『呪怨2』
2007年08月04日

あなたは何人見つけられましたか?
只今、呪怨祭り開催中!!
と、書いたはいいのですが、実は現在アガサはかなり気もそぞろ状態だったりします。
それもそのはず。
なんと、ゾンビーズの愉快な仲間・るしはさん(とってもいい人
)が、アガサが今一番観たい映画『THE HILLS HAVE EYES』のDVDを貸して下さったのです・・・!!呪怨祭りなんてやってっ場合ぢゃねえぞ・・・こりゃあ・・
と言う訳で、手元で待機している 『THE HILLS HAVE EYES』 が、気になって気になって仕方ないアガサの
『呪怨(劇場版)パート2』 のはじまりはじまり。
あらすじ・・・
き○がいテイスト満載な世帯主に惨殺された妻・伽椰子が、パンツ一丁の息子・俊雄と共に、恨みのこもったマイホームに上がりこむ不貞の輩を、再びバッタバッタと討ち捨てる!
・・・違いますよ。
やっつけじゃないですからね・・ 。
やっつけではない証拠に、もう少し詳しくあらすじを書きますと、
命知らずなテレビクルー共が、伽椰子邸で心霊バラエティを撮影。
取材に関わったメンツが、次々失踪(もしくは死亡)。
生き残った女優・京子のお腹に、伽椰子が寄生(と言うか待機)。
俊雄がサッカーボールに変身。
京子、安産にてベビー伽椰子を出産。と、今回の『呪怨』はちょっとした“女の一代記”となっております。
前回を観た限りでは、伽椰子の目的は「節操ない逆恨み」なんだと思っていましたが、何と今回伽椰子は、手頃な女体(京子)に目をつけて、その子宮を経て生まれ変わる事を目論んでいました。
自分を殺した旦那に恨みがあったんじゃ・・(モゴモゴ)
とか、
生まれ変わったら霊体なんだか実体なんだかよくわから・・(モゴモゴ)
とか、
それじゃあ『リング2』のラストと一緒じゃ・・・(モゴモゴ)
とか、
母ちゃんと同級生になってしまった俊雄の立場はどうなるん・・・(モゴモゴ)
とか、全盛期のサザエさんばりに、喉にモノを詰まらせたような気持ちになってしまう強引な展開ではありますが、まぁいいんじゃないスか? それならそれで。
・・・ホントやっつけじゃないですよ・・ホントにね・・・(´ε`;) 。
何だか迷走しているようにも思える、ベビー伽椰子オチはさておき、この『パート2』自体は実はそんなに悪い出来ではなかったりします。
そもそもこの 『呪怨』 シリーズというのは、
「呪いの家の関係者がドミノ式に呪い殺されて行く」
と言うシンプルな話を、時間軸をずらしたり重ねたりする事でややこしくし、それにより観客を煙に撒き、尚且つ恐怖感を煽るモノなのだと思うのですが、実際1作目を観た限りでは
「恐怖感が増す」と言うよりむしろ「ツッコミどころが増す」と言えなくもない事もない。(どっち?)
時間軸を操ってまで、家の関係者にストレスを与え続けてほくそえむ伽椰子・・・。
どんだけ粘着体質やねん。
と。
しかし、そんな嫌がらせの境地の様な「秘技!時空ずらし!!」が、今回“レポーター朋香”のパートでとっても効果的に使われていたのです。
呪いの家に勝手に上がりこんでおいて、「怖い」だ「不気味」だ「収納スペースが少ない」だ「脱衣所が狭い」「コンセントの差し口が探しにくい」だのと、言いたい放題やりたい放題のテレビクルー。(そこまでは言って無いか)
過去に、ダース単位で人が死んでいる家で心霊番組を撮影しようと言うのに、霊媒師の一人もストックせずにキワモノ女優とレポーター2人しか用意しないとは、いくら低予算番組(←推定)とは言え伽椰子に対して失礼です。
「数多くのホラー映画で出演され、ホラークイーンの異名を持つ原瀬京子さんにお越し頂いたのですが、どうですか原瀬さん、この家?大勢亡くなっているらしいですよ?原瀬さんの代表作『呪いのふすま』も怖かったですが、この家の怖さはどうですか?ザっと見た感じ、どうですか?原瀬さん的に言うと、どうですか?」
・・・て、コメントしずらいわ!
まぁ、所詮やらせ番組でしょうから(←推定)、雰囲気さえ醸し出せれば誰でもよかったのかもしれませんが。
少し話が逸れましたが、そんなこんなで撮影が終わり、自分のアパートに向かうレポーターの朋香。
実はその数日前から、朋香の部屋では怪奇現象(壁からドンドンという音&不審な人影)が頻発しており、不安になった朋香は恋人の典孝を部屋に待機させていたのですが、帰宅した朋香を待ち受けていたのは変わり果ては典孝の姿・・・。
アンド変わり過ぎの伽椰子の姿・・・。
伊賀ですか? 甲賀ですか?
(※茶化して書きましたが、実際かなり怖いシーンです)
都市伝説でありそうな“怪奇現象”プラス“時間軸のねじれ”が、観た後も心にゾゾっと粟立つような恐ろしさを感じさせてくれる、この“レポーター朋香”のくだりは、かなり面白い(ホラーとして)と思いました。
血糊アップでより過激に変化した伽椰子のメイク。
より多彩になった出没場所。
より回りくどく、より粘着質に、家の関係者を異次元へ連れ去ってくれます。
前作より格段に恐ろしい、楽しい続編でアガサも大いに満足しました。
さて、アガサの呪怨祭り、次回『THE JUON(リメイク版)』予定ですが、その前にやっぱ『THE HILLS HAVE EYES』でしょうかねぇ・・・。
と言うか、実はコレを書きながら既に一回鑑賞してしまったのですが(*´∀`*)キャハ
何とか『パンデミック』公開までに祭りを終えたい今日この頃です。 ♪♪何でしたらポチっと一押してみませんか♪♪ →→
『呪怨』
2007年08月02日

「呪怨」・・・つよい恨みを抱いて死んだモノの呪い。
それは、死んだモノが生前に接していた場所に蓄積され「業」となり、
その呪いに触れたモノは命を失い、新たな呪いが生まれる。
またの名を「逆恨み」。
夏だ一番! 呪怨祭り!!
どうもこんにちは。
脳内の9割方をホラーに占拠されております、アガサでございます。
「台風だ!」「選挙だ!」「女帝だ!」となんだずんだ言っている間に、世の中はすっかり夏真っ盛りになっておりましたね。
年がら年中ホラー三昧のアガサなのですが、夏真っ盛りとあっちゃあ何がしかの祭りを催さない訳には参りません。
そこで今回は、日本が世界に誇る悶絶ホラー 『呪怨』 シリーズ一挙鑑賞と決め込みたいと思います。
・・・と、実は数年前にも決め込んでいて、『呪怨(劇場版)』と『The Gludge(リメイク版)』だけを鑑賞済みでしたので、今回は当時の記憶を探りつつ軽〜い感じでレビューしてみたいと思います。
あらすじ・・・
き○がいテイスト満載な世帯主に惨殺された妻・伽椰子が、パンツ一丁の息子・俊雄と共に、恨みのこもったマイホームに上がりこむ不貞の輩を、バッタバッタと討ち捨てる!
『呪怨』鑑賞前にアガサが知っていた内容は、
白塗りのオバケが登場
呪いの家を訪れた人が次々と呪い殺されて行くと言う2点だったのですが、実際鑑賞してみるとその2点以外には、さして重要な事実は特に見当たりませんでした。
つまり、その2点が全てだったと言う事です。
つまり、その2点を既に知っている方はもはや観ているも同然・・・(以下略)
時間軸をずらしたり交差させたりと、観客を煙に撒く構造になっている本作ですが、まぁ要は
まず最初に伽椰子が殺され、あとは順不同。
と言う事でよろしいかと思います。
そもそもの伽椰子殺害の真相もよく判りませんし、ニャーと鳴く俊雄の仕組みも今ひとつ不可解なのですが、
オバケに理屈なんて通用しない
と言う、監督からのメッセージだけはしっかと受け止められるでしょうし。
「恐怖」と言うものは、「理解できないから発生する」のですよね。きっと。
ご存知の方も多いのでしょうが、この『呪怨』は元々Vシネ作品だったのが好評につき劇場版に格上げされたシロモノでして、そのVシネ時代のモノを入れると、なんと全部でシリーズ総計5本もあったりします。
さすがに全制覇するのはキツそうだったので「劇場版」だけを借りてみたのですが、どうも後に皆さんの感想を拝見させて頂くと、一番怖いのは「Vシネ版の1作目」、つまりオリジナル版だけで、それ以外はちぃぃぃっっとも怖くないらしいですね。
つまり、アガサは見事貧乏くじを引いてしまったと。
しかし、ホラーファンたるもの、貧乏くじひとつでぐだぐだ言っていては前に進めません。
イヤむしろ、この世界(ホラー界)は貧乏くじで埋め尽くされた不毛の地。
しかしいつの日にか当たりくじに遭遇する、その時の為に、日々砂を噛むような思いで『ゾンビナイト』のようなZ級作品をも消化して行く・・・。
それがホラー道なのです!
だから・・・
・・・だから、
俊雄くんがパンイチ(パンツ一丁)でニャーニャー言っていようと、
ゴスっ娘メイクの女子高生ゾンビがそぞろ歩きしていようと、
どう見てもぬいぐるみ然とした黒猫軍団がベッドの周りに大集結しようと、
伽椰子がパンダ目になっていようと、
ヒロイン役の奥菜恵が大根だろうと、
ヒロイン役の奥菜恵がすごい大根だろうと、
ヒロイン役の奥菜恵が切ないほどの大根だろうと、
ヒロイン役の奥菜恵がとてつもない破壊力を持った大根だろうと、
て、大根だらけなんじゃぁぁぁぁ!!!
そうそう、夏大根はピリっと辛いってどあほゥ!!(# ゚Д゚)
「ホラー作品に於いては、怖がる人の演技力がいかに重要か」と言う事が、「もう勘弁して下さい」と言いたくなる程よく判る、貴重な一例だったのではないかと思いました。
さて、アガサの呪怨祭り、とりあえず次回『呪怨(劇場版)パート2』に続きます。 ♪♪何でしたらポチっと一押してみませんか♪♪ →→
『どろろ』
2007年07月26日

その時! 突如現れたコモド大トカゲが、つまぶき隊長の頭部に齧りついた!!
隊長 : 「・・・柴咲クンも齧ってもらい給え。 縁起モノだよ。」
※ そんな内容ではありません。
『どろろ』 ホントのあらすじ・・・
混乱を極めた戦国時代のある日。
深い傷を負った武将が、地獄堂と言う名のお堂に逃げ込みました。
お堂の中には、美術さんの頑張りが光る、各種魔人の像がズラリ48体。
武将=醍醐景光は、像にせつない願いを託します。
おいら、天下人になりてぇだ・・・!
その瞬間、お堂の屋根を無視した雷が景光の体を貫き、見事、彼の願いは聞き入れられたのでした。
ギヴアンドテイクで、なんか「子供の体がどう」とか「48個のパーツがどう」とか言われていましたが、まぁ大して気にしなくても構わないでしょう。
なんてったって、天下人確定ですから。
ところがどっこい、そんな自称・天下人の景光。
10年経っても20年経っても、一行に天下統一の悲願は達成できません。
魔人が約束を反古にしようとしているのでしょうか?
それとも、耐震設計には程遠そうな景光のお城が、風水上でトラブっているのでしょうか?
何にせよこのままでは、永遠に「自称」のレッテルとおさらば出来ない・・・。
「自称・青年実業家」のフリーターとか「自称・アーティスト」のアイドル崩れと、五十歩百歩と思われてしまう事だけは避けたい景光。
もしかして、20年前のあの日に聞こえていた「パーツがどうのこうの」と何らかの関係があるのでしょうか?
先日、息子の多宝丸と妻の百合が、「百鬼丸がなんとかかんとか」と騒いでいましたが、それも何か関係があるのでしょうか?
苦悩の先で、景光を待ち受けていたものとは一体・・・!
※こんな内容でもありません。
日本映画界を牽引する若き大型カップル、妻夫木くんと柴咲さんがお送りする大ヒット作 『どろろ』 を、我が家では珍しく世帯主さまと一緒に鑑賞いたしました。
それと言うのも、アガサ家の世帯主さまは、大の原作ファンだったからです・・・。(ちなみにアガサは未読)
で、まぁ、世帯主さまの反応は火を見るより明らかだった訳なのですが、中でも一番許せなかった点は、百鬼丸の仮ボディの工程についてだったようですね。
なにせ原作では、手足その他モロモロの無い百鬼丸の体に、
天才外科医・寿海が木や陶磁器で作った義手義足を移植して完成
させていたらしいのですが、この映画版では、
原田芳雄演じるマッドな呪術師が、戦場で亡くなった子供たちの手足を集めて来て、大鍋でグツグツ煮ると言うマッドっぷりを披露し、その鍋から採れた“人間液”にエレキテルをビリビリっと流す事で、見事再生能力付きの仮ボディを完成
させていましたから。
大鍋を観た瞬間、DVDを止めようかと思った。(世帯主さま・談)
というお怒りは、致し方ないかもしれません。
ただし映画的に考えれば、木で作られた手をブンブン振り回すよりは、最新のCGで作られた本物同然の手を着けたり外したりする方が見応え充分でしょうし、何より、お子様たちも観る可能性大のこの作品に於いて、手足グツグツと言うマッドな映像を繰り広げてくれた塩田明彦監督は、日本のピーター・ジャクソンになり得る逸材なのかも知れない、と言っても過言ではありま
すみませんやっぱり過言でした。
今さら日本映画のCG特撮に「あーだこーだ」言うつもりもありませんし、本気なのかギャグなのか判断し難い妖怪の造型も、きっとギャグなんだろうという事にしておけばいいのだと思います。
そうすれば余計な腹も立たないと言う物です。
出てくるキャラクターの性格設定がどれも中途半端(希代のワルのハズの景光が、突如物分りのいい人になったりする)で、
伏線めいたシーンもそのまま放棄(成仏出来ない霊魂たちが幼い百鬼丸の体を狙っていたが、その後一度も出て来ない)され、
原田芳雄の存在がややこしい(『あずみ』にも、孤児に剣術を叩き込むと言う似たような役で出演していた)と、
観ているコチラの忍耐力を試すかの様なツッコミ所が多数出てきますが、そこに突っ込んでしまったら負けですので、ここはグっと堪えましょう。
って、もう充分突っ込んでしまっていますが。
最後に、前述の大鍋グツグツ再生術シーンに対して、世帯主さまが
「これじゃあ百鬼丸はゾンビって事じゃん」
と突っ込んでいましたが、“作った手足を胴に継ぎはぎしてたモノを蘇生液に浸して完成”と言う工程から言うと「ゾンビ」というよりは「死霊のしたたり」ですねきっと。
と、判る方にだけ判るネタで今回のレビューを終わりたいと思います。
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『親指さがし』
2007年07月24日

気になって気になって、本筋が頭に入ってこなかったそうな。
(エンドクレジット直前に思い出しました。)→伊藤歩
いきなり大変お恥ずかしいカミングアウトで申し訳ないのですが、わたくしアガサ、恋をいたしました。
テレビCMで姿を見かけるだけで、胸のドキドキが止まりません。
その相手とは、今をトキメク 松山ケンイチ さん・・・。
口に出すのも恥ずかしいくらい、現在人気ナンバー1の若手俳優さんですよね。
雑誌やら何やらで見ない日は無いくらいです。
生粋の天邪鬼であるアガサですので、本来なら例えクラス中が好きと言っても、意地でも好きにならないハズの松山くん・・・。
実際、『デスノート』を観た時は何の好感度も抱きませんでしたし。
ところが、『セクシーボイスアンドロボ』というドラマを見た時、聞こえてしまったんですね。
胸の辺りから、ズキュー・・ンと言う音が・・・。
愛の弾丸が飛んで来た音が・・・。
と言う訳で、今やアガサの永遠の心の恋人・佐野史郎さまに追随する勢いの松山くん。
で、なんとそんなアガサの心を鷲掴みにする男前コンビが、揃って出演しているJ・ホラーがあると言うではないですか!
「 史郎さま + 松山くん + ホラー 」って。
どんだけセレブなランチやねん!(←興奮の余り若干意味不明)
これはもうまさに、
『2人オーシャンズ11』状態ですな!(←興奮の余りまたもや意味不明)
という内容の話を、切々と世帯主さまにしていたところ、
「だったら、 『オーシャンズ2』 でいいじゃん。」
と言われました。
・・あんた、上手い事言うなぁ・・(以下略)
『オーシャンズ2』のあらすじ・・・
武、12歳の夏。
仲良し6人組と共に「親指さがし」という肝試しをしていたら、好きだった女の子・由美子がいつの間にか失踪してしまって超ショック。
武、20歳の夏。
由美子を探し出せなかった事を悔やみながら暮していたら、なんと運良く12歳当時の同窓会が催される事になり、チャンス到来。
武、20歳の同窓会。仲良し6人組の生き残りメンバーに会えるものの、当時の仲間はみんな例の事件に対して消極的。
武、20歳の同窓会場脇の空き地。
由美子失踪のヒントにならないかと、当時のメンバーで再び「親指さがし」をしてみようと提案したら、いきなりメンバーの一人・信久にグーで殴られた。
親父にもぶたれた事ないのに!
そんなこんなで、由美子失踪の謎を解く為奔走する武・知恵・智彦の3人。
それ以外のメンバー、信久と綾は、早々に由美子の呪いで亡くなってしまいます。
果たして呪いの真相とは・・・?
武たちは、由美子を探し出す事が出来るのでしょうか・・・?
うん・・、うん・・・、それで?
と言いたくなる様な、“ごった煮”感溢れる展開。
ほろ苦い青春フラッシュバックモノ・・・と思いきや、トラウマ克服モノ・・・と思いきや、非業の死による怨念モノ・・・と思いきや、サイコサスペンスモノになり、最後はジャニーズのプロモーション映像になってしまいました。
・・・どうせぇっちゅうねん。
ネタバレが基本の当ブログですので、一応オチを簡単に申しますと、
結局、由美子失踪に責任を感じ続けていた武に罪の意識から別人格が現れ、その別人格が斧を小脇に抱えてメンバーたちを襲っていた。
と言うお話だったのですが、その設定自体が「なるほどなぁ・・?イヤ待てやっぱりよく判らないぞ」と言うシロモノでしたので、オチが判ってもスッキリ感は得られません。
そして、映画の本筋である、「親指さがし」のルールが、後半になってやっと説明される所が非常に癪に障るのですが、説明されたルールと主人公たちが苦しんで来た“少女失踪事件”とが全く関係ない事も同時に判明してしまうので、余計に癪に障る有様。
この作品の製作委員会は、結局のトコ何がやりたかったのでしょうかねぇ?
エロもない、グロもない、ガクガクするようなシーンもない、アッと驚く衝撃の真実もない、ないない尽くしの1時間40分。
私は、「変態じゃない史郎さま」と「頭がモコモコの松山くん」と言うラヴな2人組が観られましたのでそれだけでそこそこ満足ですが、普通のホラーファンがまかり間違って観てしまったりしたら、投石騒ぎになるんじゃないかと、心配になってしまいました。
それにしてもこの作品、原作はそこそこ有名なベストセラーだそうなのですが、原作の方もこんなカチンコチン来る様な、散漫な展開なのでしょうかねぇ。
少し読んでみたい気もします。
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『東京ゾンビ』
2007年06月23日

それにしても、“ハゲヅラ”という物体のあの「カポっ」な感じは、いかんともし難いのでしょうかねぇ。
あらすじ・・・
少しだけ未来の東京。
人々が勝手に廃棄していたゴミや死体が積み重なって出来た山、通称・黒富士。
長年積もりに積もってきた負のエネルギーや、ヤバイ化学物質による土壌汚染により、黒富士に埋められてきた死体たちはある日一斉にゾンビと化してしまいます。
消火器工場に勤める柔術バカ・ミツオとフジオは、そんなゾンビの群れをかわしつつ、柔術の本場・ロシアを目指しますが、食料確保の為火事場ドロボウを働いていたコンビニで、若いギャルを救っていたが為にミツオがゾンビに噛まれてしまいます。
このままではゾンビ化が免れないと腹を括ったミツオは、ギャルをフジオに託し、投身自殺を図るのでした。
時は流れて5年後。
東京はゾンビによって壊滅的状態に陥り、生き残った裕福な人々は高い壁でゾンビから隔離された都市を作り、貧しい人々を奴隷としながら怠惰な生活を送っていました。
彼らの唯一の楽しみは、奴隷とゾンビを戦わせる“ゾンビファイト”。
フジオもまた、ミツオの遺言に従いギャルと所帯を持ち、柔術に磨きをかけつつ、“ゾンビファイト”で生計を立てていました。
ミツオとの蜜月の頃は、箸にも棒にもかからないヘタレ格闘家だったフジオも、今やゾンビ相手に連戦連勝を飾る、いっぱしの格闘家。
しかし、柔術の素晴らしさを示す為の命懸けの闘いを観客や妻に理解して貰える事は無く、成り行きで出来ちゃっていた娘は大きく成長しても言葉を発せず、揚句、元レスラーのゾンビに柔術で敗れてしまい、フジオの焦燥感は頂点に。
せめてミツオがここに居てくれたら・・・。
せめてミツオに胸のうちを聞いて貰えたら・・・。
そんな切なる想いを抱えたフジオの前に立ちはだかった一人のゾンビ。
なんとそれは、5年前に死んだ筈のミツオでした。
ゾンビとなって死に損なっていたミツオと、“ゾンビファイト”でガチンコ勝負をする事になったフジオ。
果たしてフジオはミツオを倒し、自らを取り囲んでいる人生と言う名の“壁”を越える事が出来るのでしょうか・・・?
うーん・・・。
微妙・・・。
あの哀川翔が、うすらハゲに!!
あの浅野忠信が、べー師匠級のアフロに!!
「これで観客のドギモを3〜4割は抜いただろう」、という影の声が聞こえてきそうな程、その二点のみに話題が集中していた 『東京ゾンビ』 。
火葬国家日本においてはかなり貴重なゾンビモノでありながら、今までアガサが触手を伸ばす事をためらっていたのは何故だったのでしょう。
上手く説明出来ないのですが、なんでしょうか、この作品のジャケット写真から漂ってくる、「どうどう?すごいでしょ?邦画界のトップ俳優がこんなヅラって!笑える?笑えるでしょ?ありえないでしょ?もっとスゴイって言って!!ねえ!ねえ!!」と言う無言の圧力が気にいらなかった、とでも言いましょうか。
で、そんな漠然とした先入観で見逃し続けてきた 『東京ゾンビ』 を、レンタルセールの恩恵にあずかって借りてきた訳なのですが、これがやはり(アガサの)予想通り、ビミョウな作品だったのでした。
ヘタレな柔術見習い生のフジオと、その師匠であり、職場の先輩であり、親友であり、兄弟のようでもあり、恋人のようでもあるミツオ。
その2人が心から愛する“柔術”を極め、ゾンビを交えつつ、友情も極める。
バカな男たちの熱い魂を描いた本作は、確かに面白いところもあります。
愛すべきマヌケのフジオに、容赦ない鉄拳制裁と言う名のツッコミを入れるミツオ。
実はガンに侵されていて、余命幾ばくもないミツオ。
その事実を真面目にフジオに打ち明けるのは照れくさいので、長渕強風な歌にアレンジして伝える、キュートなミツオ。
でも実は胃痛を自分で癌と思い込んでいただけのミツオ。
面白い・・・ハズ!
柔術の才能はないけど、ミツオへの愛だけは有り余るほど抱えているフジオ。
ホントはカッコいいアメリカに行きたいけど、大好きなミツオがあんまり言うから地味なロシアでもいいかなぁ・・と、いい旅夢気分のフジオ。
眠れない時はミツオのアドバイス通り、目にセロテープ貼ってみる、おりこうさんなフジオ。
ミツオに誓った柔術道を極める為に、女房子供をおざなりにするフジオ。
でもって、逆に女房に返り討ちにされるフジオ。
面白い・・・よね!!
世紀末的状況に於いても、カルピス奪還のみに全精力を傾け、カルピスのためだけにブルジョアたちに反旗を翻すアウトローたち。
・・面白・・い・・・んだけどねぇ・・。
全編を通し、まったりとしたギャグが画面を彩るのを観ながら、心の中で「んなアホな」と軽くツッコミつつ鑑賞するのが、この作品の正しい観方なのだと思いますし、そういう気持ちになった場面もあります。
しかし、何故かノリきれない。
柔術バカなしょうもない男たちを笑い飛ばすには、どうにもアガサの心に引っ掛かるポイントが多すぎるのです。
例えば愛すべきマヌケのフジオ。
冒頭でいきなり上司を撲殺してしまったり、その死体を破棄しに訪れた黒富士では見知らぬ一般人を轢き逃げしたりと、やる事がえげつない割には全く悪びれる様子もない。
例えばフジオの伴侶となるギャル。
折角ゾンビの群れから助けてくれたミツオに悪態を浴びせ、ミツオを失って失意のどん底のフジオの傷口に罵声というなの塩を塗りこみ、フジオと出来婚をしてからも二言目には「金稼いで来い。さもなくば死ね」。
・・・正直、感情移入できないんですよ。誰にも。
いい人が一人も出て来ない、奇跡のような作品。
別に「お人よしが現れて、周囲の人々の荒んだ心を癒す」、なんてフォレストガンパー的な作品だけが素晴らしい!なんていう気はさらさら無いのですが(むしろえげつない方が好き)、この作品の登場人物たちに対しては、どうにも好感を抱けなかったのです。
面白さを感じかけては、ハっと引き戻される。
またくだらなさに笑いかけては、ハっと引き戻される。
そんな繰り返しを続けているうちにエンディングを迎えてしまい、あれだけ愛情の通っていなかったフジオ家に突如訪れた大団円にうろたえていたら、今度はゾンビ化していたはずのミツオまで復活して・・・
・・・ゴメン、やっぱ笑えんわ・・・コレ。
きっとアガサとこの作品の相性が悪かっただけの事(色んな皆さんのレビューを読むと、とっても評価が高かったりする)ですので、ゾンビ好き、あるいは哀川翔好き、もしくはブラジリアン柔術好きの方はゴッツリ嵌る可能性が大だと思います。
アガサ自身も、また違う時に観れば大爆笑かもしれませんし・・・
・・・んー、やっぱ無いか。
とまぁ、散々書き綴ってきましたが、フジオに純愛を捧ぐ“ゾンビファイト”のレフリー役・古田新太のパートだけは、文句なしに面白かったので、それだけでもレンタル料以上のヨロコビは感じる事が出来ましたです。
めでたしめでたし。(←若干投げやり)
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