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『SAW4』

2007年11月28日
そう4
悪趣味なヒギンズ教授とも言える。

回を重ねるごとに複雑さを増している 『ソウ』 シリーズ。
輝ける1作目で、バスルームにいた人の名前がアダムとゴードンだった事くらいは憶えていても、そのゴードンがどっちの手でどっちの足をギコギコしたのか?なんて聞かれてもさっぱり思い出せないアガサです。(ちなみに正解は右手で右足)
そこで今回は、あらすじに入る前に本作4作目の主な登場人物をざっとご紹介

ジョン・クレイマー
・・・初代ジグソウ。究極のドMにして究極の自己中。ちょっぴりセンチメンタリスト。(3作目で死亡)
アマンダ      
・・・ゲームの生き残りにしてジグソウの弟子。オヤジフェチ。ジグソウにぞっこんラブ。(3作目で死亡)
ケリー
・・・ジグソウの専門家にして敏腕女刑事。FBIの犬。(3作目で死亡)
リッグ
・・・SWAT隊長。ジグソウ関連事件を担当中。熱いハートを持ってるぜ!嫁には逃げられそうだけどな!
ホフマン
・・・中年刑事。メタボ気味。ややスタローン似。ジグソウ捜査の期待の新星。
ストラム
・・・泣く子も黙るFBI捜査官。ややスタローン似。女子供は黙ってオレに付いて来い!タイプ。心底ウザイ。
ペレーズ
・・・今泣いたカラスがもう笑ったFBI捜査官(←意味無し)。ストラムにパシリにされ、枕を涙で濡らす日々。
エリック
・・・熱血刑事にして一児の父。息子を盾に取ったジグソウのゲームにはまり、足首を複雑骨折。ソウシリーズの「痛い事」担当。(2・3作目で重症)
リン
・・・略奪された腕利き女医。瀕死のジグソウに開等手術を施す。アマンダの恋のライバル。(3作目で死亡)
ジェフ
・・・リンの夫。腹がつっかえて穴から出られない黄色い熊の様な体形。交通事故で息子を失いフテ寝の日々だった為、ジグソウに目を付けられる。ゲームに勝利し、辿り着いた先で妻を喪い、怒りに任せてジグソウを惨殺。
アート
・・・ジョンの元弁護士。ややスタローン似。仕事の事でジョンと揉めたが運の尽き。
ジル
・・・ジョンの元妻。ジグソウ捜査の最後の切り札。特技は計画妊娠。

と、以上の面々が、今回4作目の主な関係者となります。

・・・スタローン似、多っ!!(そこに必然性あるのか?)

・・ではこれらを念頭に置きつつ、あらすじ行ってみましょう。

あらすじ・・・
「オレはもうすぐ死ぬよ!何故ならオレは末期ガンだから!」
と、散々周囲に吹聴してきたジグソウことジョンが、ついに本当に亡くなった・・・!
ところが、そんなジョンの遺体からカセットテープがポロリ。
急遽呼び出された担当刑事・ホフマンが再生してみると、そこにはジョンからの最後のメッセージが・・。
「YOUたち、オレが死んだからって油断してっと火傷しちゃうヨ!」

一方、誰も知らないどこかの部屋で、また新たなゲームが開始の時を迎えていました。
両目の瞼を縫い付けられた男と、唇を縫い付けられた男。
意思の疎通が全く図れない一触即発の状態下に於いて、2人の男はゲームに勝利しなければ・・・。

また一方、暗く汚いどこかの部屋で、女刑事・ケリーの遺体がSWATのリッグ隊長とホフマンによって発見されていました。
共にジグソウと戦ってきた仲間の惨たらしい姿を見つけたリッグは、我を忘れて現場に突進。
全米一の工作王・ジグソウによる、危険なトラップがあるかもしれない現場に、後先考えず飛び込んだリッグは、ホフマンからしこたま叱られるものの、「何も無かったんだからいいじゃんよ」と逆ギレ王子。

またまた一方、その現場に彗星の如く現れたFBI捜査官・ストラムとペレーズが、現場の状況から、ケリー殺害の真犯人はアマンダでない事を推理。
真相解明の鍵を握るであろうジグソウの元嫁に、厳しい尋問を繰り返します。

またまたまた一方、ホフマンから残業を強引に切り上げさせられ帰宅したリッグは、嫁から三行半を突きつけられ意気消沈。
その上、何者かに襲われ気絶。
目を覚ましたリッグの前には、頑丈そうな拷問椅子に縛りつけられた見知らぬ厚化粧のおばちゃんが・・・。
そして響いてくるジグソウの声。
「これからYOUに、いくつかのゲームをして貰うよ。
全部クリア出来たら、エリック刑事を生きて返してあげるよ。
クリアしたかったら、オレの目線で物事を見ないといけないよ。
ここ重要だよ。オレの目線だよ。」


リッグは果たして、ゲームに勝利する事が出来るのでしょうか・・?
そして、死んだ筈の初代ジグソウに替わる、今回の真犯人とは・・?


そこの彼女、迷ってないで今日も一押し・・どうだい?にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ ← ←と言うか宜しければお願いします。


『ソウ』 と言えばグロ。 グロと言えば 『ソウ』 。
と、すっかりグロ映画界の看板娘として認知されている 『ソウ』 シリーズですが、 『1・2』 のグロ度は意外にも高くありません。
痛いシーンはありますが、ハッキリクッキリ見せていないので、グロとまではいかないのです。
ところが、回を進めると共に血糊を増やさないとファンは納得するまい。と思ったのか、 『3』 ではグロ度が一気にジャンプアップ。
残酷濃度の高いゲームは勿論の事、主人公・ジグソウの頭部ご開帳シーンまでたっぷり映してくれたのでした。

で、今回の最新作。
ファンの「そこまでしなくても・・」と言う心の声が、聞こえたのか聞こえなかったのか聞こえたけど聞こえないフリをしたのか、またもやグロ度が大幅アップ!
冒頭はいきなりジョンの解体ショーで幕を開け、その後もケリーの解体ショー(一部のみ)、ゲームの対象者の頭皮ズル剥けショー、ダルマショー、などなど盛り沢山な内容が目白押し!

お陰さまで、劇場のあちこちから聞こえるノンケの皆さんの呻き声・・・。
ホラー好きであっても、過剰サービスだね・・こりゃ。と呟かずにはいられないのでは。

物語自体は、と言うと今回は
「命を大切にしないヤツは大嫌いだ!」
と言う大義名分の裏にあるゲームを仕掛ける本当の理由が、益々顕著になったりします。
それはズバリ、リクルート活動
あわよくば、弟子を取ろう。
そしてウマが合うようなら、暖簾わけしてやろう。


そんな業務拡大を夢見ていたジグソウは、リッグに仕向けたゲームに於いても、行く先々で
「オレがやるであろう事をやれ」
「オレの気持ちに成りきれ」
「ねぇ、オレの目線だよ」「わかってる?ねぇわかってるの?オレの目線

と、クドいまでのメッセージを貼りまくり。
ゲームをやらせたいのか、オレ好みのオトコを育てたいのか、なんだか仕舞いには愛の気配まで感じる程。

おっちゃん・・・、押し付けがましいのは嫌われるよ(←経験者は語る)

アガサの黒歴史はさておき、ストーリーに戻りますと新たな実行犯(2代目ジグソウ)の出現と言う、否が応でも観客を惹きつける謎がありましたので、最後のドンデン返しに至るまで、かなり集中して観られたのでないかと思います。
ただ、それのオチが3作目の時点でちょこっとだけ出てきたホフマン刑事が、実はひそかに2代目を襲名しちゃってました!イェイ!ではさすがに「えぇ~・・・」と言わざるを得ないのでは。
それに、ラスト付近で、いきなり3作目のラストと時間軸が重なりジェフが現れ、ジグソウの死体とストラムがご対面。そのシーンにより、冒頭のジグソウ解体ショーが実はリッグの一連のゲームの後日談だった事が判明する。
つまり、

 3作目の本編&4作目の序盤~中盤(同時進行)
   ↓
 3作目のラスト&4作目の終盤(同時進行)
   ↓
 4作目の冒頭


と言う事なんですが、正直一瞬頭の中が?だらけになってしまう程ややこしい。

冷静になれば「なぁるほど」と感心してしまう、面白いオチだとは思うのですが・・・。

まぁしかし、一番の問題は、ジェフに見覚えが無かった(印象が薄かった)点にあるのかもしれませんねぇ。
出てきた瞬間、
「スゲー! なんというドンデン返し! ・・・で、お前誰やねん。」
と思ってしまったじゃないか。
どう責任とってくれんのよ!

3作目で散々ファンの頭を悩ませた、
アマンダが涙ながらに読んでいた手紙の内容は?
という謎も結局手付かずですし、今回はその上新たに
ホフマンはいつの間にジョンに勧誘されていたのか?
という謎まで加わってしまったホラー界のマルチ商法 『ソウ』 シリーズの続編は、まだまだ私たちのお財布から1800円を絞り取って行く事でしょうね。

ただ一つだけ挙げるとすれば、今回のエリック刑事ことドニー・ウォルバーグの扱い(頭を氷でバチ──ン!)を見て、ゴードン医師ことケイリー・エルウィズがますます出演を渋るのではないかという事だけが、心配といえばちと心配・・・。
なにせ、シリーズの「元祖・痛い事」担当ですので。

大人の事情を踏み越えて、
いざ、カムバック!ゴードン!!
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『ネクロマンティック』

2007年09月13日
どうもこんにちは、アガサです。
日頃、ホラーやスプラッターを主食にしている割には、リアルグロには滅法弱いのが特性だったりしまして、魚をおろす時などは結構ビクビクしつつ目を合わせないように奮闘しております。
で、魚ならまだしもレバニラなんぞを作ろうものなら、必ず鶏肝を調理しないといけないんですよねぇ。
もう、完全に心を無にしてやるっきゃない、・・・それがレバニラ。

気を付けろ 意外としっかり グロい肝 (アガサ心の川柳)

グロとかゴアとかは100%作り物だからいいのであって、例え映画の中とは言え、モノホンのグロシーンを使うなんて
「それはちょっと違うんじゃないの?」
と一言物申したくなってしまいませんか?しまいますよねぇ??

そんなこんなで、先月のホラーチャットで名前が挙がっていた 『ネクロマンティック』 を偶然発見したので借りてみましたら、これが一言も二言もブーブー言いたくなってしまうようなシロモノだったのでさあ大変。

あらすじ・・・
死体回収業者のロバートは、何を隠そうゴリゴリのネクロフィリア。
回収した死体からパーツをチョイチョイくすねては、同棲中のベティ(同じくネクロフィリア)とあんな事やこんな事を楽しむ毎日でした。
しかし、ある日職場のいざこざから解雇されてしまったロバート。
「死体の切れ目が縁の切れ目」とばかりに、愛しのベティはとっとと部屋を出て行ってしまい、やけっぱちになったロバートは娼婦を絞殺。
ついでに、マズイ現場を見られた墓地の管理人もスコップで惨殺。
さらに何かが吹っ切れたロバートは、お花畑で「アハハウフフ」とヘンテコな妄想を楽しんだ後、自宅で割腹自殺してしまうのでした。

数日(数ヶ月?)後。
ロバートが埋葬された墓をあばく女(これまたネクロフィリア)が一人。
女は新聞記事で、モノホンのガイキチ(ロバートの事ですね)がハラキリしたと知り、その生き様に惚れ込んだあまり、ロバートを我が物にしようと企んだのでした。
何とか掘り起こしたロバート(故)を自宅に持ち帰り、ちょっとオェッとなりつつも、愛の巣を築き始めた女。
しかし、ひょんな事から知り合った男性と普通の恋に落ちた事で、脱・ネクロフィリアを決意する女。
果たして女は変態道を捨て、ノーマルに生まれ変わる事が出来るのでしょうか・・・?


メーデー!メーデー!総員配置に付け!
敵は史上最大級のガイキチである!
繰り返す!
これは演習ではない!

これは演習ではないっっ!!

観終わって初めて気付く、レンタル屋のおばちゃんの意味深な視線の訳・・・。
なるほど・・・コレは・・コレは非道い!!

間違いなく、あのレンタル屋でアガサは「要注意人物名簿」の仲間入りでしょうね。
まぁこれ以前に、『ブレインデッド』とか『したたり』とか買っちゃってますし。
我が家の近所で、猟奇殺人とか起きない事を切に祈ります。(真っ先に事情聴取されそう

題材が題材(ネクロフィリア)なだけに、相当な覚悟をもって鑑賞に挑んだのですが、それでも最後まで鑑賞するのがかなり辛かったです。
とにかく映像が汚い。
グロシーンがひたすら長い。
尚且つストーリーが無い。

鑑賞中に、手元のリモコンの「早送り」ボタンをチラ見したのは、2~3回ではきかないでしょうねぇ。
前半約一時間、延々と続く真性ガイキチのロバートによる死体愛好ショーは、あんまりといえばあんまりなグダグダっぷり。
で、そんな合間にロバートの脳内イメージとしていきなり投入される、可愛いうさぎの解体シーン。

・・・てコレ、ほんまもんやんけ━━━━!!

リアルうたたんが、非情にも捌かれてゆくシーンが延々と・・・。
いらねぇ! こんなのいらねぇよ(泣)。・゚・ヽ(゚`Д´゚)ノ゚。・゚・。

たしかに、たしかに私たちは自分達以外の生き物を殺して生きています。
普段口にしているバラ肉や刺身は、全てどこかの誰かが捌いた末のモノ。
それは勿論重々承知していますが、しかし「その現場を見ていないから食べられる」と言うのも情けないですがコレ事実。
自分の(食べる)肉は、自分で確保。 なんていう時代が来たら、迷わずベジタリアンになりたいチキンな私ですので、このリアルうたたん屠殺シーンは直視不可能でした。(手で隠しながらスルーしました)

何と言うか、きっとこのシーンには色んな意味が込められている(グロがやりたいだけではない)のだと思うのですが、それでも思いっきり気分を害されましたねぇ・・・。
正直、ここまでは要求していないです。

で、そんな前半の「わくわく変態家族」的な内容から一転、ロバートが死んでからの後半は、主役も女性に変わり、若干サスペンスタッチな内容に。

彼女は自分の嗜好を、恋の為に捨てる事が出来るのか?
ストレート(普通の人)な彼は、この女性の部屋の腐乱臭に気付かないのか?
そして、ついに彼女の部屋の冷蔵庫から、謎の物体X(ロバートのピー)を見つけてしまう彼。
女性の秘密を知りつつある彼は、一体どうなって(どうされて)しまうのか?

この後半部分は前半と比べ、余りに作風も出来も違う為、なんだかチグハグない印象を受けますが、それもそのはず。
日本公開の際、自主制作っぽい『1』と立派にスタジオ製作された『2』のイイトコだけをくっ付けたんだそうです。
つまりこの後半は、オリジナルでは『パート2』部分。

まぁ、それ(要は2本分鑑賞したという事)が判った所で
「こんなん観ちゃったんだ・・・アタイ・・」と言う、何とも言えない後ろめたさは、ちっとも薄れはしませんが。

これを撮った監督は、一体何を考え、何を表現したかったのでしょうか?
余りに難解かつ容赦ない死体いじりに、「もしかすると物凄く崇高なメッセージが込められているのかも」と錯覚してしまう、ちょっぴり危険な作品でした。
いえ、錯覚じゃなかったとしても、やっぱりアガサは好きではありません。コレ(特に前半)。

一般の方は、ぜぇぇぇぇったいに観てはいけない映画だと思いました。
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『フレディ VS ジェイソン』

2007年04月15日
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2007年4月13日は、13日の金曜日。

・・と言う事で、『フレディvsジェイソン』のレビューを書くべく、久しぶりに再鑑賞してみました。
13金だから、ジェイソンだなんて・・。
イカしてるなぁ・・、私・・

・・と思ったら、書き終わったのはすでに4月15日でした。

イ ミ ね ぇ - っ!!

この大らかさが、アガサクオリティ(大雑把とも言う)

今さらですが、あらすじ・・・
エルム街の最後の悪夢から4年・・。
警察の情報操作により、全米の人々はすっかりフレディの事など忘却の彼方。
てな訳で、フレディは出番を失い、すっかり過去の人と成り果ててしまっていました。
死ぬのはいいさ。
ヒロインの手にかかって、墓場に葬り去られるのは構やしないさ。
・・でも、みんなに忘れられちゃうのだけは・・
それだけはイヤ!!

意外と寂しがり屋さんなフレディ
みんなに再びワーキャー言われる為にはどうすればいいかと、一昼夜思案を重ねたそうな。
その末に思いついたのが、同じく墓場で運動会・・じゃなかった、墓場で半隠居状態のアイツを利用しようという事。

アイツことジェイソンは、孤独を好む一匹狼かつ、変態趣味も無い為、誰も思い出してくれなくてもちっとも構わなかったのですが、夢の中に現れた偽ママ(フレディ)には逆らえず、言われるがままエルム街とやらに出張決定。

一方その頃エルム街には、初恋の彼との突然の別れを引きずっている、ローリと言うナウなヤングがおりました。
彼女の家では、男を連れ込んでのドンチャン騒ぎが始まろうとしていたのですが、意外と早く到着したジェイソンが早々に男連中の一人を血祭りに上げた為、エルム街はそりゃもう大騒ぎです。
ナウなヤングは誰一人として、フレディおじさんの伝説を知らなかったのですが、この一件のお陰でフレディの人気は再びヒットチャートの上位にランクイン!
あちらやこちらのお子様の枕元で、繰り広げられる悪夢に引っ張りだこです。
ホクホク顔のフレディでしたが、肝心な事を忘れていました。
王蟲とジェイソンは、走り出したら誰にも止められない。 と言う事を・・!


久々にヤングを手に懸けた事で、ジェイソンのスラッシャー魂は一気に燃え上がり、手当たり次第にナタを振り回し始めたてしまいます。
最初こそそんな姿を、ヤンチャ盛りな息子を見守る母の様な眼差しで見守っていたフレディでしたが、自分が餌食にしようとしていたギャルを、そのジェイソンに横取りされてしまったからさあ大変。

おっさんに戻った桑原和男(吉本新喜劇)のごとく、偽ママから一気に素のフレディに逆戻りして、ジェイソンに折檻の嵐です。

と言う訳で、エルム街の魔術師・フレディクリスタルレイクの貴公子・ジェイソンのギャル争奪大作戦、最終決戦のゴングが鳴り響きます!


続編”とか言う奴は、ここまで面白くなれるモノなのか・・・!!

程よいエロ、容赦ない血飛沫、惜しみない2大ヒーローの勇姿。と、続編としても番外編としても、何の文句の付け所もない優秀な仕上がりになっている 『フレディVSジェイソン』 。
一応、4年前に起こったヒロイン・ローリの母親殺人事件の真相や、ローリとその初恋の相手・ウィルの恋の行方など、ホラー以外のストーリーもチラホラ盛り込まれているのですが、何せ観客がそんな行方は気にしていませんし、誰よりスタッフ自体が一番関心無さそうですので、いつの間にか真相も恋の行方も明らかになって、そしてスルーされて行きます。

そんな事より、男2人のくんずほぐれつがあれば、それでいい。
観客、スタッフ、みんなの心が一つになった、奇跡の一瞬でした・・。
アガサ・血みどろ日記より

今回のフレディは、過去のどのシリーズにも増してコミカルで、姑息で、そしてちょっぴり寂しがりやさんで、人気回復に必死です。
ローリの夢に登場したフレディは、あの手この手で「オレ様」の怖さをアピールし、目覚め掛けのローリに一言、
「怖い夢と言えばフレディ!
フレディ・クルーガーでございます!!
お友達やご近所の皆様にも、是非ご紹介下さいませ!!!

って、それ何てこどもちゃれんじ

しまじろう君もビックリの“お友達紹介キャンペーン”で、一気に顧客獲得のフレディ。
意外とやり手の営業マンだったんですね。

ジェイソンはと言えば、誰が指図したかとか誰がどうだとか、もうそんなんどうでもよかったりします。
そんな事よりナタなんですね。
今回、フレディの策に嵌り水責めにされ、あわや溺死・・と言うピンチに陥った時、居合わせたローリの友人・キーアからマウス・トゥ・マウスを頂戴しそうになった時は、もしやこれが縁で淡い恋が芽生えたり、ヒロイン側の味方になったりしたらどうしよう・・と他人事ながらジェイソンの方向性に不安を抱いたりしましたが、唇が触れる直前にキッスを無事回避。
助けて貰った(貰い未遂か?)恩も何のそので、だれ彼構わずナタで追していました。

それでいい・・。
それでいいのじゃよ・・・。


そんな2人の闘いは、傍から見ればホラーアイドル同士の頂上決戦の様に見えますが、きっと本人同士からすれば、ちょっとした乳繰り合い程度でしか無かったのではないかと思います。
フレディは夢の中で最強。
ジェイソンは現実世界で最強。

と銘打ってはいるものの、どちらがどちらの世界に行っても、結局大して違いは無く、どこに居たって2人とも最強なのです。
倒したと思っても立ち上がり、勝ったと思っても背後から襲われて、その闘いはまさに堂々巡り。
今回でこそ、ラストでローリにガソリンをぶっ掛けられた為、2人とも炎にまかれてしまいましたが、もしあのまま殴り合っていても、きっと最後まで決着はつかなかった筈です。

そして、ラストシーンは、土手に大の字に寝そべったフレディとジェイソンの
F・・「お前・・やるな・・
J・・「オマエもな・・
と言う青春ど真ん中のショットで終わったのではないでしょうか。

・・・終わりませんね。

そんなこんなで、思わぬ傑作となった番外編によって、改めてそのおっちょこちょいっぷりカリスマ性を私達に魅せ付けてくれた、ホラー界の2トップ、フレディ&ジェイソン。
正規の続編よりもよっぽどか面白かったので、出来ればまた何年かしたら、2人で腕を組んで帰って来て欲しいものです。

そして出来ればその暁には、我らが“究極の快楽配達人”ことピンヘッドにもご登場願い、3つ巴の闘い(はしゃぎ合い)なんて事になると、非常に嬉しいなぁ・・と思ったアガサだったのでした。
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『オーメン2 ダミアン』

2007年04月08日
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スキャナー接続記念・おまけイラスト付きレビュー第2弾。

『オーメン2』 あらすじ・・・
ブーゲンハーゲンはあせっていました。
打倒“悪魔の子・ダミアン”を、その父親・チャーリーに託したはいいのですが、どうやらチャーリーのミッションは失敗に終わったらしいのです。
とりあえずブーゲンハーゲンは、その一部始終を第3者に伝えようと、旧友のマイケルを呼び出します。
あのさぁ、チャーリーの息子のダミアンさぁ
おぉ、あの子なぁ。
あいつ、悪魔の子だぜ
にゃにおう?!
ブーゲンハーゲンの突然すぎる告白に、マイケルはてんやわんや。
悪魔の子って、何を根拠に・・
遺跡の中に、悪魔を示す壁画があっただろう、あの絵とダミアンが瓜二つなんだ
にゃ・にゃにおう?!
“壁画と同じ顔=悪魔”と言う、韮澤さんもビックリの理論に、動揺を隠せないマイケル。

俺は今まで友達だと思っていた男は、とんでもない毒電波野朗だったのか・・。
そんな気持ちを抑えつつ、とりあえずブーゲンハーゲンが言う壁画に向かった2人。
そこで彼らが見たものは、ダミアンそっくりな壁画だったのでした!!
ホ・ホンマや・・・。
そう思ったが時すでに遅し。
土壁がガラガラと崩れ、2人は生き埋めになってしまったのでした。

時は流れてアメリカ。
自分で自分が悪魔の子だとは、当然ながらまったく自覚なしのダミアンは、スクスク成長し12歳になっていました。
チャーリーの弟で、“世界に羽ばたくソーン産業”の会長であるリチャードに引き取られ、リチャードの実子・マークと兄弟のように仲良く暮していたダミアンの周りでは、相変わらず邪魔者が自然死を続けていましたが、如何せん自然死なので警察も全く関わって来ませんでしたとさ。
そんな中、2人仲良く名門士官学校に進学したダミアンとマーク。
そこの新しい教官は、何故だかダミアンに色目を使います。
困ったことがあったら、いつでも相談していいんだよ・・
・・なんだか逆に、相談したくなくなりました。

一方その頃、リチャードの元に一人の女性記者が現れていました。
ブーゲンハーゲンの事を調べ続けていたと言う記者・ジョーンは、突然リチャードの所に押し掛けて、
ダミアンは悪魔の子でしょ! お兄さんに代わって、あなたがやらなきゃ誰がやるのよ!!
と、本作2人目の電波ちゃんっぷりを発揮し、その直後カラスの猛アタックに遭い、揚句車に撥ねられ死亡しましたとさ。

無駄死に感の強い女性記者はさておき、ダミアンの周りゾクゾクと終結する怪しい目つきの野朗ども。
きっとそいつらは、悪魔の子の使いなのでしょう。
で、そいつらは自分の邪魔になっている人物を、話のついで程度に殺してゆきます。
ちなみに、その犠牲者は、ダミアンと直接関係オールナッシングです。


明らかな不審死が立て続けに起こっていても、リチャードはダミアンとそれらの事件を結び付けようとしませんでした。
しかし、リチャードは不審に思っていなくても、当の本人・ダミアンは不思議がいっぱいでした。
何せ、授業で当てられれば考えなくても全問正解。
嫌いな奴は、睨んだだけで何やら苦しみ悶え出すのですから。
で、そんな疑問に答えてくれたのが、あの男色優しい教官でした。
自分の正体が知りたかったら、聖書の黙示録を読みたまえ
素直なダミアンは聖書を読みふけり、その中にあった“666”が、自分の毛髪の中にあると断定。
合わせ鏡で無事、印を発見したものの、さすがにショックが隠しきれず、訳も無く全力疾走です。

さて、無事自分が“悪魔の子”だと判明したダミアンは、だからと言って特に変わりも無く勉学に励んでいましたが、手下の一人がまたまた勝手に邪魔者を始末した拍子に事故に巻き込まれ、病院で血液検査をする羽目に。
マズイです。
だってダミアン、実母はジャッカルなんだもん。

慌てず焦らず、邪魔な医者はさっさと始末したダミアンでしたが、ここに来てついにリチャードがダミアンに不信感を抱き始めます。
そんな中、従兄のマークもまた、ダミアンの正体が悪魔の子だと言う事を知ってしまい、ダミアンの一睨みで心臓停止。
実子マークを失ったリチャードは、考古学者に言われるがまま、NYへ向かい、そこでダミアンの似顔絵が書いてあると言う壁画を確認してしまいまったのでした。
そうだったんかーー!!
・・いや、そんな気はしてたんだけど・・モニョモニョ

慌てて以前考古学者から聞いていた、打倒ダミアンに欠かせない古代の短剣を取りに走るリチャード。
しかし、そんな彼の前に立ちはだかったのは、なんと妻のアンでした。
アンもまた、悪魔の子の手下だったのです。
リチャードはアンの一刺しで秒殺。

一途なアンが若干ウザイと思ったダミアンは、アンに火を放ち焼き殺すのでした。


もうねぇ、もうねぇ、コレだけは言わせて下さい!!
会社の同僚が・・
会社の同僚の名前が、

同僚の名前がバサリアーーーン!!

リアンて!
リアンてーー!!
リアンじゃなくてぇ?!
∵ゞ(´ε`●) ブフッ!!
字幕が出た瞬間、アガサはコーヒーを吹きました。
絶対ネタだ。 そうに違いない!
くそぅ・・ドン・テイラー(監督)めぇ・・!!


まぁ、それはさて置き、数年ぶりに観た『オーメン2』。
巷では大した評価も受けていない本作ですが、私はかなり好きだったりします。
それは特に、ダミアンが自らの運命を知る、中盤のシーン。
自分の周辺で奇怪な事が相次ぎ、教官に言われるまま開いた聖書のページには、悪魔の存在が・・。
自分がその悪魔の子であると知ったダミアンは、激しく慟哭し、湖に向かって叫びます。
「どうして?! どうして僕なんだ?!」
このシーンがとても切なく、悪魔である事を選んで生まれた訳ではないのに、そんな大きな運命を背負ってしまっていたダミアンが哀れで、観る度に涙・涙・・。

しかしそんな感涙シーンも、数年ぶりに観直してみると、ビックリするくらいダミアンの大根っぷりが目に付いて、「あれー?こんなにヘタだったっけ・・?」と動揺してしまいました。
そもそもダミアン(in幼少期)と言うものは“基本無表情”であり、その“無表情”っぷりが不気味さを醸し出しているので、ヘタな演技力はいらないのです。
しかしこの思春期ダミアンは、“自分の運命を受け入れる”と言う微妙な心の機微を表現しなければならないのですが、残念ながらジョナサン・スコット・テイラー(ダミアン役)は、その半分も感じさせられなかったようです。

アガサ好みの顔なんですが・・。(関係無いか)

続編の定説通り、使者も倍、爆発も倍で、節操無く邪魔者が消されてゆく本作。
殆どの犠牲者が出てきて数分後には殺されるので、感情移入もへったくれもありません。
しかも、悪魔の子の手下たちが、自らの出世に必要な為、ダミアンの力を利用して邪魔者を消しているフシもチラホラ・・。

ええんか? ダミアン?
汚い大人たちに騙されとんと違うか?


そもそも、ここまでジャンジャン殺したはいいけれど、果たして肝心のダミアン様がそれによってどれくらい出世できると言うのか?
“世界に羽ばたくソーン産業”の社長ですか?

(規模)ちっちぇえなぁ・・・。

この“続編”で、前作の名優G・ペックに負けじと大熱演を魅せているのが、大物俳優ウィリアム・ホールデン。
たまに、
テレビのラテ欄に大物俳優登場!と書かれていて、番組を見てみたら村井国夫だった。
なんて事があって、切ない気持ちになる事がありますが、こちらの大物俳優は正真正銘、100%大物です。
『麗しのサブリナ』『サンセット大通り』などなど、挙げればキリが無い輝かしいキャリアを持つW・ホールデン。
そんな大物が、この作品では「どれだけ周りで不審死が続いても全く気付かない」と言う、会長職にあるまじき鈍感力を披露して、観ているモノをイラ付かせてくれます。
そして、やっとダミアンの正体に気付いたはいいのですが、直接対決すら無く、妻に刺されて死亡。と言う見せ場ゼロのエンディング。

・・・途中でなんか、ヤな事でもあったのでしょうか?

しかし、その存在が醸し出す重厚感だけは、画面から溢れ返らんばかりに伝わって来て、なんとかこの作品をB級に落とさない様に働きかけてくれています。

ありがとう、ホールデン。
その輝きはいつまでも・・・。

前作に引き続きスコアを担当した、巨匠ジェリー・ゴールドスミスの作品もこれまた素晴らしく、前作よりアップテンポになった悪魔の旋律が、ダミアンの行く末を讃えるように鳴り響きます。

久しぶりに観ましたが、私はやっぱりこのシリーズの事が大好きなようです。
それを実感しつつ、画面に引き込まれた1時間40分だったのでした。
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『オーメン』(オリジナル)

2007年04月07日
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こんにちは、アガサです。
うちの世帯主さまが、我が家のパソコンに“スキャナー”とやらを取り付けてくださいました。

はらわたがグバー! とか
生首がチョパー! とか
チェーンソーがヴァイーン! とかのレビューを、冷ややかな眼差しで見守ってくれていた世帯主さまですが、まだアガサを見捨てていた訳じゃなかったのですね。

というか、ホントは好きなんちゃうん?スプラッター。
(こういう事を書くと、スキャナー外されるかもネ!)

と言う訳で、今回はイラスト付きで『オーメン』のレビューをお届けしております。

あらすじ・・・
米国大使のロバートは、夫婦で心待ちにしていた赤ちゃんが死産だった為、打ちひしがれていました。
そこに謎の神父が現れ、「丁度今、身寄りの無い赤ちゃんが生まれてますが、どうでやんすか?」と人身売買を持ちかけます。
良心は痛んだものの、分娩室で何も知らずに我が子とのご対面を待ち望んでいる妻の為、ロバートはその赤ちゃんを引き取る事に。

時は流れ、ロンドン。
ダミアンと名付けられたその赤ちゃんも5歳になり、ロバート一家はまさに順風満帆でした。
しかしそんな平和な日々は、徐々に不穏な空気に包まれ始めます。
ダミアンの誕生日に、乳母が公開首吊りを披露したのを皮切りに、不吉な出来事のオンパレード。
教会での結婚式に参列しようと出掛ければ、車の中で「行きたくない」とダミアン大暴れ。
お母さんと一緒にサファリパークに行けば、ダミアンを見て逃げ惑うキリン、暴れ狂うサル。

また、ロバートの周辺にもおかしな電波男が出没し始めます。
神父らしいその男は、「お前の子は悪魔や」「はよ始末せえ」と、ロバートをせっつくのです。
最初は不審に思っていたロバートでしたが、その神父はロバートと会った直後、避雷針に串刺しにされ死亡。
そして、彼が死ぬ間際に残していた「嫁はん妊娠してはるで」という言葉が本当だった事を知ったロバートは、徐々に息子に対して不信感を抱き始めます。

ロバートの妻・キャサリンは、そんな神父の一件はまるで知らなかったものの、女の直感からダミアンが自分の本当の子ではないと感じ始めていました。
そして、そのキャサリンが自宅の2階で作業中に、三輪車を走らせていたダミアンに追突され落下。
重症を負い、お腹に宿っていた“正真正銘自分の子”は流産してしまいました。

もうこうなったら少しの猶予もありません。
神父の一件を調べていた記者とタッグを組み、ロバートは一路ローマへ。
しかし、ダミアンを斡旋してくれた神父は、謎の大火事に巻き込まれこれまた廃人になってしまっていました。
なんとかダミアンの実母の事を聞きだそうとするロバートに、謎の神父が指し示したのは、古い歴史を持つ墓地で今は廃墟になっている場所。
その墓地で、ロバートと記者が見つけたのは、ダミアンの実母の墓に納められていた、ジャッカルの骨と、ロバートの実子の墓に納められていた、生後間もなく頭部を強打され、殺されていた息子の骨だったのでした。

全てを知ったロバートは、慌てて病院に入院中のキャサリンに電話をしますが、その直後にキャサリンは病室の窓から転落死。
絶望の淵に立たされたロバートは、その足で打倒ダミアンの方法を聞く為、以前串刺し神父が言っていた遺跡に向かいます。
そこでブーゲンハーゲンと言う神父に出会ったロバートは、悪魔を退治できると言う、古代の短剣をゲット!
しかし、いざちっちゃいお子さんを「刺し殺せ」と言われると躊躇するのは当然と言っちゃあ当然の話。
ブーゲンハーゲンの素性に不安感を示し、打倒ダミアンに二の足を踏むロバートに対し、記者がマジギレします。
お前がやらないなら、俺がやる!
そう言って意気揚々と、ロバートが投げ捨てた古代の短剣を拾い集める記者でしたが、不幸な事にトラックから滑り落ちてきたガラスに首を切断され死亡してしまいました。

後が無いロバート。
一人短剣を握り締め、ダミアンの元に駆けつけた彼は、恐る恐るダミアンの髪の中を調べます。
するとそこには、「666」のアザが・・・。

決定的な確証を掴んだロバートは、嫌がるダミアンを引きずって教会を目指します。
悪魔の子の、息の根を止める為・・。

果たしてロバートは良心の声に耳を塞ぎ、“自分は悪魔”と何の自覚も無いダミアンを、冷酷にも刺し殺す事が出来るのでしょうか・・。


もうとにかく名作です。
私が言うまでもありませんが、
『オーメン』の前に『オーメン』無し。
『オーメン』の後にも『オーメン』無し。

つまり、その後の続編や関連商品は、全てどうでもいい。と・・。
まぁ、『2』は思春期に突入したダミアン少年の苦悩がとても美しく、キワモノ化した『3』も、それはそれで面白い(色んな意味で)のですが。
でも、名作と呼ぶに相応しいのは、やっぱりこの『1』でしょう。

大物俳優グレゴリー・ペックの重厚感溢れる演技が素晴らしく、我が子に対して不信感を抱き苦悩する父親の恐れや悲しみが、観るものの心を打ちます。
主役がグレゴリー・ペックでなかったら、果たしてこの作品はここまで格調高いホラーになっていたでしょうか?
“悪魔を退治する”と言う重大責務を、突然託されて慟哭する親心が涙を誘います。

どうして親が子を殺さないといけないのか・・。
実子でないとは言え、5年間愛を注ぎ大切に育ててきた、純真な子供を・・。
そもそも、もしもこれが間違いだったら、取り返しが付かないではないか・・。

“ダミアンは悪魔の子”という事は、観ているコチラには決定事項ですので、「早くやっつけないと、大変なコトになるヨ~」と、比較的呑気に観ていられるのですが、任されたグレゴリー・ペックはたまったものじゃありません。

ローマ→イギリス→ローマ→イギリスと、国をあっちこっち渡り歩き、ハイエナと格闘したり番犬と格闘したり乳母と格闘したりと、キャリアに傷が付かないか心配になるような奮闘ぶりに、名優の底力を感じました。

また、この作品で忘れちゃいけないのが、監督と音楽です。
『スーパーマン』で世界的監督になる前のリチャード・ドナーの演出は、ジワリジワリとした間接的な恐怖と、派手な首チョンパのような直接的な恐怖まで、テンポよくしかも情感たっぷりに魅せてくれます。
そして、巨匠ジェリー・ゴールドスミス。
ホラーのテーマ曲というと、『エクソシスト』の“チューブラーベルズ”が有名ですが、私はこの『オーメン』のテーマの方が断然好きです。
おどろおどろしい合唱と低音楽器の響きに重なって、弔いの鐘の様に鳴り響くチャイムの音色が素晴らしい!
『2006年版・オーメン』の中で、唯一素晴らしかったのは、エンドクレジットでこのオリジナルテーマ曲が流れた事です。
少なくとも私はそう思います。

素晴らしい俳優、監督、スタッフが揃った事で生まれた、奇跡のような一本なのではないでしょうか。
ダミアンも無邪気な邪悪さ(日本語変ですか?)満載で、一家に一人欲しいような可愛さですし。

それにしても、この頃のホラーは品があっていいですね。
最近のえげつないホラーとは、“マックのダブルチーズバーガー”と“モスチーズバーガー”くらいの差があるのではないでしょうか。

・・・大して違わないですか?
じゃあ“モスの匠バーガー”で。

明日は引き続き、『オーメン2』のレビューをお送りしたいと思います。
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