ブログパーツ

『死霊のしたたり3』

2009年06月20日
したたり3
★★★☆
今回も盛大にしたたってます。

参考:
『死霊のしたたり』(第1作) 感想
『死霊のしたたり2』(第2作) 感想


過去に1、2作は観ていたものの、どうしても3作目だけが手に入らなかった 『死霊のしたたり』 シリーズ。
先日、ふとした拍子にうっかり見つけてしまいましたので、仕方ないので借りて来ました。
いや、ホントはね、もういい加減、ホラーとか観るの嫌なんですよね。
そろそろ真人間に戻りたい。
ほら、あの話題の木村大作映画 『劔岳』 なんかを観て、壮大かつ過酷な風景や人間の情景に胸を打たれたい。
でもね、“大作”映画とか言われたら、あっちの“大作”しか思い浮かばないんですよね。
大作、名誉博士号取得にアグレッシュブな男、大作。
いや、あっちの大作とこっちの大作は、無関係なんだろうとは思うのですが。
ただ、したたりのマッドな博士とあっちの名誉博士は、なんとなく同じ匂いを感じますけどね。


ええと、なんだか身の危険を感じてきたのでそろそろ本題に入りたいと思います。
あと、冒頭のくだりは全部嘘です。 
本当はホラーが大好きです。
ではなぜあんな事を書いたのか。
それはきっと、一種のツンデレなんだと思いますよ。
いつも心にツンデレを。 アガサです。


オ チ が 思 い つ か な い (´・ω・`)  (←なら書くな)


という訳で、したたりシリーズ第3弾あらすじ・・・
・ ハワード少年の目の前で、姉のエミリーがゾンビに惨殺される。
・ 初めて見るゾンビになす術が無いハワード。
・ 駆けつけた警官によって処分されるゾンビ。
・ 墓場で運動会蘇生大会を開いていた張本人を逮捕。
・ 彼こそが、“マッド界の貴公子”ことハーバード・ウェスト、その人である!
・ 悲しみと絶望に包まれながら、ウェストくんの乗ったパトカーを見送るハワード少年。
・ ウェストくんがうっかり落としていた、蛍光グリーンの蘇生液入りの注射器を発見。
・ そそくさと着服。
したたり 5
・ こんな目立つモノ見過ごしてんなよ!ポリスメン!!

・ 時は流れて13年後、アーカム重犯罪刑務所。
・ 絶賛服役中のウェストくん。
したたり 6
・ 変わらないデコの輝きと、いささか変わってしまった肌のツヤ。
・ 独房なのをいい事に、ネズミを捕まえては実験し放題のウェストくん。
・ ネズミの体に電流を流し、なにやら収集しているウェストくん。
・ 機材はどっから持ってきたんだよ! とかは野暮なので聞かない。

・ ある日、医大をトップの成績で卒業したエリート新人医師が、刑務所に赴任してくる。
・ 彼こそが、13年前にウェストくんの迷惑行為によって姉を喪った、ハワード少年その人である!
・ この日の為に、念入りに準備してきたハワードは、元医師であるウェストを診療所の助手に使命しておいたのだった。
・ 13年の時を超え、ついに姉を死に追いやった張本人であるウェストくんと対面するハワード。
・ 2人の男の間にみなぎる緊張感。
・ そして姉の仇を前に、ハワードの口元から出た言葉とは・・・!
・ 「ウェストの兄貴! ずっと兄貴の死体蘇生術に憧れてたッス! 助手にして欲しいッス!」
・ 復讐とかじゃないのかよ。

・ いきなりの告白に戸惑いを隠せないウェストくん。
・ だってほら、歳もだいぶ離れてるし・・・。
・ あなたはあたしの事、何も知らないじゃない・・・。
・ そんなウェストくんに、長年に渡るストーキング行為を告白するハワード。
・ 「ぼくはあなたの事ならなんでも知ってるんですよ」
・ こんな愛の形もあったのね・・・。(←ねぇよ)

・ なおも渋るウェストくんに、13年前着服していた蘇生液をちらつかせるハワード。
・ 蘇生実験が再開出来そうな予感に打ち震えるウェストくん。
・ そこにナイスなタイミングで、心筋梗塞の囚人が運び込まれる。
・ 早速蘇生液を注入するウェストくん。
・ 13年使用していなかった割には、ばっちり効果を発揮する蘇生液。
・ 甦った際のお約束として、きっちり暴れる囚人。
・ 騒ぎを聞きつけて、マッドな刑務所所長が乱入。
したたり7
今回の“ヒル教授枠”である所長。 中田カウス師匠ではない。

・ とりあえずその場は取り繕ったものの、所長に目をつけられてしまったハワードと、元々目をつけられているウェストくん。
・ 一日目の仕事が終わったハワード、たまたま刑務所を取材に訪れていた美人記者ローラと急接近。
・ ていうか、ぶっちゃけナンパ。
・ 実はこの美人記者、所長のお気に入りである。
・ 草食系の様に見えて、実は心にたぎるような上昇志向を抱えていたハワードとローラは、すっかり意気投合し同棲開始。
・ ローラはともかく、ハワードはただのパシリにしか見えない件について。

・ 密かに13年前の事件について調べていたローラ。
・ 死体蘇生術を詳しく調べる為、所長に色目を使って所内に潜り込むローラ。
・ 浅はかな期待にロマンティックがとまらない所長。
・ ウェストくんによって蘇生された囚人に、直接取材を試みるローラ。
・ だ~か~ら~、ただ蘇生しただけのヤツは凶暴なんだってば~。
・ 案の定囚人ゾンビに襲われるローラ。
・ 間一髪で飛び込んでくる所長。
・ 助けに来たと思いきや、取材の為に自分を騙していたローラに折檻しに来ただけだった所長。
・ スーパー“ヒル教授”タイム開始か?
・ と、思いきや、おもしろ変態行為も無しにいきなりローラを絞殺する所長。 ダメだこいつ。 ガチすぎる。

・ 一方その頃、ネズミの蘇生に成功してホクホク顔のウェスト&ハワードコンビ。
・ 蘇生実験の順番、おかしくね?(人間で試した後でネズミって)
・ 実はこの13年間、ウェストくんは蘇生に関する別の研究を重ねて来たのであった。
・ ウェストくんが考え付いた、完璧な蘇生術。 それは、蛍光グリーンの蘇生液プラス、微小プラズマという中性エネルギーを注入すると言う方法なのである!
・ 判るようでさっぱり判らない仕組みだなオイ。
・ 要するに液を注射した後、魂の素をビリビリっと流すのである。

・ そこに運ばれてきたローラの絞殺死体。
・ 突然の出来事に打ちひしがれるハワード。
・ ていうかアレでしょ? どうせプスリって刺してビリビリってしちゃうんででしょ?
・ で、案の定プスリって刺されるローラ。
・ 血色は悪いものの、無事復活するローラと、それを喜ぶハワードの前に現れる所長。
・ 蘇生実験がバレて大目玉のウェスト&ハワード。
・ 18番の逆ギレ術で、所長に鈍器で殴りかかるウェストくん。
・ 見てるだけのハワード。
・ 仮死状態の所長に電極をぶっ挿して、例のナントカズマを抽出するウェストくん。
・ 見てるだけのハワード。
・ 取り出した中性ナントカーをローラにビリビリするウェストくん。
・ 見てるだけのハワード。
・ ハワードの半端無いエアリー(空気)感。

・ ローラの肉体と、所長の魂を合わせ持ってしまったゾンビ・ローラ。
・ 一方その頃、刑務所内ではゾンビネズミを発端に大暴動が勃発。
・ 荒ぶる囚人たちが、ローラに迫る。
・ 一度は看守とともに逃げ出したハワードだったが、ローラを守る為に刑務所にカムバック。
・ そんな最中でも実験スピリットを忘れないウェストくん。
・ さすがは“マッド界の貴公子”。
・ 所長の死体を蘇生させ、ネズミの魂を注入するウェストくん。
・ げっ歯類っぽくなるカウス師匠。
・ 残念ながら、可愛いと認めざるを得ない。

・ 暴徒と化した囚人たちと、哺乳類史上最凶のげっ歯類となったカウス師匠、2つの人格に苦しめられるローラと、それらを冷静な眼差しで見守るウェストくん、あと、・・・なんとなく居たような気がするハワード。

愛憎入り混じった屠り合いが行われる刑務所で、最後まで立っていられるのは一体誰なのか?
狂気に愛された男・ウェストくんの、人生を懸けた闘いの幕が、今、切って落とされようとしている・・・!


ボタンくんボタンくん! にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ  ちょっとこのバナーを押してみたらどないや?


いやぁ! 実にいいしたたりっぷりですね!

死体を蘇生させる事に人生を懸けた男ハーバード・ウェストが、周りの迷惑を顧みず我が道を突き進む『したたり』シリーズ。
の、割には、脇で灼熱の太陽の如く輝く変態王・ヒル教授の存在があまりに強く、あんまり主役っぽくなかったウェストくんなのですが、今回はヒル教授が不参加の為に、思う存分変態パワーを魅せつけてくれました。

たとえそこが牢獄だろうと、決して挫けず、ネバーギブアップ・ネバーサレンダーの精神でマッドな実験を繰り広げるウェストくん。
ネズミから抜き取った中性エネルギーを所長に注入してみたり、所長から抜き取った中性エネルギーを美人記者に注入してみたり、思いつくまま着の身着のままに、とりあえずなんでもやってみます。
そもそも中性エネルギーってなんやねん。
微小プラズマ抽出装置って、どんな仕組みやねん。
そんな私たちの素朴な疑問を笑い飛ばすかのように、相も変わらず「まずは実行あるのみ」のウェストくんは、よく言えばアホ、悪く言えばアホ。

・・・

・・あれ?

どっちにしてもアホじゃね?

ま、いっか!
小さい事は気にしない。
大きい事はもっと気にしない。
失敗は成功の母と言いますように、きっとこんなポジティブな発想が、科学の進歩を支えてきたのだから・・・。

うそ! 全部適当!
ないない、そんな進歩ない!
ていうか、蘇生しないから。 死体はねぇ、たぶん蘇生しない。 
だからしないんだって! 蛍光塗料注射したくらいで蘇生するかっての!( ゚∀゚)・∵ブフー!!
 (←まさかの全否定)


それはともかく、『したたり』のキモである変態描写が、今回少し控えめだったのが残念でしたね。
やはり変態王・ヒル教授の不在が落とした影は深すぎたのでしょうか。
今までは、エロとマッドのバランスが絶妙な変質者感を醸し出してくれていたのですが、今回の刑務所所長は、ちょっと狂気が過ぎましたからねぇ。
なんかもうこわい。
伊達にカウス師匠に似てる訳じゃない。(←失言)


で、その代わりと言ってはなんですが、程よく頑張っていたゴア描写。
冒頭のアゴなしゾンビ(『呪怨』や『ミラーズ』でもお馴染み)に始まり、上半身だけで走り回る囚人ゾンビ(ちょっぴりサビーニ似)や、ヤクの打ち過ぎで体が爆発し、『ヘルレイザー』のフランクおじさん状態になったジャンキーゾンビなど。
全体的に見ると、ゴア配分は決して多く無いのですが、その出来栄えが実にしっかりしているので見応えは充分です。
それもそのはず、特殊メイク担当は日本が世界に誇る変態アーティスト“スクリーミング・マッド・ジョージ”!

もうねぇ、名前にマッドって入れませんって。 普通。
そこを堂々と入れちゃってる時点で、もう間違いが無いじゃないですか。
100%信用出来ますもの。 
なんだったらもう、このブログのタイトルも 「すきなマッドだけでいいですマッド」 か何かに変えちゃってもいいくらいの信用度。
ま、ウソなんですけどね。


あと、前半はかなり空気感たっぷりだった、ウェストくんの新相棒ハワードなのですが、改造ゾンビになってしまった彼女に喪った姉の面影を重ね、「今度こそは救いたい!」とばかりに奮闘する様が、なかなかどうして涙を誘ってくれました。
で、その彼女もまた、ハワードへの愛と、体の中でのたうつ狂気に苦しみ、引き裂かれそうな自我をなんとか保とうと、必死にもがき続ける。
この“ゾンビと人間の悲恋”のくだりは、『バタリアン・リターンズ』に似た切なさを感じさせて、とても面白かったです。

と思ったら、同じ監督なのな!(※ブライアン・ユズナ)
侮れない! 「B級ホラー監督だろ」なんつって侮れないわ! ユズナったらもう!!


劇場未公開作品として、ひっそりとこの世に送り出された 『死霊のしたたり3』 。
今までのようなユーモアも少なく、大したエロも無い事から評価はあまり高くないのかもしれませんが、確かな“したたり精神”に満ち溢れた隠れた珍品として、これからも是非レンタル店の片隅で輝き続けて頂きたいものです。

あと、「ユーモアが少ない」と書きましたが、本編終了後のエンドクレジット時に流れる対決映像があまりにもアレな映像なので、アガサはそれだけでもう充分満足でした。
というか、もう最高。

したたり 8
(※本編には全く関係ない、ネズミと○○○の対決。)


お前(ユズナ)はホンマにアレやなぁ!。+゚(*´∀`*)。+゚(←褒め言葉)


     ♪♪どちらのバナーでもどうぞご遠慮なく♪♪ →   にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ

『ゾンビ・ストリッパーズ』

2009年05月01日
ストリッパーズ
★★★☆
「裸になって何が悪い。」 「ごめんなさい。悪くないです。」

あらすじ・・・
わし、ストリッパー。 
もっぱら裸。
服? 持ってない持ってない! 何しろ脱ぐし!

あのさ、ブッシュって知ってる? 大統領の方。
かれこれ4期目に突入したらしいんだけどさ、まぁ相変わらずやる事なす事えげつないっていうか。
中東のみならず色んな国に手当たりしだい武力介入して、かなり嫌われたりね。
「アメリカうぜえ」って、ちょっとした祭りになったりして。
わし? わしは脱いでたんだけどさ、如何せん仕事だから。 でもブッシュの野郎がストリップ禁止条例を出しちゃったのさ。
このタイミングでの禁止条例。
人々が荒んだ生活を送っている今だからこそ、必要とされる癒しの空間を禁止。
ブッシュは完全にすべっちゃってるよね。
ストリップなだけにスリップ。 
このギャグは何が面白いかと言うと(略)

でも娯楽は決して死なないのさ。
わしの脱いでるストリップ小屋にも、夜な夜な刺激を求める童貞どもが押し寄せる訳さ。
でも、ある日その中に、政府の生物研究所の秘密ミッションから逃げ出してきた新兵が混じっていたんだと。
秘密ミッションだかなんだか知らないけど、せっかく来てくれたんだからってわしも頑張って踊ったよね。
当然脱いだよね。
そしたら興奮したのか錯乱したのか、その新兵がわしに噛み付いた訳。
しかも喉元。
もうねぇ、鳴ったの鳴らなかったのって。
壊れちゃったわしの喉笛、ドとレとミとファとソとラとシの音が~出な~い! みたいな。
全部かよ! みたいな。

ま、当然死ぬと思った訳。
ところがどっこい、わし生きてんのさ。
むしろ元気100倍的に。
だもんで、同僚とかは、わしを完全にゾンビ扱いな訳さ。
あれかな。 ひょっとしてこれが女の嫉妬ってものなのかな。
ほら、わしトップダンサーだったし。
「噛まれてやんのww ざまあww」みたいな空気も感じたしね、正直。
ただ、わし自身には全然そういう、なんての?オワタ感?みたいなものが無かったのさ。
逆に、ダンスに対する貪欲な程の情熱を感じたっていうか。
あかん!守りに入っとったらあかん! これからは攻めの姿勢でいかな!
って、今まで以上に乳丸出しで踊ったわし。
そしたら客は食いついたね。
だからわしも客に喰いついたね。

いやいやいや、ほら、踊ったらお腹減るし。
そこはほら、ちゃんと舞台裏に連れて行ってから喰いついたし。
最低限の配慮はする辺りが、トップダンサーたる所以?みたいな?
わしの鬼気迫る裸踊りのお陰で、日に日に動員数を増すストリップ小屋。
わしに憧れてゾンビになる後輩ダンサー。
わしに嫉妬してゾンビになる同僚ダンサー。
わしらに喰い付かれてゾンビになるお客さん方。
生死率はともかく、満員御礼の室内。
確かな手ごたえを感じるわし。

ところがある日、そんな盛況っぷりを聞きつけた政府の特殊工作員が、ストリップ小屋に突入してきた。
果たしてわしらの運命やいかに!
一応小屋の中だから、公然わいせつじゃあないと思うけどな!


よろしかったら にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ ← ←応援なんぞをお願いしたします


たぶん、既にこのネタ(「裸で何が悪い」)の鮮度も古くなってしまっているんでしょうね。
時の流れについて行けないんだぜ。


と言う訳で、先週鑑賞済みだったのですが、なんだかバタバタしていて、その後発熱とかしていてすっかり鮮度を失ってしまった 『ゾンビ・ストリッパーズ』 のレビューです。

いやぁ、やっぱいいですね! アメリカ産は!ヽ(´∀`)ノ

最近、アガサの中でのヒットと言えば、陰惨で、どことなくノワールで、無駄に洗練された映像美で、救いの無いオチがそこそこ楽しいヨーロッパ産ホラーだった訳なのですが、久々に観るアメリカ産も実に素晴らしくて癒されました。

「あたし、心も体もB級ですけどなにか?!」みたいな、潔い宣誓のようにも受け取れる、アホ丸出しタイトル。
てことは、さぞかしやる気の無い切株映画なのかと思いきや、冒頭からゾンビに埋め尽くされた研究所での掃討作戦で、その前向きな方向性を高らかに掲げてくれます。
プレイメイトからスカウトされてきたような巨乳兵士に、いかにも胡散臭そうなイケメン兵士、男勝りなバスケス(※エイリアンズ)的ポジション兵士などなど、どうみても寄せ集めにしか見えない特殊工作員が、ゾンビと化した民間人を蜂の巣にして行くのですが、これがなかなかどうして気持ちのいい皆殺しっぷり。

あっちでスキャナーズ、こっちでランボー、マトリックスでおばけくらげをやっつけてたみたいな電磁波攻撃まで飛び出し、一人の兵士が感染したまま恐れをなして逃げ出すトコロで第1部完。

で、期待に胸を膨らませつつ続く第2部では裸。
もう、そこいらじゅう裸。
堰を切ったように溢れ出す裸。
なんかねぇ、去年間違って先走って借りてしまった 『ストリッパーVSゾンビ』 なんていうパクリ映画では、そのタイトルとは裏腹にほとんど裸らしい裸が出てこなかったものでしたが、正規品であるこちらはむしろそれを全面に押し出す気前のよさ。

なにせ主役の看板ダンサーを演じるのは、アメリカAV界の女王と呼ばれるジェナ・ジェイムソン。
もちろんアガサはその存在を知る由も無かったのですが、健全な男子の皆さんはもしかするとご存知だったりするのでしょうか?
今度世帯主くんにでも聞いてみたいと思います。
ま、「知ってるよ」と言われたらそれはそれで怖いんですけど。

そうそう。 ジェナさんの話なんですよ。
本業の方を主役に持ってきている点で、もう本作がどこに向かおうとしているかは推して知るべしですよね。
すなわち、おっぱいってコト!

ここから先の本作をチャートにして表すならば、

おっぱい

ポールダンス

おっぱい

ゾンビ

おっぱい

腐れかけのおっぱい

花電車

壊れかけのおっぱい

とでも言いましょうか。

もうねぇ、なんでもいいんですよ。
ゾンビがストリップなのか、ストリップがゾンビなのか、裸がアナログなのかハイレグがデジタルなのか。そんな些末事どうだっていいじゃないですか。

本場のちゃんねーがおっぱい踊りしてくれるって言うんだから、もうそれ以上何を望むと言うのですか否何も無い筈だ。

とにかく、疑惑の物質で見事に成形されたAV女王のおっぱいが、所狭しと乱れ飛びます。
その合間に、下っ端連中も大奮闘。
ビギナーあり、ゴスっ娘あり、おばはんあり、可愛い系あり、ビッチ系あり、なんでもありのおっぱいバトル。
で、忘れない程度にゾンビ感染しつつ、豪快なアゴ割りや○○○噛み千切りシーンなんかも挟んでお買い得感アップ。
男子なら、これを見ずして何を見るというのか?
女子であるなら、この挑発ダンスをマスターせずして何をマスターすると言うのか? アレか?例のなんとかリズムか? 
杉本彩に惑わされんな!
あれは元々遺伝子レベルで我々一般人とは作りが違うんだ!
ていうか、アガサは女子なんだけど、ここまでおっぱいを連呼しちゃって大丈夫なのか?

様々な疑問を朗らかに笑い飛ばすような、爽快なB級ゾンビ映画。
それが 『ゾンビ・ストリッパーズ』 。
あなたの期待に、そこそこ応えます。

あと、もはやB級ホラーの守り神ともいえるロバート・イングランドの怪演も見逃す事なかれ。
歳を重ねるごとに、益々胡散臭さと適当さを増してゆく伝説のロリコン・スラッシャーことイングランド氏に、理想の親父像を見た。
こういう中年になりたいものですね。

ゾンビ好きなら、おっぱい好きなら、B級好きなら素通りするべきではない娯楽作。
未見の方は是非一度手にとってみては如何でしょうか。

と、無難にまとめて今回のレビューはお開きに。


     ♪♪どちらのバナーでもどうぞご遠慮なく♪♪ →   にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ

『パキスタン・ゾンビ』

2009年02月27日
hells-ground-poster.jpg
アイスクリーム屋さんが丹精込めて作りました。


オスカーゲットにつき、絶賛上映延長中の『おくりびと』。
主演のモッくんに、世界から熱い視線が送られているとか送られていないとか耳にしましたが、ホントにめでたい事ですよね。
ホントにね・・・。

ホントに・・・。


ホント、なんで史郎は『おくりびと』に出てなかったんでしょうかね!!(*`Д´)

去年一年、佐野史郎さまの映画出演本数は、10本もあるんですよ?!
一年間に10本ですよ?!
なのに『おくりびと』にだけは出てないんですよ!!(※だけって事はない)

まったくもう・・ なんで出てないかなぁ・・! こんだけ邦画に出倒してるのに!!
もし史郎が『おくりびと』に出ていたら、そしたら今頃は「ワオ! あのオスカー受賞作に出ているファンタスティックなアクターは誰なんだ?!」とか「ジャパンには恐ろしい才能が眠っていたんだネ!」とか話題髣髴だったに違いないのになぁ!こんちくしょう!!

とまぁ、そんな妄想で一人やきもきしていますアガサです。こんにちは。

さて、それはさておき、今年のオスカーで一番の話題となったのはやはりインドのスラム街を舞台にした『スラムドッグ$ミリオネア』なのではないでしょうか。
8部門をかっさらい、今後の映画界において大きな流れを巻き起こすであろう『スラムドッグ』。
そう! 今年はインド映画が熱い!!

・・と言う事で、噂のインドのお隣、パキスタン発のスラッシャー映画 『パキスタン・ゾンビ』 を鑑賞しました。

ううん。 遠くないよ。
全然無理やりじゃないから。
こじつけとか、そういう野暮な事は言いっこなしだから!!



とりあえずあらすじ・・・
アホな若者5人が親にウソついて出かけたロックコンサートの道すがら、
大麻入りケーキを買い込んだり、
それ食べてラリったり、
道に迷って涙目になったり、
ガス欠になって喧嘩してみたり、
木陰からゾンビが出てきてギャーってなったり、
車に乗せたヒッピーがキチガイでウヘェってなったり、
逃げ込んだ工場にキチガイがいてグハーってなったり、
匿ってくれたおばちゃんもキチガイでイヤンバカンってなったり、
とにかくとっても疲れたので、丸太に鉄条網巻きつけた即興武器で退治してやりました。

というお話。


よろしかったら にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ  応援とか気合とかお願い致します。


この作品、去年ビデオマーケットで見かけたのですよね。
妙にグっとくるジャケット写真だなぁ・・と思っていたのですが、如何せん中東映画ですし「よし!買った!」と即決するには不安も大きかった訳で。
でも、裏の写真からビシビシ伝わって来る何かも感じ取っていた訳で。
何か・・・。
そう、ホラーに必要な何かをね!!

で、そのまま離れ離れになっていた 『HELL’S GROUND』 さんが、知らない間に 『パキスタン・ゾンビ』 として僕の前に帰ってきていた模様です。

・・・父さん・・・  日本の配給会社って怖いですね!!(これゾンビ映画じゃなかったハズなのにね!)

原語版パッケージの表にもドカドカと書いてある通り、『悪魔のいけにえ』と『ゾンビ』の幸せな融合を目指した本作。
本来交わるハズのなかったモノが見事に溶け合い、ぶつかり合い、そして分離していった意欲作です。

って分離してんのかよ!Σ(`Д´|||)

冒頭に「深刻な水質汚染で人体に影響が・・なんとかかんとか」と軽い言い訳説明があったものの、果たしてチラッと出てくるゾンビ集団がただの感染者なのか、それとも一回死んでいる人なのか、さっぱり解明出来ません。 ていうかする気もありません。
主人公たちは実に臨機応変に、ゾンビが出ればシドロモドロになり、キチガイが出てくればワーキャー言いながら逃げ惑ったり、で、逃げてる途中で憎からず思っていた相手に告白してニヤニヤタイムに突入してみたり、と大忙し。
で、観ているこちらも気持ちの整理をつけるのに大忙し。
すなわち “怒ったらいいのか困惑したらいいのか” ってな!(※何も怒らなくても)

過去の優れたホラー映画から、色んな要素をちょこまかと拝借して作られている脚本には、オリジナルの欠片も見当たりません。
実に堂々たるパクリっぷりです。 
しかし、だからと言って「節操なく詰め合わせしよってからに!」と目くじら立てる気にもならないのは、この作品が持つ「古きよきホラーへの愛情」によるものなのでしょうね。
あと、なんつーか、ここまでやって貰えると逆に清清しいくらいに感じますしね!

なんでも、本作を作ったのはパキスタンのとあるアイスクリーム屋オーナーさんとの事。
結構な売れ行きだったアイス業の収益をフルに活かし、自分が好きなホラーをとことんリスペクトして製作したそうです。
趣味もここまで高じれば立派な特技ですよね。
いい。 いいよね、その生き様!
職種は甘いですけど、人生は甘くないですよみたいなね!!
それに、なんだか行ってみたいですよねぇ・・ホラー好きなアイス屋さん*。:゚+(*´∀`*)+゚:。*+(←アイス好き)

と言う事で、設定や要素は西洋の名作から借りまくりで、もはや誰の、何人分のふんどしだったのかすら判らないくらいのカオスな春場所だった本作ですが、ヒロイン(最終的に残る子もギリギリまで頑張る子も含め)はめっぽう可愛いですし、野郎連中も何気にイケメンが混じっていて無意味にドキムネ出来るましたので、なんだか得した気分でした。
で、そのイケメンが第1感染者(被害者)になって、思い切りのいい白目を剥くという悪意に満ちた展開も楽しいですし、ヒロインの片方が70年代風ビッチだったのも好印象。
出てくるゾンビは、ロメロと言うよりフルチ風のこってり重ね塗り系メイクで味わい深い。
そして、水質汚染が叫ばれる川のリアルな汚染っぷりにパキスタンの本気を見たり、キチガイのトップランナーが持つ道具がチェーンソーならぬモーニングスターであるという点も斬新で素晴らしい。
Morgenstern1k71235.jpg ←参考資料(モーニングスター)

明らかに重力を感じさせないモーニングスターを、頭上でブンブン振り回しながら追いかけてくるキチガイ殺人鬼。
それはまさにプラスティックの質感d(ゲフンゲフン)
ホント微笑ましいですね.。*゚+.*.。  
ダメ・・・  あたし、好きになってしまいそう・・パキスタンくんの事・・!(←なればいいじゃない)

中盤で出てきたゾンビが、その後全く登場しない点は釈然としないものの(なのに邦題はゾンビですしね)、白装束に身を包んだキチガイの大活躍胸を躍らせていたら、なんと最後にビックリするようなオチが待ち受けています。

うそです。
アガサちょっと言い過ぎました。
(そんなにビックリはしません)

しかし、そのオチのお陰で、なんとか邦題をつけたバカセンス溢れる配給会社の面目も、ギリギリ保てたのではないかと思いますし、ホラーとしても正しい終わり方だと思いますので、もうこれはアリか無しかで言えばアリでしょう!
マジぱねぇぜ! インドのお隣さん! ・・のアイス屋さん!

そういえばちょっと気になるのが、本作のモーニングスターさんの性別問題。

コメンタリーで本作を語っていらした“バタリアンズ”のおふたり(井口監督と山口雄大監督)は、このモーニングスターさんを女の子と断定して話を進めておられたのですが、こいつがホントに女の子なのかどうかと言う疑問が浮かぶ訳ですよ。

後にコイツのお母ちゃんだった事が判明するキチガイばばあの家に、件の70年代ビッチが逃げ込みまして、そこでばああのファミリーアルバムを盗み見るシーンがあるのですが、写っている子供は2人。
どちらも小汚い暴れはっちゃく気味なやんちゃ坊主で、成長する過程も男の子そのもの。
で、途中から片方がブルカ(白装束)を装着し始めて、そのまま今の姿が完成した様に見受けられますので、そこから考えるとこのモーニングスターさんは女装した男子になる訳なのです。
しかも、ばああの家に辿り着く前にモーニングスターさんに襲われていた70年代ビッチも、
「アタイ確かに見たのよ! ブルカを被ったおっさんが追いかけて来るのを!」
って証言していて、それを聞いたばあさんも明らかに
「ギク!Σ(・ω・ノ)ノ」
ってマンガちっくな動揺をしてましたしね。

「ああた、バカ言ってんじゃないわよ! ブルカを着るのは女の子に決まってんでしょうよ!全くもう!」
と、アタフタしている様子から察するに、このモーニングスターさんは“娘”に対する歪んだ愛情の持ち主であるばばあが、息子を女の子として育てた事から生まれた悲劇の殺人鬼だったのではないかと。

ま、だったらどうなの?と言われてもどうもこうも無いんですけどね!(←バッサリ)

とにかく、ブルカと言うのはイスラム教徒圏では、女性が身につけるのが常識だそうですので、作り手のちょっとした遊び心(殺人鬼が女性or女装)の表れだと言う認識で問題ないのではないかと思います。
ほら、レザーフェイスだって女装が大好きだったじゃん! もうさぁ、それなんだよ。それそれ!そんなフィーリング!(←投げやり)


と言う訳で、地雷臭の漂う邦題のお陰で、二の足を踏む方も少なくないのではないかと思う 『パキスタン・ゾンビ』 ですが、ホラーへの熱い想いが詰まった意外な良作ですので、ゾンビファンのみならず『悪魔のいけにえ』ファンの方も、機会があったら是非一度ご賞味下さいませ。
香辛料は多めですが、結構クセになる味つけですよ.:*゜.:。:.(´∀`).:*゜:。:.

ただし、1時間20分程度の上映時間が3時間ほどにも感じられる、かなりのゆとり設計になっております(特に前半)ので、体調的に万全な時を見計らってご覧になる事をおすすめしますが。
(アガサは足掛け3時間半で鑑賞し終えました。 睡魔のやつらって侮れないよね!)


     ♪♪どちらのバナーでもどうぞご遠慮なく♪♪ →   にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ

『ゾンビ’99』

2009年01月21日
zonbi99.jpg
「おはよう!」じゃねえよ。


あらすじ・・・
エロ

密談

エロ

エロ

船釣り

エロ

エロ

( 省 略 )
↓ 
島上陸

エロ

( 省 略 )

島をウロウロ

エロ

ウロ

エロ

ウロ

エロ

ゾンビ

エロ

( 省 略 )

おしまい


よろしかったらにほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ応援よろしくおねがいいたします

とまぁこの様に、8割がエロな訳ですが、どうします?奥さん!
1.早送りする
2・停止ボタンを押す
3.デッキを叩き壊す
4.やり場の無い思いを歌に込めて路上ライヴ☆デビュー


こうして国民的人気デュオ・ゆずは誕生したのです。(「ゆずを作った男たち」幻冬舎刊)

みなさんも是非、お試しアレ!


・・・
・・
試せないじゃない?
そんな事言われても無理じゃない?
まずギターとハーモニカを買って来ないとダメじゃない?
長い長い下り坂をゆっくりゆっくり降らないとダメじゃない?
と言う事で、アガサは迷わず「1」を選びました。
すなわち早送りの刑です。

あたしなんざぁ、まだまだゾンビ道に於いてはひよっこでやんして、それこそ普段お世話になっている盆踊りさんとかしんさんとか、ゾンビの世界を知り尽くした方々には到底及びもしない訳なのですが、それでも今まで観てきた幾許かのゾンビ映画の中で、本作ほどゲンナリした作品はありませんでしたね。
もう全てが最低です。

なにが最低なのかと言うのは、もうこのパッケージとか、やたらと改行の多いあらすじとかを見て頂ければ大体察しがつくかもしれませんが、なんかもう兎に角カスッカスなのです。

本土の人間からは「曰くつきの超コワイ島」と恐れられている無人島を、都会のお金持ちがまんまと騙されて購入。
一大リゾート地にする為の視察用にと、貸しヨットを手配しようとします。
「君は腕のいい船乗りらしいね」
「まあな」
「そこで頼みがある。 キャット島に乗せていってくれないか」
「あそこは不吉だから断る」
「そこをなんとかキャッシュで」
「わかったニャン♪」
吉本新喜劇かよ。(←新喜劇に失礼な発言)

で、この船乗りが何を隠そう本作の主役な訳ですが、どうでもいい事なので省略します。

かくして一行は、小洒落たヨットに乗り込み、キャット島へと向かうのですが、さて、この島はどうしてキャット島と呼ばれているのか?
1.猫が沢山いるから
2.島の形が猫に似ているから
3.猫の額のように狭いから
なんて書いてみましたが、どれも不正解なんですけどね。
どうだい? カチンと来ただろう?゚・。・(ノ∀`)σ・。・゚ ヒャーッヒャッヒャ 
実はそれこそがこの映画の正体なのです。
つまり、デタラメで適当、繋がり無視の悪ふざけ映画。

パッケージの裏に書いてある「エマニュエルVSゾンビ」の文字が表すように、エロとゾンビの華麗な融合を志した(であろう)内容は、志半ばでエロパワーに屈してしまったのか、序盤からひたすらエロ描写一辺倒に。
100%必要性の感じられない脱ぎシーン。
やたらとシャワーシーン。
ムサいオヤジと絡みシーン。
何の脈絡もなくストリップシーン。
とにかくエロシーン。
胸焼けがする程惜しみないサービスシーンの数々は、しまいにゃ画面に映るボカシで開始を察知。
こうなったら負けじとアガサも早送りスタート。
わしゃこう見えても女やっちゅうねん。
乳丸出しにされても、なんも楽しくないっちゅうねん。
と言うかもうさぁ、みんな服着ようよ!後生だから!( ノД`)

あと、お尻のアップもゲップが出る程映し出されるのですが、みんなオデキ出来すぎ。
食生活の改善をお勧めします。

で、なんだかんだで渡ったキャット島でも、またもやあっちでウマウマこっちでウマウマ。
謎のじいさんとその孫娘が一行に、「早く立ち去るのじゃ」と警告を発するものの、その孫娘(実はゾンビ?幽霊?)もまたフェロモン爆発で、船乗り相手にえっさほいさと大運動会。

1時間15分も過ぎたあたりで、やっとこさ本格的に登場するゾンビはというと、頭に手ぬぐいを巻いた農民風情。
例えるなら、悪代官に泣きついて足蹴にされるタイプの農耕民族。
「おねげぇですだ」がマストアイテム。
この春流行間違いなしの「泥を塗りつけただけ」メイクで、ゴージャス+かわいい感を先取り。
ボディに無造作に巻きつけたボロ布は、シンプルながらエレガントさも感じさせる上級コーデ。
もう自分が何を書いているのかわからない。

で、そんな農民イズムのゾンビ集団が、早送りにして丁度いいくらいの超スロースピードで島内を練り歩く。
勿論怖い訳が無い。
ただ、頭数だけは多いので、それなりに不気味で幻想的な雰囲気は醸し出しています。
だからなんだと言われても困るのですが。
ゾロゾロと現れた農民(ゾンビ)は一応人も食べますが、特殊メイクにかけるお金が無かったのか、若干血のついた物体をモソモソと口にするフリだけ。
一応首も飛びますが、自主映画レベルの切株描写にあくびのせいだけではない涙が滲みます。
そして画期的なオチ。
ゾンビの対抗策として、こんな斬新な方法があったでしょうか!
斬新過ぎて逆に新しい?みたいな!
ていうか、逆にふざけんなこんちきしょうみたいな!(逆なのか?)

見所がなんだったのか、見終わって何が残るのか、と問われたら、「何も残らない」としか答えようのない 『ゾンビ’99』 。
掘れども掘れどもアサリはおろかマテガイすらも出てこない、出るのはただアタックバイオジェルの空容器だけだった潮干狩りの様な本作ですので、賢明なみなさまは絶対にご覧になりませんように。
ただし男子のみなさんは除きますので、自己責任に於いてご検討下さい。
まぁ、おっぱいとおしりだけはたらふく出てきますので・・。

それにしても、ゾンビ映画という沼には底が無い。という事実を改めて思い知らされましたねぇ。
奥が深いなぁ! 失敗も多いけどね!!
下には下があるように、きっと更なる高みにも到達出来るはず。
そう信じて、これからもゾンビと名がつく作品に挑み続けて行きたいと思いました。


あと、この 『ゾンビ’99』 に関しては、もう二度と観たくないので、もし欲しい方がいらっしゃいましたら抽選で一名の方に差し上げます。(中古ビデオでよろしければ)
ただし、岡山まで引き取りに来て下さる方限定で。

うそです。

     ♪♪どちらのバナーでもどうぞご遠慮なく♪♪ →   にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ

『新ゾンビ』

2008年12月02日
しんぞんび
茶目っ気たっぷりな邦題は、勿論配給会社の遊び心です。

生まれもっての寒がり小僧・アガサです。こんにちは。
あんまり寒いので、家の中でマフラーをしている自分を客観的に見た時、ちょっぴり切ない気分になりました。
「さっさと暖房つけろ」という、心温まるお話だったとさ。とっぱらりんのぷう。

 
さてさて、先日ドイツ産切株映画 『ハウス・オブ・ブラッド』 の記事で 『新ゾンビ』 について言及しましたところ、なんと親切な某方がソフトをレンタルして下さいました。
紫の腹の人といい、今回の方といい、過去に貸して下さったその他の皆さんといい、ホント切株好きはいい人ばっかりだなぁ。
切株好きはいい人が多いんですよ。
も一回言っとこ。 切株好きはいい人が多いんだぞこんちくしょう!(世間に向けて猛烈アピール)

と言う訳で、ドイツのやんちゃ野郎ことオラフ・イッテンバッハの出世作(かどうかは知らないけれど)、『新ゾンビ』 をありがたく鑑賞いたしましたので、皆様にもおすそ分け致しますよ☆
そこの貴様、いらないとか言うな。

漢(おとこ)は黙って、切株!

あらすじ・・・
歯医者が嫌いな青年がおりました。
青年は、歯医者の帰りに自転車で転びました。
転んで気絶した拍子に、夢をみました。

回想・その1
1293、バイエリッシュ山脈。
雪原でゾンビっぽいヴァーさんに出会ってどんどこしょ。


家に帰った青年は、なんだかんだあってサッカーの試合に出場するのですが、なんと過剰な金的攻撃を受け外科的処置を施される事に。
で、施されて気絶した拍子に、夢を見ました。

回想・その2
1293、バイエリッシュ山脈。
ゾンビっぽいヴァーさんの処刑に立ち会ってたら、なんかとばっちり食ってどんどこしょ。


無事手術を終えた青年は、医者に「ちょっと試しに立ってみろ」と言われました。
立ったのですが痛みの余り気絶して、夢を見ました。

回想・その3
1942、スターリングラード。
森の木陰で戦争してたら、敵と遭遇してどんどこしょ。


青年の父は、何を隠そう今日が誕生日でした。
父は、痛手を負った息子(青年)を家につれて帰り、庭で拾ったなんかの本を与えておきました。
何故ならパーティの準備で忙しいから。

回想・その4
1578、スコットランド。
わらわらと出てきた大人とゾンビっぽいのが、野っぱらでどんどこしょ。


誕生日パーティでは、久しぶりに再会した友人たちが酒くらって絡んでゲロ吐いて色目使って大暴れです。
そしてその中の一人である冴えないオヤジは、どうやらもう一人の美女と昔恋仲だった模様。

回想・その5
4年くらい前。
冴えないオヤジと美女が、裸でどんどこしょ。


青年はする事もないので本を読んでいました。
すると突然青年の額が割れて、

回想・その6
たぶんスゴい前。
ゴルゴダの丘っぽい所で処刑されたキリストっぽい人が、マリアっぽい人から謎の油を注入され、復活したっぽい。
で、弟子っぽい人たちに「福音書を書けコンニャロウ」と指示するっぽい。


という夢を見ました。
すると、本から針金やら鉄の杭やらが飛んできて、青年の体をズタズタに切り裂きました。
なんか判らんが、いきなり盛り上がってきたよコレ!

一方、宴もたけなわだった誕生日パーティはと言うと、ボーイフレンドとSMプレイを楽しんでいた筈の娘(青年の姉)が突如乱入してきた事でぶち壊しになっていました。
取り乱している娘が言うには、この家にゾンビの群れが侵入して来ているとの事。
「ちょww おまwww 何言ってんの」 的な態度の父でしたが、実際にゾンビの群れが壁を突き破って乱入したのを目の当たりにして豹変。

やっとこさ建てたマイホームになんて事してくれんの? と。
このテーブルいくらだったと思ってんの? と。
まだあと25年もローン残ってんだかんね? と。
ゾンビとか悪魔とかの問題じゃないだわよ? と。

・・まぁ、そんな感じで、人類の滅亡か存続かを懸けた壮絶な闘いが、民家の納屋で地味に繰り広げられる事に。

果たして彼らは、悠久の時を超え蘇った堕天使・プリムトスの復活を阻止し、見事人類の未来を守る事が出来るのでしょうか?!


・ ・ ・

・ ・ ・ ・

って言うか、プリムトスって誰やね――――ん!!


よろしかったら にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ ちょこっと応援的なプッシュをお願いします


さてさて、御大ロメロの傑作とは当然の事ながら無関係な “勝手に姉妹品”シリーズ の本作。

ロメロとかPJとか知らないから・・・。  オレは、オレだから!
と言ったか言わないか(たぶん言ってない)はさておき、イッテンバッハの強気な姿勢が色濃く映し出された野心作と言えるでしょう。

野心と言うか、リスペクト?(『NOTLD』『ブレインデッド』への)
と言うか、やったもん勝ち?

そうですよね・・・ 人生、やったもん勝ちですよね・・・
深い・・この映画深いっスよ・・イッテンバッハの兄貴・・・

・・・

・・すみません、ぼく、大きなウソをつきました。
深くなんかないよ!
要するに、イッテたんがやりたい放題・さん散らかしにしてくれた結果がコレだよ!
例によって小汚いよ!
グロいんだよ! 
よい子のみんなは絶対観ちゃダメだかんね!!ヽ(#`д´)ノ約束だお!



なんと言うか、コレを観ると
先日観た 『ハウス・オブ・ブラッド』 がどれだけちゃんとした映画だったか
と言う事がよおく判りますね。
本作に比べれば、あちらなんて格調高い文芸大作ですよ。
『日の名残り』 ですよ!
サー・アンソニー・ホプキンスですよ! (←あくまでモノの例えです)

安っぽい映像。
唐突すぎる回想ーン。
基本的に血色が悪いだけのゾンビ群。
無意味に強い脇役。
主人公の不在。
中途半端なギャグ。
前後の脈絡関係なく始まる大虐殺。(と言っても相手はゾンビですが)
そして驚いた事に立派なエロもある。

よく言えば「盛り沢山」、言い換えれば「詰め込みすぎ」な内容なのに、前半は危うく寝オチしてしまいそうな程の、このテンポの悪さはどうだ?
早送りの誘惑に打ち克った自分を、誰も褒めてくれないので自ら褒めちぎりたい気持ちでいっぱいです。

しかし、そんな緩みっぱなしの展開を一転させる衝撃シーンによって、早送りボタンの上でウズウズしていたアガサの手に緊張が走りました。
上記のあらすじに書いた、“回想・その6”の事です!

そもそもイッテたんの妄想夢芝居(物語設定)によると、
昔々のその昔、天国から「やってらんねぇよ」とばかりに抜け出した、プリムトスという堕天使(悪魔)がおりまして、人間を根絶やしにして地上を支配しようと言う野望のもと、何百年かおきに復活しては、人間に戦争を起こさせておったそうな。
プリムトスの得意技は「生と死のコントロール」。
つまり、死んだ人間を生き返らせる事が出来るなんてお茶の子さいさいな訳で。

で、神の子・キリストが磔にされて命を落としたその夜も、彼を蘇らせたのは、見かねたマリアが使ったプリムトスの秘薬だったのだと。

つまりイッテたん曰く、
キリストを生き返らせたのは悪魔だった
んだぜ? と。

こやつ・・・やりおったわい・・((((;゚Д ゚)))アワワワ

恐るべしドイツのやんちゃ野郎。
バチカンに全力で喧嘩を売ってしまいました。
これはもう、 『ダヴィンチ・コード』 どころの騒ぎじゃないですよ。
ヘタしたら暗殺者が差し向けられてもおかしくない。
そりゃあ発禁にもなるわ!

映画上の設定とはいえあんまりな暴挙っぷりに、アガサ・完全覚醒.。゚+..。゚+. 
そしてその後の展開は一気に破綻の一途を辿り、いつの間にか大量発生していたゾンビの群れと、マイホームを壊されて憤慨中の父ちゃんが、血で血を洗う大屠殺大会。
飛び散る血潮も零れる腸も、まぁ小汚いったらないですね。
さあさあよっといで! イッテたんの本領発揮祭り開催中だよ!!

そんなこんなで、狭いことこの上ない納屋の中で、人類の存亡を懸けた死闘が繰り広げられる訳なのですが、
前述の冴えないオヤジが豹変したり、
プリムトス(の化身)が乱入してきたり、
戦車がなだれ込んで来たり、
とまぁなんやかんや色々ありまして、無事人類は勝利を収めるのでした。

そうなんです。
収めちゃうんです。 だってプリムトス超弱いんですもの。

どこかの輸入スナック菓子みたいな名前が微笑ましいプリムトス。
チェダーチーズ味、タコス味、サルサソース味が絶賛発売中!
女性に嬉しいファットフリータイプも新登場! 
的な雰囲気を醸し出すプリムトスは、完璧に蘇る為に人間の子を一人チョイス。
その子の血が流された時、なんか仕組みはよく判らないけど復活します。
そんなプリムトス君、生と死の支配者なんですが、自分自身は生身の体なので撃たれたら死にます。
斬られた場合も死にます。
人生いたって平々凡々。 それがプリムトス流。

なんの脅威もねぇな・・コイツ・・。

ドッと疲れました。
でも、やっぱりキライじゃないんだよなぁ・・こういうの・゚゚・*( ´艸`)*・゚゚・


まぁ、とにかくデタラメで纏まりが無くて小汚くてどうしようもないクソB級ホラーではあるのですが、しょうがないんですよ。 イッテたんはこういうのをやりたかったんですもの。
皆さんもその辺の気持ちを酌んであげましょうね。
ほら、映画界にはこういう人も必要なんですよ・・きっと。

と、思いっきり母性を擽られたトコロで、今回のレビューはお開きとさせて頂きます。
快く貸して下さった盆踊りさん(あ、名前出しちゃった)、本当にありがとうございました。




     ♪♪どちらのバナーでもどうぞご遠慮なく♪♪ →   にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ

« Prev | HOME | Next »

※当ブログで使用しているイラスト等の著作権は、全てはアガサにありますので、転載、二次加工、再配布の際は一言ご連絡下さいませ。