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『シェラ・デ・コブレの幽霊』

2010年02月11日
試写版を見たテレビ局幹部が、あまりの怖さに嘔吐(おうと)した。
怖すぎて本国(アメリカ)ではお蔵入りになった。
多くの映画ファンの間で「生涯のトラウマになった」と語り継がれている。



などなど、
「そんなに自分を追い込まなくてもいいんだよ」と優しく肩を抱きしめてあげたくなるような高いハードル設定で最近話題を集めている、伝説のホラー映画 『シェラ・デ・コブレの幽霊』 を、ご厚意で鑑賞させて頂ける事になり、先日神戸まで日帰り旅行して参りました。


で、実はその前に、ちびっこを預かって貰う為実家に電話したアガサ。
アガサ  「あのねぇ・・・ 申し訳ないんだけど、ちょっと神戸まで映画を観に行きたいので、半日程ちびっこ預かって貰えないかなぁ・・」
アガサ母 「何? 何の映画?」
アガサ  「あの・・・ホラーなんだけど・・(←小声になる)  『シェラ・デ・コブレの幽霊』 って言う・・」
アガサ母 「え?! もしかしてアレ?! 探偵ナイトスクープでやってたやつ?!」


ナイトスクープSUGEEEEE!! 


ホラーをは無縁の、というか、ホラーに難色を示しがちな我が母が、“ナイトスクープ”効果で託児一発OK。(※いや、そうでなくても普段から快く引き受けてくれるのですけどね)
恐るべし、探偵ナイトスクープ。

昨年『マーターズ』を観に東京に行こうとした時なんて、そりゃもう苦労しましたからね!
「あのねぇ・・・ フランスの・・・ゴニョゴニョ・・ 話題の・・・ モゴモゴ」みたいなね!
内容? 言えない言えない! 「拷問&監禁=最終解脱」とか、真人間のママンに言えるかコノヤロー!! 


ま、それはさておき。
そんなこんなでめでたく鑑賞出来た 『シェラ・デ・コブレの幽霊』 。
そもそもは、ジョゼフ・ステファノという脚本家(代表作・『サイコ』)さんがアメリカのテレビ向けに作ったSF&ホラーシリーズのパイロット版でして、前述の通り、試写の段階で怖さのあまり体調を崩す人が続出した為、結局未放送のままお蔵入りになってしまったという、いわくつきの作品なのですね。
でその後、製作した会社は倒産、ジョゼフさんも他界、と、著作権がどこにあるかすらわからない状態のまま、巡り巡って、現在の所有者・添野知生さんのトコロに辿り着いたという訳なのです。
つまり、今回鑑賞させていただけるのは、劇場公開されていない、まっさらな状態のフィルムだと。
(※1967年に一度だけテレ朝系で放送された事があるそうです)

まっさらな状態・・・

劇場公開されていない状態・・・

・・・


ドバーン2 コピー

公開されていないという事は、字幕もまだ無い。
少し考えればすぐわかる、当たり前な結論。
しかし、アガサがそのことに気付いたのは、映画が始まった数秒後の事だったという。

地球のみんな! オラにちょっとだけ語学力をわけてくれ!。・゚・(つД`)・゚・。


という事で、アガサが動揺を隠しつつも、心許ない語学力をなんとか総動員して、
「若く、理想に燃える女教師だった女は、その昔、赴任していたシェラ・デ・コブレという村でなんかの罠にはめられて愛する夫を喪ってしまった。
数十年語、女は成長した娘を憎き敵の家に嫁がせ、仇を討つ事に成功。
ついでに、そいつの息子(娘の夫)にも、毎晩無言電話(ただし泣き声アリ)をかけまくり、精神的なダメージを与えるという地味な嫌がらせを続けていたのだったが、そこにモノホンの幽霊が現われ始めて・・・。」

という、金田一少年も真っ青の因縁話だと解釈していた『シェラ・デ・コブレ』だったのですが、鑑賞後に添野さんから頂いていた解説を拝見してビックリ。

あらすじ、全然違うんでやんの。


これは一本とられましたね!
ほら、アガサもね、長年映画を観てるのから、幾許かのヒアリングは出来るつもりだったんですよね。基本、字幕無しでもなんとかなる、みたいな。ただ、今回の映画は昔の作品だからさぁ、言い回しが聞き慣れないっていうの?日本語で言ったら「超ウケる」が「片腹痛いわ」になってるみたいな感じじゃないですか?若干わかりづらいですよね。いや、そもそもセリフの量も結構多かったってい・・すみません、字幕ナメててすみません。
いやー、字幕って大事だよね! 今日ほどなっちを欲した瞬間は無い!


で、上記のあらすじはホントに笑えるくらいピントのズレた内容(※実際は「女教師」の「お」の字も出てきません)(追記:出てきてたみたいです。やったぜオレ!)でして、本当のあらすじはと言うと
怪奇現象(夜中の無言電話)が頻発する屋敷に呼ばれた心霊研究家・オライオンが、怪しい家政婦の奇行や恐ろしい形相の幽霊などに悩まされながら、事件の真相を解く。
という、とてもシンプルなお話だったのでした。
50分という短い上映時間の中に、パンチの効いた恐怖描写とううむと唸ってしまうような謎解きが詰め込まれており、思わずぐいぐいと惹きこまれてしまいます。(英語が理解しきれなくても、です)
「怖くて吐いた」とか、「途中退場」とか、そんなやたらと扇情的な宣伝文句が“賛辞”というより“褒め殺し”に思えるくらい、その恐怖レベルは至って普通ですなのですが、しかし、その「普通」が40年も前に完成されていたという事実は、何より驚かざるを得ない点ですし、素直に感服すべきなのではないでしょうか。

恐怖の根源って、きっと昔も今も変わらないのですよね。
灯りがあるところには暗闇がある。
文字通りの暗闇から、心の中の暗闇まで。人は常に、その中にいるものに怯え、逃れようとする。
でも、どれだけ灯りをともしても、闇が完全に消えてしまう事などありえない。
鬱々とした地下室の扉の影や、罪悪感の影に潜む“恐怖”は、現代の観客をも充分に震え上がらせてくれるのではないでしょうか。

耳障りな不協和音で観るものの不安を煽ったり、いきなりドアがバチーンと開いたり、不気味な幽霊がじりじりと迫ってくるなど、ストレートな恐怖描写の数々も、決して古臭い事はなく、事実、先日観た『パラノーマル・アクティビティ』も脅かし方自体は本作と同じなのですよね。
結局、基本が一番恐ろしいという事なのだ。
「大きい音で驚かすばっかして卑怯だぞ!」とか、文句言ってごめんね、アジャ。(※『ミラーズ』感想にて)


あと、先ほど「普通」と言ってしまった恐怖レベルなのですが、実は、幽霊のビジュアルだけは全然普通どころじゃなかったのでさあ大変。
この時代にこの顔かよ! と手にイヤな汗を握ってしまうようなエグいビジュアル。
どこかで観たことあるなぁ、と考えた結果、導き出されたのは『死霊のはらわた』のお姉さん・シェリルだったのでした。

evil-dead_convert_20100210014807.jpg
参考資料・シェリル(※怖い顔なので小さいサイズにしています)

なに、このおとなげない怖さ!

もうねぇ、今だからこそ「おぬしやるな!」くらいで済みますけど(済まないか)40年前のみなさんにこの顔見せちゃダメでしょ!
「蓄音機ちょうイカス!」とイケイケゴーゴーになっている皆さんのトコに、「えーなにそのおっきい機械ーマジうけるー」みたいなテンションでiPod nanoを持っていくようなものですよ!

いやいやいや、ちょっと待ってやれよ、と。
これが彼らの精一杯なんだぞ、と。
白い布被ってPeek a boo!て頑張ってた彼らの気持ちも、少しは考えてやれよ、と。
この時代にあって、あまりにハイレベルすぎる幽霊のビジュアルは、今回一番印象深い点だったのでした。
ま、確かに、これみたら嘔吐しちゃうかもね!(40年前の人だと)


本作は、シリーズ化も念頭に於いて作られていた為、ハドソン夫人的ポジションの家政婦さんが登場したり、他の話に繋がりそうな絵画が出てきたりして、なんだかとっても勿体無い気持ちになってしまいましたねぇ。
主演のマーティン・ランドーもとても男前で、いかにも頼りになるオーラがビシビシ漂っていました。
犯人の動きを、俯瞰からカットなしで捉えるといった素敵シーンとかも・・・いやぁ、グっときたなぁ!


今回はかなり限られた上映でしたし、今後の展開がどうなるのかわかりませんが、所有者の添野さんもDVD化を目指していらっしゃるという事ですので、なんとか近いうちに、沢山の方が観る事が出来るようになる事を願ってやみません。
最後になりましたが、貴重な機会を与えてくださったホラー映画向上委員会MebiusRingのみなさま、本当にありがとうございました!



おまけ・・・
今回、特別上映という事で、アメリカのテレビシリーズ「Monsters」(50年代くらいの作品でしょうか・・?)という作品も一緒に観ることの出来たのですが、これがまた非常に面白かったです。
フランケン父さん、ヴァンパイラ(妖怪人間ベラ?)母さん、吸血鬼じいちゃん、怪物くん、親戚の娘(←この辺曖昧)のモンスター一家が織り成すどたばたコメディだったのですが、太りすぎたフランケン父さんが同窓会に行きたいが為にダイエット大作戦を敢行するという、ベッタベタな内容が逆に新鮮で、とってもほんわかした気持ちになりました。
ジェリー・ルイスっぽい笑い(時代的にはまさにその線なんだろうなぁ)は、やはりいつの時代でも変わらず楽しめるのですよね!
これまた貴重なフィルムを鑑賞させて頂く事ができて、本当に幸せなひとときでした!
スタッフの皆様に、重ねて御礼申し上げます。
また機会がありましたら是非!げへへ!


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『スペル』

2009年11月17日
スペル
★★★★☆
ジューシーばばあVS崖っぷちアラフォー女子の仁義なき戦い。


あらすじ・・・
あたし、クリスティン。
田舎の農家で生まれ育ったものの、今は街中の銀行で融資審査を担当してる頑張りやさん。
いいトコの坊ちゃんの彼とは超いいカンジで、結婚の二文字も見え始めた・・・みたいな?
彼のご両親にバカにされない為にも、狡すっからいアジア系同僚との出世争いには絶対負けたくない!と日夜努力を続けるあたしなのれす!
で、今日も元気に融資のご相談・・と思って出社したあたしですが、なんとその同僚が上司にバスケの特等席チケットをプレゼントしているじゃないですか!
てめえアジア人!汚ねえゴマすりやってんじゃねえぞ!
なあんてね! ウソウソ!
でもあたしちょっとピンチ?みたいな?
ここはなんとしても、「あたしも出来る女なんだゾ☆」というのを上司にアピールしなきゃですよね!
と言う訳で、早速目の前にいたおばあちゃんを丁寧応対。

「どうも奥様ご機嫌いかがですか~?
いやぁ、そのお召し物とっても上品でお似合いですわ~。 で、今日は何のご相談で?
・・・あぁ・・・ローンの延長ですか・・・。」
いきなりテンションだだ下がりのあたし。
というのもこのおばあちゃん、もう2回も支払いを延期してあげてるんですよね。
それでも一応上司に確認してあげましたけど、ま、答えは当然“延長不可”になっちゃいますよね~。
ですよね~。
ちょっと良心は咎めたものの、厳しい決断も出来る女だってトコを見せないと出世に響くので、心を鬼にしておばあちゃんに最後通牒を通告したあたし。
ところがなんと、このおばあちゃん、「金は待てねえ」と告げた瞬間態度が一変。
泣いたり賺したり、あの手この手で不可能を可能にすべく奮闘するじゃないですか。
最初は同情心から温厚に対応していたあたしですけど、さすがにちょっとウザいっていうか、我慢の限界っていうか。
おいばばあ!家が無くなるとかユルい事言ってんじゃねえぞ。 借りたものは返す。そんな簡単なことができない人間はクズです!(キリッ
と、「夜逃げ屋本舗」の大竹しのぶばりに啖呵をきってみたのですが、そしたら今度はキレまくるおばあちゃん。
身の危険を感じた為、仕方なく綜合警備保障のみなさんを呼んだところ、
「わしに恥をかかせたな~ このメス豚め~」
と捨て台詞まで吐く始末。
うぜぇんだよばばあ! ていうか、さっき飴ちゃんごっそりくすねてたクセに偉そうな事言ってんじゃねえよ!この貧乏ばばあ! しみったれ!!
て、心にも無いことを言いそうにもなりますよね~。 マジ無いですけどね~。

で、まぁひと悶着あったものの、毅然とした態度が上司にも高評価を得ましたし、これで昇進は頂いたも同然!同然!
なあんて気楽に構えつつ残業を済ませ、意気揚々と地下駐車場に向かったあたしは、そこで信じられない仕打ちを受ける羽目に。
なんと、どっから侵入したのやら、車の後部座席に鎮座増しましていた昼間のおばあちゃんが、容赦ないガチンコ攻撃を仕掛けてきて、その上あたしに「地獄に堕ちろ!」と呪いをかけたのれす!

「呪い」て! どんだけスピリチュアルな攻撃やねん!
ていうかちょっと待ったらんかい!
なんでわしが呪われなあかんねん! 呪うんやったらわしちゃうやんけ! 企業全体呪わなあかんのちゃうんけ!
ていうか、そもそもの問題は、銭に対して甲斐性が無さ過ぎるおのれ自身やろが! この業つくばばあ!

みたいなね。
ちょっといきがってみたりなんかしてね。
で、まあ、半信半疑で家に帰ったんですけど、そしたらまぁ出ちゃいましたよねー、悪魔が。モワモワーって出ましたから。
ていうかヤギなんですもん。 形とか完全にヤギなんですもん。
さっきのマジモンの呪いだったんじゃん! マジへこむわー!

いやね、ですからあたしは最初から申し上げているように、奥様のローンに関しては非常に前向きな意見を持っていたのですよ。
それなのに、あのバカ上司が「アウトの方向で」だなんて言いましてね。
もう全然あたしの意見とか、聞く耳持たないみたいな。
「きょう耳日曜~」みたいな感じで。
ホント参っちゃいますよね~。
だから、ここはなんとか呪いを解く方向で・・・ って、いやご婦人! そこの老婦人!!ばばあ!! あーうそうそ!!なあんちゃって!

ああ・・・。
けっこん・・・ したかったなぁ・・・!!。・゚・(ノД`)・゚・。


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結論 : 私も地獄に連れてって!

呪いをかけたら、きっちり3日間は経過観察で勘弁してくれるという、結構マメな性格の悪魔ラミア。
いざその時がくると、割れた地べたの亀裂からワシャワシャと手が出てきて、呪いの対象者を引きずり込むのですよね。
で、その手と一緒に、いかにも煉獄の炎っぽい火が、チロチロはみ出てたりして。
もうね、アガサとしては、これが気になってしょうがない訳ですよ。
そのワシャワシャ&チロチロの下は、一体どんな仕組みになっているんだ、と。
引っ張り込まれた地べたのその先には、どんな魅惑の世界が待ち受けているんだ、と。

ま、地獄なんですけどね。

ていうか、「亀裂」ってなんか卑猥な漢字ですよね。


違うんですよ。 書くこと(ネタ)がないとか、そういうんじゃないんですよ。 だからもうちょっとだけ聞いて。 プリーズ。


あちらこちらのサイト様やブログ様で、大絶賛の嵐を巻き起こしている 『スペル』 。
遅ればせながら、アガサもその輪に参加させて頂きたいと思っているのですが、ホントこれ聞きしに勝る傑作ですよ! 未見のみなさん!
どれくらい傑作かというと、もしこれをピーター・ジャクソンが観たら、羨ましさと悔しさの余りお酒に溺れ、挙句イアン・マッケランと一夜限りの関係を持ってしまうんじゃないかというくらいの傑作具合。 
うそです。(※羨ましがるであろう点はホント)

出世作 『死霊のはらわた』 を思い起こさせるような遊び心の数々(宙ぶらりんになる悪魔やハンカチとの格闘シーンなどww)や、直球勝負のストーリーがとても面白かった本作。
その後の展開の殆どを読み取らせてしまうような、ケレン味たっぷりのオープニングクレジットも心憎い限りだったり。
だいたい、悪魔の所業を現す演出が「窓に映るヤギっぽい影」だとかもう、いつの時代の特撮やねん、と。 
NHK教育で夕方やってた人形劇か、と。(←プリンプリン的なアレ)
そんな風に思わずほっこりとした気分にさせつつ、しっかりえげつないシーンも挟み込んでくる、このバランス感覚の素晴らしさ。
お話自体が淡白ですから、小ネタはクド過ぎるくらいが丁度いいのですよね。
さすがはサム・ライミ、わかってらっしゃる!

で、そのバランス感覚はキャラクターの人物描写でも遺憾なく発揮されています。
コンプレックスを克服し、なんとか成功を手に入れようともがき続けるヒロインに対し、いかにも理不尽なクレームを言いそうな小汚いヴァーさんが登場。
生まれてこの方一度もお手入れした事ないような爪で机をトントンしたり、
「おばあちゃん、お口くしゃい!」と孫が号泣しそうな入れ歯をパカパカ言わせたり、
何かにつけてゲロを撒き散らしたり、と、とにかく好感度最悪のおばあちゃん。
あまりに印象が悪いので、観客は心置きなくヒロインに感情移入できるのですが、このヒロインがまた、呪われた途端あっという間にやりすぎ武闘派に大変身。
小汚いとはいえ圧倒的年齢差のご老体を、ホッチキスで刺すわ、ものさしで刺すわ、スコップで刺すわ、なんぼ程刺すねんと突っ込みたくなるような物理的攻撃。
そして同時に「地獄へ堕ちるのはお前じゃ!このクソビッチ!」「死にぞこない!」「飴ちゃんどろぼう!」とメンタル面への攻撃も怠らない抜かりのなさ。

延々と続く、汁気たっぷりなジューシーばばあとなりふり構わぬアラフォーの戦いは、正直どっちもどっちというか、ホントは仲いいんじゃないの?というか・・。
トムとジェリーみたいな微笑ましさすら感じてしまうのですよね。 
特に駐車場のバトル、納屋でのバトル、墓場でのバトルのえげつなさは最高だと思います。
いいぞ!もっとやれ!ヽ(・∀・)ノ


「天使(いい魔法使い)がみすぼらしい姿になり、一般人の人間性をテストする」
というのは、御伽噺では割とよく耳にするパターンだと思うのですが、本作は相手が悪魔だっただけで、本筋はまさにこの御伽噺そのものだったのではないかと。
おばあちゃんの見た目や老廃物に惑わされ、自身の欲も作用した結果、助けを求める哀れな老人を無慈悲に切り捨ててしまったヒロインが恐ろしい呪いをかけられたのは、仕方ないと言えば仕方ないのかもしれません。

で、そんなヒロインがイビリにイビリぬかれた挙句にやっと自分の非を認め、心から反省したのを見計らってから地獄に引きずり込むラミアは、なんというか、ホントに仕事が細かいというか、念が入っているというか。
ヒロインが用意した目先の生贄に惑わされず、霊媒師に「コラー」とどやされても怯むことなく、「こうと決めたら最後まで徹底して」とばかりに呪いを成し遂げる、一本筋の通ったトコロは、尊敬に値しますね。

ま、その筋では有名な悪魔のクセに、ジプシーの使いっぱしりみたいな仕事をしているのはどうかと思いますが。
ていうかなに? ジプシーってそんなに強いの? なんかマズい事握られてるとか?
“すきなものだけでいいです” は、上級悪魔ラミアがもっと自分自身の意思を尊重出来るよう、心からお祈り申し上げます!
目指せ! 一本立ち!(※ひとりの悪魔としての)

過激な残酷描写こそ無いものの、「コレなら倫理的に大丈夫っしょ!」とばかりに放出される、おびただしい量の吐しゃ物やウジ虫が痛快な事この上ないですし、情け容赦ないラストも実に素晴らしいと思います。
やりすぎでギャグでしかなかった攻防戦も、最後にヒロインの彼氏が流した驚愕と絶望の涙で、教訓としての役割をきちんと取り戻しましたし、とにかくサム・ライミの腕にぶっぷりと酔いしれる事が出来る2時間弱なのではないでしょうか。

アガサは大満足です!
こういう作品に出会えるから、映画はやめられないんだなぁ!!



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『呪怨 ザ・グラッジ3』

2009年09月09日
ザグラッジポスター

「ホラー界のたれぱんだ」こと伽耶子、7たび登場。


今日、伽耶子に会った。
久しぶりに会った伽耶子は、なんだか少し大人びて見えた。
「そんなコトないヨ」
そう言って、長い黒髪をかき上げた伽耶子の首筋から漂ってきた、今まで匂ったことの無い、甘く鉄臭い香りが、ぼくの鼻先をフワリとかすめて空気の中に消えていった。

鉄臭い香り。

赤血球のことか!!!


と言う訳で、なんだかセンチになってしまったアガサなのですよ。
それもその筈、実に2年ぶりの『呪怨』シリーズ鑑賞。
しかも、ハリウッド版3作目にして、ついに劇場未公開。
DVDスルーという屈辱に耐え、無事生まれ故郷に生還した伽耶子たんの勇姿、涙無しで見れますかっての。

ま、オレは大爆笑しながら見たけどね!(←まさに外道)



(いちおう参考までに)
アメリカ版第1作の感想
アメリカ版第2作の感想


と言う訳であらすじ・・・
はい、どうもこんにちは!伽耶子です!
今日もバッキバキにハイテンションで呪って行きますからね~! そこの老いも若きも要チェックだよ~!!

ていうかねぇ、なんだかんだ言って、あたしも渡米して2年も経っちゃったんですよね。
初めて海を渡った時。 怖かった~(゚▽゚*)ノ彡☆バンバン
なんかむちゃくちゃ期待もされちゃってて。
「こりゃあいよいよ呪いのパンデミックですぞ~!」
とかなんとか言われちゃって。

無いっつーの!!
新型インフルエンザじゃないんだから、パンデミックとか無いっつーの!
大体、あたしの呪いなんて、住んでる場所を訪れた人にしか効かないんだから、爆発的に感染させようと思ったら、ディズニーリゾートにでも住まわないと無理じゃないすか! って住めね~!!超住めね~!! 身延町で勘弁して~!

じゃあね、この2年間何やってたのかっつったら、そりゃもう地道な張り込み作業な訳ですよ。
日本の自宅が燃えちゃって、その頃呪ってた子が丁度アメリカに帰るっていうから、それに便乗してはみたのの、アメリカでも結局その子のアパートくらいしか出没出来ないじゃないですか、便宜上。
なので、その子の部屋を本拠地にして、あとは「誰か来ないかな~ 間違って入らないかな~」って。
毎日それ。
あんま誰も入ってくれないんで、ちょっと「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」って声も出してみたりなんかして。
「逆効果だよ!ママン!」なんつって、俊雄に叱られたりなんかして!

そんなある日、やっとその部屋に足を踏み入れてくれるボイズンガールズ登場。
しかも超乳繰り合いつつの入場。
もうねぇ、正直その場でやっちゃおうかと思いましたよ。
「リア充はもげろ!」って文字通りもいでやろうかと思ったんですけど、ま、2年ぶりなのに瞬殺っていうのもアレなんで、せいぜい粘着質に付き纏ってやろうかな~なんて。

まぁ、呪いのパンデミックだなんてのは大袈裟にしても、このアパート一棟ぶっ潰すのなんかわけないと思うんですよね~。
いちおうこれでも、日本では呪いのリーサルウェポンって呼ばれてたんで!
呼ばれてないか!
超ウケる!! ポニョ歌いましょうか?

あ~、なんか久しぶりの呪いに、ちょっとばかし興奮して来たな~!
ええと、今アポートに住んでるのは、管理人一家でしょ、絵描きのおばちゃんでしょ、あと、ナオコとか言う日本人がもうすぐ引越してくるらしいんですよね~。
ああ、こいつがそのナオコね!
あたしが言うのもアレですけど、辛気臭い顔してますよね~!!
何? 何ブツブツ言っちゃってんの? 超キモいんですけド!

「・・お姉ちゃん」?
お姉ちゃんっつった?今?

ま・・・ まさか・・・!!
あなた、あたしの妹のナオコなの・・・?!




って、「妹」て!誰やねんそれ!∵ゞ(゚ε゚ ) ブフー!



そして、伽耶子の隠された家族構成が明らかになる時、呪いの最終章が幕を開ける・・・。

「最終章に興味なんてねえよ」? にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ ま、気持ちは判りますけどね。




何を隠そう、日本が製作した劇場版のパート2には、今話題沸騰のサイバー姐さんも出演していた 『呪怨』 シリーズ。
そう言えばその中で、お腹の中に転生した伽耶子を出産してましたっけねぇ、姐さん。
やっぱりなぁ~、道理でハイテンションな出産をしてた訳ですよ~。 
今思えば、あの頃から常に何がしかをキメキメだったんでしょうね! じゃなかったら伽耶子なんて産めませんって!

・・・てな具合に、「過去の映像をさも当時から怪しんでいた様に紹介する」ワイドショーが一時期垂れ流されていましたが、アレにはほとほと嫌気が差しましたねぇ。
「いつも明るい人気者」と採るも「異様なテンションの挙動不審者」と採るも、お前らの匙加減一つじゃないですか。
犯罪を犯した人に対し、“それはアカン”と指摘するのは当然のことなのですが、必要以上に正義を振りかざして叩きまくるのは、非常に気持ち悪い現象だと思います。


おっと! 話が大幅に逸れてしまった!
じゃ、本題に入りますね!

『呪怨』 はもう打ち止めにした方がいいよ!

おしまい。


工工エエェェ(´Д`;)ェェエエ工工


思えば、日本で作られたシリーズ自体も、本数が増えるに従ってどんどんアホになるというか、大雑把になって行った本シリーズ。
最初のオリジナルビデオ版で、日本中のちびっこを夜中のトイレに行けなくさせた清水崇監督は、その後も手を替え品を替え、様々な恐怖表現を世に送り出してきたものでした。
伽耶子を雨に濡れせる事でギズモ並みに増殖させてみたり、
髪の毛で天井から逆さにぶら下がるという、シルク・ドゥ・ソレイユ並みの荒業を魅せてくれたり、
今ではすっかりホラーの定番表現となった“元祖・アゴ開き”をお披露目してくれたり、
はたまた、そよ風のようにさり気無く、女子高生をゾンビに変身させてくれたり・・・。

そのどれもが、怖いと言うよりはオモロいシーンではありますが、まぁ、観る人によっては超こわかったんじゃないかと言えなくも無い事もない、ていうかどっちかというと多分ない。(←ダメじゃん)

ところが、そんなギリギリセーフみたいな呪いの連鎖が、アメリカ資本の手に渡った頃から、明らかな変化を見せ始める事になるのです。
つまり、「説明過多路線」に。

暴力にせよ、怨霊にせよ、一番怖いのは「どうしてなのかわからない事」だと思うのですよね。
過去に犯した罪に対する復讐だったり、うっかり倒してしまった祠だったり、知らないフリして埋め立ててしまった墓場だったり、こっそり食べてしまった栗まんじゅうだったりと、災いに対する原因の部分がハッキリしている場合、そこさえフォローすればなんとかなる筈。
しかし、それが判らなかったらどうでしょう。
いくら祈祷師に来て貰おうと、護摩を焚こうと、お墓を立て直そうと、ご先祖様を大切にしようと、信心深くなろうと、選挙の度に特定政党に投票しようと、ニッチもサッチもいかないのですよ奥さん!おーコワ!!バーニングッッ!!(←意味なし)

またもや話が逸れましたが、つまりアメリカ版はそんな恐怖のキモである「謎」の部分を徹底解剖アンド解説。
『THE JUON(1作目)』 では、いかにして伽耶子が元同級生をストーキングし、尚且つそれが旦那にバレてタコ殴りにされたかが発覚。
『パンデミック(2作目)』 では、いかにして伽耶子がすさまじい負の霊力を身に着けたのか、という出生の秘密が発覚。
そして今回の 『ザ・グラッジ3』 では、そんな伽耶子にいたってノーマルな妹が存在していた事が発覚、と、回を重ねるごとに解き明かされて行く謎。

正直いらないですよね、その解説ね。
ていうか、完全に後付けじゃねぇかコノヤロー!!


もうねぇ、ホトケのアガサと呼ばれたこのあっしでも、さすがに
「やりおったわい・・・こやつ・・・やりおったわい・・・」
と呟かずにはいられなかった、まさかの“妹”ネタ。

なんなの? アメリカでも“妹萌え属性”は市民権を得ているの? っていうかバカなんじゃないの?

しかもこの妹、どこで進む道を間違ったのか、呪いの家(佐伯家)でネチネチとストーキングやら階段降りやらをしていた姉とは正反対に、一端のキャリアウーマンの座を勝ち取っています。
夜は勿論、素っ裸にガウンです。
もうねぇ、どこの外人さんやねん、と。
日本人ならパジャマでしょうが! パジャマ、そしてお邪魔でしょうが!!

そんな西洋被れの妹は、姉(の怨霊)が渡米してなお不埒な悪行三昧を繰り広げていると知り、ストップ・ザ・カヤコとばかりに立ち上がるのですが、これがまた全く以って緊張感が無い。
イタコだったお母さんから譲り受けた、謎の白装束と謎の弓と謎の壷を携えアメリカ入りする妹。
不審がるアパートの住人にお姉ちゃん並みのガッツで付き纏い、なんとかカヤコ供養の承諾を得ると、早速浄霊スタート。
弓をポーンポーンと叩き、壷をクルクルとかき混ぜるとあら不思議。
どっからどうみても何かの血にしか見えない謎の液体が出来上がり。
「コレ飲んだら浄霊出来るから!さあ飲んで!一思いに飲んで! グイっとお飲みなさいな!!」
と、壷を片手に迫り来る妹。

ある意味こいつの方が性質が悪い様な気が。 気のせいか・・そうだよね・・アハハ・・・

で、当然の如く、その住人からノーを突きつけられた妹は、カヤたんの呪怨のとばっちりを受けて志半ばで悶死。

妹よ、お前の存在価値って一体・・・ (※実はその後に妹の真価が明らかになるのですけどね)

と言う訳で、前作で飛び出した、「カヤたんの母=イタコ」説もかなり寝耳に一斉放水でしたが、それを遥かに上回る衝撃展開だった本作に、かける言葉も見当たらなかったアガサ。(←その割には沢山書いている)
とりあえずこれは、崇の意見を聞いてみたいトコですね。
お前はどうなんだ、と。
呪怨界のオピニオンリーダーたる崇は、この事態をどう見るんだ、と。

たかし1
(※「吸血少女対少女フランケン」で好演するオピニオンリーダー・崇)(※多分大して気にしていない)


いかにもなラストシーンを観ると、今後も製作者のやる気と資金提供さえあれば、何作でも続きが作れそうな本シリーズなのですが、「人生何事も引き際が肝心だ」という念を強く海の向こうに飛ばしつつ、今回の感想は終わりにしようと思います。
結局長文になってしまってづみまぜん。

では最後におまけとして、本作で一番気になった点を2つほどご紹介。

その1 ・ 大胆な変更が施された俊雄メンバー。
ザグラッジ1

お 前 誰 や ね ん 。




juon_convert.jpg
(※参考資料:日本版の俊雄メンバー。)

ある意味児童ポルノすれすれだった、裸に白ブリーフという出で立ちから、色んな考慮の跡が伺える黒のショートパンツに変身した俊雄メンバー。
心なしか背丈も伸びてってお前絶対別人だろ!

まぁ、確かに日本版でも度々中の人の変更はありましたけどね・・・。(子役だから仕方ないですが)
ていうか、もうちょっと似た子供捜して来いよ。

ちなみに伽耶子メンバーの中の人も今回初めて変更されていました。
ショックです。
これはかなりショックです。
言ってみれば、大山のぶ代が水田わさびになるようなモノですから。
どっちも同じキャラだけどさ~! 全然違うんだよ~!!。・゚・(ノД`) みたいな。

カヤたんの魅力は、悪霊化してもどこか上品な気配が漂っているトコロにあると思うのですが、今回演じている方だと、ホントただのたれぱんだなんですよねぇ。
アクティブすぎるトコロもカヤたんらしくないって言うか・・・ 時々貞子とごっちゃになってる様な箇所もあり・・・

って熱く語るとキモいですか。 そうですか。


その2 ・ 大胆な熱演を魅せるアマンダさん。
ザグラッジ2

みんな大好き 『SAW』シリーズ でお馴染み、ジグソウおじさんの秘蔵っ子アマンダさん。
そのアマンダさんを演じているショウニー・スミスさんが、あろうことかこんなクソ続編隠れた珍品に出演。 しかもまさかの大熱演。

その熱演は、もっと違う機会にとっておいた方g・・(ゲフンゲフン)

しかし、本作の出演者の中で、恐怖演技が一番真に迫っていた点は素晴らしいの一言だと思います。
伊達に末期のじいさんからネチネチと特訓受けてきた訳じゃないよね!
もうアレだ、なんでもいいから、これからも全力投球で行くっきゃないね! アマンダさん!!


あー。 『SAW6』も楽しみだなー。(←棒読み)

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『マーターズ』

2009年08月23日
martyrs_convert.jpg
★★★★
救いが無いなんて言わせない。 彼らに救いは、ある。 きっと。


※アガサからのお知らせとお願い ※
・ 本記事はネタバレ全開となっております。
・ 映画『マーターズ』鑑賞にあたっては、出来るだけ事前情報を入れない事をお勧めします。
・ 多分本編を観ない方、もしくはネタバレを経ての鑑賞でも構わない方は、このままお進み下さい。
・ そうでない方で鑑賞を予定されている方は、鑑賞後にまたお会い出来れば幸いです。
・ 近隣で公開予定が無い方には、・・・正直面目ない。







あらすじ・・・
古びた工場から、転げるように走り出した少女がいた。
汚れた下着しか身に着けておらず、体中醜い傷で覆われていたその少女は、背後にまとわり着く恐ろしい何かを振り払うように、必死に足を前へ、前へと繰り出していた。
やがて、無事発見され、施設で保護される事となった少女は、周囲に対し頑なに心を閉ざしていたが、ある一人の友人が出来てからは表情にも変化が現れはじめ、徐々に人間らしさを取り戻していったように見えた。
彼女を支配していた恐怖から逃れつつあるように。

しかし未だに少女は囚われたままだったのだ。
常に自身を取り囲む、恐怖の闇に囚われたままだったのだ。

少女はある決断をしなければならなかった。
自分の人生を取り戻す為に。
たとえその決断が、間違った結果しか生み出さないとわかっていても。


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なんなのこれ! アホなんじゃないの! ていうかアホなの?!

と、映画が終わり室内が明るくなった時、アガサの心が叫んだ。
なんでこんなの買い付けしたの? なんで公開しようと思ったの? ええい! 吐け!吐くんだドコンチクショウ! 
と、入り口にいたスタッフの方を小一時間問い詰めようかとも思ったのですが、あんまりにもイケメンだったのでやめました。
ていうか、むしろホクホク顔でおいとま致しました。


世の中なんてそんなものです。(どんなだよ)



と言う訳で、フランスの最終鬼畜兵器 『マーターズ』 を鑑賞してきたのですよ。

痛くて、つらくて、憐れで、哀しくて、どうしようもなく無力な自分に打ちひしがれる事が出来る、実にパンチの効いた映画でした。


上に書いたあらすじは、本作の題名が表示されるまでのたった8分間弱のあらすじなのですが、このオープニングの編集が非常に秀逸なのですよね。
最小限のシーンによって少女の心と体の痛みを存分に表してくれているお陰で、その後に起こる悲劇の数々をストレートに受けとめる事が出来ます。 

少女が受けた不条理な拷問。
少女が負った心の傷。
少女の体内に巣くった、“罪悪感”と言う名のモンスター。

これらを持ったまま成長した少女が、偶然憎き犯人の居場所を知ってしまったらどうなるか。
そこに待ち受けるのが、凄惨な復讐劇であるのは、至極当然な事なのかもしれません。
が、彼女が築き上げるであろう死体の山は、彼女の心を解き放ってはくれないのです。
なぜなら、たとえ復讐を果たしても、少女の中に潜んでいるモンスターは決して消える事が無いから。
その正体、つまり“罪悪感”が少女の良心と直結している以上、モンスターは少女が生きている限り消える事は無いのです。(もしくは少女が完全な邪悪になるか。)

と言う訳で、のんびりとした平和な日曜日の朝食風景にライフル片手に飛び込んだ少女は、蓄積された憎悪を武器に、自分を拷問した犯人と目される平凡そうなパパ、平凡そうなママを、血の詰まったズタ袋と化させ、残った彼らの子供の腹にも大きな風穴を穿つのですが、心が落ち着くどころか、相も変わらず恐ろしい形相のモンスターに付き纏わられるわ、責められるわ、傷つけられるわでもう散々です。

ていうか既に虫の息です。

で、そんな残念な復讐劇に付き合い、少女の“共犯者”となるもうひとりの少女。
施設時代に、少女の最初で最後の友人となり、彼女の痛みも、怒りも、恐怖も、全て共有してきた(しようとしてきた)少女・アンナは、少女が犯す無慈悲な殺人の免罪符となるのが、たった一枚の写真と、少女の記憶のみだった為、少女をフォローしながらも心のどこかで疑いの気持ちを捨て去る事が出来ません。
でも、少女を見捨てることなど出来ない。
何故ならアンナは少女を愛していたから。
何もかも全部ひっくるめて、愛していたから。

見返りを求めない無償の愛で、なんとか少女を救おうとするアンナ。
消滅することの無いモンスターによって、死へと直走る少女。

血にまみれた山荘で繰り広げられる、この2人の救いの無い密室劇は、とことん苦痛で心底絶望的です。
「アンナくんはなんで、警察とか病院とかに通報しないのかねぇ」
とか、
「いくらなんでも、犯行現場でのんびりしすぎなんじゃないの? ここはおまいら若者がカジュアルに過ごせるユースホステル的な類の宿泊施設じゃないんだかんね!」
とか、そういう突っ込みも無くは無いのですが、ここはひとつ穏便に・・・

・ ・ ・

・ ・

・ ・ ん? 

ホ ス テ ル ?!



と言う訳で、悲劇的なオチへとまっしぐらに突き進んで行く前半戦に引き続き、さらに出口の無い苦痛の泥沼に落とし込まれる後半戦では、かの名作 『ホステル』 で一躍世界にその名を轟かせた営利組織・エリートハンティングの斜め上を行く非営利組織が登場。
いや、非営利じゃないかもしれませんが。
ていうか、無理やり繋げた感もしないでもないですが。

気にしない気にしない! そんなの気にしない! 太陽なんて気にしない!絶対焼かないALLIE!(←特に意味はない)


生きるのをやめる事で不幸な過去から決別した少女。
後半戦では、少女の亡骸の傍らで哀しみに暮れていたアンナが、ふとした拍子に山荘の地下室で落ち武者ガールを見つけてしまう事から始まる、ノンストップ拷問バラエティになっております。
うそです。 
バラエってないです。
むちゃくちゃ陰気です。


まぁそれはさておき、この後半戦に登場する、異様にキャラのたった老齢の女性。
周囲から「マドモアゼル」と呼ばれ、とてつもない存在感を放つその女性こそ、実は本作のもう一人の主役と言える、恐怖の秘密組織のボスなのです。

全国のSっ気くん、Sっ気さん達が、金にモノを言わせて若い血潮を迸らせていた“エリートハンティング”に対し、とにかくストイックなこちらの皆様。
その目的はただひとつ。 「究極の痛みの果てにあるモノを知りたい」、それだけ。

普通の人は全く興味が湧かない様な、極めて特殊な世界に思いを馳せる「マドモアゼル」が、世界中のご同胞を集めて立ち上げたこの秘密組織。
人はどれほどの痛みに耐えることが出来るのか?
また、痛みも苦しみも超越したその先には、一体どんな世界が広がっているのか?
誰でも知りたがっているくせにちょっと聞きにくいS極のすべてについて教えて貰いたいが為に、人知れず拉致、監禁、拷問を繰り返してきた「マドモアゼル」には、是非パズルボックスを贈呈して差し上げたい気持ちでいっぱいです。

ていうかさぁ、ピンヘッド兄さんを紹介してやるから、もう自分で確認して来たら? ていうかしろ!!

そんな「マドモアゼル」に、若くてピチピチしているという理由だけで新たな試験材料に抜擢されたアンナ。
こう言っちゃあれですが、ホントいい迷惑です。


さて、この後は、延々地獄のような監禁生活が続く事に。
ゲロ嘔吐物のような流動食を与えられ、いかついオヤジにどつかれ、ロングヘアーを散切り頭にされ、キメの悪そうなスポンジで清拭され、またどつかれ、の無限リピート。
とにかく、「人がされて嫌がる事を全部やってみる」がモットーの団体ですので、肌に悪そうとか胃に悪そうとか毛先を傷めそうとか、一切お構いありません。
まさしく恐怖の組織ですね!
先述の落ち武者ガールだって、ホントなにをどうやったらそんなビジュアルに辿り着くのかさっぱりわかりませんもの。
なんなの? 一種の羞恥プレイか何かなの?
落ち武者
(何故そんな装甲なのかと小一時間)

本当に、観ているだけで胸クソが悪くなる(※言葉が乱暴ですみません)ような描写で、しかもどう考えてもその先に希望的展開が予測できない状況な為に、途中退席が頭をちらついたのは1度ではすみませんでした。
もしこれがDVDだったら、停止ボタンを押していたかもしれません。
しかし、その反面、「どうしても見届けなくてはならない」、とも思った。
たまたま地獄に突き落とされた女性たち(アンナと亡くなった少女)の行き着く先が、ただの絶望だなんて許せない。
せめて少しでもいいから、そこに希望を感じ取らせて欲しい・・。
そう思い、画面に映し出される悲惨な光景に耐える事数十分。

スクリーンには変わり果てた姿のアンナがいました。
余りにも無残な姿で、心は既に別の世界に移ってしまっているアンナが。
そうです。 アンナは痛みの限界を超えたのです。

こんな救いの無いオチがあっていいのでしょうか。
ついに「マドモアゼル」が、一切自分の体に痛みを感じることなく、アンナの口から夢見続けてきた世界を聞き取る事が出来る。そんな甘い話がまかり通っていいのでしょうか。
いやだよ・・・いやだよママン・・・。+゚(つД`゚)゚+。


物語は、その後思いもよらない結末を迎えます。
朗報を聞いた全国の有閑マダム&ムッシューたちが、山荘に続々と集まる中、ひとり私室で佇む「マドモアゼル」。
早く“別世界”の話が聞きたくてウズウズしている連中を待たせたまま、「マドモアゼル」は静かに銃口を銜え、一気に引き金を引く。
そしてエンドクレジット。

って唐突すぎるわ!ヾ(゚Д゚#) ノ゙ 


しかし、唐突すぎるこのラストは、驚きと共に少しばかりの溜飲を下げさせてくれました。
イってしまったアンナから、何らかの言葉を聞いた「マドモアゼル」。
作中で明らかにならないその言葉は、一体どんな内容だったのか。
きっとそれは、意味を持たない言葉だったのではないでしょうか。

実際にその世界を見たアンナには意味のある言葉だろうけれど、「マドモアゼル」にとっては不可解な言葉の羅列。
何故なら「マドモアゼル」の人生そのものに、痛みの実体が無いから。
その言葉を理解出来る筈が無いのです。

今まで数え切れない程の試験体を使い、その殆どが痛みに耐え切れず亡くなって(もしくは精神を病んで)しまった、組織の研究。
その過酷過ぎる試練にアンナが耐える事が出来たのは、幼い頃から生活をともにしてきた少女の存在があったからなのではないでしょうか。
少女の口から実際に、どの程度拷問生活について聞いていたかは判りませんが、きっとアンナは愛する少女と気持ちを同化する事で、その悲惨さを追体験していたのではないかと。
アンナは、自分自身が受けた2度目の試練(拷問生活)を、少女と共に闘った。
一人ではきっと負けていたでしょう。
しかし、アンナは勝ったのです。 少女と二人で。 愛を武器に。


「マドモアゼル」の過去にどんな事があったのかは判りません。
よっぽどの事が無い限り、こんなアホな研究に取り掛かろうとは思わないでしょうから、もしかしたらとてつもなく哀しい過去を持っているのかもしれません。
しかし、きっと「マドモアゼル」は本当の愛など知らないのではないでしょうか。
本当の痛みも、本当の愛も、何も実際に手にした事の無い「マドモアゼル」は、人生のほとんどを費やしてきた研究の成果を知り、理解出来ず、絶望し、そして命を絶ったのだと思います。
いや、思いたい。

アンナたちの結末はあまりに悲惨だけれど、「マドモアゼル」の死と、その死が同胞にもたらす絶望を考えれば、少しだけでも救われる気持ちになります。


それにしても、どこの世界(金持ちだろうと貧乏人だろうと)にも、キチガイは存在するし、その不条理な暴力の犠牲になるには特別な条件など必要ない、という事ですよねぇ。
こわいこわい。

みんなもアレな人にはマジで気をつけよう!(←投げやりなまとめ)


決して気分爽快にもならないし、むしろゲンナリとした不快感に見舞われる作品ですが、一見の価値はあるかと思います。


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『レストストップ2 ドント・ルック・バック』

2009年07月07日
レストストップ2
★★☆
「ショック!残酷! ホーリーバイブルの逆襲」 (洋○社MOOK・別冊映○秘宝)

こんにちは、アガサです。
先日のムフフ記事に於きましては、沢山の温かい応援コメントをありがとうございました。
お陰さまで無事、振り上げた拳を下ろす事が出来ましたことをご報告させて頂きます。
皆様には、言葉ではいい表せない程の感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございました!
これからも自分なりに頑張ってみますので、どうぞよろしくお願いいたします。+゚(゚´Д`゚)゚+。


と、いう事で、今回は衝撃のラストから2年、全米が待ち焦がれた超話題作の続編 『レストストップ2 ドント・ルック・バック』 の感想行ってみるですよ!

あぁ・・「超」は言い過ぎなのか・・・ そう・・そこそこ話題作・・・でもないってのか・・ くそう・・・ ・・・ならば若干話題作・・? ・・・ ・・もしかしたら話題さk・・・・ 
・・ちくしょうっ! 話題作であってくれっ・・・!(ざわ・・・ざわ・・((`Д´;))・・ざわ・・・)

 
※超話題作『レストストップ デッドアヘッド』(前作)の感想


あらすじ・・・
【彼氏とのつきあい方について悩んでいます】(発言小町)

こんにちは、ちょっとご意見お聞かせ下さい。

実はうちの彼氏なんですが、結構なホラー好きなんです。
昨日も、先週観たばっかりなのにまた 『ホステル』 観ようぜって言われました。
一応、 『セックス・アンド・ザ・シティ』 にしようよ、って言ってみたんですけど、
「“セックス”言うてもうてるし!姦淫キタコレ! おま、ヨハネにフルボッコにされっぞ!知んねぇぞ!」
って店内で騒がれまして。
まぁなんだかんだ言って、ただのゴア好きなんですよね、彼。

そんな彼なので、聖書の中にも残酷描写をさりげなく盛り込んでいたり。
何かにつけては死刑。
気分がのってきたら火あぶり。
メル・ギブソンの 『パッション』 観た時なんか、もう大興奮でした。
「こいつはわかってる! オレの本質をよおくわかってるぜ!」
って。
まぁ、ファンレター書こうとした時は、さすがにヤコブに止められてましたけど。

で、先日なんですが、彼が聖書に隠したメッセージを読み取って暴走してしまった、哀れな子羊たちが現れたようで。
マルコによる福音書の中の「汝の手が罪を犯したなら、その手をカットオフしちゃえ」という一節を、言葉のまんま受け取って、中年のトラック運転手をかどわかした挙句、手首を切り落とし、目玉をえぐり出して埋めちゃったらしいんです。
さすがにこれは・・・ちょっと私も引くっていうか・・・。
おまけに、なんでもその被害者である運転手が、成仏出来なくて悪霊として復活したとかしないとか・・。
彼はそういう事にも無頓着で、
「復活かぁ。 やるジャン、一般ピーポーのクセにぃ!」
って、むしろ面白がってるみたいな節もあるんです。

基本的に彼は、“救世主”とは言われているものの、日常的な人間の生死問題には関わらないという原則があるので、まぁ仕方ないかとも思うのですが、それに付き合っていくのに少し疲れてしまって・・。
勿論彼の事は今でも愛してますし、一生お傍にいると誓ったのですが・・。
私はこの先、彼とどういった付き合い方をすればいいのでしょうか?

(トピ主・マグダラのマリアさん)


ま、本編とはあんまり関係無いんですけどね にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ そういうあらすじがあってもいいかなぁって。


先日発売された 「ショック!残酷!切株映画の逆襲」(洋泉社MOOK・別冊映画秘宝)で内での、高橋ヨシキ師のありがたいテキストにも書かれていますが、聖書って意外と残酷なんですよね。
あいつは死刑、こいつは拷問、とりあえず粛清、もしくは虐殺、時には呪詛、そして繰り返される報復・・。
勿論、本来の意味は違うのでしょうが(反面教師にしろって事ですよね?)、当然の如く、その内容を読み間違える狂信的な人々も続出する訳で。

で、2年前に作られた 『レストストップ デッドアヘッド』にちょろっと登場し、今回の続編では一気にメインキャストに躍り出たキャンピングカー一家は、まさにその典型的なパターンだったりします。

トラックがエンストした為に道端でヒッチハイクしていた運転手を、通り掛ったついでに拾ってあげる一家。
しかし、そのトラックが盗難車だと知った瞬間、狂信パパンのスイッチオン。
「なに? キミ罪人なの? あ、そう」
とばかりに輝くパパンの瞳。
ママンはママンで、久しぶりに目にしたブルーカラーの逞しい肉体に発情。
で、そんなママンの毒牙にかかった運転手には、見事「車泥棒」プラス「人妻泥棒」という罪状までもが加わる事となり、嬉々としたパパンによる浄化儀式がスタート。

罪を犯した手をナタでアレしたり、罪を犯した目もナイフでナニしたりと、やりたい放題の常軌を逸した拷問プレイが行われ、息絶えた運転手は、哀れどこぞの野原の地下深くで、その生涯をヒッソリと終える事となっ・・・

・・てくれないんですよね、しかしなんと。

余りに理不尽な殺害方法のせいなのか、神いわゆるゴッドの粋な計らいなのか、不死身のボディを手に入れて立派に復活した運転手は、のんきにキャンプしていた狂信一家に報復。
で、その報復された一家も、信心深かったのが幸いしたのか、神いわゆるゴッドの粋な( 略 )とにかく不死身になって華麗にカムバック。

かくして、サイコ野郎が住むモーテル、
キチガイが待ち構えるガソリンスタンド、
なんか色々置いてある小汚い納屋という、アメリカホラーに於ける3大スポットに続き、
信仰心を武器に罪人をバッタバッタとやっつける最凶一家(と運転手)をメインに据えた新たな殺人名所が誕生する事と相成ったのでした。
では満を持してご紹介致しましょう!
田舎道のレストストップ(休憩所)、ヒー・ウィー・ゴー!

いや、ゴーしないから。
むしろ「ドント・ルック・バック」でお願いします。(←うまい)(←そうか?)

そもそも、聖書もキリストも、そんな事言ってないから。
「罪人はおまいらが勝手に拷問しる」なんて言ってないから。
多分困惑してると思う。
「おいおいおい~」って。
「“血と肉”ってそっちのリアルな血肉じゃねえよ~(´Д`;) ワインとパンでいいよ~」って。

ホント、狂信的なアレは困りますな!


さて、それはさておき、
前作では、小汚い休憩所(主にトイレ)のみを舞台に使用しつつ、ヒロインを恐怖のずんどこに叩き落としていたのですが、今回は続編のセオリーに忠実に従い、その範囲をスケールアップ。
主人公たちが泊まるモーテル、道を尋ねるガソリンスタンド、凄惨な拷問の場となる納屋など、ホラーではすっかりお馴染みのスポットが総出でお出迎え。
田舎はこわいよ~。
アメリカの田舎は、アレだらけだよ~。
と、あの手この手で、渡米経験の無いアガサに恐怖心を植えつけてくれます。

ていうかさぁ、何故映画業界は、そこまでアメリカを貶めるの?
もうやめて! もっとアメリカを大事にしてあげて!
大体いくら田舎だっつっても、世界警察・アメリカの一地域がそんなデンジャラスゾーンな訳ないじゃない・・・!
そんなデンジャラスな・・・

デンジャラス・・

デン・・・

き・・・、危険なのかなぁ・・?(←ちょっと本気で不安になった) 

ま、それはきっとアガサの杞憂に過ぎないとは思いつつも、とにかくもうクドイようですが
「愉快な南部人物語」
とか
「ハートフルかっぺストーリー」
みたいな映画も作るべきですよね、ハリウッドは。 国の印象をよくする為にもね。

ま、作られても多分観ないけどな!(←まさに外道)

物語の展開はというと、
主人公カップルが地図に載っていない脇道に迷い込んだり、人目も憚らず乳繰り合ったり、悪魔的なトラックに目をつけられたり、彼氏の方が連れて行かれたり、拷問されたり、最凶一家の車に乗せてもらったり、そんなこんなの大騒動の果てに一夜が開け、朝の眩しい光の下でトラック運転手との最終対決が繰り広げられると言う大筋が、ほぼ前作のまま。
結構な既視感の嵐です。
でも大丈夫、前作を観てる人とかそんなに居ないから。(←失言)
合間に続編にありがちな「ビギニング」的要素も一通り挿入。
でも大丈夫、前作を覚えてる人とかもそんなに居ないから。(←暴言)

ちなみに、前作ではひたすら正体不明だったトラック運転手にキャラ設定を与え、あまつさえ撃退(成仏)方法まで提示してしまうというサービス過多っぷりに対しては、「余計な事をしおってからに・・」と毒を吐かざるを得ませんね。
ホントねぇ、余計。
そういうんじゃないんだって! 
「あの運転手は、目玉をくり貫かれたまま埋葬されたせいで、魂が地上を彷徨ってしまっているのじゃ。 だもんで、目玉を燃やせばオールオッケーなのじゃ!」 って、そういう野暮な後付解説はいらないんだって!
しかも結局、その撃退法をやり遂げたにも関わらず、運転手成仏してないし。
はい消えたー!
クライマックスの直接対決と、派手な爆破シーン消えたー!
意味ねぇぇぇぇ! 超うける! ァハハハハハハ( ゚∀゚)八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \


という事で、要するに
理不尽な死を遂げた人々がレストストップ周辺に集まって、新たに訪れた若者をあの世へとご招待
という、「世にも奇妙な物語」ミーツ「ほんとにあった怖い話」のようだった本シリーズ。
もしも次回作が製作される様な事がありましたら、是非タモさんにオープニングトークをお願いしたいものですね。
そんな切なる期待を胸に、DVDを床に叩きつけるアガサだったのでした。

叩きつけるのかよ。(←ダメなんじゃん)



色んな意味で、反面教師にして頂ければ・・・、と思った夏の夕暮れだったのでした。
(※ダメな続編例とか、聖書の読み違え例とか・・ま、そんな感じ)


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