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魔法使いにはなれなかった。

2010年09月28日
壁を歩きたかったのですが、どうしたら歩けるのかさっぱりわからない。
そんな時、ツイッターで
“「マイク・ザ・ウィザード」を観ればいいんですよ”
とのヒントを頂いたので、なあるほど!とばかりに知恵を絞ってみました。

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アガサには編集の才能もカット割の才能も何もかも無いことが判明した!

・・・やっぱさぁ・・

・・映画を作る人って・・・

・・・・えらいよね・・・ うん・・


-追記-
【スタッフ】
出演・・・ちっちゃいちびっこ(体重約24㌔)
撮影・・・おおきいちびっこ(すきなえいが・スポンジボブ)
担いだ人・・・おかあさん(明日は筋肉痛)



コマの間隔、もう直す気力ないよ・・・。

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お産についておもったこと。

2010年09月17日


河瀬直美監督『玄牝』公式HP



お産はハンパない。
人づてに聞く内容からしてハンパない。
鼻からスイカをひりだすような痛みだとか、腰に木の杭を打ち込まれるような痛みだとか(食人族のアレってことか!)、想像しようと思っても出来ないクラスの痛みを引き合いに出されて、恐怖だけが増幅するお産。
なので、そのやり方を重要視するヒトは多いでしょうし、こだわりたくなるのは当然といったら当然の流れなんじゃないかと思います。
ちなみにアガサがこだわったのは「出産後に振舞われる豪華ディナー(通称お祝い膳)」だけでしたが、実際出産に至るまでには色んな方法を調べました。
その中に、“自然出産”という選択肢もありました。

アガサは基本的に
「うちの中なんて全然特別じゃないじゃん!産むんなら小綺麗な部屋がいいよう!気分だけでも優雅でいたいよう!だいたい、産んだ後に家の片付けとかヤだよう!」
という超グータラな性格だったので、“自宅出産”という選択肢は即刻除外してしまったのですが、ちっとも魅力を感じなかったと言ったら、それはウソになります。
自分が本来持っているであろう力で産みたい。
自分が好きな姿勢で、好きなタイミングで、機械に囲まれるのではなくリラックスした環境で産みたい。
それらをサポートしてくれる助産院を探した事もありました。
でも、結局すぐ諦めました。 だってなにかあったら怖いから。

結局個人の産院を選んだアガサの陣痛は3日間に渡って続き、やっとの思いで産まれたちびっこは先天性の病気を持っていた為、数日後に大きな病院に運ばれました。
ずっとずっと後になって、落ち着いた頃に、世帯主さまと「助産院で産んでたらどうなってただろうねー」と話しました。

助産師さんに付き添って貰い、自然の中で、自然のモノを口にしながら、薬に頼らず産むという方法も大いに賛成です。
病院で看護師さんに看て貰い、LDRの中で、医療器械のサポートを受けて、時に必要かつ効果のある薬を投薬してもらって産むという方法も大いに賛成です。
要は、こどもが無事に産まれて、母体も健康な状態でいられるなら、どんな方法でも賛成です。


ところが、自然出産を愛する方というのは、とかく“病院で産むということ”を否定したがる傾向があるようで。
最初に挙げた映画のストーリーの中にも、
知らないうちに陣痛促進剤を打たれて、分娩台に乗った瞬間に吸引されて、お腹を押されて……だがら、生まれた瞬間、自分が大事で、子どもを可愛いと思えなかったんです

と、“不本意な投薬”や“不本意な処置”を受けた結果産まれたこどもには、愛情が芽生えないんじゃないの?と不本意な助言をしようとしているとも受け取れるようなくだりがあるのですよね。

いや、それなんかおかしくないか?

妊娠がわかってから出産に至るまで約9ヶ月。 短いような長い数ヶ月。
芽生えた命に対する愛情って、その期間にじっくりとしっかりと大きくなって行くものなんじゃないのでしょうか。
産み方は確かに、今後の自覚というか、自信に繋がるとても大事な過程だと思う。
でも、そこが全てみたいになっちゃうのはヘンな話なんじゃないか。
自分が納得行かない産み方だったから、こどもに対する感情にしこりが残るなんて事が本当にあるとするならば、そんな悲しいことってないと思うんですけどねぇ。

それと、自然出産を薦める方に多く見受けられるポイントに、“薬に頼らず自力で頑張る”というのがあるような気がしてしまいまして。
この映画に出てくる産院の院長さんの主張にも、こんなのがあるのですが、
神に従って生活し江戸時代のように農耕社会で生きておれば、ちゃんと出ます。
それができないのは、妊娠中にゴロゴロして、パクパク食べて、ビクビクしてね、
神に従った生活してないからいいお産ができないんです。 (※抜粋)
吉村医院の哲学 - NATROMの日記 吉村医院の哲学 - NATROMの日記


w o o …


実はこの産院は、先日めざましテレビの1コーナーにも登場しておりまして、“促進剤ナシの自然出産”にこだわる妊婦さんが60時間の陣痛に耐え、無事出産したというチョットイイハナシを放送していたのですが、その中でもそこの助産師さんが、
陣痛促進剤が悪いとかは思わないが、それがなくて産んだというのは自分にとってすごく嬉しい。諦めないで頑張れたので。

とかなんとか言っておりました。

うーん・・・なんかしっくりこないなぁ。

陣痛促進剤を使うのは、頑張るのを諦めてるじゃなくて、胎児の事を優先するからなんじゃないのかなぁ。
それを妊婦さんの“甘え”や“弱さ”みたいに受け取れるような言い方で片付けてしまうのは、ちょっと話を飛ばしすぎな気が。
前記の院長さんにしても、江戸時代みたいな生活をしていれば薬無しでお産できる。現代っ子おまえら甘えんなよ!と言いたいようなのですが、現代的なお産も全然甘くないですからねホント。

陣痛促進剤を使おうと、帝王切開だろうと、お産は痛いし、しんどいし、命がけなんですよ。
薪を割ったり、雑巾がけしたり、数十時間の陣痛に耐え続ける事と比較して楽なんてコトはない。
お産はどうやったって苦しいんです。

もし、自然出産が目指しているものが、“努力”“根性”“完全勝利”みたいな類のモノなんだとしたも、それって現代医学による出産も同じですからね。 形がちょっと違うだけで。 
苦しみに耐えた時間が母親の評価に繋がるなんて、そんな馬鹿なものさしは頼むから捨てて欲しいです。

アガサは自然出産を否定するつもりも、病院での出産を猛プッシュするつもりもありません。
それぞれにいい所はあると思いますし、自分が納得いくかたちで出産するに越したことはないですものね。
ただ、お母さんになるヒトには、どんな出産方法だろうと、自分に誇りを持って欲しいし、自信をもってこどもを愛して欲しいです。
そして、自然出産を愛しているヒトや、病院の対応に絶対の信頼をおいているヒトは、互いの存在を否定するような言い方だけはやめて欲しい。
くれぐれも、お産が自己満足で終わらないように。 そこから先の方が大変なんだから。


河瀬監督の『玄牝』が、無意味な現代医学否定ではなく、自然出産の美しさや厳しさを容赦なく映し出した映画である事を願います。
あと、テレビ局は、画的に面白いとかドラマティックに編集しやすいという理由だけで自然出産を取り上げたり、わかりやすく比較する為だけに病院での出産を寒々しく紹介するの、もうやめませんか。 
こどもが産まれて来る瞬間は、場所がどこでも美しいはずなんだけどなぁ。


あと、最後に一言。
めざましテレビでは、60時間の陣痛を薬も無しに乗り越えたコトを素晴らしいコトみたいに紹介していましたけど、それってあかちゃんがおなかの中で60時間しんどい思いをしてたってコトなんですからね。
か弱い命に60時間苦しい思いをさせるとか、おまえらどんだけドSやねん。 (何事もなく無事産まれてよかったなぁ!)


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夏休みの日記を書いてみたよ。 

2010年08月28日
※ 今回はなんのへんてつもないただの夏休み日記です。オチもないですよ!


どうもこんにちは。 先日岡山市街地を流れる川沿いで夜鷹デビューしたアガサです。
F1010177.jpg
【アガサ近影】(携帯カメラを構える世帯主さまの目が、ちょっぴり哀しそうだったのは気のせいだと思う事にします!)
いい加減、コスプレネタも尽きてきましたので、もし何かリクエストがありましたら、どしどしお寄せ下さい! ただし、お金がかかるのは無しの方向で!

それはさておき。
夏休みなんて終わってしまえ! と毎日呪詛の言葉をつぶやいていたお陰か、ちびっこたちのロングバケーションも残るところあと数日。
我が家の世帯主さまはサービス業の為、基本的に1日づつのお休みしかとれないのですが、珍しく夏休み中に3連休がとれそうだ、というので、我々はこのチャンスを最大限に活かし、防水加工を施した布を軸に張りつけた即席小屋で寝るべく県北へと車を走らせました。

目的地は岡山県は津山市。
そう、あの有名な30人殺しがあtt(ゲフンゲフン)あの有名な、B-1グランプリで見事3位に輝いたホルモンうどんの街・津山です。
え?! B-1グランプリを知らない?!
・・だから・・ほら・・アレですよ・・日本各地から集められたやきそば・・とか・・目玉焼きがのったやきそばとか・・油かすが混ざったやきそばとか・・スープがかかったやきそばとか・・なんか黒っぽいやきそばとか・・ ええと・・だからほら・・・・まぁ、とにかくやきそばなんですよ! やきそばの世界チャンプを決める大会なんです!!(※うそです)

で、そんな“そば社会”という完全アウェイ戦の中で“うどん”という中性的な立場を貫き通したのが我らが岡山の誇り、都井むつ・・(ゲフンゲフン)じゃなかったホルモンうどんな訳ですよ!

キャンプ1
参考画像【ホルモンうどん】

アガサはホルモン食べれないんですけどね! (世帯主さまは大のホルモン好き)
で、世帯主さま以外のメンバーは、おのおのやきそばとかやきそばとかやきそばとかを食べて、いざキャンプ場へ!

テント
参考画像【キャンプ場】

こんな感じにネイティブアメリカーナなお屋敷が立てられた、とてもこじんまりとしたアットホームな雰囲気のキャンプ場でした。
ちなみにこの、狼と踊る男が出て来そうな布っぱりはバーベキュー用のテントで、アガサたちが実際に寝泊りしたのはごく普通のテントでした。 
残念! 

荷物を下ろしたら、少し離れたところを流れている川まで歩いて行き、ちびっこと一緒に川遊びです。
これが中々の激流で(連日夕方からゲリラ豪雨が起きている地域だからでしょうか)、タイヤに乗っかってぷかぷか漂っているだけのエクストリームスポーツ もどきだと思っていたアガサとちびっこはかなり痛い目に遭う羽目に。 なんというか、勢いでメリル・ストリープのボートに乗っちゃった鼻ソケットくらい後悔しました。
かわ
参考画像【激流!】(見た感じ穏やかそうなんですが、入ってみると予想を裏切る激流っぷり)

基本的に、子供よりも本気になりがちな性格のアガサは、ここでも全力で川くだりをしていて、思いっきりひっくり返ってしまい、メガネを紛失してしまいました。
かあさん、ぼくのあのメガネ、どうしたでしょうね。

ちびっこが興奮のあまり鼻血を連発し始めたので、早めに川遊びを切り上げてキャンプ場へ戻る我々。
しかし、何故か無性に熟女のフェロモンを欲してしまった一匹の虻が、アガサの下半身に照準を定め、執拗にまとわりついてくる。
なんだこいつは。 役員会の後の懇親会という名の公然セクハラ大会におけるPTA連合会長並のねちっこさ。 くそう、任期が終わったら絶対嫁に匿名で電話してやる。
臀部を中心につかず離れずの関係を保っていたアガサと虻でしたが、結局キャンプ場までの道のりの半分辺りで太ももに攻撃を仕掛けてこられて、ビックリしたのと痛かったのとで泣きました。
37歳にもなって、「えーんえーん」と泣きました。
背後から、一部始終をのんびり眺めていた世帯主さまの大爆笑が響いてきました。


あ い つ だ け は ぜ っ た い ゆ る さ な い 。


幸い、虻のダメージは拍子抜けするほど軽かったので、気を取り直してキャンプ場の管理人さんに教えていただいた近場の温泉へ移動。
車で走り出した途端、ゲリラ豪雨開始。
ワイパーを最強にしても、視界がほとんど確保出来ない程の激しさ。 山の天気はこわいぞよー。
なんとか温泉に辿り着き、しばし休憩をとる間に雨も上がり、再びキャンプ場へ。

キャンプ初心者なので、管理人さんの助けを大いにお借りして、なんとか火をおこすことができました。

ba-bekyu-.jpg
参考画像【炭火焼】(ピントが甘くてすみません)

お肉とお肉と野菜とお肉をたらふく食べ、焦げ焦げになった飯盒のごはんも平らげ、一同大満足。
途中で田中邦衛っぽい人が地酒を持ってふらふらしているのが見えましたが、きっと何かの見間違いでしょう。
それにしても、えらい顔色悪かったなぁ・・。 他にも佐藤蛾次郎っぽい人も見えたんだけど・・いや、気のせい気のせい。

バーベキューの後花火を楽しみ、「クワガタを捕まえたい」というちびっこの願いを叶える為、真っ暗闇の山中に出かけようとするものの、あまりの不気味さにアガサ以外のメンバーの心が折れ、早々に断念。オレは行ってもよかったんだけどな。マジでマジで。
ちびっこと世帯主さまが歯磨きに行っている間に、テントの中の寝間を整えるアガサ。
これねぇ、完全にフラグだと思いますよね。
夜に一人でテントだなんて、どう考えてもナタ持った大男が外に立ってる前段階だよ!と思いますよね。
でも大丈夫。 テントの外に光源が無い場合は、外に誰かが立っていても中から見えないので、画的に成立しないでしょ。だから大丈夫!ノープロブレムよ!(←考え方がスクリームっぽい)

・・うそ。 ホントはこわかった。 超こわかったので、携帯で“いかに我が顔を写し込まない様に且つ少しでもナイスバディな風に錯覚させられる様に自分撮り出来るか”という実験に没頭してみました。
おかげで時間は忘れる事が出来たのですが、テントに戻ってきた世帯主さまの目が
「お前はほんとに・・自分大好きだな・・!」
と侮蔑の色に満ちていたのが忘れられませんでした。
ごめん、おれ、ほんとは自分だいすきなんだ!

そんなこんなで、テントに並んで横になるものの、初めての経験が続いたちびっこたちはなかなか寝付けません。
そこで、睡魔を呼び寄せる為にしりとりを始めたのですが、しばらくすると、どこからともなく犬の鳴き声が・・。
ていうかね、絶対いなかったから。
お昼すぎに到着してから今の今まで、この山中に犬的なクリーチャーはゼロだったから。
なのに何故か複数の鳴き声が「キャンキャン」という何某かのアクシデントをも連想させる種類を交えつつ聞こえてくる。 なにこれ。 もしかしてアレか。この近くには実は墓地があって、その中のひとつを守る為に日夜野犬が常駐しているってアレか。
みたいな長閑な妄想を楽しんでいる間にちびっこ陥落。

ここから先は、大人の時間。
静けさを取り戻した夜のキャンプ場で、焚き火を眺めながらとっておきのおもしろトークでも・・ そう、昔ボーリング場で起こった大量殺戮のお話でも・・ と思いながら、自然にフェイドアウトするアガサの思考回路。
確かに我々は大人だ。
がしかし、疲れた大人なのだ。

と言う訳で、10時から7時までこってりと睡眠し、翌日は朝から虫取りリベンジしました。(結局犬の声の正体はわからずじまいでした)
ま、クワガタは姿すら見つけられなかったのですけどね。 でも、蝶々と沢蟹を捕まえたちびっこがとても嬉しそうだったので、わしゃもうそれだけでお腹いっぱいですじゃ。

昼食用にあまごを捕まえて、すぐさま素手で捌いて棒に刺し塩焼きにし、その後流しそうめんでフィニッシュ。
とにかく、ちびっこにとっては何もかもが初めて尽くしのキャンプであり、狭くて湿り気の多いテントでの過ごし方や、ヌルヌルと苔生した川底の歩き方、炭火の熾し方など、色んな事にわくわくしたりどきどきした2日間だった事と思います。
中でも、生き物を殺して食べる、という当たり前で残酷でおいしい結末が待つイベントをこなした彼女たちに、少しでも何らかの意識なり記憶が焼きついてくれればいいなぁ・・と願いつつ、帰途についたのでした。
また来年も行きたいです!

ま、とかなんとか思っていても、帰りの車中で
「キャンプどうだった~?」
と聞いたら、
「クーラーがなかったのが・・ちょっとね・・」
って返されちゃったんですけどね!

よっ!! 現代っ子!!



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色々と思った事を書いてみるよ。

2010年08月03日
昨日、こんな記事を見かけました。

誰が何をネグレクト? - Chikirinの日記 誰が何をネグレクト? - Chikirinの日記



先日大阪で起きた放置死事件についての記事です。

うん。 すごくわかる。 何度も首を縦に振りながら読みました。
でも、なんかひっかかるんですよね。 

で、今日この記事に関連してのもう一つの記事が別の方によって更新されました。

児童虐待を減らす為に - 俺の邪悪なメモ 児童虐待を減らす為に - 俺の邪悪なメモ



ああ、なるほどなぁ、と。 これならひっかからないなぁ、と。すんなり喉を転げ落ちるなぁ、と。

この二つの記事の中で、一番大きく違う点は、幼い子供を放置して殺してしまった母に対する責任を言及しているかどうかなんですよね。(私の目にはそう映りました)
先日の記事に、なぜか猛烈に違和感を抱いてしまったのは、「責めるべきは国であって、母もまた被害者なのでは」と言われてるみたいだったから。「20代そこそこで実家の手助けも大スターくらいの収入も夫からの養育費も無しで子供を育てられる訳ないじゃん」と言われてるみたいだったから。

もちろん、もちろんですよ、それも正しいと思うのですよ。
20代に限らず、パート程度の収入しかない人が、一人で何も出来ないような幼子2人を女手ひとつで育てるのは、想像を絶する苦労があると思うのですよ。(それを死に物狂いでこなしていらっしゃる方もいますけどね)
周りが無責任に
「おまえが決めた道なんだから風俗でもなんでもやって育てろよ」
と偉そうに斬り捨てるなんてもっての外だし、また、そういう輩のなんと多い事か・・・。お前らその口で「子供は未来への希望だ」とか言うなよ! よその子供がどうなっても知ったこっちゃねえって言ってるのと一緒なんだからな!
ええと、なので、先の記事に書かれている
“国はもっと積極的にシングルマザーを救おうとするべき”(アガサによる意訳)
みたいな主張には大いに賛成ですし、それこそが今、少子化だのなんだのと言われている日本にとって、凄く必要な事なんじゃないかと思います。

ただ、やはり、その主張の前に、まずこの母が犯してしまった殺人については、きっちりと触れるべきだと思うのですよ。
「感情論かよ」とか「言いたい事はそこじゃない」とか言われるかもしれないけど、最初にそこを踏まえてから話し始める方が、沢山の人にすんなり受け入れられるんじゃないのだろうか、と。
後の記事の方では、まず最初に

確かにそれはもっともで、俺自身、ネグレクトした母親は悪いと思うし、彼女は裁かれるべきだと思います。個別のケースで考えれば、どんな犯罪も、犯人が悪いに決まっています。


と書かれているので、随分と受ける印象が違います。
せっかくとても大事な事、みんなが考えるべき事が書いてあるのに、「母は悪くない!貧乏が悪いんだ!」みたいに取られかねない記事になっているのが、残念というかなんというか・・・。(まぁ、もしかしたら釣り臭くする事で逆に注目を集めて議論を盛り上げようと言う事なのかもしれませんが。 それにしても、この書き方はちょっとひっかかる。少なくとも私は諸手を挙げて大賛成!とは思えませんでした)


で、もうひとつ。
この母についてなのですが、報道されている内容だけ見ると(というかそこしか知る術はないのですが)、ただ単に貧乏だったから子供を捨てて逃げたのではない様なのですよね。
お金はなんとなったけど、ハードな仕事プラス、一人で子供2人の世話をし続けなければならない、という重責に押し潰されて、ネグレストネグレクトに走った、という風に見えました。(※私は)
言うまでもなく、貧乏が最初のきっかけである事は間違いないのでしょうが、流れ的には
・ 一人でなんとかして子供2人を養わないといけない
・ 稼ぎが多い仕事に就くしかない
・ しんどすぎる
・ 家に帰ると自分の苦労も知らずに子供が泣きついてくる
・ イライラする
・ 仕事にいくとまたストレスが溜まる
・ 家に帰ってもストレスが溜まる
・ もうやだ
みたいにして負の坂を転げ落ちたんだろうなぁ、と思います。 
そして、この坂はまた、貧乏だけがきっかけではないとも思うのです。

シングルマザーでなくても、低所得者層でなくても、離婚してなくても、共働きじゃなくても、
この坂を落ちて行くきっかけは、些細な日常の中に、恐ろしいほど沢山埋め込まれているのです。
なので、死んでしまうほど暴力的ではないけれど、子供が笑顔を失うくらいの威力は充分備えている“限りなくグレーゾーンな虐待”は、ホント多いと思います。
むしろ、そちらの方が公にならない分だけより一層恐ろしいとも。

今の“子を持つ親(両親・片親問わず)”に必要なモノは、いざという時の生活保護でもありますが、それ以上に、100%受け入れ可能な託児(保育)所であり、相談しやすい駆け込み寺であり、周りの関心なのではないのでしょうか。
相談しやすい、という点は特に重要だと思います。
みんな、自分でもどうしていいかわからなくって、でも、それを相談すると「親失格」みたいに思われるんじゃないかと不安で、いざ相談しに行ってもいかにもお役所仕事的な対応で「またいつでも来てね」みたいにやんわりとした拒絶をされて、絶望して帰路に着くしかないのが現実だと思うから。
ネットでも町内でもマンションごとでもなんでもいいから、気軽に愚痴や悩みを吐き出しに行ける場所は、是非に作るべきなのではないでしょうか。
おい、聞いてるか玄葉光一郎。 お前に言ってるんだぞ。


で、こんな風に書いていると、
「子育てって、そんなに夢も希望もないの?」
と思われるかもしれませんし、それはちと心外なのですが、夢も希望も絶望も山ほど散りばめられているのが現実なんですよね。正直なトコロ。
そしてまた、それくらいの覚悟があった方がいい、と思うのです。
そうじゃないと、
「思ってたよりもしんどい」「子供ってなんでこんなに泣くの」
みたいなアホみたいな理由で、ネグレストネグレクトに走ってしまう人が続出してしまうんじゃないかと思うから。


子供を一から育てるのって、それはもうホントにしんどくって、奇麗事や建前でなんとかなるようなモノじゃないんですよ。
自分の一挙手一投足、何気なく吐いた一言が、子供にどれだけの影響を与えてしまうことか。
ちょっと目を離した隙に子供が移動する距離の、なんと大きい事か。
甘やかせ過ぎてもいけない、期待を押し付けてもいけない、夢は応援してあげたいけれど現実も教えてあげないといけない、ダメな事はダメと教えないといけない、しかも子供が納得出来る様に教えてあげないといけない・・。
毎日が暗中模索で、泣いてしまえば楽なんだけど、泣いたってどうにもならないから進むしかなくて、旦那さんや実家が頼りになる場合ばかりでもなくて。
孤独なこともあるし、不安に押し潰されそうにもなる、それが子育ての日常的な風景なんだと思います。

ただ、それらを上回る程の喜びもあるのが子育てなんです。
出来なかった事が出来る様になった時の笑顔、お腹いっぱいになった時の眠そうな顔、欲しい物を遠まわしに要求する時のいやらしげな顔、想いが叶わなかった時の泣き顔、それを乗り越えた時の誇らしげな顔。
しんどい事を吹き飛ばすくらいの感動があるのが子育てで、また、その感動に気付く事が何より大切なのです。
日々に転がっている喜びを、喜びと気付けない程不幸なことって無いじゃないですか。
親にとっても、子供にとっても。


この母は、それに気付けなくて、いや、最初は気付いていたんだけど、ストレスや自分で自分を追い込む事で気付けなくなって、結果子供に対する愛情をなくしてしまって、本当に残念な母だなぁ・・と思いますし、誰でもここに陥る可能性がある事もしっかり受け止めないといけないと思います。
ただ、残念な母だろうとなんだろうと、子供にとってはただ一人の母なんですよ。
自分に限界を感じたら、形振り構わず八方手を尽くして子供を守ろうとすべき母なんですよ。

先の記事を書いた方がtwitterで
twitter2.jpg
とつぶやいていらしたのですが、アガサは全力で反論します。
これが通用する状況と、そうでない状況があると思うし、こんなの結局自分が可愛いだけじゃないですか。
「頼りたいけど頼れない・・」というコトだってあると思う。 そういう時は自分でなんとかするしかない。大人なんだし。
でも、子供は一人じゃ生きていけれないんですよ。 だから親がどんな手を使ってでも守ってあげないといけないんです。
置き去りにして現実逃避してしまう前に、みっともなくても恥を忍んででも、やれた事があるんじゃないでしょうか。
また、やらないといけなかったんじゃないでしょうか。


ま、そんな事も判断出来ない程病んでいたんだったら、もうどうにも出来ませんけどね。


あと、色々書きましたが、私が今回一番怒りを感じたのは、児童相談所と警察です。
手続き踏まないと出来ないから・・とか
中に人が居るのが確認できなかったから・・とか
会えなかったから・・とかおまえらふざけてんのか?
もしもこれが、自分の知りあいの家だったとしても、ホントに「いやぁ、これはもうどうにもできませんなぁ」っつって引き返してたのか?
違うだろ!

子育てに関する困難な点とか、国が改善すべき点とか、そもそも虐待する親は自分自身も虐待されていたとか、根深すぎてどうにもこうにも先行きが真っ暗闇な点はさておき、この“水際でもいいから救える命をなんとか救おう”という点は、なんとか出来ると思うのですよね。
たぶん、国がやろうと思えば。
強制的にドアぶちやぶってオラオラってやろうと思えば。
それを「人権が・・」だのなんだのと尤もらしい理由をつけてやらない国は、ホント「いやぁ、ぶっちゃけ子供がどうなろうとどうでもいいんですよボクらは!ガッハッハ!」って考えてるとしか思えません。

あと、こういう場合の隣人を責めるのは完全なお門違い。
隣近所の素人が「ちょっとおたくなになってんの!」って人の家に上がり込める訳ないじゃないですか。
通報するくらいしか出来ませんよ。 
それだって、「てめえか!通報したのは!」ってキチガイが怒鳴り込んできたらどうしよう・・と悩みながらの通報だと思うし。
じゃああなた、誰が住んでるのかもわからない、ひょっとしたらウルトラド級のキチガイが住んでるかもしれない家から子供の泣き声が聞こえてきたら、鬼の様な勢いでチャイムを鳴らして「コラー!」って言えますか?
それで自分の家の子供や家族が危険な目に合わされたらどうするんですか?
素人じゃ出来ないから、国がやるしかないんですよ。
ていうか、四の五の言わずにさっさとやれ。


最後に、先ほどの方のツイートでもうひとつどうしても見過ごせなかったモノがありましたのでちょっと一言。
twitter

これ、「強い人はいいですね・・・」でくくる事じゃないんじゃないのでは?
“強くならざるを得ない”人が殆どなんじゃないのでしょうか。
とりあえず、全国の性的サービス業を頑張っている人がこれ見たら、相当カチンとくると思うなぁ。
この方の真意はわかりませんが、あまりに釣り臭くて、思わず釣られてしまいました。 これは無いよ。


まとまりの無い内容ですみません。
昨日から色々思った事を、つらつらと書いてしまいました。

本当に、一番弱い存在が犠牲になるような社会は、なんとかしないといけないし、その為には私たち一人一人が考え続け、声を上げ続け、国に届けないといけないんですよね。
その時だけ「やだーかわいそー」じゃダメなんですよ。

とりあえず、私は私が出来る事をしようと思います。(具体的に言うと、教育長と市長へ要望書)

この記事が、読んで下さった方の中で何かの足しになれば幸いです。



※追記
・ 文中、「ネグレスト」と書いていましたが、「ネグレクト」の誤りでした。 お詫びして訂正いたします。
・ 児童相談所や警察に対する怒りを書きなぐってしまったのですが、児童相談所には「抱えている案件が多すぎる」「権限が無い」等の事情があり、警察にも「住民登録が無いと踏み込めない」「知事から裁判所に許可状を請求して貰わないといけない」等の事情があるので、どっちにも非はないし、責めることは間違いなんだそうです。 なんかもう、国の偉いさんや国民を挙げて「残念な親の元に生まれた子供は死ね」って言ってるみたいな気がしますけど、そういうコトなのかもしれませんね。 あほらしくて涙が出るわ。

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ちょっとしたおしらせ

2010年06月19日

どうもこんにちは。アガサです。

突然ですが、今晩10時ごろからネットラジオをやるの予定です。
(アドレスはまた直前に貼り付けます)


アドレスはこちらです・・・http://ladio.net/src/bFlf




特にお題は決めていないので、もしなにかありましたらこちらに書き込んでみて下さると助かります。
無い場合はエロ漫談になります。

掲示板

みんなサッカー見るよね! オレは興味ない!  
ではでは。

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