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『ソウ ザ・ファイナル 3D』

2010年10月31日
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1作目で度肝を抜かれ、2作目で魅力にはまり、3作目で散りばめられた謎に取り憑かれ、4作目で度重なる新メンバー投入に困惑し始め、5作目で4作目の登場人物を思い出せなくなり、6作目で4作目以降の流れを見失ってしまった『SAW』シリーズもいよいよクライマックス。
自称・完結篇となる7作目では、今までの物語からまたもや新たな新メンバーが発掘されるにちがいない。
そして、そうなったら、確実に思い出せる自信がない。
と言う事で、事前に完璧なおさらいをして挑んだアガサです。 こんにちは。

今まで「ジョンが重篤な病人のクセにアクティブすぎる」とか「ホフマンに華がなさすぎる」とか「スタローンに似てる人が多すぎる」とか「こんなに登場人物が増えてしまったら、またあだ名をつけざるを得ない。ずんだもちとか」なんて酷なコトを言ってきた私ですが、要するに『SAW』シリーズがだいすきなんです。 昨日気付きました。 すきです。あなたのことがだいすきです。あ、ホフマンはきらいですから今すぐ出て行ってください。
そんなだいすきな映画が有終の美を飾るトコロを見届けようと、初日の初回に馳せ参じました。

では、聞いてください。 私があいした『ソウ』の終わりのはじまりはじまりー。

あらすじ・・・(ネタバレしていません)
お仕置き殺人犯・ジグソウとして、世の中の自分勝手な人間たちに鉄槌を下していたジョンですが、末期ガンで余命幾許もないので弟子を取ることにしました。
一人目の弟子のアマンダは、ジョンの期待も虚しく、身勝手な気持ちを捨てることが出来ずに自滅してしまいました。(実際はホフマンに脅されていたのですが)
二人目のホフマンは、力持ちで血に強く、決断力もあり、何よりとても冷静なので、情にほだされる事無く仕事に励むと思われました。
しかし、そもそものリクルートのきっかけは、ホフマンが私怨を晴らす為にジグソウの犯行を真似たコトが出発点ですので、適性という面でいうと全然チョイスミスです。 ポンコツです。ジョンの洞察力はポンコツです。 キライじゃない、そんなトコもキライじゃないよ、ジョン。
しかし、ジョンはただのポンコツではありませんでした。
愛する妻に、いずれ自滅するであろうホフマンの後始末を頼んでおいたのです。 オッケーりょうかい。 やっぱりジョンは出来る男。 やれば出来る、ひとつうえの男。
だけどもだけど、ホフマンもホフマンで大人しく寝首をかかれるのを待つような男ではなかったからさあ大変。
ジルがジョンの遺言通り仕掛けた罠を、深手を負いつつも回避してしまったのです。 こいつはどうも、生意気なホフマンですね。

さてさて、こうなるとジルは大パニックです。 
ジョンの言うとおりにやれば楽勝だと思っていたので、「ゲームオーヴァー」つって、(キリッ)なんつってかっこつけちゃったのに、生還したホフマンが血のよだれを流しながら追いかけてくるだなんて、完全に想定外ですものね。 やっぱりジョンの先を読む力はガラクタですね。 
使えないあの世のジョンはさておき、なんとかホフマンの追跡をかわしたジルは、警察に助けを求めました。 それも、ただの警官ではなく、内務調査課の人です。おまわりどもは信用出来ませんからね。 ジルはホントにかしこい子だなぁ。
一方ホフマンは、ジルの居場所早々に突き止め、そこを襲撃する為の罠を張り巡らせはじめます。
まずは、警察署を空にする為、ど派手なゲームを用意。 
そこらへんのレイシストを被験者に選び、自動車解体所を血の海にしました。仕上がりは上々です。
ホフマンの罠とは気づかず、まんまと踊らされる警官たち。

そして、ホフマンがジルを追い詰めているのと同じころ、「ゲームの生還者」を語る男性とその関係者を巻き込んだ壮大なゲームが行われようとしていました。
使われなくなった精神病院をまるごと一軒リフォームするという、過去に例をみない大規模なゲームの首謀者とは。
そして、ジョンが周到に仕込んでいた最後の罠とは・・・?



ネタバレはあとでやりますが にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ  その前にちょっと一押し・・・。


眠れる龍が目を覚ましましたよ!

初登場時からあまり大した活躍もせず、ジョンの跡継ぎにしては華がなく、「これやっといて」と渡されたファイルを黙々とこなすだけ。 それ以外のコトに関してもハイパー大雑把で「おまえ絶対つかまるかんな!」と思われていたホフマンが、ついに真の実力を発揮しました!
自分を始末しようとしたジルだけは許さんとばかりに、警察を巻き込んだトリッキーな罠を用意するホフマン。
車のエンジンがタイマーと連動して回転数を上げる、なんていう複雑極まりないセッティングも楽々こなしたと思うと、お次はレクター博士ばりの移送方法を披露。 このホフマンは生意気なホフマンですね。
見事警察署に侵入した後は、目の前に現れる警察官をほぼナイフ一本だけで全員片づけ、その姿はまるでランボーのよう・・・。
おめでとう・・・ホフマン・・ なんとなく見た目の印象だけの「スタローンに似た人」から、名実ともに「スタローンっぽい人」への成長おめでとう・・・ 最近は「スタローンっていうより照英かもな」とか思っちゃっててごめん・・・あんた立派に「スタローンっぽい人」だよ・・・

この高みに行きつくまで、一体どれだけの溶接をしてきたのだろう。 どれだけのプロテインを飲み干したのだろう。 どれだけの夜をジルの家を盗撮しながらまんじりともせず過ごしたのだろう。 おい!へんたい!!

アガサはそんなへんたいのホフマンが、ちょっとだけキライではなくなりました。
過去3作品に於ける“体も態度もLサイズ”なキャラから、時にランボーっぽく自分の傷を縫い合わせ、時にジェイソンのように神出鬼没なキャラに姿を変えたホフマンが、なんだかとても大きく見えました。 あ、結局Lサイズなのか。

これまでのわだかまりを捨て、ホフマンの実力を素直にみとめるコトが出来たアガサは、大人の階段をまた一歩登ったような気がします。 たしかにもうすぐ38歳だし。 ちがう!そんな階段粉砕してやる!!

完結篇というコトで、前回意味ありげに映し出されていた“ジョンの遺品に入っていたビデオテープ”も“その届け先”の謎もきれいに消化。
これまでのシリーズで生き残ってきた皆さんが今どのように過ごしているのか、なんて面白そうなエピソードもちょっぴり散りばめ、もちろん我らがジグソウおじさんも回想シーンで元気に復活。
そのシーンにおけるおじさんの飄々とした表情は、まるで「わし、もうシリーズには関係ないもんねー」とどこか別次元から面白そうに眺めているような、気負いのないもので、「ああ、ホントにこれで終わりなんだなぁ」と清々しい気持ちになりましたよ。

ゲームの量、その犠牲者ともに、閉店大処分市とばかりに大幅アップ。
殺しのギミックもシンプルかつ大胆にまとめられ、“いかにへんてこな死に方をするか”という、本作に求められる需要にきちんと応えた内容に。
今まで一本もシリーズ作品を観た事がない方には、カタルシスの全く感じられない結末ですが、少なくとも“全国一斉ロードショー作品”ではあまりお目にかかれない残酷殺人ショーを満喫することは出来ますし、PTAが眉をひそめまくるであろう本作を、“キュアサンシャイン”にちびっこが歓声をおくっている部屋の隣で観るという背徳感を味わってみるというのも、また一興かもしれません。 おい!へんたい!!



(長くなってしまったので、以下箇条書きでネタバレ)


・ 眠れる龍が目を覚ましましたよ! ゴードン先生、おかえりなさい!!

・ 1作目のラストで、自らの足をギコギコし、顔色が真っ白になりながらもバスルームを脱出したゴードン先生が、ジョンの秘蔵っ子としてカムバック!

・ 実は、ジョンが“ゲームの生還者”として持て囃し、ゴードン先生もうっかり洗脳させられてしまっていた模様。

・ というわけで、過去の医療行為を含むゲーム(目の中に鍵とかお腹の中に鍵とか目を縫い付けたりとか口を縫い付けたりとか)は、ゴードン先生が噛んでいたのでした! 信じてた!あたいゴードン先生の仕業だって信じてた!

・ ホフマンが勝手におしおきを始めたので、多分怒ってたんだと思うよ!ゴードン先生はソウシリーズの希望の光です!

・ 今回、ジグソウのゲームの生還者として登場するデイゲン。 「誰やねん・・ 昨日のまとめにも出てきてなかったやん・・・」 ・・と思っていたら、“自称・ゲームの生還者”というお話でした。 わかるかよ!!ばーか!(←行き場のない怒り)

・ そんなデイゲンは、元々手に職もなく、バーでうだうだ酒飲んでるくらいしかしてなかったのが、“ジグソウのゲーム”をでっちあげて、その架空の体験談で一山当てた、超小ズルイ男なのですよね。 そりゃあんたジグソウおじさんに怒られるわ!

・ 元がへなちょこ野郎だったせいか、仕事仲間を巻き込まれたゲームでのデイゲンのヘタレっぷりが非常に愉快なことになっています。 ほとんどコントです。

・ そして、今回の仕掛けも相当エグかったですね! “先っちょに鍵と釣り針のついた糸を飲み込まされてて、口から出ている端っこを引っ張って取り出さないと死にます。 その際声を出さないようにしないとさらに早く死にます” とか面白すぎる。 考えた人と友達になりたい。

・ 目ん玉をパイプでグッサリやられるゲームがあります(3Dの割りには大して迫ってきませんが) ので、先端恐怖症の方は絶対観に行っちゃダメ!

・ 目ん玉ぶっさしが大好きなフルチおじさんも、草葉の影で喜んでいることでしょう。

・ 公衆の面前(広場に面したショーウィンドウ)に、ガタイのそこそこいい若者を3人も連れてきて、その真ん中に回転ノコギリを3台組み合わせて設置して、彼らが起きて周辺の人たちも異様な状況に気付くのを見計らって、腹話術人形がギコギコと動き出す様にセットするという、神業にも近いような罠もお目見えするのですが、正直それは無理がありすぎると思う・・。(まぁ、それを言ったらすべてのゲームが超無理ゲーなんですけどね)

・ “生存者の会”が集会を開いているくだりがあるのですが、座っているメンツがほとんど思い出せず絶望。(観直したばっかりなのに) かろうじて、5作目の金持ちのぼんぼんと、6作目のアボット夫人とシモーネさんくらいは判ったけど、あとは全滅でした。 う、映ってた時間も短かったんだもん!ほんとだもん!

・ 今回の“いくらなんでもそれは”第2位! 「被験者を眠らせてる間に、奥歯に数字を刻んでおく。2本も。抜かないと見えない位置に」  ・・・ねえよ! 

・ 今回の“いくらなんでもそれは”栄光の第1位! 「巨大な焼却装置と、その上に自動で組み立てられるブタ型のでっかい(縦1m30cm、横2m、幅3mくらい)鉄の箱、通称ファラリスの雄ブタ」  ・・・なんだろう・・  ・・うまく言えないけど、作った人の我が強すぎてウワッてなります!

・ それはさておき、ジルはほんとにお気の毒!

・ 予告にあった、“ジルがホフマンの罠にかかって死亡っぽい流れ”のくだりがまさかの夢オチだったのはまぁいいとして、全編通して鬼のホフマンからキャーキャー逃げ回るだけですからね。 それでいいのかジョン。 最愛の妻だったのではないのか。 ここまで危険な橋を渡らせるとか、無責任にも程があるんじゃないのか。 おまえ、自分が余命わずかだからって、適当ぶっこいてんじゃねえぞ!!

・ 死ぬほど怖い思いをした上、1作目でアマンダがチャレンジさせられて以来、本シリーズの象徴みたいに使われている顎マシーンであっさり殺されるジル。 ジョンにさえ関わらなければこんな目に遭わずに済んだだろうに・・・。

・ いちおうジョンはゴードン先生に技や精神論の全てを伝授していて、「もしもの時はジルを見守ってくれ」とも頼んでいたらしいのですが、それで本当に「見守っていた」だけってどういうことやねん。 そこはかとなく漂う「そういうことじゃない感」・・・!

・ っていうかジョンは結局何人弟子とってたの? アマンダとホフマンとゴードン先生の三股だったの? それとももっといるの? ジョン・・こわいこ!

・ まぁね、とかなんとか言いましたが、1作目のラストと同じシチュエーションで、「ゲームオーバー」の声と共に扉を閉めてみせるゴードン先生のキメ顔を観ちゃうと、なにもかも許せちゃうから不思議ですよね。 ここまで6年間、色々あったけれど、アガサはこのラストシーンで納得したし、とても満足しました。
もしかしたら、というか、やろうと思えばこの後もいくらでも作れる終わり方(ゴードン先生主導で新たなゲーム、とか、バスルームに足かせをつけられて閉じ込められたホフマンが死んだかどうかはわからない、とか)だったのですが、このまま新作がつくられないとすれば、いい幕引きだったと思います。

今までおつかれさまでした! 面白い映画をありがとう!!


・ ってキレイにまとめようかと思ったんですけど、もう一つだけ。 今回本作は“3D方式のみでの公開”だったのですが、わたしの個人的な感想としてはまったく3Dの意味なしだったと思います。  奥行きを感じられる事で、過去のシリーズより面白いと思った点も無いし、肝心の飛び出し感もほぼ無し。 何箇所かで、肉片やら血やらがピョーンって迫ってくる程度で、思わず身をよじりたくなるような臨場感も無し。 ハッキリ断言しますが、完全に無駄だと思います。 これだったら、通常上映で通常価格にする方が断然いいのではないでしょうか。 謎をばら撒き、謎を紐解き、多くの人たちをやきもきさせてきた『SAW』シリーズに、ついに訪れる終わりの瞬間。 観てみたい、観てみようか、観てもいいかも、そんな人たちにとって、もしも「3D」がなにがしかのハードルになってしまっていては、あまりにもったいないじゃないですか。 まぁ、なってなかったのならいいんですけどね。

・ あと、全7作を観てみて思ったんだけど、要するに本シリーズって、 “逆恨みで関係者に罠を仕掛けまくった末期ガン患者が、大勢の人を死に追いやりまくって、生き残った人にはヘンな価値観を植え付けまくって、さらに信奉者まで増やしまくって、自分が死んでからも災いの種が延々芽吹くようにお膳立てしておく” という、 “立つ鳥が跡を濁しまくる” お話だったのですよね。  おまえマジめいわく! 



-おまけ-

パンフレットに関して無駄にこだわっている事でもお馴染みの『SAW』シリーズ。
今回はその歴史をざっくりご紹介いたします。(すみませんが、アガサが劇場で鑑賞できたのは3作目からですので、それ以降のモノになります)

<パート3>
パンフ
一見なんの変哲も無い表紙ですが、ジグソーパズル加工がしてありますので、なんだったらバラバラに引き裂いて組み合わせて遊ぶことも可能です。  うん、気持ちはわかるけどね。たぶんしないよね。

<パート4>
パンフ2
なんとジグソウおじさんの頭の形に表紙をカット!  見辛ぇぇぇぇ!!

<パート5>
パンフ3
前回の成功(?)に味をしめたのか、今回も表紙をカット。 本編に出てくるカッターの形と同じにしてみました。
パンフ4
ちなみに裏表紙だってこの通り。 ジグソウおじさんの顔が、表紙の上からも確認できますよ! って無駄無駄無駄無駄無駄ァーッ!!!

<パート6>
パンフ5
前作の感想の時にもご紹介しましたが、パート6の表紙はいちばん手間隙かかっています。 なんと表紙についている回転椅子が、クルクル回せる仕様に! 出来ればその情熱は、もっと別のトコロに注いで頂きたかった!!

パンフ6
ちなみに3作目以降は、中がこんな感じにガチャガチャとしたレイアウトになっています。 縦書き横書き反対書きと、多種多様な方向から、目に優しくない極小フォントが攻め寄ってくるよ! この老眼泣かせ!!

<パート7>
パンフ7
で、今回の完結篇の表紙がこちら。 アレ・・?なんか・・・ふつう・・? 真人間に戻ったの・・?

パンフ8
中を開いてみると、一応“3Dメガネで覗いてみると、絵が飛び出して見える”という3Dスコープなるものがくっついておりますが、なんでしょうか、今までのバカっぷりがウソのような落ち着いた付録なのですよね。 いや、いいんだけどださぁ。

パンフ9
1ページをドーンとつかったジグソウおじさんの顔も至ってマトモ。

・・ん? ・・・おじさんの顔が・・・?

パンフレット
よく見てみると、おじさんの目に立体シールの目ん玉がくっつけてありました! ビニールの白目の中であっちゃこっちゃするおじさんのレッドアイ! アホや!やっぱこの人たちアホやったわ!! だけど、オレはおまえらの事、キライじゃないぜ! 

と言う事で、劇場に行かれた際は、是非アスミックエースさん入魂のパンフレットの方もお手にとって頂けたら、と思う次第でございます。

いやぁ、いいシリーズでした!

 
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『ヒルズ・ラン・レッド』

2010年05月21日
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とことん真面目にハードコア。

あらすじ・・・
若い身空で、山奥なんかに向かおうものなら、あっという間に車も携帯も使えなくなるわ、怪しい殺人鬼が出てきて一人ずつ血祭りにあげられてしまうわなので、ぼくは絶対行きません、山奥。 それに引き換え都会は最高です。 そんな目には絶対遭いませんからね、都会は。 いやぁ、都会に住んでてよかった。 都会、かわいいよ、都会。

みたいな事を言ってた劇中人物は にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ NY遠征経験を持つジェイソン先生にお仕置きしてもらうといいんじゃねえの!

もうちょっと真面目にあらすじを説明するとしますと、
その昔、ひっそりと公開されたものの余りの怖さに上映中止になり、そのままお蔵入りになった伝説のホラー映画を一目観ようと捜し求めていた青年が、奮闘と周囲の協力のお陰でフィルムに辿り着く
というお話なのですが・・

お話・・

お・・  ・・なんかこれどっかで見た事あるような・・・


(※早くDVD出るといいですね!)

じゃなくてですね、こういうクラシカルで品行方正なホラーではなくて、血がスプリンクラーのように噴き出し手足がイボコロリの様に落ちまくる、品行不方正なエログロスプラッターをひたすら追い求め、そのまま深淵に飲み込まれてしまう男の子のお話なのであります。

一時はダメな子の代名詞みたいな印象だった“ダークキャッスル”印ですが、『エスター』のお陰で随分イメージ回復がなされてきたようで、なんだか目頭が熱くなり今日この頃。 
で、本作もそんな“ダークキャッスル”出身だったのですが、これまた立派に更生構成されており、とても面白く鑑賞出来たのでした。
ダークキャッスル、お前よく頑張ったよ。(←偉そう)

まず、殺人鬼の造形がすばらしいのですよね。
久しぶりに「kawaii」と外人さん風に思ってしまう程グっとくる殺人鬼に出会えた様な気がします。 
自分の皮膚に、直に人形の顔を縫い付けると言う思い切りの良さが魅力的なんだなぁ。
なんといいますか、ジェイソンだのレザーフェイスだのと言った諸先輩方に真っ向から挑戦状!みたいなね。
「お面被るとか、生ぬるいことやってんじゃねえよ!」みたいな。
わかる、わかるよ。 若者はそうやって先走ってしまうものさね。(で、歳行ってから後悔する)

そして入れ子になったストーリー。
幻の映画を探していた主人公が、実はその映画の登場人物になっていた、という、ちょっぴり捻りのあるストーリーがこれまたとっても魅力的。
とにかく、映画製作に関わっている一家の狂いっぷりが凄まじいのですよ。
とことんリアルで過激な暴力表現を突き詰める余り、自らの手で理想の殺人を犯すようになってしまった父と、その父に本番を含めた性教育を施されたり、実践を伴った撮影のノウハウを叩き込まれて、根っからのハードコア監督になってしまったアレクサ。 あと、そんな最凶な2人の間に生まれ、育てられた不幸な息子。
最初はひとつの道(究極のホラー)を目指していたはず一家が、方向性の違いによって崩壊へと突き進む、まぁ、判り易く言えば仲間割れする姿は、滑稽であり、虚しくもあり。(なにせみんな大真面目ですので)
「パパ見て!この血の滴り具合を見て!」
「ばかもん! なんだその無駄にエグい刻み方は! お前センスゼロ!」
「なによ! お客さんは過激な方が好きなのに! そんなだからパパの映画は売れないのよ!」
「なにおー! お前ばーか!」
「私たちがやってる事なんて、所詮はただの殺人なのよ! パパは能書きを垂れるばっかりで、私たちの行為の本質から目を背けてるだけじゃない!」
「むむ! この・・このおっぱいめー!」
と、主人公やそのお友達をそっちのけで揉め始める一家。

もうさぁ、頼むから家でやって来いよ! (←ここが家だった)(←すまんかった)

彼らが目指す到達点は、確かに異常な世界であり、そこへと向かう工程も鬼畜としか言いようがないのですが、ひとつの事に取り憑かれた者の情熱とは、時としてブレーキの無いジェットコースターの様に恐ろしいスピードで持って突っ走ってしまいのではないか、と思うのですよね。
人道に反しているか否か、他人に迷惑を掛けているか自己完結なのか、という違いはあるものの、こういう情熱と言うのは我が身をも滅ぼしかねないとても危険なものなのではないか。
幻と言われる品行不方正なグログロホラーを、周りの友達の制止に耳を貸さず、一心に追い求め、結果大切な人たちを犠牲にしてしまった主人公もまた、危険な情熱の炎に焼き尽くされた一人なのではないか・・と思ってしまいました。
引き返すポイントは沢山あったのにね。
“適度”と“適当”って大切なんだよ。 みんなも気をつけよう! (※突き詰めるなと言っているのではないですよ。自分や周りの人々に迷惑掛けないようにしようってコトですよ)


※ 以下一人語りが続きますので、お時間に余裕がある方だけどうぞ。


実は本編を観ていて、ちょっと考え込んでしまったのですが。

主人公が再三友達に聞かれる「なんでそんなにこのホラーに拘るの?」「なんでそこまでしてグロいの見たがるの?」というセリフ。
主人公自身も明確に答える事が出来なかったこの質問。
アガサも時々、自問自答してしまう事があります。

我が家の世帯主さまも、根っからの嫌ホラー人間で、
「なんでそんな残酷なの見るの?」
と真顔で聞かれる事が多々あるのですが、いつもうまく説明できない。 と言うか、出来る自信がない。
なので、「好きなんだもん」と、目線を逸らせながら答えるしかなかったりします。
でも、そもそもなんで、ホラー好きを明言するにあたってこんな後ろめたい気持ちにならないといけないのか。
目線を逸らす必要などなく、正々堂々と「首ちょんぱ最高!」と言えばいいではないか。
それはわかっているのですが、不必要に構えさせてしまうそうで言えないのです。
「えー・・・ 気持ち悪い・・」と言われそうで、言えない。
不思議なことに、ホラーを好きじゃない人って、なぜか干渉したがる人が多いのですよね。
“趣味が違う人”としてそっとしておいてくれればいいのに、ことホラーに関しては人非人のように扱われる事が非常に多い。

でもね、とにかく好きなんですよ。 
理由なんてないんです。

アガサのホラーに関する一番最初の記憶は、4~5歳の頃に見た『ドラキュラ』(シリーズの中のどれか)。
もう怖くて怖くて、観た日以来毎晩お布団を首に巻きつけないと寝られなかったくらい怖くて、でも、気付いたら彼の事を考えずにはいられなくなっていました。
次の鮮烈な記憶は『オーメン』。
絶妙な角度で降り落ちる避雷針、執拗に映し出される作り物の首。
純粋に「すげー!」と興奮したものでした。
もうね、その辺りから映画の中の非現実的な残酷描写(特殊効果)が大好きになってしまっていたのでしょうね。
でも、ホラーを好きではない人に、いくらそういった事を伝えても、“現実”と“非現実”の違いを理解して貰えない。
ニュース映像を指差され、「こういうバラバラ殺人とか好きなんでしょ」と言われてしまう。
全然違うモノなのに・・・。


でね、そんなこんなでなんとか上手いこと説明出来ないかと色々考えたのですが、ホラーってもしかしたら、理想の幼馴染の女の子みたいな存在なのではないかなぁ・・と思い至った訳なのです。

・ 小さい頃から傍にいた。(例:金曜ロードショーの13金を見た事ない人いないんじゃないのかなぁ)
・ いつもドキドキさせられる。(例:扉の向こうで常にスタンバイ)
・ 運動が得意。(例:逃げても逃げても先回り)
・ 時々大胆。(例:おっぱいポロリ)
・ 予想の斜め上の行動。(例:内臓もポロリ)
・ ハっとする程かわいらしい時がある。(例: ゾンビーノ )
・ 守ってあげたくなる事もある。(例: おかあさん )
・ 人間の業の深さについて真剣に語り始めたりする。(例:ロメロ3部作)
・ いつの間にか大人の階段をのぼり始めていたりする。
(例: フォカッチャ2 俺の邪悪なメモ様より)


ね! こりゃもう好きにならずにはいられませんって!
(※一部ホラーとは関係ない画像があった事をお詫び申し上げます)

という事で、ホラーはこれからも、私たちの傍に寄り添ってすくすくと成長しながら、新鮮な驚きと、心地よいマンネリズムと、惜しみの無いおっぱいを見せ付けてくれることでしょう。
私はそんなホラーの未来を見つめて行きたいと思う。
だから、「なんで?」なんて聞かないで欲しいし、揶揄しないで欲しい。
すきなものは好きなんだもの。 すきなものだけでいいんだもの。 
あなたもきっとそうでしょう?

 
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『第9地区』

2010年04月15日
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ろくでもない生き物ばかり出てくるすばらしい映画です。


あらすじ・・・
おかえり。 
ただいま。
あいしてる。
あいしてる。
いってきます。
いってらっしゃい。
ぜったいかえってくる。
ぜったいまってる。
ぜったいに。
ぜったいに。


先週末の公開直後から、アガサが巡回させて頂いているブログのみなさまやtwitterなどで、絶賛の嵐というかハリケーン、いや、トルネード級の賞賛の声が巻き起こっている『第9地区』を観てきたのですが、如何せん生まれ持っての天邪鬼な性格なものですから、そんな簡単に右に倣えとばかりに褒めちぎるだとかとてもじゃないですけど第9地区さいこう!! バカ!!あいしてる!!!


ある日突然、南アフリカはヨハネスブルグ上空に現われた巨大な宇宙船。
その中で飢え死に寸前の状態に陥っていた無数の宇宙人を、“諸外国に対するええかっこしい”(またの名を“人道支援”)の名の下保護する事となった、南アフリカ政府。
月日は飛ぶように流れ、20年の時を経ても一向に動く気配も無く相変わらず上空にぽっかりと浮かぶ宇宙船と、保護区域・別名「第9地区」で荒れ放題の生活を送っていた宇宙人。
増えも増えたり、その数180万人。
日に日に激化の一途を辿る、市民と宇宙人との対立抗争の急場しのぎの為、政府は宇宙人を新たな保護地区・「第10地区」へと大移動させる事を決定。
現場の指揮を命ぜられた民間企業・MNUの中間管理職ヴィカスは、昇進の喜びに顔を緩ませながら、いそいそと第9地区に向かうのでしたが・・・。

という本作。

残念ながら、アガサには本作の舞台となる南アフリカの歴史や現状についても、本作を彩るさまざまな兵器についても、ここでさりげなく引き合いに出して「どう?オレ結構出来る女っしょ」とえばれる程の豆知識は、何も持ち合わせておりません。
ですが、だからこの映画の面白さや哀しさ、虚しさ、いとおしさが感じ取れないなんていう事は微塵もなく、むしろそういった知識のある無いに関わらず、本作には万人の心の奥深くにグっと訴えかけるモノがあるのです。

大事な人に、もう一度だけ会いたい。
大事な人を、なんとしてでも守りたい。
時に配偶者に、時に肉親に、そして時に愛する誰かに対して・・・。
こういった気持ちというのは種族や性別は関係なく、誰もが持っている根本的な感情なのではないでしょうか。
だからこそ本編のクライマックス、私たちの前で繰り広げられる血肉の饗宴は、ただただグロい、醜い、えげつない見世物ショーではなく、胸をグラグラと揺り動かされ、熱い感情をふつふつと湧き出させる、魂のドラマとなっているのだと思います。

と言う訳で、本作を観て「えーやだーきたなーい」なんて言うばかものがいたら、「お前の体の中にも、これとそっくりな汚い物質が山ほど詰め込まれてるんだよ!このクソ袋!」とこってり叱ってやろうと思います。
キレイなものだけが真実なわけじゃないし、目にやさしいものだけが愛なわけでもないんだよ!
『第9地区』は、汚くて血みどろでかっこ悪くてろくでなしばっかり出てくる掃き溜めみたいな映画だけど、他のどんな作品よりも、生き物(ヒト、エイリアン関係なく)が輝く瞬間を美しく描き出しているのである!

傑作です!

未見の方は是非劇場へ。
無理な方も、いつになっても構いませんので、是非DVDなりBDなりで鑑賞してみて下さい。

ただし、グロいのと虫っぽいのが平気な方のみですけどね!

・・あ、でも大丈夫ですよ!
グロいと言っても、ほとんどが「パーン」って水風船が弾け飛ぶみたいな肉体破壊描写ですし。

あと、虫っぽいっていっても、いちおうは「エビ」って事になってますから。いや、実はアガサも観る前に世帯主さまから「おまえ、このエイリアンのスチール見たの?」って言われて「うん、顔だけは見たよ」って言ったら「ああ・・そう・・」なんつって意味深なセリフを送られたので内心ドキドキだったんですけどね。 そんなの言われたら「え?もしかしてアレ寄りなの?!」って思っちゃうじゃないですか。 アレってアレね、例の黒くてテカテカしてるアレ。 フィギュアのライサチェックじゃない方のアレですよ? で、どうなのかなぁーって思いながら観ていたんですけど、まぁ正直微妙っちゃあ微妙でしたよね。 顔はいいんですけど、背中のラインとか特にね。 「うぉあヤバイヤバイヤバイ」ってなった部分もありましたよね、確かに。 あと、触覚もアウトっちゃあアウトなんですけどねぇどっちかって言うと。 でもまぁ、ヒゲに救われたというか、活発に動いていたのでじっくり観なくて済んだというか、まぁ要するにギリギリセーフでした。 

無名の俳優さん揃いで役柄の判別に困った場合も、基本的には「ギャングの黒人と悪い白人」しか出てきませんから大丈夫ですよ。
特にナイジェリアンギャングのボス・オバサンジョと、MNU傭兵部隊のクーバス大佐のやんちゃっぷりが抜きん出てすばらしい。
足が不自由で車椅子の生活を強いられていることから、未知の強さを持つエイリアンに固執するオバサンジョ。
エイリアンの人権などクソくらえで、汚物は消毒だ!!とばかりに引き金を引くクーバス大佐。
奇しくも、何かと引き合いに出される『アバター』の登場人物と若干被るこの2人が、最高に魅力的なんですよねー!

他の登場人物も、(主人公を含めて)悪人とまでは行かなくても、そこそこ腹黒いとか、身勝手な小心者ばっかりですからねぇ。
斬新というか、リアルというか・・・。 とにかく物凄く自分に近い姑息さ、身勝手さを感じて、親近感無限大でした。 そんなもんだよ、人間なんて!


と言う訳で、クドいようですが、本当に観る価値のある作品だと思いますので、機会がありましたら是非一度ご覧になってみてはいかがでしょうか!




おまけ。(ネタバレ含むので反転かなり下までスクロールして下さい)














・ 小心者のクセに、カメラが回ると威勢がよくなる主人公・ヴィカスと、とことん温和なエビ型宇宙人・クリストファーは、すごく似たもの同士なんですよね。

・ ていうか、こんなヘタレな宇宙人は初めてだ。

・ 仲間が切り刻まれているのを目の当たりにして、怒りに我を忘れるのではなく呆然と立ちすくむとか・・・お前はオレか!(リアルにこういう状況に立たされたら、きっとこういう反応ですよね)

・ で、そんなクリストファーは、ヴィカスの捨て身の援護のお陰で無事母船へ到着。 一路生まれ故郷の星へ・・・ って仲間全員置き去りなんでやんの!

・ え、母船から光線が出て仲間をサルベージとか、そういう機能ないんですか?

・ アナログなのかハイテクなのかようわからん宇宙人やな!

・ お陰で3年後には、宇宙人難民は250万人まで膨れ上がっていました。 強烈!

・ それにしても、20年ぶりに起動を始めた上空の宇宙船に対して、嫌悪感を露に「けぇれけぇれ!さっさとクニにけぇってしまえ!」と手を振る地球人の姿の、恐ろしいまでのリアリティときたら。 自己中心的で排他的。それが地球人というものなのか。

・ 他人の痛みは他人にしかわからない。 
相手と同じ状況になって、はじめてその気持ちを理解した主人公が、妻への愛を燃料にどんどんたくましく成長してゆく姿に涙がとまりませんでした。 
3年後・・・、 3年後には必ず元の姿になれますように。  って、あの姿からヒト型に戻せるんだとしたら、それはそれでスゴイ技術だけどな!(やっぱハイテクな宇宙人なのだろうか)

・ ポニョ、あのエビ型ハイテクパワードスーツ、すき!!


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『SAW6』

2009年11月07日
saw_6.jpg

ジグソウことジョン・クレイマーは、生粋のクレーマーだった! よりにもよってダジャレ!!(ノД`)


『SAW』シリーズ最新作を観てきましたよ!

同じ日に「はらわたシリーズ」でお馴染みサム・ライミ監督の『スペル』が公開になると言うのに、わざわざ『SAW』を選ぶと言うこの気配り感! どう?! こんな気配りっ子のアガサ、どう?!
だって、どう考えても皆さん『スペル』に流れて行っちゃうじゃないですか。
「『ソウ』? あ~、あの痛そうなやつね~。 興味な~い。だいたい今何作目なのかもわかんないし~」って言われちゃうじゃないですか。
アガサ、博愛主義だから、そういうのほっとけないんだもん!(←キモい)

と言う訳で、律儀に劇場に向かったアガサなのですが、そこのロビーで、平日の朝っぱらだというのにスーツ姿でブラブラしている第一村人中年会社員を発見!
どう見ても『沈まぬ太陽』狙いだなぁ、と思った訳ですよ。
なんだったらもう、「こいつら2人、JALの回しもんなんじゃね?」とまで思いましたよ。
それくらいのスーツ圧を感じさせるおじさま2人。
会社抜け出して、壮年男子2人で映画かよ~!と。 イチャイチャしてんじゃねーぞ!もっとやれ! と。

で、色んな妄想と観る事の無い『沈まぬ太陽』に思いを馳せつつ、『SAW6』を上映する部屋に入ってみたら、さっきの壮年カップルが仲良く入って来たのでありました。

日本もまだまだ、捨てたもんじゃない・・・!(何がだよ)


じゃ、前フリはこれ位にしておき、そろそろ本題へ。


今まで(1~5)のあらすじ
・ 命を大切にしないやつなど大嫌いじゃ!
・ ヤク中から抜け出して真人間になれたのも、ジグソウメソッドを受けたからこそ。と言う訳であたし、ジグソウおじさまの弟子になります!
・ 妹殺しの犯人に、ジグソウの名を騙って復讐した事がジグソウさん本人にバレたので、おれ、今日からジグソウさんの弟子になります!
・ わしに余命を告知した冷たい医者はお仕置きじゃな。
・ 盗撮を生業にしてるようなハイエナ野郎もお仕置きじゃな。
・ その他諸々も月に代わってお仕置きじゃな。
・ 余命が僅かのようじゃから、死後に実行させるゲームの用意を整えておかねばな。
・ わしは死しても、その志はいつまでも引き継がれてゆく事であろう。
・ ジグソウは、永遠に不滅です!



・・・
・・わかります・・・よね・・? 
ま、もっと詳しく過去のストーリーを知りたい方は、ここら辺りを見て頂いたらいんじゃないの!
『SAW』感想
『SAW2』感想
『SAW3』感想
『SAW4』感想
『SAW5』感想


では、今回の最新作のあらすじ・・・(ネタバレはしていません)

お仕置き殺人鬼ジグソウこと、ジョン・クレイマーは死んだ。
その遺志を継ぐ事になった刑事・ホフマンは、自分の正体を知ってしまったFBI捜査官・ストラムを亡き者にし、意気揚々と2代目ジグソウとしとしての人生を歩み始めようとしていた。
しかしその前に、ジョンが遺した最後のゲームをやり遂げなければならない。
ホフマンは全てのお膳立てを整え、最前列で死のゲームを見るべく廃動物園に向かう。

一方その頃、FBI捜査官・エリクソンは、一連のジグソウ殺人で使われたテープや証拠品に、微妙な違いがある事に気づく。
もしや、ジグソウは2人いたのでは・・・?
そんな正しすぎる直感を頼りに、エリクソンは証拠品の洗い直しを始める事に。

ジョンの最愛の妻・ジルは、夫から贈られた遺品の中に重大なメッセージがある事を知る。
それは、ジョンが生前から妻にたびたび言い聞かせていた、彼なりの人生哲学であり、生前は妻が承服できなかった恐ろしいメッセージだった。
しかし、ジョンが壮絶な最期を遂げ、彼が世の中に与えた影響を目の当たりにした今、ジルにはもう、迷う理由など無い。
ジョンが本当に望んでいた「最後のゲーム」を完成させる事が、ジルから夫への愛の証なのだった。


そして、廃動物園に集められた罪深い人間たちに今、命の尊さを見つめなおす究極のゲームが与えられようとしている。
生き残るのは、ホフマンか。
エリクソンか。
それとも・・・・。


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どうしてこうなった!どうしてこうなった!!ヽ( ^ω^ )/

衝撃の第1作から足掛け6年。
6年て!
幼稚園児が小5ですよ!
ヘタしたらもう、おませな女の子なんかは大人の階段登っちゃってますよ!
ホントもうね、なんでこんな事になっちゃったのか?と。
なんで1本で止めておかなかったのか、と。
大目に見たトコロで、3本目くらいが潮時だったんじゃないか、と。
そんなせつなさともどかしさと、失われた1800円に思いを馳せてしまったアガサ。
そりゃもう、先ほどのスーツのおじさまもガックリと肩を落とし、項垂れて劇場を後にしますって!
だから大人しく『沈まぬ太陽』にしとけばよかったのに! このチャレンジャーめ!!

前作の感想でも似たような事を書きましたが、ジョンが死んだ時点でこのシリーズは終わったも同然なのですよ。
あとはもう虫の息。
延々と続くカーテンコール。ただし誰も望んでいない。

4作目で颯爽と襲名披露したホフマンですが、初登場時から無かった華がますます無くなり、というか、堂々と出てき過ぎて、もう画面に映りこんでいるのが当たり前になっちゃってると言うか。
勿論ジョンも、2作目の時点では完全に顔が割れていましたし、何もかも準備済みだったり弟子に任せたりしていたのをいい事に、あっちこっちに出没しまくりだった訳ですが、ジョンには常にどこか「謎」の部分が感じられたのですよね。

もしかして、まだ何か隠しているのではないか。
3重、4重は当たり前、5重6重のトラップを仕掛けているのではないか。
そんな底の見えない奥深さが、ジョンの魅力だったのだとアガサは思います。

ところがこのメタボ野郎(ホフマン)は、何もかも最初から判ってしまっているのですよね。
妹への復讐でジョンの模倣をした事から、なし崩しに弟子入りさせられてしまった。
弟子としての役割はあくまで副業なので、本業の刑事業も手が抜けない。
常にいっぱいいっぱいな存在。 それがホフマン。
もう、謎もへったくれもないですよ。 なりふり構わず証拠隠滅に励まないと、すぐあしが付いちゃいますから。

そんな訳で、ホフマンが画面に移りこんでも、そこにはなんの緊張感も無く、「ま、誰か気付いちゃうんじゃないの!」という他人事めいた気持ちしか抱けない。
ゆえにダラダラとした印象しか残らない。
で、ジョンはジョンで、出てこないと話にならないので相変わらずせっせと登場。
当然のごとくな回想シーンのみならず、今回は幻のような形でまで登場。
お前はあれか。 
『スターウォーズ』シリーズのオビワンか。
森の木陰からこっちを見るか。
フォースか! マズい事はなんでもフォースで解決か!!


続編を作る、柳の下でどじょうを養殖する、という行為の浅はかさや難しさを再認識させてくれた駄目シリーズ。
アガサはもう、来年からは劇場で観ませんからね!(きっぱり)



(※ 以下ネタバレ)



さて、今回の具体的な内容に触れますと、ジョンが「自分の死後行ってくれ」とばかりに遺したゲームのターゲットは、自分の癌が脳に転移したと判った時に、冷徹にも保険を支払ってくれなかった保険会社の面々。
またもや逆恨み。(ま、保険業者の手口も酷いっちゃあ酷いのですが)

3作目では万策尽きて、脳圧を下げるために頭蓋骨を削りとるくらいしか出来なかったジョンですが、実は治療法が無くはなかったらしいのですよね。
ただ、まだ研究段階なので実費負担になる為、出来れば保険で支払いたい。
ところがこの保険屋は、「あー。無理じゃね?そんなんやっても末期なんだから意味無いっしょ」とばかりに支払いを却下。
怒ったジョンは窓口で説教大会。
もう完全にとなりのクレーマー状態です。

そんな訳で、自分に癌を告知した医者だの、嫁を流産させたジャンキーだの、態度の悪かった弁護士だの、関係者に対し軒並み報復攻撃を仕掛けてきたジョンは、最後のとどめとばかりにこの保険会社のチームを皆殺しにする算段を企てるのです。
実に怖いおっさんです。

しかし、相手がそんな面々な為に、今回のゲームは規模が半端なく大きくなってしまう羽目に。
ジグソウのゲームは、そのスリリングさやこじんまりとした感じが魅力だった訳ですよ。
“廃動物園を使って”、という時点で既に
「おまえどんだけ潰れた施設持ってんねん」
とつっこみたくなるのですが、その中で行われるゲームがまた
・ 大きな部屋いっぱいに組み上げられた鉄柵のトンネルを、途中で吹き付ける高熱スチームをかわしつつ潜り抜け、最後は梯子を登ってフィニッシュ
とか
・ 外国の公園にありがちな回転式の椅子付きテーブル(※ポスターに使われているアレです)に縛り付けられた6人の男女のうち、助けたい2人を選べたらフィニッシュ
とか、もうどうやって運び込んだのか理解不可能な仕掛けな事この上なし。
いや、絶対に無理ですよ。
いくらホフマンが力持ちでも、この回転盤は持ち込めない。
トンネルの方もなんなのこれ? 
新手のサスケなの?
緑山スタジオに組むの?
最後のはしごダッシュで吹きましたよ。そりゃ吹くよ。

これらの仕掛けを全て管理し、一つのゲームが終わったら次のゲームが始まるように仕込み、失敗しても大丈夫な様に計算しって、刑事業しながら片手間に出来ることじゃないよ! おまわりさんナメんな!!コンニャロー!

今までも無理は承知のゲーム設定なきらいはありましたが、それはあくまで「実はジョンの単独犯ではなく、アマンダやホフマンが手伝っていたから」というエクスキューズがあったからまかり通った事。
今回のゲームは、そりゃもしかしたら生前にジョンやアマンダも一緒に準備していたのかもしれませんが、被害者をさらって来るのだけでも大事ですよ。なんせ総勢13人ですよ。ちょっとしたマイクロバスが要るっちゅうねん。

それよりなにより、この人数相手に一人づつお仕置きしてゆく為に、映画自体が間延びするのなんのって。
ダラダラと描かれるゲーム進行と、その間ずっと「ワー!ギャー!ワー!ギャー!」と大音量で響き渡る叫び声。
正直、単調すぎて緊張の糸もみじん切り状態です。

観終わったあと、心に残るのは、激しい疲労感と大事なものを失ってしまった喪失感。
あんなに面白かったシリーズが、ついにここまで堕ちてしまったか、という哀しみ。
もうお願いだから、次でおしまいにして欲しい・・・。
今はとにかく、そんな気持ちでいっぱいです。
え? なんで次があるかわかるのか?って?
だって今回また、新たな謎が出てきちゃったんだもん! ウワァァ-----。゚(゚´Д`゚)゚。-----ン!!!!

ちなみに、前作までの大きな謎である
・ アマンダの手紙
・ ジルが開けた遺品ボックス
は、いちおう本作で明かされますが、ハッキリ言わせて頂くと「なんてこたぁない」内容でした。
特に遺品ボックス。
中に入っていたのは、ジョンの最後のゲームの手引書と、鉄製のアゴ破壊マシーン(第1作でアマンダがつけられていたアレ)とビデオテープだったのですが、それって普通にゲームの道具でしかないんですよね。
なんというか、ここまでじらされた割には捻りがない。
アマンダの手紙に関しては、第3作のラストでのアマンダの行動に納得がいく内容ですので、まぁ「ふうん・・・」という感じでしょうか。
どこまで行っても可哀想な女だなぁ。

で、今回生まれた謎というのは、先ほどの遺品ボックス内のビデオテープなのですが、ジルが病院内の何かの部屋に届けるシーンしかなかったのですよね。
この期に及んでまだ謎を仕込む製作陣にもハラが立つのですが、ここはもう、このテープの受取人が1作目で死にそうになりながら脱出したゴードン先生であり、次回はジョンのメッセージテープを見たゴードン先生が3代目を襲名する、というステキ展開になる事を期待してみようと思います。
ていうか、もうそれ(ゴードン先生再登板)くらいしか楽しみがない。

心の行き違いと、ホフマンの姑息な罠のせいで、無念の死を遂げてしまったアマンダとジョン。
この2人のやりとりが大好きだったアガサは、今回の回想シーンで2人が目線をかわしてほくそえんだり、ヒソヒソ密談を楽しんだりしている微笑ましい姿が見れた事が嬉しくてなりませんでした。
なんだか『X-MEN』のマグニートとミスティーク(腹黒い社長と愛人兼秘書)みたいで・・・。
本作で一番満足出来たシーンかもしれませんね。


と言う訳で、長々と書いてしまいましたが、ここまで付き合ったんだから、次も観ますよ。
先ほどは「もう劇場では観ない!」なんて書いてしまいましたが、たぶん懲りずに劇場に行ってしまうのだと思います。
だって、やっぱり好きなんだもの。
ただ、絶対に次でおしまいにして貰いたいですけどね!


では最後に、劇場で買ったパンフがゴージャスだった件をご紹介して、今回の長文感想はおしまいに。

パンフ2
中盤ページに突如現れるアートなコラージュ!
過去5作の想い出が、否が応でもフラッシュバック!


パンフ3
文字のレイアウトだってこの通り!
ページの中で、縦書きやら横書きやら逆さま書きやらが飛び交い、読みにくさを猛烈アピール!
そう、オレはジグソウ・・・ 一筋縄ではいかない男っ!!


パンフ1
表紙はなんとからくり仕様!
6の○(まる)になっている部分が、クルクル回るの回らないのって!
童心に戻って、レッツ!メリーゴーランド!

っているかぁぁぁぁぁぁ!!!!(ノ`Д´)ノ彡┻┻



もうねぇ、そんなんどうでもいいから、作品の中身をもっとゴージャスにしてくれよ・・と。
ま、パンフと本編は関係ないのですが・・・。


まだまだしばらく、『SAW』シリーズとそのパンフからは目が離せソウにないですね!





※追記
足掛け年数に間違いがありましたので訂正しました。
最後に駄目押しのダジャレを付け足しました。 よりにもよってダジャレ!


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『フィースト3/最終決戦』

2009年10月25日
フィースト3
★★☆
まったくもってガッデムな映画だぜ!

『ザ・フィースト』(シリーズ1作目)の感想      
『フィースト2/怪物復活』(シリーズ2作目)の感想


たぶん誰も首を長くしていなかったであろう、全世界非待望のシリーズ『フィースト』もついに最終章。
映画史に輝くお下劣モンスターの正体とは・・・?!
そして、ゲス野郎どもの生き残りをかけた戦いの結末とは・・・?!


あらすじ・・・(※ 最後までネタバレしています)(※そして長いです)



サンダー さんの発言 「いてえ!落ちた!オレ落ちた!」
スラッシャー さんの発言 「わりいわりい。 投石器って、思ったより飛ばねえのな」
ライトニング さんの発言 「しょうがねえな!ミーが助けにいってやんよ!アミ-ゴ!」
バイカークイーン さんの発言 「なんでもいいからさっさと留置所の鍵拾ってきなさいよ!このおたんちん!」
グレッグ さんの発言 「あの・・・オレの頭にさっきから鉄パイプが刺さってるんだけど・・・」
刺青女 さんの発言 「グレッグ超ウゼエ!! 赤ちゃん殺しのクセに!マジイラつく!」
ヤドナシ さんの発言 「この留置所はわしのもんじゃ! 入ろうとするヤツはこのダイナマイトで吹き飛ばしてくれるわ!」
シークレット さんの発言 「みんな、落ち着いて! 奇跡を信じましょう!信じれば、きっと救世主が現れるはず!」
ハニーパイ さんの発言 「お前ら全員バカじゃね? 歩きで充分逃げれるじゃん」
バーテンダー さんの発言 「ちょっとわし疲れたから寝オチしちゃうかも」
サンダー さんの発言 「あーダメだー! もう怪物キタコレ!」
ラントニング さんの発言 「早くね?」
サンダー さんの発言 「超早ぇよ! あーオレ終了のお知らせ\(^o^)/」

サンダー さんがサインアウトしました


ライトニング さんの発言 「くそー! しかし鍵は拾ったぜアミーゴ! 今これでこの留置所を・・」
ヤドナシ さんの発言 「そうは問屋が! 食らえ!わしのダイナマイト攻撃!」

ライトニング さんが退席しました

ハニーパイ さんの発言 「あたしはこの通り、徒歩で逃げちゃうもんね~。 もんね~。 もん・・  ・・あれ?やっぱ怪物追って来た?」

ハニーパイ さんがサインアウトしました

スラッシャー さんの発言 「ちくしょう! 結局留置所の鍵を明けられなかったじゃねえか!」
シークレット さんの発言 「大丈夫よ。 信じればきっと道は開けるわ」
刺青女 さんの発言 「うるせえよペチャパイ!」
シークレット さんの発言 「うるさいわよシリコン!」
バイカークイーン さんの発言 「とにかく助かりたいヤツはグダグダ言ってないで怪物と闘いな!」
バーテンダー さんの発言 「まぁ、みんな頑張ってくれい・・・わしはちょっと一休み・・」
グレッグ さんの発言 「オレの頭のパイプは・・・」
刺青女 さんの発言 「うるせえよ若ハゲ!」
シークレット さんの発言 「あたしの彼は若ハゲじゃないわ!簾なだけよ!」

カーボーイ さんがサインインしました

カーボーイ さんの発言 「よおっす! 危険な事大好きカーボーイだよ! お前ら全員面倒見てやるぜ!」
シークレット さんの発言 「若ハゲだわ! グレッグさんって確かに若ハゲだった!ていうかこっち見んじゃねえよ、若ハゲ!赤ちゃん殺しのクセに! カーボーイさん、ようこそ!こっち空いてますよ!」
スラッシャー さんの発言 「・・・グレッグ、世の中ってのはこういうもんだぜ・・・」
カーボーイ さんの発言 「さあ、そこの彼女! おれが銃の使い方を手取り足取りレクチャーしてあげるぜ!」
シークレット さんの発言 「え・・/// あたし銃なんて使った事ないお・・・ えっと、これであってるかなぁ///」
バイカークイーン さんの発言 「あ!そこ引いたら弾が」

カーボーイ さんがサインアウトしました

ヤドナシ さんの発言 「どうすんじゃあー! 頼みの綱の男前が死んでもうたぞー!」
バイカークイーン さんの発言 「ジャンキーは黙ってな! とにかく車かなんかで逃げるんだよ!」
スラッシャー さんの発言 「車の数が足んねえよ! お前ら自分でなんとかしろよ!」
シークレット さんの発言 「信じればきっと・・・」
グレッグ さんの発言 「頭のパイプが・・・」
バーテンダー さんの発言 「しんどいから休憩・・・」
刺青女 さんの発言 「こいつら超ウゼエー!www」
ヤドナシ さんの発言 「言うてる傍から怪物が来たぞー!」

ヤドナシ さんがサインアウトしました
スラッシャー さんが退席しました
ライトニング さんはオンライン中です


バイカークイーン さんの発言 「マズい!怪物に囲まれた!」

預言者 さんがサインインしました

預言者 さんの発言 「イエー預言者そうオレまさに預言者的存在ヒーウィーカムYO!」
バーテンダー さんの発言 「なんという事だ!怪物たちが逃げてゆくぞ!」
シークレット さんの発言 「ああ・・!あなたなのですね! あなた様こそ我らが救世主なのですね!」
預言者 さんの発言 「え? ああ。そうそう。怪物もこのオレ様には恐れをなして逃げてくのさチェックザマイクワンツーカモン!」
ライトニング さんの発言 「このセリョール、どう考えても胡散臭いんだけど!」
預言者 さんの発言 「えーとさぁ、とにかく地下行こ!下水道通れば確実にここから抜けられるジャン!」
バイカークイーン さんの発言 「気に食わないヤツだけど、とりあえず従ってみるしかないわね」
刺青女 さんの発言 「この地下道の壁になんか書いてあるんだけど・・・なにこの血文字・・・超キモい・・」

ゲロ女 さんがサインインしました

ゲロ女 さんの発言 「ヒャッハー!! 血は快楽!血は快楽!!」
刺青女 さんの発言 「ちょ! ま! あばばばば!」
バイカークイーン さんの発言 「らめぇぇぇぇぇ!!」

刺青女 さんがサインアウトしました

バイカークイーン さんの発言 「らめぇぇぇぇぇぇ!!!」

ジャン・クロード・セガール さんがサインインしました

ジャン・クロード・セガール さんの発言 「よっしゃぁぁぁ! ここは人間兵器のおれに任せとけぇぇぇぇ!!」
バーテンダー さんの発言 「・・・またヘンなのが来おった・・・」
ジャン・クロード・サガール さんの発言 「元海兵隊のおれが来たからには、怪物だろうと人間だろうと、邪魔なやつは容赦なく切り倒す!それが人間兵器のおれだから!」
バーデンダー さんの発言 「ところでお前さん、どっから入ってきたんじゃ?」 
ジャン・クロード・セガール さんの発言 「え? そこのマンホールかrうわモンスターがくぁwせdrftgyふじこlp」

ジャン・クロード・セガール さんが退席しました
バーテンダー さんが退席しました

 
シークレット さんの発言 「先・・行く?」
ライトニング さんの発言 「行こ・・か・・?」
預言者 さんの発言 「だいじょぶだいじょぶ!この先にからほら、なんか音楽が聞こえてきたジャン!」 
バイカークイーン さんの発言 「ってまたゲロ女たちじゃねーか!!」

ジャン・クロード・セガール さんはオンライン中です
バーテンダー さんはオンライン中です

スラッシャー・改 さんはオンライン中です


バーテンダー さんの発言 「あの向こうにある梯子を登るんじゃー!」 
ジャン・クロード・セガール さんの発言 「ここはオレに任せろー!」
スラッシャー・改 さんの発言 「グモモモー!」

ゲロ女 さんがサインアウトしました
ジャン・クロード・セガール さんがサインアウトしました


シークレット さんの発言 「早くあのシャッターを開けて逃げましょ! ていうかお前ら開けろ!」
預言者 さんの発言 「オッケー! モンスターの相手はオレに任せなYO! ・・あれ・・・ 耳の調子が・・ なんでだ・・ 力が・・力が効かない・・」
バイカークイーン さんの発言 「もしかしなくても、モンスターが嫌がってたのってこいつの補聴器のハウリングだったんじゃねえの?」

預言者 さんがサインアウトしました

グレッグ さんの発言 「もうほれ以上、赤ひゃん殺しらなんていわへねえ!」 

グレッグ さんがサインアウトしました

スラッシャー・改 さんの発言 「ウンガー!」
シークレット さんの発言 「おんどりゃあああ! ドタマかち割ったるさかい!!」
バイカークイーン さんの発言 「みんなでこのバケモノを食べるんだよ!」

スラッシャー・改 さんがサインアウトしました 

シークレット さんの発言 「ゲボー」 
バイカークイーン さんの発言 「げぼー」
ライトニング さんの発言 「GEBO-」
バーテンダー さんの発言 「下毛ー」

バイカークイーン さんが盗んだバイクで走り出しました
バーテンダー さんが発情しました
シークレット さんが露骨に嫌そうな顔をしました
ライトニング さんが空気でした


巨大ロボット さんがサインインしました

巨大ロボット さんが・・・

ロボ・・

ロ・・・


振り幅ぁぁぁぁっっ!!(ノ`Д)ノ:・'∵:.┻┻ドリャー
 


ま、エイリアンだと思ってたのに、突然モビルスーツが出てくる映画もあるしね! 
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なにぶん登場人物(メインキャスト)が多い作品ですし、その上シリーズ3作目にしてなお新規キャラが出てきたものですから、少々判りづらいあらすじになってしまいました。
どうもすみません。
ていうか判りづらいのはいつもの事ですか、あいすみません。
ま、雰囲気だけでも感じ取っていただけたら・・。テヘ!


さて、前回パート2の段階では、まだ物語が終わっていなかった(完全に途中止め状態だった)ので、この3作目を観終わってから総括しようと思っていたのですが、なんとまさかの振り幅の果てに丸投げオチでしたので、オレもうなんも言えねえ。
なんちゃって! 言いますけどね!(←どっちだよ)


投げやりにも程がある前作から軌道修正し、1作目のノリを取り戻したかのように見える本作。
① いかにも悪そうな面々が
② 自分勝手に騒ぎ立て
③ 仲間割れをし
④ 適度に間引きされながら
⑤ 最後はファイナルガールの壮絶な反撃。 
という品行不方正な展開となっております。
勿論、本作のウリである「予想の裏切り」も鬱陶しいくらいに登場。
それはもう、「またかよ!」と言いたくなるほどに。
「観客の予想を裏切る展開」が「回りまわって観客の予想した通り」になっちゃうのはどうなんだ? という素朴な疑問が浮かぶほどに。

ただ、そのノリは限られた空間(酒場)だったからこそ面白かったのではないか、と思ってしまうのですよね。
あちこちに場所を移して、その都度同じ展開(①~⑤)を繰り返すと、流石に飽きてしまいます。
そうでなくても、このパターンはいままでのシリーズでも使っているのだけに、捻りの無さがちょっと胃もたれしてしまうかも。
ジャン・クロード・セガールのキャラなどはとても面白かったので、余計に勿体無い気がしました。

それともうひとつ、地下がメインなので、画面が暗くてわかりづらいのは仕方ないのかもしれませんが、一行が、ゲロ女率いるゾンビ集団が闊歩するクラブに迷い込むシーンでの暗闇&フラッシュパカパカシーンは、わかりづらいとかもうそういうレベルを超えるイミフワールドで、しかも余りの点滅具合に、ポケモンパカパカ事件まで頭にちらつき、画面に集中出来ませんでした。
これで病院行く羽目になったら、超かっこわるくね? みたいな。
「いやぁ、じぶん、『バベル』観てたんッスよ~。あのオスカー候補作の。 違いますって!ドロドログチャグチャホラーなんて観てないですって!」
って、誰に対してなんだか言い訳なんて用意して・・ バカね・・あたしったら・・フフ・・(←何キャラなんだよ)

ホラーに暗闇は欠かせないと思うのですよね。
ただしそれは、あくまで面白さを際立たせる為の装置であって、誤魔化しの道具に使ってはいけないと思うのですよ。
本作での暗闇シーン多用とパカパカシーンは、コミックっぽい画面作りを目指していた結果なのかなぁ・・とも思いましたが、残念ながらそれより何より「手抜きじゃね?」という印象の方が大きかったです。
そこは予算が無いなりに、なんとか工夫しようよ!
お前ならそれが出来ると信じてる!(←何この上から目線)

とまぁ、★2つの理由のような事を書き連ねましたが、決してつまらない作品だった訳ではありませんので。 念の為。

マンネリ感が否めないものの、やっぱり「正義のヒーロー然」したイケメンが登場直後に瞬殺されるのは爽快ですし、扉を開けた途端流れ出す滝のような臓物もステキ。
前作のラストで奇跡の生還を果たしたハニーパイが冒頭早々瞬殺されるのも、半端ないガッカリ感で楽しいです。 やっぱりヒロイン然しすぎたせいでしょうかねぇ。 こういうトコが一貫しているのって大事だと思います。

そして何より、今回一番素晴らしかったのは、先ほどもちょこっと触れましたが、ジャン・クロード・セガールの存在!
なんという出オチ!!∵・(゚∀゜)ブッ
皆がピンチの時に颯爽と現れて、あっという間に片腕ナタボーイになって、あれよあれよと言う間に上半身ダルマになるセガール青年(独身・元海兵隊・現ニート)。
最近のお気に入りはipodシャッフル、セガール青年。
結局いいトコ殆どなかった、セガール青年。

おまえのようなボンクラ、オレは大好きだぜ!!

反則とも言える衝撃のロボットオチも、ここまでバッサリやられると、逆に清清しいというか。
その後モソっと登場して、3部作のまとめソングを謳いあげるマリアッチのおじさんと合わせて、観るものの力をゴッソリ抜き取ってくれる事必至です。
いやぁ、なんつーの? ここまで思い切りよく丸投げされると、腹も立たないっつーの?

結局、本作の監督がシリーズを通して強く訴えかけてきたのは、
人間とはいかにクズで下衆で身勝手で野蛮な生き物か
という事なのですよね。
モンスターはあくまで賑やかしですので、もうその末路がどうなろうと知ったこっちゃないというか、「やれやれだぜ!」と切り捨てられる様な些末事なのであります。

乾いた大地に、やる気がなさそうに響くマリアッチの調べ。
「果たしてこれ、3部作もかけてやる事だったの?」とか
「結局オチついてないけど、どうすんの?」とか
「1作目で生き延びた3人はどうなったの?」など
浮かんでは消えてゆく疑問を包み込み、「もう・・・いいか・・・」と無気力にさせてしまう脅威の調べ。
もう、なんだったら3部作観なくても、この歌パートだけ観ればいんじゃね?
と思わなくもない、とてもステキなエンディングでした。


と言う訳で、本編を観るのはおっくうだ。 と言う方は、是非このマリアッチおじさんだけでも観て帰ってあげて下さいね!
(※うそですよ)(※出来れば本編も)


さて、そのエンディングで触れられた驚きの4部作構成ですが、果たして本当に実現するのでしょうか。
ロボット生誕秘話がスクリーンで語られる日は訪れるのか。
全世界非待望の第4作、首をそこそこ伸ばしつつ待ちたいと思います!
頑張れ! ジョン・ギャラガー監督!



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