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『変態“ピ”エロ』

2009年01月10日
へんたい
全キムタクが泣いた! 


という訳で、パソコンも無事世帯主さまにお借り出来ましたので、今年一本目の映画レビューと参りたいと思います。

・・え?
先日 『HERO』 観てただろ! ですって?

やだなぁ、アレは新春特別ドラマでしょ!  (アレで劇場公開作品だなんて!ないない!!ww)


あらすじ・・・
絶望した! ピエールは人生に絶望した!

大好きだったお父さんを訪ねたら孤独死していて絶望した!
大好きだったお母さんが写っているただ一枚の写真がピンボケで絶望した!
夢だった俳優の仕事が全くもってパっとしなくて絶望した!
本来の希望とは程遠いバラエティ番組の前説で、そこそこ人気が出てしまって絶望した!
男前に生まれなかった事に絶望した!
向かいの部屋のおっさんの方が、おっさんのクセしてモテている事に絶望した!
10年前に別れたっきりの彼女の事が忘れられなくて絶望した!
パンツいっちょでうろついていたら思った以上に肌寒くて絶望した!
パンツいっちょでうろついていたら思った以上に小島よしおっぽくて絶望した!色んな意味で寒かった!


すべてに絶望したピエールは、長年憧れていた国民的人気歌手・クロヴィスを誘拐&監禁した。
ピエールの願いはただひとつ。

オレもでっかい舞台で熱唱したい!

ピエールは、一世一代の舞台の幕を無事上げる事が出来るのでしょうか・・・?!


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その昔、『変態』という名の村に入村し、『変人』揃いだという村への訪問も果たしたアガサ。 (変態村訪問記) (変人村訪問記
別に“変”なモノが大好きな訳ではないのですよ。
まぁ世帯主さまからはよく 「お前は変態だ」と言われますが。

で、「この世に存在する変態映画コレクションを網羅すんぜ!」と思った訳でもないのですが、この度とってもソソられるタイトルを発見してしまい、気づいたら小脇に抱えてレジに直行しておったそうな。
母さん・・、こんな娘に生まれてきてどうもすみません。

そもそもこのタイトル、偶然他所様のブログで見かけてちょっと気にはなっていたのです。
世界的大企業amazonコーポレーションさまでも、とっても扇情的なコメントに彩られていましたし。
そのコメントとは
「かつてこれほどまでに理不尽かつ不可解を極め、かつ、人間の生理を容赦なく逆撫でした映画があっただろうか」

ほ ほ う !  逆撫でとな!+(0゚・∀・) + ワクワク

そしてさらにコメントは続き、
・ 名作『変態村』を軽く凌ぐ“EUROスリラー”最新弾
・ 『インランド・エンパイア』へのこの上なく挑発的なアンサー・フィルム
・ 新しい世代のデヴィッド・リンチ
・ “極限の狂気”をスタイリッシュに表現
・ 観る者を恐怖と不快のドン底に叩き落す

などなどコレでもかと不愉快指数をアピール。
締めくくりには
2007年カンヌ国際映画祭“国際批評家週間”でお披露目されたら、そのあまりの衝撃的なオチに観客騒然。 映画そのものに対してどう反応していいのかまったくわからず、ただただ呆然と映画のラストシーン~エンドロールを見送るしかなかった
とまで。

ほ ほ う !  要するに『大日本人』よりは好評価やったって事やな!

あの『変態村』に“名作”との注釈つけてしまっている点についてはちょっと引っ掛かるモノがありますが、をとにかく、ここまで大絶賛されたら観ない訳にはいきませんよね。
ヘタしたらリンチ大先生や皇帝ハネケまでをも超えてしまう、不快界のニューカマー出現なのかもしれませんしね!

しかし、映画界の名だたる変態個性派監督をそう簡単に凌駕出来るものなのか?
聞いた事も見たことも無いない一介の新人監督が?

そんな不安は、いざ鑑賞してみると見事に的中。
というか、amazon持ち上げすぎ。
なんや? 饅頭の箱の底に、素敵なお年玉が隠してあったんか?
ブリュノ・メルル(※監督)のお母ちゃんのフェロモン攻撃にでも遭ったんか?



以下詳しい解説。



主人公のピエールは俳優志望。
一時は舞台で活動していましたがなかなか芽が出ず、声を掛けられて始めたテレビの前説の仕事で一躍時の人に。
今では独自のインタビュー番組まで組まれる程の人気コメディアンになりましたが、本来の理想とはかけ離れた土俵での名声に失望の日々。
その上、トラウマになる程愛していた父親が死亡した事から、ピエールは長年に渡る自らの人生への不満を爆発させ、超有名歌手の誘拐に踏み切ります。
当然金銭を要求するだろうと思われた中、彼が出した条件はなんと
「超有名歌手とステージで競演すること」
のみ。

いきなりのイミフ展開キタ―――!
なんなんすか? 夢は俳優じゃなかったんスか? 歌手なのか俳優なのかどっちなんスか?


で、実はこの超有名歌手自身も、過去の名声に縛られて現在は人生に何の目標も見出せない日々だったりしました。
これはアガサの推測ですが、ヤクなんかもやっちゃってたんじゃないかしら。コイツ *.。゚+(‘∀‘)+..。*
ピエールに浚われた事により、久しぶりのステージを強いられる事となりますが、“歌を歌う”という事に情熱も自信もない超有名歌手はひたすら後ろ向きな発言を繰り返します。
この自信を失った歌手と希望を失ったピエールとの間に、監禁生活を経て芽生え始める友情は、ストックホルム症候群という単語では片付けれない様な不思議な感情であり、事実、歌手はピエールに依存し始める素振りさえ見せ始めます。

アレ? なんかひょっとして面白いんじゃね?コレ。(貶す気満々だったのに。 チェ)

そして、この2人の間にはもう一つの共通点が。
それはどちらも本当の自分と周囲からのイメージとの食い違いに苦しんでいると言う点。

コメディアンの“ピ”として扱われるピエール。
超有名歌手の“クロヴィス”として崇められるジェジェ。
芸名だけが一人歩きして、中の人のアイデンティティなど誰からも必要とされない現実に、2人はひたすらもがき苦しみ、感情を切り捨て惰性で生きてゆくしかない。
全盛期のキムタクが見ていたら、身につまされすぎて泣いちゃうんじゃないでしょうか。
(ちなみに稲垣メンバーは本作を例の映画コーナーで扱き下ろしていたらしいですが。 ま、彼にはピンと来ない話でしょうよ)

とまぁ、この様な感情移入ポイントもあり、加害者と被害者という間柄ながらいつしか惹かれあう2人。(惹かれあうはウソ)

物語のクライマックスは実にあっけなく訪れ、ブチ切れたピエールが包囲していた警官隊によって射殺されるという、実にひねりの無い幕切れとなるのですが、このあとさらに本当のクライマックスとも言える超有名歌手のオンステージが始まります。
会場を埋め尽くすファンの歓声の中、冷酷な誘拐劇から無事生還し一躍ヒーローとなった歌手は、ピエールのデモテープをバックに愛の歌を熱唱。
しかし、世間的には非道なキチガイ犯と思われている今は亡きピエールもまた、歌手にとっては歌への情熱を取り戻させてくれたヒーローなのでした。

何このちょっと「深いい話」。(´・д・;)エー

それもそのはず、『変態ピエロ』だなんて感度良好な邦題をつけてくれていますが、原題は『HEROS』なのですよ。
そうかそうか、なる程納得だ!

・・・ 納得・・ ね・・ (♯´_ゝ`)ドウダカナー

と言う事で、確かに
本筋の合間合間に大音量付のお魚映像が差し込まれたり、
主人公が父ちゃんの遺体と仲良く添い寝してみたり、
気まぐれに画面を2分割してみたり、
映画の世界の主人公が、撮影者(カメラの後ろにいる監督)に向かって話しかけると言うメタフィクションな展開を始めてみたり、と、実験的とも言える変わった手法がちょいちょい顔を出しますので、その辺りが理不尽というか不可解というか、まぁおかしいねと言えなくもないのですが、だからといってamazonさんの仰るような“神経逆撫で”感はどこにも見当たらなかったのでした。

というか、普通に面白かったですよ。 コレ。

思うに、このピエールの様に人生に絶望した人々と言うのはそこらじゅうに居る訳で。
で、たまにそういう中の抜きん出たアホが、「誰でも良かった」と言ってダガーナイフを振り回したり、「お前ら長生き出来ていいよなぁ!」とデストラップを仕掛けたり腹話術の人形のビデオを送りつけてきたりする訳なのですよね。

ホント、絶望するなら一人でしろ!むしろ一人で死ね!  と言いたくなりますが・・・ 。
その絶望は理解できなくもないけれど、だからといって周りを巻き込むのだけはどうにかして欲しい。
もっと他にぶつけようよ、その負のパワーを!

ヤケクソになって始めた誘拐が、自分でも予想しなかった勢いで暴走し、「憧れの歌手と競演したい」 「もっとモテたい」 「楽しかったあの頃に戻りたい」 「と言うか元カノと復縁したい」 「復縁が無理ならせめて二人っきりでおしゃべりしたい」 と際限の無い(思い残しの無い最期を迎えたい)要求にエスカレートする様が迷惑極まりないものの、結果的に一人の歌手の人生を救う事になると言うちょっと変わった人生再生ストーリー。

“変態”なんかつけなくてもそこそこ面白い、でも“変態”がついてなかったら観る事も無かったであろう点がなんだか切ない感動(?)作ですので、もしお時間があったらご覧になってみてはいかがでしょうか。
あ、時間がなかったら全然スルーでオッケーですよ。(←バッサリ)


最後に、
amazonはリンチ先生に「たいそうなコト吹きまくってすみませんでした」と謝るべきだ
と言い残して今回のレビューはお開きに。

あと、何度も言いますが 『変態村』 は名作じゃありませんからね。 クドいようですけど。

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『復讐者に憐れみを』

2008年12月12日
復讐
何もかもが “痛い” 映画。


長くなりそうな予感のあらすじ・・・
ぼくは生まれつき耳が聞こえない。
姉さんはこんな僕の為に、いつも全力で尽くしてくれた。
だからぼくは、今度は姉さんの為に何でもするつもりなんだ。
姉さんの腎臓病を直す為なら、何だって。

○月×日。 今日病院で、姉さんとぼくの血液型は違うから、ぼくはドナーになれないって言われた。
移植をするには、まったく別のドナーが現れるのを待つしかないらしい。ショックだったけど、とにかくぼくらは自宅で待機する事になった。

○月△日。 今日会社を解雇された。 不景気だからか? ぼくが障害者だからか? 欠勤が多いからか?でもそれは姉さんの看病の為だから仕方ないじゃないか。

○月×日。 偶然トイレで見つけた張り紙に、「臓器斡旋業」と言うのがあった。 もうこうなったら、正規のルートではなく、こういう闇ルートに頼るしかないのかもしれない。

○月○日。 やられた。 ぼくの腎臓と一千万ウォンを、麻酔が効いている間にまんまと持ち逃げされてしまった。 もう何も残っていない。 どうすればいいのだろうか。

○月△日。 病院から連絡があった。 ドナーが見つかったので、来週にでも手術が出来るのだそうだ。 そんな連絡を貰って、だからって、どうすればいいって言うんだ。 もうぼくには一銭も残っていないというのに・・。

○月×日。 恋人のユンミは、ぼくに「金持ちの子供を誘拐するしかないわね」と言った。 そんなバカな。

○月□日。 ぼくをクビにした工場長の家を偵察に行った。 とてもキレイな服を着せて貰っている子供が居た。 なんだかとても切ない気持ちになった。

○月△日。 もう一度偵察に行ったら、工場長と別の会社の社長が別のリストラ社員に絡まれている光景に出くわした。 そうか・・・、ぼくもあのリストラ社員と同じなんだ。 これで工場長を狙ったら、警察はすぐに、リストラされたぼくを疑うだろう。 どうしよう・・。

○月×日。 結局ぼくは、あの日に見かけた別の会社の社長の娘をさらう事にした。 それなら仕事の関連性もないし、きっとバレっこない。 少女はとても人懐っこくて、姉さんともすぐ仲良くなっていた。 これは上手くいくかもしれない。

○月○日。 最悪の事が起こってしまった。

○月△日。 もう何もかもおしまいだ。 どうしたらいいんだどうしてこんな事にぼくが悪いのかぼくはただ姉さんにああああああああああああああああああああ

○月×日。 一昨日、姉さんが自殺した。 ぼくが姉さんの手術費用の為に少女を誘拐していた事を知ってしまったらしい。 折角大金が入ったのに、もう何もかもが無駄になってしまった。 そして、姉さんの死体を埋めに行った河原で、少女まで亡くなってしまった。 不幸な事故だった。 ぼくのせいじゃないんだ。 でも、もう、みんなもとには戻らない。 ユンミに怒られるかと思ったけど、彼女はぼくに優しかった。 忘れよう。 忘れればいいのか。 何もわからない。

○月□日。 少女の父親が、この事件の捜査に加わっているらしい。 でも、ぼくは既に家を引き払っていたから、何の心配もないはずだ。

○月△日。 だんだん怒りが湧いてきた。 そもそもあの臓器売買グループのヤツラにお金を騙し取られさえしなければ、誘拐なんてしなくても済んだし、今頃は姉さんも手術を終えて元気になっていた筈だったんだ。 アイツらはこの世に居てはいけない。 罰を受けなければいけない。

○月×日。 ユンミに協力して貰って、アイツらの居場所を見つける事が出来た。 姉さん見ててくれ。 ぼくは今日、姉さんの仇を討つ。

○月○日。 ユンミが死んだ。 殺したのはあの少女の父親だ。 どうしてユンミの居場所がわかったんだ? どうしてぼくを殺さずにユンミを殺した? 姉さんの仇を討てたのに、それを祝える相手が居ないなんて・・・。 ちくしょう・・憎い・・ ぼくにはもう、何も残っていない・・。憎い・・。 殺すしかない。アイツを殺すしかない。

○月△日。 今日、全てにケリをつけるつもりだ。 アイツの家は知っている。 アイツが出てくるまでいつまででも待ってやる。 そして何もかも終わらせてやる。 それにしても遅い。 もしかしてアイツは家に居ないのか・・・? だったら一体どこに居るんだ・・?


○月×日。 ぼくは死んだのか? 結局アイツの方が一枚上手だったと言う事なのか? ぼくは姉さんを助けたかった。 その為にはなんでもするつもりだった。 でも、子供を失ってしまったアイツの気持ちも判らなくはない。 もしかすると、これでよかったのかもしれない。 アイツはぼくを殺して、救われたのだろうか? ぼくは? ぼくはこれで救われるのだろうか・・・?


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史上最悪の後味の悪さを誇る 『オールド・ボーイ』 と、それよりはマシだけどとっても救いの無いオチだった 『親切なクムジャさん』 の同監督による “復讐3部作” のトップバッターだった 『復讐者に憐れみを』 。
一番ストレートで、一番虚しい復讐の物語がそこにありました。

なんでも韓国での興行収入は燦燦たる結果だったそうですが、なるほど納得です。
こんな物語、誰も観たくなんかありません。
でも、極端ではありますが、この主人公たちが抱く感情と同じ様なモノは、誰の中にも備わっているのではないかと思います。
だからこういう映画は存在する意味がある。
たとえ気分が悪くなるような残酷描写があったとしても、たとえ一見無意味な人殺しの連鎖が続いていたとしても、これは決して他人事とは言い切れない世界の話だと思うのです。


かけがえの無い存在を喪ってしまった人間は、こうも残酷になれるものなのか? と、自問自答しながらの約2時間。
怒りに任せて、一人の命を奪ってしまったら、その先の複数人の命は軽くなる一方なのか?
「復讐は何も生み出さない」
とよく言うけれど、それ(復讐)が本人にとって生きる為のエネルギーなのだったとしたら、
「そんな無意味な復讐はやめろ」
と言う言葉は、「死ね」と同意語になるのではないのでしょうか?
もしくは、
「復讐しても亡くなった人は生き返らない。だから前を向いて新たな人生を歩んでほしい」
なんて励まし。
よく考えてみれば、それはどれだけ残酷な言葉である事か・・・。
いや、別に 「だから大いにやってしまえ」 と言う訳ではないのですが、他人がどうこう言える問題ではない事だけは間違いないと思います。

で、大いに仕返しする事が認められていない代わりに、法律と言うもので、偉い裁判官と言う人たちが、憎き犯人に罰を与えてくれるのですが、その罰が実に不公平な与えられ方をしている様な気がしてなりません。
「人を一人殺したくらいでは大した罪にならない」 というとんでもない理屈が、常識としてまかり通る世の中。
人一人の命はそんなに軽くない。
だから人を殺してはいけないのです。
そんな事も判らないようなアホに、もしも愛する人を殺されてしまったりしたら・・・。
尚且つ「被害者は一人で前科も無いので・・・」とか言われてしまったら・・・。
私だったら、正気を保てる自信はありません。

いくら愛する人を不条理な方法で亡くしたからと言って、誰でもが即刻「復讐してやろう」という計り知れない負のパワーを持つとは思えませんし、怒りや悲しみを乗り越え、時には憐れな犯人にすら釈明の場を与えて、強く生きて行こうという人も多いでしょう。
いや、そうせざるを得ないのかもしれませんが。
しかし、フツフツと湧き上がる感情のベクトルを間違えて、復讐心に取り憑かれたからといって、それを責める事など出来ないのではないでしょうか。

私は、もしも愛する人をどっかのキチガイに殺される様な事があったら、迷う事無く復讐します。
当然の権利として、それを行使します。
そしてもしも、その相手の身内に復讐されたとしても、それは潔く受け入れるつもりです。
「人を殺す」って、そういう事だと思いませんか。
それくらい重いものだと、それくらいやってはいけない事だと思いませんか。

本作のラストでは、まさにこういう事が映像で表現されていました。
人が人を殺し、怒りや哀しみで我を失った人が復讐し、その残された人がさらに復讐をし・・・。
負の感情の連鎖になんて終わりは無い、だから人はそれを始めないように生きないといけない。
一度始まってしまったら、 「愚かだったから」 だとか 「過失だった」 とかは歯止めの材料にならないのです。

非常に痛い物語で、観ていてとても辛く、触られたくない感情を否応無くかき乱される作品ですので、あまり耐性の無い方にはお薦めできません。
森田芳光の『刑法第三十九条』以来お目にかかっていなかった、無残な“少女の遺体”も出てきます。 (こういうのって普通はオブラートに包むべきシーンだと思うのですが><)
確実に嫌な気分にさせられ、答えの出ない自問自答を繰り返す事になり得る作品ですが、それでも観た事を後悔はしません。
むしろ、これ以上の犯罪抑止効果はないのではないかと思うくらい、“人殺し”の赦されなさ具合について考えさせられる作品です。

もしも気持ちにゆとりがある方は、一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。

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『P2』

2008年12月08日
P2
今回のまとめ・・・つまり“クリスマス”が全部悪いのだと。

大変です!
今日アガサはとんでもない事に気付きました!
皆さんはもしかするとご存知ないかもしれないので、ちょっとお知らせしておきますね。

なんともう、12月に突入してましたよ!!Σ(゚Д゚lll)

・ ・ ・

・ ・ ・ ・


(皆さんからのツッコミ待ち状態)


と、言う訳で、寒さにも一段と磨きがかかってきた今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。

12月と言う事は、年賀状の製作に着手しないといけませんねぇ。
あとおせちね!
おせちは大事!

なんか知りませんが、最近街や住宅街で意味不明な飾りつけをよく見かけるのですが、あんなモノに惑わされてはいけませんよ?
やたらと赤い服のクリーチャーだとか、雄雄しい角を蓄えた獣だとか、星だの雪印のマークだのの電飾がチカチカとぶら下げてありますが、アガサはあんなモノ認めません。
異常に値段が高騰するケーキとか、FMからヤケクソの様に流れてくるワム!のあの曲とかもね!

だいたい、あれら一連の総攻撃のせいで、言いようの無い焦燥感に駆られるってどういう事なんですか?
何の陰謀ですか?
「一人ぼっち=可哀想な人」みたいな洗脳活動の先にあるのは、巨大な組織的犯罪の陰なんですか?

なんや、またフリーメイソンの仕業か? そうなんか?
みんな、騙されるな! サンタクロースなんてただのコスプレ好きなメタボおやじだぞ!!


と言う感じに、アガサの屈折した半生が窺い知れたトコロで今回のレビューへ。

あらすじ・・・
クリスマスイブの夜、孤独な残業を終えて帰宅しようとしていたアンジェラは、突然の車の故障で足止めを喰らってしまう。
「あんたが来ないとパーティが始められない」
と、姉一家からは矢のような催促。
焦るアンジェラ。
直らない車。
仕方なくタクシーを呼ぶものの、何故か社屋の玄関が施錠されていて外に出られないアンジェラ。
アンジェラ。 可愛いよアンジェラ。

途方に暮れていたその時、アンジェラの背後には不吉な陰が忍び寄っていた。
明かりも無い、閉ざされた地下駐車場で、アンジェラを待ち受けていたサンタクロースの正体とは・・・


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恋人はサンタクロース とか言うけれど、サンタクロースは恋人なんかじゃなくてストーカーなんだよ。 と、力強く宣言してくれた本作。
そうですよね、よく考えてみたらアイツって、世界中の児童の住所や嗜好を全て掌握しているんですものね。
史上最強のストーカーです。 しかも脅威的な守備範囲の広さ。

なんちて。←暴言を誤魔化そうとしてみた


めっぽう美人で仕事も出来るアンジェラは何故かシングル。
羽目を外した上司にセクハラされたりするけれど、気立てがいいので「ゴメン」と言われれば水に流してあげる懐の広さも兼ね備えています。

で、そんなアンジェラの姿を以前から熱心に追いかけていたのが、地下駐車場の警備員をしているトム。
警備員なので、社内の監視カメラも見放題。
モニターの中のアンジェラを見ているうちに、他人とは思えなくなってきて、友達の様な気分になってきて、付き合いたい、ていうかむしろ、俺たちもう付き合ってんじゃね? と判りやすい脳内変換を行ってしまった、いわゆる一つの典型的なストーカーです。

こんな“天と地”程も違う2人共が、揃って「恋人が居ない」状態という不条理さ加減。
トムはともかくアンジェラなんて、スタイルも抜群だし気配りも出来るしおよそ欠点と言える欠点が見当たらない程の好物件ですよ?
売れ残る意味が判らない。
ホント、出来る事ならアンジェラと一緒に、神社の階段をゴロゴロ転がりたいくらいです。(転校生)


さてさて、舞台は照明を切られた駐車場。
トムによってセクシードレスに着替えさせられていたアンジェラは、極寒のコンクリート地獄を半裸で逃げ回る事に。
気持ち悪い独身男が、訳のわからない理屈を捏ねながら追い掛けて来る恐怖。
全ての鍵がロックされ、外の景色は見えるのに出る事が出来ない閉塞感。
夜が深まるにつれ、厳しさを増してゆく寒さとの過酷な闘い。
その上猛犬まで放たれて、アンジェラはまさに絶体絶命の危機!
これらがピリピリと張り詰めた緊張感の中、いい塩梅のテンポで繰り広げられて行きます。

さすがは切株界屈指のイケメン監督、アレクサンドル・アジャがプロデュースしているだけの事はありますね!
アジャ! かっこいいよアジャ!! (※作品の内容とは関係ない)

まぁアジャはさておくとして、この作品の一番の立役者は、その名の通り2人の主演俳優さんなのではないかと思います。

アンジェラを演じるレイチェル・ニコルズは、その“怯え”の演技が素晴らしい。
アガサが思うに(皆さんもそうでしょうが)、ホラーの成否というのはひとえに「主演女優の怯え方」にかかっているのではないでしょうか。
どんなにサイコな変態男が迫ってきても、どんなに不死身な巨漢が襲ってきても、そこで
きゃーこわーい(←棒読み)」 なんて言われた日にゃあ、それだけでもうリモコンの停止ボタン(もしくは早送りボタン)が愛しくてたまらなくなりますよ。

ベイビー・・、押してもいいのかい?
ダメなのかい?
この茶番に、最後までつきあわないといけないのかい?
それにしても、今日の君は一段とセクシーだね? セクシー・アマゾネスだね・・?
この早送りボタンの曲線美と言ったらなんだい?なんなんだい? 
ウレタンかい?シリコンかい? シリコンゴムなのかい?

みたいな妄想まで始まって、気付いたら5分くらい見逃してていやんばかん☆みたいな! (←ダメじゃん)

とまぁとにかく、肝心要のヒロインが最高のガクブル演技を魅せてくれますので、まずは第一関門クリア!

で、もう一人の主役・トムを演じるウェス・ベントリーがまた素晴らしい。
ニコラス刑事が居た堪れないドクロ姿を披露していた『ゴーストライダー』で、弱いんだか強いんだか判らないと思っていたら結局めっさ弱かった悪魔の息子役を、やっつけ仕事的にこなしていたベントリー。
あの時とは打って変わって、佇まいの段階でもう
「すみませんすみません後生だから勘弁してください」
と誤りたくなる様な、不気味な警備員に華麗な変身を遂げています。
自分に向って監禁理由を問うアンジェラに
「(∩゚д゚) アーアーアー 聞こえないー」
ストーカーの伝家の宝刀・都合の悪い話は聞かない戦法で応酬するシーンなんか、おにゃのこでなくても鳥肌モノなのではないでしょうか。
いるんですよねぇ・・実際にこういう人。

アガサが思うに(皆さんもそうでしょうが)、サスペンスの成否というのはひとえに「悪役の神演技」にかかっているのではないでしょうか。
もしもレクター博士がサー・ホプキンスではなく小林稔侍だったら・・・。
もしジョーカーがヒースではなく木村拓哉だったら・・・。
それだけでもうリモコンの停止ボタン(もしくは早送りボタン)が愛しくてたまらなくなりまs(以下省略)

とまぁそう言う訳で、肝心要のヴィランも最高のキチガイ演技を魅せてくれますので、これで第二関門もクリア!

後は適度な運動と高たんぱく低カロリー・・じゃなかった、適度なショックシーンや国家権力(警察)との行き違い、そして胸が躍る様な反撃があれば申し分ないのですが、さてどうだったのでしょう。

・ トムに折檻されたセクハラ上司の、弾け開いたハラミの隙間からさりげなく零れ落ちるモツ。
・ アンジェラの通報で駆けつけた警官と、知らぬ顔の半兵衛でやり過ごそうとするトムのナイスな駆け引き。
・ 話し合いは何の役にも立たない事に気付き、実力行使に踏み切ったアンジェラの怒涛の攻撃。


・・・うん! 大丈夫みたいだね!!ヽ(´∀`)ノ

残りの関門もクリアした本作は、見事アガサのお気に入り映画となりましたとさ。
めでたしめでたし。

それにしても、このストーカー男のキチガイっぷりは、度を越えたキチガイではなく、リアルにそこら辺に潜伏していそうな怖さを感じさせますねぇ。
いやぁ、おいら非モテでよかったなぁ!!

アレ・・なんだ・・これ・・目から水が・・゚(つД`゚)゚。

てな感じで、クリスマスイブの夜に美人とキモ男がわいのわいのと追いかけっこする、とても愉快な映画だった訳ですが、そもそもトムがアンジェラを監禁しようと思った動機というのは、

クリスマスに一人だなんて寂しいじゃないか・・・

という事だったらしいのが若干ショック。

こ・・こんなトコにも、フリーメイソンの陰謀に巻き込まれた、憐れな被害者が一人・・・Σ(Д`|||)

なんというか、トムの言動を理解なんて出来ないけれど、ちょっぴり同情したくなるのはアガサだけでしょうか。
ていうか、トムはアレだ。 よかったら仏教徒に改宗しちゃいなYO?
仏教はいいよ~ 仏教は! 
キンキラ電飾も甘ったるいケーキもノーサンキューだぜ?

どうだ? 来年の12月下旬は、比叡山に篭ってオレと一緒に精進料理を食べないか!

・・ええと・・・、 これ以上話してると、アガサ泣いちゃうかもしれないので、今日のトコロはこの辺で勘弁な!

それでは皆さん! よい年越しを!! (※年内最後の更新ではありません)

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『女子高生サバイバル・ドライブ』

2008年11月15日
jksd1.jpg
この様なオサレなジャケット写真に心躍らせましたが、刃物を持ったかわええおにゃのこも、バットを装備したブロンド美女も、更には鎌使いもメガネっ娘すらも出てこない事が後に判明。


と言う訳で、正確な意味でのジャケットはこちら
five2qg1.jpg
あー、そうそう。 こんな感じこんな感じ。

ノーモア! 虚偽広告!
(余談ですが、先日の『ハウス・オブ・ブラッド』のジャケ写真も酷かった)

という事でアガサです。
それにしても、女子高生はいいですねぇ女子高生は。
字面がいい。
そして響きもいい。
なんとなく向こう見ずで、それでいて無限の可能性を感じさせる響き・・・ザ・女子高生!
ちなみに、アガサがリアルJKだった頃のあだ名は、“おとうさん”でした。

で、もう一つのあだ名は“ひも”

“ヒモのおとうさん”・・・か・・・


なんかもう、あだ名の段階でモテる気配がしないんですけど、きっと気のせいですね。そうですよね。
そ う だ と 言 っ て く れ (ノД`)


(一応言い訳解説しておきますと、“ひも”と言うのはアガサの名前と語感が似ていた事からついたあだ名であって、「お前の事、愛してるから武富士行ってきて?」的な“ヒモ”とは無関係ですので念の為。あと“おとうさん”については長くなるので省略)

アガサの歴史を紐解いていてもアレなのであらすじ・・・
とある仲良し女子高生5人組がドライブ途中、夜の山道で迷子になってさ。
道を聞く為に立ち寄ったお店で、よその車に接触してさ。
逃げてさ。
撒いてさ。
それを追いかけてきたキチガイババアが鉄砲で撃ってさ。
ぶってさ。
刺してさ。
泣いてさ。

なんとかババアの車を追い放した女子高生たちは、そのままなんとかやり過ごす為、自分たちの車を道路脇に入れ、エンジンを消し、それを木の葉でちょいと隠す。

・・・

・・

・・ほんで、最後は 『デスプルーフ』 ね。


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ホントにねぇ、よりにもよっていきなりオチバレ込みであらすじ書くか?貴様!と言う感じで恐縮なのですが、たまにはこういうテンションの事もあるのですよ。 人間だもの。


女三人寄れば姦(かしま)しいと言うけれど、5人集まったらどうなっちゃうんだろう?
と言うのが、今回のメインテーマ。(←たぶん)

で、正確には5人+熟女1人という事で計6人が一堂に会した訳なのですが、そらもう地獄絵図になっちゃうのは火を見るより明らかな訳で。
アガサも過去に事務職とか経理とか接客業とかやっていましたが、職場に女性が5人以上居たら、もうそこは修羅場ですよ。
ありとあらゆる魑魅魍魎が闊歩する、地獄の3丁目です。
日常的に繰り広げられる派閥争い。
「あたしの事はいいから、先帰ってて?」 という言葉の裏に蠢く、幾千もの真意。

怖いんだお?
雌(メス)って怖いお? ほんとだお!!((((;´゚Д゚)))ガクガク
(←怯えすぎ)

苦い過去に想いを馳せていたらちょっと話が逸れましたが、とにかく“女性”という生き物ほど色んな顔を持つ種族はいないのではないでしょうか。
で、本作はそんな多種多様な女性の習性を余すことなく描ききった野心作だったのであります。

まず、方向に弱い。
そして、地図に弱い。
あと、不測の事態に弱い。
決断が遅い。
自分を責めるフリして他人(ヒト)になすりつけようとする。
どんな時でもお喋りが止まらない。
生命の危機に瀕していても、爪や髪型が気になる。
親しい仲間内でも隙あらば見下そうとする。
男が絡むと無情になる。
血に強い。
ここぞという時の痛みには強い。
やられた分はやり返す。
やられた以上にやり返す。
やり返すまでは諦めない。
やり返したら割と直ぐ冷める。
で、やっぱり方向に弱い。


どうですか!女性のみなさん!  余してないですよね!
あと挙がっていないのは、「甘いものは別腹」「小動物を見ると声が超音波になる」くらいじゃないでしょうか。
ちなみにアガサは、前半9項くらいは余り当てはまらない(特に地図関係なんかは大得意)ですが、当てはまっているおにゃのこを見ていると可愛いなぁ、と思います。
そっち曲がったら元んトコ戻っちゃうゾ!こいつめ☆」 とか。
なんや、わしゃ変態か! (←自己完結)

そして、後半に挙げた項に関しては、きっと殆どの女性に当てはまるのではないかと思うのですよ。
いや、否定してもダメですよ。 深層心理ではきっとこんな感じです。(きっぱり)
勿論、力では圧倒的に“オス”に劣っている事が否めない“メス”。
ですから、そんな“メス”が力でねじ伏せられる不幸な事件は後を絶ちません。
しかし、パワーを機転がカバー出来た時。
もしくは復讐心が恐怖を超えた時。
その反撃は一片の同情すら排除した、冷酷で非情でダメージ制限なしの反撃となるのです。

だから怖いんだってば。
雌(メス)って怖いんだってば。 ホントなんだってば!!(;゚Д゚)


いや、そうだと思うなぁ・・  現実でもね! (映画ではお馴染みの光景ですが)

本作の女子高生たちは、ちょっとばかしチキンハートだった為に当て逃げし、そのツケを払わされる事になります。
まぁ、そこまでだったら自業自得な訳で、見ているコチラも
「こういうアホで無責任なギャルは、一度痛い目に遭わんといかんのじゃ!」
などと、とってつけたような正義心を振りかざしてしまうのですが、このツケが実にハンパない。
なんと、追って来た車の主は、猟銃片手になにやら意味不明な言葉を撒き散らし、恐怖を突きつけてお下劣プレイを要求する、真性キチガイババアだったのです!

今までにも、色んなキチガイがスクリーンを飾って来ましたが、本作のババアが最強です。
少なくとも、メス部門では向う所敵なし。
(ババア、ババアと言っていますが、実際は適度な熟女でした。お詫びして訂正いたします)

この適度な熟女が、ただ事ではない目つきで女子高生たちにぶつけてくるのは、底知れない怒り。
ゴウゴウと燃え盛る様な激しい怒りの出所は、女子高生たちに車を当て逃げされた事とは無関係らしく、いや、無関係ではないのでしょうが、とにかく直接原因が何なのかさっぱりわからないまま、自分達以外の誰かに向けられた憤怒の煽りをモロに受け、だた戸惑い、怯えるだけの女子高生たち。

こ れ は 怖 い 。
世の中で何が怖いって、「話の通じない人」ほど怖いものはありませんからねぇ。
言葉を操る哺乳類同士として、会話のキャッチボールが成り立てば、例え揉め事が起きても解決する事は可能でしょう。
「車擦っちゃった、ゴメン」 「今回だけだよ?次は気をつけてよ?」 で済めば、警察もいらないのです。
しかし、
「車擦っちゃった、ゴメン」 「なんでサバの味噌煮は塩を振って焼いてないんじゃあああああ!」 とかだったら、もうお手上げじゃないですか。
本作の女子高生たちが対決させられたのが、まさにこういう狂気なのです。しかも凶器を持った狂気
ダジャレだゾ~((*゚∀゚))ヒャッヒャッヒャ (←つまらん)

さて、そんな真性を相手に、最初はヘタレ放題だったギャルたちですが、攻撃を何度か浴びるうちに元来の闘争本能に火がつきます。
「てめぇババアふざけんな」 とばかりに反撃を開始。
残念な事に、この反撃が見られるのはかなり最後になってからです(と言うかほとんど終わりがけ)ので、そこに至るまでは観ている方もかなりの忍耐を強いられるかもしれません。
M的精神を持ち合わせていた監督が、自らに“カメラを車内から出さない事”という実験的な縛りを設けた為に、映像はブレ放題のカメラでチラリズム全開のモノに。
窓の外から聞こえてくるのは、景気のいい銃声とそれに反応するギャルの叫び声。
なんか血飛沫が飛んでるみたいだけど、何をされてるのかよくわからない。
気になる!
でも見えない!
ていうか、見ない方がいいのか?(倫理的に)
と思ってたら車内に戻ってきた―――!!
しかも無傷って―――!!(なんで?さっきの銃声は?いやんばかん><)

もうねぇ、女心(もしくはホラーファン心)を弄びすぎですよ。この監督は。
フレーム外で起きていたであろう事を考えると、気になって夜も眠れません。
・・いやまぁ、正直寝るんですけどね。(←言ってる事がムチャクチャだ)

ペンチで歯を抜かれた筈のおにゃのこがきれいな白い歯を剥き出しにしていたり、ドアに手を挟まれた筈のおにゃのこがその手を振り回していたり、他にも、色んな仕打ちを受けているのに大した実害が描かれていなかったりと、ホラー映画としては少し物足りない(というか配慮しすぎ)な面もあるのですが、本作のウリは“残虐性”ではなく“不条理”と“生存本能”だと思いますので、あえて今回は目を瞑る事にします。

ただ、次またやったら許さないけどな!
(「すきなものだけでいいです」は、グロにも一生懸命なあなたを応援します☆)

作りは若干雑ですが、女子の底力だとか、真性キチガイに絡まれた時の緊迫感や絶望感など、描かれている事柄はなかなか興味深く、アガサはとても楽しめました。
男子のみなさんも、本作を見て“メス”の生態をしっかりと研究なさってみてはいかがでしょうか。
あなたが普段知っているおにゃのこの中には、こういう本性が潜んでいる・・・かもよ!

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『ストレンジャー・コール』

2008年10月30日
ストレンジャー1

ストレンジャー2

ストレンジャー3

ストレンジャー4


ストレンジャー5

※ 上記のイラストは、本編とは1ミクロンも関係ありません。ホントにすみません。ちなみにアガサはタツヤがどストライクです。


先日生まれて初めて、「画面に映ってない上の方が見えるんじゃないか」と、パソコンを下から覗いてしまいました。
変態です。
こんにちは、変態のアガサです。(←どんな挨拶だよ)

我ながら落ちるところまで落ちたな、と思います。

ちなみに観ていた動画が何だったのか、どうしても知りたい方に大ヒント☆
キーワード : フェイスハガー

チラリズムって本当に憎たらしいですね。
と言う訳で本題へ入るの巻。

あらすじ・・・
・ 素手で女・子供を細切れにするガイキチ、現る。
・ 主人公・ジルの恋人が、ジルの親友とキスをしたらしい。
・ そのせいで親友とは揉めているらしい。
・ 恋人とも揉めているらしい。
・ したがってジルは、今夜のパーティには行かないらしい。
・ ジル、パーティの代わりに子守のバイトに励む。
・ バイト先の豪邸に、いたずら電話が掛かってくる。
・ 電話を切る。
・ また電話が掛かってくる。
・ 切る。
・ 問題の親友が訪ねて来る。  (←本編開始から35分経過)
・ 仕事(バイト)中なんだから帰れよビッチ!
・ ビッチ退場。  (←39分経過)
・ また電話が掛かってくる。
・ いやんばかんと言って切る。
・ やっとこさ警察に電話する。  (←45分経過)
・ 誰? 誰かいるの? と騒いでみる。
・ なんだかんだで警察に2回目の電話。  (←52分経過)
・ 邸宅の離れで見かけた人影を追跡。
・ 追跡が不発に終わる。
・ イタ電を引き伸ばして、逆探知に成功。  (←1時間5分経過)
・ 青島、よく聞け! 犯人はその家の中にいるんだ!
・ 真犯人登場。  (←1時間10分)
・ 警察隊到着&犯人確保。  (←1時間19分)
・ ジルが収容された病院で、恒例の夢オチ。
・ エンドクレジット。  (←1時間23分)
 

↑よろしかったら何がしかの参考にして下さい。

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レンタル屋に行く度に目に飛び込んで来る為前々からかなり気になっていた 『ストレンジャー・コール』 を、WOWOWさんが放送して下さったお陰で鑑賞したのですが、まぁホントに箸にも棒にもかからない様なこざっぱりとした映画だったのですよねぇ。

余りにも波風立たない展開だったので、鑑賞中はダレない様にコーヒーを入れたり、腹筋をしてみたり、リリアンを編んでみたり、ろくろを回してみたり、座頭市のモノマネをしてみたりと、色々工夫してみたのですがどうしても間が持たず、仕方ないので数少ない展開が起きた時間を記録してみる事にしました。(※上記参照)

するとどうでしょう!
時計に集中する為、自然と姿勢は真っ直ぐ伸び、僅かな展開も見逃すまいと視力も向上。
お陰で今学期の成績は、クラスで40位以内に入る事が出来、なんと身長も20cm以上伸びました!
これもみんな、『ストレンジャー・コール』のお陰です!
ありがとう、『ストレンジャー・コール』!
そんな『ストレンジャー・コール』は、今なら送料無料で9800円!

なんだかもう自分が判らない。

ええと、つまりですねぇヽ(;´Д`ヽ)
冒頭で全く関係ないイラストを描いたり、勢いに任せてリリアンを編んだりした事からも予想は付くかとは思いますが、要するに根限りしょうもないサスペンスだったと言う事なんですね。

本編が始まると同時に映し出される、とある殺人現場。
現場を一目見た刑事はその凄惨さに言葉を失い、傍にいた同僚に尋ねます。
「それで、凶器は何なんだ?」
すると同僚は一言
「それが、凶器は使われていないんですよ・・」

ゾゾ~っとしますよね・・・! 現場がちっとも映らないから、今ひとつピンと来てないんだけどな!
つまり、本作の犯人は、素手で女子供の体をバラバラに引き裂くような怪力くんなのだと。
これは期待が持てますね・・・ピンと来ない割にはね! (←しつこい)

一つ補足しておきますと、本作は70年代ホラーの『夕暮れにベルが鳴る』のリメイクなんだそうなのですね。
で、そのオリジナルも、全編通して一滴の血も流れない(しかしそれによってより恐怖を引き立たせている)そうなので、本作での冒頭の編集は仕方ない事なのかもしれません。


で、恋愛問題でゴチャゴチャしている主人公が、バイト先の豪邸でまんまとその犯人にロックオンされてしまうのですが、ここからが異様に長い。
雇い主の夫婦が出掛けて、邸内には主人公とメイドと子供たちだけ。
この子供たちは非常に優秀で、どんな大きな物音がおきても全く起きる気配がありません。
主人公が電話でキーキー言っても、大音量でステレオを鳴らしても、訪ねてきた友達がガヤガヤしても、全く無反応。

逆に不安にならないか?これ。
私だったら早々に、子供の様子を確認しに行くと思うのですが・・・ (ま、無事なんですけどね、結局)
あんまり子供が登場しないので、「実は子供は居ないオチ」なのかと深読みしてしまったじゃないですか!
夫婦が真犯人とかね!

くそう・・・オレの深読みを返せ!!

で、そんな空気っぽい子供をさておき、主人公は延々と掛かってくるイタ電にキリキリ舞。
しかもイタ電の合間には、修羅場中の恋人やら相談相手の親友やらからもジャンジャン掛かってくるので、サスペンスとして非常に間延びしてしまいます。
電話が鳴ってはビビり、何でもなくて切る。 また鳴って、また切る。
この繰り返しのみで“緊張感を維持させよう”とか、どんだけチャレンジャーやねん?と言う気持ちでいっぱいですね。
一度や二度の肩スカシは有効だとしても、あまり何度もやっていると、こちらは「またか?」と冷めてしまうんですよ。

スタッフの奴らは、『ピーターと狼』というありがたい話を知らんのか?
そうそう、「ツンと来ないのサロン・ド・プロ~♪」・・・ ってドアホ!ヾΣ(`Д´)ノ
(※それは池畑慎之介の方のピーター)

そんなこんなでもっさりとした攻防の果てに、いよいよ姿を現した真犯人。
そう、素手で熊を投げ飛ばすと評判の、例の怪力くんです。 (※飛ばしません)
さぞかし極悪非道で、人非人で、怪物の様なシロモノなんだろうと思っていましたら、なんとT-1000を若干逞しくしたような、中肉中背のおっちゃんだった模様です。

ええ、期待ハズレもいいとこです。

しかし、見た目はアレでも、やる時ゃやる夫に違いありません。
想像を絶する様な腕力を相手に、主人公は太刀打ちするなど不可能なのでは・・・?!
と、思っていたのですが、いざ取っ組み合いを始めると彼は予想以上にモタモタしており、主人公のジーンズを引っ張るだけでも一苦労。
数少ない出演シーンの中で一番の見せ場は、主人公の髪を一掴み程度引きちぎったトコロだけ、という体たらくっぷりだったのでした。

母さん・・・、冒頭のアレは一体なんだったのでしょうね・・・。

と言う訳で、実力も容姿も兼ね備えていない真犯人は、駆けつけた警察隊によってあっさりと拘束され、主人公を未練タラタラに見つめながら連行されて行くのでした。
ちなみに何故かこの連行シーンの途中で、犯人の姿が幻の様に掻き消えてしまうのですが、果たしてその演出の意図は何だったのか?
都市伝説に出てくる怪物の様な存在だった、と言いたいのかもしれませんが、正直どうでもいいですね。
そこまでして引っ張るような殺人鬼じゃないですし、きっと続編もありませんから。
というか、意地でも作らせねぇかんな!(でももしやるとしたら、せめて血飛沫は満載にしてくれい)

先走ってレンタルしなかった自分を、久しぶりに褒めてあげたいですね。
あと、今度レンタル屋に行ったら、本作をホラーの棚からネイチャースペシャルの棚にでもこっそり移してやろうと思います。(被害者が最小限で済むように)

あ、それと、もしも冒頭の『イタ電(メガネ)戦隊・ストレンジャー☆』の本編をご希望の方は、アガサまでどしどしお申し付け下さいませ。 (※うそです)

それでは皆さん、御機嫌よう!



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