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『アイアンマン』

2009年05月11日
Ironman.jpg
★★★★
社長! けっこんしてくれ!

先日の事。
休日の夜のお供を借りに、TSUTAYAに行った世帯主さまから電話があった。

世帯主「鉄男は干渉するの」
アガサ「えっ」
世帯主「だから、鉄男は干渉するつもりなの」
アガサ「干渉するって言うか、干渉される方なんじゃないの」
世帯主「えっ」
アガサ「えっ」
世帯主「準新作のトコにあったけど、一緒に観るか」
アガサ「鉄男は旧作でしょ」
世帯主「えっ」
アガサ「ていうか、アレってグロいけど大丈夫なの」
世帯主「えっ、変身モノなんじゃなかったの」
アガサ「変身っていうか変化」
世帯主「えっ」
アガサ「えっ」
世帯主「おれちょっと憧れてたんだけど、ああいう体」
アガサ「なにそれこわい」
世帯主「えっ」
アガサ「えっ」

という(会話)はウソですが、世帯主さまが「鉄男」と言っていたのは本当です。
グロも不条理も、そもそも映画自体を殆ど観ない世帯主さまの口から「鉄男」の文字が飛び出そうとは予想だにしなかったので、ちょっぴり驚きました。
『アイアンマン』 と 『鉄男』 。
漢字と英語では ショッキングピンク と ショッピングキング くらいの違いがあるんだなぁ・・と、感じたアガサだったのでした。 うん、たとえが判りづらいのは気づいてる。

あらすじ・・・
超あたまがいい社長がいて、超おんなにもモテて、超おかねもちで、ウハウハ。
超とおくの暑そうな国で、超はかいりょくのあるミサイルの実験をしてて、超らんぼうな民族に浚われて、ドキドキ。
超さむい部屋で、超しらないおじさんと二人きりで、超えらそうなテロリストにミサイル作れって命令されて、ムカムカ。
超みじかい納期で、超おいこまれて、超やるきを出してパワードスーツを作ったら、くたくた。
超かばってくれたおじさんのお陰で、超ぎゃくさつしながら空飛んで脱出した社長は、超ラッキーな事にアメリカに帰国出来たけど、ヨロヨロ。
超はんせいした社長は、超いいひとになるべく会社の経営方針を一転させて、超ひとだすけしたくって、ウズウズ。
超おかね好きな副社長は、超とりみだして、超あたまにきて、ムカムカ。
超つよいパワードスーツを改良して、超はやいスピードで他国の密輸兵器をぶっ壊して、超いいひとな気分を味わった社長は、ほくほく。
超ムカついた副社長は、超めざわりな社長からパワードスーツの秘密を横取りして、超でかい「新・パワードスーツ」を作って、オラオラ。
超うらぎられた社長は、超おこって、超がんばって、テクテク。
超ばくはつして、超そら飛んで、超たたかって、ポカポカ。




そして社長は星になった。





<<ご愛読ありがごうとざいました! アガサ先生の次回作にご期待下さい!!>>


投げやりなあらすじですみません にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ  次からは打ち切られないように頑張ります


ていうか、やっぱり鑑賞してから時間が経つと、感想書きづらいですよね。
どなたか“夜になっても眠くならない薬”を開発しては下さらぬか。
ノーモア寝おち。 ワンモア20代の体力、そして輝きとハリ。

さて、公開当時は多くの男子の間で大好評だった 『アイアンマン』 。
何を隠そうアメコミファンである世帯主さまが見逃すはずもなく、珍しく一緒に鑑賞する運びとなったのですが、これ男子以外でも絶対好きになりますよね!

アメリカの巨大軍需企業の2代目であり、不世出の天才科学者でもあるトニー・スターク社長が、テロに拘束されて、自らが世に送り出してきた才能の結晶(大量破壊兵器)が歓迎される実態を直視する事で改心し、まずは破壊兵器やそれを使おうとする悪党どもを破壊すべく、パワードスーツに身を包み世界を飛び回る、という物語。

小難しい説明や、陰気臭い心理描写などは軽く放棄して、ひたすらかっこいいメカと粋な社長の生き様に照準を絞った点が、非常に好印象。
「こうもりの社長とかクモの若造とかやだよねぇ。 なんかウジウジしてさぁ。 あとあいつらのコスプレ!アレなんなの? 合皮?ポリエチレン?破れるっつーの!  やっぱ時代は超合金でしょ!鉄!すなわちアイアン!」 
みたいな軽快さで、諸外国の領空を侵し放題、テロリストの潜伏地に武力で介入し放題の社長。
そんなフリーダムな活躍が世界の警察・アメリカ空軍に見つかっても、だいじょうぶ、マイフレンド。
軍の偉いさんにマブダチが居るもんでノープロブレム!
レッツ隠蔽! 困った時の軍事演習!

で、それらをしたり顔で見つめるペッパー・ポッツ(ケロヨン)。
政府幹部との会合から女遊びの後始末まで、オールマイティにこなす有能なカエル顔の秘書。
ヘンな色気を放出させず、でも適度に社長を飼いならしている感じが実に小気味いいです。
いや、ケロヨン(グウィネス・パルトロー)自体はいけ好かないんですけど。

しかしアレですねぇ。  こういう女に捕まると、その掌中からはもう一生抜け出せないんでしょうねぇ。
多分、浮気しようと汚職しようと夜中の公園で裸おどりしようと、「いつかするだろうと思ってたわ」とか言われちゃうんですよ。
死ぬまで上から目線。
ケロヨン、怖いよケロヨン。 クリス逃げてぇぇぇぇ!(※夫はコールド・プレイのクリス・マーティン)

ケロヨンの事はさておき。
主要キャスト4人中、オスカーノミネート者3名に受賞者1名という、無駄に豪華な俳優陣によるユルいアンサンブルは、特殊効果にばかり目が行きそうなこの種の娯楽作に、適度なクオリティをもたらす事に成功していると思われます。
ま、ほとんど無駄なんですけどね。

そして、本作の一番の見所は、なんと言ってもメカ! カモン超合金!
文句なしに心地よいのは、どことなく 『トランスフォーマー』 に似たあの感じ。
あの 「なんか仕組みはよく判らんけど、ウィーンガシャウィーンガシャ!っつってクルクルー!っつってシャキシャキーン!っつって出来上がる最終形態に、有無を言わさずねじ伏せられた」 感じ。
もう、このかっこよさに理屈などいらないでしょう。
まぁ理屈を聞いたところで
「1秒間に3ギガジュールものエネルギーを発生させる熱プラズマ反応炉(アーク・リアクター)を動力源にし、リパルサー光線放出装置や対戦車ミサイルを搭載したチタン合金の装甲スーツ」
みたいな感じですから、もう何がなんだかさっぱりですしね!

ギガジュールってなんやねん!
ボンジュール! ギガジュール!!ってか!
(←団塊の世代的ギャグ)


そんな事より注目すべきは、主役であるアイアンマンの、洗練されて、コンパクトで、ラグジュアリーで、コンテンポラリーな細マッチョ・ボディと、対する副社長製作・アイアンモンガーの、無骨で、やたらとでかくて、燃費が悪そうなゴリマッチョ・ボディ。
この甲乙つけ難い2体による鉄と鉄とのぶつかり合いが、中身のハイテクさとは裏腹にいたってアナログで可愛らしいったらないんですよ。
特にアイアンモンガーのロボット三等兵っぷりったらもう!(*´艸`*)
なんだよ! お前その中の仕組みはどうなってんだよ! みたいな不必要にゴツいデザインがたまりません。
自分、不器用っすから。 みたいな。 あたり一面に漂う、どん臭いオーラ・・・゚+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚ステキ!

これもまた、 『トランスフォーマー』 の時にも感じた事なのですが、CGの正しい使い方を観たような気がしましたねぇ。
縦横無尽に空を駆け巡るアイアンマンの姿や、市街地を破壊して回るアイアンモンガーの姿・・・。
実際には有り得ない場面が、実際の重量を感じさせるような巧みなCGで違和感なく描かれている。
これを見て滾らない人なんて居るのでしょうか?
アガサは滾りましたよ! 血がティファール並に瞬間沸騰しました!

あと余談ですが、アイアンマンの飛行ポーズが非常にソソります。
気をつけ!の姿勢で手のひらを垂直に立てて、それはまさにアヒルちゃんの如き愛くるしさ。
で、そのポーズで天井を突き破り空に飛び出すのです。
ついでに戦闘機もかわします。
かわええのう! けっこんしてくれ!

けっこんしてくれ と言えば本作のロバート・ダウニー・Jr!

もうここでクドクド書くのも鬱陶しいので省略しますが(2009年オスカー予想記事にちょこっと書いてます)、彼はアレだね!見事に帰って来たね!
公開時に来日した映像を観た段階で、もう充分萌え死にそうになったものですが、なんですかあのヒゲ面野郎は!
適度な胸板に、だらしのないヒゲ。 
そしてやる気が無さそうでありそうな眼差しに、やたらと生い茂る下まつげ。
殺す気ですか!
私を全力で萌え殺す気ですか!


よおし、それならこっちも全力で応えてみせようぞ!
わしの死に様、しかと見届けるがよい!!


ただ、出来る事ならメガネもかけてもらいたい!
それなら思い残す事なく死ぬる・・・と。

もう、自分が何を書いているのかわからない。


とにかくダウニー社長は男前だった、というお話でした。

勿論、アラが無いとは言いませんし、テロリストの描き方やアメリカ万歳な内容など、もう少しやりようがあったのでは・・?と思う点もあるのですが、これはこれでありなんだと思います。
今回の目標は、メカと社長をかっこよく魅せる事。
そしてそのノルマは、実に軽々と達成されていたと言えるでしょう。

あのスーツを、ちょっとでいいから羽織りたい。 手からビームを出してみたい。
そんな純粋な夢とロマンを呼び覚ましてくれる、単純明快、明朗会計な本作。
今日のところは素直に楽しめばいいのではないだしょうか。
で、もし気に入ったら、明日も明後日も楽しめばいいじゃない。
そのうち我慢出来なくなったら、是非あなたもパワードスーツの製作に取り掛かってみて欲しい。
そいで、もし完成したらアガサにも貸して欲しいのだ。そのスーツを。
ちょっとでいいからさぁ。
右手だけでもいいから。
明日には絶対返すから。

正体を明かす事に対しクヨクヨと悩む、他のヒーロー(蝙蝠・蜘蛛・クリプトンの人)を鼻で笑い飛ばすかのように、
「そうです、私がヘンなおじさアイアンマンです」
と自慢げに宣言する、でっかい子供のような社長。
暗いばかりのアメコミ界、延いては現代社会において、マンガちっくな憧れを投影できる稀有な存在としてこれからも活躍して行って頂きたいものです。

続編が出来たら、絶対劇場で観ると心に誓ったアガサだったのでした。

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『ウォンテッド』

2008年09月18日
ウォンテッド1

ウォンテッド2

ウォンテッド3
※追記:その後の追跡調査の結果、ジョリ姐さんとアガサはX染色体の数もくりそつだったそうです。


もしもあたいがアンジェリーナ・ジョリーみたいなナイスバディだったなら
この世の男どもを全員まとめて悩殺地獄
もしもあたいがアンジェリーナ・ジョリーみたいな殺傷能力つきの瞳だったなら
その眼差しで、この世の男どもを全員まとめて悩殺地獄
もしもあたいがアンジェリーナ・ジョリーみたいな悪魔的な唇だったなら
その吐息とその言の葉で、この世の男どもを全員まとめて悩殺地獄

もしもあたいがアンジェリーナ・ジョリーみたいだったなら・・・

もしもあたいが、アンジェリーナ・ジョリーみたいだったなら・・・

絶対に天下獲ったるのになぁ!!


※以下、例の如くネタバレですので、くれぐれもご注意下さい。※





あらすじ・・・
と、言う訳で、君には是非ともうちの仲間になって貰いたいんだよ。
なあに、返事は今でなくとも構わないとも。一晩ゆっくり考えてくれれば・・ ん? うちの仕組みが今ひとつ判り辛い?
・・ええと、だからさっき・・ ・・話聞いてた? 
(ゲ゙ホンゴホン)だからだねぇ、1000年前に、当時の織物職人達が偶然織物に入った織りミスを「実は暗号であるに違いない」って事に気付いたのが、そもそもの始まりでだねぇ、
・・って、そこが納得いかない?
「それってただの思い込みなんじゃないの?」ってバカ言っちゃいかんよ君!「既知外なんじゃね?」ってもうバカバカ!
そういうんじゃないの!我々のは、所謂そういうアレなヤツとは全然違うから!

ほら、フォックスくんも何か言ってあげなさい。
「深く考えなくても要はただの人殺しよ」ってそうそう、僕等ただの鬼畜集団だよ☆ってオイ!違うでしょ?!

いいかい?君の父上はだねぇ、組織の掟に背いた一人の裏切り者によって、その命を奪われたのだよ!そこは判ったよね?
で、優秀な暗殺者だった父上の血を引き継いだ君こそ、世界で数人と言われる“驚異の動体視力”を持つ暗殺界のサラブレットなのだよ。
さっきも言ったよね?ここ、さっきも言ったよね?判るよね?
今までも君の身に頻繁に起きていたパニック障害は、実はその驚異の身体能力が垣間見られていただけだったんだよ!
そんな素晴らしい資質を持ちながら、冴えない会社で嫌味な上司に媚び諂い、不実な恋人に義理をたて・・・それで一生を終えるなんて人生の無駄だと思わんかね?
ならば今こそ我らの組織に入って、その能力を最大限に活かし、父上の仇を討つべきではないだろうか? 違うか?
そうそう、その眼だよ! 今いい眼をした!まさに羊を狩る狼の眼だな!ようし!ノってきたぞー!

うん、じゃ、とりあえず明日からうちの工場に住み込みで・・  え?なに? やっぱり組織の取り決めが今ひとつ納得出来ない?
え~~~・・・ もっかい最初っから~?
・・・ ・・・じゃアレか、紙芝居かなんかで説明するか?いやウソウソウソ!! バカにしてる訳ないじゃないの~!
「こちとら一生モンの選択なんだ」って判ってますって!!当たり前ですよねぇそりゃそうだ!納得行くまでトコトン話し合いましょ!夜を徹する覚悟で!

・・・ ええと、つまり1000年前の・・ え?そこは判ったって?
じゃあ何がそんなに・・ ・・「暗号の読み解き方」について?
・・いやいやいや・・それはだからつまり、まぁ最近で言えば、僕が主に担当して解いてますよ・・?
・・・いや、だから・・他のメンバーは?って言われても・・・、 ・・まぁ僕だけが解いてますねぇ、正確に言うと。
「だったら不正が起きてても判らない」? ・・・うわあ言ったね!それ言っちゃいましたね!これはちょっといくら温厚な僕でも聞き捨てならn
「だいたい父の写真と僕は似てなさ杉」? ・・それはその(ゲホンゴホン)ほら、よく言うではないかね、息子は母親によく似るって!僕の母なんてそらもう、“女装した僕だ”なんて友達からもよく言われてt
「そもそも、その裏切り者って奴は、どうして組織の掟を破ったんだ」「動機は何なんだ?」 って・・・ あのねぇ、・・だからそれはその、多分金絡みの・・いや・・・だからきっと・・
ちょっと! ねえ! フォックスくん!! 君からも何か言ってやってくれ給えよ!

って居ねぇのかよ!


※初登場シーンのモーガン・フリーマンがこんな感じにgdgdではないので、非常に面白い作品でした。
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ちくしょう・・・! 天下獲りてぇなあ!!(←まだ続いてた)

まぁ、そんなアガサの世迷言はさておき。

今年は本当に、映画の当たり年だったと云わざるを得ませんね。
『28週後・・・』 『ゾンビーノ』 『ホットファズ』 『ランボー』 『屋敷女』 『片腕マシンガール』 『ミスト』 『ノーカントリー』 『ダークナイト』 『ポニョ』 そして 『ウォンテッド』 てか!
もううちほんまによう言わんわ!(何をだ)

ストーリーはとてもシンプル。
1000年以上の歴史を持つ暗殺組織にスカウトされた平凡な青年が、眠っていた本能に目覚め、組織の裏事情を暴き、後はもう、とにかく死体の山を築きまくる。
という本作。
この手のアクションモノではすっかりお馴染みの光景となった、一般人を巻き込んでの銃撃戦から、悲惨極まりない玉突き事故。
そして過去の作品では類を見ない程の未曾有の大列車事故から、仕事熱心な織物職人が虫けらの様に死んで行くクライマックスまでノンストップで、痛快アクションのつるべ打ち!

いやぁ、やっぱりアクション映画は、主人公以外の人間が思い切りよく死んでナンボですね!(←鬼畜発言)

ストーリーに巻き込まれて死んで行った一般人には何も感じず、自分が暗殺を受け持つ事になった相手にだけ良心の呵責を感じる主人公が、とても人間臭くて素敵です。
何故ならそんな彼の姿は、よく知らない離れた場所で死に顔を見る事も無くカウントだけされて行く死者には、一通りの同情だけを抱き、目の前で自分がその死に直接関わる時には、ヒステリーとも言える剥き出しの感情を露にする私たちそのものではありませんか。
しかも、一度殺し(暗殺依頼)を遂行してからと言うもの、心の何かが完全にぶっ壊れて、「おれこそが最終兵器なんだ」とばかりに人を殺しまくる主人公もまた、人間が持つ理性(自制心)の儚さを見事に表していて素晴らしい。
スゴイ人間洞察力だなぁ! ティムール・ベクマンベトフ(監督)は天才に違いない!!

しかしまぁ、こんな捻くれた観方をしなくても、充分ストレートに楽しめる娯楽作かもしれませんイヤごめんなさいむしろそうすべきです。
過去に何度味わった「映像改革」と評される表現の数々が霞んでしまう様な、これまたド偉い斬新な映像美に文字通り酔いしれ、
時々「んなアホな!」と突っ込み、
家に帰るとジョリ姐が裸エプロンで待ち構えてくれる(←個人的妄想)ブラピの果報者さ加減に思いを馳せては溜息をつく。
もう、それでいいじゃない!

そんな裸エプロンでお馴染み(※あくまで妄想です)のフェロモン核弾頭・ジョリ姐さんは言うまでも無いのですが、本作の見所はとにかく主役のタムナスさん(ジェームズ・マカヴォイ)!
惰性で生きていただけのダメ社員・タムナスさんウェズリーが、ジョリ姐さんに猛烈にシバかれる事により、自分の中の漢(おとこ)に目覚めて行く様のかっこよい事と言ったら・・・。
ドロリとした腐った眼差しが、獣を狩るハンターの眼になるのを観た瞬間、久しぶりに男の魅力みたいなものを感じました。(最近おにゃのこが逞しい映画が多かったので)
タムナスさんが、無駄にマッチョではないトコロもまた素敵ポイント☆アップ。
変態と罵られるのを覚悟で言いますが、アガサの理想の胸板がそこにありましたね!
本作が3Dじゃなかったのが残念です。 
(←3Dだったらどうするつもりなのか)

それと、アガサが面白いなぁと感じたのは、本作に仄かに漂うカンフー映画臭。
ヘタレな若者が個性的な師匠の特訓により、人間兵器並に成長し見事復讐を果たす
という黄金パターンは古今東西よく見かける光景で、なにもジャッキー・チェンだけに限った話ではない。
の、ですが、タムナスさんが挑戦する 「機織り機のシャトルを掴む訓練」 とか 「肉切り包丁を持ったエプロン男相手の訓練」 シーンを観ていると、どこか懐かしきカンフー魂みたいなモノを感じてしまったのですよねぇ。
そのうちお猪口で水汲みとかさせられるんじゃないかとワクワクハラハラしてしまいました。
・・・そうか!
そうなって来ると、ホントはアンジェリーナ・ジョリーも鼻を赤色に塗らなあかんよな!

なんというエロ蘇化子・*゜ ヽ(゚∀゚)ノ.・。*(←飛躍しすぎ)

さて、今までの話を要約しますとつまり
面白いからみんな観るといいよ!
という一点に尽きる訳ですが、如何でしたでしょうか。(←あろうことかここまで来て丸投げ)

『ダークナイト』 の不条理悪にノレなかった方も、『ホットファズ』 の後半の畳み掛けにノレなかった方も、この 『ウォンテッド』 ならきっとご満足頂けるはず。
と言うか、本作にすら“ストーリーの破綻”や“リアリティの欠如”だとかを持ち出して「つまらない」とかぬかす様なヤツは、一度ジョリ姐さんにナックルパンチをお見舞いして貰えばいいんですよ。
・・いや・・ うん・・、もしかしたらそれ、お仕置きにならないかもな・・・(寧ろどんとこい?)

あとは、
手首のスナップを利かせて、鞭を操るかのように弾道を操る技
や、
驚異の動体視力のお陰で、運転中に何通りもの動作を同時進行出来る技
が、あまりに魅力的に描かれていた為、感化されたどこかのアホが真似をして大事故を起こさないよう祈るばかりですね。
ちなみにアガサは帰りの車中、ジョリ姐ばりにギアチェンジをしながら缶コーヒーを飲みながら携帯メールを打とうとして、改めて人間の限界を知りました。(←ここに居たアホ)

よいこのみんなは、絶対真似しちゃだめだよ! 
(※運転中の携帯メールは道路交通法により禁止されています)

強い女が男をフルボッコに致す。という爽快な画が楽しめて、尚且つスタイリッシュな銃撃戦や、斬新なカーチェイスも観られるというお得な本作。
「おれは自分のあるべき道に目覚めたんだ」と主人公が覚醒した(悟りを開いた)ラストが、一見自分探しの答えを見つけた様で結局「骨の髄まで殺し屋稼業」になっただけ、と、根限り救いの無いオチだったトコロも、アガサとしては高評価です。
そういえば、続編製作の噂を聞きましたが、これ以上覚醒しようがないのに一体どうするつもりなのでしょうね。
あ! そうか! そういや今回はまだ、空を飛んでなかったぞ!

と言う訳で次回、『ウォンテッド2 / タムナスさん宇宙へ・・・』 乞うご期待!




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『ダークナイト』

2008年08月16日
ダークナ
不謹慎ですが、恋に落ちました。


突然ですが、アガサには無意識のうちに息を止めるというクセがあります。

それは、映画に集中している時に特に顕著にみられる症状でして、面白ければ面白いほど酸欠になると言う、一種作品の出来不出来に対する目安とも言える癖だったりします。

・・・危険な事この上ないクセですねよ!(わかってるんだぜベイベー!)

で、結論から言うと本作 『ダークナイト』 は、自分が今息を止めてしまっているという事自体を忘れてしまうくらい無意識に息をするのを忘れt(めんどくさいので省略)結論・ジョーカーSUGEEEEEE!!

あらすじ・・・
「悪党が居ない、健やかな街づくり」を目指し、今日も昼は会社経営、夜はコスプレ姿で街を飛び回るバットマン。
しかし、街の悪党どもはそんな彼の志を知ってか知らずでか、昼間を狙って悪事に奔走。
そして、街の住民たちは一向に減る気配のない犯罪率に辟易。
バットマンの正体を知る国家権力の犬刑事・ゴードンは、市民から上がる「バットマンうざい」の声に心を痛めながらも、彼と二人三脚で悪を淘汰しようと奮闘中。

そんな腐りきった街に、新たな正義の人・デントが現れる。
夜の闇に紛れてしか活動できないバットマンとは違い、白昼堂々悪と対峙する事が出来る若き検事デント。
法曹界のニューウェーブにして、バットマンの元カノ・レイチェルの今カレだ。
たとえ相手が街を牛耳るマフィアであろうと、怯むことなく公明正大に立ち向かうその姿に、市民はすっかり心酔。
そしてバットマンもまた、「本当に街の為に必要なヒーローとは、影に隠れてコソコソとしか正義を執り行えない自分の様なコスプレイヤーではなく、デントの様な判りやすいアメリカンな男前なのではないか」と自問。

しかし、そんな悩み多き街の全てを嘲笑っている男の存在が明らかになった時、彼らの自問も正義も何もかもが踏みにじられ、破壊される事になる。
男の目的は唯一つ。
面白い事がしたい。
“無慈悲な犯罪行為”という最高のジョークで、心の底から笑いたい。という目的の為に、男は恐るべきゲームを仕掛ける。
バットマンもデントも、男にとってはゲームの駒でしかなかったのだ。
かくして街が火焔に包まれる中、一体誰が男のゲームを止める事が出来るのと言うのだろうか。

男の名は、ジョーカー。
最悪にして最凶のエンターテインメントの幕が、今切って落されようとしている・・・。


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とにかくもう、右を向いても左を向いても絶賛の声しか聞こえません。
「ジョーカーすげぇ」 とか 「映像美がすげぇ」 とか 「ジョーカーSUGEEE」 とか 「展開がすげぇ」 とか 、あとは 「ジョーカー凄ぇ」 とか 「すげぇよジョーカー」 とか
ジョーカーばっかかよ。(※ばっかなんですよ)

今更書くまでもないのですが、このジョーカー役を(完成された作品としては)最後にこの世を去ったヒース・レジャー。
引き合いに出すのもアレなのですが、『ブラックレイン』で伝説となった松田優作のように、ヒースも本作で伝説の人と言われる事になるのでしょうね。
しかし、『ブラックレイン』での「伝説の演技うんぬん」に対して、いつもなんとなく釈然としない感じを受けてしまうアガサとしては、もう、今はいなくなってしまった人に対して“鬼気迫る演技”とか“渾身の演技”とか評されてしまう事は、ご本人にとって凄く失礼な事なのではないかと思うのです。

もしも今もまだ、ヒースが元気いっぱいだったとしても、本作のジョーカー役は世界滅亡の日まで映画ファンの間で語り継がれるに相応しい名演でした。
これまた引き合いに出すのもアレなのですが、バートン版でジョーカーを演じたジャック・ニコルソンよりも、完璧なジョーカーだったと思います。(何が完璧の目安なんだ?とかは聞かないで下さい)
勿論、オスカー3度受賞の方よりも完璧な演技でしたので、来年のオスカー受賞は避けられないと思います。

・・・そうだよな、ケン?
(ぼくらのケン・ワタナベは、米映画芸術科学アカデミー会員です。 ・・つまり投票権があります)

子供のような純粋さで、“悪いコト”に夢中になるジョーカー。
人が困る顔が大好きで、助け合いの心や善意が退屈で仕方ないジョーカー。
最低の人間ですが、何故かとても惹かれてしまいます。
確かに彼がやってしまう事は、どれも鬼畜もいいトコで、到底赦されるべき事ではありません。
しかしそんな極悪非道な犯罪行為も、彼が行うとどこかゾクゾクしてしまうのは何故なんでしょう・・・。
躊躇無く人の命を奪える悪魔だと言うのに・・・。
でも、彼は殺害が目的なのではなく、その先にある破滅が楽しみなだけなんですよね!
だから、別に殺す事に失敗してもクヨクヨなんてしない! そこがしゅてき!

・・・「しゅてき」って言っちゃった・・・((( ;゚Д゚)))アワワワ

先生・・・、「悪の方が魅力的」って本当だったんですね・・・
あと、ナース姿は反則です。


これが・・・ これが“萌え”というものなのか・・・
・・くそう・・  テラモエス!!
(←アホ丸出し)


とにかく本作のジョーカーは、アガサの中では 『羊たちの沈黙』 のあの博士を越えて、映画史上最高の悪役に認定されました。
ま、あのおぢさんよりも格段に若くて男前ですしね!(そこか)


さて、真面目なレビューの方はもう色んなブログ様でされていますし、くどくど書くのは止めておこうと思いますので、とにかくつべこべ言わずに観に行けばいいじゃない!
この夏は、劇場に行かないと一生後悔する作品が2本あり、その片方が『ホットファズ』で、もう片方が『ダークナイト』だという、ただそれだけの事なのだから!

人が人を想う気持ちが、正義を生み、悪をも生む。
そんな皮肉で哀しい愛の塊と、稀代の無垢な悪意の塊が織り成す、重く陰惨な物語。
2時間半の悪夢に酔いしれ、絶望し、しかし確かに胸に残る微かな希望を握り締めて、劇場を後にして下さい。
1800円の価値があるとすれば、それがこの映画です。


・・・では、折角なので、いくつか思い出に残った点などを挙げてみますね (´∀`*)

・ モーガン・フリーマンの驚異の動体視力
・ マイケル・ケインが“元祖・アルフィー”の実力を発揮
・ こんなトコにウィリアム・フィ(モゴモゴ)ナーさんが! ああ勿体無い!
・ ゲイリー・オールドマンは良メガネ。 白飯おかわり!
・ 『ビギンズ』のニンジャうんぬんは、早くも黒歴史となったらしい
・ 山焼いたのかよ! 意外と鬼畜な過去を持つのな!ケインってばもう!
・ エッカーたん結婚してくれ
・ でも恋人にするならジョーカー
・ 恋愛と結婚は別ですか?
・ マギー・ギレンホールが、ときどきマーゴット・キダーに見えます(元祖スーパーマンのあの人)
・ というか、トムの嫁と印象が違いすぎます
・ もう、別人って設定でもいいと思います
・ なるほど! 確かにスカイにフックだな!
・ クリスチャン・ベールは、やっぱり異常犯罪者顔でつね☆
・ ラウ社長が鴻上尚史
・ パンフレットに使用されているスチール、ピンボケばっかなのな!


以上です! 編集長!!
ネタバレ・・・してませんよね・・?!(ドキドキ)


最後に。
もう2度と、映画史に残る完璧なジョーカーの更なる悪事を観る事が出来ないのが、本当に残念でなりません。
最も魅力的で、最もおぞましい“純粋悪”を、私たちの魂に焼き付けて逝ってしまったヒース・レジャーさんに、心からお悔やみ申し上げます。
『ダークナイト』 は、あなたの映画です。

DVDが発売される暁には、是非「ジョーカー増量バージョン」も出して頂きたいものですね。


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『ファンタスティック4/銀河の危機』

2007年09月30日
20070929214643.jpg
 2007年度“ヘンなニッポン”大賞・受賞作品、堂々登場!

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ある日、アメコミにてんで詳しく無い友達が、『ファンタスティック4』 のチラシを見て言いました。
これって要するにパート4なの?」と。

えぇっとねぇ・・・・ 
まだ4本もは作って無いかなぁ。´∀`;)・゚・

確かに予備知識が全く無い状態でこのタイトルを見たら、『ファンタスティック3』や『2』があってもおかしくは無いといやそんな事は無いか。
その説で言うと、『オーシャンズ13』は既にシリーズ13作目と言う長寿シリーズに・・・。
目指せ「寅さん」! 追い越せ「タコ社長」!!

・・・満男も頑張れよ!(←お前が頑張れよ)

前作(パート1)あらすじ・・・
宇宙光線を浴びた事でスーパーパワーを手に入れたファンタスティックな4人組。
リーダーのリードさんは、体をビョンビョン伸ばしながら、悪い科学者ビクターをやっつけたよ!
あと残りの3人も、スケスケになったり火だるまになったり、岩みたいになったりして頑張ったってよ!

おしまい。

今回(パート2)あらすじ・・・
セレブな超人となった、ファンタスティックな4人組。
リーダーのリードさん平メンバー・スーの結婚式当日、宇宙大魔神ギャラクタスの使いっぱ・シルバーサーファーがNYを襲ったよ。
あと数日で地球が滅びてしまうと知った4人組は、めちゃんこ強いアメリカ軍と手を組んで、シルバーサーファーを阻止する事にしたよ。
そんな中、パート1にも出ていた悪い科学者・ビクターが、知らん間に現場復帰していて、リードさんはやる気がモロ減退だよ。
そんな中、スーが腹割って話した結果、サーファー野郎は意外といい奴だと判明。
一方ビクターは本性を発揮して、またまた皆を困らせたよ。
困ったよ。
地球規模で困ったよ。

その上、サーファーの雇用主・ギャラクタスが、業を煮やして地球に触手を伸ばしてきたから、マヂでシャレにならないくらい困ったよ。
最強の特殊能力を持つファンタスティックな4人組は、無事地球を救って結婚式を挙げる事が出来るのか?
待て! 次号!!だよ。


「だよ」口調がウザイと感じた方、すみません。
私も正直ウザかったです。(なら書くな)

最近のハリウッド映画に於いて、エゲつなさがどんどん増してきた“日本媚び”
それと言うのも、トム様の 『侍・最終型』 が当たったのを目の当たりにしたハリウッドのエライ人たちが、
「とりあえず日本的な要素を出しときゃ、アイツら喜んで劇場に行くんじゃん」
と勘違いしてしまったからなんですね、きっと。

結果、USJでエイリアンが倒されたり、東京には巨大な雹が降り注いだり、青い目をしたゲイシャガールが社長さんを射止めたり、若き食人鬼が鎧フェチになったりと、アチラでもコチラでも「ちょっとヘン」な日本が大活躍する羽目に。
で、そんな映画を観るたびに日本の皆さんは
「んなこたぁない。」
と心の中で総ツッコミを入れつつ、
「まぁでも、これはファンタジーだから・・・」
と自分を納得させていたのですね。
ところが、ボケ倒してもボケ倒しても突っ込んでくれない、ボケ殺しの日本人(※忍耐強いとも言う)に業を煮やしたハリウッドのエライ人たちは、ついに本当のファンタジー世界に於いて、確信犯的に「ヘンな日本」を登場させるに至ったのです。

それがこの、『ファンタスティック・フォー』 なのだぁっ!

日本で始まり日本に終わる本編。
オープニングに登場する、駿河湾上の漁師さんは『ラストサマー』の殺人鬼みたいな合羽姿。
微妙に日本っぽくない漁師さんに戸惑いつつも、「まぁこれくらいは許容範囲内」と大きく構えていたところ、最後の決戦が大問題。
舞台となるのは上海らしき場所なのですが、ラストのドッキリシーンでワラワラと登場するのは、ヘンなつんつるてんの浴衣を着た童と、ゲイシャと見紛う謎の和服美女。

ど・どこ国(こく)やねぇぇぇ━━ん!!

ねぇぇ━━ん!

ねぇ━・・ん

ねぇ・・ん


まぁここはきっと、上海だったのではなく、太秦映画村かなんかだったのでしょう。
今回はそう言う事にしておきます。
だかしかし、次回は無いと思え!!(←多分あるのでしょうけど)


前置きはこれくらいに(前置き?!)しておいて、とにかく今回の話題は天下の人気者(inアメリカ)シルバー・サーファーに尽きるのでしょうね。
実は、我が家の世帯主さま(アメコミファン)も、長年に渡ってのシルバー・サーファーマニアでして、もうなんか大画面で銀さんが拝めれば本望。と言う感じがひしひしと伝わって来てました。
「残りの愉快な4人組は?」
「ああ、いたっけなぁ・・そんなの。」
って、それレベルなんですよ! お客さん!!

と言う訳で、“銀河の危機”に対して“どう贔屓目に見ても力不足”な4人組は、やれ「結婚式がしたい」の「4人一緒じゃなきゃヤダ」だの「岩みたいのはカッコ悪い」のと、宇宙レベルの危機を前にして個人レベルの諍いで大忙し。

で、さりげなく復活していた“駄々をこねさせたら宇宙一”のビクターまで、和気藹々とした4人組にジェラシーを燃やして大暴走。

おまえら・・・空 気 読 め !ヽ(`Д´#)ノ

結局、見かねた銀さまが地球を救うべく、ご主人様である筈のギャラクタスをコテンパンに。

・・・オラの1時間半を返しとくれ・・・。

まぁ、 銀さま登場 → ギャラクタスに圧勝 だけですと5分間程の短編映画にしかなりませんので、4人衆+駄々っ子のてんやわんやも必要不可欠ではあったのでしょうが・・・ねぇ・・。

とまぁこの様に、しょうもない身も蓋も無い内容の本編ではありましたが、多くのアメコミ・ファンの方々は縦横無尽にスクリーンを飛び回り、最強の4人組を華麗に煙に巻くシルバー・サーファーの姿だけで得心が行くのでしょうし、全く銀さまに思い入れの無いアガサですら、何となく満足してしまいましたので、作品としては成立しているのかもしれません。

でも正直、3作目は必要ないような気がします・・・。
友よスマン・・・。
残念ながら、『ファンタスティック』は『4』まで辿り着かねぇかもしんねぇなぁ・・・。
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『300<スリーハンドレッド>』

2007年06月12日
むせ返るような漢臭(おとこしゅう)。
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映画館で映画を観る。 という事が、とってもゴウジャスな行為だと思わずにはいられない今日この頃。
皆さんは月にどれ位のペースで、劇場に足を運んでいらっしゃるのでしょう?
アガサも若さ爆発20代の頃は、家で映画を観るのと変わらないペースで劇場に通っていたものですが、今ではもっぱら自宅鑑賞メインでございます。
大スクリーンで鑑賞出来るのなんて、月に1本あれば御の字・・・。

そんな貴重な劇場鑑賞を、毎回全身全霊をもって楽しもうとしているアガサなのですが、なんと今回は信じられない出来事が、その鑑賞中に起こったのです!

信じられない出来事・・・。
それはタ バ コ 。
なんと、どこかのアホが鑑賞中に、タバコを吸っていやがっていたのです!

意味がわからんわ!

上映前に、場内放送で「喫煙禁止」って言われてたのに、もう忘れたんか?おっさん?(どう見てもカタギに見えないおっさんだった)

で、そんな暴挙をしこたま働いた上、なんとそのおっさんは連れの若い衆を引き連れて、本編を5分以上も残した段階で、さっさと場内から出て行ってしまったのです!

だから、意味がわからんわって!

確かにクライマックスは過ぎた(感はあった)。
でも、まだ登場人物が喋っているのに退室て!
なんや? 「オチが気に入らんかったから途中退場」って、
カンヌか? ここは?!

とっても残念なおっさんのせいで、折角の貴重な劇場鑑賞に大きなケチがついてしまった事が、無念でなりません。
しかし、そんなケチもなんのその!
真に力を持つ物(『300』)の前では、小ざかしい虚勢など吹き飛んでしまうのである!
と言う訳で、今年に入って目にした予告編の中で、最もアガサの心を鷲掴みにしたサンダル・アクション大作 『300』 を、念願かなって鑑賞する事が出きましたので、こざっぱりとレビューなど行ってみたいと思います。

あらすじ・・・
紀元前480年、ギリシャの都市・スパルタ。
そこでは病弱に産まれてきた者は赤子のまま捨てられ、健康な男子は幼い頃から“闘う事”を強く教え込まれて育てられました。
数多の苦難を乗り越えて、無事戦士として成人を迎えた彼らは、スパルタ人としての誇りを一番の武器に、数々の戦争に勝利して来た。
彼らの辞書には、 「降伏」 「退却」 「服従」 の3文字は無いのである!

で、ある日そんな血気盛んなスパルタ国に、アジア全域を降伏させてきたペルシャ軍が接触を図ってきます。
降伏するか全滅するか、どっちがいい?
と、およそ外交とは程遠い上から目線に、スパルタ国王レオニダスがキレた!
ペルシャ軍の偉そうな使者を、丁度近くにあったおあつらえ向きな井戸に突き落とし、宣戦布告をしてしまったレオニダス。
しかし、スパルタの法律を決める有権者会議で、レオニダスの「戦争やろう」案はあっさり却下。
納得行かないレオニダスは、スパルタが誇る新進気鋭の猛者をチョイスして、僅か300人の精鋭部隊でペルシャ軍を迎え撃つ事を選ぶのでした。
もちろん、生きて帰れる保障など、ゼロに等しい事は判っていても・・・。
たとえ最後の一人になっても、国の為に戦い抜く・・・。
それがスパルタ人の魂だから・・!


かっこいいいいいいいいーーーー!!(泣)
もう一回言っとこ
スパルタンかっこいいいいーーーーーー!!!(爆泣)

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もう、文句なし、アガサの今年のベスト1決定です。(6月10日調べ)
原作は『シン・シティ』のフランク・ミュラー。
ならば当然と言えば当然ですが、それにしても映像のかっこよさと言ったら、もう何ものにも比べようがありません。
“ 『マトリックス』以来の映像革命 ”とか言われていますが、ホント、ワーナーブラザーズさんの仰る通りですね。
アノ映画を観た時に感じた、胸の動悸、手足のしびれ、関節の痛み(それは違うか)、眩暈すら覚える戦闘シーンの美しさ。
それらがパワーアップして、徒党を組んで帰って来た!
それが 『300』 なのだ!

スパルタの男たちは、みんな(顔が)濃い。
そしてパンイチ(パンツ一丁)。
そしてサンダル。
何より筋肉隆々。

ステキです。
アガサの中の漢(おとこ率)が、グングン上がっていくような気がします。(※通常時40% → 70%)
『ロッキー・ザ・ファイナル』といい、この作品といい、なんだか「今年のアガサは体を鍛えよ」と、大きな陰謀による働きかけがなされているようで、気もそぞろな昼下がり。(意味不明)

「戦場で祖国の為に死ぬ事こそ、一番の名誉」
と言う、どこかの都知事が聞いたら嬉し泣きするんじゃないかと思うような、一見痛すぎる思想を、大真面目に胸に刻んでいるスパルタの兵士たち。
しかしそれは、ただ単に頭の中が筋肉パラダイスで「男の美学」なんて自分に酔っているのではないのです。
彼らは生まれもっての戦士であり、祖国や愛する者に対して恥ずかしくない生き様を刻む事が、彼らの人生の最終目標なんです。

それはすなわち、正しき事をする。
自分の信念を裏切らない。
祖国を救う道ではなく、祖国もろとも滅びる道であろうとも、彼らは人間としての誇りを捨てない。
はたから見れば、甚だ迷惑な漢(おとこ)道ですが、これが小気味いいと感じてしまう、まさに「スパルタ・マジック」。
アガサはその魔力に、首までどっぷり漬かってしまいました。

地面を埋め尽くすような敵の大軍を前に、自分の本気モードを披露出来る喜びにほくそえむスパルタの漢(おとこ)たち。
不死身の特殊部隊が襲ってくれば、「ホントに不死身かどうか試してみよう」と息巻くスパルタの漢(おとこ)たち。
強いです。
絶対的に強いのです。

これはもう、「観ていて気持ちいい」としか言い様が無い程の、圧倒的強さ。
肉体的にも・・。 精神的にも・・。
私は“名誉の戦死”を美しい事とは思いません。
しかし、スパルタンたちが持つ“強さ”と言う物は、私たちがもっと持つべき“強さ”なのではないかと言う気がしてなりません。

フランク・ミラーと言う希代の天才作家と、映画表現の最新技術が最高の形で結ばれて生まれた、漢たちの信頼と絆とプライドの物語。
この作品が、映画史の中の『スターウォーズ』や『ジュラシック・パーク』、『マトリックス』の様に、 
「『300』前と『300』後」 
と言う言葉でこれから先、色んな所で引き合いに出される事は間違いないのではないでしょうか。

で、また劣悪な二番煎じモノも登場するのでしょうね、きっと。(予想例『スパルタン300』『301スパルタン』)

映画を観る。 という事の幸せを、改めて実感した一本でした。
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