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『パラノーマル・エンティティ3 エクソシズム・テープ』

2012年01月06日
こんにちは、アガサです。
1月も5日を過ぎ、テレビの特番を除きすっかりお正月気分の消え去った世の中となっておりますが、いかがおすごしでしょうか。
昨年中は拙い文章をご贔屓にして頂き、本当にありがとうございました。
弊ブログにつきましては、早いもので今年6周年を迎えるという事で、以前にも増して、おふざけの過ぎる感想とあらすじに全力を注ぐブログにしてゆきたいなぁ、などと思っております所存で御座候。
そして、そんな気合に油を注ぐべく、諸事情からずっと躊躇していたTSUTAYA DISCASについに入会いたしました!
これで、アガサの居住範囲内のレンタル店には無かった『パラノーマル・フェノミナン』も『パラノーマル・サイキック』も全て鑑賞する事ができるということで、ますます「パラノーマル」に特化したブログへと成長する事間違いなし!

・・・

・・


自問


はい、という訳で今年最初の更新は『パラノーマル・エンティティ3』の感想です! 気にしない!オレはもう細かいことは気にしない!

パラ_convert_20120106113755

あらすじ・・・
1976年、ドイツ・バイエルン地方。
ある一人の少女が、家族や神父が見守る中他界。
死因は、餓死だった。
このテープは、当時少女の治療にあたっていた医師が資料の為記録していたものであり、彼女の死以降、その余りに衝撃的な内容から当局によって封印されていたものである。
35年の時を経て公開された、17日分のテープ。 
そこに映し出された、少女の死の真相とは・・・。



2005年に制作された真面目な法廷サスペンス映画『エミリー・ローズ』。
そのモデルとなっていたのは、「元祖・エクソシストされた女の子」としてオカルト界では知らぬ者のいない超有名人、アンネリーゼ・ミシェルさんなのですが、なんと本作で「パラノーマル名物・盗撮地獄」の餌食になるのもアンネリーゼ・ミヒェルさん!
そう! もはや関連付けようという気遣いすら感じられない、アルバトロス社発・雨後のパラノーマルシリーズが今回ターゲットにしたのは、昨年あたりから再び流行の兆しが見え隠れしている「悪魔祓い」なのです!!
「悪魔祓い」をPOVで!モキュメンタリーっぽく! ・・という内容から察するに、きっと製作元のアサイラム社は『ラスト・エクソシズム』あたりをナニしてアレしようと思ったのでしょう。
だったら配給元のアルバトロス社も「エンティティ」じゃなくて「パラノーマル・エクソシズム」くらいにしておけばよかったのにね・・・。まぁ、大した違いはないけどね・・アハハ・・

先にも述べたように、本作を製作したのはメジャー映画のパクリリスペクト作品でおなじみのアサイラム社。
いつもはサメがおっきくなったりヘビがおっきくなったりタコがおっきくなったりピラニアがおっきくなったりする映画作りに精をだしているアサイラム社ですが、今回は史実を元にしているからなのか、ちょっとばかし様子がへんです。
主人公の少女(アンネリーゼ)、神父(レンツ)に司祭(アルト)の名前や、彼女に取り憑いている悪霊(ヒトラー、暴君ネロ、実在した悪い聖職者)の名前は本物と同じ。
蜘蛛を食べたり、知らないはずの言語を操ったり、ベッドで暴れたりといった異常行動や、彼女を治療しようとする医師と悪魔が憑依していると断定する神父との諍いなと、描かれるエピソードもかなり実際の出来事と重なっています。
本気です。
アサイラムくんが、ついに本気の力でオカルトに挑戦しています。
アガサはそんなアサイラムくんが眩しくて、もう目が開けていられませんでしたよ・・・  そう・・  ・・こうね、・・まぶたがね、  ・・だんだん重くなって  ・・・おもく ・・・ 

ごめん、オレ寝ちゃってた!!ァ '`,、'`,、('∀`) '`,、'`,、

真面目に作ろうとしたのが裏目に出たのか、はたまた不真面目であっても同じ結果だったのか、それは神のみぞ知るコトではありますが、ともかく絶望的におもしろくないんですよね!
バカ!新年早々これを借りたオレのバカ!


アンネリーゼと2人の聖職者以外のキャストは(たぶん)オリジナル要素なので、各部屋に仕掛けられたパラノーマル名物の盗撮カメラは実在する筈もありません。(悪魔祓いの様子を撮影した動画は、もしかしたらあるのかもしれませんが)
本編の後半、怒涛のように築かれる死体の山も、もちろんアサイラム社の奔放さがほとばしった結果でしょう。
史実に基づいていないこれらの「オリジナル」部分で、なぜもう少し恐怖を増幅させる事は出来なかったのか。
「アンネリーゼ、最期の17日間」と銘打ったビデオは、「アンネリーゼがワーってなる」「階下のみんながワーって駆けつける」「ベッドの周りを囲んでワーってやる」が延々繰り返されるばかりで、緊張感の欠片もない。
途中、「アンネリーゼが階下のみんなを訪ねて行ってワーってやる」という変化球も加わるものの、場所が変わっているだけでやっている事はほぼ同じ。
こわい顔をするアンネリーゼ。
手で顔を覆う両親。
ぼんやりと佇む聖職者。
/(^o^)\なんてこったい!と頭を抱える医師たち。 賑やかし要員のカメラクルー。
総勢9人のキャストによる息のあったアンサンブル。
ぼくはこれを、「劇団アンネリーゼ一座」と名付けました。(名付けたらどうだって訳じゃないケド)

おっぱいまでも放り出し熱演する座長・アンネリーゼが、カメラを意識しすぎてちょいちょいサービス過多になるのはご愛嬌。
「現代医学では効果がないので、ぼくらエクソシズムします!」宣言しながら、ほとんど聖書を開く気配のない神父さんが、ちょいちょいカメラ目線で語り始めるのも長い目でみてあげましょう。
「お祈りで病は治らない!一刻も早く入院させる事が必要なのだ!」とカメラの前では威勢のいい医師が、いざアンネリーゼの前に来ると日和まくるのも・・まぁ・・うん・・しょうがないか・・。
あと、悪魔憑きをただの狂言と断定し、アンネリーゼを挑発するカメラマンは、カメラマンのくせして自分から被写体になってオレ語りするばっかで・・ なんというか・・ ・・ダメだな!全員ダメ!! なにこのポンコツ劇団!
とにかく、全員カメラ写りを気にしすぎて、自然な演技もへったくれもなくなっているのですよね!
ほんで、肝心のカメラもこれまた、物語の序盤までは「76年の出来事ヨー」という主張にリアリティを持たせるべく、画質をフィルム調にしてみたり傷をつけてみたりと工夫をこらしているのですが、途中から面倒くさくなったのかのっぺりとしたビデオ画質に落ち着いてしまうという体たらくっぷり。 アサイラムよ・・お前の中の「一貫性」はどこに行ってしまったのか!
もうひとつ、「史実に基づいた」お話に奥行を与えるべく、日付が変わる度に医師の「観察レポート」の抜粋が読み上げられたりもするのですが、これがまたホントにねぇ!
「今日はアンネリーゼが尿をなめていました。汚かったです」
「今日はアンネリーゼが蜘蛛を食べていました。オエっとなりました」
「今日はアンネリーゼがすごい握力を発揮していました。とてもびっくりしました」とか小学生の日記か!

かあさん・・・ ぼくらのアサイラム社は、今日も平常運転だったようです・・。



という事で、いつものアサイラム社によるドッキリ超常現象バラエティ・パラノーマルエンティティ3。 
この調子でいくと次あたり「エリア51」と絡めて来られるんじゃないかという、一抹の期待不安も過ぎったりするのですが、ここまできたらとことん付き合いたいと思いますよぼかあ。
だってほら、DISCASも始めちゃったコトですし!

・・・

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なにはともあれ、本年もよろしくお願いいたします!


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『パラノーマル・アイランド』

2011年12月12日
パラ


先日、ほんのちょっとの気の迷いからツタヤ ディスカス内で「パラノーマル」検索をかけてみたら、当該作品が17本もある事を知り、激しく動揺しています。
本家の『アクティビティ』を除くと、ドジョウのその数なんと12本。 どうかしてるぜ!!
とりあえず、心を落ち着ける為【パラノーマル】カテゴリーを作ってみましたので、つらい時はこれを見て頑張ろうと(あと○本だよ・・! と)思います。

【映画について・パラノーマル】 (←どうかしてるぜ!)

という訳で、今回のパラノーマルはずばり「島」! 
「パノラマ島奇談」ならぬ「パラノーマル島奇談」の、気になる内容とは?!

あらすじ・・・
【これは実話に基づいた物語である。 
全長2600キロのグレートバリアリーフは、世界の七不思議であるサンゴ礁地帯。 
600以上も島があり、この島もそのひとつ・・・。】


1日目 ・ 二人きりの休暇を満喫する為、無人島に赴くベスとハリー。
     ・ 浜辺でいちゃいちゃ。
     ・ 浜辺で昼寝。
     ・ 目を覚ますと、二人の間近に何者かの足跡が。
     ・ 島を一周してみるも、自分たち以外の人影はなし。
     ・ 気にせず就寝。
     ・ 夜中に不審な物音。
2日目 ・ 朝目覚めると、テントの周りにベスの下着が干されていた。
     ・ 気にせず素潜り体験。
     ・ ハンディカムの映像をチェックしていると、昨晩自分たちが寝ていた姿を何者かが撮影していた事が判明。
     ・ 怯えたベスが、予定を切り上げて帰宅する事を提案。
     ・ せっかく来たので帰りたくないハリー。
     ・ コマンドーごっこをしながら、再び島内を探索。
     ・ 島の中心部に謎めいた小屋を発見。
     ・ 気にせず散策。
     ・ 島の沖合でサメ漁をしている外国人を発見。
     ・ 気にせず就寝。
     ・ 夜中に不審な泣き声。
3日目 ・ 朝目覚めると、テントの周りにナマコが吊るされていた。
     ・ 再び怯えるベスが本土と連絡を取ろうとするも、持ってきていたはずの衛星電話が行方不明。
     ・ サメ漁の外人が浜辺で休憩していたので、張り切って言いがかりを付けに行くハリー。
     ・ 何もしていない外人さんを英語で責め立てるハリー。
     ・ 返り討ちに遭うハリー。
     ・ 気にせず、今度は外人さんの船に不法侵入して電話を探すハリー。
     ・ 怒った外人さんに捕まえられ、木に縛り付けられるハリーとベス。
     ・ ベスの貞操が脅かされる。
     ・ 突如何者かに襲われ、ほうほうのていで島を後にする外人さんたち。
     ・ とりあえず助かったので、細かいことは気にせず就寝。
4日目 ・ 早起きしたベス、気になったので島を散策する。
     ・ 例の小屋で謎のノートを発見。
     ・ ノートには、昔この島に住んでいたコラールという少女の壮絶な過去が記されていた。
     ・ なまこ漁で生計をたてていたコラールは、ある日毒オコゼを踏んでしまい、半死半生の状態で浜に辿り着くが、さらにそこに居合わせた養殖業者の男どもに繰り返し強姦され亡くなってしまったらしい。
     ・ それ以来、この島にやってきた男は確実にコラールの霊に仕留められているのだという。
     ・ コラールに激しく感情移入し非業の死を悼むベス。
     ・ 気にしないハリー。
     ・ コラールのお墓をきれいにするベス。
     ・ 気にせずぼんやりするハリー。
     ・ 結局衛星電話も見つからないし、おばけに対する処置法も見つからないままなんだけど、気にしてもしょうがないので就寝。
     ・ 夜中に「逃げるなら今だぞ・・・」という囁きを聞くハリー。
     ・ テントの近くに二人分の墓穴が掘られている事に気づく。
5日目 ・ 救援を求める為、浜辺で薪を燃やす事で合意に至るベスとハリー。
     ・ 流木を集めている最中、何者かの気配を感じるハリー。
     ・ ベスを呼んでみるものの、流木集めに一生懸命で気づいてくれないので、気にせず一人で小屋に向かうハリー。
     ・ 流木を集め終わり、ハリーがいなくなっている事に気づいたベスは慌てて小屋に向かうが・・。 


ハリー
(基本ワカチコ体質なハリー。)(←死語)

いや、そこもっと気にしろよ!!

ええと、きちんと気にする皆さんの為にもう一言申し添えておきますと、ノーおっぱいですからね!お間違いなく!


世界遺産にも認定されている世界最大のサンゴ礁地帯・グレートバリアリーフを舞台に制作された本作。
怖いのはお化けなのか、それとも人間なのか。
そんなテーマを感じさせる薄ら寒いホラーとなっておりました。
・・・とは言っても、込められているであろう、そんなテーマをあえてぶっ壊そうとしているとしか思えない程、「要するに何がしたかったのかさっぱりわからんぞ!」な展開を見せますので、途中からはずっと燃料が切れかけのおんぼろセスナ機にでも乗っているような心もとなさを感じてしまいましたけどね。
落ちるのか? ここで落ちてしまうのか? いや、もう少しだけ飛んでみせるのか? みたいな。 びっくりフジツボ!

見渡す限り広がる蒼い海。 抜けるような青空。 
バカンスにあえて無人島を選んだ二人の行く末を暗示するかのように、劇中何度も映し出される、島の寒々しい佇まいは、閉所恐怖症の方にとってはおばけよりも恐ろしい存在なのではないかと思います。
いや、実際問題、本作の一番残念だった点は、こんな雰囲気抜群の舞台装置を活かしきれていなかったトコロだと思うのですよね。
もうね、おばけなんていらないのですよ。
容易に脱出出来ない孤島で、気の合わない男女がふたりぼっち。
これ以上恐ろしい状況があるだろうか! いや、ない!!

本作のオチをなんの躊躇いもなく書いてしまうと、要は、霊体のクセに実体と変わらぬ行動力を持つコラールが、携帯電話を鳴らしたり、パンツを盗んだり、ナマコを吊るしたり、ナイフで刺したりしちゃうよ! というお話だった訳なのですが、怨念モノなら怨念モノで、もうちょっと、ほら、霊らしくして欲しいのですよね。こちらとしても。
実体なんて無いのが大前提であって欲しいですし、百歩譲って「物質を掴む」のだったら誰かに取り憑いて操るくらいして欲しい。 実体を併せ持つ霊は、もう霊とは言えないのではないか。
あとね、霊はパンツ盗まないと思うんだ!しかも女の子の霊なのに! なんや、彼女はアレか!物欲の鬼か!

幻覚なのか現実なのか、その境目が不確かであればある程「おそろしさ」は増すと思うのですよ。
それなのに、中途半端に霊体(コラールちゃん)をうろつかせて、結果Jホラー(※)の無人島バージョンみたいな仕上がりに落ち着いてしまったのが、とても残念でした。
先にも書きましたが、いっその事おばけそのものは出さず、怪奇現象の原因追求の段階で疑心暗鬼になり、諍いを始めてしまうカップルの話にしちゃった方が、怖かったような気がします。
そこに「女性が虐げられていた」というエピソードが加わって、余計に「同調する女」「いまひとつ他人事な男」という構図が際立ったりしたら、より一層おそろしいじゃないですか。
あとね、そもそも論な話をしちゃうと、無人島で「付き合って間もない彼氏と10日間もカンヅメになる」という旅行プラン自体が、とんでもない暴挙だと思うのですよね。
定期船もないような島で、もし痴話ゲンカでもしちゃったらどうするのさ! 
せめて隠岐の島くらいにしときなよ! 高速船もあるよ!


と、一通り心の中でツッコミを入れたのち、そういえば本編の冒頭で「これは実話に基づいた物語で・・もにゃもにゃプスン」みたいなテロップが出ていたなぁ・・という事を思い出したのですが、どこからどこが実話に基づいているのかさっぱりわからないのですよね。
もしかしたら、ここでいう「実話」とは、「全長2600キロのグレートバリアリーフは、世界の七不思議であるサンゴ礁地帯です」という点なのかもしれない・・・ そう・・たしかにそれは、紛れもない事実なのだから・・! 


ベス
(彼氏がアレだった為さんざんな目に遭ったベスさん。 そして、女の敵は女なのだ! おっかねー!!)


(※ 呪怨+着信アリ みたいな展開になる)

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『パラノーマル・アクティビティ3』

2011年11月04日
Paranormal_Activity_3_convert_20111101230143.jpg


まずはこれを観て頂きたい。





そしてこれ。





・ ・ ・ 

・ ・

本編と予告編、全く別の映画じゃねえかコノヤロー!!



※ 以下、どうにもならない程ネタバレしていますので必ず鑑賞後にご覧ください。


あらすじ・・・
某月某日。 ケイティ、8歳の誕生日。
某月某日。 家の中でたびたび怪奇音が聞こえる為、母・ジュリーの恋人・デニスが家中にビデオカメラを仕込む。
某月某日。 デニス、仕事もせずにカメラのチェックに明け暮れる。
某月某日。 ていうかほとんど仕事が無いデニス。
某月某日。 デニス、要するにヒモ状態。
某月某日。 デニス、ジュリーにハ〇撮りの提案を持ちかける。
        ジュリー、意外とノリノリで提案をのむ。
        コトの最中に大地震が起こる。
        倒れたカメラに謎の白い影が映りこむ。
某月某日。 デニス、カメラ仲間のランディを家に招き、自分たちのハ〇撮り未遂ビデオをお披露目する。
        デニスおまえちょっといい加減にしろよデニス。
某月某日。 各部屋に仕込んでおいたカメラに、怪奇現象の数々がばっちりと映り込む。
某月某日。 それはさておきデニス、ジュリーを誘って夜遊びに出かける。
        子どもたちが眠った後、ベビーシッターの女子高生が超おっかない目に遭う。
某月某日。 デニス、ポルターガイストにびっくらかされている女子高生の映像に、色んな意味で興奮する。
某月某日。 デニスとジュリー、クリスティが高熱を出した為、ランディにケイティの子守を頼み病院に行く。
        ランディ、ケイティから「ブラッディメアリー」のおまじないをせがまれ、断りきれずしぶしぶ呪文を唱える。
        ふざけ半分の態度を8歳児から注意され、全力で呪文を唱えるランディ(推定26歳)。
        呪文が功を奏し、大規模な怪奇現象が巻き起こる。
        ていうかその家もともとポルターガイストてんこ盛りの家だったんじゃん! さらにプラスで呼び込もうとしてどうすんだよ!! バカ!おまえ大人のくせしてバカ!
某月某日。 盗撮ビデオにかまけ過ぎな点をジュリーにこってり絞られたデニス、久しぶりに本業(結婚式のビデオ製作)に精を出してみる。
        ジュリー、がっつり寝る。
        大人が物音に気付かない状況の中、ケイティが悪霊に引きずりまわされる。
某月某日。 心底怖くなった姉妹、母・ジュリーに引越しを願い出るも、「霊なんているわけない」とあっさり却下される。
某月某日。 邪悪な存在に懐疑的だったジュリー、自分の目の前で超すごい怪奇現象が起こった為、母・ロイスの家に逃げ込む事を即決する。 大人はほんと勝手だねー!!
某月某日。 ロイスのおそろしい秘密が明らかになる。


ケイティとクリスティ姉妹を知っていますか?
度重なる怪奇現象に襲われ、また、その様をホームビデオに撮られ続けるという、数奇な人生を歩んでいる姉妹のことですよ。
『パラノーマル・アクティビティ』の正当なる続編の第4弾となる今回は、そんな彼女達が一体なぜ、人生のほとんどをホームビデオに捧げる羽目にポルターガイストと共に過ごすコトになったのかが、ざっくりと説明されてゆきます。
今回明らかとなった、その衝撃の真実とは・・・
「実は、ばあさんが魔女コミュに入っていて悪魔となかよしだったから!」でした!
すごい! いや、すごくない! ていうかちょっとまてい!!!


いやね、実はね、ケイティとクリスティのおばあちゃんっていうのは筋金入りの魔女でしてね、仲間の魔女ばあさんたちと集まっては、夜な夜なウィッチクラフトに勤しんでいたらしいんですけどね、そのコミュには「自分の家系に生まれた男の子を悪魔に捧げる」という決まりごとがあったらしく、娘にさぐりを入れてみたものの「もう子どもは産まない」宣言されてしまったので、だったら孫に産ませちゃおうか、と。 そういうコトらしいのですよね。
そんでもって、孫の家に悪魔を住まわせて妹ちゃんの方と仲良くさせておいて、おねいちゃんは蚊帳の外で、散々一家に地味な嫌がらせをして疲れ果てたトコロで自分の家に招き入れ、邪魔な娘と娘の彼氏はグキってへし折っちゃって、それから孫達が大人になって子どもを産むのを待って、再び悪魔降臨させて嫌がらせ攻撃をして、邪魔な孫の彼氏や孫の夫をグキってへし折って、それから待望の初ひ孫(男児)をさらってくるという20ヵ年計画だったという・・・。



uITOL.jpg

「男児ゲット」という命題をクリアさせる為に、なぜここまで回りくどい方法をチョイスしてしまったのかねばあさんよ。 もう2周も3周も回っちゃって完全にバター状態ですよ。
わしはこんな風にだらしなく溶け出したバターさんなど、見とうはなかった!! と、涙ながらに訴えたい気持ちでいっぱいですよ! (何故自分がここまでバターに肩入れしているのかもよくわかりませんが)

確かに1作目から、山羊足の悪魔の存在は全面に押し出されておりましたので、その裏で魔女ばあさんが暗躍していたというカラクリ自体は、オカルト繋がりというコトで「なるほどなぁ」と割とすんなり納得できる話ではあるのですが、彼らの目的が「男児が欲しい」って・・・。
田舎の旧家の跡取り騒動じゃあるまいし、いいじゃんか!元気に生まれてきてくれれば、男でも女でも!(←そういう問題じゃない)
それにね、悪魔も悪魔ですよ! 魔女コミュに「おとこのこがほしーの!」と指図しておきながら、結局自らターゲットの家に住み込んで嫌がらせし続けるとか、サタンの威厳ゼロじゃん! むしろ魔女にあごで使われてる感じじゃん! ノリノリでシーツ被って徘徊してる場合じゃないよ! 「ひょっとしたら純粋に幼女好きなのかも・・」と思われてもしょうがないよ! ていうか思ったよ!
あと、チーム・オカルトの皆さんが、手に入れた男児をどうしようとしていたのかも謎のままなのですよね。
シリーズ第3作(前作)の段階で、成長したクリスティが男の子を出産していたのですが、その時だってすぐには悪魔降臨せず、1年待ってからちょっかいを出し始めていましたし・・・。 
わからない・・私には山羊足くんのきもちがわからないよ・・!


さて。
つっこみどころの宝庫のようなストーリーから一旦離れて、毎回非難の的となっている「恐怖描写」にも目を向けてみますと、こちらは過去最高といっていいほど派手になっておりまして。
今までも繰り返し登場した「急なアップ」「急な大音量」「邸内引き回しの刑」「ぶんなげ」などは勿論のこと、信じられないほどの家財道具がいっぺんに天井から降ってくるという一大スペクタクル映像まで登場。
どうやって撮ったのかを純粋に知りたくなるような、すさまじいショックシーンを前に、鍋釜が落ちたくらいで四の五の言っていた前作が、なんだか遠い昔の出来事のように感じてしまいました。 誰だよあれくらいでイスから飛び上がってたの! オレだよ!!

今回新たに加えられた「首ふりカメラ」も、非常に効果的に使われていたと思いますね。
登場人物が常に首ふりカメラの方向に合わせて歩く点は、あんまりといえばあんまりなのではありますが、さっきまで映っていた「モノ」が一瞬で消え去ったり、すぐ間近まで移動してきたり、という現象は素直にギョエーとなりましたし、カメラがゆっくりと回る間の「あーもー絶対これ反対方向にパンしたらこわいのが映り込んでるんだよー絶対だよーわかってんだよもー観たくないよー」というストレスも、心拍数を上げるのに大きく役立っていたのではないでしょうか。
もうね、ぼくなんかあんまりにも観たくなくて、途中で目をつぶっちゃおうかと思いましたもんね!いや、薄目開けて観たけどさ!

と言うことで、過去3作のパターンを踏襲しつつ微妙に手を変え品を変えることで、新鮮な驚きも与えてくれた本作。
ちょい悪ばあさんに連れて行かれた孫たちはこの後どうなってしまったのか?
過去の作品で、彼女達が大したトラウマもなく立派に成長している事はわかっておりますが、スタッフはどうやってそこにつなげて行こうとしているのか?
またもや行き当たりばったり作戦なのか?
山羊足系悪魔の真の狙いは何なのか?  ・・といった未回収の謎に決着をつけるべく、来年あたり確実に製作されるであろう第5作目を待ちたいと思います。 いや、待つのかオレ?!



- 追 記 -

・ 妹クリスティだけに見える悪魔(通称トビー)は、どうやら見上げるほどの巨躯らしいのですが、子どもサイズの物置を居住スペースにしたり、女子高生が留守番をしている時シーツを被って脅かしに行ったりと、TPOに合わせて背丈を変えているような節があって、なんというか、自分の匙加減一つみたいな感じで非常に小ずるいですね。 チェ・ホンマンなのか白木みのるなのか、ハッキリしなさいよ!

・ このシリーズの男はクズい人が多いのが特徴のひとつなのですが、今回のデニスは頭一つ抜けてクズだよ! 完全にヒモ&ニートだよ! 

・ しかし、そんなデニスだったからこそ、日がな一日家の監視カメラに付きっ切り、尚且つハンディカムも回しっぱなしという「無理めな設定」に説得力を与えられたのも事実。 だって、暇だから! もっぱら自宅警備員だから!

・ 思い起こせば、シリーズ第1作目のミカ(男)もようわからん職種だったような・・・デイトレーダーだっけ・・? 第2作目の主人公も浪人中の大学生でしたし、パラノーマルシリーズは「暇を持て余した男たち」無しでは存在し得ないのかもしれませんね・・・。 

 で、これは私の勝手な思い込みが招いた悲劇というかまぁ、自損事故みたいなものなのですけどね。
  本作の公開前から、冒頭にも貼り付けている予告編を観て期待を高めていたのですが、実際本編を観てみたら、予告にあったあんなシーンもこんなシーンもまるで無くてですね。
  「コトの起こり」とされていた「姉妹でブラッディメアリーさんの呪いを試す」シーンは「知り合いのお兄さんとおねえちゃんだけが試している」シーンに変更。
  「いもうとちゃんが二階から飛び降りるのを見ておかあさん衝撃」というシーンは無し。 
  「一同を率いて家から脱出しようとするおかあさん」のシーンも無し。
  「霊媒師っぽいおじさんが机の上にダーン!!!」も無ければ、「家が大炎上」も無し。

  家が炎上しない。

  家が。  

  燃えないの。

  屋上へ行こうぜ・・・・久しぶりに・・・キレちまったよ・・・・。

・ 「ばーさんの陰謀」という大オチを隠す(姉妹の悪ふざけが原因だとミスリードさせる)為の編集だったとしても、ちょっと無理がありすぎるというか・・。 予告編の段階でドッキリシーンをほとんど見せてしまって、本編が台無しになるのもどうかと思いますが、「もともと本編用だったんだけど無くても問題なかったシーン」ではなく「それを本編に混ぜてしまったら繋がらなくなってしまうシーン」を使って予告編にするのは、ホント、私はよくないと思います。 それでは予告の意味なんて無いんじゃないのかなぁ。

・ 以上、予告を観ていない人には全く関係ないお話でした。 グチグチとすみません。 

・ それにしても、第1作の時点ではこのお話がこんな風に「大河ロマン」的な展開をみせるとは予想だにしませんでしたよね・・。 なんでだろう・・『SAW』で回を重ねるごとにジョンの半生が小出しにされて、どんどん「正直どーでもいいヨ・・・」とげんなりなって行ったあの頃を思い出してしまうのは・・・。気のせいだよね・・うん・・ きっと気のせい・・・。

・ 次回作は、是非本作のエンディングからスタートして、ばあさんに連れ去られた姉妹が豊満バディに成長するまでが描かれますように! というか、今度こそ家が燃えますように!!


<参考記事>
『パラノーマル・アクティビティ』(シリーズ第一作目)
『パラノーマル・アクティビティ第2章/TOKYO NIGHT』 (日本で作られたシリーズ第二作目)
『パラノーマル・アクティビティ2』(シリーズ第三作目)


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『パラノーマル・ビギニング』

2011年10月31日
ビギニング_convert_20111031121848
全熟女必見!

秋深き 隣は何を する人ぞ。 
私はおうちで『パラノーマル・ビギニング』を観ていました。  こんにちは、アガサです。
最近、レンタル屋さんの棚で「パラノーマル」と名がついたパッケージを見かけると借りずにはいられないような心理状態に陥ってしまっています。 そして、そんな自分が意外とキライじゃありません。
とはいえ、既にどのパラノーマルがあのパラノーマルで、このパラノーマルがどっちのパラノーマルなのかさっぱりわからんのーまるになりつつありますので、ちょっとここで過去のパラノーマルをまとめてみたいと思います。 うん、さっきのダジャレは忘れてくれ。

『パラノーマル・アクティビティ』 ・・・本家シリーズ第一弾。 おっぱいは出ない。
『パラノーマル・アクティビティ第2章/TOKYO NIGHT』 ・・・日本で作られた本家シリーズ第二弾。 またもやおっぱいは出ない。
『パラノーマル・アクティビティ2』 ・・・本家シリーズ第三弾。 もちろんおっぱいは出ない。
『パラノーマル・エンティティ』 ・・・雨後の筍作戦で作られた名前だけ似てるシリーズ。 満を持しておっぱい登場!!
『パラノーマル・エンティティ2』 ・・・先の「エンティティ」とは無関係な名前だけシリーズその2。 あんまりありがたくない感じのおっぱいあります。
『パラノーマル・ヴィレッジ』 ・・・もはや隠しカメラもホームビデオすらも登場しない名前だけシリーズその3。 人喰いおじいさんが山奥で人を喰うお話。 こっちのおっぱいはチャンネーのブルンブルン系。

なんだか途中からおっぱいのまとめになっているような気もしないでもないですが、まぁ、いいですよね!
では、今回あらたに仲間に加わった「ビギニングくん」をさっくりご紹介したいと思います。



※ 以下ネタバレ配慮なし



あらすじ・・・
産後の鬱により、生後間もない息子に愛情を抱くことが出来ない妻・ジュリーを説得し、田舎の一軒家に引っ越してきたフランク。
新たな環境なら妻の精神状態も少しは安定だろう、と思い決めた転居だったのですが、妻の体調は一向に改善の傾向がみられず、予定していた執筆活動に着手する事も出来ないまま、家事と育児に追われる毎日。
業を煮やしたフランクは、隣家の熟女・ヘレンにベビーシッターを何度も依頼してみるものの、彼女は極度の子ども嫌いだったのか、けんもほろろにあしらわれる始末。
そんな中、フランクは息子の寝姿になにやらおかしな雰囲気を感じ取り、ベビーモニターを仕掛けるのでしたが、そこから聞こえてきたのは、なんとも説明しがたい異様な雑音っぽい、でも雑音とも言いがたい、なんというか、ほら、泣き声まじりのへんなニュアンスのアレだったのでした・・・。



【まとめ】 ノーおっぱい。

ちがうのか、おっぱいメインの話じゃなかったのか、わかったよ、オレが悪かったよ・・。
では、もうひとつのメイン「パラノーマル」成分についてですが、ちょっと待てと。 そもそも「パラノーマル」ってなにかね? と思いましてね。 今更ですが。
アガサは、このシリーズに関しては「パラノーマル=隠し撮り」という気持ちでね、いくぞー!という気概で挑んでいたのですが、ちょっくら辞書でひいてみましたら本来は「超常現象・心霊現象・科学的に説明できない現象」ということらしいじゃないですか奥さん。いや、うすうすは感づいていたけども。
じゃあね、そっちの意味でどうだったのかというと、本作は「パラノーマル」というより「パラノイア」だったのではないか、と思う訳なのですよ。
もうね、確実に病んでいますから、夫婦とも。 あ、あと隣の熟女も。

本作で描かれる二つの怪奇現象。
ひとつは、熟女・ヘレンが取り憑かれている亡き妹の呪い。 具体的には何が起こるかというと、強風が吹く。
もうひとつは、フランクの息子・サムを寝かしているゆりかごに降り注ぐ呪い。 具体的に言うと、強風が吹く。
つまり、なにかというと強風が吹くんですよ! ははーん!犯人は桶屋だな!!

平行して描かれるこの二つの現象が「裏でがっつり繋がっていました!」という事が熟女の口から明らかにされる終盤の展開は、「・・と思ったけどやっぱり無関係でした!」という衝撃の真実と共に打ち砕かれ、しかも「無関係というか、そもそも呪いとか無かったんですよね・・・ごめんね・・」という最大の台無しオチで幕を閉めるという色んな意味でかなしい結末に。 背筋が凍るなオイ!(別の意味で)
パラノーマルな現象として登場する、このふたつのエピソードは、実はどちらも心の病からきておりまして。
熟女・ヘレンは、幼い頃に実父が生まれたての妹を生き埋めにするのを見殺しにしてしまっていた。
そして、償いの意味から助産師になったものの、取り上げた赤ちゃんが全員死産だった事から「自分は妹の霊に呪われている」と思い込み、田舎の家で引きこもりのような生活を送るようになってしまったのですよね。
で、風の強い日は「これはきっと妹が怒っているに違いない・・・!」と震えて眠る。
フランク一家の場合ですと、妻・ジュリーは産後の鬱で息子に触れることも愛することも出来ない状態。 そして病をこじらせた結果、夜泣きがとまらない息子を殺めて自殺してしまう。 その事実を目の当たりにし、しかしどうしても受け入れる事が出来なかったフランクは、「ジュリーは病んでいるものの生きている」「息子はなんだかんだあっても死なない」という現実を作り出し、その幻想の中で生活してゆく。
つまり、心が風邪(心療内科的な意味で)をひいた人の集落に、千の風(亡くなった身内のおもひで)が吹き荒れるという。そういうお話だった訳です。

なんというか、悪くはないと思う。
きちんと計算された構図や、最小限に削られたセリフだけで登場人物の心を表そうする試み、全編に漂うどうしようもない程の閉塞感。 
愛する人の死を受け入れられず自分を責めに責めてしまう、「哀しい物語」として悪くはないと思うのですよ。
ただ、バッチリ怖くないのがね。 
どう贔屓目に見てもホラーじゃないという。 ジャンルでいうと、「ちょびっとアンニュイ」ジャンルの映画だったというのが残念でなりません。  パッケージ詐欺にも程がありまっせ!!

あと、自ら隠匿生活を選択したヘレンはともかく、奥さんが鬱で育児放棄状態だっていうのに病院も無い山奥に連れて行くフランクは人としてどうなんだ?と言わざるを得ないですよね。 フォロー体制どうなってるんだよ、と。
ダメな夫選手権が開かれたとするならば、『アンチクライスト』のウィリアム・デホーとどっこい勝負だと思いますよ! 困った時の山小屋頼みはもう勘弁な!

なにより、派手さを排除した映画作りが災いし、最終的に「再生ボタンを押すたびに睡魔に襲われる奇跡のストーリー」に仕上がってしまっているという点が、一番残念だったと思います。
私が108分の上映時間を何日間かけて観たか・・・ 言えない・・そんなの絶対言えないよ・・!!

と言う訳で、大方の予想通り、全く「パラノーマル」でも「ビギニング」でもなかった本作なのですが、無精ひげも小粋なイクメンに扮した『刑事ジョン・ブック』の元天才子役ルーカル・ハースくんがひたすら熟女を口説きまくる(※)、という夢のある画を堪能するコトが出来ましたので、世の中の「似非熟女好き芸人」に辟易していらっしゃる奥様方は是非一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。
「なんだよなんだよ!“熟女にグっとくる”って言いながら若いギャルと結婚してんじゃんかよ!」という行き場の無い憤りが溶けてゆくこと間違いなしですよ!

(※)唯一のご近所さんである熟女・ヘレンの家を、何度袖にされてもくじけず日参するフランクは、ピースの綾部よりはガチの熟女好きなのではないかと思う。きっと。


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『パラノーマル・エンティティ2』

2011年06月23日
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あらすじ・・・
稀代の殺人鬼ジョン・ゲイシー家の跡地に建てられた家に潜入し、なんらかの怪奇現象をカメラに収めんと息巻くクルーたちに襲い掛かる、血に飢えた悪鬼の正体とは・・?!

もう充分懲りたはずだったのですよね。 
もう『パラノーマル』と名のつくアレには手を出すまいと。
なにせ雨後の筍状態ですからね。 借りても借りてもキリがないというか。報われない恋心というか。

それなのに、気がつくとレジに差し出していたという。

しかも『パラノーマル・ビギニング』と一緒に。

かあさん、人の心って不思議ですね。


と、言う訳で「おっぱいが出る方のパラノーマル」の続編、『パラノーマル・エンティティ2』を鑑賞しました。
おっぱいが出てきて、流血沙汰は起こらないという、期待を裏切らない出来でした。
登場するのは、心理学者、霊媒師、プロデューサーにカメラマンなどなど、合計7名のこじんまりとしたパーティ。
どうやら全米を回ってテレビのネタになりそうなおばけ屋敷を取材しているようなのですが、今までの取材はほぼ空振りで、最後に辿り着いたこの家でゲイシーの霊を召還する事に全てを賭けているご様子。
ジョン・ゲイシーというのは、知っている方も多いと思いますが、アメリカに実在した超有名な連続殺人鬼で、存命中に手にかけた犠牲者の数は少年を含めて33名。
「ピエロ」に並々ならぬ関心を持っていたそうで、コスプレしたり絵に描いたりと、「ゲイシー=ピエロ」というイメージが定着している程のピエロマニアでもあります。(スティーヴン・キングの『IT』に登場するペニーワイズが、ゲイシーをモデルにしているというのは有名な話ですね)

さて、そんな「ゲイシーネタ」を大々的にアピールし、製作された本作の内容なのですが、冒頭、犯行現場となった彼の家は1979年に取り壊され、その3年後に新たな家が建てられたものの2002年以降空き家となっているという事が説明されます。(※ホントかどうかわかりませんが)
つまり、カメラクルーたちが取材していたのは、ゲイシーが実際住んでいた家ではなく、全く別の家だという事なんですね。

・・・

・・ゲイシー出てこないだろそれ!


いやね、霊媒師のおねいさんが一生懸命キャンドル焚いて「いでよ・・ゲイシーの霊!」ってやってるんですけどね、更地にしてから別の家を建ててる時点で、もうかなり「ゲイシー色」弱まってると思うんですよね。
ゲイシー自身も、他人の家歩き回るとか、ちょっと違和感あるんじゃないかなぁ・・って。「アレ・・間取りチガウ・・」みたいなね。 クルーの皆さんが地下室に行って「まだ子どもたちが埋まってたりしてな!」とか息巻いているんですけど、いくらなんでも掘り返し済みだろ!FBIなめんな!
霊媒師のおねいさんもうっすら気付いてしまったのか、途中から「悪神ロキよ・・ピエロの霊に伝えておくれ・・」みたいな感じに別の悪霊を折り込み始めたりなんかしちゃって、ははーん、さてはコレ途中からうまいことゲイシーから離れてオカルト方面にシフトチェンジするつもりなんだな、と。 本家のシリーズと同じように、山羊爪小悪魔系で行くつもりなんだな、と。 そう思っていた時期が、私にもありました。

パラ2
・・・ゲイシー出てくるのかよ!!
エロイムエッサイム系が登場するのかと思いきや、なんとね、ゲイシーさん出てきちゃったんですよね。
しかもグンパンにタンクトップというラフな格好で。 おい!そこピエロじゃないのかよ!


と言う訳で、ゲイシーネタで責めていくとかと思いきや悪霊オカルトネタに走り、結局最後は律儀な自縛霊と化したゲイシーが半裸で全員とっちめる、というある意味衝撃だった本作。
一応定点カメラや手持ちカメラに心霊現象らしきものも映り込んできますが、「ドアがバーン」と「出演者自ら壁に向かってジャンプ」程度の現象で、残りの部分は撮影方針を巡って延々おしゃべりしているだけですので、怖がりの方でも安心してご覧いただけるのではないでしょうか。
ま、安心とは言え、絶対おすすめはしませんけどね! 
余談ですが、私は全編通して鑑賞するまでに3回チャレンジしました。 催眠効果バツグンアルヨー!
観終わった瞬間、机の上に鎮座まします『パラノーマル・ビギニング』と目を合わせるのがイヤなくらい、心が折れまくったアガサだったのですが、もうこうなったらいっそ、パラノーマルと名がつく映画を全制覇してしまうというのもアリなのかもしれませんので、今後も頑張ってお店屋さんの棚を注視していきたいと思います。

あと、これといってグロいシーンもショックシーンも無かった中、アガサが一番腰を抜かしたのは、エンドクレジット前映し出される、登場人物たちの死亡診断書。(※もちろん作り物ですよ)
パラ3
「ジャニーナさん、享年30歳」ってテロップが出るんですけどね。

パラ1
ジャニーナさん老け過ぎだろ!!
本編でとんでもない程の巨乳を放り出しながら一人気を吐いていた霊媒師・ジャニーナさんの年齢が、なんと驚きの30ジャストだったとは・・・! お前の正義はどこに行ってしまったんだ?!(←深い意味はない)
いやいやいやでもね、失礼ながらこのビジュアルで「30歳」っていうのはかなり衝撃でしたよね。 
放つ色香は熟女のそれなんですもん。
で、念の為もう一度診断書をよーく見てみましたら。

ゲイシー
「38歳」って書いてあるじゃん!!


【本日のまとめ】アルバトロスはもうちょっとちゃんとしよう!(※ この手のオモシロ作品を多数リリースしてくれている、気のいい映画配給会社)

ま、38歳だろうと30歳だろうと生欠伸必至のゆるふわ擬似ホラーであるという点には変わりないのですけどね。
あと、大人の事情からか、本編中では一切本物のゲイシーに関する映像や資料が使われていなかったのですが、エンドクレジット直前にサブリミナル効果程度にピエロメイク(の一部分)が映されますので、ピエロ恐怖症の方はくれぐれもお気をつけください。(そういう方は最初から借りてこないのかもしれませんが)

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