人が死に、あっという間にエンディングを迎える異様なテンポの良さがすばらしい。 
やっぱりホラーはスピード感が命ですね。


第2作『チャイルド・プレイ2』
チャイルドプレイ2

【一行あらすじ】
里子に出されたアンディ少年がチャッキーに狙われます。

【今回のチャッキー】
Childs-Play.jpg
(髪のびた?)
チャッキー 2の
(そこはかとない大地康雄っぽさ)

【主な登場人物】
■ アンディ・バークレーくん・・・齢8さい。 精神病の疑いをかけられたおかあさんから引き離され、幼児保護センターに。
■ フィル・シンプソンさん・・・アンディくんを引き取った里親(父)。 厳しくルールを定め子どもにも守らせる主義。
■ ジョアン・シンプソンさん・・・アンディくんを引き取った里親(母)。 トラウマに寄り添い愛情を注いでくれるいい人。
■ カイルちゃん・・・アンディくんより2週間早くシンプソン夫妻に引き取られた孤児。 ティーンネイジャー。 里親のもとを転々としてきた。 頼れるのは自分だけ主義。
■ グレイスさん・・・アンディくんを預かる保護センターのソーシャルワーカー。 演じるのはツインピークスでおなじみグレイス・ザブリスキーさん。
ローラのかあちゃん
(ローラのかあちゃん!!)
■ チャッキー・・・魂を移してからかなり時間は経ったけれど、不屈の精神でアンディをつけ狙う「湖畔の絞殺魔」。 なお人形になってからはあまり絞殺しない模様。

【今回の設定】
前回焦げ焦げになったボディは新調され、表面のプラスチックから胴体の基盤まですべて変えられたものの、最後に目玉を入れた瞬間チャッキーの魂が復活。 どこに宿っていたのかは不明。 頭蓋骨(鉄板)かな? それともそのへんをプカプカ彷徨っていたのかな? 

【亡くなったみなさん】
① おもちゃメーカーの技師さん/チャッキー人形修復担当/目ん玉を入れた瞬間感電死
② おもちゃメーカーの社員さん/社長の命令でチャッキーを廃棄/帰宅途中チャッキーに銃を突き付けられ湖畔に/ビニール袋をかぶせられ窒息死
③ ケトルウェル先生/アンディの担任/アンディをいじめる/チャッキーに定規でシバかれ死亡
④ 里親(父)/チャッキーに足をとられ階段から落下/首の骨を折って死亡
⑤ 里親(母)/チャッキーに首を斬られ失血死
⑥ ローラのかあちゃん/チャッキーにお腹を刺されて死亡
⑦ おもちゃ工場の技師さん/ラインの修理に行ったらチャッキーがいた/刺される/ラインに乗せられる/おもちゃの目玉を埋め込まれて死亡

【補足】
前作のラストから始まる物語。 アンディくんのおかあさんは人形犯人説を主張し精神科に入院、刑事は我が身可愛さで事件を否定したとのこと。 
ノ リ ス あ の 野 郎  
今回もアンディくんの主張や警告がすべて聞き流され、粛々と人々が死んでゆく無情な展開ですが、同じ里親に引き取られたケイトちゃんが実の姉のようにアンディくんを守ってくれるようになるので、少しだけ救われる部分も。
見どころは,動くはずのない人形が動いて自分に銃を突き付けているという状況を一切慌てることなくすんなり受け入れる「アリー・マイ・ラブ」のあいつ
アリー
(なに「あ、そうですか」みたいな顔してんねん)
と、終盤工場で繰り広げられる悪魔の毒々チャッキーです。 
なお、念願かなってアンディくんに「アデ~デュイ~デンベラ~」をかましたチャッキー、案の定時間が経ちすぎていて魂の移動はできなかった模様。 言ってたじゃん、それジョンさん言ってたじゃん。



第3作『チャイルドプレイ3』
チャイルドプレイ3

【一行あらすじ】
16歳になったアンディ青年がチャッキーに狙われた少年タイラーを守ります。

【今回のチャッキー】
チャッキー 陸軍
(最初から本性むき出しの自然体チャッキー)
childs-play-3-21102108.jpg
(最後は別の部分もむき出しになります)

【主な登場人物】
■ アンディ・バークレーくん・・・齢16さい。 母とは離れたまま。 引き取り手がいないためケント陸軍兵学校へ。
■ デ・シルヴァさん・・・ケント陸軍兵学校の生徒。 アンディに興味津々。 射撃の名手。
■ ホワイトハーストくん・・・アンディのルームメイト。 いじめられっこ。
■ タイラーくん・・・ケント陸軍兵学校の下級生。 グッドガイ人形だいすきっこ。 他人宛の小包を勝手に開き、自分のほしいものだったら奪い取るストロングなメンタルの持ち主。
■ チャッキー・・・アンディにつきまとう気満々で陸軍兵学校に潜入したものの、もっと手ごろなタイラーくんに目標を変更。 自分の秘密を打ち明ける。 中身がおっさんブラッド・ドゥーリフとは知らない女子生徒から化粧を施され怒り心頭。「This means WAR!!」

【今回の設定】
前回溶かされまくったチャッキーですが、その残骸に残っていた血が工場のプラスチック材料に混入したおかげで、その材料を使って作られたグッドガイ人形にめでたく復帰。 血が入っていればいいということなのか。 もう仕組みが皆目わからん。 いちおう新しく作られた体ということで、秘密を打ち明けた最初の相手うんぬんの設定もリセット。 それでいいのか。

【亡くなったみなさん】
① グッドガイ人形メーカー社長/アンディ絡みで数々の訴訟沙汰があったものの、8年経ったからほとぼりも冷めただろうとグッドガイ人形の再生産を決断/工場再開の第一号人形をプレゼントされる/もちろんそいつがチャッキー/ヨーヨーで絞殺
② 清掃会社のおじさん/ケント陸軍兵学校にきたゴミ回収業者/ゴミ収集車に落ちたチャッキーを本物の子どもと勘違いして救出に向かう/逆に閉じ込められ圧死
③ 校長先生/動くチャッキーを目の当たりにして心臓発作
④ 散髪担当軍曹/チャッキーを冗談で刈り上げようとして返り討ちに遭う/喉を斬られ出血死
⑤ シェルトン中佐/アンディの上官/戦争ゲーム中実弾に被弾
⑥ ホワイトハーストくん/仲間を守るためチャッキーが投げた手りゅう弾に自ら被さり爆死/スティーブ・ロジャースか!
⑦ 移動遊園地の警備員/チャッキーに頭を撃たれて死亡

【補足】
前作から8年後の物語。 陸軍兵学校に入れられたアンディが先輩兵士のいじめや可愛い女子との恋愛の合間にチャッキーを倒そうと奮闘します。 
青春要素とホラー要素が半々なのはいいけれど、時間の経過や起こっている事象のつじつまがちょいちょい合わなくなるなど中途半端な印象も。 
赤軍青軍に分かれての戦争ゲームで、チャッキーが片方のペイント弾だけを実弾に替えちゃうくだりがさいこうだったのに、そのあと被弾するのが一人だけとか勿体なさすぎ。 何のための実弾やねん。 あそこは地獄絵図にせなあかんとこやろ。 
すっかり「チャッキーを派手にぶっ壊す大会」と化していたクライマックスですが、前回の「工場の製造ラインで魔改造され、廃液で溶かされたのち、チューブで空気を送り込まれ大爆破」に続き、今回は「顔を半分そぎ落とされて手首を切り落とされたのち、送風機のでっかいプロペラに巻き込まれて木っ端みじん」と景気のいい人体(人形)破壊が観られて大満足です。


第4作『チャイルド・プレイ/チャッキーの花嫁』
チャイルドプレイ4

【一行あらすじ】
チャッキーが所帯を持ちます。

【今回のチャッキー】
チャッキー 夫婦
(末永くお幸せに!!)

【主な登場人物】
■ ティファニーさん・・・チャールズ・リー・レイの恋人。 チャールズ復活のため10年間もチャッキー人形を探し続けていた一途な女性。 ブードゥ教読本で呪文も習得済み。 特技は裁縫。
■ ジェシーくん・・・ティファニーの隣人。 マッチョ。 ニート。
■ ジェイドさん・・・ジェシーの恋人。 厳しい叔父の家で暮らしている。
■ デヴィッドくん・・・ジェシーとジェイドの友人。 ふたりの恋に協力。
■ キンケイド署長・・・ジェイドの叔父。 警察署長。 ジェイドが成人するまではたとえ違法な手を使ってでもニートとは付き合わさないという強い意思。
■ チャッキー・・・昔の恋人に生き返らされて結婚を迫られて監禁されてブチ切れる湖畔の絞殺魔。 口ぐせは「ゆっくり殺してやる」

【今回の設定】
前回バラバラにされたチャッキーですが、ティファニーが丁寧に縫い合わせ植毛し手足を繋ぎ「アデ~デュイ~デンベラ~」を唱えたことで見事復活。 はいはい、もうなんでもいいですよ。 人形から人間へと魂を移すためには、「ダンバラの心臓」と呼ばれるペンダントが必要であることが新たに判明。← new! 

【亡くなったみなさん】
① ベイリーさん/おまわりさん/ティファニーに頼まれ証拠品保管所からチャッキーを盗む/報酬の代わりに首を斬られる
② ダミアンさん/ティファニーに片思い/ティファニーに好かれるため悪ぶる/チャッキーに枕を押しつけられ窒息死
③ ティファニーさん/バスタブにテレビを入れられ感電死
④ ノートンさん/悪徳おまわりさん/あだ名は針鼻/車のガソリンタンクに火をつけられ焼死
⑤ キンケイド署長/ジェイドとジェシーの恋仲を引き裂くためジェシーの車に大麻を仕込む/車に隠れていた人形夫妻に釘を打ち込まれる/ナイフで刺殺
⑥ ラスさん/ジェイドとジェシーが簡易結婚式を挙げた教会の先客/実は新婚を装った強盗/ティファニーにお仕置きされる/天井のガラスが降り注ぎバラバラに
⑦ ダイアンさん/ラスさんの相棒/同上
⑧ デヴィッドさん/トラックにはねられミンチに
⑨ キャンピングカーのおじいさん/銃殺
⑩ キャンピングカーのおばあさん/銃殺
⑪ 墓堀りおじさん/チャールズ・リー・レイの事件の再調査のためお墓を掘り起こす係/銃殺
⑫ 刑事さん/人形夫妻の赤ちゃんに噛まれて死亡

【補足】
チャッキーをアンディに固執させることでシリーズを継続してきたドン・マンシーニ&デヴィッド・カーシュナーご両人でしたが、ここにきていったんアンディから離れチャッキーを主役に据えることを決断。 そしてこれが大正解。 
まあね、もうアンディには魂を移せませんし、ひどい目に遭わせるぐらいしか目的ありませんでしたし。 
天下のホラーアイコン・チャッキーを霞ませるぐらいキャラクターがたちまくっている、新キャラクター・ティファニーがとにかくすばらしい。 なんといっても、中身がハリウッドのずべ公番長 ジェニファー・ティリーさんですからね! 人間でも人形でもまったく変わらぬそのアバズレ感魅力を前に、ひれ伏す以外の選択肢などあるだろうか。(いや、ない)
人殺しに躊躇のないサイコパスっぷりと、普通のロマンティックな恋愛にあこがれる乙女心がごく自然に同居しているティファニー。
今回のチャッキーはひたすらティファニーに操られる傀儡であり、彼女を刺し殺すクライマックスにしても、勝ったのはチャッキーのように見えて実は勝った気になっているだけ。 本作を回していたのはティファニー、舞台の主役は花嫁なのであります!

【おまけ】
いろいろ吹っ切れたのか、シリーズ史上最大の遊び心・・もとい、偉大なホラー映画へのリスペクトも随所に登場。
ジェイソン
(クリスタルレイク周辺の先輩とテキサス方面の先輩)
ハロウィン
(10月31日限定の先輩と元祖ロリコン先輩)
他にも頭部を釘だらけにされた署長を見て「どっかで見たことあるな」とつぶやいたり、自虐ネタを放り込んだり、わりとやりたい放題です。 まぁ、ティファニーからして「フランケンシュタインの花嫁」ですからね。  ・・そういうの、きらいじゃないぜ!



第5作『チャイルド・プレイ/チャッキーの種』
チャイルドプレイ5

【一行あらすじ】
チャッキーが子煩悩になります。

【今回のチャッキー】
チャッキー 一家
(ほほえましく見えますが人殺しの算段をしています)

【主な登場人物】
■ ジェニファー・ティリーさん・・・代表作『バウンド』。 『ブロードウェイと銃弾』でオスカー助演女優賞ノミネート。 現在絶賛落ち目につき枕営業も辞さない覚悟。(※あくまで劇中の設定です)
■ レッドマン・・・人気ラッパー。 聖母マリアを題材にした作品で監督業に進出予定。 ジェニファーのファン。 枕営業対策としてパイプカット済。
■ ティファニーさん・・・前作ラストでチャッキーとの子を出産。 黒こげの体は新しく作り直され、現在ハリウッドでホラー映画に出演中。
■ グレン(グレンダ)・・・ティファニーが生んだ子ども。 生後すぐイギリス人に拾われ渡英。 腹話術の人形として見せもの小屋で働かされていたが、テレビで見た両親の姿を追い渡米。 複雑な環境のせいで二重人格が発生する。
■ チャッキー・・・ティファニーと仲良く作り直されてハリウッドデビューを果たしたM字ハゲ。 破天荒さが売りだったはずなのに、子どもの存在を知った瞬間父性を発揮させる意外性の宝庫。

【今回の設定】
「都市伝説」の映画化に出演しているチャッキーとティフはハリウッドのマペット技術を駆使して作られた最新式ドールなので魂は入っていないはずだけれど、ダンバラの心臓を持っていたグレンが「アデ~デュイ~」した瞬間あっさりカムバック。 復活の鍵はペンダントと呪文にあり。(それだけでいいともいう)  今回新たに日本製であることが判明← new! 1から3作目まではアメリカのプレイパルという企業の自社工場で作られていたはずだが、はたして・・・

【亡くなったみなさん】
① どこかの家のお父さん/グレンに刺されて落下死
② どこかの家のお母さん/グレンに襲われ転倒/頭を打って死亡
③ トニー・ガードナーさん/「チャイルド・プレイ」シリーズの特殊効果担当(※本人)/人形夫妻にワイヤーで首を斬られ死亡
④ ブリトニー・スピアーズ/人気歌手(※代役)/チャッキーの車に激突され死亡
⑤ ピート・ピーターズさん/パパラッチ/チャッキーの自慰を盗撮/グレンに驚いた拍子に硫酸の棚が倒れて顔面溶解
⑥ レッドマン/ジェニファーから妊娠を打ち明けられる/オレの子じゃない/怒ったティフに刺される/臓物ホカホカ
⑦ ジェニファーのマネージャーさん/人形夫妻に拘束されたジェニファーを助けにくる/チャッキーに火をつけられる/転落死
⑧ 身元不明その1/グレンダが殺してクローゼットに隠していた死体
⑨ 身元不明その2/グレンダが殺してクローゼットに隠していた死体
⑩ 身元不明その3/グレンダが以下同文
⑪ スタンさん/ジェニファーの運転手/ジェニファーを熱愛/チャッキーが投げたナイフからジェニファーをかばって死亡
⑫ ベビーシッターさん/ジェニファーが雇ったグレンダの乳母/退職を申し出て殴殺

【補足】
前作に続き今回も映画ネタ・業界ネタ・悪ノリのオンパレード、と思いきや本筋そのものは非常に真面目だったりします。 
人形夫妻のひとつぶだねの名前はグレンとグレンダで、史上最低の映画監督としてカルト的人気を誇るエド・ウッドのデビュー作のタイトルそのもの。 で、映画『グレンとグレンダ』の内容はというと、女装癖のある男性が自らの性区別に悩んだり世間の目におびえたりする物語であり、なんと狂言回しとして「人形遣い」という役まで出てくるのですから、これはもう完全に確信犯。 というか、ドン・マンシーニさんは『グレンとグレンダ』ありきで今回の脚本を書いたんじゃないかと思うレベル。 
両性具有の体も「人形だから」といえばそれまでですが、実はこれまた『グレンとグレンダ』にも登場する性同一性障害の男性と共通した身体的特徴であり、ブリトニー・スピアーズのそっくりさんを殺して「Oops!...I Did It Again」とさっぶいジョークをおみまいするチャッキーとの温度差がすごすぎて体調崩しそうです。
殺人を心から楽しむ狂った父親と、暴力に反対しながらもその依存から逃れられない母親の間でふたつの人格に引き裂かれるグレン(グレンダ)。 ショック症状に陥り失禁してしまうシーンや、受け入れられない現実に片目をけいれんさせるシーンなど、真剣に心が痛みました。 
子どもだけはまともに育ってほしいと願うティファニーや、ずっと魂を人間に移すことだけを願って暴れまわってきたチャッキーが人形としてのアイデンティティを確立するくだりなんかもすごいちゃんとしていて「オレはなにを観ているんだ・・・」という気持ちになるとかならないとか。いや、いい作品なんですけどね。
そういうときはアレだ、ピーピングトムならぬピート・ピーターズさんを活き活きと演じ、ドロドロに溶かされる巨匠 ジョン・ウォーターズ監督の姿でも観て、「わあ!バカホラーだ!」と景気づけしていただければよいのではないでしょうか。


第6作『チャイルド・プレイ/誕生の秘密』
チャイルドプレイ6

【一行あらすじ】
チャッキーが古い友人に会いに行きます。

【今回のチャッキー】
チャッキー 誕生の秘密
(サラサラヘアでパッチリおめめでずいぶんカワイイに寄せてきたものの拭いきれないコレジャナイ感)
Curse-of-Chucky-620x400.jpg
(M字ハゲになった瞬間漂う、実家でカレーをおかわりしているかのごとく安心感)

【主な登場人物】
■ ニカさん・・・古びた洋館で母親と暮らす若い女性。 生まれつきの障害で車いすが必要。
■ サラさん・・・ニカさんの母親。 ニカさんの人格を否定したり社会との関わりを絶っていたり、なかなかの情緒不安定。
■ バーブさん・・・ニカさんのお姉さん。 遺産の整理のため洋館を訪れる。
■ アリスちゃん・・・バーブさんの娘。 お人形さんだいすき。
■ ジルさん・・・バーブさんが雇っているベビーシッター。 ホットなギャル。
■ チャールズ・リー・レイさん・・・湖畔の絞殺魔
■ チャッキー・・・まあまあかわいげのない見た目なのに、出会う少年少女をことごとく虜にする不思議な人形。 夜抱いて寝てるアリス、度胸ありすぎだろ。

【今回の設定】
25年前、チャールズ・リー・レイはご近所さんだったサラさんに横恋慕しており、彼女を独り占めするため夫を殺害。 念願かなってサラさんを拉致監禁し、もうすぐ出産予定だったお腹の子どもともども自分の家族にするつもりだったものの、サラさんに通報され駆け付けた警察から逃れ飛び込んだおもちゃ屋で銃殺されてしまったのだった。 今回は昔の恨みを晴らすためチャッキーとしてカムバック。 確か前作終盤グレンに斧でバラバラにされていたはずですが、どうやって復活したのかとかそういう繊細な事項には触れない方針の模様。 いいんだよ、こまけえことは!

【亡くなったみなさん】
① サラさん/チャッキーにお腹を刺され死亡
② フランク神父/ニカの家と長いつきあいのある神父さん/チャッキーが殺鼠剤を盛ったチリを食べて意識朦朧/帰宅途中事故死
③ 車を運転していた人その1/フランク神父の車にぶつかり事故死
④ 車を運転していた人その2/その1の同乗者/事故死
⑤ ジルさん/チャッキーに水をかけられ感電/右目が焦げて死亡
⑥ バーブさん/チャッキーに左目を刺され死亡
⑦ イアンさん/バーブの夫/クソニート/チャッキーに斧であごを砕かれ死亡
⑧ スタントンさん/おまわりさん/神父さんを敬愛するいいおまわりかと思いきや、ジェニファーに頼まれ証拠品であるチャッキー人形を盗み出す/もちろん報酬の代わりに首を斬られ死亡
⑨ アリスのおばあさん/チャッキーにビニール袋をかぶせられ窒息死

【補足】
ティファニーやジェニファーの参加でじゃっかんオモシロ色が強まっていたシリーズを刷新すべく、お笑い要素を排除して原点回帰を目指した結果、シンプルな「人形こわいホラー」が出来上がりました。 
それだけではパンチが弱いので、久しぶりにブラッド・ドゥーリフ御自ら出演してもらいチャールズ・リー・レイの隠された過去を披露。 ニカのかあちゃんに固執していた新エピソードは、同時期につきあっていたいたはずのティファニーの存在フル無視状態で雑さを感じなくはないものの、1作目のオープニングにうまいこと繋がっているので、シリーズを見守り続けたファンにはうれしいご褒美だったのではないでしょうか。 
ジェニファー(中身はティファニー)がおまわりさんを買収してチャッキーを盗み出すくだりも、『チャッキーの花嫁』の「かぶせ」になっており、過去シリーズを安易に無かったことにはしないというマンシーニさんの誠実さがうかがえます。 あの人ぜったいいい人だわ。
あと、今回からブラッド・ドゥーリフさんの娘さんのフィオナ・ドゥーリフさんがヒロイン役で登場。
Nica_Pierce_as_Fiona_Dourif_in_Curse_of_Chucky.jpg
(おとうさんにクリソツ!!)
おとうさんの声を出す人形と娘さんが相見えるという誰得状態。 いや、誰が得をしているかなんて一目瞭然じゃないか・・ ドゥーリフ家だよ・・・!!

ニカさんとチャッキー人形との死闘はおまわりの介入で一旦ストップ。 おまわりが見たものは彼女の周りに累々と横たわる惨たらしい死体の数々ともの言わぬグッドガイ人形、ということで残念ながら逮捕されるニカさん。 裁判でも人形犯人説は通らず、有罪判決を受け強制入院させられることに。 法廷から退出する際、証拠品として置かれたチャッキーに「わたしは殺せなかっただろクソ人形!」と吐き捨てるニカさんは、精神が崩壊してしまっているようにも見え、なんとも無情な結末でした。

【思い出写真館】
エンドクレジット後にビッグなゲストが登場!!!
アンディ旧
(ちびっこだったアンディくんが)
アンディ新
(でっかくなっちゃった!!)

ジェニファー(ティファニー)に盗み出させた体を、いろんなところに送りつけていたらしきチャッキー。 昔のなじみはもれなくお届けされるらしく、アンディくんのもとにもやってきちゃいましたが、幼少期から苦労してきたアンディくんは万全の備えで返り討ち。 こんなん絶対アガるヤツやんけ。 
出てくれてありがとうアレックス・ヴィンセントさん。 出してくれてありがとうマンシーニさん。


第7作『チャイルド・プレイ 〜チャッキーの狂気病棟〜』
チャイルドプレイ7

【一行あらすじ】
チャッキーが増殖します。

【今回のチャッキー】
チャッキー3人
(Q:モノホンはどーれだ!)(A:全員チャッキー)

【主な登場人物】
■ ニカさん・・・生まれる前からチャールズ・リー・レイと縁があった若い女性。 殺人の罪を着せられハロゲート精神病棟に入院中。 4年間のセラピーによって、殺人人形は実在せず、自分の中にある憎悪や暴力衝動が生み出した幻覚である、という分析を受け入れつつある。 性に奔放なのか、初対面の入院患者・マイケルさんと出会って三秒で合体。 そんなキャラだったっけ・・・?
■ フォーリー医師・・・ニカさんの主治医。 催眠療法の名目で性的な悪さを働くゴミクズ医師。 ニカさんの治療にチャッキー人形を使うというバッドチョイスを披露。 おまえホンマに医師免許持ってんのか。
■ カルロスさん・・・ニカさん担当の看護師。 配偶者が多発性硬化症を患っており大金が必要。
■ アンディ・バークレーさん・・・チャッキーに見初められた最初の子ども。 すっかり大人になった今もチャッキーの呪縛から逃れられず、グーグルでアンディの過去を調べた恋人からも別れを切りだされてしまう。 きのどく。 完全武装された自宅の隠し金庫に、前作で撃ち殺したチャッキーの頭部を保管。
■ マデリンさん・・・精神を病み我が子を殺した過去を持つ入院患者。 病院に送られてきたチャッキー人形を亡くした我が子と信じ込み、母乳で子育てを始める。
■ ティファニーさん・・・見た目はオスカーノミネート女優ジェニファー・ティリー、中身は殺人人形ティファニー。 結婚、出産、子育てと、人生の節目節目でチャッキーと熱愛&殺し合いを繰り返してきたシリーズ繁栄の功労者。 何度目かの復縁を果たした今は、チャッキーの指示通りあちらこちらにグッドガイ人形を送りつける日々。 それでいいのかティファニー。 グレン(グレンダ)はどうした。
■ チャッキー・・・前回仕留め損ねたニカさんを狙ってハロゲート精神科病院に出没。 「ゆっくり殺してやる」のモットー通り、今回も回りくどいメンタル攻撃とダイレクトな物理攻撃でニカを追い詰めます。

【今回の設定】 
チャッキーは「アデ ボク デンベラ」という万能の呪文を手に入れた! 相手がもの言わぬ人形だろうと生きた人間だろうと関係なし! 秘密を伝えた相手とかダンバラの心臓とかめんどうな制約もなし! 唱えるだけで無限に魂が移せるよ! あと、足が不自由な人を歩かせることも出来ちゃうぞい!

【亡くなったみなさん】
① アンジェラさん/入院患者/統合失調症/手首を針金で切り裂かれ失血死
② クレアさん/入院患者/妄想性障害/殺人人形の存在を全否定し、なにもかもニカのせいだと決めつけ非難する/チャッキーに噛まれ真実を悟るも信じてもらえず、鎮静剤で体の自由を奪われたのちに落ちてきたガラスで頭部切断
③ マデリンさん/チャッキーの頭に枕を押しつけて窒息させる(我が子にやったのと同様)/罪を償うためチャッキー(我が子)に殺されることを希望/チャッキーに舌を抜かれ腕を突っ込まれ窒息死
④ カルロスさん/3体のチャッキーにドリルで突かれたりナイフで刺されたりして死亡
⑤ 病院の警備員さん/ティファニーに爪やすりで喉を斬られ死亡
⑥ フォーリー医師/覚醒したニカに頭部を踏みつぶされ死亡
⑦ アシュレイさん/看護師/殺伐とした病棟に嫌気がさし辞職を決意/病院から出る前にドリルで殺される
⑧ マルコムさん/入院患者/多重人格/別人格はマイケル/ドリルで目玉を刺され死亡

【補足】
悪役は父親、ヒロインは娘、と主要なところを親子で担い、すっかりドゥーリフ家のメシの種と化した『チャイルド・プレイ』シリーズ。 ちがうちがう。イヤミじゃない。 ドゥーリフ家やドン・マンシーニさんやデヴィッド・カーシュナーさんや特殊造形のトニー・ガードナーさんなどなど気心の知れたイツメンによるファミリービジネスだということが言いたいだけなんです。 そうなんです。 人生すなわちこれチャッキーなんです。(何がいいたいのかよくわからなくなってきた)
チャッキーのせいで受難の人生を送ってきたアンディさんがシリーズに本格復帰。 しかもアンディさんよりも以前からチャッキーに狙われていたニカさんと同じ舞台にあがるわティファニーも出てくるわで、派手なお祭りが繰り広げられるのかと期待していたのですが、蓋を開ければアンディもティファニーも出演はかなり少なめ。 やっと出てきたアンディは相変わらず詰めが甘く、終盤見せ場はあったもののかなり物足りない絡み方で残念でした。 
チャッキーに「アデ~ ボク~ デンベラ~」をおみまいされ、中身がおっさんになってしまったニカさんが、赤いハイヒールに赤いストール・黒のロングコートをまとい雪の中闊歩する姿はうっとりするほど優雅で、チャールズ・リー・レイのせいで車いすに縛り付けられていた人生がチャッキーによって自由になる展開の皮肉さを一瞬忘れるほど。 出所を待ち構えるティファニーとかわす熱いくちづけと、ふたりを乗せて爆音をあげ走り去る車もフィルムノワール調でクール。

本編とは関係ありませんが、看護師カルロスさんには同性の夫がいるという設定で、実は前作のバーブさんとジルさんも同性カップル(それをネタに脅されていた)でした。
『チャッキーの種』におけるグレンとグレンダの描写もそうですし、さらに遡れば、『チャッキーの花嫁』に登場するヒロインの友人デヴィッドもゲイで、そのことが本編に絡んでくるわけではなく、ヒロインと恋バナをしている時のHE・SHEだけで相手が同性であることを示すなど、ごく自然な恋愛の形として同性カップルを登場させ、当時に当事者の苦悩もきっちり盛り込むなど、めちゃくちゃちゃんとしているホラーフランチャイズなんですよね。 
やっぱり真面目でいい人たちなんだろうなぁ、チャイルド・プレイ・ファミリーは。 なんかっつったら人体破壊させるし、飛び出す臓物はいちいちホッカホカですけどね。 誰だよホラー好きを犯罪者予備軍みたいに言ってるの。 ホラーが人を殺すんじゃないんだ!人が人を殺すんだ!(※全米ライフル協会的理論)  

【思い出写真館】
前作から復帰したアンディに引き続き、今回は『チャイルド・プレイ2』でアンディくんと同じ家に里子に出され、唯一味方になってくれていた思春期少女カイルちゃんが再登場!
「誰だっけ・・・?」と思ったあなた! だいじょうぶ、わたしも「カイル・・・? 陸軍兵学校でアンディと乳繰り合ってた子・・?」と思いました。(そっちはクリス)

カイル旧
(可憐だったカイルちゃんが)
カイル新
(でっかくなっちゃった!!)

奮闘むなしくニカ(中身はチャッキー)によって隔離室に閉じ込められてしまうアンディ。 ニカはまんまと脱走し、病院に残されたアンディがまたもやすべての罪を着せられるのか・・とかなしい気持ちで突入したエンドクレジットのそのあと、アンディが自宅に監禁していたチャッキーヘッドに忍び寄る影。 「あたしと遊ばない?」デデーン!「お・・おまえはカイル・・?!」というチラ見せ具合で長年のファンの心をくすぐります。

と、いうことでオールスターキャストが勢ぞろいした感のある「チャイルド・プレイ」シリーズ。
次回はいよいよアンディとカイルが共同戦線を張り、お父さんの魂を宿した娘さん(フィオナ・ドゥーリフ)とジェニファー・ティリーが演じたティファニーの魂を宿したジェニファー・ティリーの悪女コンビに立ち向かうのだな・・・! と胸が高鳴りましたが、ご存じのとおりシリーズは一旦お休みになり、チャイルド・プレイ・ファミリーが誰も関わっていない新作が公開という運びで、なんつうか、ヤクザな業界ですね!
オリジナルシリーズの続きはテレビで作られる予定だそうなので、気長に待ちたいと思います。

_convert_20190713102747.jpg
(人に歴史あり)






はい、おしまいー!! 撤収ー!!!!

毎度のことながら長々とすみません。
要点だけおさえるつもりが「アレも外せない・これも重要」と、どんどんボリュームアップしてゆく傾向にあります。アガサです。 わりとブログ創世記からそんな感じです。
いつも読んでくださっているみなさま、たまたま検索していて通りがかったみなさま、最後までおつきあいいただきありがとうございました。

このまとめが、新作をご覧になるみなさん、もしくは「チャッキーってよく目にするけどくわしくはよくわからない」というみなさんにとって、なにがしかのプラスになればさいわいです。

それではみなさん! たのしい『チャイルド・プレイ』を!!





     ♪♪どちらのバナーでもどうぞご遠慮なく♪♪ →   にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ

 | HOME | Next »

※当ブログで使用しているイラスト等の著作権は、全てはアガサにありますので、転載、二次加工、再配布の際は一言ご連絡下さいませ。