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『アメイジング・スパイダーマン』

2012年07月04日
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あらすじ・・・
高校生ピーター・パーカーがクモに噛まれます。

世界中でヒットを飛ばしたサム・ライミ監督作『スパイダーマン』第1作目から10年。
大人の都合か需要の高まりか、コトの真相は定かではないものの何もかもをとっぱらって最初から仕切り直された『アメイジング・スパイダーマン』を、世帯主さまと一緒に鑑賞してきましたよ。
サム・ライミさんによる3部作でしかスパイダーマンを知らない「にわか」のアガサとは違い、ファン歴30年という筋金入りの「スパイディ・ファン」の世帯主さまの目に、今回のリブート版はどう映ったのか。
その口から赤裸々に語られた心境とは・・・。

( ※ 色々ネタバレあります )

― 世帯主さまさんはファン暦30年ということですが、スパイダーマンを知ったきっかけというのは何だったのでしょうか? ―

最初にスパイダーマンに出会ったのは小学生の頃ですね。
テレビで放送していた特撮モノ、いわゆる「東映版」というやつを毎週欠かさず見ていたものでしたよ。
中学にあがった頃、友人に「これ知ってるか?」と見せられたのが、ファンタスティック・フォーのコミックブック。
その時、スパイダーマンのコミックがある事も知り、買って読んだみたらすっかりはまってしまいました。
                 世帯主さま3_convert_20120703222518
 (当時購入した光文社のコミックブックを持ってスパイディとの出会いを語る世帯主さまさん)

― そんな世帯主さまさんから観ると、今回のリブート版とサム・ライミ版はどちらの方がおもしろかったのでしょうか? ―

まずこれだけは言わせていただきたい。
前作と本作を比べるなんて、ナンセンスだよ!

― ほほう ―

サム・ライミ版にはサム・ライミ版のおもしろさがあった。 
そして今回は今回の。
オレはそれでいいと思うし、そもそも、なんだったらもっともっと沢山の種類の「スパイダーマン」を作ってもらいたいくらいなんだよね。
「スパイダーマン」には、悪役(ヴィラン)側にもヒーロー側にも魅力的なキャラクターが大勢いる。
出来ればスカーレット・スパイダーの姿もスクリーンで観てみたいな。

― 沢山の種類の「スパイダーマン」があっていい、というのは、アメコミ自体が仕切り直しや矛盾の宝庫だから映画においても気にならない、という事でしょうか? ―

うーん、それもあるかもね。

― 以前、「アメコミはしょっちゅうキャラクターが死んだり、生き返ったり、エピソードそのものが無かった事にされたりする」と仰っていましたが? ―

そうそう、ほんとにね、そういうのはよくあるんだよね。
例えば先程の「スカーレット・スパイダー」なんかも、ピーター・パーカーのクローンだしね。
ピーターの両親も生き返ったりするし・・ まぁこれは色々とまたあるんだけど・・・。
とにかく、オレはスパイダーマンが大好きなんだ! だから、これからもどんどん続編を作って欲しいし、スピンオフなんかにもばんばん着手してもらいたい! それに尽きるね!
オレにもっと「スパイダーマン」をくれよ!

― では、新たなヒロイン「グウェン・ステイシー(エマ・ストーン)」についてはいかがでしょうか? ―

彼女はイイよね! オレは予告の段階から言ってたじゃん! 今回のヒロインはビビるぐらいかわいい、と!

― 私から見ると、「エマさんってお笑いコンビ・北陽の見た目がロバっぽくない方に似ているなぁ・・あと声が土屋アンナだな・・」という印象なのですが ―

バッカじゃねえの!  北陽って・・・ うん・・まぁ・・北陽かぁ・・そうね・・うん・・まあね・・声もハスキーだし・・
それはさておき、今回のヒロインがMJではなくグウェンであるという点も、オレにとってはとてもグっときちゃうんだよね。
だってグウェンはピーターの初恋の人だから・・。 輝く金髪もね・・最高だよね・・。
演じるエマも、ちょっと骨組みがしっかりしていて可愛いと思うよ。
容姿は端麗、頭脳も明晰、そしてイケてないピーターに優しい、まさに理想的な女の子。
はたしてグウェンがこの後何作目くらいで死んじゃうのか気にな・・ あ、死んじゃうって言っちゃった。ごめん!ネタバレだった?!

― 大丈夫ですよ、もうその話幾度となくあなたの口から聞いていますから ―

・・・そうだっけ・・ そうだよね・・ごめん・・・ ・・

まあね、とにかくエマは最高だったよ! がっしり系女子、いいじゃない!
実はオレ、最近「若い頃ちょっとがっしり、歳がいってからは肉付きがダルーン」っていう女性に非常にグっとくるんだよね。
ロシア人女性なんかすばらしいと思うよ。 いや、エマがロシア系なのかどうか知らないけど。
ロシア系女性のボディラインが崩れてくる様を想像しただけで正直お
                   世帯主さま2_convert_20120703222509
 (「要するに外人女性と付き合いたんだよ!オレは!」と熱く語る世帯主さまさん)

― 最後に一言お願いします ―

これは映画の本編とは関係ない話なんだけど、最近「スパイダーマンがすき」って言うと「あー、映画やってるもんねー」みたいな、いわゆる「にわか」扱いされるのが非常に癪に触るんですよね。
そうじゃない、と。 オレは30年前からスパイディを愛しているんだ、と。 そこを是非強調しておきたい!

― ああ、わかります! 私も冬彦さんブームの頃「えー?佐野史郎がすきなんだーまぁねー今流行ってるもんねー」みたいに言われて物凄くイラっとしていました! そういう事ですよね! ―

ちがうとおもう・・・

                   世帯主さま_convert_20120703222416
  (「東映スパイダーマンといえばレオパルドンね!え?レオパルドン知らないの?マジで?!」と自作のフィギアを振り回して熱弁をふるう世帯主さまさん)




【今回のまとめ】

・ 世帯主さまの感想「すげえおもしろかった!」

・ 世帯主さまのおすすめポイント「ウェブシューターを出す時は手がこうね!こう!」(ポーズつきで解説)

・ アガサも、前作と比べるつもり無く観たので、普通にたのしく鑑賞させて頂きました。

・ ベンおじさんが死ぬシーンは何度観ても胸がえぐられる想いがしますね。

・ クレーン車のシーンは鳥肌が立ったよ!

・ ピーターがグウェンをデートに誘うシーンのスーパーモジモジタイムが長すぎて、クラスメイトのふりして乱入したくなった。

・ マーチン・シーンとサリー・フィールド、かわいい! いっしょに暮らしたい!

・ 意中の人グウェンが勝手にピーターを好きになってくれたお蔭で、大した苦労もなく学園一の才女をモノにしたピーターに、色んなトコロが痒くなる呪いをかけた!

・ 一度キスに成功してからというもの、グウェンに会う度に「・・キスしていい・・?」「ねえ・・キスしない・・?」「とりあえずキスしとこうよ・・」「なにはともあれキスだけさせてよ・・」みたいな感じで接吻を欲するピーターがいかにも童貞くさくていいと思いました。 この蜘蛛男は性欲の鬼やで!

・ 「善い事」をすると手助けとなって自分に返ってきて、「悪い事」をすると災いが降りかかる、というとてもシンプルでとても大切な事を娯楽色豊かに描いた、満足度の高い映画だったと思います。
  いまだに「でもなぁ・・やっぱどうしても作らなきゃいけないだけの理由ってないよなぁ・・」という気持ちは拭えないものの、恋愛映画としてのドキドキ感や軽快にウェブを繰り出す様など、強く印象に残る部分も沢山あって、アガサはおもしろかったですよ。

・ 余談ですが、アガサが観に行ったのは公開後4日目の午前の上映回だったのですが、約430名入るシネコンの部屋に私たちを含めて10人足らずしか居ませんでした。 平日の午前なんて大体こんなものではありますが、それにしても話題作の割にちょっと寂しい人数かも・・・。 アメコミ人気ってまだまだ低いのかなぁ、と思いました。(地方だからかな?東京は違うのかしら) 



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『キャンプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』

2011年10月25日
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あらすじ・・・

ハイドラ_convert_20111018215207 hydra_chan_z 帰宅なう
1時間前

ハイドラ2_convert_20111018215223 takosaaaan @hydra_chan_z おつありー
59分前

ハイドラ3_convert_20111018215237 hyde156 @hydra_chan_z おつありでーす(*´д`*)♪
59分前

ハイドラ_convert_20111018215207 hydra_chan_z @takosaaaan @hyde156 おつありっすー つかれたゼット!!
59分前

ハイドラ3_convert_20111018215237 hyde156 おれ・・・この書類整理が終わったらザルツブルグに帰って彼女とけっこんするんだ・・・
58分前

ハイドラ2_convert_20111018215223 takosaaaan @hyde156 フラグヤメテwwww
58分前

ハイドラ_convert_20111018215207 hydra_chan_z @hyde156 えっ?! ハイドたんまだ残業してたの?! RSさんマジ鬼畜ッスなー
58分前

ハイドラ3_convert_20111018215237 hyde156 RSwwwww
58分前

ハイドラ2_convert_20111018215223 takosaaaan RS?
57分前

ハイドラ_convert_20111018215207 hydra_chan_z @takosaaaan R(レッド)S(スカル)
57分前

ハイドラ2_convert_20111018215223 takosaaaan @hydra_chan_z 何それwww 無駄にカッコイイwwww
56分前

ハイドラ_convert_20111018215207 hydra_chan_z @takosaaaan こないだシュミットさんがメモ用紙にサインの練習してるの見たゼット!
54分前

ハイドラ2_convert_20111018215223 takosaaaan @hydra_chan_z えっ じゃあそれってシュミットさんが自分で考えたあだ名ってコト? 誰か呼んであげてんの?
54分前

ハイドラ_convert_20111018215207 hydra_chan_z @takosaaaan たぶん誰も一回も呼んだことないwww
54分前

ハイドラ3_convert_20111018215237 hyde156 @hydra_chan_z @takosaaaan もうやめて!スカルたんのライフはゼロよ!
53分前

ハイドラ2_convert_20111018215223 takosaaaan wwwwwww
53分前

ハイドラ2_convert_20111018215223 takosaaaan 頭をひとつ切られても!
52分前

ハイドラ_convert_20111018215207 hydra_chan_z 次は2つ生えてくるさ!!
52分前

ハイドラ2_convert_20111018215223 takosaaaan ハイル・ヒドラ!
52分前

ハイドラ_convert_20111018215207 hydra_chan_z 入るんじゃなかったヒドラ!!
50分前

ハイドラ3_convert_20111018215237 hyde156 @hydra_chan_z こえーよ!毒吐きすぎだよ!!
50分前

ハイドラ2_convert_20111018215223 takosaaaan @hyde156 ww そんで?書類ってアレ? 例のアメリカに亡命してた博士の暗殺に関するアレ?本部に出すやつ?
50分前

ハイドラ3_convert_20111018215237 hyde156 @takosaaaan いや、そっちはもうとっくなんだけどさー。 じゃなくってコズミック・キューブの方ね。 スカルたんが「大量破壊兵器の件本部に適当に報告しとけ!」ってさー。あんだけ視察団の人たち始末しておいて、勝手だよねー
49分前

ハイドラ2_convert_20111018215223 takosaaaan オーディンの秘宝キタ━(゚∀゚)━!
49分前

ハイドラ_convert_20111018215207 hydra_chan_z 説明しよう!コズミック・キューブとは長年お伽噺とされてきたオーディンの秘宝、つまり伝説の宇宙エネルギーなのだ!
48分前

ハイドラ3_convert_20111018215237 hyde156 @hydra_chan_z アレ見つけてからのスカルたんはヤバいよねー 最近しょっちゅう人間マスクはずして骸骨部分剥き出しにしちゃってるし・・ こわいっちゅーねんw
48分前

ハイドラ2_convert_20111018215223 takosaaaan @hydra_chan_z @hyde156 正直、今のスカル氏は本部に義理立てする気持ちなどもう無いとみた
47分前

ハイドラ_convert_20111018215207 hydra_chan_z アメリカに亡命してたアースキン博士をアレする決心を固めたのも、コズミック・キューブをゲットしたからでしょ
47分前

ハイドラ3_convert_20111018215237 hyde156 @hydra_chan_z でもさでもさ、アースキン博士が最後に完成させたキャプテンなんとかっていうアメリカ人兵士、超すごいよ。 こないだからうちトコの工場襲われっぱなしだし。大丈夫なのか?スカルたん・・・(´・ω・`)
47分前

ハイドラ2_convert_20111018215223 takosaaaan 【最近のスカル氏まとめ】キューブげとー→光線銃製造→博士抹殺→本部の偉いさん抹殺→工場に乱入してきたキャプテンにアメリカ人捕虜を逃がされて工場を燃やされる→キャプテンに他の工場も襲われてマジ激怒(イマココ)
47分前

ハイドラ_convert_20111018215207 hydra_chan_z ヤバいwww キャプテンTUEEE!!
45分前

ハイドラ3_convert_20111018215237 hyde156 キャプテンの盾チョーTUEEEEE!!
45分前

ハイドラ2_convert_20111018215223 takosaaaan @hydra_chan_z @takosaaaan うちの赤ハゲ超弱ええーwww
41分前

ハイドラ_convert_20111018215207 hydra_chan_z 意外と弱い  ♯レッド・スカルあるある
30分前

ハイドラ2_convert_20111018215223 takosaaaan 実は猫舌  ♯レッド・スカルあるある
25分前

ハイドラ3_convert_20111018215237 hyde156 ケヴィン・ベーコンと見分けがつかない  ♯レッド・スカルあるある
22分前

ハイドラ_convert_20111018215207 hydra_chan_z @hyde156 あるあるあるあるあrrrrrr
20分前

ハイドラ2_convert_20111018215223 takosaaaan @hyde156 インビジブルwwwwwwww
19分前

スカル_convert_20111018215249 red_skall そんなに弱くないですよ RT @hydra_chan_z 意外と弱い  ♯レッド・スカルあるある
18分前 

スカル_convert_20111018215249 red_skall 熱いものも平気ですよ RT @takosaaaan 実は猫舌  ♯レッド・スカルあるある
18分前

スカル_convert_20111018215249 red_skall おまえ書類さっさと出せよ RT @hyde156 ケヴィン・ベーコンと見分けがつかない  ♯レッド・スカルあるある
18分前

ハイドラ3_convert_20111018215237 hyde156 @red_skall 申し訳ありません!!!本当に申し訳ありません!! ハイル・ヒドラ!!!
18分前

ハイドラ_convert_20111018215207 hydra_chan_z  ヤベエエエエエエエ!! あいつ「レッド・スカル」でエゴサーチしてたのかよ!!!
4分前カギ_convert_20111021232741

ハイドラ2_convert_20111018215223 takosaaaan @hydra_chan_z どうでもいいけど、何気にレッドスカルの綴り間違って「skull」じゃなく「skall」になってるwww 
3分前カギ_convert_20111021232741

ハイドラ_convert_20111018215207 hydra_chan_z  @takosaaaan ほんまやww どう読むんだよwww スケールか?www 
3分前カギ_convert_20111021232741

ハイドラ2_convert_20111018215223 takosaaaan @hydra_chan_z 目盛りwwwwwwww 赤い目盛りwww ヤメテwww
2分前カギ_convert_20111021232741

スカル_convert_20111018215249 red_skall ツイートを非公開にしてしまっている人がいるようなので、ちょっとメアドでユーザー検索してみようかな・・ まさか他にもうちの社員がいたりしてなーまさかなーまさかだよなー 
2分前






退会_convert_20111019004333
12秒前


はい、と言う訳で『キャプテン・アメリカ』を観てきました。
小柄で貧弱な体の為、軍隊へ入隊することもままならなかった青年が、天才科学者によるドーピングに次ぐドーピングで驚異のマッスルボディに生まれ変わるお話ですよ。
IMG_0001_convert_20111020230551.jpg    IMG_0002_convert_20111020230608.jpg 
(改造前)(※イメージです)     (ドーピング後)(※イメージです)

薬品を注入して高出力のレンジで数分チンしただけで、あの枯枝のようだった細腕が魔法瓶そこのけの巨腕に生まれ変わるゥ・・・・・・ッッッ!! という奇跡の瞬間を目にしたアガサの脳裏に、別のマンガが浮かんでは消えた事はナイショです。そっちじゃない。もちろんそっちじゃないよ・・ハ・・ハラショー・・ッッ!

来年公開を控えている、『マーヴェルまんがまつり・アヴェンジャーズ』参加者リストから満を持して登場した元祖アメリカン・ヒーロー、その名も『キャプテン・アメリカ』。
もともと、他のマーヴェルヒーロー(手から蜘蛛の糸が出る人とかゴロゴロピシャーって雷を呼ぶ人とか銀色のサーフボードに乗って宇宙から飛んでくる人等等)とは違って、基本的に「要するに体力自慢」の人が多いアヴェンジャーズ。
その中でも特に「普通の人度」が高いキャップは、能力だけではなく性格も至って普通、というかガツガツした所のない穏やかな殿方で、特殊な体を手に入れてからも全く浮つく事なく与えられた任務を真面目にこなしてゆきます。
その任務というのが国民に戦時国債を買わせる為のプロパガンダだった事から、「本当にやりたかった仕事ではない」というジレンマや、政治家の傀儡と化してしまっている事に対する虚しさは感じているものの、「でもこれも立派な仕事のひとつ」と自分に言い聞かせて一生懸命がんばるキャップ。 というか、ショービズのお仕事がちょっとだけ楽しかったりもするキャップ。 キャップ、かわいいよキャップ。

その後、慰問に訪れた戦地で兵士たちとの温度差を痛感したキャップは、平和の為、そして仲間の命を救う為最前線に赴く事を決意するのですが、なんというか、この一連の流れが非常にスムーズなのですよね。
とにかく無駄がない。
むしろ、若干省きすぎ(一兵卒として八面六臂の活躍を始めるくだり)なくらいに、キャップの誕生~迷い~覚醒まで一気に紡がれて行く様は実に爽快で胸につかえるものは何もないです。
あとね、とにかくいい人なんですよね、キャップが。
チャンネーに言い寄られてもチャラつかないし、上司にイヤミを言われてもやさぐれない。
常に自分のベストを尽くす。 絶対諦めない。 スーパーポジティブ。 そしてコスプレ好き。 おい!へんたい!

アメコミの世界に、クヨクヨと悩むヒーローがいたり、体調に不安を抱えるヒーローがいたりする中、キャップのまっすぐさや信念の揺ぎ無さは、観ていて実に気持ちがよかったですね。
相手を殺める攻撃の道具ではなく、「盾」という防御の道具で世界を救う高潔なヒーロー。
あからさま過ぎる名前(アメリカ万歳的な)すら全く気にならないほどの「間違いのない」人間性に心を魅了され、もっと沢山この人の活躍を観てみたい!と強く思わせる、素晴らしい娯楽映画だったと思いました。

大満足です。



― 追記 ―

・ それにしても、アメコミの悪役って劇中でその名を呼ばれる事がほとんどないような気がするのですが、彼らの名前はどこで、誰が命名しているのでしょうかね。 本作の悪い人も、周りからは「シュミット!」とか「おい!ずるむけ!」などと呼ばれていたものの、一度も「レッド・スカル」とは呼ばれていなかったですよ・・・。

・ 部下が陰で使っている隠語なのか、はたまた自分で名付けたものなのか。 書類にこっそり「レッドスカル」と署名したら「すみません、ここ本名でお願いします」なんて注意されちゃってたりしてネ・・。  がんばれレッドスカルさん!「スカルの兄貴」と呼ばれるその日まで!!

・ ていうか、スカルさんホントに強いのかねぇ。 終始やられっぱなしなイメージしか残らなかったヨ・・。 あと、途中から鼻ソケットの人と見分けがつかなかったヨ・・・。

・ そんなスカルさん、コズミック・キューブを利用して一瞬で人を霧散させるほどのスーパーパワーを持つ最強兵器を開発するもんだから、「こいつはマジでやべえぜ・・・!」と思ったも束の間、希少な金属で作られたキャプテン盾には歯が立たなかったという・・・なんか・・ね・・。 だがしかし、これは盾がすごいというより、コズミック・キューブがそれほどでもなかったというコトなのかもしれない・・・ッ! 

・ その盾の素材は「超つよい金属」というふれこみだったので、どうせだったらアダマンチウムだったって事にすればよかったのになー。 と思ったのですが、世帯主さまから「アダマンチウムはそこそこ採掘できるからダメでしょ」と言われてしまいました。 ごめんなさいねーにわかの発想でごめんなさいねー。

・ ヒットラーさんマジ空気。

・ ヒドラのマークがね、多分スカルさんがデザインしたんだと思うのですけどね、どうだと言わんばかりに色々なトコロに貼り付けてあるのですが、髑髏の下に蛸足が伸びている絵柄なので「悪の組織なのになんでタコのマークなんだろうなー・・・」と思っていたのですよ。 そうしましたら世帯主さまから「アレは足じゃなくてヒドラの首だろ」と言われてしまいました。 言っていることはわかるんだけども、意味合い的にも勿論そうなんだろうけども、コレがタコ以外の生き物に見えるか?!えぇっ?!
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(※ 邪悪なたこ焼き屋さんだったら看板に採用するレベル)

・ 抜きん出た能力を持つ超人による単独プレイ、というのではなく、多国籍の人々によるチームプレイがメインだった所がとてもグっときました。 あと、浅野忠信は『ソー』のエアリーな神様じゃなくて、こっちの日系兵士にキャスティングされていたらよかったのになぁ。出番は少ないけれど、あちらの役柄よりもしっかりと印象に残るいい役だと思いました。残念。

・ 本作は、キャップを技術面で支えるスターク社長(アイアンマンのおとうさん)や、アスガルドから持ち出されたとされるコズミック・キューブなど、『アベンジャーズ』の他の作品との接着剤的な役割を多く果していた為、単体の作品としてはやや語り足りない部分もありました。 
その「足りなさ」は、実は『マイティ・ソー』の時にも感じておりまして、アガサは『キャプテン・アメリカ』も『マイティ・ソー』も、『アベンジャーズ』ではなく、まずは個々の続編を観てみたいと強く思っているのですよね。 だって、そう思えるくらい魅力的なヒーローでしたし、心を捉えて離さない物語だったから。 
この度のアメコミ映画ラッシュは、『アベンジャーズ』ありきで進められているのでしょう。それはわかります。
だけど、こんな風に駆け足で紹介されるだけではなく、せめて『アイアンマン』と同じく2本くらいは単独での作品を制作したのちにいよいよ・・・という風にする方が、もっと楽しめるのではないかなぁ・・と。
ものすごく勿体無いと思うのです。まぁ、要するに「もっと観たい」というコトです。なんだったら毎週観たい。 あと、あの盾ほしい。

・ とかなんとか色々言いましたが、なにはともあれ、来年の『アベンジャーズ』公開日を期待して待ちたいと思います! スカ子の内腿に挟まれて眠るその日を夢見て・・・!!   


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『マイティ・ソー』

2011年07月07日
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「そ~らを自由に、と~びた~いな。」 「はい、トンカチ~!」

あらすじ・・・
金髪碧眼の肉襦袢が、類稀なるトンカチで悪者をどついたり建物をぶっこわしたり蒼空高く舞い上がったりします。

『スパイダーマン』『アイアンマン』『ファンタスティック・フォー』『X-MEN』などなど、アメコミを華麗に映画化した作品が世界中を熱狂させてゆく中、またひとり、新たなヒーローが誕生。
先に挙げたコミックについても、名前くらいは聞いたコトがあったものの詳しい設定や相関図などは全くわからない、つまりそんなにアメコミに詳しくないアガサが、今回初めてその存在を知ったヒーロー。 
その名は「ソー」。
北欧神話に登場する雷神トール(Thor)をベースとしたアメコミの主人公で、宇宙の彼方に位置する「アスガルド」に生まれ、父親は「全ての神々の王」として何千年もの間アスガルドやその他の星星を統治してきたオーディン。

ま、要するに超つよい宇宙人ってコトですね!

超つよい宇宙人の中でも更に腕っ節の強いソーが、長年微妙な和平関係を維持してきた敵国・ヨトゥンヘイムに、勝手に殴りこみを果した事で父王の怒りをかい、パワーを奪われ地球に追放されるトコロから物語は始まります。
実は、この殴りこみの裏には、ソーの弟・ロキの裏切り行為が隠されており、ヨトゥンヘイムに対する疑念を植えつけたのも、怒る兄を宥めるフリをしてそそのかしたのも、地球へ追い出させたのも、全ては「強いはかっこいいわモテるわカリスマ性はあるわ頼りがいはあるわの兄を亡き者にし父王の寵愛を一身に得たい」という、彼の謀略によるものだった訳なのです。

ま、要するに兄弟喧嘩ってコトですね!

ソーの相棒は、「死にゆく星の心臓」というメチャクチャ底力がありそうな原材料をもとに作られた「ムジョルニア」と呼ばれるトンカチ。 
ソーの追放とともに地球に落とされたムジョルニアは、一般市民が一生懸命持ち上げようと試みるも全く歯が立たず、国家の特殊機関にも仕組みを解明することができず、こっそり拾いにきた宇宙人・ロキですら持ち上げる事が出来ません。
当然の事ながら、パワーを失った元所有者・ソー自身に対しても、なんの反応も示さないムジョルニア。
相棒との絆を断ち切られ、さらに自分の思いあがった行動のせいで母国が危険に晒されている事を知ったソー。
「滅法強いスーパー肉襦袢」から「ただの肉襦袢」に成り下がってしまったソーは、地球で初めて出会った女性・ジェーンから慈愛の心を学び、さらに、地球に呼び戻しにきた宇宙人仲間を危機から守る為、我が身を犠牲にしようとした事で「愛ある肉襦袢」へと成長し、再びその手にムジョルニアを握り締めます。
この、トンカチを取り戻す時のくだりが、物凄く熱くて、おもしろくて、絶望が一転して勝利の祝砲へと変わる瞬間は、全身が粟立つ程の興奮に包まれてしまいました。

ま、要するにとにかくもうガツーン!!ってドシャーン!!ってウガー!!ってなるんですよ! オノマトペー!!

と、このように、初夏の筋肉まつりのような様相を呈しているムキもある本作なのですが、演出家としても俳優としてもシェイクスピア作品と深く関わり続けてきたケネス・ブラナーがメガフォンを執った事で、絢爛豪華な舞台劇を見ているような瞬間を生み出す事にも成功。 アクション部分、ドラマ部分、ユーモラスな部分共に申し分ないバランスで盛り込まれていたと思います。
心の底から「あー!おもしろかったー!」と言いながら、ほっこりとした笑顔で帰途に着くことが出来たのでした。
アメコミの映画化って、どれもこれも確実に楽しめますし、必ずと言っていい程高い満足度を得られるトコロがホントにすごいと思います。  それに比べて日本の漫画の大規模映画化ときたら、トモダチのアレとか上戸彩のアレとか「おいらの名前はどろろってんでい!ベベンベン!」っていうアレとか、なんかもう剣山で頭を掻き毟りたくなるようなアレなナニのまぁ多い事・・・。 
とりあえず、主役が無名でも映画は作り手次第でどこまででも面白くなるんだ、という事を、日本の映画界のえらい人にも教えてあげたいものですね。

ガタイのいい男性はどちらかというと苦手なアガサでも思わずためいきを漏らしてしまうような「全身お肉」っぷりが目に眩しいクリス・ヘムズワース(※ソー)の愛嬌溢れるキャラクター、
これでもかというほどの空気っぷりを発揮する浅野忠信(※ホーガン)
「思慮深く偉大な王」と言われているけれど、実は敵の赤ちゃんをのちの和平に利用する気満々でちゃっかり持ち帰ってしまうような狡猾さを兼ね備えてもいる、俺様キングダムなサー・アンソニー・ホプキンス(※オーディン)
じっとりとした目つきと「仲間と一緒にいるのにハブにされている感」がたまらなく愛しいトム・ヒデルストン(※ロキ)
その他にも、オスカー女優ナタリー・ポートマン(※ジェーン)やラース・フォン・トリアー作品でお馴染みステラン・スカルスガルド(※ジェーンの仲間の博士)、久しぶりに見たレネ・ルッソ(※ソーのお母さん)などなど、魅力的なキャストもてんこ盛りで、次に続くであろう『アベンジャーズ』はもとより、『マイティ・ソー』自体の続編製作も大いに期待したくなるような楽しい映画でした。
夏のお供におすすめです。



-追記-

・ 敵国・ヨトゥンヘイムというのは、氷の巨人たちが暮らす星なのですけれども、この巨人たちがみんな同じ顔だった(微妙に違うのかもしれないけれど、AKBの顔すら区別出来ないようなポンコツまなこのアガサには到底判別不可能)せいで、誰が王様で誰が雑魚キャラなのかさっぱりわからなかったのですよね・・。  「アレ?! もうボスやっつけられちゃった?!」と思ったらもう一人出てきたり・・王冠でも被ってくれてればナア。

・ そんなヨトゥンヘイムとの激しい戦いの末、巨人の王・ラウフェイをこてんぱんにしたオーディン。 氷の王宮の片隅で見つけたラウフェイの赤ちゃんを拾って帰ってしまうのですが、おまえマジそれ犯罪だかんね! そういう時は、「もしもし、これお宅のお子さんじゃないですか?」って先方に聞こう!すぐ聞こう!!

・ 王家の継承者は略取されるわ、大事な家宝は取り上げられるわ、強烈なレーザービームでロックオンされ続けている為いつ焼き討ちにされるかわからないわ、弄ばれるわ、いきなり攻め込まれるわのヨトゥンヘイム王国が気の毒でなりません。 ラウフェイさんはもっと毅然とした態度で遺憾の意を表明してもいいと思う。

・ ソーとつるんでいる「伝説の3戦士」がほぼ地球人レベルの戦闘力しか持っていなかった件。 「困った時のソー頼み」にも程がある。

・ 史上初!ドロップキックを繰り出す神様! ザ・肉弾戦!

・ いちおうナタ子さん(ナタリー・ポートマン)がヒロインという事になっているのですが、アガサは断然アンジェラ・アキ推しです!
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(※ハリウッドのアンジェラ・アキことダーシーさん)(※中の人はカット・デニングスさん)

まあ・・、ほら、・・アレだ、とりあえず踏まれたいよね!


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『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』

2011年06月20日
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あらすじ・・・
エリックがヘルメットを被り、チャールズは車椅子に乗ります。


(※ 以下、前3部作込みでネタバレあり)



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「君 か わ う ぃ ー ね !」

■ チャールズがチャラい!!!

正直言うと、アガサはチャールズ(プロフェッサーX)の事が前々からあまりすきじゃなくてですね。
なぜかというと、「地上最強のテレパス」の筈なのに、若いみんなをぐいぐい率いて行くどころか毒を盛られて人事不省になったり(シリーズ1作目)、思考回路を乗っ取られて人事不省になったり(シリーズ2作目)、強大なパワーを放射されて人事不省(というか雲散霧消)になったり(シリーズ3作目)と、「これから」という時を狙い済ましたかのように、毎回「使えない人」になるからなんですよね。
で、じゃあ起きている時は大活躍なのか、というとそれはそれで、ただただおくちぽかん状態(シリーズ2作目ラスト)だったりして。 
いや、今ジーン呼び戻すトコじゃん、と。ご自慢のテレパスで「おーい!中からでもサイコキネシス使えるぞー!」って「カンバックジーン!」って呼びかけるトコじゃん、と。 石原良純ばりに赤ふん締めて「カンバックサーモンジーン!」ってやるべき場面じゃん、と。
そんな風な歯がゆさを感じてしまいまして、どうもすきになれなかった。

ただ、今回の『ファースト・ジェネレーション』はチャールズを演じるのがマカヴォイさんだと言う事もあり、ちょっと期待を抱いておりました。髪もふさふさだし。きっと今回こそはやってくれるのではないか、と。
それなのに。
まぁチャラいのチャラくないのって。

バーで好みの(遺伝子的に異なる特徴を持っている)女性を見つけると、ここぞとばかりに心を読んで彼女がすきな飲み物を注文したり、知的美女が話しかけてきたら、ここぞとばかりに共通の話題を見つけて懇意になったり、シャレオツなジャケットを羽織ってみたり、稲垣メンバーばりに髪型に気をつかってみたり、髪に触らせなかったり、やたらと爽やかな笑顔だったり、なんかもうチャラい!チャラいよチャールズさん!人生楽しそうでよろしゅうおすなぁ!

まぁね、チャラいのは若さゆえの特権というか、しょうがないのかなぁとは思いますよ。
こっちは「おまえそんなんしてるけどいずれは抜け落ちるんだぞ」という情報をがっちり押さえておりますゆえ、ちょっぴり生温かい目で見れる部分もありますし。
ただ、肝心の「地上最強のテレパス」部分までもが、これもまた「同じくらい地上最強のテレパス美女」にしてやられちゃったり、イザという時には相手がテレパス防御ヘルメットを被っていて役に立てなかったりと、いまいちピリっとしないんですよね。
ざっくり言うと、要するに今回もトランシーバー代わりみたいなものだったチャールズ。
アーアー、こちらチャールズ、ちょっと電波が入りにくいですドウゾー。みたいな。 おい!なんかもっとすごい技とか無いのかよ!

性格はチャラい。 ミュータントとしての能力も「ちょっと便利」程度。 
では、それ以外の所では何をやっていたのかと言うと、熱のこもった励ましな訳ですよね、コレが。
「おい!おい!諦めんなよお前!!どうしてそこでやめるんだ!?もう少し頑張ってみてみろよ! お前ならできるよ!絶対絶対絶対できる!!!」っていう松岡修造ばりの。 
もうね、エントリーシートに特技・応援って書いといてもいいよ、って言うくらいの。 おしなべて応援係だったチャールズ。
とは言え、このお陰で結構みんなやる気になっていたりもするので、役に立ってないという事はないのですけどね。
地上最強の応援係、ここに誕生す。 


■ フランケンシュタイン(人間)によって作られたモンスター、マグニートー

先に作られている 『X-MEN』3部作に於いて、エリックとチャールズは常に相容れない関係にあり、小競り合いを繰り広げていました。
「話せばわかるさ」とばかりにミュータントと人類との平和的共存を目指すチャールズと、「話すだけムダ」とばかりに人類の抹殺を目指すエリック。
同じミュータントながら、全く異なった考え方の二人。
そこから遡ること数十年(40年くらい?)、20代の若者だった二人の考え方はどうだったのかというと、チャールズはさほど変わらないものの、エリックはまだ、「人類抹殺」という過激思想にまでは行き着いていません。

人間はキライ。 ただ、全員殺してしまいたいのではなく、個人的な仇であるナチスの残党を殺したいだけで、「人類抹殺」を目論んでいるのはむしろ、エリックが一番憎んでいる元ナチス高官のショウだったりします。
しかし、ショウに復讐する為チャールズと共に活動する中、行く先々で人間たちに失望させられてしまったエリックは、もともと心にくすぶっていた「人間への不信感」をどんどん増大させて行き、人間による残酷すぎる裏切り行為の果て、ショウの意志を継ぐ事を選ぶに至ってしまう。
エリックの磁気パワーを目覚めさせたのはショウですが、人の命を命と思わないモンスターに育て上げてしまったのは、他ならぬ人間たちなのです。
慈愛の欠片もない人間。 命令されれば無実の者に火を放つ事すら厭わない人間。 
悪気のない悪意の中で正気を保つのが、どれだけ困難な事か。

マグニートーとして生きる道を選んだエリックを非難する権利など、誰にもないのではないか。 
そう思ってしまいました。

■ 「きみはきみでいいんだよ」という事の理想と現実

エリック、チャールズと共に本作の核となるのは、変幻自在のスーパー美少女・レイヴン。 通称ミスティークさんです。 
何を隠そう、アガサは本シリーズの中で一番好きなのがミスティークさんで、過去の3部作の好きな度合いはミスティークさんの扱いと見事に比例。
八面六臂の活躍を魅せたりマグニートーといちゃいちゃしたりする第2作は最高傑作で、物凄く雑な扱いをされてボロ雑巾のように捨てられる第3作はオールタイムワーストに入るくらい大嫌いです。 
ブレット・ラトナー、お前だけは 絶 対 に ゆ る さ な い 。
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(※ ひそひそ話をする会長と愛人)(X2より)

それはさておき。
本作では、まだミスティークさんになる前のレイヴンちゃんが、「明らかに周りと異なる外見」を持つ事について悩み、救いを求め、拒絶され、そして差し伸べられた手を掴むまでが描かれています。
青い皮膚を隠し、「普通」に振舞う事をアドバイスしたチャールズ。 
青いままでいい、それこそが「普通」なんだ、とアドバイスしたエリック。
幼い頃から一緒に過ごしてきたチャールズに、少なからず恋心めいたものを抱いていたレイヴンちゃんが、その想いを振り切ってまでエリックを選んだのは、仕方のない事なのかもしれません。
皮膚を隠せ、というのは、その皮膚で生まれてきた彼女自身を否定する事であり、すがってきたものに拒絶された、と考えるのは、至極当たり前だと思うからです。

レイヴンちゃんの選択を否定するつもりは毛頭ないのですが、アガサが思うに、チャールズのアドバイス(というか考え方)というのは、親目線に近いのではないかなぁ、と。

ミュータントであること。
周りの人と違った特性を持って生まれるということ。
そのことを世間はどう受け止めるのかということ。

もちろん、全てを含めて当たり前に受け入れる世の中になってくれるのが一番である事は言うまでもありません。 でも、哀しいかな現実はそうではない。
身近な存在(親)が「周りに合わせた方がいいよ」って言うだなんて、それ自身が差別じゃないか! と思われるかもしれません。
しかし、身近な存在だからこそ、愛する者につらい思いをさせたくない。 
周りに合わせることで、疎まれる回数が減るのなら、傷付く回数が減るのなら・・・。 「合わせるようにしてごらん」、とアドバイスせずにはいられないのではないでしょうか。 
当事者だからわかること、当事者をずっと傍で見守っている者だからわかること、ってあると思うのですよ。
それは愛する者の個性を否定しているのではなく、守りたいから。 生きる術のひとつとして、覚えておいて欲しいから。

チャールズの場合は、テレパス能力があるから余計に「異なる性質を持つ者がどう思われるか」がわかってしまう。
「差別しない世の中になればいい」という理想と、「そうは思っても実際目の前にいると目をそむけられてしまう」という現実は、確実に存在するし、残念ながら無くならないと思います。
だからこそのチャールズの言葉だったのではないでしょうか。

ま、とは言っても、もしもアガサがレイヴンちゃんの立場だったら、やはりエリックの手を握り返してしまうと思いますけどね。 
無条件で受け入れて欲しい時が、女の子にはあるんですよ。 たとえそれが余計に自分を苦しめる事になるとしても。


■ 理解し合う事の難しさ

先にも述べたように、チャールズは人間の事がわかりすぎていた。「人間は一筋縄じゃ行かない。本音を建前を使い分ける生き物だ」と言う事を。
そしてエリックもまた、人間の事がわかりすぎていた。 「人間は弱く、流されやすく、自分と違うものに敏感な生き物だ」という事を。
結局、二人は目指す世界が異なっただけで、同じように現実を把握していたのではないかと思います。
だからこそ、「人間とミュータントの共存」の為には、彼らが歩み寄る事が何より重要だった。 
なのにチャールズはエリックを突き放してしまう。
いやいやいや! そういう時は「あーまぁねー、そういう考え方もあるよねーうーんそっかそっかー。ま、とりあえずエリックの気持ちはわかったから、一旦家帰って一晩ゆっくりしてね、それからまたね、いろいろね、アレをね、ナニして行けたらいいんじゃないかな」って何となく包み込んじゃえばいいんじゃんか! 「オレ、お前と考え方違うわ」って何その絶交宣言! 助け合って行こうよ! 玉虫色な態度でもいいじゃない!歩み寄る気持ちが大切なんじゃない! やっぱわしチャールズきらい! 続編を待たず、あいつの毛を全部毟り取ってやりたいよマジで!

同じ悩みを抱えているからと言って、苦しみが同じとは限らない。
共通する生い立ちを持っていようと、育った環境や、受けた痛みは全く別のものだから。
「有色人種」として差別を受けていても、黄色人種に黒色人種の怒りや哀しみを完全に共有する事は出来ないように、同じ病気を患っていたとしても、軽度の人に重度の人の嘆きを理解する事は出来ないように、同じミュータントとして生まれてきたけれど、不自由なく生きて来たチャールズには、この世の地獄を味わったエリックの絶望を理解する事は出来なかったのでしょうね・・。
その一片を、テレパスによって見た筈なのになぁ。一瞬でも共有した筈なのに。 ホンマあのチャールズだけは・・・!(ギ・・ギギ)

まぁ、今回の判断ミスは、若さゆえの過ちだと思いますので、製作の可能性が高いとされる続編(10年後くらいの設定になるのでしょうか?)においては、もっと精神的に成長しているであろう事を期待したいと思います。
チャールズは正論ばっか言ってないで、もっと他者に歩み寄ろう!

■ その他いろいろ

重いテーマを扱っておりますが、友情や淡い恋などを巧みに散りばめ、口当たりよくまとめあげていたと思います。
「悪い」ミュータントが政府施設を襲撃するシーンや、終盤の海上戦など、特殊能力を存分に活かしたアクションシーンも見応えたっぷり。
アガサが特にすきだったのは、羽の生えたエンジェル・サルバドールと超音波で空を飛ぶバンシーが猛スピードでチェイスするシーンで、バンシーの肩越し目線で描かれた海面スレスレの滑空シーンはものすごい臨場感でしたよ。 いいなぁ。私も飛んでみたい!
ずっと特殊能力に負い目を感じて生きてきた若者たちが、やっと判り合える仲間に出会い、「オレこんなの出来るんだぜー」「キミはどんなの?」「あたしはこんな感じ!」と盛り上がるシーンもすごく素敵でした。
チャールズがのちの創設する“恵まれし子らの学園”は、まさにこういう場である筈なんじゃないかと。
ミュータントたちが安心して、自分の個性を誇れる場で。
なのにチャールズと来たら、少々羽目を外したくらいで「なに調子乗ってるんだよ・・・おまえらにはガッカリだな」とか言っちゃうんですよね! あのハゲだけはホンマ!!今度会ったら絶対毟り取ったる!

ふくふくとしたレイヴンちゃんの肢体も眼福でしたし、本シリーズに誠実であり続けるウルヴァリンのカメオ出演も楽しかったです。 あと、ミスティークさんの中の人(レベッカ・ローミンさん)がちょっとだけ顔を覗かせるのも、アガサにとってはたまらんプレゼントでした。 アガサは気付かなかったのですが、世帯主さまによると「サングラスの少年もチラっと映ってたよ」との事ですので、スコット・サマーズくん皆勤賞達成です!おめでとうございます!

今回は「車椅子」になる所までしか描かれなかったチャールズが、次回どのようにして例のクリアな頭頂部になるのか。
完全にはげ散らかす前に全部剃ってしまう、という松山千春方式なのか、それとも放射線の関係なのか、その辺りの事情も明らかになるといいですね。


最後になりましたが、のちのビーストであるメガネ青年、ハンク・マッコイさんと出会えた事が、本作において一番の喜びであった事を付け加えさせて頂きたいと思います。 ビーストに変幻してからもメガネかけてるとかさいこうすぎる!!
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(※ハンク!オレだ!けっこんしてくれ!!!)


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『キック・アス』

2011年01月24日
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あらすじ・・・
全くもって冴えない生活を送っている高校生・デイヴはある日、ずっと憧れていた“スーパーヒーロー”になるべく、ネット通販で取り寄せた衣装を身にまとい、持ち前の正義心だけを武器に立ち上がる。
しかし、ヒーロー活動開始早々、街のチンピラからヒドすぎるしっぺ返しを喰らい、病院送りとなってしまう羽目に。
幸いなことに命に別状はなく、おまけに怪我の代償として全身の骨を金属版で補強される、というヒーローに似つかわしいスキルまで手に入れたデイヴは、くじかれた出鼻を猛烈な勢いで建て直し、“正義のヒーロー・キックアス”として再び街へと繰り出して行くのですが・・・。


この世の中に“スーパーヒーロー”なんているのだろうか。
面白半分に人を殺しながらもたった数年で社会に野放しになる鬼畜な人間や、保身しか頭に無いがらくたな政治家や、知性を持つ人間同士としての会話すら成り立たないどこかの都知事や、弱いものをピンポイントで狙って有り金を巻き上げて行くクソみたいな連中に、憤然と立ち向かえる人などいるのだろうか。
いや、もちろん日本には警察がいて法がある。 抗議する術もいくらでもある。(効果の程はさておき)
でも、それすらも通用しないゴミみたいなヤツラに、拳を固めて殴りかかることが出来る人などいるのだろうか。
公然と踏みにじられた“正義”を、自分の力で甦らせることが出来る人などいるのだろうか。

わたしたちの中の多くは、ぺっしゃんこになった“正義”に見てみぬフリをします。
「しょうがないよね・・」とためいきをつき、いつか彼らに公平な裁きが下ることを祈りながら、その場を立ち去る。
だって、こわいから。
中途半端な正義の代償がこわいから。
自分や、自分の大切な誰かが傷付くことがこわいから。

本作の“スーパーヒーロー”、キックアスとビッグダディとヒットガールも、決して“世の中の巨悪に立ち向かう正義のヒーロー”などではありません。
キックアスがヒーローのコスチュームを着るに至った理由は「澱んだ人生を変えてみたい」「もっと強くなりたい」「できればモテたい」とあくまで自分自身を満たす為。
ビッグダディは、「自分の人生をめちゃくちゃにしたマフィア組織をぶっつぶしたい」と完全に私怨。
ヒットガールに至っては、「おとうさんがそうしようって言ったから」と自分自身の意志とは言いがたい、なんというか、巻き込まれちゃったようなパターン。
それぞれが自分の都合に合わせた活動をするだけですので、「この世の悪をぶっつぶすぜ!」みたいな熱いノリとはちょっと違うような。

とはいえ、キックアスに関しては、確かに最初は純粋に、「見てみぬフリ、という風潮が許せない」という熱い気持ちを持っていたのですよね。
ところが、骨補強後の活躍が世間の注目を集め、一躍時の人になったとたん、“正義”へのテンションが急激に低下して行くことに。 
「みんながぼくを尊敬してくれた・・・!」 「こんなぼくでもスーパーヒーローになれた・・!」 「Myspaceのフレンド登録が1万人を越えた・・!」 と、今まで虚ろだった人生が一気に満たされてしまったキックアス。 
おまけに、見向きもしてくれなかった片想いの相手ともなんとなくいい関係になりそうになってきたりなんかしちゃったりなんかして。
もうね、正直、ヒーロー活動どころではないですよね。
リアルの方面が充実しちゃってますもん。

自分の中の虚栄心やモテへの渇望が満たされてしまい、且つ、“すきなことを続ける事の理想と現実”をも突きつけられてしまったキックアスは、あっけなくヒーロー業を捨てる事を決意します。
誰がそんな彼を責められるでしょうか。
目の前で、人の命がくだらない理由で奪われて行って、道理が通じない連中の存在を見せ付けられて、自分の命の軽さを思い知らされて、それでもまだ立ち上がれる人などいるのでしょうか。 いや、いないね。 
自分が軽い気持ちで足を突っ込もうとしていた物の、その余りの途方も無さに戦意を喪失してしまうキックアスことデイヴ。

本作はとにかくこの、“スーパーヒーローになろうとした男の子”のリアクションがとことん等身大に描かれているのが魅力的なんですよね。
・ パっとしない自分に自信をつけたい。
・ 彼女が出来たら他のことはどうでもよくなった。
・ でも、なんとなく中途半端な正義心に振り回される。
・ 身の程を知り、“諦める”という名の成長を選ぶ。
ね、身に覚えが無い人なんて、いないですよね、ね。

しかし、そんなデイヴですが、一生に一度だけ本当の“スーパーヒーロー”になるべく再びマスクを被る。
それは、自分よりもかなり歳の小さいヒットガールが、仁義を通そうとしている姿を目の当たりにしたから。
自分の命は、他の誰かの犠牲の上に成り立っているんだという事に気付かされたから。

自分の為だけじゃなく、誰かの為に奮起しおうとする姿。
自分の人生に於いても脇役のようだった人間が、主役の座を取り戻す瞬間。
もうねぇ、これに燃えなくて何に燃えるんだって話ですよ!

ここまでは、キックアスにせよヒットガールにせよ、“自己満足”や“刷り込まれた復讐”のため生きていただけだった。
しかし、個人的な恨みの対象だった相手の非道な振る舞いが、ネット中継によって全世界に発信され、“いち個人”が“公共の敵”となった時、彼らはそれらに向かって死を恐れず憤然と立ちあがる。
この時2人は、真の“スーパーヒーロー”になったのではないかと。
自分の都合上だけで動く“ヒーロー”から、本当の意味での“スーパーヒーロー”になったのではないかと思いました。 
人々に勇気と希望を与える、“スーパーヒーロー”に。


スーパーヒーローとしての資質を持つ人、なりうるべき人というのは、みんな心のどこかが満たされない人なのではないかという気がします。
心に傷を負っている人や、人生に大きな穴が穿たれている人、修復困難な程の痛手を経験した事があるからこそ、その穴を埋めるべく闘おうとするのではないでしょうか。
誰かが助けを求める声に敏感なのは、自分もその痛みを知っているから。
どんな困難な状況においても誰かを守ろうとするのは、そのことによって自分自身をも救いたいから。
ヒーローが被るマスクの下に見え隠れする、弱さや脆さ。
それらを感じ取れるからこそ、私たちは否応なく“スーパーヒーロー”に惹き付けられるのではないか。そんな気がしてなりません。

彼らは私たちがなりたくてなれなかった“わたし”であり、“ぼく”なのですよ。きっと。
だから彼らが血を吹き闘う姿は、こうも胸をとらえて離さないのですよ。 
きっとね。

この世の中に、現実に、“スーパーヒーロー”はいないと思う。残念ながら。
けれど、スクリーンの中から「何かを守る」ことの尊さ、美しさを教えてくれる“スーパーヒーロー”は、うれしいことに沢山いる。
彼らの魂が胸に灯してくれた火を、消さないように生きたいと願う。



さて。もうひとつ。
これはもう言わずもがななのですが、本作の大きな魅力は、なんといっても可憐で雄雄しいヒットガールなのですよね。

説明なんて必要ないんですよ。
「かわいい女の子がわるい大人をぎったんぎったんにやっつける」 ・・・な、もうわかるよな! 

自分の1.5倍ほどもある大男に立ち向かい、正義の鉄槌を下すヒットガールをすきにならずにいられようか。 いられるわけがない! なぜなら恋や憧れに理屈などないのだから!!


このヒットガールの生い立ちについては、観た方の中で賛否が分かれるところなのかなぁ、と思います。
物心がついた頃から問答無用で殺人スキルを叩き込まれた無垢な少女。
自分の復讐の為に、幼い娘を殺戮の場へ送り込む父。
これは一種の、虐待なのではないか、と。
たしかにアガサも、ビッグダディがヒットガールを単身ジャンキーの巣窟に送り込むシーンでは「いやいやいや・・お前が行けよ・・」と思いましたし、無邪気にバタフライナイフを操り、屈託の無い笑顔を浮かべて悪人の喉笛を掻っ捌く姿がいち保護者としてゾっとしない、という意見もわからなくはない。
事実、アガサが観に行った映画館では、上映後スタッフに「子どもが人を殺しまくる映画は不快ですね」と苦言を呈していた大人もいました。

しかし、アガサはあえて、声を大にして言いたい。

おまえらの目は節穴か、と。

ヒットガールとビッグダディの間に確かに存在している、“愛”と“信頼”が見えないのか、
と。

復讐を決意した時点で、ビッグダディは自身の死を覚悟していたのだろうと思います。
仮に我が子を一人置いて先立たなければならないとしたら、子どもに何を残せるだろうか。
生きる力を持っていて欲しい。 そう思うのではないでしょうか。
いや、もちろん、だからって子どもを人間兵器に仕立て上げるのは如何なものか、と眉を潜めたくなる気持ちもわかります。
ただ、父は徒に娘の寿命を減らすように仕向けていたのではない、と思うのです。
強くあって欲しい。 
自分の分まで。
母の分まで。 
そう思っていたのではないでしょうか。
そして、そんな父の惜しみない愛情と、全幅の信頼に、全力で以って応えようとした娘。

誤解を恐れず言いますが、アガサはこんな親子関係に憧れますね!
(アガサが我が子を殺人鬼として育てたがっている、と読み解く人がいるとは思いませんけどね)
ホント、この映画を全編しっかりと観ていて、よく“これは虐待だ”とかなんとか言えるよなぁ。 と思います。
いやまぁ、たしかに“虐待”なのかもしれないけども、でも、表面の血みどろだけじゃなく、もっと深いトコロも観て欲しいのですよね。 こんなにいい作品なんだもの!

ともかく、ヒットガールとビッグダディの共闘は、最高にグっとくる名シーンだったと思います。
子どもは砂場でうふふきゃははするだけだと思うなよ! 子どもを馬鹿にすんな! 小学生だって大人が汚いってことくらいわかってんだぞ!
(だから子どもが人を殺してもいい、なんて言いたい訳じゃないですよ。念の為)

うーん、なんだか“ヒーローとは”みたいな気持ちを書きすぎて、何が言いたかったのかよくわからなくなってしまいましたが、とにかく
『キック・アス』最高!! 
ってことで。
そして、きっとこの先数年間は塗り替えられることがないであろう世界女王(強い女映画部門)の座をヒットガールに捧げて今回の感想はおしまいということに。



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