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お酒をのまない私がお酒のあれやこれやについて考えてみました。

2012年06月21日
やばいよ! 6月の更新ゼロだよ!


という訳で、なかなか映画の感想を書く気になれない中、ちょっとした雑文でご機嫌を伺ってみますよ。


朝日新聞デジタル:「めちゃイケ」酒豪決定戦に抗議 飲酒事故の遺族団体 - 社会 朝日新聞デジタル:「めちゃイケ」酒豪決定戦に抗議 飲酒事故の遺族団体 - 社会

最近のめちゃイケは見たり見なかったりで、この問題とされている回も未見なのですが、たしか過去に同じ企画(メンバーが延々くだまきながら飲む内容)は何度か放送していたと思うので、その時の印象を思い起こしてみました。 
で、まぁ、なんというか、「わかるよ、わかるけどさぁ・・・」ともやもやした気持ちになってしまったのでした。


以下、そのもやもやについて説明してみます。



① アガサが知っている「飲み会」について

あくまで自分が経験してきた範囲のコトしかわからないのですが、社会人になってから参加した「会社の飲み会」や「合コン」や「同期会」などで、無理にお酒をすすめられたり、お酒を飲まないとハブんちょにされたり、お酒だけが心のよりどころだったり、のんでのんでのまれてのんだり、などという目に遭ったコトは幸運な事にありませんでした。
たしかに、「えーのまないのー?」とあからさまに嫌そうな顔をされたコトや、「ええから飲め」とばかりにじゃっかん食い下がられたコトくらいはありますが、それ以上にプレッシャーを掛けられたコトはなかったので、だいたい毎回たのしい時間を過ごしてきました。
これは、「同席していたほとんどの方が社会人だったから」という理由も大きいのかもしれませんね。

まとめ:
多くの「大人」は引き際を心得ている!(※あんましつこくやると仕事がしづらくなるから) (※あと、リアルに嫌われるから)



② アガサが行った事のない「学生の飲み会」について

アガサは「大学に行ってさらなる勉学に勤しむ」という選択肢よりも「さっさと社会人になってがっぽりおぜぜを稼ぐ道」を迷わず突き進んできたマネーの亡者なので、いわゆる「学生の飲み会」というものに参加したコトがありません。
したがって、うしゃしゃげらげらな「ゼミのコンパ」とか「サークルの打ち上げ」とかの全貌など、知る由もないのであります。
しかし、今回「めちゃ×2イケてるッ!」に対し文書で抗議した『イッキ飲み防止連絡協議会』の活動内容から察するに、この「学生の飲み会」が最もハメを外しやすく、また、飲ませる側も飲まされる側も未成熟なコトから危険なレベルに足を踏み込んでしまいやすいのではないかと思いました。
つい数年程前まで義務教育を受けていたような若い人たちが、全く経験した事のないコミュニティに属するコトになり、なんとかそこに馴染もうと頑張ってしまう。
殴り合いをしてみて初めて、殴られた時の痛みや殴った拳の痛みに気づくように、人は、飲ませすぎて体調を崩させたり飲まされすぎて体調を崩したりして初めて、アルコールの節度というモノに気づくのかもしれませんね。

まとめ:
大学にいかなくてよかった!(※そういう問題じゃない)



③ 「めちゃ×2イケてるッ!」の企画に対して思うこと

めちゃイケが(今回のも含め)過去にやってきた「酒豪選手権」的な企画は、アガサが知っている「断れば聞いてもらえる」飲み会でも、アガサが知らない「うしゃしゃげらげら」な会でもありません。
ただの「バラエティ」です。
まともな大人なら言われなくてもわかるはずの、「作り物」の世界です。
そこは時々、「危険な行為の対策ちゃんとしてなかったの?」と言わざるを得ないような事故が起こったりもする、なかなか油断のならない世界ですが、でも、あくまで「くっだらない見世物」であり、「ありがたい教養番組」ではないと思うのですよね。

では、「見世物」だから文句を言うな、と言いたいのかというとそうではなく、やっている内容に「無理にアルコールをすすめている」ように見える部分がある以上、文句を言われてもしょうがないとは思うのです。
すくなくとも、『イッキ飲み防止連絡協議会』からは。
万人に不快な思いをさせない番組なんてありえません。 
苦情があるのは仕方ないコトだと思うのですよ。

まとめ:
5分おきくらいに「おことわり」のテロップを流せばよかったのではなかろうか。(※実際の番組内で、どれくらい「アルコールの摂取」についての注意書きが流れたのかはわかりませんが) (※なんだったらもう、ずっと右上に赤文字で「アルコールは飲み過ぎるといつか絶対死ぬよ!」と出しておけばよかった)



④ だが『主婦連合会』、おまえは別だ!

まとめ:
主婦がやった方がいいコトって、番組に文句を言うのではなく、家族に「アルコールは飲み過ぎるといつか絶対死ぬよ!」と注意するコトなんじゃなかろうか。



⑤ 自分はわかるからみんなもわかるはず、ではないというコト。

アルコールを無理にすすめる人たちがいるコトはわかる。
現実問題、その行為によってしんどい思いを強いられている人たちがいるコトもわかる。
テレビで「飲んでくだまいて笑って泣きまSHOW!」を放送するコトにより、それを見るコトにより、悲しい過去を呼び起こさせて居た堪れない気持ちになる人がいるコトもわかる。
「こんなの作り物じゃん。 ジョーダンじゃん。 みりゃわかるじゃん」と、私なんかは思うのだけれど、それはあくまで私が「お酒の席でさほど不快な思いをしたコト」が無く、尚且つ「強引にすすめられたら空気を読まない勢いでイヤと言えるタイプ」だからであって、見てもわからない人や命の危険を感じるほど不快な思いをした人にとっては「ジョーダンじゃない」番組なのだろうなぁ・・と思う。
なので、先にも書いたように、苦情はあって当然。
まぁ、自分たちの「笑い」は常に誰かを傷つけている可能性がある、という覚悟が無い芸人さんなんて居ないでしょうし。

まとめ:
次の企画では、今回不快な思いをした人たちがお腹をかかえて笑えるような内容目指してがんばれ!(※なぜかえらそう) (※そしてその放送を見て、また新たな“不快な思いをする”人たちが・・・) (※無限地獄)



⑥ 「臭いにおいは元から絶たなきゃダメ!」的なアレ。

ということで、なんとか心の中のもやもやを説明せんと延々書いてきた訳ですが、要するに今回一番思ったのは、「お酒が危険って思うんなら、小さいうちから教えてあげればいいじゃん」というコトなのですよね。
飲まない年齢の頃にしっかり教えてあげていれば、いざ成長した時にわかりやすいじゃないですか。
ところが、世の中の「大人」の中には「一部の娯楽」について口を閉ざしたがる人がまことに多いのですよね。
で、そういう「大人」は子どもたちが大きくなってきて「一部の娯楽」に接するようになった時どうするか。 
目に触れないようにさせるのですよ。
テレビからもお店からも取り除かせるのですよ。
だって、目に触れちゃったら「アレなに?」って聞かれるじゃないですか。
それを上手に説明するのって、難しいし何よりめんどくさいじゃないですか。言わせんな恥ずかしい。

「不健全なマンガ」のどこがどんな風に不健全なのか、じっくり話し合えばいい。
「過激な映画」は現実とどう違うのか、自分の経験をまじえて教えてあげればいい。
「性教育」についても、「お酒の飲み方」についても、子どもたちが納得行くまでとことん会話すればいいじゃないですか。
ところが、PとTとAがつく団体や主婦とか婦人とかそういう単語が絡んだ団体は、「これは臭い!」と感じたら、子どもに「なんのにおい?」と聞かれる前に根源を経って有耶無耶にしてしまおうとする。 
・・ような傾向にある。 
と、いう気がするのですよ。

今回のめちゃイケに限らず、「自分たちも多少気恥しい経験をしたコトがある事柄」についてだんまりを決め込み、ただ子どもたちから遠ざけるコトで責任を果たしたつもりでいる保護者や大人がいるとするならば、それはただ逃げているだけだよ、と申し上げたいです。
人生のたのしいコトもつらいコトも、輝かしい部分も後暗い部分も、隠す必要なんてないじゃないですか。いずれは誰しも通る道なんだし。

まとめ:
もっと子どもと色んな事を話してみればいいのにね。(※あと、それでもやっぱり話すコトを放棄するおうちもあると思うので、そういうご家庭用としてその手のテレビ番組は5分おきくらいでテロップを出しとけばいいのではなかろうか) (※もしくはずっと右上に赤文字で「アルコールは飲み過ぎるといつか絶対死ぬよ!」とか「性行為すると妊娠するかもよ!」とか「実際に人をたくさん殴ったら血が出るし時に死ぬよ!」とか「チンさむロードを走る時、ノー・シートベルト&速度違反してたら取り返しのつかないコトになる場合があるよ!」って出しておくとよい)




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「つまり、やつらは親学を普及させておぜぜを浮かそうとしているんだよ!」「な・・なんだってー!!」

2012年05月05日

こんばんは、アガサです。
先日更新した、大阪維新の会のひとたちが考えた「家庭教育支援条例(案)」についての長々とした感想の中で、

第21条 (民間有資格者の育成に対する支援)
(・・略・・)「親学アドバイザー」など、民間有資格者等の育成を支援する
第22条 (「親守詩」実行委員会の設立による意識啓発)
(・・略・・)親守詩実行委員会を設立して発表会等の催しの開催を支援し、意識啓発をおこなう
(第5章 親の学び・親育ち支援体制の整備より)
>資格制度を取り入れればおぜぜが発生しますし。


と書いたのですが、今日とあるエントリーを拝見していたトコロ、そのおぜぜの行き着く先がとんでもない団体である事を知りまして。

トンデモ教育論「親学」を推進してる人たちの話 - 俺の邪悪なメモ トンデモ教育論「親学」を推進してる人たちの話 - 俺の邪悪なメモ

家庭教育支援条例(案)に出てきた「親学」って、前話題になっていた高橋史朗が推進してるヤツだったのかー!!

(頭がウルトラハッピーな人についての参考記事・産経新聞が発達障害についての俗説を広め、偏見を助長しようとしている件について 産経新聞が発達障害についての俗説を広め、偏見を助長しようとしている件について


で、ちょっとその総本山である「親学推進協会」の公式ホームページを見てみたのですが、がっちり書いてありましたね。案の定。

「親学アドバイザーとは」
親学アドバイザーとは、親学(親としての学び・親になるための学び)の基本と(中略) 親学アドバイザーは全国で約650人(平成22年3月末)を数え(またまた中略)勉強会、講演会などの活動を、自主的におこなっています。

「親学アドバイザーの認定」
一般財団法人親学推進協会では、親学基礎講座を修了された方を対象に「親学アドバイザー認定講座」を開催し、講座受講態度や、修了後に提出するレポートなどを総合的に評価して、親学アドバイザーの資格認定審査を実施して、合格者には認定証を授与しています。
(親学推進協会ホームページより)
ほうほう、つまり「親学アドバイザー」になろうと思ったら、「親学基本講座」と「認定講座」を受けなければならない訳ですね。
で、なんぼや!なんぼはろうたらええんや!
「親学基礎講座費用」・・・全4講座で13,000円(税込み、別途テキスト代1,680円)
*地域、会場により異なることがあります。 
「親学アドバイザー認定講座」・・・全6講座で25,000円(税込、認定審査料5,000円を含む。別途テキスト代1,680円)
*地域、会場により異なることがあります
総額41,360円だってさ! たっけえ!!

(悪い方の意味で)評判を呼んだ漢検ですら4,500円(1級)なのにねー。 いやぁ盛ったねー。
家庭教育支援条例(案)には、「この資格を有する為の支援をします、いや、したいんです!(←要約)」と書かれていますので、かなりのおぜぜが大阪市から親学推進協会につけ届けられるようになる訳ですね! 条例が通ればね!


で、ここでふと浮かんでくるのが、そもそもこの「親学」とは一体どういうモノなのだろう・・・というコトなのでありまして。
昨日の感想でも散々触れた
「親の育て方が悪いから発達障害なんかになるんだ! 伝統的な子育てをすればそんなもんならないんだよ」
というトンデモ論を口角泡飛ばしながら唱えているのが件の高橋氏な訳ですが、果たして「親学」全般がそんな調子なのか。
先のエントリーによりますと、数々の「有識者」のみなさんやTOSS、その他にもいくつかの自治体で“口当たりをよくした「親学」”が取り入れられているとの事。
どう考えてもばっかじゃねえのとしか言いようがない「親学」は、どんな感じに紹介されているのか。
トンデモ論以外の部分で、何を勧めようとしているのか。

名古屋市教育委員会が発行した「親学パンフレット」を要約してみると、このようになりました。
・ あいさつをはじめとした「コミュニケーション」を大切にしよう
・ ただ叱るのではなく、愛情をもって諭しましょう
・ 「愛されている」という実感を与えてあげましょう
・ 子どもを理解するよう心がけ、しっかりと会話をしながら見守りましょう
・ 命の尊さを伝えて行きましょう
・ いじめをなくす為、大人自身が偏見をもたず、いじめや差別をしない、許さないという断固とした姿勢を示して行きましょう
・ インターネットの利用には目を光らせましょう
・ 早寝、早起き、朝ごはんを心がけましょう
・ 夕食の時間を決めるなどし、生活リズムを整えて家庭学習に集中させてあげましょう
・ テレビやゲームの時間を限定させてみましょう
・ 子どもの友達やその親と関わるようにしてみましょう
・ 清掃などの地域活動に参加してみましょう
・ PTAや子ども会にも参加しましょう
どうですか! 若干説教くさいですが、意外と普通ですよね!
アガサもこの手の提言はわんさか見てきましたよ!(幼稚園と小学校のPTAで)

(※ ちなみに、2007年にはこの「親学」が国の教育再生会議で大いにプッシュされそうになり、その後大炎上して先送りになったようなのですが、その際には
「テレビは見ずに、演劇みたいな芸術を鑑賞せよ!それも親子一緒に!」
だとか
「授乳中はぜったいテレビ見るな!」
といった、テレビ業界に何らかの恨みがあるとしか思えない文言も盛り込まれていたようですね。 高橋先生、これじゃあ ホンマでっか!?TV に呼んでもらえませんよ!)




「家庭教育支援」は、本当に難しいものです。
おらが街・岡山でも、昨年小中高生による暴力行為と小学校の不登校発生率が全国ワースト1位になるという危機的状況を迎え、岡山県幼・小・中・高PTA連合会連絡協議会が 「保護者がしっかりせんといけんで!」 という緊急声明を出すなど、あらためて「家庭教育支援」のあり方について再検討する事が必要とされていますが、一番届いてほしいトコロにその想いが届くのかというと、正直どうだかなーと思ってしまうのですよね。
なぜなら、お役所の考えた「提言」や「方策」に目を通すのは、既に危機的状況を実感している保護者だけだから。

毎日のように新聞を賑わす「虐待」の文字や、みんなの心を悩ませる「不登校」「学級崩壊」の問題。
それだけを見ていると、今の保護者はどれだけアカンタレなんや! と思ってしまうかもしれません。 
世の中モンペ&バカ親か、過保護すぎる激甘な親ばかりなのではないか、と。
大阪維新の会のひとたちが考えた「家庭教育支援条例(案)」の前文にしても、「子育てのイロハもわからない無責任な親が増えたお蔭で、虐待・不登校・非行・ひきこもり・発達障害などなど問題山積だよ!」と、いかに現代の保護者がダメかという事をのっけから大批判。

しかし、実際はそうではない。 
たしかに「子どもに関心を持たない保護者」も存在しているのですが、多くの保護者はそうではないのですよ。

多くの保護者は、空気を吐くようにごく自然に、子どもの事を考えています。
少なくとも、アガサが今までに見てきた数百の保護者のみなさんはそうでした。
目をギラギラとさせて四六時中「子どもの為だけに・・オレは生きている・・・!」なんて考えている訳ではなく、ただ、頭の片隅ではぼんやりと、子どもの事を心配して、どんな風に育てていけばいいのかあーでもないこーでもないと悩んで、学校での様子も気にしながら過ごしている。
「親学パンフレット」に書かれているような事を完璧にこなせている人は居ないでしょうが、それぞれが出来る限りの愛情を注いで過ごしているのですよ。 言われなくてもとっくにね。

お役所がかんがえる「家庭教育支援条例」にせよ、「親学パンフレット」にせよ、多くの保護者が気づいていたり気をつけていたりしている内容ばかりで、なんというか、とっても薄いのです、印象が。 あと、ありきたりだなーと思います。
で、本当にこれらを読んで頂きたい、気に止めてみて頂きたい「関心のない保護者」の方々は、そもそもパンフレットを配られても読まないのですよ。だってその手の説教に関心がないから。
(とか言いながら、実はアガサも以前はまじめに読んでいなかったのですけどね。子どもに関心はアリアリなんですけど、内容をちらっと見た時点で「あーはいはい」と思ってしまったもんで・・スミマセン。最近は後でつっこむ為に読んでいますけどね!)

「家庭教育支援」について、えらいひとや有識者のひとが喧々諤々と意見を交わしてくれるのは結構なのですが、一番肝心な、「出来上がった文章を、どうやったら関心を持たない保護者に読んでもらえるか・浸透させられるか」 という点がずっと置いてけぼりのままである以上、その「提言」や「条例」に意味などないのではないでしょうか。
内容よりも、そちらの方が重要課題だと思いますがねぇ。

子どもに対する考え方が根本的に異なる保護者たちにどう対応して行けばいいのか、まだ誰にも答えが出せていない中、そういった「関心のない保護者」の存在に困っている他の保護者や教職員が、「わかんねー親にはわからせてやんべ!」という厳つい正論に満ちた「親学」に賛同してしまう気持ちは、正直わからなくもない。
でも、でもね、「親学」のパっと見ありがちなアドバイスの先に、狂気すら感じる暴論がある以上、絶対にこれを「まぁしょうがないな」で済ませてはいけないのですよ。

先にも書きましたが、名古屋市教育委員会が発行した「親学パンフレット」の内容に似たアドバイスは、多くの自治体で挙げられていると思います。
岡山市の社会教育委員会からもかなり丸かぶりな提言が行われていましたし。
【これからの家庭教育のあり方と家庭教育を支援するための方策について】

私たちに出来ることは、これらの「家庭教育支援」策の中で、彼らが異様な本音を剥き出しにしていないか、しっかり見極める事なのではないでしょうか。
今回大阪維新の会の一件にまったを掛けたように。



それにしても、
「発達障害になるのは親の愛情が足りないせいなんや!」だの「親(特にははおや)だけががんばったらええんや!」だのと、ちょっと読めばすぐわかるようなトンデモ論に満ちた「親学」に、少なくない数の政治家が首ったけになってしまう理由ってなんなのでしょうね・・。

「伝統的な子育て」を徹底させれば「発達障害」がなくなるので、子どもの個性に合わせた授業の為に学級編成基準を見直す(+教師の増員)必要がなくなるかも・・・

「伝統的な専業主婦による全力子育て」の結果、学童クラブや待機児童の対策をしなくて済むかも・・・

なんだったら「伝統的な母親お手製の栄養バランスばっちりお弁当」を義務制にしちゃえば、給食費の公費負担分も浮くんじゃねえの・・・


・・・・


     ,ィ, (fー--─‐- 、、
.    ,イ/〃        ヾ= 、
   N {                \
  ト.l ヽ               l
 、ゝ丶         ,..ィ从    |
  \`.、_  __ ,. _彡'ノリ _,.ゝ、  |         ∧
   `ゝf‐ゞ゙ujヾ二r^ァuj< y=レヽ.     l\ / 
.    |fjl、  ̄.リj^ヾ.)  ̄  ノ レ リ   __|  ` そ、そうかわかったぞ・・
    ヾl.`ー- べ!゙‐ ` ー-‐'  ,ン   \    つまりやつらは「親学」を普及させて
      l    f,.ニニニヽ u /:|   _∠,    おぜぜを浮かせようと
       ト、  ヽ.__.丿  ,イ |     /    しているんだよ!
     _亅::ヽ、 ー   / i :ト、    ´ ̄|   
  -‐''「 F′::  `:ー '´  ,.'  フ >ー、   l/、  ,ヘ
    ト、ヾ;、..__     , '_,./ /l       ∨
   ヽl \\‐二ニ二三/ / /


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-おまけ-

なんの気なしに、「親学推進協会」のゆかいななかまの年齢をしらべてみたよ!

顧問  社団法人日本国際青年文化協会会長 中條高徳さん  85さい
顧問  音楽家・前埼玉県教育委員会委員長  松居 和さん   58さい
顧問  日本保育協会女性部 女性部長     山田和子さん  63さい
顧問  全日本私立幼稚園連合会 会長     吉田敬岳さん  62さい
顧問  ジャーナリスト                櫻井よしこさん  67さい
顧問  日本BE研究所所長             行徳哲男さん  79さい

会長  共立女子大学名誉教授          木村治美さん  80さい
理事長 明星大学教授                髙橋史朗さん  62さい
評議員 日本大学教授                森 昭雄さん   65さい

なんということでしょう・・・!
ほとんどのみなさんが、「親心が喪失していたり、保護能力が衰退してしまっている現代のダメ親」の親とか、さらにその親の世代、つまり、「伝統的子育て」をたんまりと受けてきたど真ん中世代ではないですか・・・おかしいなぁ・・みなさんデキる親だったんですよねぇ・・・。

いたしかたないなぁ・・ じゃあ「現代のダメ親」を正す為にまずは、「祖父母学」とか「曽祖父母学」から始めなきゃですね!超スパルタでね! ねっ!!



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ぼくたち(大阪維新の会)が「はったつしょうがい」のざんしんな「ぼうしほうほう」をかんがえたよ!

2012年05月03日
Twitterを眺めていたら、ちょっとびっくりするようなツイートが飛び込んできたよ!




どうやら、橋下市長率いる大阪維新の会大阪市議団が、5月の定例議会で提案する予定にしている「家庭教育支援条例(案)」についてらしいのですが、実際読んでみるとなんというか、ちょいちょい宇宙パワーを感じるような斬新な文言が盛り込まれていましたので、ざっくりご紹介してみたいと思います。

大阪市・家庭教育支援条例 (案) ――― 全条文 (前文、1~23条) 大阪市・家庭教育支援条例 (案) ――― 全条文 (前文、1~23条)

近年急増している児童虐待の背景にはさまざまな要因があるが、テレビや携帯電話を見ながら授乳している「ながら授乳」が8割を占めるなど、親心の喪失と親の保護能力の衰退という根本的問題があると思われる。
(前文より)


いきなり先制パンチとして「ながら授乳」が槍玉に・・・!

たしかにね、
「授乳時には、一切子どもの顔を見る事なく、ただひたすらテレビもしくは携帯のみを凝視し、一言も子どもに声をかけないぜ!!」
というやり方を10回に8回は実行しているおかあさんがいるとするならば、それはちょっと子どもがかわいそうだなぁと思うのですが、ていうか逆にそれ実行するの難しくね?(←一度も子どもの顔を見ずに授乳するコト)

「ながら授乳」をしていても、おちちや哺乳瓶をくわえさせる時や飲んでいる最中など、子どもと目を合わせる事くらいあると思いますよ。
なのに、それがすなわち「親心の喪失」や「保護能力の衰退」になるって・・。
テレビや携帯に責任を押し付けて「ほらねー」と言うのがだいすきな人たちが、いかにも書きたがりそうな文言ですネ!


第1条・2項 保育、家庭教育の観点から、発達障害、虐待等の予防・防止に向けた施策を定めること
(第1章 総則より)


ん・・・? 「虐待」の予防・防止はわかるのですけど、 ・・・「発達障害」のよぼう・・?ぼうし・・・? 
 
「発達障害」の原因については、色々と研究が進められていると思いますが、現時点ではっきり「これだ!」という原因はわかっていないのが現実だと思います。
我が家のちびっこに関して言うと、5歳の時“広汎性発達障害”と診断された際「先天性、もしくは初期の成長・発達途中で生じた脳疾患のひとつ」という風な説明を受けました。 「ただし、絶対的な原因はいまだに不明です」とも。

つまり、「発達障害」は「予防」や「防止」出来るような病気ではないのです。
「あれ・・うちの子なんかちょっとまわりと違うかも・・」と心配になっていたある日、「おー!やっぱ違ったかー!」と理解する日がやってくる、どっきりプレゼントみたいなものだと、アガサは思っています。
受け取り拒否は出来ません。
ただし、周りの理解や接し方などで「支援」する事は可能ですが、それはまた別の話。


第7条 (保育園、幼稚園等での学習の場の提供)
すべての保育園、幼稚園等で、年間に1度以上、保護者会等での「親の学び」カリキュラムの導入
第8条 (一日保育士、幼稚園教諭体験)
すべての保育園、幼稚園で、保護者を対象とした一日保育士体験、一日幼稚園教諭体験の実施の義務化
(第2章 保護者への支援より)


第7条については、アガサは大賛成です。

よく「子育て」と言いますが、本当に育たないといけないのは親の方であり、その為に強制的にでも「親の為の勉強会」の場を設けるのは、とてもいい事だと思うのです。
ただ、現時点でも、保護社会・講習会等の「学ぶ機会」を用意している学校園は少なからずあると思いますし、多くの保護者は、そこに参加すべく都合をつけようと努力しているのではないでしょうか。

問題なのは、参加しようともしない保護者であったり、参加したくても仕事や家庭の都合で出来ない保護者に対し、行政が何をしてあげられるのか、という事。
まぁ、橋下市長ぐらいギャーンとした実行力のある方が「やる」と言えば、全部の「職場」を「保護者勉強会」の日に合わせて「絶対に」休みにして、「めんどくさいから行かない」だなどとヌルい事を言う保護者の家には怖い顔をした議員先生がドダダーってやってきてミニバスで強制連行するくらいの事はやってくれると信じていますけどネ!

第8条については、正直「何言ってんの」レベルの話だと思います。

たぶんこれは、維新の会の関係者の人たちがだいすきな「文句言うんならやってみろ!」大作戦なのだろうなぁ、とは思うのですが、幼児教育の大変さや需要性を学ばせたいのなら、一日体験の前にまず参観日を設ける方が先なのではないでしょうか。
いや、今でも「子どもを見守る」参観日はあると思いますよ。
そうではなく、「保護者同士の私語を一切禁止して、先生のお仕事だけを黙々と観察&お手伝いをする」参観日をね。 
やってみればいいさ。

それにしても、「全保護者による全保育所・全幼稚園での一日体験を義務化」ってずいぶんサラっと書いていますけど、
・ お仕事をしている人を含めた全保護者の休みの都合と体験する日を擦り合わせて、
・ その上で先生方に「体験しにやってくる保護者に対する説明書」を作成させて、
・ しかも「保育士の体験をしている最中事故があった時用の保険」の手続きを用意させて・・・
などなど、現場の先生方に途方もない労力を強いる事になるって、わかって書いてるんですよね? 

まさかそこまでは考えてないとか言いませんよね? まさかですよね?


第10条 (親になるための学びの支援の基本)
これまで「親になるための学び」はほとんど顧みられることがなく、親になる自覚のないまま親になる場合も多く、様々な問題を惹起していることに鑑み、これから親になる人に対して次に掲げる事項を基本として、学びの機会を提供しなければならない。
(第3章 親になるための学びの支援より)


これもいい事だと思います。

あまりに「親になるってのはなー大変なんだぞー」と脅すと、余計に子育てに後ろ向きになってしまう人や、これから子どもを持つという事に躊躇してしまう人を生み出さないとも限らないのですが、「子どものいのちの重さ」や「親の責任の重さ」をはっきりと伝えていくのは大切な事だと、アガサは思います。
「子どもの事より自分の事の方が大事」な人よりは「まずは子どもの事が最優先」という人が多いほうがマシ、というのが、アガサの持論だからです。
あ、念のため言っておきますが、「過保護を勧めている」のではなく、「子どもを好きすぎるくらい好きな方がいいじゃん」という話ですよ。


第15条 (発達障害、虐待等の予防・防止の基本)
乳幼児期の愛着形成の不足が軽度発達障害またはそれに似た症状を誘発する大きな要因であると指摘され、また、それが虐待、非行、不登校、引きこもり等に深く関与していることに鑑み、その予防・防止をはかる
(第4章 発達障害、虐待等の予防・防止より)


ええと、まず重箱ツンツンしますが、「軽度発達障害」という用語ってあんまり正しくないんじゃありませんでしたっけ?

「軽度発達障害」の表記は、その意味する範囲が必ずしも明確ではないこと等の理由から、今後当課においては原則として使用しない。
(文部科学省初等中等教育局特別支援教育課)
「発達障害」の用語の使用について:文部科学省
「発達障害」の用語の使用について:文部科学省

まあね、いわんとしたい事はなんとなくわかりますけどね。

で、それよりなにより問題はその前の一文ですよね。
「乳幼児期の愛着形成の不足が大きな要因」
という、一昔前に絶滅したはずのアレです。

条例(案)を作っていた維新の会の人たちはノってきたのか、さらにこう続けます。


第18条 (伝統的子育ての推進)
わが国の伝統的子育てによって発達障害は予防、防止できるものであり、こうした子育ての知恵を学習する機会を親およびこれから親になる人に提供する
(第4章 発達障害、虐待等の予防・防止より)


わが国伝統的子育てによって予防、防止できるんだとよ! すげえな! おら斬新すぎてめまいがしたぞ!

維新の会の人たちが、この条例(案)の一文を自分たちで考えたのか、はたまた、どなたか頭がウルトラハッピーな人に入れ知恵されて盛り込んだのかはわかりませんが、ドヤ顔して発表する事じゃないですよコレ。 むしろはずかしい事だよ。 

先にも書きましたが、「発達障害」は「予防」も「防止」もできません。
できるのは、発達障害を持つ人たちの特徴を理解し、「世の中のルール」を彼らに少しでもわかりやすく伝えられるような方法を考え、「誰かのせい」で済ませるのではなく一緒に成長していこうとする事です。

「わが国の伝統的な子育て」は一体なにを指しているのか。
具体的な例が書かれていないのでアレですが、きっとね、みなさんもなんとなくわかっていますよね。
もうね、そんなに三丁目の夕日が好きか! と。 恋に恋焦がれ恋に泣くのか、と。
そりゃ、アガサも近所に「おっかないおっさん」がいたあの頃が懐かしいなーとは思いますよ。
他人の家の子であろうと、堂々と「いけないことはいけない」と注意したりとかね。

でも、それと「発達障害」とは別問題なのだということを、ぜったいに忘れてはいけません。


第21条 (民間有資格者の育成に対する支援)
(・・略・・)「親学アドバイザー」など、民間有資格者等の育成を支援する
第22条 (「親守詩」実行委員会の設立による意識啓発)
(・・略・・)親守詩実行委員会を設立して発表会等の催しの開催を支援し、意識啓発をおこなう
第23条 (家庭教育推進本部の設置と推進計画等の策定)
1項・首長直轄の部局として「家庭教育推進本部」を設置し(後略)
(第5章 親の学び・親育ち支援体制の整備より)


かったるいので(略)を多様しましたが、「民間有資格者」とか「実行委員会」とか「推進本部」なんて単語を使い始めるのは、大概がお役所的な「ね、真面目に考えてるでしょ?」アピールですので、形ばっかりで意味をなさないモノの代表だと思って間違いないと思います。
ほら、部署を作れば人員を割り当てれるし、その中でえらいひとも任命できますし、資格制度を取り入れればおぜぜが発生しますし。
まったく! 便利なワードだぜ!


というわけで、
「発達障害」は子育て方法の間違いが原因なのだ。
というあまりにもアレな考え方を「家庭教育条例」にババーンと載せてしまえる維新の会の人の脳内スケールの途方も無さに、思わず長々としたエントリを書いてしまいましたが、冗談めかさずにハッキリまとめると、
ばっかじゃねーの!
という一言につきます。

「発達障害」によって最も苦しい思いをしているのは、親でも教師でも周りの人たちでもなく、本人自身なのですよ。
彼らは何も、好き好んで周りと違う行動た言動をしたり、異常なテンションになったりしているのではありません。
彼ら自身にもコントロール出来ない。 
けれど、周りからは「ただのおかしなひと」と好奇の目で見られ、そしてつらい思いをする。

私たち親は、彼らが「自分と周りとのちがい」に苦しまないで済むよう、時にバリヤになり、時に通訳になりながらサポートし、いつか必ず訪れるであろう、「親がサポートできなくなる日」までに彼らが自分自身で生きる力を身につけれるよう試行錯誤を繰り返しています。

そんな発達障害児やその家族に対し、行政が出来る事は沢山あるのに、なぜよりにもよって「偏見を助長させる為の煽り文句」だけなのか。

発達障害や、診断は受けていないけれどちょっと「気になる子」が増えている事も、全国的にひきこもりの人や不登校が増えている事、目に見えないレベルの虐待が日常的におこなわれている事も事実だと思います。
ただ、今回の条例(案)が万が一にもまかり通るような事になったら、周囲からの無理解パワーに追い詰められ、学校にいけなくなる子はさらに増えるのではないでしょうか。

アガサはこれを見て、「大阪に住んでいなくて本当によかったなー」と思いました。
そして、これに触発されて「うちもうちも」なんて言い始める岡山市議会議員などいないと思いますが、もしも出てきたら全力で阻止します。
オレの目の黒い内は、こんな邪悪な条例など俎上にもあげさせやしないですよ!


5月に行われる大阪市の定例市議会で本条例(案)が一笑に付される事を、心から願ってやみません。





余談ですが、おらが町岡山での「発達障害児」に関するサポート状況はというと、これがまたニンともカンともなのが現実でして。
幼児教育で言うと、国公立幼稚園連合会から岡山市教育長宛に2年連続で要望書を提出している
「特別支援教育支援員の増置配置」
に関しては
「前向きにがんばるけどごめん」(←要約)
と暖簾に腕押し状態。
昨年11月には「岡山市発達障害者支援センター(愛称 ひか☆りんく)」が開設されたものの、いざ利用しようと電話をしても、たらい回しの末門前払いを受ける事すらあるとの事です。(アガサの友人談)
結局、発達障害の子どもを持つ親は、自分たちで勉強し、自分たちでコミュニティを立ち上げ、自分たちで周りに理解を仰ぎ、サポートし合うしかない。

このような現実は、全国の発達障害児とその家族に於いてもあまり変わらないのではないでしょうか。

もうね、協力してくれだなんて贅沢は言わないから、せめて足を引っ張るような事だけはしないで欲しいですネ! マジで!!


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がっかり主婦、岡山県北部を往くの巻。(※R15+)

2012年04月07日
どうもこんにちは、アガサです。
春休みも終盤。 新学期に向けやる気スイッチを全力でオンしなければならないはずが、いまだに「どっかいこうよーねーどっかつれてってよー」と甘えモード一色のちびっこたちに、岡山の封印された暗部隠れ名所を紹介してあげようとばかりに、一路県北へと車を走らせてきましたよ。

まず最初に向かったのは、岡山県は新見市にある鍾乳洞・満奇洞です。
春らしい柔らかな日差しの隙間から、季節外れのなごり雪が舞い散るという奇妙な天候の中、曲がりくねった林道でぎりぎり車一台通るか通らないかの瀬戸際外交を繰り広げた末たどり着いた山間に、それはありました。

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(※ あったあった!看板・・かんば・・  ・・・字、薄くね?)

新見市教育委員会によるありがたい看板によりますと、その昔猟師仲間から「槙の穴」と呼ばれていた洞窟に「満奇洞」という名称がついたのは、たまたまこの地を訪れていた与謝野鉄幹・晶子夫妻が意見したコトがきっかけであったとの事。
「奇に満ちた洞窟」で「満奇洞」。 どうですか、このインパクトさいこうな名称! 晶子は昭和のあだ名王だな!

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(※ 洞窟の入口に至るまでに点在した廃墟。 廃墟じゃないものあるので要チェック!)

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(※ 観光客に届け・・ 晶子の想い・・・!!)

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(※ 大人は1000円・小学生なら500円で、洞窟に入り浸る事が可能に!こいつはたまんねえな!)

全長400メートル、散策に要する時間は約30分という説明でしたが、実際にはもっとスピーディにまわれますので、閉所恐怖症の方でも安心ですよ!
てな具合に世帯主さまを説き伏せながら、いよいよ洞窟内部へ。

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(※ 作為的なライトアップでお出迎え!)

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(※ 天井が低い箇所が多いので、大人はかなり苦しい姿勢を強いられる事に)

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(※ じゃじゃーん!夢の宮殿もあるよ!)

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(※ 夢は夢でも「ナイトメア」方面だけどな!)

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(※ 緑を基調をしたライトが印象的だった窟内。 いささか目がチカチカします)

そして、満奇洞といえば何といってもアレですよね! 『八つ墓村』ですよね!

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(※ 劇中「鬼火の淵」と呼ばれていた「千枚田」という場所)

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(※ 『八つ墓村』のロケには、この満奇洞以外にも、岩手県の滝観洞や山口県の兼清洞と秋芳洞、高知県の龍河洞などなど全国の名だたる鍾乳洞が総動員されたそうです)

一歩鍾乳石の影に身を乗り出すと、そこには何もない「無」の空間のような深淵が広がり、別の世界へと引き釣り込まれそうな気持ちに・・・。
洞窟内に漂う湿った苔の臭いや、鍾乳石をつたってふいに垂れ落ちる雫、そして頬を撫でるひんやりとした空気は心地よさ半分恐ろしさ半分といった感じで、不思議に心を魅了されました。
軽い閉所&暗所恐怖症の世帯主さまが早々に脱出する中、ちびっこたちと鬼の美也子さんごっこに興じる母娘。


(※ ディセントごっことか地獄の変異ごっこもしたかったなぁ!)

最後に三人で「ぽっかり浮かんだ小梅ばあさんポーズ」を決め込み、満奇洞散策終了。

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(※ 「これは毒殺じゃない・・絞殺ですね!」 渥美清さん談)



再び車を走らせ、次に向かったのは「吹屋ふるさと村」。

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(※ 超レトロ感・・・!)

標高550メートルというけっこう本気度の高い高原地帯に現存している、日本最古の現役木造校舎・吹屋小学校。
先月、最後の卒業生を送り出し、惜しまれつつも廃校となりましたが、今後も取り壊されることなく(数年後には)資料館として生まれ変わる予定との事です。
岡山県東部に位置し、世界遺産入りを虎視眈々と狙っている日本最古の学校施設・閑谷学校せんぱいには、年齢的に200年ほど敵わないものの、明治33年から変わらない佇まいは実に威風堂々としており、老いも若きも思わず口を開けて見とれてしまうことうけあいの美しい小学校でした。

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(※ 昭和31・33・35年度と、三度に渡り「なわとび運動優良校」ホルダーの称号をゲット!)

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(※ 昔はこういう木造校舎、いっぱいありましたよね)


小学校から歩いて5分ほどの場所には、国の重要文化財である旧片山家住宅を含む街道が。

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(※ 丁稚さんが番頭さんにどやされる光景が目に浮かぶ・・・!)

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(※ これもんの街並みが約500メートルに渡って続きます)

江戸中期からは銅山として、さらに幕末から明治にかけてはベンガラという赤色顔料の製造で栄えた吹屋地区。
建物が全般的に赤褐色で統一されている様は、当時のイケイケドンドンな雰囲気を今に伝えているようです。

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(※ 土日限定で、ボンネットバスも運行されているそうです。さぞかしシックリくるんだろうなー)

郷土館として公開されている商人さんの家と、先に触れた旧片山家住宅の二軒共通入場券は、大人400円・小学生200円の良心設定。
玄関脇から直通の女中部屋や、箪笥の隅に配された隠し棚、小柄な日本人ならではの細い階段など、随所に匠のこだわりが詰まった住居となっております。
両家とも、ベンガラでウシャシャゲラゲラしていた、今で言うトコロの超セレブのおうちですので、洒落た中庭があったり当時はさぞかし高級であったであろうガラス窓がはめ込まれていたりと、贅を尽くした作りとなっておりました。
ただ、しっかりとした作りではあるものの、板張りの床からは常に木造建築ならではの「染み込んでくるような寒さ」が忍び寄り、当時の人たちの苦労が偲ばれたのでした。

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(※ 資料館に置かれていた大八車。 すごく・・おおきいです・・・)

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(※ 街並みのはずれにあった、『ノロイ』に出てきたような神社。 超オカルト!)

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(※ せっかくなので、クリフハンガーな状態になってみた)(←何がせっかくなのかは判りませんが)



タイムスリップ気分を満喫した後は、再度車を走らせ、今回の小旅行の目玉である「広兼邸」へ。

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(※ はい、みんなだいすき「多治見家」ドーン!!)

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(※ 山本陽子さんが今にも駆け出てきそうです)

野村芳太郎監督の名作『八つ墓村』において、いわくつきの名家・多治見家として使用された広兼邸。
野村監督版と市川崑監督版の両方で多治見家に変身した為、今ではすっかり高梁市の観光名所となっております。

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(※ こちらは大人300円・小学生150円で入場可能)

山崎努さんが血反吐を吐き、市原悦子さんが火だるまになった、思い出のおうちですが、元々は銅山の経営とベンガラの原材料であるローハの製造で巨万の富を得た庄屋どん・広兼さんちの二代目が立てた大豪邸なのだそうです。
一個人の持ち家とは思えない程のあまりの規模の大きさに、目の前にパっとその姿が映った時には「おお・・・!!!」と声が出てしまいました。
門の上には「寝ずの番」用の小部屋まであるという念の入りよう・・・ もはやちょっとしたお城クラスやで!

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(※ 庭先から眼前に広がる下々の暮らし。 「あの山もこの山も、ぜーんぶ多治見家のものなんスよ」小川眞由美さん談)

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(※ 土蔵キター!!)(←残念ながら、地底におりる隠し階段はありませんでした)(←まあね、まあね)

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(※ 萩原健一さんが宿泊させられたであろう「離れ」)

先ほどの旧片山家住居と違い、こちらの広兼邸は庭先と台所のみ侵入可能で、住居施設にあがる事は出来ませんでした。
これだけの家屋ですので、きっとあちらこちらに隠し通路とか隠し扉とか、地底への隠し階段とかあると思うんだ・・。 いや・・必ずある・・!!! (探検したかったなぁ)

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(※ 広兼邸も片山家も郷土館になっていた商人の家も、台所の天井がとても高い。 まあね、じゃないと燃えますもんね!たぶんね!)

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(※ 200年ほど前には、ここで日々の暮らしが営まれていたと思うと、感慨もひとしおです)

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ひととおり邸内を散策し、「ふるい!さむい!くらい!ジュースかって!」と不満を口にする回数が度を超えてきたちびっこたちに応え、後ろ髪を引かれる思いで帰り支度を始めたアガサ。
『八つ墓村』のロケ地を訪れる、という長年の夢を無事叶え、思い残すことはもう何も・・・

・・何も・・・・

・・・・

・・・いや・・ まだだ・・


・・・まだ、アレをやらなければ・・!!




じゅう
追いつけ追い越せ・・・


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山崎努・・・・!!


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フ ハ ハ ハ ハ ハ !!!

(※ ちびっこが「おとうさん・・おかあさんがうしのこくまいりに!」と叫んでいましたが、そっちじゃなくて32人殺しな!ココ重要!)



- おまけ -

と、いうことで、全ての日程を終え帰途についた我々だったのですが、山間の一本径をひた走る最中気になる看板を発見してしまいました。

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(※ 金精神社・・だと・・?)

かすかに見える「珍珍の神さま」という文字と、松茸っぽいニョッキン一族が不安を誘うものの、好奇心の声に勝てず参拝してみる事に。

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(※ そそりたつ階段)

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(※ ・・・ん? ・・あ・・アレは・・・)

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(※ ハイやっちゃったー!)

予想していなかったと言えば嘘になる、というか、完全に予想通りの展開に、大人特有のイヤラしいニタニタ笑いを浮かべるアラフォー夫婦。
そう、この金精神社は見てのとおり性欲の鬼「男根を祀る」ことで子宝や安産、縁結びなどを祈願する、とてもえげつないダイレクトな神社だったのです。

しかし、その時まだ気づいていなかった・・・。 われわれの想像をはるかに上回る驚愕の物体が、すぐ真横に鎮座ましましている事に・・・!!

一同、右向け右!

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(※ ハ イ 、 ご 開 陳 ー !!)

モロ出し、というかご神体だよ! 黙れ小僧!

ご丁寧いに「女体まで用意する」という心配りが憎いばかり。


禁止2

血管の浮き具合まで再現! ・・じゃなくて、木を削って作るからある程度こういうボコボコってなるのはしょうがないんですよ!全然ちがうの!そういうんじゃなくて、ほら、コレご神体ですからね!エロくなんかない!エロくなんかないけどちびっこは見ちゃダメ!

禁止

反対側から見てみると、もはやモザイクを入れざるを得ない程のリアリティ重視な訳ですよ。
そりゃもうね、入れますよ! だって有害ブログ指定受けたくないもん!
ていうか、どないやねん! とオレは叫んだね。どないやねん!と。(※動揺の為二回言いました)
果たしてここまでする必要があったのか・・・?! 
いや、あったのだろう!  なぜならコレは、あくまでご神体なのだから・・!!

取り憑かれたようにチン・・ じゃなかった、ご神体の写真を撮りまくった後、苦笑いを浮かべる世帯主さまと共に「キモーイ!」と逃げ出すちびっこを追いかけつつ、階段参道を降りる事に。
しかしその時、われわれは再び目を疑う光景を目の当たりにした・・!

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(※ 使用済みのイチモツご神体が・・!)

登りの時点では全く気付かなかったのですが、なんと階段脇に役目を終えたチン・・じゃなかったご神体が、無造作にも打ち捨てられているではありませんか。
もしくは失敗作なのか?! 職人さんはどっか気に入らなかったのか?! 張り具合とかが?!

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(※ 無 残 ・ ・ ・ !)

しかも一本じゃないというね! もしかして神社のあちこちに、この手の使用済みディルd・・ご神体が捨ててあったのでしょうか?! 確かめたくないケドも!
ちなみに、世帯主さまはこの横を通るとき、少しだけ刹那そうな表情を浮かべていました。おとこのこだもんね!

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(※ ご神体を探せ!)

こうなってくると、なんだかもう見るもの全てにコケシ・・じゃなかったご神体が隠されているような気がして目眩すら感じてしまいますね! 万物に宿る金精神の魂・・!!



満奇洞は、岡山市内から車で約2時間半~3時間(中国自動車道・北房ICからは、車で約30分程度です)。
吹屋ふるさと村は、岡山市内から車で約2時間程度(JR伯備線・備中高梁駅から備北バス「吹屋」行きに乗ると約一時間で到着します)。
気軽に行くには少々ハードルの高い場所ですが、どちらもとても見ごたえがありますので、のんびりとした小旅行をお考えの方は、是非一度遊びに行ってみてはいかがでしょうか。
ちなみに、以前ご紹介した「川上ふれあい漫画美術館」は、この地区から車で約1時間半程度の所にありますので、お泊まり覚悟で岡山県北を楽しむのもまた一興かもしれませんネ!

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(※ 次はかならず浴衣と白塗りにも挑戦するんだ・・・!)(あと、落ち武者の格好して峠でフハハハってやるんだ!)


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吉備川上ふれあい漫画美術館訪問時の思い出

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自分メモ。

2012年03月05日
『寄生獣』 岩明 均/アフタヌーン 全10巻(完全版全8巻)
『ジパング少年(ボーイ)』 いわしげ 孝/ビッグコミックス 全15巻
『3×3 EYES』 高田 裕三/ヤングマガジン  全40巻(新装版全4巻)
『桜蘭高校ホスト部』 葉鳥 ビスコ/花とゆめ  全18巻
『デビルマン』 永井 豪/講談社 全5巻
『わたしは真悟』 楳図 かずお/小学館文庫 全7巻
『神童』 さそう あきら/双葉社 全4巻
『AKIRA』 大友 克洋/講談社 全6巻
『赤ちゃんと僕』 羅川 真里茂/花とゆめ  全18巻(愛蔵版全9巻)
『フルーツバスケット』 高屋 奈月/花とゆめ  全23巻
『ちょびっツ』 CLAMP/ヤングマガジン  全8巻
『シャカリキ!』 曽田 正人/小学館文庫  全18巻(愛蔵版全7巻)
『4SPIRITS』 枝松 克幸/少年画報社  全8巻
『シグルイ』 山口 貴由/チャンピオンREDコミックス  全15巻
『童夢』 大友 克洋/双葉社  全1巻
『うしおととら』 藤田 和日郎/少年サンデー  全33巻+外伝1巻(文庫版全19巻)
『きせかえユカちゃん』 東村 アキコ/りぼん  全11巻
『ピンポン』 松本 大洋/スピリッツ  全5巻
『シティハンター』 北条 司/ジャンプ  全35巻(全18巻)
『HEAT -灼熱-』 池上遼一  全17巻
『サンクチュアリ』 池上 遼一/ビッグコミックス  全12巻
『Heaven?』 佐々木 倫子/ビッグコミックス  全6巻(文庫版全4巻) 

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