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『アバター』

2010年01月04日
アバター
★★★☆
その者、青き衣をまといて金色の野に降りた・・・た な い !


あらすじ・・・
惑星パンドラへようこそ! ツーテイです!
この星の住人・ナヴィの中の、狩猟部族オマティカヤ族で切込み隊長やってます。

最近「地球」って星から来たスカイピープルのやつらが、何かとぼくらの村にちょっかい出してくるのが悩みの種です。
あいつら、初めて顔を出し始めた頃は「異文化コミュニケーションしましょう」とか言って学校作ったりしてたくせに、今では鉄の弾を飛ばすおっかない筒とか向けてきたりして、何を考えてるのかわからないからイヤなんですよね。
それに、空気読んで言わなかったんですけど、あいつらの中の一部の連中って、どう見てもぼく達の偽者だし。
いやね、いかにも“仲間ですよー”みたいなシレっとした顔をして訪ねてくるんですけど、決定的に違う何かがあるんですよ。 生理的に受け付けない、みたいな何かが。
うーん、外見はホントぼくらに似てるんですけど・・・なんかねぇ・・・違うんですよねぇ。
強いて言うなら、ぼくらよりもちょっと都会的な感じ?
あ、自分で言って凄いカチンときた。
何や。 洗練されたラグジュアリーでコンテンポラリーなロハスてか。
どうせわしらは一張羅が布一枚や! かっぺで何が悪い!

実は今日も、ぼくのフィアンセでもある一族の姫・ネイティリが、「マスクを付けないとものの5分で肺が腐ってしまう腐海」・・・じゃなかった「神聖なる森」を散策していると、スカイピープルから送り込まれたらしき新たな偽ナヴィが、訳もわからず集まってきただけのヴァイパーウルフを、例のおっかない筒でバンバン殺しちゃってたそうで。
ネイティリが慌てて制止しようとしたらしいんですけど、時既に遅し。
さすがの彼女も、「あなたは殺しすぎた。もう光弾も蟲笛もきかない」って言いそうになったらしいです。
すみません、蟲笛はウソです。

ところがね、この新参者が嫌味な程に男前だったせいで、助け舟を出すことにまんざらでもなさそうなんですよ、彼女。
「べ、べつに助けようと思ったんじゃないんだからね!怒りに我を忘れてるヴァイパーウルフさんたちを見ていられなかっただけなんだから!」
って、なにそのツンデレ! 上級者テクか!!

とにかく、この騒動とその後起こったちょっとした偶然の出来事のせいで、彼女もうちの一族の偉いさんも、みんなこの新参者に興味津々になってしまって。
最初は軽い文化交流の筈だったのに、アイツがうちのしきたりとか覚えていくうちに、気がついたらすっかり同門気分。
超ウェルカムな感じで。 
ヘタしたら「YO!ブラザー!」とか言っちゃうくらいのノリで。 
ま、実際「ブラザー」って言われちゃいましたしねって、だまれ小僧!

もちろんぼくは、あの偽ナヴィなんて全然信用していませんでしたから、一人でそんな一族のみんなに異議を唱えていたんですけど、ちょっと目を放した隙になんと彼女とアイツが、村のご神木の下で契りを交わちゃいまして。
もうね、寝耳に水とはこの事ですよね。
何の為に今までぼくが、ロストバージンを辛抱してきたのか、と。
かわいい顔して割とやるもんだね、と。
お陰でアイツは完全に彼女の恋人気取りですよ。
そもそも誰も「婚約破棄じゃん」とかつっこまないんでやんの。 “フィアンセ”の意味ねー。


しかし、そうこう言っているうちに、ついにその時はやって来てしまいまったのです。
一応友好的な態度を保っていた偽ナヴィとは別に、荒っぽい事を仕掛け続けていたスカイピープルの連中がついに、本格的にぼくらの住む土地を火の海にするべく攻め込んで来たのです。
慌てふためく一族のみんな。
徹底抗戦しようと声をあげる男たち。
そんなぼくらに、アイツはスカイピープルの本当の目的を打ち明けました。
なんとスカイピープルは、この村の地下に埋まっている鉱物を奪う為、一族をどこか別の場所に移住させようとしているのです。
アイツは最初からそれを知っていた。
この村にやってきたのは、ぼくらをうまい事手懐けようとしていただけなのです。
それなのにアイツは、この期に及んで
「ま、最初は確かに囮捜査的なアレでしたが、今では本気で彼女をアレしちゃったんでアレしたいなぁなんて思ってます」
などと言い出す始末。
ていうかお前、ホントだまれ小僧!!

スカイピープルたちに焼き払われ、無残になぎ倒されたご神木。
住む場所を追われ、聖なる木に最後の望みを託す一族。
恋人の裏切りを知り、悲観に暮れる彼女。

果たしてぼくらを救う救世主は現われるのか?
その救世主は青い衣をまとっているのか?
それとも青いのは顔だけなのか?
あと、シシ神さま・・・じゃなかった、森の守り神たちのヘルプは期待出来るのか?

スカイピープルとナヴィ族による、居住地をかけた死闘の結末はいかに?


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もうねぇ、オマティカヤ族のみんなは、さっさと引っ越しちゃいなよ!

まぁ、それを言っちゃあおしまいなんですけどね。(アクション映画としては)


しかし、よく言えば平和主義、悪く言えば日和見主義なアガサなんざぁ、そう思ってしまった訳なのですよね。
要するに、オマティカヤ族が住んでた巨木の下がキモなんでしょ、と。
あそこの土地さえ引き渡して、地下の鉱物掘り起こさせてやれば、それで問題解決なんじゃないの、と。
もちろん、人間の欲というのは限りが無いもので、その一箇所だけではなく、そのうち他の場所も掘らせろと、モアーモアーと言い始める可能性は大な訳ですが、だったらアバターの皆さんが間に入って仲介してやればいいじゃないですか。

アガサが好きな『贋作・罪と罰』という戯曲に
「血のかわりに金が流れるなら、俺はそれでもいいと思うんだ。」
という一節があるのですが、本作の後半、効果的なスローモーションを用いて描かれる悲惨極まりない戦場の光景を観ていると、まさにこの言葉を思い出さずにはいられませんでした。

「なぜこうなったんだろう」「なぜもっとうまく話し合えなかったんだろう」。
確かに、異なる文化や習性をもつ種族が判り合うのは困難だけど、折角その中間の存在であるアバター(両方の遺伝子を組み込まれた創造物)があるのだから、それを有効に使わない手はなかった筈です。
“鉱物を欲する企業”と“障害物の撤去を依頼された兵士”と“現地を研究している科学者”と“双方を繋ぐ役割になり得る分身”が物凄くちぐはぐに行動し、結局みんなが多大な被害を被ってしまった結末が歯がゆくて歯がゆくて、もうそれだけでアガサはこの作品に対する思いが少し減少してしまいました。
ホント、なんの為の“アバター”なのか、キャメロン率いるおっさん連中で今一度じっくり考えてみるといいよ! 

みんな、もっと歩み寄ろうぜ!ラブアンドピース! どうもこんにちは、内田裕也です!(うそです)


ま、しかし、結局キャメロンさんにとっての“アバター”は、ドラマを彩る魅力的なキャラクターでしかなかったのかもしれませんけどね。
なにせ顔青いし。 すごい青いし。
緑の森と水色の空を背景(バック)にして、翼竜にまたがり縦横無尽に飛び回るアバターは、青さも際立って本当に美しかったです。
これが赤だったら、こうは行きませんよね。 赤ってほら、なんか鬼っぽいし。

ああ負けだよ、キャミー。 この勝負オレの負けだ。(※何の勝負だよ)


で、各方面でも大評判なその映像美なのですが、アガサが拝見していたあるブログでは「ゲームが好きな人にはたまらない」と紹介されていまして。
実際観てみて、その言葉に激しく納得しました。

何を隠そう、アガサはゲームをほとんどやりません。
その理由のひとつが、「フルCGでとことんリアルに描きこまれたファンタジー世界が苦手」という点だったりします。
映画に於いても同じで、要所要所で効果的に使われるCGは素直に感嘆してしまうのですが、ほぼCGとかになってしまうと・・どうも・・ね・・・。 いや、「じゃあ本編中どっからどこまでがCGか、全部言い当てられるのかよ」と言われたらグウの音も出ないのですが。

もうこればっかりは“好み”の問題ですので、好きな方のツボにはとことんはまるでしょうし、そうでない「めし、ふろ、ねる」みたいなアナログ体質のアガサにはそうでもなかった、としか言い様がありません。

いや、勿論、驚異の大迫力映像も、着ぐるみ(特殊メイク)なのではないかと思ってしまうようなリアルなナヴィの造形も素晴らしかったですよ。
素直に「あー、わしもメーヴェで空が飛びたいなぁ」と思ってしまいましたしね! ・・・じゃなかった、「翼竜」ね!
それと、アガサが一番感嘆したのはクラゲのような“聖なる木の精”。
なに、あのふわふわ質感! わしも一個ほしい!!
CGって、ああいう質感まで描けるようになったのですねぇ。 すごいなぁ、最新技術って。

“ゲームみたいな”空中散歩や躍動感は、アガサにとってガンはまりしてしまう程の魔力は持っていませんでしたが、それでも今までに観た事がない程クリアな動植物の美しさや、AMPスーツのゴロリンとしたビジュアルや、圧倒的な迫力の殺戮絵巻は、ボーっと見とれてしまうに充分な魅力に満ちており、なにはともあれ、ほわほわと興奮した足取りで劇場を後にしたアガサなのでした。

欲を言えば、シガニーさんにはわからず屋の兵士連中に平手かグーパンチのひとつもくれて貰いたかったのと、せっかくのジョヴァンニ・リビシが物凄く勿体無い使われ方だったのを何とかして欲しかったですかね。
結局何しに出てきたんだ、ジョヴァンニ・リビシ。
まったくもう! モヤモヤするなぁ!


という事で、なんだか褒めているのか貶しているのかよくわからなくなってしまいましたが、最後にもうひとつだけ。

3Dメガネの件について。


何度も書いているので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、アガサはメガネ女子です。
すみません、自分、ウソ言いました。女子じゃなくてメガネ熟女です。

で、今回もメガネオンメガネで挑んだのですが、前回3D初体験した時と同じく、やはり今回も画像が2重写しのようにブレてしまう箇所があり、とてもまどろっこしい鑑賞となってしまいました。
それは主にアップのシーンで、引きのシーンではとても自然な奥行きを体感する事が出来ましたので、きっとレンズに映り込む具合の問題なのでしょうね。
ポジションを変えてみたり、手で支えてみたりと、色々試してみたのですが結局ダメで、やっと目が2重のレンズ構成に慣れた(らしい)のが本編後半くらいからだったので、中盤に繰り広げられるナヴィとアバターとの異文化交流秘話の最中はあまり集中出来ず、心温まるイチャイチャやりとりが素直に頭に入ってこなかったのでした。

ホントもったいないです。
そして頭にきます。
あんまり頭にきたので、コンタクトを作ってからもう一度観に行くかもしれませんね!
(いや、でもホントに今後も3D作品はどんどん増えるだろうから、作った方がいいのかもですね。マジで)


と言う訳で業務連絡。
○○○○さん。
「おすそ分けしましょうか」と言っていたチケットは、残らなくなるかもしれません。
まうごつすまん!


色々書きましたが、滅多に出来ない画期的な映像体験が出来る本作ですので、未見の方は一度劇場に足を運んでみられてはいかがでしょうか。
そして一緒にさけびましょう! ラブアンドピース!! (←なんだこのオチ)


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『The 4th Kind フォース・カインド』

2009年12月19日
4th_convert_.jpg
★★★
第2種接近遭遇までは男のロマンだが、それ以上はマジ勘弁。


(※ 今回はネタバレ無しです)

あらすじ・・・
アラスカの小さな町・ノームで何十年にも渡って頻発している、住民たちの不審な死や失踪。そして数え切れない程の不眠症患者。
その裏には一体、どんな秘密が隠されているのか?
ノイローゼ寸前の住民たちが口にする「フクロウ」の正体とは?



年の瀬も押し迫ってきた12月某日。
とある興味深い映画が公開されると聞いたアガサは、劇場に走った。
そのタイトルは 『The 4th Kind フォース・カインド』 。
つまり、「第4種接近遭遇」の事である。

ここで、ご存じない方に説明申し上げると、「第4種接近遭遇」とはUFOやその搭乗者によって誘拐されたり何かを埋め込まれたりする事であり、その恐怖を描いた代表作としては『コミュニオン/遭遇』 などが挙げられる。
ベッドに忍び寄ったちっこい宇宙人たちによって、祭りスタイルでワッショイワッショイと担ぎ出されるクリストファー・ウォーケン様の姿は、未だにアガサの脳裏に深く刻まれており、よって、アガサが持つアブダクション(誘拐)のイメージといえばそれはいつでも、「ワッショイワッショイ」なのである。
snow-white-seven-dwarfs_convert_.jpg (イメージ:ベッド際に忍び寄るちっこい人たち)

閑話休題。


カップルで埋め尽くされた映画館で、間近に迫ったクリスマスに殺気を抱きつつ鑑賞スタート。
冒頭いきなり、女優ミラ・ジョヴォヴィッチとして登場するのはミラ・ジョヴォヴィッチその人。
「みなさんこんにちは、ミラ・ジョヴォヴィッチです。 今日ご紹介するのはとってもリアルでとっても信じられない物語。 でも、なんとコレ全部実話です。 劇中使っているフィルムは半分がた本物です。 マジです。」
と、観客に語り始めるミラ・ジョヴォヴィッチ。
なるほど、最初にもっともらしいお断りを入れて、その後思い切り与太話に舵を切る『バタリアン』方式という事か。

物語は、自室のベッドで一緒に寝ていた夫を何者かによって刺殺されたアビゲイル・タイラー博士が、心の傷を引きずったまま、夫の遺志を継ぐためアラスカのノームに向かうトコロから始まる。
ミラ・ジョヴォヴィッチのお知らせ通り、本物らしき盗撮記録映像をプロの再現フィルムの合間に頻繁に挟み込み、時には画面を2分割して「本物」と「再現」を同時に映し出すと言う、新聞の日曜版に載っている間違い探しのような変則技まで使う事により、得体の知れない緊張感を与えることに成功している。

が、しかしその時アガサは、想像を絶する光景を目の当たりにする事になる。

本物のアビゲイル・タイラー博士が、どうみてもグレイ顔なのである!
180px-GreyAlien_Roswell.jpg (イメージ:ロズウェル博物館に陳列されるグレイ)


ありえない。
これは本当に実際の記録映像なのか。
だとしたらタイラー博士はヤラセなしのグレイ顔という事ではないか。
開け!ビューティーコロシアム!!
(←失礼発言)

グレイというか、一時巷で大評判となっていた「宇宙人解剖フィルム」で大雑把に捌かれていた宇宙人、まさにアレにそっくりな博士。
お陰でアガサは完全に集中力を失ってしまった。
気になって仕方ないのである。
いつモノホンの宇宙人に変身してしまうのか、タイラー博士の実録テープが登場する度に、気になって気になって仕方ないのである。

結局、この「本物」テープの真偽の程は定かではないのだが、人間でありながら限りなくハイパー・グローバブルな面持ちの博士の姿は一見の価値ありだ。
ハイパー・グローバブルの意味はよくわからないが、とにかく「種族を超えたウケ顔」って事でいいじゃない。それでいいじゃない。


さて、物語はその後も、不眠症の患者に催眠治療を施したり、その患者が錯乱して一家心中したり、「いらん事すんなや!」とおまわりさんに怒られたり、懲りずに催眠治療をしてみたり、空中浮遊があったりと、なかなかショキングな展開をみせてくれるのだが、ここでの見せ場はなんといってもミラ・ジョヴォヴィッチ。
常に小鹿のような目で震えるミラ・ジョヴォヴィッチ。
「奇跡の人」クライマックスの奇跡のシーンで、「ウォ・・ウォーワー・・!」と慟哭する北島マヤのようなミラ・ジョヴォヴィッチ。
マヤ (イメージ:まだ白目率が低かった頃のマヤ)

やはりミラジョヴォは怯えてなんぼなのだ。
思い起こせばミラジョヴォは、いつだってスクリーンの中で怯えていた。
神様の看板を背負わされてガクガクしたり、裸同然の格好でハゲたおっさんの前に飛び出してブルブルしたり、記憶がないままゾンビの中に放り込まれてワナワナしたりと、“ミラジョヴォの顔イコール目を剥いてガクブル”と言えなくも無いワンパタ定番の演技。
だが、それがいいのだ。
色素の薄いグリーンの瞳を潤ませ、「なにがどうなってるのやら、わしゃさっぱり!」と薄幸そうな表情を張り付かせるミラジョヴォは、例えようも無く美しく、まさに“映画女優”と呼ぶに相応しい魅力に満ちみちているではなかろうか。
これからも是非、色んな状況に叩き込まれては、半開きの口で怯えまくって貰いたいものである。


閑話休題その2。


タイトルに「第4種」と銘打ってある為、そっち(アブダクション)ばかりに話が割かれるのかと思いきや、UFOネタは勿論、自らも心理学者であるタイラー博士の心の闇だとか、その原因となる夫の殺害事件の真相、謎の古代語までもが飛び出すので、飽きずに観る事が出来ると思う。
おまけに、古代語→シュメール文明の流れで紹介されるのは、紀元前3000年頃に作られた石版に刻まれたロケットらしき物体。

“場違いな工芸品”キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

もうね、UFOネタだけでもかなりウズウズしていたのだけれど、このオーパーツが出た瞬間もらった!と思ったね。
この勝負もらった! と。
例えて言うなら、お見合いパーティの席に「フォースカインド」がきたら即効プロポーズするくらいの、それくらいのモロタイプ。 
オーパーツ最高! このハート泥棒!!(←オーパーツだけで白飯3杯いけるクチ)


・・まぁ、実はそのシーンだけで、その後のストーリーでは全く言及されなかったオーパーツだったので、若干落胆の色が隠せなかったのだが、こういう怪しげなシロモノが好きな方にはたまらない目配せだったし、とにかく全編あの手この手でオカルト(怪奇現象)心をくすぐってくれる本作は、年末の各種イベントを前に、多少ささくれだっっていた気持ちを十二分に癒してくれ、やはり接近遭遇するなら第2種までだな!と気持ちを新たにして劇場を後にしたアガサなのだった。
(※第2種接近遭遇・・・UFOを見たり、その際身の回りのものに影響が現われるのを目の当たりにする事)


未確認飛行物体や不可思議現象に目が無いあなたも、是非劇場でこのビックリ映像を堪能してみては如何だろうか。


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『バッド・バイオロジー 狂った性器ども』 (DVDタイトルは「狂った♂♀ヤツらども」)

2009年11月27日
bad_biology_convert.jpg
★★★
割れ鍋に綴じ蓋。 もしくは運命の赤い糸。

あらすじ・・・
どうもこんにちは。
このブログを統治下においております、アガサと申します。
かれこれ4年近く、ホラーをメインに具にもつかない感想などを書き綴っている訳なんですけども、実はうちの世帯主さまというのが大のホラー嫌いでして、アガサが「切株」だ「臓物」だと雄たけびをあげながらパソコンに向かう姿を、いつも苦々しく見ているのですよね。という事で、チクリと批判を浴びる事もしばしばで、特に残酷な内容を細かく書いている時や、下品な単語を使っている時などのリアクションなどは、「人間やめろ」と言わんばかりの猛攻になる訳なのですよ。しかもこのブログ、リアル親戚も時々見てくれているとかいないとか。そりゃもう、余計に自主規制が重く圧し掛かってくる訳です。で、今回の作品なんかは、もうどうやって感想を書いたらいいのか途方に暮れてしまう様な内容でして、じゃあ書かなきゃいいじゃない、と言われるかもしれないのですが、・・まぁ、仰るとおりなんですが、それではブログをやっている意味など無い訳で。と言う事で、なんとかオブラートに包んで本作のあらすじを書くとするならば、
7つのクリスマスに似た語感の部位を持つ女性と、約61センチのテニスに似た語感の部位を持つ男性が織り成す、究極の結合劇。
という感じですかね。
ていうかゴメン、これがオレの精一杯。



となかんとか言いながら、にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ  実生活では下ネタばっかり喋ってますが。


いきなりウザい自分語りで申し訳ありませんでした。
ま、斜め読みで済ませて頂けたらと。
あと、オブラートが薄すぎて包み込めてなかったら、素直にアイムソーリー。

と言う訳で、いまさらカマトト(←死語)ぶるつもりも無いですが、どうしてもダイレクトな単語は書けませんでした。アガサです。
これが噂の逆ネット弁慶です! そうでもないか! よし!どうでもいいから次いこう!


モンスターお兄ちゃんの童貞喪失物語『バスケットケース』(※感想)でお馴染み、フランク・ヘネンロッター監督が、16年の沈黙を破りついに第一線復帰!
と、世界中のスキモノ達を歓喜の渦で包み込んだ 『バッド・バイオロジー』 。
残念ながら、というか当然のごとく、岡山では公開されなかった本作が、めでたくDVDリリースされていたので、早速鑑賞してみました。


いやー先生!突き抜けた変態ってすばらしいですね!(ノ∀`)アチャー

「巨大な○ニスを持つ男」なんて設定は、さほど珍しいものではないと思うのですよ。 ま、男性機能の中で他に巨大化出来る部分もありませんしね。
で、問題は、それに対抗できる女性を仕立て上げるには、どこを強化すればいいのか、という事。
普通は(普通という言い方もおかしいですが)、まず胸を思い浮かべますよね。
いわゆるロケットおっぱい、的な。
ビックリ人間大集合、的な。 超デカいおっぱい。
ところが変態教授・ヘネンロッター先生は、そんな安易な発想はしないのですよね。
つまり、刀を納めるには、鞘を用意するしかない、と。
それも、超個性的な鞘を。

「そういえばさぁ、女性のナニって、受けた刺激を敏感にキャッチして「気持ちええのんが来たぞー」と体に伝達するアレがついてたよねぇ。
通常は一人一個しかついていないアレを、思い切って増やしてみたらどうよ?」
と、変態先生は考えたのですよ、きっと。
「そうさなぁ、新世紀のアダムとイヴの話な訳だから、聖書の7つの大罪にちなんで7つのアレで行くか!」 みたいにね。

まさに鬼才あらわる!!状態。
いやねー・・・、その発想はないですよね。
よっぽどの人でない限り、そこの数を増やそうとは思わないですよ。
しかもこれ、ホントにただ性感帯が増えただけで、別に害は無いという。
つまり、せっかくのオモシロ設定だと言うのに、増えた突起が闖入してきたブツを噛み砕くとか、そんなハードコアな展開など無いのです。
何その「あっさり感」。
あれか。 『キラーコンドーム』を全否定か。(←別に否定はしていない)

と言う訳で、今さら書くのもなんですが、本作はホラーではありません。
“すごい女性器とすごい男性器による命がけの性交渉の末に、珍妙な子孫が生まれる。”
と、一行で語れるラブファンタジーなのです。
が、それだけの内容にもかかわらず、ここまでワクワクさせてくれるヘネンロッター監督はやはり鬼才であり、突き抜けた変態なのではないでしょうか。
そして、そんな「変態の誘蛾灯」のような映画にどうしようもなく惹きつけられる我々もまた、変態候補生なのかもしれません。
ま、その境地は遥か彼方で、まだまだ手が届きそうもないですけどね!(※届きたいのかよ)

不幸な生い立ちの末に、究極の悦びを知るヒロインを演じるチャーリー・ダニエルソン。
出演作はこれ1作だけのようですが、地味だけど時々ハっとさせるような色香も感じさせ、とてもいい女優さんだと思いました。
ちょっとローラ・ダーンに似てたような・・・いや・・ゴメン・・こっちの方がもうちょっとかわいいか。(←失言)


大量のホルモン剤により異様に成長し、自我まで持ち始めた○ニスが、主人の体から分離してエロいちゃんねーを無差別夜這いするシーンが、まんま『バスケットケース』のベリアル兄ちゃんのそれで大爆笑。
床板や壁剤を打ち破って侵入してくる○ニスを、君は見たことがあるか?
ちなみに、オレは無い!
(あったら困る)

そんな常識ではあり得ないファンタジーワールドを一貫して描き続けるヘネンロッター先生は、「もしかして26年前から全く成長してないんじゃねえの?」 と突っ込みそうになりますが、ここは「最初から完成していたのだ」と言うべきでしょう。 さすがは先生!

題材が題材ですので、かなりの量のおっぱいだとかエロいシーンが盛り込まれていますが、なぜかそんなに扇情的ではない(むしろギャグ)ので、気軽に鑑賞出来るのではないでしょうか。
あ、これはあくまでアガサの意見ですので、もし男子の方が観て、興奮して寝られなくなったらごめんなさい。
ま、なんとか頑張って!(←まる投げ)

なお、本作では、特殊な体質のヒロインが性交渉の後すぐ奇形の赤ちゃんを出産してしまうというくだりが何度かあるのですが、その際彼女がとるのは「そんなのシラネ」とばかりにゴミ箱へポイ(もしくは放置)という、とても非人道的な対応ですので、そういうのが許せない方はクルっと回れ右される事をお勧めします。

不幸な生い立ちの為に、真実の愛から見放された女と男が、愛はさておき真実の快楽に辿り着くラストが感動を呼ぶ 『バッド・バイオロジー』 。
その感動を台無しにするチ○コ型クリーチャーの誕生も含めて、とても為にならない良い作品だと思いました。


最後に余談ですが、本作のDVDにはホラー秘宝レーベル作品でお馴染み、バタリアンズのコメンタリーが収録されておりまして、その中の井口監督の発言が実にふるっていたのですよね。
どんな発言かといいますと、
「これ(バッドバイオロジー)を観ていたら、自分が考えていた
“お尻から排泄された○○○がそのまま体と一体化しちゃってる可愛い女の子のお話”
というネタもアリなのかなぁ、と思った」
だと。

先生! ここにも突き抜けたド変態が!!。・゚・(ノ∀`)・゚・。ワチャー


いつの日か、国境や年齢を超えた変態頂上決戦が観られる事を、不安と期待を入り混ぜつつ待ちたいと思ったアガサなのでした。 ていうか、そっちのシモはアウトだと思いますので、やっぱり待ちません。 
正直すまん。 



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『ハリー・ポッターと謎のプリンス』(シリーズ6作目)

2009年07月17日
セブ1
★★☆
そうです、わたすが半純血のプリンスです! 

2001年から始まった愉快でやんちゃな魔法少年物語 『ハリー・ポッター』 シリーズも、足掛け8年でついに6作目に到達しました。
すごいですねぇ・・・まさかホントに最後までオリジナルメンバーで作るとは・・・。

・・みたいな事は、過去の感想にも書いておりましたので、一応今までに載せていました関連記事を貼り付けておきます。いや、手抜きとかそういうんじゃないです。

■ 『ハリー・ポッター/炎のゴブレット』 (映画版4作目感想)
■ 『ハリー・ポッター/不死鳥の騎士団』 (映画版5作目感想)

● 「ハリー・ポッターと死の秘宝」(原作最終巻読感)

全部あると思ったら大間違いだかんな! (っ`∀´)っヒャーッヒャッヒャッヒャ
と、不遜な態度をとってみたものの、基本的にチキンハートなアガサですので、こんな中途半端なおさらいの穴埋めとばかりに、今回の主な登場人物をざっくりとご紹介。


ハリー・ポッター・・・やる気まんまんパワー。 性欲の塊。
ロン・ウィーズリー・・・やる気まんまんパワー。(その2) 性欲の鬼。
ハーマイオニー・グレンジャー・・・マグル(人間)と魔法使いのハーフ。 正真正銘のマグル(人間)っ子。 いわゆる一つのだめんずウォーカー。
ドラコ・マルフォイ・・・黙るフォイ!
ジニー・ウィーズリー・・・ロンの実妹。 モテカワスリムで恋愛体質の愛されガール。
ルーナ・・・ハリー達の同級生。 天然系電波少女なんだもン。
ネビル・ロングボトム・・・完全に空気。
フレッド&ジョージ・ウィーズリー・・・ロンの実兄。 青年実業家。
ラベンダー・・・ロンにやり逃げ恋心を弄ばれる不幸な少女。

ダンブルドア校長・・・ひげじいさん。
マクゴナガル先生・・・ひげばあさん。(※ヒゲはうそ)
スネイプ先生・・・アラン・リックマン。
ハグリッド・・・完全に空気。(その2)
リーマス・ルーピン・・・元教師。 ウォーでガンスの狼男。
トンクス・・・ルーピン(元)先生のワイフ。
ホラス・スラグホーン先生・・・ダンブルドアの知り合い。 ヴォルデモートにいらん事を吹き込んだ張本人。

ベラトリックス・・・いかにも悪そうな魔女。
ナルシッサ・マルフォイ・・・ママフォイ。 ベラトリックスとは姉妹フォイ。
ヴォルデモート・・・鼻の下が異様に長い魔法使い。 ちなみにこれは芸名。
トム・リドル・・・ヴォルデモートの本名。 非モテ。

はい、ザックリね!

では、本編の感想行ってみましょう。
※ 以 下 ネ タ バ レ で す



あらすじ・・・
・ ハリー、人間界で見かけたウェイトレスに色目を使う。
・ マルフォイ、例のあの人から白羽の矢を立てられる。
・ ハリー、ロンの家で久しぶりにジニーに会って色気づく。
・ マルフォイ、怖い大人(死喰い人)に囲まれて怖気づく。
・ ハリー、学校で惚れ薬を目にしてハイになる。
・ マルフォイ、極度のストレスで授業に身が入らない。
・ ロン、珍しくモテまくる。
・ マルフォイ、重責を持て余す。
・ いつも一緒のハリー&ロン&ハーマイオニー。
・ いつも孤独なマルフォイ、困るフォイ、悩むフォイ。
・ ロン、クリスマスパーティでハッスルする。
・ マルフォイ、休日返上で任務の下準備に発奮する。
・ 目下の悩みは「初めての恋人とキスをしまくって唇が荒れる事」のロン。
・ 目下の悩みは「怖い伯母さんがやたらと圧をかけまくるせいで胃が荒れる事」のマルフォイ。
・ なんだかんだで、ハーマイオニーと相思相愛になるロン。
・ なんだかんだで、誰も頼れず一人で孤軍奮闘するマルフォイ。
・ ダンブルドアと一緒に洞窟に行くハリー。
・ セブルスと一緒に校長を待つフォイ。
・ 罠にはまったダンブルドア校長を見守るハリー。
・ 罠にはめたダンブルドア校長から諭されるマルフォイ。
・ いきり立つハリー。
・ 意気消沈のマルフォイ。
・ かくして、頼みの綱の校長を失ったものの、親友2人と気持ちを新たにするハリー。
・ かくして、頼みの綱のセブルスに助けられたものの、相変わらず周りは怖い大人ばかりなのでキムチをサラダにするマルフォイ。


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マルフォイは可哀想な子なんですよ。
1作目でこそ
マルフォイ
こんな感じに可愛さ余って憎さ百倍だった姿が、8年の月日で
マルフォイ2
こんな事に。

劣化したとまでは言いませんが、貴様一体何者だ!(←もっと酷い事を)
この写真なんてまだいい方ですよ。
ホントもうなんか、疲れた営業マンみたいなオーラが出ていますから。
ま、ハリ-も充分「休日のサラリーマン」みたいな空気をまとってますけどね。

違うんですよ。
見た目の話じゃなくて。

過去の作品では、もっぱら賑やかしに徹していたドラコ・マルフォイが、シリーズ最終章を前にしてついに覚醒。
覚醒というか、否応なく巻き込まれたというか。
姑息なお父さんにくっついて悪ぶっていただけだったのに、最凶ニート野郎・ヴォルデモートに大抜擢されて、あろうことかあのダンブルドアの暗殺に前向きな姿勢で取り組む事になってしまいます。
ホント可哀想です。
スーパーで惣菜パンを万引きしたのを自慢してたら、「じゃあ次は日銀本店に侵入して金塊を強奪して来い」って言われた様なものですから。
そりゃもう段違いのドキドキでしょうよ。

周りで「お前、逃げんじゃねえぞ~!」と包囲網を敷く死喰い人の皆さんは果てしなく怖い。
普通だったら「うちの甥っこが可哀想でしょ!」と庇ってくれそうな伯母さんも、ウルトラど級のアレなので全くアテにならない。 ていうかむしろアウェイ。完全アウェイ。
お母さんが頼み込んでくれたお陰で、スネイプ先生だけは絶対自分を守ってくれる事になったものの、誰かを信じる事が出来ない(当然誰からも信頼された事も無い)マルフォイは不安の影から逃れる事が出来ません。
明らかに自身の力不足さを感じつつ、それでも一生懸命、みんなが「やれ青春だ」「やれ接吻沙汰だ」と浮かれている間も準備をし、ダンブルドアに対し非情になりきれるよう心を押さえつけるマルフォイ。
わかるなぁ・・・ 要するに非モテだったって事ですよね!(違います)


今回の6作目は、次(最終章)への橋渡しという事で、今までにあったような大きな課題がありません。
地下に隠してある石をとって来いとか、秘密の部屋を見つけて来いとか、荒ぶる柳の木と闘えとか、有名魔法学校の対抗試合で優勝しろとか、子供で秘密組織を作って予言の玉をとってこい、みたいな課題)
ハリー自身が大きく成長する(すごい魔法を覚えるとか)のではなく、ひたすらヴォルデモートとの最終決戦に備えての下準備が描かれ、ダンブルドアが旅に出たり、スネイプ先生が密談をかわしたり、マルフォイが苦境に立たされたりするので、映画自体はかなり盛り上がりに欠け、陰気なイメージです。

で、そのお詫びの気持ちなのか、バランスが大事(ホイト保安官)だからなのか、本編の前半は延々ハリーたちの青春群像劇に費やされることに。
もうねぇ、ゴメン。
正直かったるい。
彼女や彼氏を作るのって、そんなに大事ですか?
学生の本分って、勉学じゃないんですか?
放課後に制服デートしてる人たちって、なんであんなに「勝ち組」みたいな顔をしてるんですか?
くそう・・・!  リア充はs(略)

いや、冗談ですよ。 わかりますよ、ハリーたちの若さゆえの悲喜こもごもは。 
そりゃもうアガサだって、学生時代は思う存分リアルな充実を満喫していましたから。
リアルにね。
 
リアル。 

・・リアルってなに? 食べられるのそれ?


悲しくなってきたので話題を変えます。


そんなこんなの鬱うつとした学生生活の果てに、ハリーたちを襲うとびっきりの悲劇。
まさかダンブルドア校長が・・・ あんなに万能っぽかった校長先生が・・・。
アガサは原作を読んでいるので何の驚きもありませんでしたが、この映画シリーズだけを観ていらっしゃる方はさぞかし仰天だったでしょうね。
その末期の展開自体も、かなり突然でしたし。
余りにあっけなすぎて「実は生きてるんじゃね?」と思わずにはいられないのではないでしょうか。
大丈夫! ガチで死んでるから!(←鬼畜)

この校長のシーン以外でも、今回は度々「説明不足な急展開」が見られます。
ハリーがいつの間にかジニーにホの字になっていたり、
旅に出ていた校長がいつの間にか帰ってきていたり、
ハグリッドの家が燃やされたり、
でもハグリッドには何の影響も無かったり、
ロンの家が燃やされたり、
でもロンの両親には何の影響も無かったり、
学校に死喰い人がなだれ込んで来たり、
でも特に何の悪さもしなかったり(食堂を荒らしたくらい)、
セブルスが意外とあっさり正体をばらしたり、
ベラトリックス(ティム・バートンの嫁)がますます80年代ロックアイドル風だったり、
ドラコの生え際が微妙になって来てたり・・・。

うん、最後の2つは勢いで書いた。 正直すまん。

それはさておき、原作を読んでいたら判るであろうその背景が、この編集だけだと何だか理解し難く、観ている方は消化不良になってしまうのではないでしょうか。

勿論、長いお話ですから、かなり思い切った割愛が必要でしょうが、ハリーたちのもっちゃりとした恋愛模様が意外と長かっただけに、もう少しその分を他(死喰い人が及ぼす脅威とか、ハリーの人間的成長度とか)にまわせなかったのかなぁ・・・と、思わずにはいられませんでした。
いや、別にアガサが非モテだからとかじゃなくてね。
やっかみとかじゃなくて。
違うってば。
違うっつってんだろ!!。・゚・ヾ(゚`Д´゚)ノ゙・゚・。ウワアアン

とはいえ、やっとと言うかついにと言うか、とにかくここまで来ましたし、早く次の最終章が観たいものですね!
と、思いながらエンドクレジットを眺めていたら、最後に
「次回最終章は2010年秋と11年初夏に、2部形式で公開!」
とのお知らせが。

ほう。
そう来たか。

なんというか、汚い大人にだけはなりたくないものですな!


1本の映画としては、ちょっと散漫で感情移入がし難い作品でしたので、あまり手放しで褒める事が出来ませんでしたが、壮大な物語のクライマックスへ向けての橋渡しとしては充分な程に悲劇的ですし、頼れる大人が居ない中でハリーたちが立ち向かわなければならない未来を思うと、否応にも心が揺さぶられますので、非モテのみなさんは是非ご覧になって下さい。
うそです。
モテも非モテも老いも若きも、ファンタジーに抵抗の無い方は是非ご覧になって下さい。
ただし、鑑賞される前には必ずおさらいする事をおすすめします。
『SAW』どころでは無いくらい、前作までの記憶がためされますので。

さて、色々言いましたが、結局アガサが一番不満だった
“スネイプ先生の露出不足”
に関しては、きっと次回で大幅解消されると思いますので、そこらへんも期待しつつ、来年の秋を待ちたいものですね。
なんだったらもう、2部作の片方は全編通して「セブルス祭り」でも、オレはいいと思うんだ!! (←たぶん却下)


あと、トム・リドル(若き日のヴォルデモート)が超タイプだった事をお知らせして、今回の感想を終わらせたいと思います。
むしろ、鼻の下が長い(ヘビ顔モードの)レイフ・ファインズを使うよりも、このままトム・リドルのビジュアルで最終章も突っ走ると言うのはどうだろうか。
なんだったらもう、2部作の全編通して「セブルス&トム・リドル祭り」でも、オレはいいと思うんだ! (←これもたぶん却下)


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『ノウイング』

2009年07月15日
knowing.jpg
★★★☆
それもまた、ほんの些細な1ページ。

先日、テレビで【ビートたけしの超常現象スペシャル】を見ていましたら、自称・意識研究家のおっちゃん(外人さん)が
「乙です! 2012年に地球は終了します!\(^o^)/」
みたいな怪電波をバシバシ飛ばしていて、非常に心が躍りました。
アガサです。
オカルト、陰謀、超常現象、等等大好物です。
ていうか、意識研究家ってなんやねん。


それはさておき、そのおっちゃん曰く、2012年に大規模な太陽フレアが発生し、環境破壊で壊れかけの地球を直撃するのだと。
それによって、地球はアカン感じになるけど、「絶滅」とは思わず、あくまで「新たな進化の幕開け」と思えばいんじゃねえの?と。

実に香ばしいですねぇ!
お前みたいなタイプ、おれは嫌いじゃないぜ!


で、今日、何気なくニコラス刑事(ケイジ)の最新作 『ノウイング』 を鑑賞して来たのですが、なんとストーリー展開がその電波オヤジのご高説とそっくりで、ビックリしてしまったのでした。
ははーん・・・オヤジ!さてはお前、この映画の原作者だな!(※たぶん違います


あらすじ・・・( ※ ネ タ バ レ で す )





どうも皆さんこんにちは、私がジョンです。
MITで宇宙物理学の教鞭をとっています。
あ、MITって「マサチューセッツ工科大学」の事ですよ。
ほら、あの世界最高峰の賢い学校。
いや、なんかすみませんねぇ。 なんか自慢しちゃったみたいで。

実は私の小学生になる息子も、私に似たのか結構な頭脳の持ち主でして、宇宙関係の知識なんかそこらへんの高校生レベルを超えていると言っても過言ではない。
好きなテレビ番組も「ディスカバリーチャンネル」ですしね。
まかり間違っても「ロンブー」なんか見ない訳ですよ。
いやぁ、やっぱり私に似たのでしょうかねぇ。
ああ、ごめんなさいね。 また自慢っぽく聞こえちゃったかな。

で、そんな息子がある日、小学校の創立記念行事で、50年前に埋められたタイムカプセルを掘り起こしたのですが、そこに入れられた沢山の落書きの中に、一枚だけ異様な雰囲気を醸し出す手紙が混じっていたのです。
そこに書かれていたのは、紙一面に広がる数字の配列。
最初はただのイタズラ書きだと思った私なのですが、数字の中に「9.11」を示す配列がある事に気づき、試しに他の数字もググってみたら出るわ出るわ、悲惨な災害や事故の日付と犠牲者数とが、わんさと合致するではありませんか。
ていうか、何故そこに気づけてしまうのか?私。
なんというか、時々、自分の知能のあまりの高さに、疲れてしまう瞬間がありますよね。
え? ない? ああ、私だけですか・・・いや自慢してる訳じゃないですよ?

なお、その配列の中には辻褄の合わない数字も含まれており、同僚の物理学者などは
「こんな数字、なんの意味もねえよ!」
などと若干キレていたのですが、私の常人を超えたひらめきは、見事その数字の謎すらも解いてしまうのでした。
ちなみにそれは、地理座標だったのですが・・・まぁ普通気づきませんよね。
あ、地理座標の意味、わかります? わからなかったら、また後で教えてあげてもいいですよ?

さて、IQの高さが災いして、紙片のコードを全て解き明かしてしまった私なのですが、実はその末尾にはまだ起こっていない災害のデータも書かれており、おつむだけでなく責任感も人一倍強い私は当然それを見過ごす事など出来ませんでした。
そこで、息子を妹に預け、単身NY入り。
しかし座標が示す場所に着いた私を待ち受けていたのは、世にも凄惨な地下鉄事故だったのでした・・・。
まぁ、おつむと責任感だけでなく、運も強い私でしたので、その事故からも無傷で生還出来たのですがね。
もうあれですかねぇ。 
世界を救うのは私しか居ないのですかねぇ。
いやぁ、まいっちゃうなぁ。 言っても私なんて、一介の大学教授でしかないんですよ?
まぁ、そんじょそこらのヘッポコ大学じゃなく、MITですけどね。

結局、NYでの災害を止める事が出来なかった私は、そもそもの元凶とも言える、とある少女の行方を捜す事にしました。
そうです、50年前にこの数字配列を記した少女です。
またもやグーグル先生に尋ねてみたトコロ、残念ながらその少女は10数年前に死亡していました。
きっと彼女は、ある種の予知能力を持っていたのでしょうね・・・。
で、その能力が自身の命を縮める事となった・・・お気の毒に・・。
しかしだとすれば、その家族にもなんらかの能力があったとしても、遺伝的にはおかしくない。
それに、彼女が他にも何かの手がかりを遺しているかもしれませんし。
と言う訳で私は、彼女の遺族を徹底マーク。

すると、彼女の孫にあたる少女と私の息子との間には、いくつかの共通点がある事を発見しました。
最近不思議なささやき声に悩まされている点と、片親しか居ない点。
まぁね、ささやき声に関しては論外ですけどね。
そんなモノ聞こえる筈がない。
きっとアレでしょう、不幸な体験が引き起こした一種のストレスか何かでしょう。
私の息子は母親を早くに亡くしているし、その少女も父親が家族を捨てて若い女に走ったらしいですし。

とかなんとか言っている間に、私はまたもやとんでもない事実に気づいてしまいました。
この数字配列の最後に記されているアルファベット。そして予知能力少女が遺していたもう一つのメッセージ。
世界は・・・世界はもうすぐ終末を迎えるのです・・・!
そうなんです! よく考えてみたら、私自身が論文に書いた事があったんです。
「恒星のフレア現象により、その周辺の惑星に甚大な影響が及ぼされる」と。
つまりその恒星こそは我らが生命の源・太陽であり、この地球はフレア熱によって焼き尽くされるしかない・・!
怖いです! 自分の知能の高さと、“先見の明”度が怖いです!
もしかしたら、世界で一番賢いのって、私なのかもしれません!

それにしても、地球は救えないとしても、どうにか息子だけは救いたいものですよね。
一体どうすれば・・・
と、その時、一体の宇宙船が舞い降りて、息子と予知能力少女の孫に手を差し伸べました。
宇宙船て!
さっきまで物理の話してたのに!
なにこの振り幅!

なんと、以前から息子と少女にささやき声を送っていたのはこの宇宙人たちで、絶滅が避けられない地球の新たなスターターとして、息子たちを選抜していたらしいのです。
さすがは我が息子です!
次世代のアダムに選ばれるとは・・・ やはり私の遺伝子を受け継いだだけの事はある。
なんというか、慣れ親しんだ地球と離れるのはいささか寂しい気もしますが、こうなったらこの宇宙人に全てを託して、息子たちと共に新たなリスタートを切るのも悪くは無いですよね。
さよなら人類。
私の知能をフルに活かして、次こそは平和で緑溢れる世界を作り直してみせますよ!
私は・・・私は、新世界の神となるのd

・・・え?
私はダメ?
え、え、なんでですか?! ・・・「我々のささやき声が聞こえていた者だけしか連れてかない」?!
ささやき声かぁ! ささやき声ねぇ!
やだなぁ!聞こえてましたよ! そりゃもうバッチリと!
ほら、アレでしょ?「ワ゛~レ゛~ワ゛~レ゛~ハ」みたいなアレでしょ?

いや待って! 社長! ホント待って!
そこのワンモア美人! え?メスじゃないの?うそうそ! よっ!超イケメン!!
待ってつかあさい、社長! しゃちょ―――!!+゚。・.。* ゚ + 。・゚・(ノД`)


そして刑事は星になった・・・。 にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ  あ、刑事ってニコラス・ケイジの事ですよ?念の為。


いやぁ、いい絶滅っぷりでした!
意外ときっちり書き込まれた人体破壊描写がたまりません。
最後も、見事に燃え尽きた感がありますよね。
なにがいいって、ダラダラと苦しまずに一瞬で灰になる点がいい。 ノーモアペイン!


・・ま、冗談はさておき。
過去に大災害映画は多数作られて来ましたが、完璧に地球が滅びる映画というのは無かった様な気がします。
映画の中の出来事とは言え、せっせと生きてきた人類が圧倒的な勢いの火柱にのまれて行く光景というのはかなりつらいですね。
この期に及んで火事場泥棒に精を出す悪党にも、愛するもの同士で支え合いながら最期の時を待つ人々にも、分け隔てなく降り注ぐ滅亡の炎。
もしも現実にこの様な事態が起こるとしたら、“その他大勢”として間違いなく死んでしまうであろう家族(自分を含めて)を思うと、限りなく胸が痛いです。

どうやっても避ける事の出来ない未来。
全ては目に見えない脚本通りに進んで行くのみ。
そんな“決定論”をテーマに語られる本作は、最後に登場する謎の宇宙人のせいで、トンデモ映画という汚名を着せられる可能性が大ですが、ていうか、確かにあの宇宙人は反則級のオモシロキャラなのですが、そこばかりに気をとられて失笑で済ますには勿体無い映画だと思うのです。
いや、ホント、あの宇宙人が口から光線を発した時は、思わず吹いてしまいましたけどね。
「なぎ払え!」ってアテレコしたくてウズウズしてしまいましたけど。
「どうした!それでも最も邪悪な一族の末裔か!」っつって。

ひとつの惑星の、気が遠くなるような長い歴史の中の、ほんの1ページに過ぎない私たちの生活。
そのページが永遠にめくられる筈はなく、いつか必ず最後の1枚がやってくる。
しかし、最後のページがすなわち惑星の終わりな訳ではなく、新しい本は何冊でもその下に用意されているのです。くるりくるりと。
本作の最後にニコラス刑事を襲う悲劇的な1ページも、そこが全ての終わりという訳ではなく、きちんと次の1冊の最初の1ページも紹介される。
架空の話ですし、若干宗教くさいのも否めないのですが、溢れかえらんばかりの希望を感じさせる、すてきなカット(画)だと思います。


冒頭に書いた意識研究家の話に戻るのですが、そのおっちゃんも含めて、「2012年に世界は終わる」と信じている(主張している)方々というのは、現実にどうしているのでしょうか。
「あと3年ほどでほぼ絶滅するんだから」とばかりに、貯金もしないしヤニも吸い放題、ゴミの仕分けもしないし、なんだったらもう毎日3食がマックでもいいくらいのヤケクソ生活でも送っているのでしょうか。

そんな訳ないですよね。
たとえ本当に信じていたとしても、そんな生活は送らない。
朝、目が覚めれば服を着替え、お腹が減れば食事を摂り、幾許かの責任感を満たす為に働き、汗で肌がベタつけばシャワーも浴び、疲れれば布団に包まって寝る。
それが人生だから。
日々暮らす事が、生きてゆく事だから。

目の前に終わりが見えていても、人は生きてゆく事をやめようとはしない。
だって生きるのは、終わりを迎える為ではないから。
ひたすらに生き続けた先に、終わりがあるのだから。
ゴールする事が目的じゃないと思うんですよね。
ゴールはあくまでオマケみたいなモノだと。
だから、ゴールがどこに設定されているか、と言うのはさしたる問題ではない。
たとえそれが明日だったとしても、100年先だったとしても、とにかく日々の生活を営んでいき、笑ったり、泣いたり、好きになったり、食べ過ぎたり、反省したりする。

刹那的に生きたいとか言う訳じゃないのです。
ただ、どの一日も代わりの利かない貴重な一日だと思って生きたいと。
じゃないと勿体無いと。
息子を宇宙人に託した後、間近に迫った終末の瞬間を前に、疎遠になっていた両親とかたく抱きしめ合うニコラス刑事の姿を見て、そんな事を思ったアガサだったのでした。


という事で、そんな思いを何かで昇華したいと思い、世帯主さまに
「この夏は一生で一度しかない夏だよ! 勿体無いからディズニー・シーに連れてってくんろ!」
と直訴してみたら、
「暑いからやだ」
と却下されました。

いや社長! ちょっと待ってつかあさい、社長! しゃちょ―――!!+゚。・.。* ゚ + 。・゚・(ノД`)


とりあえずノーモア温暖化。
あと、夏は暑いから夏なんだと思うよ。

それでは皆さんも、悔いの無い夏をお過ごしになりますように!(なんかこんな終わり方ばっかだなぁ


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