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『SAW5』

2008年11月29日
ソウ5
知らない間に実は戦力外通告されていたアマンダが、不憫で不憫でなりません。


1作目だけ観れば納得。
しかし、2作目以降を観てしまったが最後、前作を観直さないと判らない、続きを観ないともっと判らないアリ地獄に陥ってしまうと評判の、ホラー界のマルチ商法こと 『ソウ』 シリーズ
毎年この時期になると、「つづき」というか「余談」というか「蛇足」というか「裏話」というか「もう言ってみりゃジグソウおじさんの思い出話みたいなもん」が延々作られてきましたが、なんと今年で5周年でそうです。
つもりに積もって放置されっぱなしの謎に、いい加減ストレスを感じ始めた今日この頃、一説によると今回は最終章なんだとの事。
最終章かぁ! じゃ、例のアレもコレもみんなハッキリしちゃうんですね!

ん・・・?
・・そういえばいつだったか、「最終章」ってラテ欄に書いてて、視聴者から「なんだよ最終回だと思ったじゃねえかよ!」と怒られてたドラマがありましたっけねぇ・・・。

・・・・

・・・まさかですよね?

・・まさかなのか!

若干イヤな予感も漂いますが、とにかく本編を観てみない事にはなんとも言えませんので、全ては鑑賞後のお楽しみと言う事で。

と、その前に、前作までの流れを把握していないと何が何だかさっぱりなシリーズですので、ザックリおさらいしてみましょう。

『ソウ1~4』のあらすじ
こんにちは、ジグソウの中の人ことジョンです。
嫁のジルが大好きです。
ある日、無法者に襲われたジルが流産しました。
長年待ち望んでいた子供だったんですよ・・・ギガントショックです。
近くに居ながら守ってやれなかったショックで、僕は荒れました。
荒ぶる50代です。
そんな僕に愛想を尽かしたジルに、三行半を叩きつけられました。
その上、健康診断でガンが見つかりました。
最悪です。
世の中の健康な奴らが憎くてたまりません。
健康な奴らの近所にあるコンビニは、全部潰れてしまえばいいんですよ。
あと、命を大切にしない奴らとか、子供を大切にしない奴らとか、とにかく悪い奴ら全般も許せません。
と言う訳で、余命をフル活用して世直し活動に乗り出す事にしました。
ただし、一応僕病人なんで、何人か弟子をとりました。
アマンダとホフマンです。
2人とも優秀な弟子ですので、安心して暖簾わけ出来そうです。
でも、アマンダはちょっと感情的になり易いキライがあるので、ちょっと心配だったり・・なんちて。
さて、そろそろ死期も近付いてきたので後は若い者に任せようと思いますが、残りの全てはここでは語りきれないので、続きはWEBで!
(←よくあるCMパターン)

いかがでしょうか?
大体の基本設定は掴めて頂けたでしょうか?
まぁ、細かいトコロは省きましたので、気になる方はこの辺の記事を見て頂ければと。
このへん→ 『ソウ』 『ソウ2』 『ソウ3』 『ソウ4』


では、これらを踏まえて今回のあらすじ・・・

※ この際なので、ラストのオチを除いて盛大にネタバレしてみました。 
(鑑賞前の方は、くれぐれもご注意下さい)







ジグソウ、アマンダ、リンの死体が散らばる部屋に乗り込んだストラム捜査官は、訳もわからず立ち尽くしていたジェフとの銃撃戦に勝利し、見事証人を抹殺する事に成功。
やったね僕らのダメ捜査官・ストラム!
と、その瞬間、外に居たホフマン刑事が部屋のドアを施錠。
驚いたストラムの前にはジョンからのメッセージが。
「ここでやめとく方がええと思うんやでぇ。 ここから先は、地獄やでぇ。」
しかし勿論やめないのがストラム流。
さらに先を目指そうとして敵に捕まった!
水攻めに遭った!
気管にペンをぶっさして、なんとか助かった!

九死に一生を得たストラムでしたが、現場での不手際を非難されて捜査から外される事に。
一方ホフマンは、現場を生き延びたただ一人の警官であり、現場から子供(リンとジェフの娘)を助けた英雄でもあった事から出世街道まっしぐら。
当然面白くないストラム。
「ジグソウの弟子って、お前ちゃうんか?」とストラム。
「なぁなぁ、教えてや!」とストラム。
「どんなパンツはいてんのや?」とストラム。(※うそです)

傷を負った体に鞭打って、“ホフマン=3代目ジグソウ”の動かぬ証拠を探ろうとするストラム。
そのホフマンはと言うと、生前のジョンに命ぜられていた新たなゲームに着手していました。
不動産買収の為に結託して悪事を働いていた5人組を、いつものように小汚い部屋に閉じ込め、
助かりたくば協力をしろ!
と命じる、斬新なゲームです。
新機軸です。
テーマは“一致団結”。
小学校の運動会かよ。

で、その頃、ジョンの元愛妻・ジルは、ジョンの担当弁護士から遺品を受け取っていました。
それは、でっかい木箱と意味深なビデオレター。
「キミならこの箱の中身の真の使い方がわかる筈だ」
恐る恐る箱を開けたジルは、驚愕の事実を知る・・・!
んですけど、勿論観客には内緒なんだお!
ジグソウ忍法☆思わせぶりの術。
にんともかんとも困ったでござるなぁ!


ほんでまたその頃、ストラムに変わって捜査を担当していたソニー・・じゃなかったエリクソンは、担当を外した筈のストラムが、再々捜査本部に出入りするのを目撃して困惑していました。
さらに追い討ちを掛けるように、ホフマンから
「ストラムって、今何してますのん? ・・いや、別にストラムが怪しいとかどうとか言うんやないんですけど。 ただちょっと・・ねぇ・・。」
などと耳打ちされ、ストラムに対する不信任決議案を提出しようかと言う勢いで、怪しむ勘ぐるヤキモチを妬く。(※ヤキモチは妄想)

ほんでほんでまたその頃、小汚い部屋で生き残りをかけたゲームに挑戦していた5人は、当然の事ながら疑心暗鬼に陥り、味方(なのに)を欺き、我先にと策を凝らし、順当に頭数を減らしていました。
「性根の悪い奴らが協力なんて出来る筈ないじゃん」という、ジョンのドス黒い期待が見事に実を結んだ瞬間です。
ていうかお前ら、もうちょっと頭使え。


さてその頃、ストラムはというと、捜査室にあったジグソウ関連資料をごっそり持ち出し、今までのジグソウ事件の現場をいちいち巡っていました。
そうそう、あの頃はダニー・グローバーなんかも出てたんだよねぇ・・懐かしいなぁ・・・。  アマンダもまだピチピチしててって失敬な!!(←お前がな)

過去の現場に立ち戻りその資料を見直す事で、ストラムの頭脳はどんどん冴え渡り、今まで見えなかったジョン(初代ジグソウ)の姿やその当時のホフマンの胸板までドバッチリ目に浮かんでくるではありませんか。
いや、違うから。
回想シーンの有効活用とかじゃないから。
3作目で死んでしまったジョンを、違和感なく登場させる為の苦肉の策とかじゃないから。
そんな汚い大人の事情は、この際知らなかった事にしておけばいいじゃない!

今や、ストラムは全ての裏事情を理解していました。
ホフマンが、長年に渡って身内(警察)を欺いていたと言う事を。
ジョンの愛弟子・アマンダすら、ホフマンから見ればだたの小娘程度だったと言う事を。
そして、ホフマンが脅威の工作スキルを習得していたと言う事を・・・。

ええと、その頃。
ホフマンからのさり気ない入れ知恵により、ストラムに対する不信感を募らせていたエリクソンの元に、ジョンの元嫁・ジルが泣きついてきました。
なんと、“誰とは言わないが某Sトラム捜査官”が、しつこく自分をストーキングしているというのです。
どうやらアガサがボヤっとしている間に、ジルもチーム・ジグソウの仲間入りしていたようです。
益々ストラムへの疑惑が濃くなるエリクソン。
そんなエリクソンの揺れる男心を知ってか知らずか、ホフマンがとどめの一発を講じます。
証拠品の中からストラムの携帯を持ち出し、それを使ってエリクソンにワン切り。
後は携帯をジグソウの根城に放り込むだけで、逆探知した国家権力がストラム目掛けてジグソウ屋敷に雪崩れ込む、と。そういう算段です。
なんでもいいですけど、FBIってこんなに使えない団体でいいんですか?
膝が笑うくらい、ホフマンに踊らされっぱなしですが。


かくして、ついに2人まで減ってしまった不動産関係の小悪党と、“ストラム怪しい”説に入れ込むエリクソンと、ひたすらにホフマンを追うストラムと、正式に3代目を襲名する事となったホフマンとが、アッチやコッチで一騎打ちする事に。
果たして生き残るのは誰なのでしょうか?
1作目から4作目までに提示された謎は、全て解明されるのでしょうか?
5年越しの観客を待ち受けていた、驚愕の結末とは・・・!


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みんな聞いて――! 
やっぱり「まさか」だったよ――!!+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚


ジグソウ先生、またですか?
また向こう1年おあずけなんですか?
どんだけ焦らす作戦なんですか?
この胸の高鳴りは恋?
ねぇ、これは恋なの?!
(じゃなかったら“憤慨”だろうな)

最終章だの謎の解明だのとゴチャゴチャ言っていた割には、結局話も大して進まない、謎も大して解かれない、グロもまぁそんなでもない、ないない尽くしの1時間33分。
ええ観ますよ?
勿論次も観ますよ? ここまで来ちゃったしね!!
しかし、3作目で観客の頭を悩ませた
「アマンダ・涙の手紙」
も完全スルー、
「ゴードンの足かせの謎」
もスルーしておきながら、新たに
「ジルが見た箱の中身はなんじゃらほい」
とか
「ホフマンの机の上にあった、何者かからの脅迫文」
などを追加とか、もういい加減にして下さい。
こちとら慈善事業でやってんじゃないんですよ。
生活が懸かってんですよ。(色んな意味でね)

結局、3作目の時点で、“究極の逆恨み師”ことジグソウ(ジョン)は死んでしまっていますので、それ以降に作る作品と言うのは全て、3作目までに起こった事件の裏事情説明会に成らざるを得ないのですよね。
ジョンを出す方法は、回想シーン以外無い訳ですし。
一応新たな“ゲーム”も披露されますが、
「実はジョンの生前にやってたゲームでした~!」
とか
「実はジョンの遺言に従ってやってたんでした~!」
と、要するにジョンが一枚噛んでいるモノばかり。

今回(というか前回から)正式に3代目を襲名したホフマンですが、未だに「ホフ版☆オリジナルゲーム」は実行出来ていない。
いや、厳格に言うと、ジョンに正式にスカウトされる前に、勝手に模倣した「振り子式胴体カッター」はあるのですが、それは所詮非公認バージョンであって、公式認定されていないのです。
むしろ、
「雑な仕事してんじゃねぇよ!」 「ただ殺せばいいってんじゃねぇんだよ!」 等々こってり叱られ、危うくホフマン処刑されるトコでした。
テヘ!(^∀・)=☆

今回の仕掛け(ゲーム)を以って、「ジョン版☆オリジナルゲーム」はネタ切れしてしまいましたので、いよいよ次回からはホフマンの真の実力が試される事になるでしょうね。
果たしてホフマンは、師匠の大雑把な様で計算し尽くされた工作を継承し、見事免許皆伝となるのか?
これもしも、「うわぁもうなんか考えるのめんどくせえよ」とばかりに、“手斧を一振り”方式とかになったらビックリですね。
というか、それもう別モノですけどね。

それにしても、工作大好き・黒のっぽさんことジグソウ無しで、本シリーズを続けて行く事の無意味さはスタッフもイヤと言うほど判っているでしょうが、これ以上回想シーンで繋ぐのは不自然極まりない。
だからと言って、トビン・ベル(ジグソウの中の人の中の人)を出さずに、ホフマン主体で話を展開させるのも無理がある。
なぜなら彼は、正直パっとしない。
迫力(存在感)もない。
スタローンに似ているくらいしか特徴が無い。(ただし今回は照英にも似ていた)
時々、捨てられた子犬のような目つきをしている。


課題は山積みです。


ホントに、スタッフは何処に行こうとしているのでしょうね。
もしかしたら、本作くらいで終わらせるべきだったのかもしれません。(いや、それを言うなら1作目だけでも充分だったかも)
しかし、走り出したジグソウは止められない。
ホフマンの中の人も、これをアテにしてマイホームとか新車とか購入しちゃってるかもしれませんしね。
と言う訳で、 『ソウ』 シリーズはまだまだ続くのでしょう。
出来る事ならば、そろそろゴードン先生を再登板させて貰いたいものですね。
それだけでも劇場に行く気力が湧いてきそうですし。

そんなこんなで、まだまだ言い足りない感はあるのですが(どんだけあるんだよ)、今回はこの辺りでお開きにしたいと思います。
出来る事なら是非、劇場でご覧になった皆さんと、ああだこうだと語り合いたいものですね。


では最後に、どうしてもツッこんでおかないといけない点を2点ほどご紹介。

・ 2~3作であれだけ頑張っていたアマンダが、実は野郎(ジョン&ホフ)の間で完全に戦力外扱いされていた。
まぁね・・ 確かにアレだけの大仕事(特に3作目)、女手一つで出来る訳はなかったんですけどね・・・。
でもなんでだろ・・ 目から水が・・。+゚(´Д`)゚+。


・ ジグソウの名を騙って、勝手に私怨を晴らしていたホフマンに憤慨したジョンが一言。 
「殺人という行為は、非常に不快だ!」

お 前 が 言 う な 。


今回も長文になってしまった事を、本当に申し訳ないと思っている。


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『ハウス・オブ・ブラッド』

2008年11月11日
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インチキ邦題臭いけど、実は原題通り。  ま、だからどうだと言われてもアレなんですけどね!

あらすじ・・・
とにかくさぁ、オレは「呪われた一族と神の摂理」について描きたい訳よ。

いや、違うな・・。
「呪われた一族の娘と不幸な少年の悲恋」を描きたい訳よ。

・・・うーん・・、  ・・じゃなくって、「極悪非道な脱獄囚たちの暴挙とそれが招く血の惨劇」を描きた・・

・・・「呪われた一族と血飛沫」・・・?

・・

・・・「ミンチ」?


ま、要するにだ! みんなグチャグチャにミンチになっちゃえばいいんだと思うよ!!


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先日とある方から 
「最近愉快な食人一家のレビューがご無沙汰なんじゃないの? ちんたらやってんじゃないわよ!」 
との叱咤激励を頂きました(そこまでは言ってないか)ので、ちょっと気になっていた 『ハウス・オブ・ブラッド』 を鑑賞してみました。
確かに人は喰っていましたが、見事なまでに訳の判らない内容でした。
でもオレ、こういうのキライじゃないよ!( ゚∀゚)b

神の悪戯か、はたまた悪魔の仕掛けた罠か・・。
囚人を移送中の車と民間人の車がクラッシュして、森に迷い込んだ挙句不審なかっぺどもが住むボロ家に辿り着き、
「おらおら! 言う事きかねぇと全員ミンチにすっぞ!」
と一家を脅してたら逆にミンチにされました。
と言う、一見簡潔な展開が無情にも延々繰り返される物語。
しかしそこに、「これだけじゃあ芸がないなぁ」と思ったイッテンバッハたん(※監督)が、
意味ありげな回想シーンを入れたり、
意味ありげに時間軸をズラしたり、
人喰い一家の娘に意味ありげなエルフの姫っぽいコスプレ着させてみたり、
意味ありげにカラスを殺したりしてくれたお陰で、随分意味ありげな物語になりました。

で、冷静になって考えてみると、やっぱり意味が無さげだった事に気付きました。

イッテンバッハ・・・ このヤンチャ野郎め!!

本作の主人公であるおじいちゃんは、幼い頃に交通事故で両親を亡くし、その際にどうやら問題の人喰い一家との間に交流があったらしいのですね。(※正確に言うと一家の娘と)
で、まだ少年(推定10歳)だったその当時、彼女(推定23歳)とはいい線まで行っていて、あわよくば結ばれたかったのだけれど、年齢差種族の違いから泣く泣く別れを選んだ。
その時に彼女は、「私が一生あなたを守るわ」と十字架をプレゼントし、少年は彼女になんか“サルがシンバルをジャンジャン鳴らす的な”アホっぽいおもちゃをプレゼント。
tk003800_d21.jpg (←推定2980円)

う、うん・・まぁね・・ たしかに子供の頃は、こういうの好きだったりするけどね・・・

成長しておじいちゃん(推定68歳)になった少年は、期せずして脱獄囚の騒動に巻き込まれ、数十年ぶりに彼女(推定23歳・だって魔族なんだもん)と再会。
彼女の方は、おじいちゃんが胸に十字架を架けていたお陰で、彼=あの時の少年だと直ぐに気付くのですが、おじいちゃんは彼女が誰なのかさっぱり判っていません。

そりゃそうだよ! だってあんなシンバルジャンジャン人形、身につけて歩けないもんね!

てな訳で、物語がクライマックスに差し掛かった頃、やっとタンスの上に置いてあった人形を見てハッΣ(・ω・ノ)ノとなるのですが、正直モノがモノなだけに感慨が湧きにくいったらありません。
いや、シンバルがどうとか言うつもりはないのですが・・・ほら・・もっとなんか・・ ミニ四駆とかビックリマンシールとかハイパーヨーヨーとかさぁ・・・ あるじゃないですか?少年たちが好きそうなシロモノが! (どっちみちミニ四駆は身につけにくそうだ)

そもそも彼女とおじいちゃんの関係がどの程度重要なのかもよく判らない。
多分、恋や愛に似た感情があった(だから記念品を交換した)のでしょうが、2人のその感情と、延々続く「交通事故→囚人脱走→一日中山道→かっぺ記念館到着→ミンチ」という無限のリピート☆の間に、何らかの因果関係はあるのか?
そこに何らかの関係性があるのなら、2人の悲恋にも意味はある!と思うのですが、どうやら無いっぽいんですよねぇ。
何故なら、物語の始まりは、必ず山の斜面でカラスが急死し、落っこちてきたカラスが石にぶつかり、ぶつかった石が転がり、その石が原因で交通事故が起こりますから。
悲恋とかシンバルジャンジャン人形とか、全く関係ありませんよね・・・ 恐らくね。

まぁ、アレですね・・・。
きっとイッテンバッハたんは
愛や信仰心などと言うものの、かくも儚く脆い存在である事か
みたいな事が伝えたかったのでしょうね。
もしくは
悪魔TUEEEEE!
とかね。
もしかしたら
今夜のご飯はハンバーグで決まり☆
とかも思ってたかもしれませんけどね。
ていうか、もうなんだっていいや。(←投げた)

とにかく、よく言えば作り手のやる気が感じられるスーパー破壊タイム、悪く言えば汚そう、臭そう、切株である事には間違いないけどな!、の3K描写がてんこ盛りですので、受け入れられない方も多いかもしれません。
中でもイッテンハッバたんは顔面破壊が大好きらしく、眼球がポロリとなるまでとことん破壊します。
たとえそのシーンでは眼球が必要なくでも、です。
そういう姿勢って、一般的にはどうか知らないけれど、こういう世界では結構大事なのではないかしらってアガサ思うの。(←キャラ変わってきた)
ですので、もしも
ホラーは好きだけど、汚い系のゴアは好きくない。
という方はやめとけ! いや、やめてあげて今夜だけは!(えー)

・・・でも、人間って、苦手な事や避けていた事でもとりあえず挑戦しよう!っていう姿勢が大切なんじゃないかってアガサ思うの。(←だからどんなキャラなんだよ)


余談ですが、本作で使われている血糊はかなりドス黒く粘度も高そうなのですが、最近多く見かける真っ赤でサラサラとした血糊よりも、アガサは好きですねぇ・・こういう方が。
なんというか、ヘモグロビンが多そうと言うか・・・ま、これも好き嫌いが分かれるトコロでしょうね。
と言う訳で、ホントに冗談抜きで小汚いホラーですので、もしご覧になる際はそれなりの覚悟の上でお願いします。

ちなみにアガサは、イッテンバッハたんのさらなるイミフワールドが堪能出来ると評判の 『新・ゾンビ』 の発掘に、全精力を傾けたいと思います!(←はまってしまったらしい)

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『殺人遊園地』

2008年11月10日
殺人
“遊園地”っつったって、出てくるのはビックリハウスだけなのよ。

好きな映画雑誌は“映画秘宝”のアガサです。
取り上げるネタといい、突っ込むポイントといい、爽快な切り口といい、特種映画ファンのツボを押しまくりの素晴らしい雑誌だと思います。
本当はね、年間購読したいくらいの気持ちなんですよ。
気持ちなんですけどね、一冊が1000円もするんですよ。
1000円って、結構いい数字なんですよ。
ぶっちゃけ、アガサの月のお手当て(おこずかい)から捻出しようと思ったら、レビューの本数を増やせな(映画が借りれない)くなるくらいの、いい数字なんですよ。

ていうか、貧乏なんて大嫌いだ!・゚・(ノД`;)・゚・

ああ・・  焼肉食べたいなあ・・・!

で、そんなアガサ憧れの雑誌“映画秘宝”を、書店員さんにハタキをパタパタされながら眺めていた時、なんとホラー専門のレーベル“ホラー秘宝”というモノが立ち上げられているとの広告を発見。

秘宝が太鼓判を押したホラーやて・・・?!

・・・それは借りなあかん!!  一食抜いてでも借りてこなあかんやないの!


と言う訳で、ジェイソン、レザーフェイス、 マイケル・マイヤーズを超える殺人鬼”ダークライドマン”が大暴れすると評判の 『殺人遊園地』 を、準新作扱いにも関わらず颯爽と借りて参りました。
だって超えてるんですもんね!
わー楽しみだなー。(←棒)

あらすじ・・・
1989年、アメリカの某田舎。
移動遊園地の中にあったビックリお化けハウスに入場した双子の姉妹が、見るも無残な姿で発見された。
犯人は精神障害を持つ大男。
彼はなんと姉妹以外にも、10数人もの命を奪っていた猟奇殺人鬼だった。
裁判で言い渡されたのはもちろん終身刑。
しかし、時は流れて14年後。
精神病院に収監されていたハズの犯人は看守を殺し、再び街に舞い戻るのであった。

ま た か 。 (精神病院から脱走ネタ)

一方その頃、問題の移動遊園地にあったビックリハウスが、シラっとした顔で営業を再開しようとしていた。
で、そのまた一方、たまたま夏休みに突入し帰省しようとしていた大学生5人組は、移動途中でテンションが若干おかしいチャンネーをピックアップ。
露骨に嫌そうなリアクションをする女性陣(2名)。
露骨に嬉しそうなリアクションをする男性陣(3名)。
空気の読めない感じのチェンネー(推定23歳)。
しかし、チェンネーが今巷で大人気の大麻を所持していたお陰で、車内に団欒の輪が広がった。
ありがとう、大麻!
ドラッグ最高!! 
(※アガサの個人的感想ではありません。あくまで映画内での設定です。「すきなものだけでいいです」は若者のドラッグ汚染と環境破壊には断固反対です。ここまで書くなんて逆に怪しい、とか考えすぎです。だから有害サイトに指定しないで下さい。ビバ国家権力!!)

魅惑の大麻吸引で一同がリラックスしているその時、仲間の一人が意外な提案をした。
「最近、あのビックリハウスが営業再開するらしい」

うん。 ・・で?

「俺たちの世代って、何でも中途半端で情けないって言われてる」

うんうん。 ・・・だから?

「だから一度くらい、何かをやり遂げようじゃないか! このビックリハウスに一泊するみたいな事をさ!」

キ チ ガ イ か よ 。

冴えない容姿をしたその彼は、普通の思考状態だったら上記のような反応しか得られそうに無い提案をぶち上げたのだが、何と一同はハッパでいい感じなテンションになっていたので、「じゃあ行ってみっか!」みたいなノリになった。

しかし彼らはまだ知らなかったのだ・・・。
その遊園地ビックリハウスで、とんでもない怪物が待ち受けている事を・・・。

ま、コッチは知りすぎててシャックリだって出やしないんですけどね!


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うんうん、ジェイソンも超え、レザーちんも超え、MMも超える殺人鬼なんだってね。
”ダークライドマン”ってね。
責任者ちょっと表出ろ。

確かにそのスタイルは80年代スラッシャーの定石通り。
殺人鬼が出没するポイントにナウでヤングなアホどもがやってきて、ヤクでいい塩梅になったり色気づいたりしているうちに、あれよあれよと切株三昧。
という、すっかりお馴染みのパターンがそこにあります。
登場人物はと言うと、身勝手な下半身(に決定権を持たしている)男や、可愛くないサセ子、映画オタクの中デブなどなど、共感も同情も湧いてこないメンバーが大集結。
お陰でビックリハウスに不法侵入するのが待ち遠しいのなんのってね。
いやぁ愉快愉快。

しかし、いざビックラハウスに入ってみても、その後の展開が全く以ってパっとしない。
精神病院を抜け出して、既にハウスに潜伏済みだった“ダークライドマン”が、暗がりをワーキャー言いながら歩くアホどもを血祭りにあげて行くのですが、肝心の襲撃シーンを省いたり、前後の繋がりがおかしかったり、ヘンなトコでグダグダになったりするので、ちっとも緊迫感が感じられません。

で、この“ダークライドマン”そのものにも問題がある。
精神病院で拘束服を着せられたまま閉じ込められていたのですが、看守に虐められて一念発起。
ちょっと力を入れただけで、バリバリと千切れる拘束服。
もっと早よやっとけよ。 (14年も我慢せずに)
精神薄弱なトコロがあるらしい“ダークライドマン”は歩き方も独特で、ヒョコタンヒョコタンとゆっくり噛み締めるようにしか移動出来ない。
・・と思ったら、中盤からは猛ダッシュ。
なんや、気分次第か。
偉大な先輩方との違いを出そうとしたのか、仕留めた獲物をビッツラハウス(巨泉)のマネキンと同じポーズに仕立ててリアルお化け屋敷みたいにしようとするのだけど、じゃあってんで全部のご遺体を飾り付けする訳でもない。
なんやねん。
まだキャラが手探り状態か。
見切り発車なんか。
ほんで、到着しないうちに終わってもうたか。

ていうか、“ダークライドマン”って読みにくいんじゃ――!アホ――!!  (何度見ても「ダー・クライドマン」に見える)

あまりに磐石過ぎる展開に、途中から「これはよっぽどのオチを持って来ないと、並みのスラッシャーにすら追いつけないぞ」と心配していたのですが、これまた手垢のついた感じのオチがドバーンと登場。
追いつく気すらなかったのか、それとも追いついた気でいるのか・・・。
一つだけ確かなのは、華麗な足跡を残した先達たちには、肩を並べるどころかつま先を舐める光栄すら許されないであろうと言う事。

あやまれ! ホッケーマスクの人とかにあやまれ!ヾ(*`Д´*)ノ

余計な事を言わなければ、もうちょっと素直に観れてたモノを・・・。
折角、縦割り・横割り・ブッ刺しなどなど、バラエティに富んだ光景が出てくるのになぁ!
惜しいですホントに。
ま、惜しいからって点は甘くなりませんけどね。
そんな甘ちゃんじゃねえんだよ!
こちとらなけなしのおこづかい突っ込んでんだからよ!(←なんか言ってて切なくなってきた)

てな訳で、“ホラー秘宝・レーベル”には落とし穴も潜んでいるようなので、以後過信はしないよう気をつけないといけませんね。
アガサの心をくすぐっていた同レーベル作 『ネズミゾンビ』 は、当面見送りたいと思います。
で、でも、旧作料金になったら、借りてあげてもいいんだからね!o(`ω´*)o


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『Storm Warning』 (日本未公開)

2008年10月27日
stormwarning.jpg
押し入るわ殺生するわのやりたい放題。 (被害者の方が)

最近ちょっとホラー離れが進んでいたアガサですが(そうでもないか?)、別にこのまま真っ当な映画路線に進もうと思っていた訳ではなく、なんとなく人肌恋しい季節だったんですね。
愛だの恋だの・・・  そんなのもステキじゃない?
やっぱアガサも、花咲くあっち側の人間だったのかも知れないなぁ。

で、そんな乙女心満開なトコロに、いつもお世話になっている紫の腹の人から秘蔵DVDが届いたので早速鑑賞。

・・うん、やっぱオレ、こっち側だったよ。ヽ( ゚∀゚)ノイヤッホウ!

あらすじ・・・
貧乏一家に捕まったセレブ夫婦が、必要に駆られて大殺戮絵巻。

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最近始まったドラマで 『セレブと貧乏太郎』 という抜群の破壊力を持ったタイトルを見かけたのですが、アレを思いついた人って本当に素面の状態だったのでしょうかねぇ。
「お前、正気か?」 と、新聞のテレビ欄を見て思ったのは、アガサだけではないと信じたい今日この頃。

ま、そんな事はどうでもいいのですが。

ステキ! やっぱ切株はステキ!!

無法者の一家にロックオンされた夫婦が、隙をついて延々仕返しする本作。
隙をついて、と書きましたが、むしろ隙だらけと言うか“隙”がダダ漏れ状態です。
で、ロックオンと書きましたが、むしろ夫婦側が勝手に上がりこんで来たと言うかこっちが無法者状態。

どっちもどっちな男と女が入り乱れて、釣り針責めに遭うわ、最凶貞操帯がお目見えするわ、プロペラでミンチにされるわのどんちゃん騒ぎですから。
これが面白くない訳が無いじゃないですか!

慣れない海で知ったかぶりを全開にした夫のせいで、まんまと迷子になる金持ち夫婦。
マングローブの入り江にガッツリ迷い込んで身動きが取れなくなった上に、ひどい嵐までやってきて途方に暮れた時、たまたまボロ家を見つけたもんでこれ幸いと不法侵入します。
だって鍵掛かってなかったんだもん。
お前、弁護士のクセに生意気だぞ!(夫は弁護士)
で、家が思う存分汚かったので、人なんか住んでないと勝手に判断。
謝れ! 全国の男やもめの皆さんに謝れ!
そんなこんなでモタモタしているうちに一家の皆さんがご帰宅されるのですが、そりゃあ家に帰って何者かが侵入していたら、誰だって怒りますわな。
当然怒り心頭の長男。
ちなみにこの一家は、人里離れているのをいい事に麻薬を盛大に栽培していたので、殊更余所者の侵入に敏感だったのです。 
なるほど! そりゃ納得だ! (←納得していいのか?)

で、家の主を見て慌てて
「いやぁ、いいおうちですよね! なんと言うか、風情?みたいなモノもあるし!」
などと渡辺篤史的なフォローを入れる夫婦でしたが、長男と次男は夫婦の目に浮かんだ
「なんだよこの家ww 犬小屋かよ?www」
という侮蔑の眼差しを見逃しはしませんでした。
かなりの怒りゲージが溜まっていた兄弟ですが、雨も酷いし夜も更けていたので、とりあえず夫婦に一夜の寝床を提供する優しさを披露。
しかし、夫婦がこっそり
「なんか小汚ねぇやつらだなぁ。 家も臭いし。 麻薬の件もあるから、早いトコ通報してやろうぜ!」
と密談しているのを聞いてしまった上、料理を頼んだ妻がとっておきの卵を黒コゲにしてしまった事でついに堪忍袋の緒がブッツリ切れてしまいます。

卵をダメにしたんだから、代わりのディナーが必要だよなあ!なあ、おばちゃん
じゃ、このカンガルーの赤ちゃん捌いて貰おうか!
なんだったら、おばちゃんの旦那のタマ切り取って食卓に並べてもいいんだぞ?
いや、もうついでだからおばちゃんに夜のお供もお願いしようかな!
おばちゃん、歳行ってそうだけど結構綺麗だしな!


度重なる「おばちゃん」発言に、セレブな妻がキレた!

エスカレートし過ぎ(と言うか本性表し過ぎ)の兄弟もどうかと思いますが、「おばちゃん」の連呼にキレる妻もどうかと思いますね。
いや、確かに「おばちゃん」と言うよりは「女に磨きが掛かったアラフォー世代」と言われる方が、気分はいいでしょうが。 (←そういう問題じゃないのか)

と言う訳で、若干アガサの勝手な解釈実際はもっと夫婦が不憫な感じです)は混じっていますが、大方こんな感じのやり取りがなされ、ついに夫婦は鬼畜兄弟の手によって納屋に連行されてしまいます。
頼みの夫は早々にボコられて失神してしまい、美人妻もあわや貞操の危機! という時に、兄弟の怖~いパパンが乱入。
ところがこのパパンが、先走りすぎた兄弟を引き連れ一旦家に撤収したのが彼らの運の尽き。
一家が居間でロハスなスローフードを楽しんでいる間に、妻はせっせと納屋の小道具をフル活用して、殺人ブービートラップ作りに励むのでした。
めでたしめでたし。(v´∀`)

本当におめでたい事に、ここからの反撃はもはや“被害者”のレベルを超えて、むしろ“加害者”並の非道さなんですよね。
先程も書きましたが、納屋にあった釣り道具をこねくり回して即席の拷問装置を作ったり、
空き瓶の蓋をペンチで加工して貞操帯を作ったり(※ちなみに記事のトップに貼り付けているポスター絵がそれ。使用法は推して知るべし。)、
フック責めで瀕死の次男をトンカチで滅多打ちにしてミンチにしたり、
追って来た長男もホバークラフトのプロペラに押し付けてミンチにしたりと、どう考えても“自衛”と言う名の“攻撃”です。どうもありがとうございます。

で、これ等をまた、次男に足の骨を折られて泣きべそかいてる旦那をほっぽって、妻一人で成し遂げるトコロが素晴らしい。
さすがはアーティスト。(という設定)
やはり女は、家事だけではなく図画工作にも長けていないといけないのですね。
もしもの時の為に、殺人トラップの作り方の一つや二つ、心得てなくてどうすんだよ?って話ですよまったく!

自作の貞操帯が、野郎どもの「ピー」に喰らい込むのを想像してほくそ笑む妻。
そんな姿を見て 「ジーザス・・」 と呟く、使えない事この上ない夫に対し、「ヘタレの分際でウダウダ言ってんじゃねぇぞゴルア!」 と凄む妻の鬼の形相は、今となってはいい思い出です.:*゜.:。:.(´∀`).:*゜:。:.


アガサが思うに(いや、きっと皆さんもそうだと思いますが)、ホラーの醍醐味とは胸のすくような“報復攻撃”ではないでしょうか。
反吐が出そうな鬼畜野郎に虐げられ、辱めを受け、時には仲間を殺され、どん底まで追い込まれたヒロイン(ええ、もちろんヒロインですとも!)が、知恵と勇気を奮って大反撃に至る。
そのカタルシスがホラーの愉しみでもあり、それがなければただの悪趣味な残酷映像集でしかない、と思うのですね。

いや・・まぁ、たまにはそんな映像集も観てみたく無いではない・・・ いや・・観てもいい・・ ・・・ええと、むしろ観せて下さ(モゴモゴ)

で、それに照らし合わせると、本作はホラーとしてとても優秀な出来映えですし、容赦ないゴア描写のトータルバランスも、実にいい塩梅なのではないかと思います。
若干、妻の方のバイオレンス値が、悪党どものそれを上回る嫌いはありますが、きっと作り手の皆さんが生粋のM体質だったと言う事なのでしょうね。
製作者の嗜好が作品にガッツリ反映されるのは、タランティーノ作品で立証済みですので。
だからこれからも、思う存分Mっ気たっぷりな切株を作って行けばいいと思うよ!(←何故か上から目線)

残念な事に、現時点で本作の国内版発売は全く聞こえて来ていません。
『ウルフ・クリーク』 といい 『ブラック・シープ』 といい、この 『storrm warning』 といい、オセアニア産のホラーはどれも大当たりなので嬉しいのですが、知名度の低さが禍して日本で公開されにくい所が悲しい限りですね。
アートポートさんとかトルネードさんとかプレシディオさんとかは、低レベルなアメリカ産ホラーなんか配給しなくていいから、こういう勢いのある良作を買い付けて頂きたいものです。

某店長、 ステキなDVDを貸してくださってどうもありがとうございました!

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『片腕マシンガール』

2008年08月29日
片腕
本編に負けないくらい抱腹絶倒(色んな意味で)の前説は必見ですよ!(つまりトイレはお早めにネ☆)

緊急連絡。
岡山在住の切株ファンは今すぐ
娯楽の殿堂☆シネマ・クレール
に行かないと一生後悔する事になりますので、残業要請に「NO!」を叩きつけてでも行って下さい。
(ただし、その後に起こりうる最悪の事態には、アガサは一切責任を持てませんのであしからず)

では早速本題に。

あらすじ・・・
冤罪を苦にし自ら命を絶った両親を、今でも深く尊敬し愛するアミ。
しかし、ささやかで慎ましい生活を送る彼女を、一転地獄の底に突き落とす様な事件が襲う。
たった一人の家族であり、何よりも大切な存在である弟・ユウが、ヤクザ兼ニンジャの息子にイジメられて死んでしまったのだ。

一度は何とか滾る血を抑え、話し合いでイジメの真相を究明しようとしたアミ。
しかし、ユウの遺影を胸に聞き込みに行ったクラスメイトの家で、その両親からの理不尽な返り討ちに遭ったアミは、早々に悟ったのである。
流された血は、新たな血で洗い流すしかないのだ、と。

セーラー服を血に染めて、アミは立ち上がる。
一人の平凡な女子高生は今、復讐の鬼神と化したのである・・・。


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こ れ は ヒ ド イ !ヾ(゚∀゚)ノ(←アガサ最大級の褒め言葉)

魂のこもった台詞まわし。
出演者の情念溢れる表情。
キッチリ纏められた脚本。
不謹慎極まりないギャグ。
大人から子供まで、平等にミンチにされてゆく!
そして、それらがノンストップで続くのだ!!

・・・アレ? なんか最近似たような文章を書いた様な気が・・
うん・・ 気のせいか・・ 気のせいだよね! 

忘ちゃお!忘れちゃお! 『The 遺失物』の事なんてキレイさっぱりネ!

と・に・か・く、 『片腕マシンガール』 こそは日本映画の希望の光であり、本物の娯楽作である。
映像の粒子の粗さだとか、役者の無名さ加減や、画面のここそこから漂ってくる低予算臭から、
えー、所詮B級スプラッターなんでしょ?
だなんて高を括ってはいけない!
荒唐無稽な血みどろアクションの形こそ採ってはいるものの、本作は暴力の虚しさ、復讐の無意味さ、人間が持つ良心の儚さを滔々と説いた、社会派ドラマと言えなくもないコトも無いかもしれないのだ、違う可能性も捨てがたいけど。

ごめん、全部適当。

いや、適当じゃないんですけど。(どっちだよ)

結局、暴力と言うのは、何も解決してくれないんですよね。
復讐もまた然り。
身内を喪った哀しみや怒りは、大いなる負の力を生み出します。
その力に飲まれて、たとえ相手を討ったとしても、その相手にも親(身内)というものがあります。
ありきたりな言葉ですが、憎しみは憎しみしか生まないし、暴力の連鎖はよっぽどの強固な意志の元でないと断ち切れません。
何がしかの理不尽な暴力に遭った人は、延々と仕返し合戦を続けるか、我慢するしかない。
残念ながら、それが人間という生き物なのだと思います。

本作の主人公・アミは、最初こそ冷静に痛みと向き合おうとしますが、イジメっ子の両親が完全体のキチガイだった為に、不毛な方の対処法を選んでしまう。
つまり、血で血を洗う方ですね。
で、そんなアミの復讐相手となるキチガイ中学生の親も、キチガイなれど親は親。
我が子を愛する気持ちは(多少の歪みは否めませんが)アミの弟に対するそれと、なんら変わりないのです。
て事で、目には目を!切株には切株を!の弔い合戦がスタート。
・・・楽しい虚しいなぁ・・(´・ω・`)ムウ

しかしやっぱり、もしも自分の大切な人に何か起きたら、じっと我慢なんてしていられないでしょうし、たとえその先にあるのが地獄だと判っていても、きっとアミの様に鎌を持って討ち入りしたくなるのでしょうね。
人は、自分の中の痛みを昇華するだけの強さを持っていないからこそ、他の形での強さを求めてしまうのかもしれません。・・直接的な強さを。

うあなんだコレ (;´・ω・)
やぁですねぇ>< オヤジの説教みたいで!

まぁ、この作品はそんな陰気臭い事は考えずに頭を空っぽにして、ただただ感じればいいのかもしれませんね。
画面から溢れかえらんばかりの“情熱”・・・。
・・すなわちパッションを! (←何故か英訳)
ほらほら、心を研ぎ澄ましてご覧なさいな。
野に放たれた獣のように、熱い想いを撒き散らしながら縦横無尽に駆け回るスタッフの姿が目に浮かぶ様ではないですか。
俺たち、こういうのがやりたかったんだピョン!
ってな。

・・・ウサギなのかよ!!(かわええ獣じゃねぇか)

今まで多くのメジャー系映画で目にしては、大いなる失望でもって迎えられてきた“ヘンなニッポン描写”の数々。
本作でもバッチリ(と言うか全編に渡って)登場するそれらの描写が、こんなに好印象を与えてくれるなんて、おら、なんだかワクワクしてきちゃったぞ!
残酷描写も、時代(国籍?)考証も、何事も思い切ってやり尽くす事が肝要なのだという事を、改めて思い知らされました。
日本の食文化を代表するトップ3、「寿司」「天ぷら」「豆乳鍋」をテーマにしたお下劣料理は、あなたを最高にゲンナリさせてくれる事でしょう☆

変態とキチガイがわんさか出てきて、終盤までに8割方がミンチになる
というとっても爽快な本格切株劇だった本作。
そしてそこに、きゃわいい女子高生と、勝気なタンクトップ姉ちゃんが加わり、「肉片ときどきキャットファイト」状態と言う酒池肉林状態。
一体これ以上、何が必要だと言うのか? いや、何もあるものか!

あとはもうひたすら、
『キルビル』 だあ? あんなもん手ヌルいわ!
復讐ってもんはよう、
復讐てのはこうやるもんなんじゃい!!゜*。・*゜ ヽ(*゚∀゚)ノ.・。*゜。ドリャアアアア

と言う、監督以下スタッフの皆さんの気骨溢れるメッセージをしかと受け取り、心のワイパーで画面に浴びせられた血飛沫を拭いながら、思う存分切株プレイを堪能して下さい。
アガサにはただ、それくらいの事しか言えません・・・。 (充分過ぎるか)

あと、はっきり申し上げておきますが、コレは堂々たるB級映画です。
バカな大人たちが大はしゃぎしながら作ったであろう、趣味と実益を兼ね備えた低予算映画です。
そして近年稀に見る程の、ガイガーカウンターぶっちぎり☆大ゴア大会となっております。
まともな神経の持ち主(人が刺されたり轢かれたりしても血の出ない映画に慣れた方々)にとっては、本作の上映時間は苦痛と胸焼け生産マシーン以外の何物でもありませんで、決してご覧になるべきではありません。
ていうか、絶対観んな。(←珍しく強気発言)

他の映画でしたら・・、アガサが好きになった他の映画でしたら、大絶賛の上是が非でもの鑑賞をゴリ押しするトコロなのですが、本作に限ってはノーマルな方にオススメするつもりは毛頭ありません。
それは、もしオススメした所で、B級スプラッターの良さ(味わい方)をそういうのが嫌いな方に納得頂けるとは思えないから。
納豆が嫌いな人に、いくら口角泡を飛ばして“その豊富な栄養分”やら“意外な調理法”を説明した所で
ヤだよ。 だって臭いし腐ってるし。
と門前払いを喰らうのと同じで、心の底からゴアに嫌悪感を抱く人に本作の魅力を説明しても、きっといい結果は見られないから・・・。 うん・・もう判ったんだ・・おれ・・。

た だ し 、切株関係がイケル口の方は話が別ですよ。
「スプラッター? いいねぇ☆」 「スプラッターかぁ・・まぁ、嫌いじゃないけどなぁ」
くらいの方は、絶対観に行って下さい。

で、出来ればカポーで鑑賞されると、鑑賞中や鑑賞後に必要以上に親密度が上がるのではないかと・・・。
もしくは、単独の方は、劇場入り口付近でかわええおにゃのこを物色しておいてですねぇ、席に着いたらすかさずその子の近くの席をゲット!
そうすれば、まず間違いなく鑑賞後には、一体となっていないにも関わらず凄まじい濃度の一体感を味わう事が出来る筈です!(←珍しく下ネタ発言)

そういう威力を持った、素晴らしい変態映画なんですよ!コレは!
(ああもう>< 直にお伝えできないのがもどかしい!)

「主人公×その相棒」、「主人公×親友」が画面に映った時にほのかに香る百合色もイイ。
戦隊モノみたいな「中学生ニンジャ」や「スーパー遺族」の決めポーズは、思わず真似したくなる大人が急増だ。
それに、いかにも悪の組織の親分みたいな戦闘形態をした、フェロモン爆発の極妻はどうだ!
・・・もうアレですね。
いっその事、日曜朝7時半からレギュラー放送でやっちゃえばいいのに。(先程のノーマルうんぬん発言をスゴイ勢いで撤回)

ええと、今回もこんな感じでまとまりの無い内容になってしまいましたが、いかがでしょうか?
とにかくヒドイから観て! という一行だけでもよかったんじゃないかと、今更になって自責の念に駆られています。 (ま、書いちゃったので載せますけどネ☆)

本作が初主演とは思えない、腰の据わった演技が素晴らしかったヒロイン・八代みなせ。
獣のような鋭い眼差しと凛とした美しさは、今後も注目せざるを得ませんね。
マシンガンやチェーンソーを正しく振り回し、血の海で見得を切ってみせる姿は、ホント「これぞ日本の美」と言う感じでした。
ていうか、踏まれてみたいよね。(←珍しく変態発言)(←いつもか)

と言う訳で、お近くに上映館がある方でスプラッターに抵抗がない方は、絶対ぜっっっったいオススメですので、是非大画面でこのパンチの効いた流血沙汰をお楽しみ下さい。
岡山のみんなは、シネマ・クレールに直行だお!

・・・

・・

と思ったら、シネマ・クレールでの上映は今日迄でした・・・。

・・・なんかゴメン・・色々ゴメン・・・゚・(ノД`;)・゚・

ええと、DVDが出たら必見なのら!(←ヒドイ)


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