『ランボー 最後の戦場』
2008年05月31日

史上最高の鬱映画。 (アガサ調べ)
我が家の世帯主さまは、ジレンマに陥っていました。
大好きな 『ランボー』 シリーズの、実に20年ぶりの最新作の予告篇を観てしまったからです。
そしてそれが、あんまりな切株予告だったからです。
グロやゴアが大嫌いな世帯主さま。
でもランボーの新作だぜ?
揺れる男心。
そんな世帯主さまに、今ここにハッキリ断言しよう。
・・・うん、無理だと思うよ。 てか、止めとけ。
あらすじ・・・
神に仕える人道支援家のグループが、非道な民族虐殺が行われているミャンマーの山奥に行きました。
武力から逃れて精一杯生きている人々に、救援物資を届ける為です。
しかしそれは、その行為は、新たな犠牲者を出す事が誰の目にも明らかな、非常に危険な行為でした。
大方の予想通り、彼らの殆どはミャンマー軍に殺され、残りの数人も捕虜として連れ去られてしまいます。
船頭として、彼らを現地へと送り届けていたランボーは、彼らを助け出す為教会に雇われた傭兵たちと共に、再び虐殺の地へと戻るのでしたが・・・。
よろしかったら
まさか、こんなに早く 『ミスト』 を超える映画に出会うとは思いませんでした。
この 『ランボー 最後の戦場』 が、アガサの今年観た映画ナンバー1です。
しかしこの作品には、なんのカタルシスもありません。
なぜならここに描かれているのは、ただの人殺しだからです。
残酷で、情け容赦ない、醜い人殺しだったからです。
人殺しから罪の無い人々を助ける為に、違う人殺しがやって来て、その人殺しを殺す為にまた違う人殺しがやって来て、その人殺しを殺す為に、また違う人殺しがやって来る。
どこまで行っても終わる事の無い非道な行為。
1時間30分に渡って映し出される血と肉片と叫び声に、気持ちの高揚などありません。
ただただ苦しく、虚しく、受け入れがたい現実に打ちのめされるだけなのです。
“凄い切株” 。
確かに凄かったです。
でも、切株というよりはもう、細切れの残骸です。
そんな人間の残骸を見せ付けられる事によって、どんな饒舌な反戦映画にも勝る、強いメッセージのこもった作品になっているのですからアガサ困っちゃう。(←カワイクナイorz)
もしもこの残酷描写の数々が、半分以下(もしくは直接描写ナシ)になっていたら・・・。
そこには
悪いミャンマー軍をランボーがやっつけてよかったよかった
と言う映画的カタルシスが生まれてしまうかもしれません。
このおぞましい切株描写があるお陰で、観客は絶望のどん底に叩き込まれ、人殺しという行為の恐ろしさをイヤと言うほど思い知らせれるのです。
でも、ここまでの描写のせいで、我が家の世帯主さまの様に「鑑賞する事が出来ない」人も出てきてしまう訳です。
ほんと困った。
ただひとつ、アガサが確信を持てるのは、
この作品を観て、人殺しをしようと思える人はいないだろう
と言うことです。
(普通の人で、ですよ?)
鑑賞後、先日観た 『ノーカントリ』 の1シーンが頭を過ぎりました。
“世界を変えられるなんて考えは、ただの思いあがりだ”
実は本作でも、騒動の元となる人道活動家の女性が、ランボーに同じような事を言われます。
“人は人を救えない”
世界の行った事の無い土地で行われている虐殺や理不尽な暴力を、私たちに止める事など出来ません。
私達が募金をして、届けられるかもしれない物資の傍で、それを上回る数の人殺しの道具もまた、どこかからか届けられているからです。(違いますか?)
負の力は、善の力よりも早く広がるのではないかと、そう思わずにはいられない現実。
困っている人たちの力になりたい、救いたい、と、希望や使命感に燃えて戦地へ赴く民間人。
しかし、彼らが困難に陥った時は、誰かに助けて貰わないといけない(もしくは貰う事になる)し、その為に新たな犠牲者が出てしまったら、その行為は果たして正しいと言えるのか?
現実世界に、ランボーはいません。
都合よく助けてくれる神様もいません。
誰かを救いたい、と言う純粋な思いは、もしかしたらただのエゴではないのでしょうか?
映画のラストに、そんなアガサの考えにひとつの答えを示してくれるシーンがありました。
奇跡的に一命を取り留めた人道支援家たちが、感動の再会を果たすシーン。
しかしその直後、支援家のメンバーは感動に浸る事をせずすぐさま怪我人の下に駆け寄り、医療活動を再開するのです。
確かに、人一人には世界を救う事も戦争を止める事も出来ない。
でも、目の前で苦しんでいる誰かの力になる事は出来る。
エゴだ売名だと言ってる暇があるのなら、どうしたら自分の近くにいる人の力になれるかを考えればいい。
それの積み重ねは、いつか何かを変えるかも知れないのではないでしょうか。
・・・うーん・・・(またもや)長文ですねぇ。
そして説教くさい。
どうもすみません><
とにかく、これを(切株だと言う理由だけで)観ないのは、非常に惜しい気がしますし、こんなに説得力のある反戦映画を撮ったスタローンは、背中にチャックが付いてるんじゃないかと言う様なモコモコボディのようで、実は天才監督なのかもしれません。(←ボディは関係ない)
決して気持ちのいい作品ではありません。
正直、アガサにとっては最高の鬱映画でした。
が、これは是非沢山の方に観て頂きたいのです。
遠い何処かで現実に行われている、非人間的な所業から、目を逸らさない為に。
さて、そんな救いの無い闘いの果てにランボーが採った結末は、実に救いのあるものでした。
物語は、巡りめぐって原点へ。
ランボーの罪が全て赦されて、幸せな余生が過ごせるとは思いません。
あまりに多くの命を(正義の名の下に)奪ってしまいましたし。
しかし、あのランボーが“殺人兵器としての人生を捨てる勇気を持てた”と言う事は、大きな意味を持つ事だと思うのです。
その選択は、きっと他の人間にも出来る選択のはずだから。
どうかランボーが、その特技を再び発揮する様な機会がきませんように。
間違っても、メキシコで行方不明になっている女性たちの救出に立ち上がる様な事がありませんように。
てか、お願いだから止めとけ。 (←スタローンへの要望)
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『HOT FUZZ ホットファズ−俺たちスーパーポリスメン!−』
2008年05月10日

一緒に飛ばないか ・ ・ ・ 君も!
もう、映画ファンなら知らない方はいらっしゃらないとは思いますが、あっちこっちで大評判だったにも関わらず、不運な星の下に生まれたが為に、あわや日本未公開(未リリース)の惨劇を迎えるトコだった 『HOT FUZZ』 というイギリス映画がありまして。
で、ホラーファンなら知らない方はいらっしゃらないとは思いますが、あっちこっちで名作の誉れも高い(でも日本未公開)イギリス製ゾンビ・コメディ 『ショーン・オブ・ザ・デッド』 のスタッフが、何を隠そうこの 『HOT FUZZ』 の製作者でもありまして。
つまり、何が言いたいのかというと、
『HOT FUZZ』 最高だ!ドこんちきしょう!
あらすじ・・・
ロンドン警視庁のニコラス・エンジェル巡査部長は、超エリートの超すご腕のスーパーお巡りさん。
検挙率は、なんと普通のお巡りさんの4倍だ!
そんなエンジェル巡査の存在が、当然上司も同僚も面白くない。
そこで、ある些細な怪我をきっかけに、
「お前ちょっとサンドフォードでのんびりしてきたら?」
と辞令を言い渡されてしまった。
どこスか?それ? イギリス国内なんスか?
動揺が隠せないエンジェルくんだが、職場の仲間も恋人も誰も引き止めてくれないし、仕方ないのでド田舎のサンドフォードにいざ転勤。
でもってそこはそれ、元々やる気の塊みたいな男だったので、例えド田舎だろうがキビキビ働こうと決意。
しかし、新しい職場の同僚は、選りすぐりの
エンジェルくんが重箱の隅を突くがごとく逮捕してきた軽犯罪者たちを、なんだかんだと理由をつけて野放しにしては、呑気に昼間っからパブでギネスをくらうばかり。
ていうか、都会っ子のエンジェルくんにあからさまな敵対心を剥き出しで、
「お前ガツガツしててなんかウザい」
とばかりに冷ややかな目つき。
パートナーを組むことになった署長の息子ダニーはというと、平和な田舎で育ったせいかコッテコテの刑事モノが大好物で、第一線で活躍してきたエンジェルくんに
「リーサルウェポン観た?」 「じゃダイ・ハードは?」 「ハート・ブルーとかは?」 「じゃ、バッド・ボーイズ2は?」 「ちなみに銃撃戦やったことある?」 「カーチェイスは?」 「空に銃向けて撃ったことある?」
などど怒涛の“教えて君”攻撃。
そんな脳みそが溶け出しそうな日常に呑まれそうになった頃、サンフォードで事件が起きた。
インチキくさい舞台俳優とその恋人(兼女優)が乗った車が大破し、切株的な姿で見つかったのだ。
エンジェルくんの脳内コンピュータは、いち早く事件性を察知。
しかし、署内の仲間たちは
「あー・・・、ただの事故っしょ?」
と、とりつく島もない。
そしてその後も、不自然な関連性を持って立て続けに発生する不審な切株死体。
一人発奮するエンジェルくんと、チョコケーキを喰らってばかりの署員たちを嘲笑うかのような死体の山は、果たして本当にただの事故なのか?
一見平和なサンフォードに蠢く巨悪を、エンジェルくん(とダニー)が撃ち砕く!!
アガサ、ハッキリ言っちゃいます。
映画と言うものに点数があるとするならば、
本作こそが100点満点に違いない。
と ・ ・ ・ !
・ ・ ・
・ ・
・・・ゴメン、言い過ぎた。
いや、少なくとも私には100点満点でした。 (どっちだよ)
ただ、本作の唯一の弱点と言うか、足りない点として
「女っ気が皆無」
と言う点がありまして、つまり色恋(エロも含め)が全く介入して来ないトコロが、もしかしたら物足りなく感じる方もいらっしゃるかもしれません。
同じく、そんな漢(おとこ)祭りですので、当然おにゃのこがトキメく様なエッセンスも皆無です。
乙女心をくすぐる様なメガネ男子は出てきませんし、今をときめく最新ファッションも、甘げなスイーツも、パリの遊歩道も、わんこはおろかハムスター一匹出てきません。(いや、ネズミは出てきたか)
ですので、映画に対してそういった要素を重要視される方も、物語の半分くらいで脱落される可能性は大です。
しかし、この作品はそういった 「万人にウケる要素」 をあえて排除しているのだと思うのです。
漢(おとこ)臭いだぁ? 上等じゃねぇか!
と言う強気の姿勢と、
だって俺たち、好きなものは好きなんだもん♪
と言ういじらしさを併せ持って誕生した作品、それが 『HOT FUZZ』 なのではないかと!
・ ・ な! (な! って言われても)
とにかく本作は、 『ショーン・オブ・サ・デッド』 を上回る程の映画愛がそこかしこに溢れ、監督やスタッフ、そして演者の熱意に満ちている。
私たちはただ、この美しく、愛すべき2時間に酔いしれるしかないのである。
・・・「ないのである」て! お前誰やねん!
でまた、本作は主役であるサイモン・ペッグについても特筆すべきでしょう。
『ショーン・オブ・・』 でも主役のショーンを演じていたサイモン。
眠そうな眼、やる気のない足取りで、愛すべきダメ男を説得力たっぷりに演じていたサイモンが、本作ではなんとロンドン警視庁きってのやり手刑事に変身。
これが信じられないくらい、ホンマもんの凄腕刑事に見えるのです。
映画とは、演技力とは恐ろしいものですね・・・。
所々でサイモン・ペッグが、ダニエル・クレイグに見えてしまうんですものねぇ。
あ、ちなみに 『ショーン・オブ・・』 に引き続き、サイモンの相棒に扮するニック・フロストは、イメージそのままです。(笑)
愛らしいバカっぷりに、更に磨きがかかっていて最高です。
成功・裏切り・友情・報復という王道中の王道な展開と派手な銃撃戦を、都心でも湾岸でもなく信濃路チロリアンビレッジみたいな癒しの風景下で行うというハズしのテクがまた、小憎たらしい程はまっているのも素晴らしい!
まぁ、そんなビレッジがあるかどうかは知りませんが。 (←適当発言)
そんな漢たちが対する巨悪が日曜礼拝を欠かさない様なじいばば集団(←一応ネタバレなので反転)と言うのも、毒っ気たっぷりで面白い。
ママチャリ(ばばチャリかな?)を漕ぎまわすおばあちゃんが二挺拳銃の鬼と化して、両手放しで銃を乱射する画なんて・・・。
なんと罰当たりで、なんとカッコいい事か!
で、それを躊躇うことなく追撃するサイモン&ニックの鬼畜っぷり。
こんな爽快な銃撃戦観た事ないよね!!
狙い済ました小ネタ、パロディだけではなく、散りばめられた伏線を全てキッチリ回収する、優れた脚本。
計算し尽くされた映像の美しさ。
技が光る編集。
普通のアクション映画ではありえない程、やりすぎ感たっぷりな(←褒め言葉)切株ショット。
この作品を観た後は、きっと誰もが
「なんかさぁ、バーンってなって、ボーンってなって、ダダダーって追いかけたんだけどドーンてなって、最後はボガーンてなって、スゲーんだよ!」
と言う、中学生並のボキャブラリーでまくし立ててしまうハズです。
そういう、魂にダイレクトに訴えかける熱いモノがぎっしり詰まっているから・・・。
この作品が、スルーされたかもしれない現実を思うと、思わず日本人に生まれたことを後悔したくなる様な気持ちになりますね。
しかし、これは間違いなく日本でも公開される。
なんと素晴らしい事ではないか!
例えそれが 『俺たちスーパーポリスメン!』 などと言う、窓口で口にするのがこっ恥ずかしい様な駄タイトルだったとしてもだ!
だから私たちは、躊躇うことなく「スーパーポリスメン・大人1枚くれよ!」とコールすべきなのでしょう。
今年の7月に、劇場のチケットカウンターで・・・。
・・・私も間違いなく、もう一度観に行きます。 (英語版では理解に限界がありすぎる><)
そして観終わったら、皆さんで叫ぼうではありませんか。
『HOT FUZZ』 最高だ!ドこんちきしょう!
と!
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『クローバーフィールド/HAKAISHA』
2008年04月11日

魚派というよりは肉派。
早い段階から殆どの情報がひた隠しにされ、この春一番の話題作だったハズなのに、いざ公開されてみると街の話題になっているようないないような、なんとも微妙な雰囲気が漂い、観終わった方々の感想も、「う、うん・・ いや、面白かったよ・・と、・・思うよ・・?」となんとも歯切れの悪い返答が多かった為、
いや、もう面白かったですよ ・・と、・・・思いますよ・・?たぶん・・
あらすじ・・・
アレな感じの主人公と愉快な仲間たちによる、「栄転おめでとうパーティ」が催されていた大都市・NYに、アレみたいな怪獣が現れ、アレかよ!という程気紛れな破壊行為を繰り返す。
特記事項・・・
驚異のバッテリー。
修羅の鬼というべきカメラマン魂。
驚愕の耐久性を誇るハンディカム。(※たぶん日本製)
エンドクレジットが興奮の坩堝。
犯人はドナルドダック。
よろしかったら
まず最初に、徹底的に隠し通されてきた「アレな怪獣」の一部(下顎付近)をイラストに描いてしまいました事を、そういうのが許せない皆様に謝罪したいと思います。
小出しにして、どうもすみません。
じゃなかった、
ちょこっとネタバレしちゃって、どうもすみません。
ま、判った所で大した怪獣ではありませんので。(←暴言)
あまりに気を持たせるような戦術は、かえって自らのハードルを上げる結果になる。
と言うのは、恋愛において最も気を付けないといけない点ですが、『クローバーフィールド』に於いても同じ現象が起きてしまった様な気がしますね。
どんなすごい怪獣なのか? どんな斬新なデザインなのか?
と、そればっかりが気になってしまった為、せっかく満を持して画面いっぱいに現れた怪獣を観ても
うわぁぁ・・・・ 微妙だぁ・・
と、絶賛しにくいったらありゃしない。
そもそも、全体的に可愛げが無いですし。
ヤケになったおじいちゃんみたいなビジュアル、とでも言いましょうか・・・(余計に判りづらいか)
しかし、アメリカ野郎が作ったゴジラもどきに比べれば、まだギリギリ“オリジナル”な分だけ愛着が湧くであろう事は確かでしょう。
尚、当方肉食の為、より精力的に壊しまくりますがそこら辺はご了承下さい。
で、実は本作で、怪獣以上に厄介な存在だったのが主人公・ロブ。
なにがしかの優良企業に勤めるロブは、副社長として日本へ転勤する事になります。
で、
転勤 → 遠距離恋愛 → 彼女が浮気 → ドロ沼 = 破局
と言う素晴らしくトンチの効いた脳内方程式に則り、最愛の彼女との別れを(一方的に)決めたロブは、送別会にこれまた「あからさまにどうでもよさそうな新恋人」を連れてやって来た彼女を見て激しく動揺。
というか、別に嫌いになった訳でも喧嘩した訳でも親の反対があった訳でもないのに、勝手に別れを決意してウジウジしたり動揺したりのロブは、副社長とは思えない決断力不足ではないかと小一時間。
そしてその後、NYに突如現れた我らが
コイツ・・・どんな手を使って副社長の座を掴んだのやら・・・(ノ_-;)
ただそんなロブは、普通の人だったらとっくに命尽きている様な絶望的状況をも、殆ど無傷で生き延びるスーパー副社長だったりもしますので、“運”に関しては抜きん出ているのかもしれません。
・・・そうか・・! クジかなんかで(人事を)決めたのか! (←たぶん違う)
ま、ロブの裏人事の件はこれくらいにしておいて。
この作品の全ては、
「人は無力だ」
という一点なのではないかと思います。
圧倒的な力や、いわれ無い暴力の前で、私たちに出来る事などない。
それを回避する事も、打ち砕く事も。
明らかに9.11を意識して作られたシーンの数々は、それに対して感じる思いさえも同じにさせてしまいます。
「なんで? なんでこんなことを?」 という一心に・・・。
あまりにも大きすぎる破壊(暴力)に、納得できる理由などありません。
人を傷付けたいのなら、ほんの少しの言葉でも充分だからです。
だから私たちは、戸惑うしかない。
「なんで? どうして?」 と。
本作の怪獣は、出所は勿論のこと、急所、好物、生態、何で怒っているのか、何に喜んでいるのか、何を憂いているのか、全くわかりません。
ただ突然、普段の生活に乱入してきて、何もかもを破壊する。
今までの怪獣映画にあった「共感ポイント」を全て排して、大切な日常をひたすらに踏みにじり打ち捨てる存在に仕立て上げた製作者には完敗です。
この設定だったからこそ、怪獣映画を観たのではなく、私たちが直面している現実を見せ付けられたような気持ちになれたから・・・。
続編も作られるそうですが、私はその続編をヘタに「解決編」にして欲しくはありません。
こういう恐怖は、説明されればされるほど馬鹿馬鹿しくなってしまう様に思うので・・・。
心配していた “オール手ぶれ” の映像も、限界を感じる頃合を見計らったかの様に安定した映像に切り替わりますので、危惧していた程ではありませんでした。
むしろ、こういった状況下での私たちのリアルな姿を想像させてくれ、より強力な絶望感に誘ってくれましたし。
これはこれでいい。
次をどうするつもりなのかは、他人事ながら気になりますが。
あと、エンドクレジットで流れるいかにも怪獣映画っぽい仰仰しいテーマ曲が、何より素晴らしいと言う点も付け加えておかないと><
否が応でも興奮がクライマックスに導かれる名曲です。
ま、エンディングで興奮してしまっても、その後収まりどころが無いのが難点ですが^^;
と言う訳で、アガサは歯切れよく断言させて頂きます。
『クローバーフィールド』 はイイ! と。
(最初の「・・たぶん・・・」は勿論冗談ですとも、ええそうですとも。)
追記:
特記事項の「犯人はドナルドダック」について気になる方は、是非劇場でお確かめ下さい。
というか、鑑賞された方にお聞きしたいのですが・・・ アレの声ってドナルドダックでしたよね?ね?
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『DOA/デッド・オア・アライブ』
2008年01月15日

まさかのデヴォン(青木)登用に、全国の原作(ゲーム)ファンが泣いた!! ・・らしい。
遅ればせながら、土曜日のホラーチャットにご参加くださった皆様、どうもお疲れ様でした。
ちなみに最終的にはAM3時40分頃まで粘っておりました。(最後までお付き合い下さったwataruさん、どうもありがとうございました)
ていうか、アガサ的にはオールナイトも辞さない覚悟だったのですが。
なんでぇなんでぇ、みんなだらしねぇなぁ・・・
ただそのツケが日曜の晩に一気に回ってきてしまい、午後11時から佐野史郎様出演番組があった事すら完全にすっ飛ばして、午後9時には就寝していたアガサ。
バカバカ!おれのバカ!!
と言う訳で、今年一番の凹みっぷりを実演中のアガサですので、もしテレビ東京系放送の「みゅーじん」と言う番組を録画されている方がおられましたら、是非ご一報下さい。
さて、それは一先ず置いておいて、今回はそのチャットの直前に鑑賞していた 『DOA』 のレビューを、ツッコミ100本勝負でお送りします。
あらすじ・・・(※かなり長いです)
ここは日本・石狩山脈。
どう見てもラストエンペラーの宮殿みたいだけど、日本。
忍者一族の王女・かすみは、1年前に姿を消した兄の生死を確める為、宮殿から外出しようとしていました。
ところが門を出れば即抜け忍扱いと言うのが一族の掟だった為に、周囲は猛反対。
外出=抜け忍 って。
買い物の時とはどうすればいいのでしょうか。
周囲と言っても宮殿内には兄の親友だったケイン・コスギしかいなかったので、ケインが主に猛反対。
ジイヤとか女官とかおらんのか。
聞く耳持たないかすみ姫は、護衛たちを振り切り、門を飛び越えて脱出。
切り立った崖の頂上にあった宮殿だったので、ハングライダーで滑空するかすみ姫。
そんな飛行途中に姫に、どこからかDOAへの招待状が飛んでくるのであった。
どこから投げたんだよ。
ところ変わって南シナ海。
優雅にクルージングを楽しんでいたアメリカ人プロレスラーのティナ。
領海問題はクリアしてるのか?
そこに、中国人の海賊たちがヨットを奪いにやって来ました。
海賊が来る前に巡視船が来そうですが。
ところが滅法腕っ節の強いティナは、難なく海賊たちを返り討ち。
国際裁判モノですね。
そんな海上のティナの元にも、どこからかDOAの招待状が飛んでくるのであった。
だから、どっから投げたんだよ。
またまたところ変わって香港。
先日の盗みを相棒・マックスにタレこまれた女泥棒のクリスティは、入浴直後に警察に踏み込まれる。
裸にタオル一枚のクリスティに鼻の下が伸び放題の警官たち。
現場に踏み込むのに警官3人ぽっきりって。
警官たちの悩殺に成功したクリスティは、隙をついてまんまと脱出。
たった3人なんかで踏み込むからですよ。
盗んだバイクで街中を疾走するクリスティの元に、どこからかDOAの招待状が飛んでくるのであった。
だから、どっから投げ (省略)
そんなこんなで全世界から集められてきた格闘技のプロたちは、専用飛行機に乗り、格闘技世界一を決める大会・DOA会場に向かっていました。
クリスティは格闘家じゃないよ。 って、かすみ! お前参加してる場合じゃないだろ。
参加者の中にはなんと、ケイン・コスギの姿も・・・。
ケインも来たのかよ。
参加者の中にはなんと、マックスの姿も・・・。
だから、マックスも格闘家じゃないから。
いよいよDOAの会場に近づいた飛行機。
第一の関門は、飛行機からパラシュートで会場に辿り着く事だった。
格闘技関係ないじゃん。
他の参加者が全員会場に着地する中、かすみ・ティナ・クリスティだけは浜辺に落下。
3人の目の前には20階以上はあろうかと言う巨大な楼閣がそびえ立ち、なんとそれを登りきらないと参加資格は取り消されるのである。
みんなどんだけパラグライダー得意なんだよ。と言うか、やっぱり格闘技関係ないじゃん。
無事全員が関門をクリアし、ついにDOAの幕が切って落とされる。
参加選手全員の体内にナノマシーンを注入し、正確な格闘データを計る、たった一人の研究員。
研究員少なっ!
そのデータを元に、最高の対戦カードが決められるのだ。
順当に勝ち上がって行くティナ、かすみ、クリスティたち。・・・あとケインも。
ケインもかよ。
で、実はかすみがこの大会に出場したのには訳があった。
1年前、かすみが盗賊に浚われた時助けに来てくれた兄。
その時兄の元にどこからか飛んできたのが、他ならぬDOAの招待状だったのだ。
宮殿から出たら即アウトなのに、どうやって盗賊に拉致されたんですか。・・とか言ってみた。
兄は腕試しの為、そのまま抜け忍となりDOAに出場。
腕試しくらい、抜け忍にならなくてもさせてやりゃいいじゃん。
そして対戦途中に命を落としたと言うのが大会委員長の言い分だったのだ。
かすみはその言い分に納得がいかなかった為、大会本部を探ろうとしていたのだ。
で、ケインをパシリに使う、 と。 なるへそなるへそ。
大会委員長の目を逸らしておく為、かすみたちはビーチバレー大会を開き、その間にケインが本部に潜り込む事に。
立ったよ立った!ケインに死亡フラグが立った!・゚・(ノД`;)・゚・
案の定、ギャルのビーチバレーに委員長は釘付け。
でも本編には全く必要ありませんが。
しかし宴もたけなわの時、かすみの元にどこからか手裏剣が飛んで来る。
「どこからか飛んで来る」のが好きな映画ですね。
なんと忍者一族の刺客・あやねが、抜け忍となったかすみを抹殺すべく会場に潜入していたのだ。
どこから見ても北欧系だけど「あやね」です。頭はクリィミー・マミです。
死闘の末、からくもあやねに打ち勝ったかすみ。
しかしその間に、ケインが姿を消してしまった事に気付き、急遽クリスティたちと一緒に本部に潜入を試みる。
だったらケインに行かすなよ。
ところで、みんなは忘れているかもしれないが凄腕の泥棒だったクリスティは、実は、相棒マックスから大会本部に眠る大金強奪の計画を持ちかけられていた。
マックスはその持ち前の勘から、大会“前”委員長の孤児であるヘレナの腰にある刺青こそ、金庫の暗号だと気付いたのである。
ちなみにその刺青は「ヘレナ」。
自分の名前を彫る人、いてもおかしくないと思うのですが何故暗号と思ったか?マックスよ。
2人で策を練って、なんとかヘレナのうなじにあるもうひとつの刺青を確認したクリスティ。
その刺青をメモったマックスは、一人金庫の元へと向かっていたのであった。
話を戻して本部の一室。
部屋の奥に辿り着いたティナ、かすみ、クリスティは、ケインの姿を見つける。
ケイン、生きとったんかい!
しかし、油断した隙にガスを嗅がされ、身柄を確保される3人(とケイン)。
お前らホントに忍者なのかよ。(かすみ&ケイン)
一方その頃、研究室からヘレナを盗撮・・じゃなかった見守り続けていた研究員と言う名のストーカー・ウェザービーは、勇気を出してヘレナに急接近。
先述の、「たった一人の研究員」です。
徐々に打ち解けてきたその時、ウェザービーから衝撃の告白が。
なんと、大会の前委員長であるヘレナの父が数年前、現委員長のドノヴァンに殺されるのを、ウェザービーは目撃していたと言うのである。
なんで今このタイミングで言うかなぁ?そんな大事な事。
当然の如く、いきり立つヘレナ。
と言うか、まず最初にドつき倒すべきはウェザービーかと思われ。
2人はまっしぐらにドノヴァンのいる本部へ向かうのだった。
その前に通報しろよ。
さて、意識を取り戻した4人(ティナ・かすみ・クリスティ・ケイン)の前に現れたのは、噂のドノヴァン。
ちなみにドノヴァン役はエリック・ロバーツ。久しぶりに見た気がするなぁ。
ドノヴァンの真の狙いとは、DOAを勝ち残った優秀な格闘家のデータを抽出して全てまとめた物を、大金と引き換えに各国のバイヤーに送信する。と言う事。
そんな物手に入れてどうしようと言うのか?バイヤーたちよ。
天下一武道会にでも出たかったのか?
ドノヴァンはそのデータの品質を確めるべく、一人の男を迎え入れた。
それこそが、死んだとされていたかすみの兄だったのである。
ちなみに『マトリックス』のセラフです。かなりオッサンです。
まとまったデータが収められているサングラスを装着する事で、ドノヴァンは最強の力を手に入れた。
それ下向いたら外れませんか?
最強のサングラスを掛けたドノヴァンを前にしては、最高の功夫使いである兄も歯が立たない。
忍者じゃなかったのかよ。
サングラスパワーでドノヴァン圧勝。
むしりとってやれよ、サングラス。
しかし、こっそり待機していたあやねによって一命を取りとめる事が出来た兄。
いまだ!あやね! そいつも抜け忍だぞ!!
密かに想いあっていた2人は、熱く抱擁するのであった。
あ〜や〜ね〜〜(`ヘ´#) お前ってヤツは・・
駆けつけたヘレナとウェザービーの活躍で、なんとか身柄の拘束を解かれた4人。
しかし、悪事がバレたドノヴァンは部下に金庫の金を取りに行かせ、その間に自爆装置を作動させる。
自爆までのタイムリミット3分て! 短いわ!きっとお前も逃げれんわ!
財産1億ドルが眠る金庫で、マックスと部下鉢合わせ。
1億ドルが全部現金って! かさばるわ!そして持ちきれんわ!
タイムリミットが迫る中、最強の戦士4人と、最強のサングラスを掛けるドノヴァンとの最後の戦いが、今始まろうとしている・・・。
ま、サングラスが外れた時点でアウトなんですけどね。
あらすじ最長記録に挑戦中・・
アガサはゲームが苦手です。
どうもコントローラーとの相性が最悪な様で、RPGならなんとか出来なくも無いのですが、格闘技ゲームともなると取り付く島も無い有り様。
と言う訳で、この作品の原作となっている 『DOA』 なる格ゲーも全く知りませんでした。
しかし、ゲームのファンの方には散々な評価だったようですね、コレ。
いやぁ、判らなくも無いですよ・・・なんてったってデヴォンですから。
他のギャルの皆さんは、国籍の面で若干違和感はあるものの、基本べっぴんさん揃いなので大らかな気持ちで見守れますが、デヴォンとなるとそうは問屋が卸してくれない。
お前が「姫」だなんて、600万年早ぇんだよ!
と言われてもある程度は仕方ない、つぶれ甘食みたいなビジュアルは、さぞかし熱狂的ファンの心に火を注いでしまった事でしょう。
ただし、 『シン・シティ』 でのデヴォンさんの日本刀アクションに痺れを切らした(切らしちゃダメ)アガサとしては、出て来ただけでもうワクワクが止まりません。
能面顔? オッケーオッケー!いいから早くアチョーってやってくれ! てなモノです。
ハリウッドメジャー作品進出に、いつも以上の気合で挑んでいたケイン・コスギも、 『エレクトラ』 のサップとは雲泥の差の様な活躍っぷり。
まぁ、表情はいつも通りの「いじめられっこ顔」なんですが。
とにかくあとは、キレイなお姉ちゃんがビキニもしくは半裸でお尻を揺らしながら アチョー!って、ゴツイ男どもを蹴りまわす。
ただそれだけ。
逆に聞こう、これ以上なにが望みだ?
と、不満だった皆さんに聞きたくなる程の、サービスの供給過剰が楽しめますので、ホント、もうこれでいいんじゃないでしょうか。
いやぁ、たまにはこういう作品もイイモノですね。
しょっちゅうだと、脳細胞がどんどん死滅して行きそうですが。
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『処刑島』
2008年01月05日

あなたの予想を、きっと裏切ります。
あらすじ・・・
手のつけられないワルガキ共がひしめく少年院。
そこでは慢性的にイジメが行われ、弱き者は辱めに耐えて刑期を終えるか、自ら死を選ぶしかなかったのである・・・。
て、教官は?
ある日、そんな院に新たな不良が送り込まれる。
彼の名はカラム。
同い年の少年を殺害した前科を持つ、名うての犯罪者である。
カラムが院での生活を始めて間もなく、同室の少年・デイヴィッドがイジメに耐えかね、その命を絶った・・・。
て、だから教官は?
さて、当然の如く、デイヴィッドの父親が憤怒の表情で院に怒鳴り込んできた。
しかし同室の不良どもはどこ吹く風で、反省のハの字も見当たらない。
そこで院長は、制裁の意味も込めて彼らを無人島で合宿させる事に。
元々軍の訓練所だったその島で早速過酷なサバイバル合宿が始まるが、想定外な事に別の少年院のスケバンたちも合宿に来ていた事から、現場には微妙な空気が流れ始める。
あちこちで呑気にタバコをふかせ、意気投合したスケバンとエロい行為にふける不良共。
て、だ〜か〜ら〜

その時、どこからともなく飛んできたボーガンの矢が、同行していた教官の胸を貫いた。
そして聞こえてきたのは、複数の獣の吐息。
森の中を流星の様に駆け抜け、恐怖のわんこ達が今、餌の居場所を急襲しようとしていた・・・。
餌、すなわち教官。
・・・合掌。
果たして、ボーガンとわんこの主人は誰なのか?
そして、少年達の運命やいかに?
で、もの凄い予想外の展開がある訳ですが
予想外 と書きました。
確かにこれは予想外です。
ドンデン返しでは無いです。予想外です。
↓ ↓ ↓ ※ ここから先、真犯人バレがあります。
島に送られた不良どもは全部で6人。
その内のリンジーくんは、自殺した少年と同じくイジメられていた被害者で、もう一人が我らが主人公・カラムくんなので、要は4人がヒドイ死に様を晒す事がこの映画のキモになる訳ですね。
で、一人、また一人と犬に喰われたりトムとジェリーみたいな仕掛けに挟まったりしながら消えて行きまして、当然観客の関心は「真犯人探し」に絞られて来ます。
訳アリな表情を時折浮かべるリンジーくん。
そしてカラムくん・・彼がデイヴィッドの自殺直前に転院してきた事は、ただの偶然なのでしょうか?
それから、教官も知らなかった他所の少年院の少女たち。
彼女たちは本当にアカの他人なのでしょうか?
誰も彼もが怪しくなり、相当ひねりの効いたオチ(真犯人)が出てくるのだろうと、アガサの胸は激しく高鳴ります。
おや? カラムくんがリンジーくんに、不自然に絡み始めましたよ?
ちょっと聞き耳をたててみましょう・・
カラム 「お前、本当は何か知ってるな!教えろ!」
リンジー 「えと、えと、デイヴィッドの父ちゃんはホントは軍人らしいッス」
カラム 「他には無いのか?」
リンジー 「あの、あの、なんか特殊部隊だったらしいッス」
この2人のやりとりを見て、一気に怖気づく不良ども。
ハハーン、これはきっとカラムくんによる陽動作戦の一部ですね。
実はリンジーくんと打ち合わせ済みで、不良どもを精神的に追い込もうという算段とみました。
だって、あんな商社マンみたいだった父ちゃんが、まさかホントに特殊部隊だなん
コマンドーみたいな父ちゃんデタ━━(゜д゜)━━!!
まさか、 まさかの父ちゃん登場に沸く場内。 (どこの?)
余りにも当たり前すぎて気付かなかった・・・。 あなたのこと・・・。
いつでもあなたは、傍にいてくれたのに・・・マイ・ロンリネス。(若干意味不明)
そうです。
自殺したデイヴィッドの父ちゃんは、本当に元軍人でしかも特殊部隊あがりだったらしいのです。
観客がそのオチを、赦せるか赦せないかは別にして。
で、着々と不良ども(と無関係の一般女性)を地獄に追いやったコマンドー父ちゃんが、いよいよ不良のボスとご対面です。
このボス、グループの中でも一番のワルでして、仲間を殺す事も厭わない人間のクズのような男・・・。
社長! ここは一つ至上の苦しみを与えてやって、ご子息の恐怖や絶望をコイツにもとっぷりと味あわせてやりましあ、もう撃っちゃったの?
なんとここでも予想を大きく裏切る展開が。
コマンドー父ちゃん、勢い余って一番の仇を一発で仕留めてしまいました。
さあさあ、行き詰って参りましたよ!
映画として、これ以上無いほど山場を失ってしまった 『処刑島』 。
打開策はあるのか?
あったあった! カラムくんが生き残ってたよ!そう言えば!!
と言う訳で、島でのサバイバル生活を経てすっかり闘争本能を解き放たれてしまい、崖の上で「蝿の王」ごっこを楽しんでいたカラムくんが、何故かコマンドー父ちゃんに襲い掛かりました。
転校したてで、不良グループとは何の関係もなかったカラムくん
VS
息子の復讐の為に、有給を使い果たして島にやって来た父ちゃん
世界一無意味な弔い合戦の火蓋がここに!
きって・・
おとさ・・れ・・・
もう、勝手にやっとくれ・・・。
灯台もと暗しと言うべきか、ヒネリがねぇんだよゴルァと言うべきか、誰もが思いつくが為に普通は外すトコロをオチに選んだマイケル・J・バセット監督。
きっと、とっても素直な人なのでしょうね。(←精一杯のフォロー)
オチはともかく、閉鎖された空間で無軌道な若者たちがひたすらバカをさらけ出す。と言う非常に爽快な作品で、そこそこ楽しめましたので、もしかするとそのうち 「木曜洋画劇場」 あたりでお目に掛かれるかもしれませんね。
ただ、わんこが結構酷い目にあっていますので、愛犬家の方にはつらい作品かもしれませんので、そこんトコよろしく。
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