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『ブラッディ・バレンタイン 3D』 

2009年07月28日
MVB.jpg
★★★
面白い映画作り」に懸ける製作陣の心意気。 その姿勢こそが、ある意味3Dなのではないかと。 ええこと言うた。 うそ。 そうでもない。


完全オチバレのあらすじ・・・
それはとある、こじんまりとした炭鉱町で起こった出来事だった。
なんとなく仕事に身が入っていなかった、社長の息子によるうっかりミスの為に、炭鉱内で数人の鉱員が生き埋めになるという事故が発生。
しかしその後の調査で、予想外の事実が判明する事になる。
なんと、採掘現場で発見された鉱員たちはすべて何者かによって惨殺されており、その犯人こそは、現場から奇跡的に救助されたただ一人の鉱員、ハリー・ウォーデンだったのだ。
昏睡状態で救助されたウォーデンは、1年後に病院で意識を取り戻すと、事故のトラウマからか、金持ちに対する恨みからか、猛烈な凶暴性を発揮。
どこかで見つけてきたツルハシをふるって、院内に死体の山を築きあげると、そのまま姿を消してしまう。

その頃、炭鉱事故に対する自責の念からすっかり陰気になってしまった社長の息子・トムが、高城剛のレイヴパーティ酒飲んでハイになるパーティに恋人と参加していた。
パーティ会場は他ならぬ炭鉱の採掘現場。
若者たちは、リッツに載せられたクリームチーズとスモークサーモンくらいの「ちょっとつまんどくか」感覚で、肝試し大会を行おうとしていたのだ。
超バチ当たりな大会に、恋人にチキンと罵られたくない一心から参加するトム。
しかし宴もたけなわになったその時、病院から抜け出してきたウォーデンが、ツルハシ片手にログイン。
あっという間に血の海になる採掘現場。
恋人と友人に見捨てられ、一人でウォーデンと対峙する事になったトムだったが、危機一髪のトコロで駆けつけた警官によって助けられ、ウォーデンはというと、蜂の巣にされながらも炭鉱の奥深くへと消えていったのであった。

時は流れて10年後。
ウォーデン事件の際のつり橋効果で、友人だった青年と見事カップル成立となったトムの元恋人・サラは、かわいい息子に恵まれ、仕事運も最高潮。
旦那のちょっとした浮気に悩みつつも、何不自由ない生活を満喫していた。
ところがある日、そこに長年消息不明だったトムがもっこりひょっこり帰ってきてしまう。
10年ぶりの再会に、抑えていた恋心が疼き出すサラ。
そんな中、街では新たなツルハシ殺人事件が起こり始め、保安官であるサラの夫が奔走する中、10年前の事件に関わった人たちが次々と変わり果てた姿で発見される。

トムの帰郷と、ツルハシ殺人事件。
この2つの符号の奇妙な合致には、果たしてどのような意味が隠されているというのだろうか。
勿論、まさかトムが犯人だなんていうそんな安易なオチは・・・  

・・おや、誰か来たようだ。


会話の途中で物音がしても にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ  絶対に出ないのがホラーの常識です。ま、出なくても結局殺されるんですけどね。



本作の冒頭に、特典映像として何本かの予告が入っていたのですが、その中になんと 『呪怨~ザ・グラッジ3』 がありました。

姉さん事件です! 
伽椰子たんがいつの間にかDVDスルー扱いになっていました!!


いやぁ、ハリウッド版が評判悪い事は知っていましたが(特に第2弾)、まさか生まれ故郷の日本でも未公開の憂き目に遭おうとは・・。・゚・(ノД`)

そして、そんな大人の事情を知ってか知らずか、相変わらずニャーとなく俊雄。
グンパンの白さが眩しいよ俊雄。
あれ?髪切った?俊雄。(切ってません)

それはさておき、そんな残念な最新作をちょっと調べてみたら、なんと今回のハリウッド版第3弾には、あのアマンダが出ていると言うではありませんか!
ほら、あのジグソウおじさんの愛弟子こと、アマンダの事ですよ!(演じているのはショウニー・スミスさん)

いやぁ、驚きというか切なさというか、とにかくちょっぴり甘酸っぱい気分になりましたねぇ。
ちなみにそんな淡いトキメキの詰まった 『呪怨~ザ・グラッジ3』 は、9月2日にジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメントから絶賛リリース予定。
『SAW』 ファンのあなたも、白塗りカヤたんファンのあなたも、要チェケラ~.。゚+..。゚+.


・ ・ ・

・ ・

何の話でしたっけ。

あぁ、『ブラッディ・バレンタイン』ね。(※むしろそっちが本題)


結論から言うと、面白かったです。

リメイク版『13金』もそうでしたが、本作に於いても観られた、“現代のホラーは息もつかせぬ展開が命!”とばかりの猛烈なスタート・惨殺・ダッシュ。
まだ登場人物の相関図も頭に入らない(というか説明もない)状態で、いきなり繰り出される鶴嘴アタックは、観客の心を鷲掴みにしてくれる事でしょう。

そこは病院なのに。
さっきまで昏睡状態で1年間寝たきりだったのに。
足とか絶対痺れてるハズなのに。
ていうかツルハシはどこから持ってきたんだよ。

そんな野暮な問いかけには、無言で応えるハリー・ウォーデン、推定47歳、独身。
そんな事はいいからとりあえずこの死体の山を見てくれ、とばかりの無言実行タイプ。
キライじゃない。 アガサはキライじゃないですよ、こういうタイプ。( n´∀`)nウフフ

そんな理由なき錯乱殺人鬼・ウォーデンですが、実は開始早々殺りたい放題殺った挙句に警官によって射殺されてしまいます。
関わった警官たちはその事実を伏せ、ウォーデンの死体を秘密裏に埋葬。
だってバレたら懲戒ものだから。 大人って汚いよな!

途中までは伏せられたこの事実ですが、本編の中盤あたりで秘密が発覚してしまいますので、観客の関心は一気に“真犯人探し”へと傾く事になります。
いや、殺人アラカルトも楽しいんですけどね。
如何せんツルハシ一辺倒なものですから・・・ なんつーの・・?ちょっと慣れてくるって言うか・・・まぁほら・・ そういうアレですよ・・。(どういうアレだよ)

いやね、仕方ないんですけどね、意外と3Dなんですよ。
“元・3D”と言った方が正しいでしょうか。
劇場公開時に飛び出す映画として楽しまれた本作は、その表現の随所に
「飛び出してればさぞかし面白かっただろう」
点が見られます。
例えば、やたらと迫り来るツルハシとか、ぴょこんと飛び出す目ん玉とか、異常に枝っぷりのいい老木とか、とりあえず飛びかう小道具とか。
3Dを意識したびっくらかしシーンの数々は、気持ちはわかるけどちょっと引くって言うかぁ~。
うちら今、2Dで観てるんですけどぉ~ みたいなぁ~。

最近3D映画って増えていますけど、DVDでしか観れない人でも違和感なく楽しめる様な画作りになっているのでしょうかねぇ。
まぁ、映画というのはそもそも劇場で観る事を前提として作られていると思うので(そうあるべき、とも)、いちいち「飛び出さないからつまらない!」なんて大人気ない事を言う方がおかしいのかもしれませんが。
ま、オレは、ぶっちゃけ飛び出さないからつまんなかったけどね! (←大人気ない30代)


で、そんな可もなく不可もなくみたいな急襲と同じくらいの比重を割かれているのが、「誰がツルハシを持って暴れているのか」というサスペンス要素。
ウォーデンは間違いなくこの世を去っているので、必然的に真犯人はこの中にいるぅっ!!(どの中だよ)
炭鉱を長年に渡って支え続けてきた老鉱員、申し訳程度に配置された黒人警官、ウォーデンを抹殺した元警官・・・。
ありそうでなさそうな犯人候補が立ち並ぶ中、一番きな臭いのは、10年間行方をくらませていた社長令息と、事件のドタバタで令息の恋人を略奪した保安官なのですが、この2人に関するミスリードの数々(ツルハシ殺人鬼と反転した動きをしたり、懐中電灯を持つ仕草がツルハシのそれと被ったり・・などなど)が、典型的な内容ながら意外とキッチリ挟み込まれていますので、観客は非常に心地いい疑心暗鬼状態に陥る事が出来るのではないでしょうか。
少なくともアガサはワクワクしながら鑑賞出来ました(´ω`)

最近のスラッシャーとしては珍しく、最後の最後まで男子しか活躍しないという、「女が空気」なクライマックスも、男子の活躍に免じて許してあげなくも無い。
いや、ごめん、ちょっとツボだった。
男子同士のまさぐり合いがツボだった。
片方(保安官)のビジュアルもツボだった。
なんかすまん・・・こんな大人ですまん・・・。

と言う訳で、男達(ウォーデンとトム)がツルハシ殺人鬼になった原因が、揃いも揃って説明不足なトコロがなんともユルい本作ではありますが、最近のお気楽ホラーにしては妙に気合の入った死体描写とか、もったいぶらない殺害シーンなど、こっち系好きの心をくすぐる要素も押さえてありますので、意外と楽しめるのではないでしょうか。
とりあえずアガサは、以前某方にお借りしていたままだった 『血のバレンタイン』(※1981年製作のオリジナル版) を鑑賞してみたいと思います!

いやぁ! やっぱり夏のホラー鑑賞はさいこうですね! (夏以外も観てるけどな!)


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『食人族』

2009年05月06日
しょくじんぞく
★★★★
なんだかんだいって名作。


1983年、1月初旬。
冬休み明けの小学校は、ある2本の映画の話題で持ちきりだった。
1本は 『ET』 。 
そして、もう1本は 『食人族』 。

女子は「ファンタジー大作 『ET』 を観に行って感動した」と告白する事で、ピュアで可愛らしい部分をアピールし、
男子は「みんなが興味はあるもののビビって行けない『食人族』を観に行った」と宣言する事で、オレって度胸あるだろ的ないやらしさをアピールしていた。

そんな中アガサは「どっちでもいいから観に行かせてくれ」 と母におねだりしていたものの、「皺くちゃの宇宙人も人間を食う土人も観なくていい」 と敢え無く却下され失意のどん底にいた。

仕方ないので、女子の机に学校前で貰った『食人族』のチラシを入れてキャーキャー言わせたり、男子に「どのシーンが面白かったんだよ? 串刺しってどんな風に刺さってたんだよ? お前ホントに観に行ったのかよ?」としつこく突っ込んで泣かせたりしていた、小学4年生の冬。

現在で言うトコロのツンデレである。(※違うと思う)

まぁ、とにかく、日本中が 『ET』 と 『食人族』 に夢中になっていた時代が、たしかにそこにあったのだ。
小学生だろうと、ワカッテル親さえ居れば劇場で “巨大亀のナマ解剖”とか“土人陵辱プレイ”とか“女体串刺し”とかが観られた時代。

いくらなんでも大らかすぎるだろ・・・。(※だが、それがいい)

と言う訳で、そんな時代に観られなかったアガサがついに禁断の 『食人族』 鑑賞を決行。
さくさくとレビュー。

あらすじ・・・
どうもこんにちは、ブラット・ピットです。
じゃないですね。 はい、ニューヨーク大学の人類学講座で教鞭を執ってます、教授のモンローです。
アレでしょ、肩書きは結構ちゃんとしてるでしょ?

あのねぇ、今回こうしてアマゾン上流のジャングルにやってきたのには訳があってねぇ、あの~・・・、ちょっと前に行方不明になった連中がいるんですよ。それこそ20年くらい前に。うそなんだけど。
え~と、ホントは何ヶ月前でしたっけ・・・ ま、ぶっちゃけ「いつだっていいよ」って感じですよねぇ。
で、モンローちょっと偉いさんに呼ばれちゃって。
あいつら探して来られるのはえのき茸、いや舞茸、いやシャンピニオン、いやお前だけ だなんて言われたんでねぇ。
いやいやいや~、流石にそこは「やなこったパンナコッタ」なんて答えてたんだけど、ま、モンローの大好きなお金をくれるって言うんでここまで来ちゃったって訳。
お金はいいよね~。 魂だって買えちゃうからね。

という事で、こちらがガイド役のホームレス中学生さんです。
じゃないですね。  ・・アレ?君、チャン・ドンゴンに似てるって言われない? 言われないんだ。 モンローもそうだと思ったよ。
で、この松崎しげると一緒に、連中の足取りを探りながら原住民の秘められた習性なんかも解き明かして行こうかなんてね。 ま、ホントのトコは興味ないんだけど。

ええと、なんだっけ、そうそうその原住民ね。
とりあえずいなくなった連中の事を聞いてみないとね。
大丈夫大丈夫、モンローはほら、現地語ペラペラだから。 意味はわからないけど。
なに? 俺たちの村は東京ドーム5個分の面積だ? 
それはすごいよね~! まぁ東京ドーム行った事ないんだけど!

という訳で、そろそろ帰らせてもらっていいかな?
今日の晩にリア・ディゾンのお産を手伝う約束してるんだよね。 
あ、だいぶ前に生まれてたんだっけ? じゃあそろそろ成人式なのかな?
んな訳ないか! じゃ、また来週!


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なんのあらすじにもなっていないあらすじで、どうもすみません。
まぁ、本編もそんな大したあらすじとか、ありませんので。(←暴言)

冒頭でも書きましたが、とにかくアガサが小学生の頃は一大センセーションを巻き起こしていた 『食人族』 。
あまりに「えげつない映画」として老若男女問わない知名度を誇っていた為、これを観る事だけは躊躇われていました。
なんと言っても、身内から総スカンを食いそうでしたし。
しかし、切株好きを公言している身でありながらこれを避けて通るなど、有り得ない話。
むしろ「まだ観た事ないとかマジウザい」と、渋谷のJKから鼻で笑われる事必至。
ゴメンなさい。 今すぐ観るから「マジウザい」は勘弁して下さい。

という訳で満を持して借りてきたのですが、なんだこれ。 全然えげつなくないじゃないですか。((´∀`*))ナアンダ



“フェイクドキュメンタリー” とか “モキュメンタリー” とか呼ばれている、いわゆる“ドキュメンタリー風に作られたオリジナル作品”の先駆けとも言える本作。
公開当時は、 
「アレは本物の食人フィルムなんじゃあるまいか! けしからん!実にけしからん!」 
みたいな、ゆとり丸出しのリアクションで受け止められたようですが、雑な臓物取り出しシーンに代表される実にほのぼのとした特殊効果を見ればその真偽の程は一目瞭然。
ていうか、信じた人はなんで本物だなんて思っちゃったの? バカなの? 死ぬの?

最近の進歩したゴア描写を見慣れた若者から見れば、ちゃんちゃらおかしいレベルの特殊メイクによって繰り広げられる残酷物語。
お腹の上にパテを盛られただけの切創痕。
肝心なトコロが映らない解体ショー。
突如切り離される生首。
ブレるカメラに翻弄される食人晩餐会。

何もかもがお粗末。
でも、何もかもが微笑ましい。
やぶ蚊も居ただろう、ヘンな虫も居ただろう、素人臭い(いや、素人なんでしょうけど)原住民との間でトラブルもあっただろう、あられもない格好をさせられた女優さんはさぞかし機嫌が悪かったろう、そんな中で精一杯頑張ったスタッフを思うと、熱いものがこみ上げてきます。

勿論、そんな熱い想いに冷や水(ガソリンかも)をかけるかの如く、ネタ感に溢れた突っ込みどころも満載。

・ 自称ドキュメンタリーのクセに、誰が撮ってんのか判らないアングル頻出
・ 複数いるらしい土人の種類がさっぱり判別出来ない
・ 土人のリーダーが間寛平
・ 土人の来賓用ご馳走は謎の餅(木工用ボンドっぽい)
・ 部族内の儀式なのに、折檻されているのは明らかに白人女性
・ やたらと裸
・ 白人すらも、やたらと裸
・ その残酷性から他の土人にも恐れられている最凶部族が、超弱い
・ 最凶部族のシャーマンが、ラジカセに夢中になる

などなど盛りだくさん。

まぁね、「誰が撮ってんのアングル」なんかはよくある事ですよね。
都合よく地面に横向けに落っこちるカメラとかね。(※撮影者の最期を映し込む為に)
しかし、行方不明になった先発隊を食った張本人であるアマゾン最凶部族が、モンロー教授含む後発隊にはめっぽう温厚だったりとかは流石に無茶すぎる。
いくら後発隊には優秀なガイドがついていたんだとしても、いくら先発隊は傍若無人な振る舞いをしていたんだとしても、全く別の部族なんだとしか思えないくらいの豹変っぷり。
それともこれは、我々の態度如何ではどんなに残忍な種族とも分かり合える、という、監督のナウシカ的メッセージなのでしょうか?
ほら・・・怖くない・・・ガブ! みたいなアレとか?

ジャングルに住んでいるから野蛮で、文明に囲まれて生きているから理性的で、という通念などは、とっくの昔に壊れ去っているのではないかと思いますが、この時代にこういうチャレンジャーな作品で人間性の脆弱さを描こうとした監督の心意気は、しかと受け取るべきなのではないかと思いました。

もしかすると本作は、内容とか有名すぎるタイトルとかで、損をしているかもしれません。


しかし、この時代だからこその受け入れがたい製作面もありまして、人間に関しては“わくわくさん全開”のハンドメイド特殊効果なのに、動物に関しては一切の妥協を知らないリアリズムを追求してくれちゃっているのですよねぇ。してくれなくていいのに。

結構有名な大亀の活け作りシーンくらいしか知らなかったのですが、実際観てみると、他にも小猿の活け作りや、野豚のガチンコ屠殺シーンなど、ちょいちょい殺されて行く小動物たち・・・。
それはないわ~(´д`;)

今やってたら、そりゃもう動物愛護団体のクレームが半端ないでしょうね。
ていうか、ホント勘弁して欲しいのですよ。
そんなトコに本気を求めてないからさぁ、あたいたち。

あと、リアルと言えば、妙に本物っぽい吐瀉物も謎でした。
出演者が 「おぇぇぇぇぇ」 ってやる度、あまりのリアリティに酸っぱい気持ちになったアガサです。


なんだかんだ言いましたが、未だに観た人の心の中では忘れられない一品でしょうし、新規でご覧になった方にも、古臭い画面から漂ってくるのほほんとした空気やユルい土人パーティが、どこか懐かしい気持ちを呼び起こしてくれる事でしょう。
一度観ておいて損はないのではないかと思います。(勿論グロ耐性のある方のみですよ)
アガサも、もっと早く観ておけばよかったです。
ま、早く観てたからっっつっても、何も変わってなかったと思いますが。
アイムソーリー、母ちゃん。


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『東京残酷警察』

2009年04月23日
東京
★★★


あらすじ・・・
近未来の日本では、民営化された警察が日本刀やらマシンガンやら持って、気に入らない民間人やミュータントを皆殺しにするの巻!

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もうねぇ、あらすじはあって無きが如しなのですよ。
とにかく流血。
合間に人体改造。
ほんでまた流血。
ほうら~! ご覧なさいな~~~的に流れる赤血球。
それ即ちスライディング・ヘモグロビン。

そりゃねぇ、この歳にもなれば、実に多種多様な流血を見てきましたよ。
時に泣き、時に笑い、時に背中を押され、流血とともに歩んだ幾年月ですよ。
でも、まさか流血で宙を舞う日が来ようとは、たとえハーシェル・ゴードン・ルイスであろうとも思うまいて。
いや、願った事はあったかもしれませんけどね。
でも、まさかヘモグロビンが切り口からドジャーってジェット噴射されて、その水圧で宙を舞うだなんて奥さん。
ペットボトルで作るロケットじゃないんだから。(※好きですけどね、そういうの)


世紀の傑作と名高い 『片腕マシンガール』 と同じ組織から送り出された最終兵器 『東京残酷警察』 。(最終じゃないのか)
各方面で大いなる興奮を以って迎えられた本作がめでたくDVD化されたというので、猛烈にウキウキしながら借りてきたのですが、もしかして期待し過ぎちゃっていたのでしょうか。
なんかこう、はしゃぎ切れない自分が居る感じで。

いや、面白かったんですよ?
勿論面白かったんですけどね・・・ もしかして、自分の中の切株ゲージが壊れていたのかなぁ?なんてセンチになってしまったアガサ。

一番感じたのは、その間合いの長さでしょうか。
1シーン1シーンをじっくり魅せる、その丁寧さが裏目に出た様な気がします。(あくまでアガサ主観)

もうねぇ、所詮バカ映画なんですよ!
堅苦しい挨拶は抜きにして、いきなり宴たけなわで西田敏行が裸踊りをしちゃうような映画なんですよ!
よりしいなえいひ(※ヒロイン)をかっこよく魅せ、
より美少女をグロテスクに変形させ、
より血飛沫を大量消費する。
モアー! モアー! な精神で作られたワガママボディ。 それが本作な訳なんです。

ならば一気に突っ走って頂きたかった。
バカなフェイクCMで笑いを誘い、手作り感溢れるボディパーツをばら撒き、目の前で愛する父親を殺された主人公の壮絶な復讐劇で極上のカタルシスを味あわせて欲しかった。
『片腕マシンガール』 は、そういった点で非の打ち所の無い傑作でした。
が、本作は主人公の復讐劇に「真犯人探し」というサスペンス風味を付け足した事で、若干もたついた印象を受けてしまったのです。
なんというか、『片腕~』の持つ疾走感が中学生精神の賜物だとするならば、本作は大学生が凝りに凝って作りあげた一品というか。
もっと単純でいいのではないか、と思ったアガサは、映画の楽しみ方を見失ってしまっているのでしょうかね・・・(´・ω・`)

もう一つ気になったのは、“エンジニア”と呼ばれるミュータントの描き方。

暴力で市民を支配する東京警察。
その前に突如として現れ始めた“エンジニア”。
体の中に埋め込まれた「鍵型のモノ(体組織)」によって、自らの形体を特異な姿に変え、銃で撃たれようが刀で斬られようが、その「モノ」を破壊されない限り不死の状態である“エンジニア”。
一体なぜ、“エンジニア”は存在するのか?
見た目が異様なだけで、本当は人と共存したがっているのではないか?
彼らに対し、その存在理由も探ろうとせず問答無用で屠りまくる東京警察は横暴そのものなのですが、肝心の“エンジニア”自体も裏事情がよくわからないままなので、あまり感情移入出来ないのです。

いや、説明はされるのですよ。
東京警察の陰謀に嵌められた挙句、無残に殺された父親の仇を討つべく、歴史に名だたる殺人者のDNAを自らに投与したシンガー板尾(※)の中に、突然変異で発生したのが「鍵型のモノ」の原型で、遺伝子工学の第一人者であったシンガー板尾はその「鍵型のモノ」をクローン培養する事に成功。
父親の復讐の為、憎き東京警察を困らせる為、一般市民に手当たりしだい「鍵型のモノ」を埋め込んで行ったらしいのです。
「お前ら、ちょっと警察のご厄介になってこい!」 的な?
「警察ムカつくから、大暴れしてこい!」 みたいな?

なんや、坊主憎けりゃ今朝まで爽快MAX! てか。
ウェインツか? ウェインツの歯は白いなぁ! ってか。 
(←意味不明)

このミュータントの描写が、もうちょっと哀しみとか苦悩とかを感じさせる作りになっていたら、真実を知ったヒロインが東京警察を叩き潰す件での爽快感が増したと思うのですが。

そう言うのともちょっと違うのかなぁ。
ヒロインの復讐劇と、警察がやっちまうデビルマン的粛清と、ミュータント誕生秘話が、なんだかばらけた印象だったと言えばいいのかなぁ。


まぁしかし、要するに、五感で楽しむべき映画だと言う事なのかもしれません。
四の五の言わずに、この人体改造ショーをご堪能しやがれコノヤロー! と。

それならば、反論の余地は見当たりません。
しいなえいひはどのシーンのどのカットも完璧な美しさ。
黒髪さらさらロングに皮のミニスカ、親衛隊っぽい制服と腰に差した日本刀のミスマッチに痺れるのなんのって。
わかっていらっしゃる! この西村さんという監督さんは、(なんだかんだ色んな嗜好を)よおくわかっていらっしゃる!!
グロテクスに改造された“エンジニア”は、下半身ワニだったり、片腕がカッターナイフだったり、○○○が意味も無く巨大化してたりと、悪趣味の真骨頂といった装い。
どこのデパートからくすねて来たのかと言う程の山盛りボディパーツは壮観ですし、邪悪な大山のぶ代みたいなバーのママや、警察の無線担当婦警のスーパービッチっぷりも 「あぁ・・いいキワモノ映画だなぁ・・」 という感動を誘います。
キチガイ警察署長が飼う人犬(メス)がまた、その忠犬っぷりといいパンクなビジュアルといい、観る者のハートを鷲づかみにする事必至。
男の征服欲というモノに嫌悪を抱いてしまうアガサは、人犬に性的奉仕活動(つまりアレ)を強いる署長のシーンだけは胸クソ悪くて受け入れられませんでしたが、最後に人犬はヒロインと新たなタッグを組んでいた様なのでホっと一安心しました。

そうそう。 
婦女子たるもの、すべからく牙を剥くべし。
小汚いエロオヤジなんか刀の錆にしてしまえ!
あと、○○○は噛み切るのが基本なんじゃねぇの?! (※作中で一度披露されますが)

しかし、そんな錚々たるキャラクターの中でもアガサが一番グっときたのは、何の前フリも無く突如現れるなぎなた婦警!
説明もない。 伏線もない。 ないない尽くしで颯爽と登場、なぎなた婦警。
そんな彼女は、アガサの永遠の憧れである前下がりボブ。
ヘタすると板倉亮子(国税局査察官)になってしまう前下がりボブ。
小顔でないととんでもない大惨事を引き起こしかねない前下がりボブ。
ボブの意味はわからんが、多分発案者の名前がボブさんだとかそういうオチなんだと思うよ前下がりb(略)

警察を襲うミュータント(片腕カッターナイフ女子高生)を相手に、互角の勝負をみせる薙刀婦警に、風雲急を告げるアガサのハート。

恋に落ちる、音がした。(←アホ)

ところがこれは所詮、ちょっと強い一般人と不死身のミュータントの闘い。
幼稚園児と保育園児くらいの違いがあるんですよね。(←そんなに無さそう)
残念ながら、なぎなた婦警はミュータント女子高生の粘液攻撃に遭い、ドロドロのペースト状になってしまったのでした。
まさしくメルト。
溶けてしまうとはなさけない。


この部分が非常に勿体なかったです。
もしも願いが叶うなら、そのうち製作されるかもしれない続編で、ヒロイン&人犬コンビに頼れるスーパーサブとして絡んで欲しかったなぁ。
ええと、なんだったらもう 『バイオハザード2』 のジル程度でも構いませんので。


という事で、前半色々といちゃもんをつけましたが、実際非常に見ごたえのある切株映画でしたし、こういった作品はもっともっと沢山作られるべきであると強く思います。
ここまで血を噴出させる必要はない(本作のはあくまで娯楽用)けれど、痛みの感じられない映画なんて必要ない。
なぜなら人生には常に痛みが伴っており、その痛みを意識して過ごす事は他人への配慮にも繋がって来ると思うから。

ただし、血糊とかグロいのとかエグいのとか頭パーン!みたいな描写に息も絶え絶えな方は絶対に避けて通って下さいね。
好きな人だけが思う存分ほくそ笑むべき作品だと思いますので。


(※)わからないお友達はグーグル先生に聞いてみよう!


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『HATCHET/ハチェット』

2009年03月07日
hatchet-horror-movie-poster.jpg
鉄砲で撃たれたり、火達磨にされたり、鉄棒で刺されたりしたけれど、わたしは元気です。

こんにちは、アガサです。
今日、ふと気付いたのですが、どうやら当ブログ、無事4年目に突入していたようですねぇ。

・・ええと・・・かれこれ2月の半ば頃に。

_| ̄|○il||li (←完全に忘れていた)

物心ついた頃から「筆不精キング」と呼ばれ、名だたる交換日記を止め続けた女・アガサが、適当な更新とは言えここまで続けてこられたのも、ひとえに根気強く読んで下さっているみなさまのお陰です。
本当にありがとうございます。
これからも引き続きご愛顧賜りますよう、宜しくお願い出来たらなんちて。

んじゃ、いつものやつ、行ってみますか!

いつものやつのあらすじ・・・
はい!どうもこんにちはー!ヴィクターでーす!
言う訳でね、頑張っていかなアカンなんて言ってるんですけど!

ぼくはちいちゃい頃からアレでねぇ。
アレってアレですよ。 エレファントマンでお馴染みのジョン・メリック先輩みたいなね。
まぁ個性的な面立ちのアレですよ。
で、そのせいで近所のクソガキ腕白なお子さんたちからはかなりちょっかい出されてた訳なんですね。
で、お父さんが極力家から出さないように配慮してくれてたんで、それでもぼちぼち平和に暮らしてたんですけど、あるハロウィンの晩、そのガキどもがうちに花火を投げ込みましてねぇ。
ほんま子供の行動力って怖いですよね!!
花火て!(笑)  燃えてまうっちゅうねん!!

で、ぼくの突っ込みも虚しく、ほんまに燃えてもうたんですよね、家が。
うーん・・、「家が」っちゅうより「家の玄関」がね。
でね、普通玄関だけが燃えてるんやったら、窓でも勝手口でも開けたらええ話ですやんか。
ところがぼくのお父さん、相当慌ててたらしくって、もう玄関しか眼中にないって言うか。
ひたすらに玄関責め! みたいな。
いやいやいや、窓でええですやん(笑)
ガシャーンて行ったったらええですやん(笑)
なんかねぇ、聞くトコロによるとガラスって、いつもは堅く閉ざされてるけど、その気になったら意外と容易く割れるツンデレなタイプですねんて! 
もう! そういう事はお父さんにはよ言ってあげて!(爆)

でまぁ、結局窓の存在を完全に忘れてたお父さんは、身近に転がってた手斧を振るって玄関を破壊しようとしたんですけど、丁度ぼくも玄関から逃げ出そうと頑張ってたトコだったもんで、出会い頭に斧とぼくの頭がドッキングしてしまいまして。
言うてみれば、お昼休みはウキウキドッキングみたいな。
いいとも~! みたいな!
ええことあるか!!

過失とは言え、愛する息子を手にかけてしまったお父さんは失意のうちに孤独死。
ぼくはと言うと、死んだって言うたらまぁ死んだんですけど、どっこいオレは生きてるぜ、みたいな状態で。
いや、オバケ・・って言うのとも違うんですけどね。 足もありますしね。
とにかく不本意な死に方やったんで、華麗に成仏する事も出来んかったぼくは、一人孤独にお父さんとの思い出が詰まった丸太小屋で細々と暮らしてたんですよ。

そしたらまぁ、来るわ来るわ。
昔も今も、若い連中の好奇心旺盛さにはホンマ頭が下がりますよねぇ。
「ぁたしゎ、肝試し全然ぃぃとぉもぅよ♪」
みたいなね。 お前ら脳ミソ腐ってんのか?みたいな。
まぁそういう輩がゾクゾク不法侵入して来る訳ですよ、ぼくんちの周辺に。
そらもう感じ悪いですやんか!
カッチーン って来ますやんか!
なんやその小文字は?! 読みづらいんじゃボケェェェ(#゚Д゚) みたいなね。 もうフラストレーションも頂点を極めた感が。

まぁそんなこんなで、ぼくはうちの周りを勝手に散策する不逞の輩どもを、お父さんに代わって成敗する事に決めたんですよ。
ほら、今までにも結構いてましたやんか、その手の先輩方が。
チェーンソーのレザーフェイス先輩とか、ナタのジェイソン先輩とか、手袋のフレディ先輩とか、包丁のマイヤーズ先輩とか、鉤爪のキャンディマン先輩とか、大工道具のラスマン先輩とか。
皆さん色々個性豊かな道具を片手に、キャラ作りに専念されてましたから、ぼくもなんか頑張ってみなアカンなぁと思いまして。
そんで取り上げたんが手斧な訳ですよ。
そう! 英語で言うトコロのハチェットね!
今までありそでなかった手斧攻撃・・・  もうキャラ立ちまくりですよぼく!鬼ヤバイ!
これでぼくも、有名スラッシャーの仲間入りですよね!

はい、と言う事でこれからも、名だたる先輩方に追いつけ追い越せでシャカリキ頑張って行きますんで、よろしくお願いしますねー!
手斧のヴィクターでしたー!! 


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(※ ラスマンとは、トビー・フーパー監督のDIYホラー『ツールボックス・マーダー』に登場する大工怪人の名前です)


いやぁ、やっぱりバイタリティ溢れる殺人鬼はいいですね!
1978年、ジョン・カーペンターによって世に送り出された『ハロウィン』以降、雨後の筍の様に作られ続けてきたスラッシャー映画。
・ 若者が出てきて
・ エロい事して
・ 因縁を持った殺人鬼が登場
・ 生き残ったヒロインと死闘
・ 止めを刺される殺人鬼
・ どっこいオレは生きている
というフォーマットに則った上で、あとは殺人鬼のビジュアルを工夫したり、持ち物に独自性を持たせたりと手を替え品を替えの創作合戦が行われてきた訳ですが、ぶっちゃけ似たり寄ったりな内容で、もうハッキリ言ってしまえばクソゴミみたいな映画もありましたわなぁ。
しかし、消えそうで消えない金沢明子の前のろうそくの炎の様に、スラッシャー映画の系譜はなんとか途切れる事なく現代まで引き継がれてきたのでした。 合掌。(←違う)

で、とかなんとか言ってもさすがにネタが尽きてしまってきた中、過去の名作スラッシャーに節操無くリメイクの魔の手を伸ばす大物プロデューサーに対し、
「原点に戻るってんならオリジナルで勝負しろよ! この隕石クソ野郎!」
とばかりに真っ向勝負を挑んだのが、本作を監督した無名の若手、アダム・グリーンだった訳です。
いやぁ、溜飲が下がりましたね! いいんだよ!グリーンだよ!

不死身の怪人・ヴィクターくんが甦った理由も不死身な理由も全く説明されないまま、ひたすらおっぱい姉ちゃんやダサおやじ達が手斧で切り刻まれて行く本作。
主役とおぼしき“失恋ホヤホヤの青年”が、その痛手を癒す為にチョイスしたのが湿地帯ミステリーツアーなのも意味不明ですし、そのツアーに参加するヒロインの動機がちょっと前にその湿地帯で行方不明になった家族を探す為と言うのもかなり強引。
ワニを狩りに出かけて居なくなった家族を、ジャングルクルーズみたいなボート上からどうやって探そうと考えていたのか?
途中でドボンと飛び込もうと思っていたのか?
「すみませーん、ここで降りまーす!」とばかりに目的地まで乗せていって貰おうと思っていたのか?
帰りは? 復路はどうすんの?
んもう! これだから最近の若いもんは!!

しかし、そんな脚本のアラ(というか最初から何とかしようと思っていない)も気にならない様な、実にゴキゲンな切株描写が津波のごとく押し寄せてくる中盤以降が素晴らしい。
「説明? 動機? なにソレ?おいしいの?」
とばかりにエンジン全開で走り回るヴィクターくん。
えいやこらさー と振り下ろされる手斧の輝き。
今、斧で伐るべきは薪というよりむしろ四肢!
近年まれに見る豪快な切株っぷりで、次々とアホなツアー参加者たちが(文字通り)丸太にされるのです。
いやぁ、愉快愉快!!゚*。:゚+(*´∀`*)+゚:。*+

主役のクセに微妙に使えない主人公を尻目に、闘争心剥き出しでヴィクターくんに向かって行くヒロインがまた、可愛いわ凶暴だわでたまりません。
隠し持っていた銃で撃つ。
ピッチフォークで刺す。
フォーク (参考資料:ピッチフォーク)
シャベルでどつく。
もう、あらゆる手近にあった品物で、ヴィクターくんを殴る蹴るの一人リンチ状態です。
でまた、ヴィクターくんがいちいち敏感に反応してくれるんですよね!
もうねぇ、「アレ? もしかしてヴィクター泣いてんじゃね?」 って言うくらい、ひっくり返って悶えてるんですよ。
でもすぐ立ち上がるヴィクター。
漢(おとこ)ですねぇ.。*゚+.*.。 

で、そのヴィクターくんのファッションを軽くチェックしてみますと、今までの殺人鬼になかったような斬新な装い。
なんと、裸にサロペット!
言い換えればオーバーオール! すなわちそれ吊りズボンの事ですよ!
え? まだわかんない? だからさぁ、要するにホンジャマカの石塚がいっつも着てるやつの事ですよ!!  
幼さの中にも成熟した大人の男の香りを漂わせるニューファッション、・・素肌越しのサロペット。
この春注目のコーディネイトです!

うそです!!
 (素人は手を出さないようにね!)

とまぁ、勢いだけで書いてしまいましたが、本当に最近のスラッシャーの中では申し分ない分解度と血糊量を誇る、立派なB級ホラーでしたので、そっち系がお好きな方は機会があったらご覧になってみてはいかがでしょうか。
ま、内容はホントにカスッカスなんですけどね!。+゚(゚´∀`゚)゚+。アハハ・・

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『悪魔のえじき ブルータル・デビル・プロジェクト』

2008年12月19日
あくまの

あくまの2

あくまの3
(色んな意味で) すごいよ! マイスターさん!!


『新ゾンビ』 と時を同じくして某方が貸して下さっていた、 『悪魔のえじき』 を鑑賞しました。

で、この通称 『悪じき』 、なんとなく、過去にレンタル店で見かけた事がある様な気はしていたのですが(特に「ブルータル・デビル・プロジェクト」と言う字面)、改めてお店を巡ってみたら無いんですよねぇこれが。
置いてあったのがビデオソフトだったからなのかもしれませんが、最近はどこのお店もDVDに統一しようと企んでいて、実に感じ悪いです。

プンスコ。

こんな事なら 『ゾンビ3』 も 『新・死霊のはらわた』 も、撤去される前に観ておけばよかったです。
あの時躊躇してしまった自分のチキンなハートが恨めしくてたまらないんだぜ。
そうだよアガサ・・ もうお前には、失うものなど何も無いじゃないか・・・ (レンタル履歴だけ見ると完全に危険人物と思われ)

ま、こういう事を言っているとまた色々なトコロから忠告を受けますので、ほどほどにしておいて。


でも結局忠告を受ける事になりそうな あらすじ・・・
船旅に出掛けたまま行方不明となった3人組。
その後、彼らが撮影したとみられるフィルムが見つかったが、当局はそのあまりの凄惨さに、コレを作り物と断定。
そのまま3人の捜索も打ち切られた。
この映画は、そのフィルムを修復、再編集したものである・・・。


と言う冒頭のテロップは、とりあえず早々に記憶から消し去って於いて、と。

「よおし! この夏は南の島でバカンスだ!」 とヨットで漕ぎ出した3馬鹿トリオが、まんまと遭難。
おまけに漂着した謎の孤島には、ジャギ様というかウォーズマンと言うか、とにかく安そうなお面をつけた一団が!
どうやらこの島は、謎のカリスマ団長・マイスターが率いる謎のお面軍団が、謎のブートキャンプでワンモアセッ!しているらしいのです。
どうでもいいですけど、ビリーさんって今頃どうしているんでしょうね。
・・ごめん・・、ホントどうでもいいや。


3人組は、マイスターの敷地を荒らしたせいか、ただ単に中途半端なキャラだった事でご機嫌を損ねてしまったからなのか、直ちに処刑される運びとなりました。
ていうか、絶対ここお前の土地じゃないと思う。(多分国有地)

3人の処刑に先駆けて、まずは内部の裏切り者から処刑される事に。
なんかよく判らないけど、とにかくマイスターの逆鱗に触れたらしい団員が、フック責めとかフックゼメとかふっく☆ぜめとかに遭い、一人ずつ命の残骸と成り果てる。
マイスターは3度の飯よりフックがお好き。

カスッカスの特殊メイクによる処刑も終わり、いよいよ3人の運命もこれまで! と思われた時、マイスターの息子(通称マイむす)が予想もつかない提案をしてきた。
なんと、処刑を前にしてボルテージが上がりっ放しのお面軍団に特別ボーナスとして、狩りと称したおいかけっこをプレゼント。
獲物は例の3人で、見事軍団から逃げ切ったら生きて島から逃がしてやろうと言うのです。
3人のうちの一人は、「オレはそんなゲームごめんだ!」と漢(おとこ)気を見せましたので、まぁ軽い感じに即処刑。
残る2人は「うん、やるやる」とこれまた軽い感じに了承。
ちなみにこの時の処刑はフック責めではなく、ヤリでグサグサっと刺して終了。
うん・・・、おまえら統一感とかゼロなのな。


サクっと出掛けようとした2人に、マイむすは軍団を裏切ろうとした構成員をさらに追加。
計3人での狩りがスタートです。
構成員は中国人男性・レオンさん(23歳・初婚)。

このレオンさんの哀しい過去を、まぁ聞いてくれ。
軍団の構成員として、充実した毎日を送っていたレオンさん。
しかし、その愛妻ヘレナ(37歳・仮名)がマイむすの目に留まり、怪しげな儀式の生贄として選び出された事でレオンの人生は一転。
自分の目の前で、マイむすから辱めを受ける愛妻。
その上、幻の怪獣による性の秘儀まで始まり、ヘレナは哀れ海の藻屑にとなってしまったのでした。(←藻屑はウソ)
愛する者を喪い、さらに最大の屈辱まで味わう事となったレオンは、マイむすたちに復讐を誓ったのでした・・・。
ま、誓ってはみたけど、すぐ捕まっちゃったんですけどね!

とまぁ、ある事ない事言っている間に、マイむすは3人を追う為にゾンビの群れを放つ。
白人2人はさておき、滅法カンフーに長けていたレオンの活躍のお陰で、ゾンビの群れはなんとか撃退。
しかし、怒ったマイむすは秘蔵の精鋭チーム“黒い悪魔部隊”を送り込んだ!
なお、一応説明すると、“黒い悪魔部隊”とは黒装束に身を包んだニンジャ部隊の事である!
順番逆じゃね?(ゾンビがダメなら生身の人間て・・・)

ゾンビには打ち勝ったものの、悪魔部隊の予想外の戦闘能力に苦戦を強いられるレオン。(と白人)
すると、激戦続く野っぱらに、威勢のいい叫び声が響き渡った。
「ウーヤーター! オレの名はソン!!」
やった! ついにあのソンが満を持して参入だぜ!・・・で、ソンって誰やねん。

何でも、ソンとチャンの中国人兄弟は、レオンと共にマイむすに師事していたのだが、組織の横暴さに辟易して脱走。
その後島内のどっかでひっそりと修行を重ねて、最強のカンフースキルを手にしたのだそうです。
どっかって! アガサ的には、「もうどないとせぇ」って感じ?

かくして、最強のカンフー兄弟とレオンの3人はニンジャをまたまた撃退。
マイスター親子に積年の恨みを晴らすべく、2人で軍団の本拠地に殴り込みを掛けるのでした。
しかし、マイスター親子とて、ただ手を拱いて、呑気にアルミホイルのお面作りに励んでいた訳ではない!
ソンとチャンを迎え撃つべく、軍団の最終兵器を用意していたのだ。

果たして兄弟は、マイスターの野望を阻止し、島に平和を取り戻す事が出来るのでしょうか?!


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こ れ わ ヒ ド イ 。

衝撃のあまり、「は」が「わ」になってしまうくらいのヒドさ。
「こんな映画作ったの、どこのドイツだ?」 と、素面では言えない様なダジャレを口走ってしまって、余計にやりきれない気持ちになってしまった様なヒドさ。

あなたが今日までに観てきた映画は、きっとその全てが最高傑作と呼ぶに相応しい・・・

・・これに比べればね!


最近切株方面がドイツづいており、今回のコレもハンブルグ出身のキチガイ作家アンドレアス・シュナースによる作品なのですが、なんと言うか、ドイツってスゴイですね!
こういうの、自由って言うの?
それとも奔放なの? 小悪魔なの? ひょっとしてアゲ嬢なの?
(※それはない) 
と言うくらいのじゃじゃ馬パラダイス。
オレには乗りこなせねぇ・・・ お前を手懐ける事なんて出来ねぇよ・・・。+゚(つД`゚)゚+。

という事で、早々に白旗を揚げてしまったアガサだったのですが、別にキライな訳ではないんですよね。
無意味に続く処刑シーン。(とにかくやりたい事がハッキリしていて良い)
前世紀の香り漂う特殊効果。(ひたすらチープ)
幻の怪獣は、100円ショップで売ってるようなソフビ人形。(しかもコマ撮り)
アルミホイル(もしくはおり紙に入っている銀紙)を貼り付けた様なお面の数々。(わくわくさん大活躍)
アルミホイル(もしくはおり紙に入っている銀紙)を貼り付けた様な、マイスターの最強プロテクター。(またもやわくわくさん大活躍)
ゾンビの口から吐き出される息の、驚きの白さ。(多分撮影時は冬だったんでしょうね・・)
海で遭難した3人が主役なんだと思いきや、途中で参加する中国人にその座を取って代わられ、さらに中盤参加した中国人兄弟が再びその座を奪い取り、結局最終的にはシラーっとした顔で兄弟が主役の座に納まっていると言う、怒涛の主役争奪戦。(こういうの、「新ゾンビ」でもあったなぁ)
昼のシーンと夜のシーンが完全に混ざり合っていると言う摩訶不思議ワールド。
こんな連中に比べれば、服の柄がカットの切り替えの際に変わってしまうなんて、可愛いものですよねぇ・・・。 ほんとだよ・・ むしろ微笑ましいよ・・そりゃそうだよ.。*゚+.*.。(←自分に言い聞かせてみるテスト)


まぁ、アラを挙げればキリが無いのですが、むしろアラを集めたのが本作なのだと思えば気にもなりませんしね。
人生、考えても仕方ない事をウジウジ考えていても始まりませんよ。
それよりももっと、建設的に生きようじゃないですか!

と、言う訳で、アガサは本作の事を金輪際忘れてしまおうと思います。(←まさかの全否定)

いや、ホントにキライとかではないんですけどね。
「下には下がいるものだなぁ」とか、感心はしましたけどね。
とりあえず、マイスターが好みのタイプじゃないので・・・。(←そこなのかよ)

まぁとにかく、筋なんてものは二の次三の次だという事だけは確かでしょう。
あって無きが如しの「復讐物語」は話半分に聞いておいて、あとはひたすら小汚いグロ映像とか、稚拙な解体シーンとか、ありえない様な輪切りシーンとかに膝をうち、お腹を抱えて笑い転げるのが正しい鑑賞法なのだと思います。
(もちろん、この手の映画を生理的に受け付けられる方のみの鑑賞法ですよ)

伝説の「縦に構えた日本刀に自分から飛んで行き真っ二つにスライスされる」シーンや、その他にも「お尻に刺したフックを上に引き上げて、そのまま背骨をブッコ抜き」シーンだとか、もうありとあらゆる縦割り横割りが観られる、切株界のトップバリューと呼ぶに相応しいお値打ち感もなんとも魅力的。
納得の行く説明も無しに、いきなりゴア描写のつるべ打ちが始まる冒頭など、それはまさに助走の無いジェットコースターの様だとも言えるでしょう。
ただし、このコースターのスピードは超低速の為、ヘタしたらループの所で真っ逆さまに墜落する可能性があります。
よいこのお友達も、そこだけは気をつけようね! アガサとの約束だよ!
(※要するに、テンポがグダグダなので寝オチ必至)

作り手のやる気が、あちこちで盛大に空回りしているカラカラと言う音が耳に心地よい本作。
その画面のあちこちから滲み出る“切株愛”を感じ取る事が出来る切株ファンなら、きっと嫌いにはなれない筈です。
何故なら、そういう“ひたむきな愛”って、私たちの中にも必ず存在しているだろうから・・・。

ま、だからってここまでの最低映画は好きになれそうにも無いですけどね!


ある意味、アガサに『ネクロマンティック』に匹敵する程の衝撃を与えてくれた『悪じき』。
世界の広さ(もしくはドイツの底力)を痛感させられた一品でした。
貴重なブツを貸して下さった盆踊りさんには、感謝の気持ちでいっぱいでございます。
どうもありがとうございました!

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