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『ヘルレイザー/ヘルワールド』(シリーズ8作目)

2008年07月09日
redv00364_l_jacket1l3.jpg
こんなん出てきたっけなぁ・・・(多分出てない)


思い返せば2006年の11月から、足掛け2年で観続けて来た 『ヘルレイザー』シリーズ。
大晦日もピンヘッド。
お正月もピンヘッド。
そんな腐りきった充実した生活を送っていたアガサでしたが、行動範囲内のレンタル店にシリーズ7・8作目のみが無かった事から、随分長い間鑑賞続行を中断していたのでした。

ところがなんとこのたび、天下のWOWOWさまでその7・8作目のみを放送するという。

なんというアガサ・サービス企画!
受信料を払い続けてきてよかったなぁ!!

と言う訳で、めでたく鑑賞を再開したアガサだったのですが、こんな事なら観ないままでよかったかもね!! コンチキショウ!!ヾ(`Д´)ノ

あらすじ・・・
「ヘルワールド」と言う、謎のネットゲームにのめり込み、一人の青年が謎の死を遂げた。
彼の恋人や友人たちは、彼の死に釈然としない思いを抱きつつも、悲しみを乗り越え元の生活に戻ってゆくのであった。
ところで、彼の父親は何故かお葬式にも現れなかったのだが、まぁいっか。

2年が経ち、友人たちは彼の死をきっかけに卒業していた筈の「ヘルワールド」に、まんまと舞い戻っていた。
やっぱネトゲはオモロだもんね。
なんでも「ヘルワールド」では、なんだかよくわからない仕掛けを解くと、オフ会への招待状がゲット出来る祭りが開催されているらしい。
で、友人たちはルールはよくわからないけど適当に画面をクリックして、見事招待券をゲットした。
“特別オフ会”と言う名の「ヘルワールド」プレイ大会に参上した友人たちは、お酒を呑んでご機嫌だぜベイベー。
正体不明の主催者から、その会場の説明を受けたけど、正直話半分だったのでよくわからなかった事を補足しておこう。

ところで、友人グループを冷ややかな目で見つめる若者がいたのだが、そいつは彼の親友だった。
親友だった割には、あっさり「ヘルワールド」に再加熱していたらしい。
マブダチだった割には、会場でおにゃのこを引っ掛ける気満々だったらしい。
親友の死に関しては、何故かそんなに執着していないのかもしれない。
だけれども、友人グループに対しては不思議と侮蔑の眼差しがデフォなのだ。
ちょっと確認しておくが、お前何様だ?

“オフ会”と言えども、メインは「ヘルワールド(ゲーム)」会場の筈。
ところが、どいつもこいつも延々酒呑んでエロ活動に勤しんでいるだけなのが不思議でたまらないのだが、まぁそのうちゲーム自体も開始されるのだろう。
でないとこれは、ただの乱交パーティだ。
まさか、そんな訳ないよね。クリスタル湖じゃないんだから。

さて、いつまで経っても始まらない「ヘルワールド」に業を煮やしている間に、友人グループの一人が立ち入り禁止の部屋に入ってしまった。
すると、部屋の中には何故か拷問用の椅子があり、不可解な事に彼女は椅子に腰掛けてしまった。
すると、どこからか主催者が現れ、拷問装置をスタートさせてしまった。
どうでもいいが、もう少しフラグを立てるのは遠慮がちにすべきだと思う。
屋敷に着いた時から、最初の犠牲者はコイツだとまるわかりだ。

彼女を皮切りに、次々と謎の死を遂げてゆく友人グループ。
ところが何故か彼の恋人だったチェルシーと親友だったジェイクだけは、ちまちまとした悪夢を見せられるものの命までは奪われない。
現れては消えるピンヘッドと青年の幻影。
一体この屋敷で何が起きているのか?
訳ありな主催者の正体とは?
そして、青年の死の真相とは?!


まぁ・・・よくありがちですよね・・ にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ  謎が謎を呼ぶ・・・ってね・・アハハ・・

こんなもの! こうしてくれるわ!!

【あがさ は DVDぷれいやー をたたきこわした】

と言うのは冗談ですが、壊さないまでも、プレイヤーの中にレンズクリーナーの代わりに草加せんべいか何かを入れて、内部を醤油まみれにしてやりたいくらいの憤りを感じてしまったアガサ。
なんなのさ! これは一体なんの悪ふざけなのさ?!

クソ映画些か出来の悪い映画にありがちな、謎が謎のまま放置されっぱなしの脚本や、死に物狂いで逃げてる筈のヒロインのヘアーがどんな時でもサスーン☆クオリティなトコや、緊迫感の感じられない殺害シーンはいいとしよう。
いや、いくない!

・・・話が先に進まないよう (つд`)うぁぁぁぁん

これくらいのアラは、世にわんさか溢れかえっているホラー映画に於いては、なんら珍しくない現象であり、それくらいでちゃぶ台をひっくり返すような、器の小さい人間ではアガサはない。

し か し だ !
『ヘルレイザー』と言う名を正式に継ぐ映画に於いて、誇り高きセノバイトたちをただの殺人鬼にしてしまった事に関しては別だ。
これだけは絶対に赦されるべきでは無い! 断じて無い!!
ピンヘッド様が鎖フックも使わずに手斧で首チョンパしてくるとかって何?
ピン夫はそんな事をする為に、地獄の魔道士になったんじゃなくってよ!
彼らの使命とは、凡庸な人間どもに究極の快楽をご提供する事。
ただただストイックに“快楽=痛み”を追い求める姿・・・そこにシビれる!あこがれるゥ!

なんて憤って観ていたら、なんと夢オチだった と言うおはなしです。(←究極のネタバレ)

もうねぇ・・・ なんかもう疲れたよ・・・オレ・・OTL

要は、自分の息子がゲーム脳になって自殺したのを、友達のせいだと勝手に思い込んだ父ちゃんが、有り金はたいて屋敷を買い取ってその友達を招待し、一服持って皆殺し。という今回のヘルレイザー。
一服盛られたせいで皆が見る幻覚の中で、セノバイトさんたちも大暴れ。
それじゃあ昔からのファンが怒るだろうと言う事で、ラストに幻覚ではないリアルなセノバイトさんもちょっぴり登場。
と、恙無い編集で皆様のご機嫌を伺ってみましたとさ。
はいめでたしめでたし。(←投げやり)

実を言うと、冒頭に出てくる設定に関してだけは、少し興味を惹かれたりしました。
物語の舞台である世界で、若者たちが夢中になっているネットゲーム。
その内容は、
中世の玩具師マルシャンが作ったパズルボックスの謎を、解いた者のみが開ける事の出来る究極の快楽への扉。 プラス呼ばれて飛び出す地獄のセノバイト(ピンヘッド他数名)
と言う事で、私達が知っている『ヘルレイザー』そのままの世界観なのですね。
で、一応ゲームの中の作り話とされてはいるものの、一部の人はそれを実話だと信じており、乱交パーティーが行われる屋敷の設計主も、おっさんの説明によると他ならぬル・マルシャンその人なんだそうで。

まずアガサが興味をひかれたのは、この“ネット媒体”という点。
約20年前の第1作目では、デビー・ギブソンみたいなヒロインがケミカルウォッシュのジーンズを穿いて駆け回っていた『ヘルレイザー』シリーズなのに・・・。
その作中にまさか“インターネット”なんてハイカラな手段が登場しようとは・・・。
数年ぶりの最新刊で、いきなりカメラ付き携帯が出てきた『ガラスの仮面42巻』を読んだ時くらいの衝撃です。
ばあや、お茶を入れてくださる・・・?
そう、クイーンメリーがいいわね・・Σ((=д=ll§)))ガクガク
(←衝撃のあまり亜弓さんが憑依)

ガラかめ連載再開おめでとう!

話が逸れました。どうもすみません。
そしてもう一点は、私達が知っている「ヘルレイザー」を、登場人物も口にしているという、メタ・フクション的な面白さ。

この辺りの設定が、もう少し作品全体で活きていれば・・・。
そうすれば、ただのビデオ映画レベルの、ただのB級色溢れる、ただのちょっとしたティーン・ホラーと言う事でまかり通ったのではないかと思います。(←若干イヤミ)
ま、だからと言って 多くの謎がさっぱり解明されないまま という点は、どうにもならないんですけどね!

さて、そんなこんなで、結局クソ出来映えに大いに疑問が残る結果となってしまった本作。
何を隠そう、はた迷惑な復讐に燃える父ちゃん役は、ビショップことランス・ヘンリクセンが熱演しています。
顔のつくりがダグ・ブラットレイに若干似ている為、実はエリオット(※)もこいつだったんじゃないかとの誤解を招きかねないキャスティングが、確信犯的でステキです。
(※ピンヘッドの生前の名前)
ていうか、今回ここまでセノバイトがぞんざいに扱われてしまったのは、ランスさんを主役に持ってきてしまったせいなんじゃn(モゴモゴ

とりあえず、これで未見の新作が無くなった事に、無い胸を撫で下ろすアガサ。
オリジナルの1作目がリメイクされるとかされないとか言われていますが、手を出さない勇気も必要なんじゃないか、と一言物申して今回のレビューを終了させて頂きたいと思います。

最期に、(たぶんこれで見納めであろう)セノバイトの皆さんの勇姿をとくとご堪能下さい。hellworld.jpg
若干スリムになったピン夫と、やっつけ仕事的な佇まいがステキなチャタラーたん。(目隠ししてるヤツ・・誰だお前?)
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『ヘルレイザー/ワールド・オブ・ペイン』(シリーズ7作目)

2008年07月04日
ヘルレイザー7
お兄ちゃん、今回もフラれちゃったよ・・・。

毎晩シャンプーの度に、排水溝がJ・ホラーっぽくなるアガサです。こんにちは。
何を隠そう、人生最長ヘアーに挑戦中だったりしますので(※今までは基本ショートボブでした)、抜け毛の量が半端ないのです。
いや、本数は変わらないのかもしれませんが、一本一本が長いので総体的に見ると毛量がおおkこれオチが無いので省略しますね。

それにしても、夏前頃になるとにゃんこやわんこの皆さんの毛が生え変わる。と言うのはよく聞きますが、ヒト科の生き物も生態的特徴は同じなのでしょうか?
おしえて、えらいヒト!
あと、やっぱりわかめは食べるべき?(ドキドキ)
それはさておき、長らく鑑賞中断中だった 『ヘルレイザー』シリーズ の7作目をやっと観る事が出来ましたので、今回はそれのレビューなんぞアップしてみるぞなもし!!(←誰?)

2ch風あらすじ・・・
1 名無しのセノバイトさん
 また開いてしまったらしいパズルボックスについて、マターリ語り合いましょう。
2 名無しのセノバイトさん
 >>1さん乙!
3 名無しのセノバイトさん
 また開いたのか! いい加減施錠しる!!www
6 名無しのセノバイトさん
 エイミーたんはおれの嫁
8 名無しのセノバイトさん
 (;´Д`)エイミーたんハァハァ
14 名無しのセノバイトさん
 このシリーズって、まだやってたのな
 続けりゃいいっでもんでもねえだろww

15 名無しのセノバイトさん
 つ【男はつらいよ全48巻】
17 名無しのセノバイトさん
 >>14 涙目wwwwwwwwwwww
38 名無しのセノバイトさん
 中盤がミッドナイト・ミートトレインですね、わかります。
47 我こそはピンヘッドさん
 真面目に語ろうというヤツはいないのかこのスレは
131 名無しのセノバイトさん
 突撃記者のエイミーが、カルト集団に潜入捜査
 ↓
 ルーマニアに到着
 ↓
 アパートで死体ハケーン
 ↓
 証拠品を無断拝借
 ↓
 パズルボックス開ける
 ↓
 いつものハゲが出てくる
 ↓
 エイミーたんゾンビ化 (←いまここ)
 ↓
 カルト集団のボスが木っ端微塵
 ↓
 ハゲがエイミーたんに告白
 ↓
 エイミーたんあぼーん

135 名無しのセノバイトさん
>>131 ちょww おまwww
136 名無しのセノバイトさん
>>131 ネタバレ厨ワロスwwwww
138 名無しのセノバイトさん
>>131 ピンヘッド様に対してハゲとはけしからん
139 名無しのセノバイトさん
 ピンヘッドたんはハゲじゃないお(*´・ω・)
140 名無しのセノバイトさん
 もれは好きだけどな、ピンヘッド
145 名無しのセノバイトさん
>>138->>140 どうみても自演です。 ありがとうございました。
152 我こそはピンヘッドさん
 よおしわかった、この痛スレに貼り付いている低脳どもよ!
 今こそ我が力で究極の快楽へと導いてやろう!!
 己の肉体がただの破片と成り行く様を、しかと見るがよい!

153 名無しのセノバイトさん
>>152 通報しますた


おいおまいら! にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ ← ←いいな、絶対押すなよ! 絶対だぞ!

うそです。
よかったら押しておいて下さい。(←必死だなm9(^Д^)プギャー ww)

まず最初に、今まで一度も“2ちゃんねる”というものをご覧になった事がない方。
さっぱり判らない内容で、どうもすみません。
今日は雰囲気だけでも味わって帰って頂ければと・・。

では、本題に入る前に、今回はちょっと過去の『ヘルレイザー』についてお触り・・じゃなかった、おさらいをしておこうと思います。
何故なら、このシリーズ7作目は完全に、過去の流れを把握している人向けに作られていたからなんですねぇ、困った事に。
まったく・・・ いきなり7作目から放送するなんて、前6作を観ていない人にどうしろって言うのさ!
WOWOWさんは、相変わらずツメが甘いなぁ!(※先日パート7と8だけを単独放送していた。それはそれで英断だとは思う。)

【ヘルレイザー用語説明】
パズルボックス・・・表面を指でなぞると、中からセノバイト(とフックの付いた鎖)が飛び出す仕組み。
セノバイト・・・究極の快楽=痛い事 をモットーとする、地獄の勧誘集団。
ピンヘッド・・・セノバイトのリーダーでハゲ。
チャタラー・・・セノバイトのメンバーで歯並びに自身アリ。
玩具屋・・・18世紀頃、悪魔の誘いにのり、パズルボックスを作ってしまった張本人。その末裔たちは、各世紀でその都度ピンヘッドと対決。

【ピンヘッド・行動パターン説明】
1. 勧誘の為、パズルボックスをいたるところでちらつかせる  
  おにゃのこが開ける → あわよくば付き合いたいと思う
  悪党が開ける → 即刻フック責め
  見込みがありそうな小悪党が開ける → ネチネチと悪夢責め
2. 飽きてきたら全員あの世に勧誘する

まぁ、こんな感じでしょうか。

で、これらを踏まえて今回の『ワールド・オブ・ペイン』なのですが、これが実に面白かった!!

我らがピンヘッドさまは物語の後半まで全く登場せず、主人公・エイミーが“エンドレスな悪夢ワールド”を彷徨う様が延々描かれるのですが、これがなかなかいい悪夢なのです。
幼児の頃、実父から性的虐待を受けていたエイミーは、常に夢の中で当時の記憶に苦しめられていました。
そんな中、たまたま手に入れたパズルボックスを開けてしまった事から、悪夢レベルはさらにスケールアップ。
おぞましい実父の姿と、刃物を持った謎の黒い影、死んだはずの人間を生き返らせるカルト集団の謎・・・。
エイミーを襲う様々な悪夢は、果たして幻影なのか、それとも現実なのか・・・?
そんなめくるめく映像を観ながら、夢オチかと思う度に新たな現実っぽいシーンに放り込まれて、心は完全にエイミーと同化してしまう観客たち。(←つまりアガサの事)

いいじゃないですか! いいじゃないですか!!
前作(パート6)前々作(パート5)も、今回のとかなり似た感じに幻想世界を堂々巡りしていましたが、今回の悪夢は過去のそれらにも増して、ビジュアルセンスも素晴らしい。
地下鉄の構内に佇む、ビニールコートの少女。
足元にはドス黒い血だまり。
アンダーグラウンドの情報をすべて把握していると言うチンピラが根城にしているのは、地下鉄車両の最後尾。
一両丸ごと、淫靡で悪魔的で尚且つ魅力的に彩られた車両は、文字通りミッドナイト・ミートトレイン。

所詮ビデオ映画でしょ? なんて舐めてかかったら火傷すんぜ!こんちくしょう!
と言うくらい、不気味な魅力に満ち溢れた不条理ワールドを、しっかり堪能したアガサだったのでした。

ただし、ピンヘッドが出て来る迄でしたけどね。

思い返してみれば記念すべき第1作目の時点から既に、美少女には目がなかったピン夫。
自分の好みを見つけると、まずは外堀から生めるタイプのピン夫は、パズルボックスを使ってちまちま気を惹く作戦。
ま、大概こっぴどくフラレるのですが。

で今回も、アンジェリーナ・ジョリーとアシュレイ・ジャッドを足して2で割った様な美女・エイミーに目をつけたピン夫は、丁度パズルボックスの謎を解こうとしていた宿命のライバル・玩具屋(の子孫)ウィンターとの揉め事に、エイミーを巻き込む事を決意。
ウィンターが行っていた怪しげな儀式でエイミーを釣り、まんまとパズルボックスを開かせる事に成功します。
そしてその後は、
箱さえ開ければもうこっちのモノ とばかりに、エイミーの周りをストーキング。
助けて欲しくばオレのモノになれ とばかりに、ストレートかつ強引なプロポーズ。
で、ちょっとエイミーが引き気味になったら、いやいやいや、ぼくが仕組んだんとちゃいますよ?ぼく通りかかっただけですやん? とばかりに低姿勢な地獄の魔道士。

・・おれ、ちょっと泣けてきた・゚・(ノД`;)・゚・

ルーマニアくんだりまで行ったのにね。
これでも割と控えめな求愛だったのにね。
あと一歩という所で、愛しのエイミーに拒絶(※あんたのモノになるくらいなら死んだ方がマシ・状態)され、失意のまま地獄に強制送還されるピン夫の姿は、色んな意味で号泣必至です。

と言う訳で《緊 急 募 集》
ピンヘッドさん(職業・魔道士)と今年のクリスマスをご一緒してくれる、ステキな女性を大募集いたします。
年齢・所在地は問いません。
職業柄、ピンヘッドさんがどこでも駆けつけます。
とりあえず、もし身近な所で金細工の施してある正方形の木箱を見つけられましたら、下部の表示に従ってゆっくりお開け頂ければ、と。
ごく稀にフックが飛んでくる事もありますが、その際はご縁がなかったと言う事で、なにとぞご了承下さい。


まぁ、うそですよ・・うそですけどね・・。

そんなピン夫の切ない恋模様も垣間見れる 『ヘルレイザー/ワールド・オブ・ペイン』 。
タイトルのペインはきっと、ピン夫の破れた心の痛みだと思ったアガサだったのでした。(←恐らく違う)

いやぁ、それにしてもいよいよあと1本で、『ヘルレイザー』シリーズ制覇という事になりますが、今からドキドキが止まりませんねぇ。
正直、もっと違った種類のドキドキが欲s(モゴモゴ)
ホラチャまでに感想があげられますように・・・☆
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『ミスト』

2008年05月19日
ミスト
困った時だけ頼まれてもなぁ~・・・それにオレ、そんな事言ってないし。と、申しております。

ご機嫌いかがですか、アガサです。
改めて言うほどのことではありませんが、大好きな作家はスティーヴン・キングです。
高校の時に読んだ 『シャイニング』 以降、どっぷりとキング・ワールドにはまってしまい、夢はキャッスルロックに移り住む事でした。(「ニードフル・シングス」のラストは泣けたなぁ><)

で、先日非ホラーの友人と話をしている時に 『ミスト』 の話題になったので、
実は私、キング好きなんだ~♪」
と言ってみましたら
「だと思った」
と返されました。

そっか・・・、 オレ・・意外とイメージ確立してたのな! 

そんなアガサですが、実は流行に乗っかって「世界の中心で、愛をさけぶ(小学館刊)」を手にとってみた事もあるのですよ。
でまぁ、開いた瞬間、あまりの行間の広さにひっくり返りそうになった訳ですが。(で、その後あまりの内容の薄さにまたもやひっくり返りそうに)

と言う事で、今回はそんなキングの最新映画化作品 『ミスト』 のレビューです。
あらかじめお断りしておきますが、
完全ネタバレとなっております。(隠した上でのレビューは不可能でした><)
鑑賞前の方、ネタバラされちゃったら困る方は、どうぞこの辺でお控えなすってくだせぇまし。


あらすじ・・・
以前から薄々感ずいてはおったんですな。
またあの“アメリカ軍”の奴らが、なんらかの悪巧みをしているらしいって事は。
あいつらは、通常身を置いている“3次元”の他に、“異次元”というモノがあると嗅ぎ付け、さらにそこを何とか利用しようと監視し続けていたようなんですな。
しかし、折からの異常気象から発生した嵐で、その軍施設が損壊。
厚い濃霧と共に、異次元世界から溢れ出した異形のモノたちは、街へと流れ込んでしまったんですな。

ぼく?
ぼくはなんもしませんよ?
だってぼくにどうにか出来る問題でもないし、そもそもあいつらが勝手に始めた事ですやん。

その頃、スーパーに買出しに来ていた住民たちも、濃霧の異質さに感づき始めておったようで。
ただの異常気象と言う者、超常現象だと言う者。
疑り深い者たちは、徐々に出始めた犠牲者から目を背け、ひたすらに
「霧はやがて引き、助けが来るに違いない」
と繰り返すんですが、現実的な者たちは実際に壁の外で蠢くモノたちに対抗する術を模索し始めておったようで。
衝突する2つのグループ。
そのグループを遠巻きに見つめる人々。
その中間にあの女はおりました。

狂ったように「神」の名を口にし、全ては「神の御業」だと唱え始めたあの女。
ぼくも最初は、そんなあの女の事を悪くは思わなんだんですな。
まぁ、こういう一連の事ってのは、ある意味「神」の御業なんかもしれませんし、動揺する住民に対してあの女が説いて聞かせる事で、なにか彼らの心の平安に結びつくものがあるかもしれまへん。
その為に「神」の名を出す事は、そんなに悪い事とは思わんのんですな、ぼくは。
しかし、あの女は徐々にエスカレートしていったんですわ。
ま、こういう状況下ではよくあるパターンですけどね。

たまたま聖書の黙示録に書いてあった記述に、似通ったトコがあったのも悪かった。
たまたま店に侵入してきた異形のモノが、あの女を襲わずスルーしたのも悪かった。
普通に考えれば当然の結果しか出さなかった一部の者による脱出計画(つまり死者続出だった)も、あの女の予言通りとみなされてしもて。
状況は益々悪化の一途を辿り、スーパーから出る事が出来ない住民たちは、ついにあの女の説に心酔していくようになりましたんですわ。

そして、そんな「あの女の神」に嫌気が差した数人のグループは、一か八かの賭けに出まして。
身近に停めた車に、乗れる人数だけ飛び乗り、とりあえずどこか行けるトコまで行ってみよう
という大作戦ですな。
ま、それもそれでぼくはあかんとは思いませんし。
人生を決めるのは「神」と違います。 彼ら自身の選択やからです。
でも、あの女はそんな彼らを赦しませんでした。
すでにあの女こそが「神」の代弁者であり、彼女を信じる者たちにとっての「神」だったからですな。
あの女は、脱出を計る彼らの中の幼い息子を生贄にする事こそが、霧の中にいるモノたちを鎮める鍵だと言いよったんですわ。
それが「神」の意向やと。

いやいや奥さん、ちょっと待ったって!
ぼくそないな事言ってへんよコレ!正味の話!


なんですな、基本的にぼくのスタンスっちゅーのは、死に行く者たちの魂を救済する事をモットーとしとりまして、もちろん死んだあとのフォローも厭いまへん。
でも、その為に生贄を出せやなんて言うてませんやん。
てか、出されても困りますやん。

自己犠牲や殉教は、正直偉い事やと思いますよ。
自分に酔ってる感も否めませんけど、そこには「他人を助けたい」という愛があるやないですか。
でも、生贄となると話が全然ちゃいますよ。
そこには「自分たちだけは助かりたい」という身勝手な思いしかないですもん。

そんなぼくの動揺(というか憤慨)を察知したのか、その直後、脱出グループの中の一人があの女を撃ち殺しまして。
あの女はしかし、心のどこかでホッとしてたんと違いますかねぇ。
つまりあの女は、ある意味“殉教者”になれた訳ですやんか。
ま、せやからって、聖人リストに載せたりはしませんけどね!

一方脱出グループの連中は、数人の犠牲者を出しつつもなんとか車まで辿り着き、これみよがしにスーパーのスレスレ前を通って脱出しておりました。
自分たちの選択を見せ付ける事で、スーパーの連中にもなんらかの再考を促せたかったんかもしれませんが、なんやちょっとアレですな、若干嫌がらせに見えなくもないですな。
「おれたち逃げちゃうぜ~ イエイイエイ!」
って空気を感じなくも無いですやん。
友達少ないんと違いますか、この子ら。

で、彼らも心のどこかで、「神」を信じて、「神」に望みをかけてた節があったんと違いますかねぇ。
だからこそ、走れる限り車を走らせたんやけど、晴れる事の無い霧の中、ガソリンも尽きて周りから不気味な咆哮が聞こえて・・・。
全ての希望を失った彼らが最後に選択したんは、ぼくが一番嫌いなアレですわ。
「あの世でみんなで幸せになろう!」
ってアレです。
ホントねぇ、ぶっちゃけ、ぼくアレが大嫌いなんですよ。
なんて言うか、逃げですやん・・・完全に。
何故ベストを尽くさない?! って思いません?

ほら、そんな事言うてるうちに、案の定聞こえてきましたやん・・・。
住民たちの救出に向かう援軍の足音が・・・。

・・・もうねぇ、なんかぼく正直今回、全然彼らを救済する気が沸きませんわ。
ぼくそんなに、物分りのいい神と違いますよ?


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原作のオチとは違う、“衝撃のラスト”が評判の本作。
衝撃とな。
確かにこれは衝撃だぜ!

てか、こんなラストを考え付くだなんて、
ダラボン、お前正気か?

考えうる限りの最悪のオチをどうぞ! という大喜利があったら、間違いなくダントツ優勝なんじゃないでしょうか。
それくらいの衝撃。 それくらいの絶望。
もうダラボンなんておっちゃんはねぇ、ししとうを食べた時全部辛いヤツに当たればいいんですよ!
それか、皆でキャラメルコーンを食べてる時たまたまトイレに行って返ってきたら、豆しか残ってなければいいんですよ!
それくらいの八つ当たり気分。

しかし、そんな最悪のオチがあるからこそ、この作品が間違いなく後世に語り継がれる傑作になったであろう事もまた事実・・・。

誰かを守るため(この作品で言えば「息子を守るため」)に何かをすると言うのは、結局エゴの塊でしかないのでしょうか。
しかし、同じように我が子を救う為に、単身スーパーを後にしたとある母親は、無事に子供たちと共に救出されたのがラストで明らかになります。
では、同じようにただひたすら、我が子を怪物から守りたかったこの母親と、主人公の父親とは何が違ったのでしょう?
それは、目の前に広がる絶望にのまれるか、最後まで乗り越えようと頑張れるかどうか?なのではないでしょうか。

先日 『アイ・アム・レジェンド』 のレビューでも書きましたが、アガサは一人では生き残りたくない派です。
でもそれは、全て出来る事をやり尽くした後の話。
早々に生きる事を諦めるつもりは、毛頭ありません。
そこに愛する者の命(や未来)が懸かっているのなら尚更、最後の最後まで希望も夢も捨てたくはない。
なんとか助かる道を探したい。
その為になら、リプリーにでもサラ・コナーにでもなってやんよ!おう!こんにゃろー!!

ですから、本作のラストで主人公が選んだ道は、到底納得のいく選択ではありませんし、受け入れがたい事です。
でも、受け入れざるを得ない。
人間とは、そういう生き物だから。
「ぼくを怪物に殺させないで」 と言う息子との約束を果たす方法が、これしかなかったのだと、彼がそう思ったのだから仕方ない。

彼はその時、脱出グループ全体にとっての父親だったような気がします。
彼がハンドルをきって走り出した車の中は、奇しくも一般的な家族に似て形成されていました。
おじいちゃん、おばちゃん、おかあさん、おとうさん、そしてぼく。
一家の行く末を決めるのは、いつの世も(そして大体の場合)父親であり、父親の選択は絶対なのです。(たぶん)
もしかしたら、おばあちゃん(聡明な老教師)辺りは、自殺と言う選択に疑問を持っていたかもしれません。
果たしてその道以外ないのか?と。
しかし、家長が決めた道は全員の意思との暗黙の了解があり、諦めに似た気持ちでそれを受け入れたのではないでしょうか。
もしもおばあちゃん一人だったら、ガソリンが切れたくらいで自殺は選ばないと思いました。(それくらいハンサムな女教師だったのです)

ダラボンさんがこのラストに込めた思いは、もっと複雑なモノなのかもしれません。
しかし、キリスト教がらみの事はよくわかりませんし、私は単純に
「希望は最期まで、その胸の中にとっておけ!」
という事なのかなぁ・・と思いました。
あと、神様はやっぱりいないんだなぁ・・と。 (←それは違うか?)

観終わった後、アガサがみぞおち辺りにズドーンと重いモノを感じながら劇場の外に出ると、そこは非常に穏やかな、うららかな昼下がりでした。
さっきまで厚い霧と絶望に包まれていた体に、容赦なく降り注ぐ優しい空気に、なぜかとても腹が立ちました。
主人公の父親と、彼がとった選択の犠牲者の事を思うと、彼らが戻る事の出来なかった暖かい日差しを許せなかったのです。
それくらいの八つ当たり気分。

凹みたい方は必見ですし、あまり凹みたくない方も後学の為に一度ご覧頂きたい。
それくらい“見逃すと勿体無い”、素晴らしい作品でした。
・・・ええとそれから、もし八つ当たりしたくなっても、アガサには当たらない下さいね><
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『ウルフクリーク 猟奇殺人谷』

2008年03月09日
ウルフ
全てが裏目に出るヒロイン・誕生秘話。(イヤな秘話だなぁ)

昨日のホラーチャットにご参加下さった皆様、いつもながら感謝感謝でございました!
なんと終了時間が早朝4時と言う、年齢を感じさせないアンチエイジングなチャットになってしまった訳なのですが、皆様のお加減はいかがでしょうか?
かく言うアガサは、近々我が家が改装予定の為、朝8時半からフル稼働で家具の大移動に奮闘しておりました。
ええ、ええ、一日中働かされましたとも。
そらもう、馬車馬の様にね!


ま、そんな愚痴はさておき、そんなホラチャに最後まで参加下さったwataruさんに、先日からお借りしている輸入モノをついに鑑賞いたしましたので、取り急ぎレビューなど。

題して、wataruさん☆いいモノ貸して下さってありがとう特集・第1弾。
オーストラリアン・ホラー 『WOLF CREEK』 の始まり始まり~!

あらすじ・・・
① 「中古車買って、国立公園に行くぞー!」
② 「アイツ、絶対あんたに気があるわよ」 「やだぁうそうそ」
③ 「はい、呑んで呑んで~騒いで騒いで~」
④ 「よっしゃ!国立公園へレッツらゴー!」
⑤ 「それはそうと、オレの友達リアルUFO見た事あんだってさ」「へえー」
⑥ 「あんた達、付き合っちゃいなYO!」 「えぇ~?(テレテレ)」
⑦ 「ようよう姉ちゃん、いいケツしてんな」 「すみません、勘弁してください」
⑧ 「なにはともあれ、国立公園到着~」
⑨ 「ハイ王♪ ハイ王♪」(※ハイキング)
⑩ 「あのさぁ・・・おれら、付き合っちゃう?」 「・・うん・・///」
⑪ 「アレ?腕時計が止まってら」 「あたいのも」 「えマヂで?」
⑫ 「アレ?車のエンジンもかからないや」 「えマヂで?」
⑬ 「車中泊けってーい♪」
⑭ 「これこれお前さんがた、どうしなすったんぢゃ」 「かくかくしかじか」
⑮ 「んぢゃ、おっちゃんトコ来るか?」 「タダなら行く♪」
⑯ 「この水うめぇど~」 「タダなら飲む♪」
⑰ 「ところでおじさん、ご職業は?」 「そいつは言えねぇなぁ。それはさておきお前コロス

お前コロス・・・

お前コロス・・・

コロ・・・

・・

ちょw えぇw


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何故セリフ形式であらすじを書いてしまったのか、自分でもわかりません・・・。
これだけでストーリーが判った方は、相当だと思います。(相当なに?)
ま、それはともかく。

もう少し判りやすくあらすじを解説いたしますと、
ウルフ・クリークという国立公園にはるばるやって来た、イギリス女性2人とオーストラリア男性一人。
仲良く旅を続けつつ友達以上恋人未満状態からの脱却に成功するも、磁場の悪さで車が故障し、人の良さそうな地元住民に助けられるも、実はそいつが生粋のガイキチでどんどこしょ。

と言う、とてもストレートな本作。
なんでも実際に、オーストラリアでは年間3万人もの人が行方不明となり、そのうち10%は発見されないらしく、この作品もそんなリアルに怖いオージー事情に基づき作られているようです。

つまりアレか・・・
テキサス、スロバキア、そしてオーストラリアって訳か・・・。
(何の事か判らないお友達は、おうちの人に聞いてみよう!)
気軽に旅できる国は、もはや存在しないと言う事なのでしょうか。
ま、日本も充分危険ですし。

それにしても、アメリカといいオーストラリアといい、人っ子一人いない壮大な荒地と言うのは実に恐怖ですよね。
助けを呼ぼうにもどうすればいいかわからない。
逃げ出そうにも車が無いとどうにもならない。
勿論携帯の電波も届かない。
そんな僻地の恐怖が、一見普通のガイキチおじさんによってさらに増長され、非力な若者に襲い掛かる。

こういう、オーバーではない正味の話は本当に怖いですね。
よいこのみんなは、ぜったい大陸横断なんかしちゃダメだよ!!(ふぉんださん、YOUはとってもツイてたんだぜ?)

とにかくとことんリアルさを追求している(と思われる)本作。
ガイキチおやぢの風体もリアル、甚振り方もリアル、と来たらなんと、対抗する若者側の行動もとてもリアルだったのには感心してしまいました。

3人組の中で一番冷静なタイプだったリズが、最初に監禁場所からの脱出に成功するのですが、彼女のその後の行動が実にリアル。

同じく監禁されていた仲間を発見するが、とりあえず物陰から見守る。 まずは縄を外してあげようよ!縄ファースト!!
機会を見計らっておっさんを射撃。 超至近距離なのにハズす
一応かすり傷を負って倒れたおっさんにとどめを刺す。 銃の台座で背肉をペチペチ叩く
車の鍵をことごとく忘れる。 何故基本差しっ放しと思う?
逃走用の大事なトラックを、おっさんを撒くカモフラージュの為にぶっ壊す。 何故それに乗って逃げない?
追いかけてきたおっさんが乗り捨てていったトラックは、鍵が見つからなかったのでそのまま放置する。 ぶっ壊すならソッチだと思うよ?
折角逃げ出してきたおっさんの秘密基地に、代車を探す為だけに逆戻り。 戻りたい症候群(←適当に命名)
おっさんの隠れ家で、ちょっとウロウロ。 休憩する前に車の鍵探そうよ!鍵ファースト!! などなど・・・。

やる事成す事ぜーんぶ裏目だNE☆

お陰でこの後リズは、「ホステル」並みの散々な目に合わされるのですが、・・・ま、仕方ないよね!(←暴言)

あまりにハズしっぱなしのリズの行動は、リアルどころかイライラしっぱなしなのですが、冷静に考えてみれば、こんな超異常な状況に放り込まれたらこのリズの行動くらいが関の山なのかもしれません。
逆に、これらの窮地をあまりに上手くかわし続けたりしたならば、実はヒロインと殺人鬼のおっさんは多重人格で同一人物だったのら~♪(※反転)という、 『ハイテンション』 並みのオチになりかねませんので、これはこれでよいのです。
いちいちイラつきますが、きっとそれでよいのです。

現実という無慈悲な事実。 
本当の恐怖の前には、ヒーローもヒロインもいない。
という、救いの無いメッセージがひしひしと伝わる、非常に怖ろしい作品でした。

本作も、是非日本版を出して貰いたい一本ですね!
wataruさんありがとうございました! 堪能させて頂きましたぜ
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『BLACK SHEEP』 (日本未公開)

2008年02月28日
ブラックシーップ
羊人間とバイオ羊の禁断の愛・・・。 ま!いとこみたいなもんか!

さて、アカデミー賞も無事終わり、ずっとお預け状態だった 『BLACK SHEEP』 を念願叶って鑑賞させて頂いた訳なのですが・・・

・・・そっかこれ英語かぁ・・

そりゃそうだよなぁ・・・orz

うっかりすっかり忘れていました。原語鑑賞だと言う事を。
なにせ輸入版(日本未上陸作品)ですので、言葉は英語。
字幕も英語かスペイン語しか付いていないんですねぇ。
なんとか、英語字幕と辞書を片手に鑑賞しましたが、ホントのところは正直わかりません。
とんだ思い違いをしていない事を祈りつつ、アガサ解釈版あらすじを・・・
※ネタバレしてます

ぼくヘンリー。
ぼくの父ちゃんはニュージーランド一の羊飼いで、ぼくも大きくなったら父ちゃんみたいなカッコイイ牧場経営者になるんだい!
と、思っていたんだけど、そんなぼくの夢をこころよく思わないお兄ちゃん・アンガスが、ある日ぼくにとんでもない嫌がらせを仕掛けてきたんだ。
なんと、ぼくが超可愛がっていた子羊のダドリーを捌いて吊るし上げ、その皮を自ら被ってぼくを追い回したんだ。ね!鬼畜でしょ?!

怯えてうずくまるぼくと、調子に乗るアンガス。
その時、マックおばちゃんがぼくらを探してやってくる声が聞こえた!
ああ助けて!おばちゃん! ぼく、このままじゃあトラウマ確定になっちゃ・・
おばちゃん 「お前たちよくお聞き。今、お父さんが事故に遭って亡くなってしまったそうだよ」

え゛え゛――――っ!
「お父さんが事故」とはなんたるサプライズっておばちゃんその前に何かつっこむトコないか?
血の滴る羊の生皮を被りおどけるアンガスを華麗にスルーして、とびっきりの訃報のみを届けてくれたマックおばちゃん・・・ありがとう・・。
あなたのお陰で、今では立派な羊恐怖症のぼくです。


という訳で15年後、ぼくは事件以来一度も近寄らなかった牧場に、久しぶりに帰郷した。
牧場を引き継ぎ最新鋭の養羊に取り組んでいるアンガスに、牧場に関してぼくが持つ全ての権利を譲渡する為だ。
何やら怪しげなバイオ羊の開発に、全精力を捧げているらしいアンガス。
しかし、羊を見るだけで眩暈がするぼくには何のかかわりも無い事だ。
そう思っていた・・・。
あの美しい彼女がぼくの前に現れるまでは・・・。
そして、羊たちが草食主義を撤回するのを目の当たりにするまでは・・・。


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もこもこした白い塊が、草原を横切り丘を越え、柵を蹴倒し大集合。
その口には赤い液体が・・・。
そう、それは血。 人間のフレッシュな赤血球・・・。
かわええのう(*´∇`*) きょうてえのう(*゚∀゚*)

日本未公開ながら、各方面で話題の牧羊スプラッター 『BLACK SHEEP』(通称黒羊)。
見所は、羊が人間をもっちゃりもっちゃり食する姿。
5万頭の羊が丘を越え、雪崩の様に押し寄せてくる姿。
あとは、80年代の息吹を感じる羊人間の造形。
そんなトコでしょうか。

この作品には、過去のホラー(スプラッター)にオマージュを捧げたシーンも多く、
動物愛護団体の暴走により、感染が一気に広がる(28日後・・・)序盤のシーンや、
逃げ込んだ家の周りを羊にグルリと囲まれて身動きが取れなかったり(ナイト・オブ・ザ・リビングデッド)、
凶悪羊の群れの中を横断する為に、ムートンクッションを被って羊のフリをしたり(ショーン・オブ・ザ・デッド)、
草刈機ならぬプロペラで羊人間を粉砕(ブレインデッド)したり、
他にも、凶悪羊に噛まれた人間は羊人間へと変貌を遂げるのですが、その変身シーンが『ハウリング』みたいだったり、身内が感染すると言うお約束シーンもあったり、と、要所要所に作り手のホラー愛とサービス精神をヒシヒシと感じます。

ゴア描写が程よく配分されているのも高評価。
モッフモフの羊たんが、人間のお腹を食いちぎり腸を引っ張り出す様にお目にかかれる日が来るだなんて、一体誰が想像し得ただろうか、なあ諸君!(※普通は誰も想像しない)
明らかにパペット状(中に手が入っている)の羊頭が、あちこちで喉笛を引き裂く様。
壮大な大自然をバックに、人の残骸をパクつくモノホンのエキストラ羊たん。
それにしても、羊たんって草食でしょうに・・・、撮影時って一体何を喰わされていたのでしょうかねぇ。
ちょっぴり気になったりなんかして

冒頭のトラウマ発生シーンがきちんと活かされているラストのくだりも、映画としてとても真面目に作られている印象を受けました。
意外とシリアス作品やなんかを撮っても、イケる口なんじゃないでしょうかねぇ、この監督さん。

で、本作の魅力は粒揃いなキャラクターたちにもあり、
羊恐怖症でパニックに陥るヘンリーに、何かとスピリチュアルなカウンセリングを施してくれる、動物愛護団体の美人活動家・エクスペリエンスさん(ミラ・ソルヴィーノ似)や、
同じく活動家のメンバーで、羊に噛まれ感染してしまう小汚いヒッピー・グラント(ヴァンサン・カッセル似)さん、
田舎風臓物料理が大好きで、特技は暴走運転の家政婦(親戚?)・マックさん、
自称天才科学者のメガネっ子・ラッシュさんなど、クスっと笑えるオモシロ人間が勢ぞろい。

中でも一番魅力的なのが、主人公の兄・アンガス(ブルキャン似)。
優秀な弟にコンプレックスを感じていたらしいアンガスは、羊の生皮を被ったりして羊嫌いなのかと思っていたら、彼は彼で羊に並々ならぬ愛情を抱いていたご様子。
農場の近代化を目指し、新種羊の研究に尽力していたアンガスはバイオ羊の開発に行き着き、その遺伝子操作に自分のDNAを使用してしまうのです。
ってお兄ちゃん、さては自分大好き人間だね?

いや、ここがアガサの英語力の限界点でもありまして、実はこの告白のシーンに至る直前、アンガスが下半身丸出しで、バイオ羊といい雰囲気を醸し出しているシーンがあったのですよ。(!)
で、現場に踏み込んだ弟から
「兄ちゃんなんやとんねん!」
と至極ごもっともなツッコミを食らい、バイオ羊誕生秘話に言及するのですが、
「この子(バイオ羊)は俺たちの家族も同然でなんちゃら」とか「スパムがどうとか」言っていたので、純粋に遺伝子操作にDNAを使っただけなのか、それとも実質的に契りを結んだ(キャー><)事で血が混ざったという事なのか、ちょっとアガサの英語力では判別不能だったのです。

まぁ、もしかすると両方なのかもしれませんね。
なにはともあれ、バイオ羊とツーショット時の、アンガスのこざっぱりとした表情といったら・・・
完全に大人の階段を登った漢(おとこ)の顔をしていましたよ・・・。(ってオイ!∑(*`□´* )
(※ナニの直接的なシーンはありませんのでご安心を)

ちなみにお兄ちゃん、途中で羊に噛まれてしまい羊人間へと変身してしまうのですが、バイオ羊の羊水が治療薬だった事が判り、無事人間へと戻されます。
ところが、羊への愛に完全に開眼してしまったお兄ちゃんは、再び羊側に戻るべく凶悪羊の元に駆けつけ、羊の中心でバイオ羊への愛を叫ぶと言う漢っぷり。
いやぁ、泣ける話ですね!(そうでもないか)

でまた、その時肝心のバイオ羊たんがえらい冷めた目をしていたのが、こういうシュチュエーション時の女性のリアルな反応を見ている様で、非常に凍える思いでしたねぇ。
「なに?アイツ、超ウザイんだけど~」的なアレね!
いやぁ、泣けるシーンですね!(もしくは身につまされるね!)

そんなこんなで、ゴアから恋愛指南まで、多彩な展開で観る人を釘付けにする癒し系スプラッター 『黒羊』 。
こんなオモシロ作品が公開されない日本は、まだまだホラー面で言うと発展途上国なんだなぁ・・と実感させられてしまいました。
貴重な鑑賞の機会を与えてくださった○○○さんには、感謝の気持ちでいっぱいです!

一日も早く日本でも公開(もしくはDVD化)されるとイイですなぁ・・・(´ー`) 。


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