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『ミラーズ』

2008年12月28日
ミラーズ
やたらとドルビーサラウンド。

憧れの演奏家さまの日記を見ていたら、「もしかして・・これあたいの記事の事?」という記述があって、絶賛ドキムネ中のアガサです。 こんにちは。
でも「これってどうなんすか?げへへ」なんてお尋ね出来る度胸などもなく、何度も日記を読み返して一人ムネムネしています。
まぁ、そんな訳ないんでしょうけどね。 思い上がりも甚だしいってね。 へいへい。

なんて言うか、街灯も星も、同じくらい綺麗ですね。空気が澄んでいる夜はね。(←支離滅裂)

という訳で、愛しのアレクサンドル・アジャの最新作がめでたく全国規模で劇場公開されたので、颯爽と馳せ参じました。

※ 絶賛公開直後ですが、そんな大人の事情にはお構いなくネタバレ全開で行きます。



ネタバレなので改行をたっぷりとってみます。

・ ・ ・

・ ・ こんな感じかしら?


・ ・ もうちょい?


・ ・ ・ ・ここら辺りでいい?



・ ・んもう ・ ・  ・ ・ せっかちなんだから///
 (←何がだよ)

あらすじ・・・
わたしの名前はアンナ・エシィカー。
何歳に見えますか?
・・「そういうのウザい」ですとな。
・・・そうですのう、かれこれ60は過ぎましたかのう。
今では立派な修道女のわたしですが、ちっちゃな頃から手がつけられない程の悪ガキでしてなぁ。
ナイフみたいに尖っては、触るもの皆傷付けておりましたものです。
もしくは、校舎の窓ガラスを割って、盗んだバイクで走り出しておったものです。
・・「平成生まれだからよく判んない」ですとな。
・・・悪そなヤツは大体友達、とでも言っておけばよろしいですかのう。

で、そんなわたしを悪魔憑きだと断定した両親は、神父さまやらお医者さまやら樋屋奇応丸やら色んな方法で、わたしの更生を計っておりました。
しかし、わたしの中に巣食っていたのは、なんと本物の悪霊だったのですじゃ。

悪魔、超KOEEEE!

・・「マジそういうの無理っぽい」ですかな。
現代っ子は手厳しいですのう。

最終的にわたしの治療を任された聖マタイ病院のケーン医師は、“鏡療法”という斬新な治療法を編み出しました。
周りを360度鏡に囲まれた小部屋を作り、その中に私を閉じ込めたら道が開ける。
その道を進めばどうなるものか。 迷わず行けよ!行けばわかるさ! ありがとう!!
・・って、これも通じませんかな。
平成生まれと言えども、猪木さんくらいは知っておいて損はないですぞ。 
なにせタバスコを日本に持ち込んだ偉大なる・・ え?違う? タバスコ云々の件は誤報だという事で確認済みですと?
わたしが知っていた猪木さんは、そんな事で虚勢を張るような人ではありませんでしたがのう。

ごめんなさい、「知っていた」はウソです。

“鏡療法”は、精神治療的にはてんでデタラメな治療法でしたがわたしの霊には効果を発揮しました。
わたしに巣食っていた悪霊どもは、見事鏡の中に閉じ込められましたのじゃ。
いやぁ、スッキリしました。
長年患っていたリュウマチも解消され、いまでは毎日階段の上り下りが楽しくて仕方ありません!
おまけに体脂肪も下がって一石二鳥!
こんなステキな“鏡療法”。 今ならまつげパーマとセットで、スーパーお得価格の2万9800円!

・・・人間生きておれば、投げやりになる瞬間もある筈じゃがのう。
あるとするならば、それが「今なのじゃ」。 とだけ言っておこうかのう。

わたしから鏡に乗り移った悪霊どもは、その後も病院の鏡の中でちょいちょい悪さを働いておったようですじゃ。
病院が不幸な事件から廃院となり、その跡地を利用して大型百貨店がオープンした時は、さすがのわたしも駆けつけそうになりました。
だって先着100名様に福袋とか言うチラシが・・いや、冗談ですじゃぞ。
最近の若いもんは我慢が足りなくていけませんのう。
その百貨店も、つい5年ほど前に火事で焼け落ちたとの事。
何でも放火犯は「鏡が・・」とか「エシィカーが・・」とか言っていたらしいですが、わたしは関知しておりません。
だってほら、わたし今修道院の中じゃん?
精一杯神さまにお祈りはしてるよ?
それが今のマイベスト? みたいな?

・・・なんでそんな可哀想な目でこっちを見るのですかな?
いやわたし全然可哀想じゃないですぞ。

きな臭い話題は流れていていたものの、知らぬ存ぜぬでやり過ごしていたわたしの元に、どこからどう調べてきたのか男が訪ねてきたのは、ある麗らかな小春日和の事でしたのう。
男は焼け落ちた百貨店の現・警備員で、警備につき始めてから身辺に異変が起き始めたとの事。
ついては自分と一緒に、わたしにあの鏡療法の小部屋を再訪しろと、そう言うのですじゃ。

しらねぇぇぇぇぇぇえ! 超しらねぇぇぇぇぇえ!!

だってあの部屋に変えるって事は、折角分離したあの霊たちを、再びわたしの中に取り込むって事ではないのかのう?
それって、「うーん!ゴメン、死んで?」って言ってるのと大して変わりないって事ではないかのう?
いやいやいや、それは無理!

私は一生を神に仕えると決心した身。
何のお役にも立てそうにありませぬが、せめてみなさまのご多幸とご健勝をお祈りして、お別れの挨拶へt

かみさま、銃は卑怯だと思います。

切羽詰った男は、わたしに銃を突きつけましたのじゃ。
すみません、無理とか言ってすみません。 死ぬ気で頑張ります。

という訳で、その男・ベンと共に、私は約50年ぶりに病院へと舞い戻りましたんじゃ。
無残に焼け焦げた百貨店内。
あの当時と全く変わらずそこにあった、治療室。
蘇る忌まわしい記憶。
オレ座ったら怯えるぜ酷く。
でもキミと一緒ならなれるんだ強く。
チェックザミラー☆ワン・ツー・カモン!

だからさっきも申し上げましたがのう。 「今なのじゃ」て。

明らかな死期を目前に控え、少々投げやり気分なわたしですが、この身がせめてあの警備員の家族を救う手助けになれば、今まで生き長らえてきた意味もあるというモノでしょうぞ。
ただし、警備員本人は別ですじゃ。
なんかやたらと 「こんな事に巻き込んでしまって、・・・・・本当にすまないと思っている!」 などと言っている割には、やっている事が強硬過ぎますでのう。
アレは許すまじ。

と言う事で、そろそろ悪霊が身体に漲ってきましたゆえ、わたしはこの辺で・・・。
華麗な変貌を遂げたわたし、ことスーパーヴァーさんと警備員のガチンコバトル、心行くまでご堪能くださいませ。


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うーん・・・ ごめんアジャ、正直コレちょっと微妙かも。

尋常じゃない緊張感のサイコホラー 『ハイテンション』 、尋常じゃない反撃の切株映画 『ヒルズ・ハブ・アイズ』 、そして尋常じゃないガチンコストーカーサスペンス 『P2』 (これは制作のみ)を手がけて、もはやホラー界の若手ナンバー1と言っても過言ではないアレクサンドル・アジャ監督。

“無駄に男前選手権”を開催すれば、間違いなく一位を勝ち取るんじゃないかという抜群のビジュアル。
aja.jpg  (※参考資料・ギザカッコヨス!)
そして、作中で魅せるえげつなさ満点のゴア描写。
舞台の湿度までも感じさせるような映像作りと、緊迫感あふれる空気作りに定評があるとかないとか。
さすがは切株界の貴公子・アジャ! けっこんしてくれ!

で、そんなアジャが韓国の未公開ホラーをリメイクすると言うので、否応無しに高まる期待。
なにせリメイク上手なのは『ヒルハブ』で証明済みですものね。
ハリウッド第2作目では、果たしていかなるえげつない展開を魅せてくれるのか?!


古びた巨大建築物で働く事になったおっさんが、次々起こる怪現象に巻き込まれ、正気と狂気の狭間を揺れ動く。 と言うと、どうしても『シャイニング』を連想してしまうのですが、本作も随所にアレっぽさを感じさせてくれます。
前任の警備員が精神に異常をきたして自殺・・・とか、
自己の不始末から職を失った男がアルコールに溺れて・・・とか、
徐々に病んで行く(設定では)筈の主人公が最初からキチガイっぽい・・とか、
おまけに怪しげな地下室まであったりと、もう
タイプライターはいつ登場するんですか?! 
「勉強ばかりで遊ばないと、ジャックはそのうち気が狂う」んですか?! まぁ、ジャックなだけにね!(ジャックはジャックでもバウアーの方)

と、ヘンな期待で胸が膨らんでしまうくらいのそれっぽさ。
いいですねぇ! さすがはフランスが生んだ切株王子・アジャ! けっこんしてくれ!

ところが、そんないい感じにそれっぽい舞台装置を用意してはいるのですが、どっこいどうしてなかなか怖くならない。
要するにお化け屋敷映画ですので、いかにおどろおどろしい雰囲気と陰に何かが潜んでいそうな緊張感を醸し出すかが勝負の付け所だと思うのですが、なんと言うか・・全体的に緊張感に欠けるのですよねぇ。
雰囲気は確かにあるのですが、そこに漂う空気が間延びしている。
この原因は、様子を伺うことなくいきなり盛大に始まる怪奇現象にあるのかも知れませんし、
いきなり鏡を見てキレまくりなキーファー・サザーランドのテンション配分にあるのかも知れませんし、
恐怖がもたらされる舞台が後半2箇所に分かれた為、散漫な印象を受けてしまうトコトにあるのかも知れませんし、
もしかするとアジャがホームシックになっていたとか、
キーファーとメタボ談義に花を咲かせすぎたとかかも知れませんが、とにかく盛り上がりに欠ける作りなのですよねぇ。

で、その代わりにと言うのではないのでしょうが、恐怖を演出する手立てはもっぱら“脅威のドルビーサラウンド”頼み

キーファーが鏡に映った自分の歪んだ顔を見て ジャーン!
物陰から鳩が飛んで ドジャーン!
あっちで バーン! こっちで ドガシャーン!
どうだい、南蛮渡来のデジタルサラウンドシステムは.。*゚+.*.
と言う程の大盤振る舞い。

どうもこうもあるか! 心臓止まってまうわ!! ドアホ!!ヾ(`Д´)ノ

物語がホラーの古典とも言える“お化け屋敷”モノですので、脅かし方も古典的に・・・と思ったのかどうなのか定かではありませんが、アジャにこれをやられるとは思いませんでした。
そして、ラストはいかにもハリウッドっぽい大爆破。
しかも何通りも角度を変えて、5~6パターンの爆破映像。
なんやねん。
なんカメやねん。
バラエティ番組のドッキリ成功シーンか。 アホか。

確かに芸術的とも言える爆破シーンでしたが、ここまで繰り返し映像を使われると後半はゲンナリしてしまいます。

アジャ・・・ ハリウッドって怖いトコロだよね・・・。 
わかるお!アジャのホントの気持ちはわかってるお! 
きっと次回作への足がかり的作品だったんだよね。
ぼくらの反応を伺ってみただけなんだよね。
大丈夫! だからこの際思い切ってけっこんしてくれ!(どの際なのかがさっぱりわからない)


とまぁ、貶したいだけ貶しておいてアレなんですが、一般的なホラー映画に比べても決して遜色ない作品ではあると思います。 『ヒルハブ』の興奮度を期待しなければ。
全ての怪現象のツケをオカルトに擦り付けて、しかも悪魔憑きでパワーアップしたスーパーヴァーさんが壁やら天井やらを縦横無尽に走り回ると言うトンデモ展開になりますが、それも微笑ましく観れると思います。 『ハイテンション』の緊張感を期待しなければ。
なんと言っても、オチはなかなか救いが無くて素晴らしかったですしね。

アガサにとっては 「劇場でアジャの新作を観る」 という事自体が、非常にありがたいイベントの様なものですので、観た事に悔いはありません。
おまけにパンフレットの中では、他の映画ではありえないくらいの比率で、アジャ監督の写真が大フューチャーされていましたもの!

さすがはイケメン変態仮面・アジャ! けっこn(省略)

という事で、涙あり、笑いあり、呪怨ありのビックリムービーだった 『ミラーズ』 。
思う存分ビビりたい方は是非劇場へ。
そうでない方は、是非DVDでお楽しみ下さい! (ああでもアジャの為には是非劇場へ><)

アジャの次回作がもっとえげつない傑作になる事と、アジャの体型がベッソンみたいな残念な状態にならない事を切に願って、今回レビューを括らせて頂きたいと思います。

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『REC』

2008年12月04日
レック1

レック2

レック3
嫉妬とかヤッカミとかじゃないから。 全然そういうのじゃないから。


最近、アガサのお知り合いの皆さんの間で妙に話題の 『REC』 。
その凄まじい高評価のほとんどが、ヒロイン・アンヘラさんに起因していると思わざるを得ない、皆さんの盛り上がりっぷりに、「これは観ない訳にはいくまい」と思い立ち、早速レンタル屋さんへ。

ところが入荷していた3本が全て貸し出し中と来たもんだ。

そ、そこまで広まっていたのか・・・アンヘラ熱とか言うヤツは・・!!

まぁ、別にアンヘラ熱でなくてゾンビ熱だったとしても、それはそれで嬉しい現象ですよね! って誰に同意を求めているのだろうか。ちくしょう泣いてやる!

という訳で、3日通ってやっとゲットした 『REC』 を堂々鑑賞。
おどおどとレビュー。

あらすじ・・・
・ はい、どうもこんにちは! リポーターのアンヘラでーす!
・ ドキュメンタリーバラエティ「眠らない街」の放送、第3回目は、街の元気な見張り番・消防士さんにド密着でーす!
・ 通報が無い為出動も無くって超ヒマでーす!
・ 消防士さんとバスケでもしてみまーす!
・ て言うか、火事起きませんかねー? 誰か空気読んでー!!
・ やっと通報がありましたー! 現場に向かいまーす!!
・ はい、こちらが現場でーす! このアパートの2階に、お婆さんが閉じ込められて奇声を発しているそうでーす!
・ ワクワクしまーす!!
・ 警官に撮影を注意されましたー! 我々マスコミは、国家権力と断固戦いまーす!
・ ドサクサに紛れて撮影続行でーす!
・ アパートの住人は、お婆さんに怯えてロビーに避難して来ていまーす!
・ なんぼなんでも怯えすぎでーす!
・ ついに消防士さんとポリ公と一緒に、お婆さんの部屋に突入でーす!
・ お婆さんはっけーん!! 血まみれでーす! スクープでーす!!
・ あろう事か、ポリの一人が噛まれましたー! 
・ みんなで退散しまーす!
・ 上手い具合に、住人の中に研修医がいたので、早速応急処置にあたらせまーす!
・ テレビ的においしい展開でーす!!
・ とりあえず救急車を呼ぼうとしたのですが、何故かアパート全体が封鎖されてしまってまーす!
・ どうも国家的陰謀の匂いがしまーす! 臭いでーす!! 
・ みんなでああだこうだ揉めていると、消防士の一人が階段の上の方から降ってきましたー!
・ 脳ミソだだモレでーす!
・ これはモザイクが必要でーす! ただし放送はゴールデン枠じゃないので、カットまではしなくていいでーす!
・ 住人たちが疑心暗鬼になっていまーす! とりあえずインタビューでーす!
・ そんな事をしているうちに、科学者が送り込まれてきましたー!
・ どうやらこのアパートは、未知の細菌によって汚染されているらしいのでーす!
・ またまたスクープでーす!

・ でもそれって、私も感染って事ですよね・・・。
・ 洒落になんないんですけど・・・。
・ 解毒剤とか・・・ どうなんですかねぇ・・あるんですよねぇ・・ってマジでキツイわコレ・・。
・ もうこうなったら、とにかくこの一切の顛末を記録に収めないと・・・。 で、ほとぼりが冷めたら告発番組作んなきゃだわ。
・ ていうか、それくらいしないと割に合わないし。

・ はーい! アンヘラでーす! 取材を再開しまーす!
・ 感染者は増加の一途を辿り、非感染者の数もどんどん減ってきましたー!
・ 我々は、最後まで諦めませーん!
・ ・・ええと、このアパートから脱出する事をでーす!
・ しかし、頼みの綱だった消防士さんも、ついに感染者の毒牙にかかってしまいましたー!
・ 残るは私・アンヘラと、カメラマンのパブロだけでーす!
・ 行く手を塞がれた私たちは、最上階を目指しまーす!
・ 長年住む人は居ないと思われていた、その最上階の部屋で、私たちは想像を絶する光景を目の当たりにする事に! その驚きの結末とは?! 続きはCMのあとでー!!



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どうですか? 若干イラつきませんか? このあらすじ。
いちいち語尾に「-」をつける事に、無理というか不自然さを感じませんか?
映画一本を、全編POVで映し切ると言う手法も、これに似た難しさを感じます。
最初は面白いけど、段々ウザったくなったり鼻につき始めたり。みたいな。

う、ウザくてゴメンなさい・゚・(ノД`;)・゚・ウワワーン(←1人SM状態)

とまぁ、今書いていて思いついたみたいな事を、そのまんま書いてしまいましたが、とにかくPOV方式というのは賛否が大きく分かれる撮影方法な訳です。

「アイデア勝負」「出たとこ勝負」「インパクト勝負」「節句にお風呂に入れるのは菖蒲」などなど、色んな言い方はあるでしょうが、要するに体があったまって血行促進ってそれ菖蒲の説明やがな!

・・・ごめんなさい・・こんな人間でごめんなさい・・・


ええと、要するにPOV方式は酔い易いから気をつけろって事ですよ!(なんという乱暴なまとめ方なんだ)

アガサが好きな 『クローバーフィールド』 や 『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』 が、そこで起こっている素晴らしく世紀末な描写にも関わらず批判的な扱いを受けているのは、やはりこのPOV方式につきまとう“不自然さ加減”が大きいのではないかと思います。

なんでこいつ(カメラマン役)は、こんな状況下なのに撮影を止めないんだ。
どんだけ長持ちなバッテリーなんだ。
なんや、全ては大人の事情か? そうなんか?

と、痛いトコロを責められる宿命にある。 それがPOV。
挙句には
なにもPOVでなくても。
とか言われる始末。

確かにねぇ・・反論出来ないトコロもありますけどね・・。
しかし、POVだからこその臨場感や、まさに事件の当事者(や共犯者)にならざるを得ない状況と言うのもあると思うのですよ。
で、この 『REC』 は見事にこのPOVの利点(特徴)を生かして、ブレる映像を通して現場を観ているうちに、いつしか自分も感染渦真っ只中のアパートに放り込まれた感覚に陥ってしまう。
おまけに親切なレポーターつきですし。
気分はまるで 「激録! 警察密着24時!」な訳です。(いや、「消防」か)

“謎の病原体に汚染されているアパート”という閉鎖された空間で、周囲を警察にガッチリ包囲され、逃げ出す秘策も見つからないまま延々逃げ惑うという恐怖。
しかも、あっちのドアから被感染者、こっちの隅から被感染者、そっちの陰からなんかオバケみたいなヤツ、とドッキリイベントも盛りだくさん。
今まで邪険にされていた原因(前述のバッテリーや撮影者に関する不満)も、一般人のホームビデオではなくプロの犯行(テレビが潜入撮影中だった)という設定で華麗にクリア。
まったくもう、お見事としかいいようがありません。

あまりにもお見事過ぎるので、老婆心ながら、
続編の際にどのような設定を使うつもりなのか? いや、もう同じ手は使えないだろうから、思い切って 『ブレア・ウィッチ・プロジェクト2』 みたいに全く別物なノリにしてしまうのか?
と、製作者の行末に一抹の不安を抱いてしまうくらいです。


と言う訳で、概ね好評のうちに鑑賞を終えた 『REC』 だったのですが、アガサが一つだけ気に入らなかった点があるのですよね。
それはズバリ、みんな大好き・アンヘラたんについて。

テレビのレポーター、そして若い、しかもナイスバディ、なんか知らんけど愛嬌もバッチリ☆ なアンヘラたんは、取材先の消防署でも人気者。
男性に混じってバスケなんかしちゃって、ゴールなんか決めちゃって、わいのわいのと大はしゃぎ。
事件が起こったアパートに駆けつけてからも、「我スクープ勝ち取ったり!」とばかりに持ち前の野次馬根性マスコミ根性をフル稼動して、危険な現場にも果敢に踏み込みます。
しかし、一旦感染が広がり始めてからと言うもの、泣くわ叫ぶわ取り乱すわキレるわと、映画に出てくる女がやる行動で一番鬱陶しいと思われるコトを全披露。

何かと言うとカメラマン(パブロ)や消防士の陰にかくれて、「キャーこわーい!!」とかアホか!
何箇所かでは思い出したかの様に奮い立ってみせるのですが、結局直ぐに「いやんばかん」と根性の無さを見せつけるアンヘラたん。
これはダメなパターンですね。
ホラー映画に出る、しかもヒロインとして出てくる女性としては、あるまじきヘタレっぷりですよ。
ホントにもう、同じ女性として見ちゃいられません。

女と生まれて来たからにゃ、ジーナ・デイヴィス大先生みたいに
叫びながら死ね! このマダー○ァッカー野郎!!
くらいの決めセリフの一つも吐かないでどうするんですか?!
そうですよね! 先生!!

あぁ・・・ あたいも実生活で、一度でいいから使ってみたいわぁ・・*:.。.:*゜( n´∀`)n゜*:.。.:*

まぁこんなアンヘラたんの使えなさっぷりも、「バカ言ってんじゃねぇよ!そこが逆に可愛いんだよ!」という事なのかもしれませんがね。
「オレが守ってやんぜ!」とかね・・・ ま、いいんですけどね・・ (´・ω・`)


ラストのラストで登場するクリーチャーっぽい奴が、CGと見紛う程不気味なビジュアルにも関わらず、実は生身の人間だった(メイキングにて確認)や、オチに使われたのがまたまた“バチカンの陰謀説”だった事が愉快でたまらない本作は、ゾンビ(感染系)ファンやホラーファン、はたまた「タンクトップで可愛いチャンネーが走り回る映画」のファンは必見の快作だと思います。

グロ度もそんなに高くありませんし、クリスマス辺りにカポーでいちゃつきながら観るには程よい映画なのではないでしょうか。
彼氏の家でプリングルスでも食べながらね・・・
「これ、そんなにグロくないから平気だよ」ってね・・
「え~ ホントに~?」とか言ってね・・
案の定ドッキリシーンとかで「キャー」とか言って「もう! 平気じゃないじゃん!バカバカ」「平気じゃないのは俺の方だぜ」とかなんとかってもうアレだ。 叫びながら死ね。

とにかく非常に面白かったです。
是非皆さんも、一度ご賞味下さいませヽ(´∀`*)ノ  ・・ネ!

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『フロストバイト』

2008年11月07日
フロスト
だが、それでいい・・・。(だって可愛いもんな!)

先日観た 『ルーシー・リューin才能の無駄遣い』 があまりに期待ハズレだったので、wataruさん盆踊りさんお薦めの 『フロストバイト』 を借りてみました。
血がいっぱいでよかったとおもいました。 (←小学生レベルの感想)


あらすじ・・・
・ ロッタちゃんがお母さんの都合でおひっこし。
・ お母さんの勤務先にアホ。
・ アホが偉い教授の薬を持ち出す。
・ アホの女友達がその薬をちょろまかす。
・ アホの女友達の仲間がドラッグパーティでその薬をばらまく。
・ なんだかみんな血が欲しくなる。
・ なんだかみんな壁とか登りたくなる。
・ ロッタちゃん危機一髪。
・ ロッタちゃん危機脱出。
・ あとは・・まぁ・・・若い人たちにお任せして・・ねぇ・・。


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まずお断りしておかなければいけませんが、ロッタちゃんと言うのは本作の主人公の役名ではありません。
ならば何故、アガサはあえて役名以外の名前を記述したのか。
それを説明するには、主人公を演じるグレテ・ハヴネショルドのデビュー作に触れない訳には参らすまい。

今を遡る事15年前、スウェーデンの児童文学作家・リンドグレーンの名作『ちいさいロッタちゃん』が、その世界観をそのままに実写映画化されました。
絵本から抜け出してきたような金髪蒼眼の美少女・ロッタちゃんの姿は、世界中の幼女ファン映画ファンの心を鷲づかみにし、ここ日本でも2作品がオサレな単館系で上映。(製作されたのは全4作)
ポスターに奈良美智の絵を採用し、ファッション誌でも大きく取り上げられた事により、流行に敏感な女子の注目を集め、ロングヒットとなったのでした。

lotta-01.jpg ←在りし日のロッタちゃん


ちなみにアガサはリンドグレーン作品の中では、「ロッタちゃん」よりも「長くつ下のピッピ」が好きでしたが、それよりも好きだったのは「名探偵カッレくん」でしたねぇ。
初めて夢中になった探偵は、ホームズではなくカッレくんに決まっとろうもん!
どうでもいい報告ですね、あいすみません。


ま、そんな事はさておき、そんなこんなで一世を風靡したロッタちゃん(グレテちゃん)がその後どうなったかと言うと、あまりパッとしない地道な芸能活動を経て僅かながらの映画に出演、そしてついにその美貌と“元ロッタちゃん”という意外性を活かした本作 『フロストバイト』 に至ると言う訳なのですね。

つまり、グレテがどんなに頑張ろうと、よっぽどの事がない限り、“ロッタちゃんの人”と呼ばれ続けるであろう事はやむを得ない、と。

・・・ん?
説明になっていませんか?
ほら、要するに『ホームアローン』のあの人とか『シックスセンス』のあの人とか『ターミネーター2』のあの人とか・・そういう感じですよ! てか、もうそれでいいじゃん! (←投げやり)

さてそんなロッタちゃんが、ヤバいドラッグによって薬中どもが吸血鬼に変貌を遂げて行く渦中に放り込まれて、孤軍奮闘を余儀なくされると言う青春ヴェンパイアムービだった本作。
そこに出てくるのはとても古典的な吸血鬼像で、アガサなんだかとってもノスタルジック。

被害者の首筋に開いた2つの不吉な穴。
呪われた者の手が神父に握られた瞬間立ち上る煙。
漆黒の闇に浮かぶ2つの朱眼
十字架に恐怖し、ニンニクに嘔吐する異形のモノ。
血の気の無い青白い体に打ち込まれる木の杭。
まさに、 吸血鬼はこうあるべし! というゴスゴスに由緒正しい表現方法にロマンティックが止まりません。

舞台が一日中陽の昇らない極夜(白夜の反対)と言うのも実に魅力的。
アホな若者によって瞬く間に蔓延してしまった吸血鬼化現象は、いつまでたっても昇らない太陽のせいで淘汰される事が無い。
正義・善・希望・寛容・・・ あらゆるものの象徴である朝日に射抜かれ、ドバサーっと灰になるべき邪悪なモノどもは、明けることの無い深い闇の中でその力を存分に蓄え、増殖し、その死んだ体の中の“生”を満喫し続けるのです。  ・・当面の間は。(極夜期間は約2ヶ月)

ただ、惜しむらくはそのクライマックスが非常に尻切れトンボだった事でしょうか。
手の施しようが無い程増殖した、ナウでヤングな吸血鬼ども。
到着した警官隊も、その圧倒的戦力に成すすべなく追い込まれます。
頼みの綱のお日様も昇らないし、さあどうする?! 
というトコで華麗にエンドクレジット。
ちなみに、ロッタちゃんはどうしたのかと言うと、駆けつけたお母さん(実は吸血鬼化済み)と新たに家族の仲間入りした“妹(生粋の吸血鬼)”と共に、スタコラサッサと逃走。

・・・丸投げかよ。

まぁね、そもそも設定自体にも穴が開きまくりですしね。
吸血鬼の親分が部屋のライトくらいではなんともないのに、車のライトだとギャーってなったりね。
伏線(っぽい)のがチラホラ出て来るのも結局放置ですしね。
ゴスメイクの女友達とか喘息の友達とかね。(薬を飲まない伏線があるのに、何だか判らない間に飲んでしまっている)

あと、この設定(薬の蔓延手順)をどっかで観たことあるなぁと思ったら、『バタリアン5』がほぼ同じ展開でした。
もしくは最近観た『ストリッパーVSゾンビ』。
ま、どっちにしてもよくある話って事ですね・・・「アホがヤクを持ち出して勝手にばら撒いてどんどこしょ」なんて話はね。
ですよね、よくありますよね!ね!(こういった世界ではね!)

という訳で色々書きましたが、それでも先日の『ルーシー・リューin逆さ吊りで大奮闘』よりはかなり面白かったと思います。
特に「自分の意志とは裏腹に吸血鬼になってしまった」者の悲哀に関しては、
やたらメソメソしては浮浪者の手を齧ってオエーってやったり、欲求に抗えず一般人を襲ってはまたオエーってやったりする
と、かなりカチンと来る往生際の悪さを見せていたルーシーさんよりも、
気がついたら吸血鬼になっていたんだけど、その時丁度訪ねていた彼女の家が牧師さん一家で一苦労。十字架ばっかで一苦労。食事もニンニクだらけで一苦労。我慢できずにペットのわんこに噛み付いちゃって一苦労。慌てて帰宅するも途中で電柱登りたくなって一苦労。
と、人間味溢れるてんてこまいを見せてくれる感染者第一号のアホの方が、よっぽどか魅力的ですし共感も出来ます。

やっぱり映画のオモシロさを決めるのは、有名人が出ているうんぬんではないんですよねぇ。
ルーシーさんも、次はもっと自分を大切にしてくれる人のトコに行きなよね!(←何様だよ)

あと、ロッタちゃんが果てしなく“棒”だったので(※演技がね)、彼女の今後に一抹の不安を感じてしまいましたが、まぁ可愛かったので大概の事は許して貰えるのでしょう。

なにせ可愛かったらね。

ホント可愛かったから。

チクショウ! “可愛い”って天賦の才能だよな!!。+゚(ノД`)゚+。

ええと、他にもマッドな教授の露出凶秘話とか色々お話したい点はあるのですが、挙げるとキリがない事に気付き始めましたので、もし興味が湧かれた方は是非一度ご賞味下さい。
多少の出血に耐えられる方なら多分大丈夫ですので。(たぶん)

それでは皆さんまたの機会に!


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『ブラッド』

2008年10月24日
RiseOfficalPoster.jpg
天使だった事もあったのう・・・。(←遠い目)

あらすじ・・・
・ 腕利き記者のセイディーが発表した“若者の乱れた生活”の記事が大評判に。
・ その時の取材対象だった少女が残した携帯番号は、実はガセだった。
・ 不審に思ったセイディーの同僚は、番号からとあるHPを発見。
・ そのHPには「摂食は今夜始まる」との文字と、暗号化された秘密の地図が隠されていた・・・
・ ・・・筈だったが、同僚はサクっと解読に成功。 
・ 地図を片手に捜査に出掛けた同僚はそのまま姿を消し、取材対象だった少女も死体で発見される。
・ 実は、この少女の父親は刑事だった。(ま、「だから何?」って言われてもアレなんですが。)
・ セイディーは問題の地図にあった住所に潜入。
・ スゴイ血にビックリ。
・ セイディーは同僚の自宅に潜入。
・ 知らないおじさんが居てビックリ。
・ セイディー、拉致される。
・ ラスボス登場。 (早えよ!)
・ セイディー、噛まれる。
・ ラスボス、大いに生き血を啜る。
・ そうそう、これが美味いんだよね~、 冬は鍋なんかに入れるとまた美味いよね~。(タモさん風)
・ じゃここで一旦CM入りまーす。(入らない)

・ 生き血を飲み干されて一旦死亡した筈のセイディー、何故か蘇る。
・ セイディー、無性に腹が減る。
・ ホームレスの血を吸ってみたが、あまりの不味さにオエっとなる。(かなり失礼)
・ モンスターと成り果てたこの身を儚んで投身自殺を図る。
・ お~ばけ~は死な~ない~♪(どうやら吸血鬼になってっしまったようです)
・ 謎のおっさんに介抱される。
・ セイディーの仇の内部事情を程よく知っていたおっさんから 「お前は虎だ! 虎になるのだぁぁぁ!!」的な事を吹き込まれ、その気になるセイディー。
・ 「ところでおっさんは、どうしてそんなに吸血鬼に詳しいの?」
・ 「コネじゃよ。」
・ ・ ・ お前、最低だな。 (お前=脚本家)

・ 生まれ変わったセイディー、おっさんに貰った小型ボーガンを携えて復讐開始。
・ 一人つづ吸血鬼を始末して行くセイディー。
・ 自分を襲ったにっくき相手を追い詰めた所、相手の口から衝撃の真実が!
・ 「ところでおっさんは元気?」 「え? 何? もしかしておっさんも仲間だったの?」 「うーん・・ 仲間って言うか、前の支配者?」
・ 衝撃の事実が判ったところで一旦CMでーす。 (入らないってば)

・ 姉さん事件です。 観客にとっては意外だった衝撃の事実も、セイディーは大して気にならなかった模様です!
・ と言う訳で物語続行。
・ アジア系の敵と乱闘。 (アジア同士だけど、別段カンフーっぽい味付けは無いらしい。 気を持たせるのがお上手ですこと) 
・ ついに残る仇はラスボス一人。 (案外小っちぇ組織なのな!)
・ 冒頭で娘を殺された刑事が登場。 
・ 色々あってセイディーとコンビ結成。
・ ラスボスのアジトに潜入。
・ 死んだはずの娘が吸血鬼となって再登場。
・ 娘、感動の再会に沸く父親に向って「親父ウゼぇんだよ」と手痛い一声。
・ ↑現代社会の殺伐とした親子問題に鋭く伐り付ける、エッジの効いたメッセージ性に溢れた名シーンですね。 (←心にも無い事を言ってみるテスト)
・ セイディー、「でもまぁ、この親子とは赤の他人なんだし・・・まいっか。」と、娘をボーガンで華麗に射ってみる。
・ 娘を(2度目とは言え)殺された刑事、意外と普通の反応。 (謝るセイディーに、「ああ、いいよいいよ。どんまいどんまい☆」って)
・ ↑現代社会の殺伐とした親子問題に鋭く伐り付けるエッジ(以下省略)
・ 満を持してラスボス登場。
・ セイディー、ラスボスの背後から不意打ち。
・ 汚ない大人にはなりたくないものですね。
・ 吸血鬼として生きて行く事に耐えられないセイディーは死を選ぶ。
・ ・ ま、結局生き返るんですけどね! 


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もうねぇ、グダグダですよ。(あらすじも含めて)

最盛期はチャーリーの天使になったり、ビル・マーレイと喧嘩したり、舞い落ちる雪の中で脳ミソ丸出しになったり、もっかいチャーリーの天使になったり、デミ・ムーアと喧嘩したりしていたルーシー・リューが、最近では片桐はいりにしか見えない点はまぁ良しとしましょう。

何故なら、元々アガサはルーシー(のビジュアル)が大好きですので、主役を張っているだけでも大儲けなのです。
今回のルーシーも、ファンサービスと言う名のもとにシェクシー・ショットを大盤振る舞い。
とにかくちょっと目を放した隙に、もう脱いでるんだもんねルーシー。
油断もへったくれも無いねルーシー。

モノホンの吸血鬼を目の前にして怯えるシーンとか、赤血球をちうちう吸われて昇天シーンとか、初めて人を殺めて動揺するシーンとかで魅せる迫真の演技も素晴らしいよルーシー。
でも、果たしてこの映画ごときでここまでの全力投球は必要だったのか?ルーシー。
ルーシー、かわいいよルーシー。
でもゴメン、やっぱ片桐はいりにしか見えなかったよルーシー。

さて、そんなルーシーの“実は日本人”疑惑はさておき(※日本人ではありませんよ念の為)、映画そのものはどうだったのかと言うと、これがもう最初に述べた通りグダグダだった訳で。

事件に巻き込まれた記者が吸血鬼になってしまう。 という基本設定はいいのですが、まずこの“事件”が何だかよく判らない。
ドラッグや性に溺れる若者の実態を記事にしていたらしいのですが、その若者の携帯番号は、何故吸血鬼組織のHPと繋がっていたのか?
何故HPに秘密の地図が隠されていたのか?
そもそも組織はHPなんかを作って、何がしたかったのか?
判らない・・「判らないからもっとキミを好きになる」だなんて嘘っぱちだったよママン・・・。・゚・(ノД`)・゚・。

で、ついでに言うと、この組織の目的も判らない。
“生めよ増やせよ”がしたいのか、ただ刹那的に生きたいのか、精力的に仲間を増やしたいのか、目立ちたいのか、潜んでいたいのか、ホントにもうどっちつかずなアイウォンチュー。
難しいお年頃なんでしょうねぇ・・・  ま、何百歳なのかは知らんがな!

そんな謎の組織に血を吸われ、不本意ながら仲間入りしてしまったセイディーなのですが、組織に詳しいおっさんによると、実は吸血鬼の仲間入りしてしまったのは噛まれたからではなく自分の意志。
つまり、誰彼でも仲間入りさせるのではなく、あくまで自主性にお任せします・・、と。
でもだからと言って、この“闇を求める深層心理が無意識のうちに働いていた”様なくだりが後に活かされる訳ではない所が、憎たらしい所以なのですけどね。

後で活かされなかったと言えば、セイディーに第2の人生を踏み立たせるお師匠さん的ポジションのおっさん。
彼も意味ありげに登場して、意味ありげにセイディーに絡んで、意味ありげな過去まで明らかになりますが、結局序盤でセイディーにボーガンを授与したが最後、一欠けらも出てきませんでした。
どうみても黒幕フラグが立ちまくっていたのですが・・・  全く以って憎いぜこんちくしょうめ。

なんなんでしょうね・・・ 書けば書くほど、実は酷い駄作だったんじゃないかと言う気持ちに襲われてしまいました。
違うんですよ?
本当はとっても、希少価値の高い良い映画だったんですよ。
だって、そうそう見られるもんじゃないですしね、片桐はいりが全裸で逆さづりなんて画づら!(←はいりって言っちゃった)

ごめん・・・ オレ、ちょっと疲れてるみたいだ・・・(´ノω;`)

ええと、3度の飯より吸血鬼が大好きだ、と言う方は一見の価値アリかと思われますので、宜しかったらルーシーの勇姿を拝んでやって頂ければと思います。
そうでない方は、『チャリエン1』でのメガネ教師に扮するルーシーでも観て、過ぎ去った日々に思いを馳せてみられては如何でしょうか。
そしてもう一度、ルーシーが女豹の輝きを取り戻す日が訪れるのを待ってみようではありませんか。
そう・・・ルーシーが再びriseするその日を・・・!
(原題 『RISE』 にかけて rise 。 上手い!)(←そうでもない)

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『アクエリアス』

2008年07月21日
アクエリアス2
ラビリンス(デヴィッド☆ボウイのやつ)みたいなジャケだろ・・・ 切株なんだぜ・・、これ。


皆様のご好意で生きながらえております、アガサです。
昔から「筆不精にも程がある」とよく言われていた私が、奇跡的にも2年以上ブログを続けていられるのは、こんな駄文を読みに来て下さる皆様だとか、心温まるコメントを下さる方だとか、3度の飯より切株が好きな皆様のお陰だと常々思っている次第なのでございます。
どうもありがとうございます。

・・・なんだかお別れの挨拶みたいだなぁ・・・(´・ω・`) 

・・

・・・いや、違いますけどね?たぶん。 (;・∀・)ドキドキ

で、そんなありがたい出会いの中で更にありがたい事に、お知り合いになれた皆様から、ちょいちょいお宝DVDを貸して頂いているのが、ホントにもう至上の悦び立ったりする訳で。
なんと今回は、10年以上前から観たくて辛抱たまらんかった痛快フクロウ☆バラエティ 『アクエリアス』 を、とある方のご好意で鑑賞する事が出来ました。
スゴイなぁ・・・ ネットの繋がりって・・・゚・。*(´∀`*)。・゚+
本当に、アガサを支えてくださっている皆様には、感謝の気持ちでいっぱいです!

てな訳で、今後もドシドシお宝DVDを貸して頂けるとうそうそ!今のウソ!!ええと、今後も面白い作品があったらドシドシご紹介頂けると、アガサが小躍りして喜びます☆


あらすじ・・・
※ネタバレありですので、これから鑑賞されるご予定の方は絶対にご覧にならないで下さい※
精神病院から抜け出した連続殺人犯が、スタジオに篭ってリハーサルをしていた劇団員たちを血祭りに。

と、思わせといて、

実は真犯人は、精神病院に居た殺人犯ではなく精神病院の医者だったのかもしれないし、もしくは劇団員の中の誰かだったりするのかもしれないし、ひょっとするとスタジオを管理していた気のいい管理人だったりしてね!

なんて思っていたら、なんと

やっぱり精神病院から抜け出してきた殺人犯が真犯人だった。
と言う、ひねりの無いとてもシンプルなお話でした。

汚い大人にはなりたくないものですね。

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いや、「裏を読みすぎる」と言うか、「やたらと複雑に考えすぎる」と言うか、「無理やりなどんでん返しを期待しすぎる」と言うか・・・、まぁとにかく自分、汚い大人っスから。
ただ、このシンプルさは、そんな汚い大人にも非常に新鮮かつ純粋な恐怖を体感させてくれたのでした。

予備知識が殆ど無い(フクロウの被り物をした犯人が出てくる。程度)状態で鑑賞したのも、大成功だったのかもしれません。
ですので、もしもこれから鑑賞されるご予定の方は、絶対にネタを仕入れずに鑑賞されるべきだと思います!
って、基本ネタバレ・レビューの私が言うのもなんですが(゚ー゚;A

閉鎖された空間(鍵のかけられたスタジオ)の中で、堂々と行われる惨たらしい殺人行為。
ある時は衆人環視の舞台上で。
ある時はドア一枚で遮断された部屋の内外で。
またある時はシャワーカーテン越しで。
殺害現場は常に目撃者のすぐ目の前にあり、それはまた同時に、私たちの目の前でもある。
何の躊躇いもなく襲い掛かる殺人鬼の姿は実に堂々としていて、その圧倒的な迫力を前に、私たちはなす術なく固まるしかないのです。

そして、特筆すべきはその殺害シーンの罰当たりな美しさ。
暗闇と光のコントラスト、大音量で鳴り響く舞台音楽、舞い散る羽・・・。
終盤、最期のヒロインを残して全員が殺害され、フクロウ仮面はその死体をステージ上に配置します。

彼は自分なりの舞台を作りたかったのでしょうか?
もしかすると、以前に役者(もしくは演出)の経験があったのでしょうか?
彼が完成させた画は、余りに残酷で、しかし魅力的でもある・・・。認めたくはないですが。
さすがはミケーレ・ソアヴィ!
『デモンズ』とは関係ない“デモンズ”の人ね!!


ホントにもう、久しぶりにドキドキしながらホラーを観た様な気がします。
子供の頃に夢中で観ていた、金曜ロードショーの『13金』とかに似た感覚でしょうね。
純粋に、“怖いもの”を怖いと感じていたあの頃・・・。
“怖いもの”を笑いの対象にしてしまう今の自分は、やはり薄汚れちまっているのでしょうかねぇ・・・。
いかんいかん。 もっと真っ直ぐな目線で、映画は観ないとね!

と言う事で、今回はこんなピュアな感じでさくっとレビューを終わりたいと思います。
貸して下さった○△□さん、どうもありがとうございました♪

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