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『バタリアン』

2006年11月04日
1980年代、全国の男子生徒の間で驚異の再現率を誇っていた映画があった。
それらの作品が放送された翌日は、ある者はサバイバルナイフを意味も無く持ち歩き、ある者は酔いどれたフリをしながらカンフーの技で襲い掛かり、またある者は脳みそを求めてさ迷い歩いていた。
・・・そう。
スタローンジャッキー・チェンバタリアンである。

これらの映画は男子の間で圧倒的な支持を得、驚くほど忠実に再現されていた。
校舎のあちこちで、後頭部に噛み付かれて本気で嫌がるチキンを見かけたものだった。
そして、ジャッキースタローンが女子には敬遠されるネタであるのとは反対に、好きな女子に堂々と接触を図れる「脳みそくれ~」は、大いなる歓迎ムードで以って多くの男子生徒に迎えられたのである。
つまり、当時の男子諸君の間に於いて「脳みそくれ~」とは、「I LOVE YOU」と同義語とも採れる使用法と、市民権を得たのであった。
(※全国中等学校白書 89年度版より抜粋)

すみません、全部勢いで書きました。

何でも最近、『バタリアン4』のDVDが発売されたそうなので、記念すべき第一作を約20年ぶりに観直してみました。

あらすじ
ユニーダ医療商会に晴れて就職した、ニートのフレディ。
医学に使う標本などを扱う、とっても気持ちの悪い職場で、上司のフランクと残業に勤しんでいました。
ふと、フランクは新入り社員のフレディに、この会社のとっておきの秘密を教えてくれます。
それは倉庫の地下にもう14年も放置されている、とあるタンク。
ある日軍からの輸送の途中に、偶然この会社に運び込まれ、それっきり放りっぱなしなんだそうで、何とその中身はリアルゾンビなのだと言うのです。
興味シンシンのフレディにそのタンクを見せに、地下に降りる2人。
しかし、フランクがタンクを叩いた拍子にタンクから大量のガスが噴出し、2人は気を失ってしまいます。

映画の冒頭、画面に映し出されたテロップは
この映画は真実だけを描いています。
人物や団体も全て実名です。

・・・ほほう
そりゃ心して観ないとなぁ・・。

そして、劇中フランクが言うには
「ロメロの『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』、ありゃ実話」
なんだそうです。
イカス~!!

パンクファッションに身を包んだ、自称不良グループ達。
彼らはフレディの仲間で、その中の一人・ティナはフレディの恋人でした。
陽気な仲間達は、フレディの終業時間までを会社の隣の墓地で潰す事に。
なかなか仕事の終わらないフレディを心配するティナ。
その頃、フレディとフランクは地下で目を覚ましますが、何だかすこぶる体調が変だわ、嗅いだ事の無いような異臭は漂っているわ、その上死体保管庫からはギャーギャー叫び声が聞こえてきます。
どうやらガスのせいで、死体が蘇ったようです。
事態が手に負えないと判断した2人は、会社の社長・バートを呼び出しますが、駆けつけたバートに保管庫から飛び出した“ハーゲンタフ”が飛び掛ります。

20061105013340.jpg (←ハゲでタフだからハーゲンタフ)

20061105013614.jpg (←不審者確保!)

脳を破壊しても尚暴れ続ける“ハーゲンタフ”を、バートたちはバラバラにし、25年来の友人である火葬場経営者のアーニーの所で燃やしてしまう事を計画します。 
全裸で暴れるハーゲンタフの脳天を、つるはしで一撃!
でもって、ノコギリでバラバラに解体!

よく放送出来たなぁ・・金曜ロードショー。

今やったら教育委員会が黙っちゃいませんよ。

アーニーを何とか説得し、ハーゲンタフを荼毘に付した3人でしたが、その燃やした煙が空に上がり、雲となり、雨を降らした事から事態はさらに悪化。
雨に濡れた墓場の死体が、次々と蘇り始めたのです。
そんな中、フレディの身を案じたティナは、会社の倉庫に入り込みますが、そこで彼女を待っていたのは誰あろう、“タールマン”だったのでした。
20061105015853.jpg (←元祖!脳みそくれ~)

駆けつけた陽気な仲間達に、何とか助けられたティナと仲間達は、火葬場に逃げ込みます。
奇跡的に再会を果たすティナとフレディでしたが、チョット会わない間にフレディとフランクの病状は悪化の一途を辿っており、もはや生ける屍状態に。
火葬場に立てこもり、攻め寄せるバタリアンたちとの攻防戦を繰り広げる生存者達。
そんな中、一体のバタリアンを捕まえたアーニーは、そのゾンビに尋問をする事に。
「名前は?」
オバンバです」

20061105020558.jpg (←巣鴨からやって来ました)

尋問の結果、バタリアンたちが脳みそを求めるのは、それを食べると“死”の痛みが一時的に和らぐから、なんだそうです。
実りの少ない尋問を終え、打つ手の無い生存者達。


甲斐甲斐しく付き添うティナに、バタリアン化したフレディの名言。
「俺をホントに愛しているなら、脳みそチョッピリかじらせて」
『声に出して読みたい日本語』より抜粋

そして、そんなフレディとは反対に、バタリアン化してしまう前に自ら焼却炉に入るフランク。
漢(おとこ)です。
高倉健と張るくらい漢です。
コメディホラーで、こんな素晴らしいシーンが観られようとは・・。
涙で前が見えません。

次々と仲間を失った生存者チームは、火葬場からの脱出を目論み、何とか駐車してあった車まで辿り着けたバートと不良少年その1が、会社まで辿り着きます。
警察に救援を頼むバートでしたが、今や救急隊はおろか、警官隊までもがバタリアンに頭をポリポリかじられていました。
万事休す!
しかし、地下のタンクに書いてあった軍の緊急連絡番号にダイヤルすると、その電話は軍のかなり偉い人に繋がり、全て想定内だと言います。軍の救助策を待つ生存者達。
彼らの住む街目掛けて飛んできたのは、“核爆弾”と言う名の救助策だったのでした。


とにかく、20年経った今でも、なんら色あせていない、新鮮かつ魅力溢れる登場人物と、シニカルなストーリー。
一目で不良とわかる、頭の悪そうなパンク少年や、顔色の悪すぎるフランク・フレディコンビ。
走る!跳ぶ!タックルする!バタリアンの元気な事といったら・・。
生きている人間より、確実に元気です。
やっぱり脳みそパワーなのでしょうか?

看病してくれている恋人に、愛情の変わりに脳みそを求めるフレディのくだりは、一本の愛憎劇としても充分見ごたえのあるエピソードでした。
やっぱり「脳みそくれ~」は、「I LOVE YOU」と同義語だったのですね。

『パート4』も、1作目のこのノリを失っていない事を祈りつつ、レンタル屋に足を運ぶ所存です。
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『デモンズ』

2006年11月01日
20061031234007.jpg   今日はハロウィンですので、せっせと作ったかぼちゃのランタンを飾って、 『デモンズ』 の鑑賞です。


て、 もう日付け変わってた!

意味ねぇーーー!!

と、言う訳で、普段と何ら変わり無い11月の一夜に、 『デモンズ』 鑑賞です。

あらすじ、
オペラ座の怪人風メイクの男から、とある劇場の招待券を配られたシェレルは、友人のキャシーを誘ってその劇場に出掛けます。
ナイスな男前コンビ・ジョージとケンからナンパされ、いい気分で映画鑑賞を開始するシェレル。
ホラー嫌いのキャシーは明らかに嫌そうな表情ですが、気にも留められていません。
可愛い顔の割には、かなりの自己中と見ました。(←シェレル)

始まった映画の内容は、
《粋がった若者4人がノストラダムスの墓を暴き、そこに隠されていた“謎の書”と“謎の仮面”を見つけます。
ふざけて仮面を被った若者Aの頬に、一筋の引っ掻き傷が付き、その直後、若者Aは悪魔の姿へと豹変し、仲間を殺害し始める・・・》
と言うモノ。

不思議な事に、劇場の中でもそれと同じと事が起こり始めていました。
上映前、ロビーに展示してあった謎の仮面をふざけて被っていたローズマリー20061101014701.jpg(通称ベビースターラーメン

が、やはり頬に引っ掻き傷を作っており、その傷から緑色の膿が噴き出したのを皮切りに、ベビースターラーメンは悪魔(デモンズ)に変身。

ベビースターラーメンに襲われた者もまた、デモンズに変身。
そのデモンズに襲われた者もまた、デモンズに。
そのまたデモンズに襲われた者もまた、デモンズ・・  (以下略)

何故かセメントで塞がれていた出入り口に阻まれて、劇場から出る事の出来ない観客達。
ネズミ算式に増えてゆくデモンズに、残された観客達はなす術も無く、場内の椅子をバリケード替わりに、ただただ震えて立て篭もるのみ。

果たしてシェレルやジョージ達は、劇場から脱出する事が出来るのでしょうか?


『デモンズ』 と言えば、“80年代ホラーブームのイタリア代表”という印象があったのですが、この歳にして観直してみると、不条理コメディ・イタリア代表だったと言う事が判りました。

ホント、笑えますよ~。
多分、『ウォーターボーイズ』の竹中直人の演技より笑えます。
一応ストーリーはあるのですが、やっているうちになんだかどうでもよくなってしまったのか、途中からはゾンビ(デモンズ)一本槍になってしまいます。
そして浮かび上がる、いくつもの謎。

Q.1 場内でかかっていた映画(ノストラダムスの墓暴き)は、誰が作った物なのか?
A. 悪魔
Q.2 招待状を配っていたのは何者なのか?
A. 悪魔
Q.3 劇場のロビーに小粋なバイクのマネキンを設置したのは誰だったのか?
A. 悪魔
Q.4 デモンズに変身したキャシーの背中から飛び出してきたのは何だったのか?
A. 悪魔

・・・あぁ・・
・・もう、悪魔ばっかだよ・・・。


ちなみに、キャシーの背中から産まれた悪魔くんの名は、アキロンだそうです。
一目見ただけで、「あ、あ、あれはアキロンだ!!」と理解するジョージ、・・呑み込み早すぎ。
そして、アキロンは悪魔の大王の筈なんですが、他のデモンズに混じってしまって、見分けも付かなければ大した悪さもしません。
な~ぜ~産ま~れて~きた~の~ (尾崎豊『永遠の胸』より

デモンズに変身するのは、なにも咬まれたり危害を加えられたりした人だけと言う訳ではなく、諦めムードや世を儚んだ人もまた、デモンズが勧誘に来るとの事。
そこのあなた、デモンズの仲間に入りませんか?
今なら素敵なメイクアップを無料体験中。

結局の所、デモンズ友の会の最終目的が何だったのかはよく判りません。
地球上に悪疫をばらまく、とか何とか言っていたようですが、全人類デモンズになっちゃうと、それはそれでつまらないと思うのですが、どうでしょう?

まぁ、そんな小さい事は気にせずに、ギャハハと笑って観るのが一番正しいのではないでしょうか。
きっとそういう映画です。

そんな事より、折角作ったランタンを、明日以降どうしようか・・と言う事で、私の頭の中は一杯だったりします。
夜、門柱の上に置いておいて、塾帰りの中学生を驚かすのも楽しいかもしれませんね。
通報されないようにだけは、気を付けたいと思います。
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『ゾンビ伝説』

2006年10月12日
20061008113537.jpg  ビル・プルマンがゾンビに・・・!


ある時はマヌケな誘拐犯。
ある時はお人よしの優男。
またある時は勇敢な合衆国大統領。

・・・その実体は・・
ビル・プルマン!!
と、言われても顔が浮かばない人が、8割以上はいるでしょう。

“どっかで見た事ある2大ビル”の一人、ビル・プルマン。(ちなみにもう一人のビルはパクストンの方)
きっとあなたも一度は観た事ある筈・・・。
なのに印象に残らない・・・。
そんなビルが大好きだ!

先日本屋にいったら、店頭のワゴンセールでビデオが100円均一処分になっていました。
その中で異彩を放っていたのが、誰あろうビル・プルマン主演の『ゾンビ伝説』だったのです。

パッケージの裏を見てみれば、監督はなんとウェス・クレイブンじゃないですか!
これはもう、観ない訳にはいきません。
いやさ、買わない訳にはいきません!!

と言う訳で、意気揚々と100円払って帰って来た私なのですが、一言言わせて頂けるとするならば

100円か・え・せー!!


あらすじ
とある科学者のデニスが薬品会社に依頼されて、ゾンビ現象の謎を調べにハイチに向かいます。
ブードゥー教の儀式を見学したり、色々調べるのですが、何故だか現地の秘密警察に目を付けられ、とあるごとに連行されます。
ついに“実際にゾンビ化した”とされる男性・クリストフにコンタクトを取る事に成功し、ゾンビパウダーなる物を手に入れる手筈も整えたのですが、その矢先再び秘密警察に連行され、拷問されるデニス。
協力者である女医のマリエルの手助けもあり、なんとかパウダーを手に入れることが出来たデニスは、薬をアメリカに持ち帰り薬品会社は大喜び。
しかし、秘密警察のボスで黒魔術師でもあるペイトロウの呪いは収まる事を知らず、デニスはケリを付ける為、危険を承知で再びハイチへ向かいます。
付いた途端、空港で確保されたデニスは、ペイトロウによりゾンビパウダーをかけられ、意識を保ったまま埋葬されます。
絶体絶命! というかゾンビになっちゃったので、もうどうにもなりようのないデニス。
しかし、ゾンビの先輩・クリストフが掘り起こしてくれたお陰で、棺から脱出できたデニスは、マリエルがペイトロウの生贄にされるのを防ぐ為、秘密警察の本拠地に潜入します。
危機一髪でマリエルを助け出したデニスは、ペイトロウと一騎打ち。
死闘の末に、ペイトロウを倒し、ペイトロウに捕らえられていた自らの魂をも助け出し、無事生還を果たすのでした。


この作品に対して、私の中で何が一番不満だったか?
それはひとえに、この作品の無理やりなハッピーエンディングです。

ゾンビになった人間が、生き還っちゃいかんだろ。

ゾンビのなにが私の胸を打つのか?
それはゾンビと言うものがとこしえに、を意味しているからであり、だからこそ自分の肉親が、愛する者が、大切な友人が、尊敬する人が、ゾンビになってしまった時の苦悩や絶望、究極の決断が胸を打つのです。
それが、何事も無かったかのように生き還っちゃいかんでしょ。

ただし、今作の原作によると、その昔ハイチでは、実際にゾンビ化なるものが確かに存在し、人を一度仮死状態にする毒薬によって、どこから見ても死人になった人間を埋葬し、その後掘り返して解毒剤を与える事によって蘇生させ、その際特殊な薬を投与する事で、知能を著しく低下させ、その人間(ゾンビ)を思うがままに操り、奴隷として売買していた。
らしいのです。

その理論でいくと、
“ロミオとジュリエット”もいわゆる一つのゾンビ伝説になってしまいますが。
20061010225124.jpg  レオ様!気を付けろ!!隣の女はゾンビだぞ!! 



それはいいとして(いいのか?)、仮死状態にする毒薬と、蘇生させる解毒薬だけならば充分実在しそうなので、その線で統一すればミステリー仕立てな作品に仕上がったんじゃないかと思うのですが、何故か物語は黒魔術師の使うまやかしの術の方に比重が置かれており、やたらとビル・プルマンが悪夢に襲われているので、まるで『エルム街の悪夢』の番外編のような有様です。

監督がウェス・クレイヴンだから、そっちの方に持って行かされたのか、はたまた監督自体が悪夢フェチだったからなのかは判りませんが、ゾンビそっちのけで悪夢のオンパレード。しかもユルーい悪夢のオンパレードなものですから、観ていてこちらの方が夢魔に襲われそうになりました。

ゾンビ伝説と言うバカげた邦題を付けた奴がこの場にいたら、今すぐゾンビパウダーを振りかけてやりたい様な気持ちです。
ビル・プルマンの、裸をも辞さない熱演は充分堪能できたのですが、やはりゾンビと言うからには、死と生とのせめぎ合いや絶望、それと血糊、あと臓物少々。
これが無いモノにはゾンビを名乗る資格無し!
そう言いたい気分です。



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『ドーン・オブ・ザ・デッド』

2006年09月03日
dawn_of_the_dead_005.jpg


ケネス巡査。(向かって右) 
突如ゾンビ化した群集から逃れ、逃げ込んだショッピング・モールで、集まっていた民間人を命がけで守り、何とかクルーザーで海上へ避難する事に成功。
しかし、流れ着いた地にも待ち受けていたゾンビ達により、あえなく命を落とす事になる。

20060805004329.jpg

・・・のちのビッグ・ダディである。(中央)



いきなり、ホラーマニアでないとさっぱり意味が通じない文章で幕が開きました、今回のレビュー。

のちの
が言いたかっただけなんです。
どうもすみません。

注:ビッグ・ダディとは、ゾンビ界の巨匠ロメロによる“リビングデッド4作目”、『ランド・オブ・ザ・デッド』に出て来る黒人のゾンビの通称。
ちなみに彼は史上初の知能を持ったゾンビです。


『ドーン・オブ・ザ・デッド』 を初めて観たのは、『ゾンビ』を観るよりも前の事でした。
つまり、リメイク版をオリジナル版より先に観てしまっていた訳なんです。
そんな訳で、噂に名高い走るゾンビにも、対して違和感を感じなかった私。(さらに以前に『28日後・・・』を観ていたからかもしれませんが)

そんな自分に空手チョップだコノヤロー!

すみません。
オリジナル版を観てしまうと、やはり断然そちらの良さが光りますね。
ゾンビは歩いてなんぼ
今なら胸張ってそう言えます。


リメイク版と銘打っていますが、オリジナルとは似て非なるあらすじは、
救急看護士のアナは、夫と郊外の一軒家でラブラブな生活を送っていました。
しかしある日突然、謎の感染症によって街はおろか国中がゾンビだらけになってしまいます。
愛する夫もゾンビになってしまい、一人車で街から逃げ出すアナ。
ボンヤリしていたせいで車がクラッシュし、途方に暮れていた彼女は、同じように方々から逃げてきた ケネス巡査 ・ セールスマンのマイケル ・ 密売人のアンドレ ・ アンドレの妻 と、とあるショッピングモールに逃げ込みます。
そのモールを支配していたのは、モールの警備員たち。
最初は横暴な警備員たちの言いなりになっていたアナたちでしたが、ある日モールに新たな生存者がやって来た事で、警備員たちを逆に鎮圧します。
モールの周りを、数え切れないほどのゾンビたちが取り囲む一方、アナやマイケル他10数人の生存者たちは、モールでの気楽な生活をエンジョイしていました。
しかし、いつしかテレビでのニュースも途切れ、モールの食料にも底が見え、生存者の中にも感染者が出始めた事から、アナやマイケル達はモールを捨て、新たな逃げ道を探す事を決意します。
車を改造し、生存者の中の1人が所有するヨットで、海上に逃げる計画を立てたアナ達。
後は決行の日を迎えるだけ、と言う時、仲間の1人・ニコールの勝手な行動で、すべてが狂い始めます・・・。

果たしてアナたちは、ゾンビの群れから逃げ延びる事が出来るのでしょうか?


オリジナル版が極限の状況下に於いても変わる事のない人間の本質を小気味よく描いた人間ドラマだったのに対し、リメイク版はハッキリとアクション路線一直線に仕上がっています。

とにかく、ゾンビが走る今となっては、アクションに走らずして何に走ると言うのですか? 

大体、生存者との見分けも付きにくいしね!
撃って撃って撃ちまくって、尚且つ逃げる時は本腰入れて走らないと、直ぐ追いつかれますよ。
怖い怖い。

さて、そんなアクション巨編・『ドーン・オブ・ザ・デッド』
ゾンビシリーズでは画期的とも言える、ゾンビになりつつある妊婦さんの決死の(いや、もう死んでるのか?)出産シーンあり、死ぬか生きるかの瀬戸際だと言うとるのに、アホなギャルは犬を助けに単独行動してくれたり、ラストはモールの送迎車を装甲車並みに改造して、ガスボンベを爆破させながら脱出してみたり、と、アクション巨編の名に恥じない大味なエピソードを披露してくれます。
その顛末のお粗末さは言うまでも無いのですが、それ以外にも、編集が荒かったのか?脚本が荒かったのか? 肝心な所でシーンがポンポン飛んでくれるので、アレ?今のどうやって逃げたの? などと思うこともしばしば・・。

でもいいんですね。アクション映画ですから。 
多少の事には目を瞑りましょう。

が、しかし!
どうやっても目を瞑れない出来事が、観客の目に飛び込んできたのであります!
装甲車でゾンビの群れからの脱出を計る一行。
車体に開けられた隙間から、まとわり着いて来るゾンビたちを撃ったり、手斧で切りつけたりと攻防戦が続きます。
その中で一番激しい攻撃法が、チェーンソウの歯を隙間に差し込んで、ゾンビをまっぷたつ攻撃
一見、威力抜群の様なこの攻撃法ですが、装甲車内でチェーンソウを手に取ったのは・・・

お・・ おじいちゃん・・!!??

なんと、若い衆を差し置いて、一番足腰の弱そうなお爺ちゃんが
「わしに任せんしゃい!」
といきり立ってしまいました。

・・・危険だ・・!
危険すぎるぜ、そのミッション・・・!!


そう思った瞬間、車が揺れてお爺ちゃんはチェーンソウを持ったままヨロケてしまい、横に居たフェロモンギャルの肩口にグッサリ斬りつけてしまいました。
ゾンビ斬らずに味方斬っちゃったよ・・・。
結局、お爺ちゃんが乗り合わせていた装甲車は横転。車内の人間はほぼ全滅してしまいます。
この、お爺ちゃんがやっちゃったシーンが、本編通して一番のショッキングシーンであり、私は強く思ったのでした。
お爺ちゃんにチェーンソウ持たせちゃダメだって・・・。

持たせるんならもっと・・・
もっとホラ・・
似合う人がいるじゃない・・ そう・・・
・・あの人のように・・・


20060902231110.jpg ホッパーさんのように・・



!!

だから出てたのか・・・!
注:デニス・ホッパーさんは、ゾンビ界の巨匠ロメロによる“リビングデッド4作目”、『ランド・オブ・ザ・デッド』に、街の支配者カウフマン役で登場。
チェーンソウを装着するかどうかは・・・  その目でチェック!
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『ハウス・オブ・ザ・デッド』

2006年08月03日
ゾンビモノを追っていたら、とんでもないモノを見つけてしまった!

どーしよー!!



前々から“かなりスゴイらしい”と聞いてはいたけれど、見逃し続けていた 『ハウス・オブ・ザ・デッド』 を、やっと観る事が出来ました。


・・・まぁとにかく、予想を遥かに超えるツワモノでしたよ。
何をどう突っ込めばいいのかすら判らなくなるような、思考回路を破壊する様な、凄まじい威力を持った映画でした。


あらすじは・・・あらすじなんてあって無きが如しですが

バブリー(死語?)な若者達がおりました。
いわくつきの島で開催される乱交パーティに参加するつもりが、船に乗り遅れてしまいます。
たまたま居合わせた密輸船の船長を買収して、何とか島に辿り着いた若者たちでしたが、先にパーチーを始めていた筈の団体は姿を消しており、僅かに残された者たちの口からは、信じがたい真実が語られたのでした。
なんと、このいわくつきの島は、ゾンビに支配された島だったのです!
彼らは無事、生還する事が出来るのでしょうか?



と、先述したように、あらすじなんてどうでもいい映画です。
ポイントは

1.密輸船(武器が沢山必要になるから)
2.島(限定された空間じゃないとまずいから)
3.若者(プレイヤーが必要だから)


それだけなんです。
それさえ揃っていれば、問題ない映画なのです。
それもそのはず、元ネタは人気のシューティング・ゲームなのです(だそうです)。
ゲームと言っても、家でやるやつじゃなく、ゲームセンターに置いてあるアレですね。
モデルガンで画面に出て来るゾンビを撃ちまくる、アレです。


と言うわけで、そんなゲームの世界をこれでもかと言うほど、忠実に映像化した(と思われる)スタッフの努力は買いますが、それがどうしたんだという話です。


映画として観た私が悪いんです。
悪いんですけど、 ・・・何だかなー・・。

まず、主役が誰なのか判らない。
ナレーションで、1から10までご丁寧に説明してくれている男が主役なの?
でも、画面にはそれらしき人が出て来ないよね?
で、いわくつきの島で始まった乱交パーチーは、どうやらSEGAが主催しているらしいのね?
だって、DJブースにでかでかと“SEGA”の横断幕が架かってるもの。
結果的に、こんな大殺戮を繰り広げることになってしまって・・
もうSEGAは賠償金だけで破産宣告だね。
その元凶ともいえるゾンビだけど・・・

・・あぁ、走るのね。

で、・・ジャンプもすると。

速い。 速いねー。
動きが速い。
真っ暗な山林の中を、群れで走り回るゾンビ。
新機軸なのか? これが新機軸なのか?

そしてそんなゾンビたちの親分は・・・
20060804232330.jpg


・・・新手のダースモール?
そうなのか? 
シスだったのか?

そう思っていたら、後半にはなんと、
20060804232501.jpg


・・・パダワンだ。
パダワン出ちゃったよ。


そうか、これは例のSF超大作にオマージュを捧げた作品だったのか


と、思っていたのですが、セリフを聞いていると「ガンダルフが・・」とか言っているし、追いかけてきたゾンビを木の下に隠れてやり過ごすシーンなどは、フロド達ホビットが黒の乗り手から身を隠すシーンとソックリです。


そうか、これは例のSF超大作にオマージュを捧げ、例のファンタジー超大作にインスパイアされた作品だったのか


と、思っていたのですが、生き残っていた乱交パーチーのメンバーが、ゾンビについて説明するシーンで「ロメロのアレが現実になったんだ」だの「ナイト、ドーン、デイの3部作だよ。ただし、トワイライトはないだろうけどね」だのと、マニア心をくすぐろうという気ミエミエの台詞を口にしていた所を見ると、

そうか、これは例のSF超大作にオマージュを捧げ例のファンタジー超大作にインスパイアされ例のゾンビ映画にリスペクトを捧げた・・・(略)


どうでもいいですけどね、場面転換の時に画面上から血がダラ~

20060804234311.jpg

て、これいつの映画だよ。


ゾンビとの戦闘シーンを真面目に観ていたら、この一本だけでゲーム脳になりそうな気分になりました。
あーこわいこわい。
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