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『メラニーは行く!』

2006年07月13日
メラニーは行く!

いや、 行く!  って言われても!!




オスカーを手に入れて、今やハリウッドの新女王然とした面持ちのリース・ウィザースプーン。
そんな勝ち組リース演じるメラニーが、どっかに行くお話しでしょう。 多分。

それはともかく、今回この作品を観ようと思ったきっかけは、怪奇子役 ダコタ・ファニングが出演していたから。
過去の出演作を観たものの、幸か不幸かおののきっ放しだったダコたん。
すっかり私の中で怪奇色が定着してしまっていた彼女の、普通の役柄も観て見たい。

そんな訳で、“リースがどこに行くのか”と言う本題はひとまず置いておいて、ダコたんがどんな少女役なのかに集中しつつ鑑賞開始です。


本編が始まって画面に現れたのは・・・いきなりダコたん
嵐が近づく海岸で、同世代の男の子といちゃついています。
初恋の甘酸っぱいワンシーンとは裏腹に、ゴロゴロと雷鳴轟く上空。

・・・危険な予感がします。

これは絶対何かある・・・!



そんな不安な気持ちに襲われていたのは、ダコたんがファ-ストキスだというのに、初めてとは思えないような妖艶な眼差しで少年に迫っていたから、というだけでは無かったと思うのですが、ともかく、悪い予感は的中し、唇を合わせていた幼いカップルの上に雷が見事命中。
二人ははじけ飛んでしまいました。

やっぱりダコたんの出演作で、普通の少女役なんてありえなかった・・・。

あんな稲妻が直撃したのですから、悪くて死亡。
良くても何らかの後遺症が残る事は、間違いないでしょう。

ハ・ハーン・・・ なるほど・・。

霊視能力か透視能力か、何かソレ系の特殊能力を身に付けたダコたんが、メラニーをサポートしながら大活躍! って寸法ですね。

あたしゃ全部お見通しですよ。

しかし、画面は変わってメラニー(リース)が居眠りから目覚めるシーンに。
・・・どうやらダコたんは、メラニーの少女時代の役だったようです。
動揺が隠せないものの、天下のダコたんがこれっぱかしの出演な訳ありません。
きっと回想シーンで再登場するはず・・・。
幽霊と遭遇・・とか。
後々に期待しつつ、メラニーの動向を見守ります。
成長したメラニーは、NYで人気急上昇中のデザイナーのようです。

新作発表会を明日に控え、家に戻ったメラニー。
ドアを開けると、部屋に異変が・・・!
幽霊か・・・?
それとも変質者か・・・?


床に散乱した花びら。
部屋中に活けられたバラの花束。
そして、怪しく光る留守番電話のランプ・・。

ストーカーだ。

ストーカーですね。 間違いなく。

「ハーイ、ハニー」なんて甘えた声を出していますが、この手口から言ってまず間違いなくストーカーでしょう。


翌日、ショーの会場で慌しく動きまわっているメラニーの元に、恋人だというこんかぎりニヤけた男がやってきます。

・・ハハーン。
こいつが例のストーカーですね。

恋人が実はストーカー、なんていうのは良くある事です。
メラニー・・・騙されちゃいけない!

政治家一家に生まれ、自身も議員らしい恋人(ストーカー)。
無事ショーを終え、疲れ切ったメラニーを、母親主催のパーティーに誘います。
相手の疲労より自分の都合。
さすがストーカー、自己中さ加減は天下一品です。

迎えに来たハイヤーに一人乗り込むメラニー。
しかし、車は見知らぬ場所で止まります。
「ここはどこ? 彼はどこなの?」
質問を投げかけるメラニーに、意味深な表情のみで答える運転手とドアマン。

・・・危険な予感がします。

これは絶対何かある・・・!



そう思った矢先、メラニーの目の前に現れたのは恋人(ストーカー)。
困惑の表情を浮かべるメラニーの手をとり、真っ暗な部屋に招き入れます。

罠です!
いよいよメラニーが特殊能力を発揮する時が来たのでしょうか!


一斉に明かりが燈った部屋の中にいたのは・・・

・・バイヤー?

部屋中にズラリと並んだ陳列ケース。
その前に無表情で居並ぶ営業マン達。
ケースの中にはありとあらゆるダイヤモンドの数々。

そうです。
恋人は、今夜メラニーにプロポーズを決行するつもりだったのです。

時間外営業で貸切の店内で、メラニーにかしずく恋人。
営業マンたちの無言の圧力と、ダイヤモンドの威力を笠に、一気に「イエス」と言わせる算段ですね。

ストーカーだと思っていたら、ただのチキン野郎でした。
なんだかガッカリです。
しかも「イエス」って言わないメラニー。

このプレッシャーの中で「チョット待て」といえるメラニーは、すでに彼とのパワーゲームで大きく差をつけていると言えるでしょう。

そんなこんなで、ダコたんの怪奇な活躍への期待が、淡くも崩れ去ってしまった 『メラニーは行く!』 。

結局メラニーはプロポーズを受けるのですが、実は故郷(アラバマ)に離婚出来ていない夫がおり、離婚届に判を押させる為、メラニーはアラバマに帰郷する事になります。
7年も会っていなかったのに、離婚を渋る夫。
同じく7年も疎遠にしていた、両親や友人達。
その間も、NYでメラニーとの結婚に難色を示し続ける恋人の母親(NY市長)。

ストーリーは一気にラブ・コメ道を突き進んで行き、メラニーがNY(恋人)を取るかアラバマ(夫)を取るかで、メラニーの周囲の人々はヤキモキさせられる事になるのですが、原題に 『SWEET HOME ALABAMA』 とある以上、観ている方はヤキモキのヤの字も無い訳です。

どっちにせよ、恋人も夫もこんかぎりニヤけ顔で、傍から見たら大差は無い様な気がしてなりません。

ルックスは均衡しているものの、収入と安定力で恋人が一歩リードしていましたが、終盤で夫の意外な才能と将来性の高い職業が判明した結果、軍配は夫に挙がります。

そもそも初恋の人(最初にダコたんとキスしていた少年)だった訳だし、別居の理由も「憎みあって」と言う訳では無かった様だし、戻るべくして戻ったサヤ。
そんなメラニーに振り回されて、復縁のいいダシに使われた恋人が、気の毒でなりません。

迷惑掛けるだけ掛けといて、恋人をサッサとポイ捨てのメラニー。
故郷の気心の知れた仲間と、夫との再結婚式で大ハシャギ。

・・・そんなにアラバマが居心地いいんなら・・・もうNYに帰って来んな

ラブ・コメ=自己中女
と言う法則は、そろそろ止めて頂きたい今日この頃。

それと、いつになったらダコたんの普通の姿が観られるのか、やっぱり馬の映画を観なきゃダメなのか、ソレが気がかりです。
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『SAYURI』 (下)

2006年07月08日
先日、『SAYURI』のレビューを意気揚々と書き始めたはいいのですが、自分の文章の余りの長さに気持ちが折れてしまいました。

なんでこんなに長くなるんでしょうか・・・。

って、へつればいいのだけの話なのですが。


では、気分も新たに、『SAYURI』 後編の始まり始まり~。

続き

ロリコン男爵の屋敷で、まんまと身柄を確保されたさゆり
着物の帯をクルクルする、アレまでされて、女の操は風前の灯火・・・ と思っていましたが、驚いた事に男爵の行為は“脱がして終わり”でした。

・・・そんな都合のいい話が・・  モゴモゴ

男爵が変わった性癖だったお陰で、何とか操を守り通す事が出来たさゆり

無事、史上最高値の水揚げ額も記録して、“旦那”は医者に決まりました。

医者に水揚げしてもらい、名実共にトップ芸者に躍り出たさゆり

しかし、彼女の天下は長くは続きませんでした。

以前から戦争中であった日本の戦況は、益々敗色が濃くなるばかり。
ついには花街にも規制の手が入り、芸者達はあえなく散り散りになる事になったのです。
延さんのツテで、田舎の染物工場に身を寄せる事になったさゆり
愛しの会長さんの安否は気になるものの、戦時下においてそれを確認する術も無く、指先を荒らして染物に携わる毎日です。

何年かが過ぎたある日の事、ついにさゆりのもとを訪ねて来た人物が・・・。

会長さんかも・・・!

そんな思いも虚しく、訪ねて来たのは延さんの方でした。
延さん相手では意気が上がらず、無気力な状態のさゆりに、彼の口から驚くべき要望が出されます。

延 「今、うちの会社(すなわちロリコン会長の会社)はアメリカの融資を受ける為に、必死な状態なんだ」
さ 「へえ・・・」
延 「実は、君の現役時代の写真をアメリカ将校に見せたら、エライ気に入ってねえ」
さ 「はぁ・・」
延 「君が接待してくれたら、融資は確実なんだが」
さ 「そう言われましても・・・」
延 「腐っても元トップ芸者じゃないか!もう一度だけ復帰してくれよ!」
さ 「いえ、もう私は引退した身ですし・・」
延 「君なら出来るさ!」
さ 「しかし・・」

なんか、このやりとりだけ見ていると、昔見たある映画を思い出して来ました。

・・なんだっけ・・・?

・・・ えーっと ・・・

!!  ランボーだ!

『ランボー2』 の冒頭で、鉱山で働くランボーを説得に来たトラウトマン大佐とランボーのやりとりにそっくりです。

ほほぅ・・ 前半芸者の技を仕込まれてゆく過程は 『ロッキー』 だなぁと思っていましたが、後半は 『ランボー』 ですか。

監督はよっぽどのスタローンファンと見ました。

一度は諦めかけた“芸者復帰”の道ですが、《会長さんに会えるかも》というそれだけの理由で、さゆりは再び花街に舞い戻ります。

残念ながら、すっかりトウの立ったさゆりは、すでにロリコン会長のストライクゾーンからは外れているのですが・・・。

豆葉を探し出し、「再び芸者として接待をするつもりだ」と打ち明けるさゆりに、厳しい現実を説く豆葉
なかなか乗ってこない豆葉に痺れを切らしかけたさゆりでしたが、やっと重い腰を上げた豆葉が虎の子の一枚(着物)を貸してくれたお陰で、何とか接待の待ち合わせ場所に辿り着きます。
途中で声を掛けて、接待に誘った元同僚・おカボと、何故か結局自分も着物で着飾って現れた豆葉と共に、アメリカ将校のプライベートジェットに乗り込むさゆり
忘れちゃいけないロリコン会長も、勿論同乗しています。

ところで、豆葉は虎の子の一枚をさゆりに貸してくれた筈なのに、どうして自分も着物(それもいい着物)を着て来る事が出来たので・・・  モゴモゴ


謎の温泉地で、波乱の米軍接待の幕開け!
と思ったらいきなり、露天風呂につかるオヤジ達の元へトウのたった芸者トリオが裸で乱入です。

余談ですが、私の住む岡山の歓楽街にその昔 『千年女王』というスナックがありまして、私が勤めていた会社の先輩が興味半分で入ってみたら、本当に『千年』の『女王』が接客してくれた。と言う話を聞いたことがあります。

米軍将校たちは、言ってみればそんな状況だったのでしょうか。

しかし、以外にも大喜びの米兵達。
女なら何でもアリなのか、“芸者”と言うキーワードだけでテンションぶっちぎりなのか、 
・・まあ喜んでくれているのですから良しとしましょう。
相変わらず一人浮かない顔なのは、勿論ロリコン会長

・・だからストライクゾーンを外してる、って言ってるのに・・・・。

空気の読めないさゆり
そして同じく、空気を読めていないのが延さん

芸者復帰が自分への好意からだと勘違いし、さらには米軍将校への接待を売春と勘違いし、「俺と一緒になってくれ!」と勢い任せで愛の告白までしてきます。

第一、接待を要請してきたのは自分のくせして、その接待が“裸で混浴温泉”だなんて、芸者ナメるにもほどがあるぞってもんです。
で、さゆりも“裸で混浴温泉”に入っておきながら、いざ将校に迫られると「芸者は娼婦とは違うんです!」って、なんだそれ。

ここまでアメリカさんを馬鹿にした接待で、本当に融資を勝ち取る事が出来るとでも思っていたんでしょうか。

しかし、延さんからの猛烈アタックに困ったさゆりは、さらにアメリカさんをコケにするような暴挙に出ます。

アメリカ将校を布団に誘い、おカボに頼んで延さんをその場に遭遇させる事で、両方を一挙に片付ける作戦に出たのです。
つまり、アメリカさんは恥ずかしい場面を見られる事でさゆりとのそれ以上の関係を諦めるだろうし、延さんは潔癖症な為アメリカさんとさゆりの恥ずかしい場面を見れば、さゆりの事を諦めるだろう、と。
そういうことです。

邪魔者2人を片付けたら、後は念願の会長さんとついに水入らずの状態に・・・!

そんな良からぬ事を考えていたさゆりに、思わぬところから鉄槌が下りました。

約束の時間を今か今かと待ちながら、アメリカさんの猛攻をかわしていたさゆり

そこにおカボが連れて来たのは・・・

延さん ・・じゃなくて 

か・か・・会長!!!


さゆりとアメリカさんがくんつほぐれつの状態なのを一目見て、踵を返す会長さん


妬~かない  妬かない 

ロリコン伯爵ぅ会長ぉ!

や~けどすっぞ~!!



違いますね。

単に嗜好違いのラブシーンを見せられたので、気分を害した筋金入りのロリコン会長なのでしたが、さゆりはてっきり、自分のいやらしい姿を見たから愛想を尽かしたのだ、と勘違いしてしまいます。

ついに想いを伝える事無く、儚く散ったさゆりの初恋・・・。

花街に戻ったさゆりは、夢も希望も打ち砕かれて、しがない芸者稼業を続けていました。

そんなある日、さゆりの元に仕事の以来が舞い込みます。

てっきり延さんがしつこく声を掛けてきたものと思い込み、嫌々待ち合わせ場所に向かうさゆり
ちなみに、あんな酷い接待をされたアメリカ将校なのに、融資はきっちりしてあげたようで、延さんは今や大富豪だそうです。
アメリカさんって、懐が深いんですね!

虚しく佇むさゆりの肩に手を置いた人は・・・

なんと、ロリコン会長じゃありませんか!

驚くさゆりに、今まで隠し続けてきた秘密を打ち明ける会長さん

と言っても、私から見れば秘密でもなんでもないのですが・・・。

初めて少女時代の千代に出会った時から、千代の事が忘れられなかった。
だの
実は、豆葉を操り千代を芸者に仕上げさせたのも自分だった。
だの
見事芸者になったさゆりを落とそうとしたら、親友の延さんが彼女を気に入ってしまったので、泣く泣く身を引いた。
だの、
アメリカさんとの一件で、さゆりが身を汚したと思い込んだ延さんさゆりから手を引いたお陰で、やっと胸張って彼女を迎えに行く事が出来た。
だの、
シラフの人が聞いたらドン引き間違いない、かなり恥ずかしい告白。

だってつまりは、

9歳の少女に本気で恋をしたオッサンの告白

ですよ。

一歩間違えたらホラーです。

ハリウッドが腕を振るって、美しい映像美で作り上げた文芸ドラマ。
その実態はロリコン一代記だった訳ですね。

ロリコン会長に扮するのは、世界のケン・ワタナベ
さゆり(千代)に、チャン・ツィイー
画面を彩る主要芸者の方々が、殆ど中国人だという事で色々揉めた事も、今となってはいい思い出ですね・・。

おかみさん役の桃井かおりと、おカボ役の工藤夕貴が、実にいい存在感でした。



ロリコン一代記・まとめ

20060708161147.jpg←ロックオン

20060708161257.jpg←よしよしいい感じに育ってきたぞ

sayuri.jpg←春の芸者祭りで熱演中のさゆり

20060708161424.jpg←何かちがう・・・

ou.jpg←すっかりトウがたったさゆり

20060708162714.jpg←だから何かちがうんだって・・・


20060708162819.jpg←・・でも、まぁ いっか


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『SAYURI』 (上)

2006年07月06日
一人の芸者の一代記を、ハリウッドが絢爛豪華な映像で描きあげました。

しかし、その正体は!


一人のロリコンオヤジの一代記だったのです!!



『ラスト・サムライ』 に背中を押されたハリウッドの男達が、絶妙のタイミングでGOサインを出した大ベストセラー (日本を除く) の映画化です。

御大スピルバーグを後ろ盾に、怖いものが何も無くなった男達が、ロマンの全てをつぎ込んで作ったロリコン大作
それが 『SAYURI』 です。
※原作ではどうか知りません。


詳しいあらすじ

貧しい漁村の少女・千代は、借金のかたにおとっつぁんから人身売買され、姉ともども花街に連れて行かれます。
姉と引き離され置屋に売り飛ばされた千代は、そこのボス・おかみさんから女中仕事を言い渡されます。
そりゃそうです。
借金返済の為には、まず働かないといけません。
名前を半分取られなかっただけでも、ありがたいと思わないと。
毎日厳しい仕事に明け暮れているのかと思いきや、意外にちょくちょく外を出歩き、息抜きをしている様な千代
見掛けに似合わず、世渡り上手なのかもしれません。
しかしあちこち覗いている時に、うっかり置屋のナンバーワン芸者・初桃姐さんのラブシーンを見てしまいます。
置屋では恋愛はご法度。
おかみさんに見つかったら、大目玉です。
そんなやばい現場を押さえられた初桃は、徹底的に千代をマークします。
チマチマとした嫌がらせを仕掛けていた初桃でしたが、千代を追い出す方が早いと判断したのか、彼女に離れされていた姉の居場所を教えてあげ、逃げるチャンスまで与えます。
意外といい人? 初桃姐さん
もしや、これが噂のツンデレなのでしょうか?
ところが、折角再会した姉は「都合が悪い」と逃亡の延期を申し出ます。
全くもって空気の読めない姉ですね。
仕方なく日を改めて姉とバックレようとした千代でしたが、置屋から出る通路に“屋根の上”をチョイスした為、うっかり落下して逃亡に失敗。
姉に見捨てられ、両親も亡くして、やる気の無い日々を送っていた千代
ある日、いつものように仕事をサボってぶらついていたところ、身なりのいい一人のおじさんに出会います。
千代を一目見るなり目つきが変わったこの人物こそ、ハリウッドの男のロマン・会長さんです。
職業も判らない、得体の知れない人物ですが、金の臭いはプンプンさせている会長さん
怪しい事この上ないくせに、千代に優しい言葉を掛けて釣ろうとするこのオヤジですが、当然ながら千代の警戒心を解くことが出来ません。
そこで彼が取った作戦は・・・

おやつ作戦

桜の木を指差して、「うめとチェリー、どっちがいい?」

・・・え? もぎって食べるんですか?

多分あれ、桜の木だと思うんですが・・・。
怯んでいる千代の手を取り、屋台に近づく会長さん

「ほらほら、冷たいカキ氷はどうだい?」

・・あぁ、ビックリしました。
緊張させておいて、次の瞬間には安心させる。
子供相手に、何という高等技術を使うんでしょうか。
この自称・会長は、かなりの手練手管の持ち主のようです。

案の定、うぶな千代の目はすっかりハートマークになっていますが、女心を熟知しているロリコン会長は、“押したら引く”の正攻法で千代の前から優雅に立ち去ります。
「私も立派な芸者になって、会長さんの周りにはべらかして貰いたい・・・」
今のままでも充分、会長さんのストライクゾーンだと思うのですが・・・。
そんな私の思いをよそに、
“芸者になって、会長さんに再び会う”
と言う人生設計を立てた千代でしたが、神社にお賽銭を入れて拝んで終了のようです。
特に本腰を入れて芸者学校で頑張っていたようにも見えませんでしたし、当然ながら数年後見事芸者への第一ステップを踏み出したのは、同期のおカボでした。

まぁ、入れたお賽銭も自分のお金じゃないですしね・・・。

それはともかく、少女時代から別人のような華麗な転身を遂げた千代
すっかり身長も伸びて、女中の着物もすこぶる寸足らずです。

どこから見ても立派な大人の女性、まさにアジエンス

しかしこれでは、ロリコン会長のストライクゾーンからは大きく外れてしまうのでは・・・。

と思った瞬間、私の目に映った字幕は
「千代ももう15歳・・」

じゅ・ じゅうご~?!

すみません。
25才位かと思ってました。
でも、やっぱり、その年齢設定にはチョット無理が・・・モゴモゴ

無事、ロリコン会長のボーダーをクリアした所で物語に戻りますが、おカボの芸者デビューの場を覗き(やっぱり覗くんかい)に行った千代は、思い続けていたロリコン会長と偶然再会します。

芸者を沢山集めての宴会のようですが、浮かない顔のロリコン会長
さすがです。
趣味が一貫している男は、ロリであっても潔い。(意味不明)

芸者学校を怠けていたからなのか、なかなか芸者デビューに至らず女中道を邁進中の千代
しかしそんな彼女に、信じられない申し出が舞い込みます。
花街で初桃とトップを争う人気芸者・豆葉が、「千代を妹分にして一流芸者に育て上げたい」と言って来たのです。

夢のような申し出に、勝ったも同然のような顔の千代
当然初桃は面白くありません。

かくして豆葉&千代VS初桃&おカボの芸者タッグマッチの火蓋が斬って落とされたのです。

優秀な教官でもある豆葉のお陰で、メキメキ実力を付けて来る千代
男の落とし込みも会得し、晴れてさゆりと言う源氏名も名付けてもらい、順調に芸者デビューの日を迎えます。
しかし、そんな晴れの場に宿敵・初桃が現れた事で、宴会場は一触即発状態に。
芸の浅さを皮肉る初桃に対して、禁断の“年齢ネタ”で勝負に出たさゆり

それを言っちゃあおしまいよ・・・。

凍りついた場の雰囲気を、必死に笑い飛ばそうとする男達。
高い金を払って、女どものご機嫌を取らないといけないなんて・・・。
昔も今も、男の人って大変なんですね。

NGワードを口にしてしまったさゆりには、当然初桃からの執拗な嫌がらせが待ち受けていました。

水揚げを狙って、高額納税者に餌をまく豆葉&さゆりチームでしたが、狙っていた医者が初桃に吹き込まれた中傷によってさゆりを避けるようになったお陰で絶体絶命のピンチに陥ります。
と言うか、餌をまく相手が医者と延さんしかいないって、少なすぎませんか?
しかも、延さんは何とあのロリコン会長の親友です。
近い・・・近すぎる・・・・。
手を出すには、近すぎる・・・・。
通常の神経なら、絶対に手を出さない近距離での二股・・・。

どうする・・? さゆり?!

どうするもこうするもないのですが、とりあえず静観の構えを取っているさゆりを尻目に、豆葉は着々と高額水揚げを狙い、次なる手を企てていました。

ある日突然、花街の壁に所狭しと張られたポスター。

春の芸者祭り・開催。
主役は今をトキメク若手ナンバーワン芸者・さゆり。


いきなりこんなポスターを見せられた日にゃ、さすがの初桃姐さんも平然とはしていられません。
大体、春の芸者祭りって何なんですか?
ヤマザキ春のパン祭りじゃあるまいし・・・。
白いモーニングプレートでももらえるんかい?!
※ちなみに、本編で“春の芸者祭り”とはどこにも書いていません。念の為。

意気揚々と劇場に足を運んだ初桃
さぞかしパンチの効いた嫌がらせを仕掛けて来るんだろう、と思っていましたが、さゆりが魅せた演目が余りにも恐ろしく美しかった為か、ただただ奥歯を噛み締めるばかりです。

この劇場には、他にも(水揚げ候補生の)医者延さん豆葉の“旦那”である男爵、そして忘れちゃいけないロリコン会長も顔を見せていました。
みな、さゆり鬼気迫る妖艶な演舞に目を奪われていましたが、一人浮かない表情の人が・・・。

そうです。 我らがロリコン会長です。

彼の心にヒットするのは、妖艶さではないんですよね。
私にはわかっています。
でも、さゆりにはわかっていなかったんですね。
露骨に嫌そうな顔をしているロリコン会長
大人なんだから・・ もうちょっと楽しそうな顔しようよ。

派手な演出が功を奏して、さゆりの周りにはオヤジ達が群がります。
その中には、あの男爵まで・・・。
豆葉の“旦那”のくせに、さゆり
にも手を出そうとは・・・。
さてはこいつも真性ですね!

下心マンマンで屋敷に招待してきた男爵(ロリコン)
しかし、そこに憧れの会長さん(ロリコン)も招待されている事を知ったさゆりは、豆葉が止めるのも聞かずに屋敷に向かい、まんまと貞操の危機を迎えてしまいます。

いつまでたっても成長しない女ですね。

さて、さゆりは女の操を無事守り抜く事が出来るのでしょうか?!


続きは明日に!
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『エターナル・サンシャイン』

2006年04月06日
この所、気の抜けた恋愛映画ばかりが続いていたのですが、とんでもない傑作を観る事が出来ました。
 

映画を観ていると、「これを観れただけで、私の人生はちょっと幸せになったなぁ」と思う瞬間があるのですが、この作品を観た後もまさにそう思いました。
『マルコヴィッチの穴』『アダプテーション』のチャーリー・カウフマンと、『ヒューマンネイチュア』のミシェル・ゴンドリーが送り出したというだけで、一見過去の作品同様、ひねくれたストーリー展開かと思うのですが、実は王道のストレートなラブ・ストーリーだったのです。


あらすじは、
元恋人が自分との記憶を消した事を、“記憶消し屋”から知らされたジョエル(ジム・キャリー)は、自分も負けじと彼女との記憶の消去を依頼します。
その記憶消去作業中に起こる予期せぬ出来事は、やがて彼に本当の愛を気づかせてくれる事になるのですが・・・。


と言った感じです。
物語の時間軸はころころと変わり、そこに惑わされるかもしれませんが、普通に(変に構えて観なければ)観れば特に困惑する事も無いと思います。
運命の愛、普遍の愛 なんて絵空事なのかも知れませんが、やっぱりこういう映画を観ると、それが存在する(としたら)と言う事の素晴らしさを感じ、幸せな気持ちになりますね。


この作品、脚本や映像は言うまでも無いのですが、キャストがとてもいい!
ジム・キャリーは彼の出演作(私が観た中で)ナンバー1の演技で、若干やりすぎになるところすらも想定内での演出は、見事としか言いようがありません。
実にいい男です!
元恋人役のケイト・ウィンスレットも、破天荒(自由奔放)な女性が実にはまっていて、うざいんだけど魅力的と思ってしまった私は、監督の思うツボでしょう。
“記憶消し屋”のスタッフに扮するのは、スパイダーマンのもっさいヒロインMJでお馴染みのキルステン・ダンストと、メイクを落としても何となくホビットサイズに見えてしまうイライジャ・ウッド。
そしてもう一人、私の琴線に触れたのが、キルステン・ダンストに想いを寄せるスタン役を演じていたマーク・ラファロ。
ボサボサ無造作ヘアーに黒ブチ眼鏡で、キルステンにいいとこ見せようと頑張る彼は、今風に言う所のメガネ男子で、メガネ人に滅法弱く、理想の男性は佐野史郎と言う私にとっては、

久々にストライクゾーンいただきましたー!てなものです。

彼とキルステンの恋の行方も、甘酸っぱくて切なくて、主役二人のストーリーに負けないくらい素敵な物語でした。


マーク・ラファロ・・。   覚えておかなくては・・・。


マーク・ラファロ。  マーク・ラファロ?    ・・ん? 


どっかで見た覚えがある名前・・・。


と思ったら


『ハッピー・フライト』『死ぬまでにしたい10のこと』のたわし君だったーーー!!!


驚愕です!  


私はたわしにトキメいていたのか・・・。


今後も たわし から目が離せません!


20060405161139.jpg
(↑ たわし・マイラブ
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『ハッピー・フライト』

2006年03月20日
どえらい映画を観てしまいました。


オスカー獲得俳優の、悪い方のジンクスを見事に体現してきた、グウィネス・パルトロー(ケロヨン)。


何でも、最近のインタビューで 「『恋におちたシェイクスピア』と『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』以外の作品はクソ認めないわ」 なんて、生意気な事を言っていたようですが、これなんてその際たるものでしょうね。
出来ることなら、クレジットの表記を「グウィネス・パルトロウ(仮)」とでも変えたいと思っているに違いありません。


話の筋を簡単に追うと、主役のドナの夢は、生まれ育ったど田舎から抜け出す事。
今風に言うと、セレブになる事でしょうか?
適当な彼氏を見つけて、やっと都会に連れ出してもらおうと思った矢先、その彼氏から振られてしまう。
その時の彼氏の一言。
「君には都会は似合わないよ」


・・・えー?  オスカー女優・グウィネス・パルトローに向って、なんて説得力の無いセリフ・・・。
まあ説得する気があるとも思えない様な演技でしたが。


一時は落ち込むドナだが、テレビで超有名スッチーが宣伝していた自叙伝に、「よし!これだ!!」とばかりにフライト・アテンダントを目指す事に。
と、この映画のキモでもある、“スチュワーデス”は、こんなアッサリと目標に設定されてしまう。
別にスッチーじゃなくても良かったんじゃん。


この辺の“仕事選びの動機づけ”は、 『キューティー・ブロンド』 の《自分を振った彼氏をギャフンと言わせる為》に匹敵する程のテキトーっぷり。
そして、速攻で地元の弱小航空会社に就職したドナ。
良き仲間にも恵まれ、あっちゅー間に仕事も習得し、素敵な彼氏(だそうです。私はたわしにソックリだと思いました。この辺にアメリカとの美意識の違いを感じます。)もゲットした彼女の次の野望は、もちろん大手の航空会社。
あくまで田舎にくすぶるつもりはないのだ。


そして“大手”の航空会社の入社試験にもサックリ合格し、“素敵な彼氏(たわし)”もサックリ捨てて、“何人も脱落者が出ると評判の厳しい訓練期間”もサックリ乗り越えて、晴れて一流のスッチーになるドナ。
って、そんなに出来がいいんなら、何で今まで田舎でスーパーの店員なんかやってたんでしょうか・・・?


地元時代からの友達の裏切り(卒業試験のすり替え)で、一時は地味な国内線に配属になるものの、強力なコネ(テレビに出てた超有名スッチー)に泣きついて再試験にこぎつけ、めでたく華やかな国際線・ファーストクラスに配属されて、憧れのパリや、ブランド物に囲まれた“セレブ”な生活をゲットだ!


しかし、華やかなスッチーの生活も、ある程度続けていると飽きてくる。
やっぱり彼氏は欲しいじゃない?
そこで彼女が選んだ驚愕の結末は、“素敵な元彼とよりを戻し、地元に帰って再就職”なのだった。



     ・・・なんじゃそりゃー?!



散々周りの人々を振り回して、やっと自分の夢を手に入れたと思ったら、やっぱり地元に帰るって・・・。
自己中もここまで貫けばアッパレですな。
まあ、そもそもの動機がテキトーだったもんね。
“スッチー”に執着があった訳じゃなかったんだもんね。
目くじら立てちゃいけないのかもしれません。


実はこの作品、マイク・マイヤーズも出ているのですが、彼をもってしてもちっとも笑えません。
ロブ・ロウ、ケリー・プレストンなどの共演者も、こんかぎりぞんざいな扱いを受けています。
しかし、役者の扱いがテキトーでも、ストーリーが中途半端で感情移入出来なくても、グウィネス・パルトローのコスプレが楽しめればいんじゃないですか?


多分、そう言う映画です。  
そう思わなきゃ、やってらんないっすよ。



あと、エンドクレジットで流れる、“歌って踊るグウィネス”の姿は、是非イミダスの“負け犬”の欄に、注釈として載せて置くべきだと思いました。

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(↑ たわし)
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