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2011年に観た映画を、ざっくり一言でまとめてみるの巻。

2011年12月30日
「ねえ師くん・・・師くんが走る早さに、あたしは追いつけているのかな・・・」「何言ってるんだよ!だいじょうぶだよ!」「でも・・でもね・・あたしには、師くんのスピードは早すぎて、とてもじゃないけどついてけないよ・・・」「・・えっ・・?」「ごめん・・ごめんね・・・(シタタタ)」「・・ちょ・・!まてよ!」
と北川悦吏子が書きそうなやりとりを妄想してしまう程慌ただしい師走ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。 ・・ってお過ごしも何もあと2日しか残っていませんけどね!

今年最後の更新となりそうな今回は、2011年の反省などを書き綴ってみようかと思ったのですが、そもそも2011年最も猛省すべき点が「口は災いの元」であった事を瞬時に思い出したのでやめておきました。 オレはいくばくか学習したぞJOJO!
で、代わりにというわけでもないのですが、アガサが2011年に観た映画をざっくり総ざらえしてみようかと思います。
本当は「ベスト&ワースト!」みたいな映画ブロガーらしい企画もやってみたいのですが、自信を持ってベストを選べる程観ていないのですよね・・  ・・いや、四の五の言わずに観た中で決めちゃえばいいのでしょうが、あまりに見逃した作品が多い為、きっと自分が納得出来るランキングにはならないと思いまして・・。すみませんね、こんなんで映画ブログ書きなんて名乗っちゃって・・。
いや、ホントにね、こんな不甲斐ないブログを見に来て下さるみなさまには、常日頃から感謝の気持ちでいっぱいなのですよ!
ひとりづつにお年玉あげたい気分なのです! でも、おぜぜがないからここはひとつ感謝の舞でも披露しましょうk・・あ、いらないですか、そうですか・・(´・ω・`)


はい、ではさっさと参りましょうかね。
ベスト10は選びませんが、いちおう特に気に入っている作品はフォントで差をつけてみましたので、そこいらへんも感じ取って頂けたらと。


下女 ・・・ 我の強い人大集合

チョコレート・ソルジャー Raging Phoenix ・・・ へんたいと美少女の闘い

バレンタインデー ・・・ 乳繰り合い

キック・アス ・・・ 美少女が卑猥な言葉を吐いて大人を切り裂く内容だった為、良識ある大人の人が怒った問題作

ソーシャル・ネットワーク ・・・ お金も才能もあるけど友達がいない!

ザカリーに捧ぐ ・・・ 一人息子をガイキチストーカー女に殺され、孫までも奪われた祖父母の闘い

2048 ・・・ 近未来モノだと思っていたらトレジャーハンターモノみたいになって最後はファンタジーになります

黒く濁る村 ・・・ むしろ、その穴を掘るくだりが見てみたかった・・!

パラノーマル・アクティビティ2 ・・・ 悪魔が地味な嫌がらせをする第3弾

アンチクライスト ・・・ SOSを出すも、全く夫に気づいてもらえず、ひたすら壊れてゆくしかなかった妻の悲惨なお話

ツーリスト ・・・ ジョリ子が全く活躍をしないという画期的なお話

白いリボン ・・・ 白いリボンをキリキリーってひっぺがしてウギャギャーってもしゃもしゃにしてフギーって床に叩きつけてダンダンって踏みにじりたくなるような、ちょっとモヤっとするお話

パラノーマル・エンティティ ・・・ おっぱいが出るパラノーマル

パラノーマル・ヴィレッジ ・・・ おばあさんは芝刈りに、おじいさんは人喰いに行くお話(※おばあさんはウソ)

メガ・シャークVSジャイアント・オクトパス ・・・ デビー・ギブソン主演作。超スケールのでっかい東京拘置所が登場

マチェーテ ・・・ 母娘ドンブリは男のロマンなのか・・・!

エンジェル ウォーズ ・・・ 美少女×セーラー服×チャンバラ=傑作

エルム街の悪夢 (2010年版) ・・・ 何の見所もないリメイク作品

17歳の肖像 ・・・ 「キミは今までぼくが出会ったことの無い魅力があるんだ・・特別なヒトなんだ・・だから結婚しよう・・・!! ・・つってもまぁぼくには奥さんがいるんですけどね!」 みたいな不倫あるある話

悪魔のえじき2 デビルズ・マザー ・・・ マイスター誕生秘話!

冷たい熱帯魚 ・・・ 娘の気持ちをちっとも考えようとせず好き勝手な事ばかりして、そのまま自滅してしまったおとうさんのお話

ブラック・スワン ・・・ 【オワタ】スワン・クイーンに憧れてベッドの上でオ○ニーをしていたらかあちゃんに見られた\(^o^)/【死にたい】 みたいなお話

ジェイソンZ ・・・ もちろんジェイソンさんは出てこない

ソラニン ・・・ もちろんソラニンさんも出てこない

導火線 flash point ・・・ クライマックス、10分弱に渡って繰り広げられるドニーさんとコリン・チョウの死闘は、映画史に残るベストバウトだと思います!

自殺サークル ・・・ 連続自殺事件と痰絡んだ喋りの少年との関係が謎を呼ぶ・・・ ・・んだけど呼んだだけで終わったお話

ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲 ・・・ 白黒つけようとしたらマーブル模様になりました! というお話

ダレン・シャン ・・・ ケン・ワタナベがでっかくなっちゃった!

X-MEN:ファースト・ジェネレーション ・・・ 「悪い」側の人たちがやたらとかっこいいお話

パラノーマル・エンティティ2 ・・・ 誰得おっぱい

SUPER 8/スーパーエイト ・・・ エンドクレジットに胸熱

スカイライン-征服- ・・・ 宇宙人がヒトを捕獲して燃料にするお話。超最高。

マイティ・ソー ・・・ 魔法のトンカチを巡って壮絶な兄弟喧嘩が繰り広げられます

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 ・・・ シリーズ最終章にして最高傑作

ミッドナイト・ミート・トレイン ・・・ 真夜中の地下鉄で人肉解体作業に勤しむヴィニー・ジョーンズが愛らしい作品

トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン ・・・ ウイーンガシャンガシャン映画、ここに極まれり!

悪魔を見た ・・・ チェ・ミンスクがゲスい!反吐が出そうな程ゲスい!!(←褒め言葉)

THE JOYUREI ~女優霊~ ・・・ 何の面白みもないリメイク作品

魔夏少女 ・・・ 元祖のりピーの猟奇サスペンス

クライモリ デッド・リターン ・・・ 三本指さんの奮闘ぶりに目頭が熱くなる一品

孫文の義士団 ・・・ ドニーさんもさることながら、鉄扇を振り回すレオン・ライさんも抜群にかっこよかったですよ!あと、孫文も出てくるよ!

ムカデ人間 ・・・ 直接描写がないので、初心者の方でも安心してご覧頂けるバカホラー

ピラニア 3D ・・・ おっぱい×肉片×3D=傑作

インシディアス ・・・ ばあさん最強伝説

デンデラ ・・・ ばあさん最強伝説・その2

ブルーバレンタイン ・・・ 犬も食わない夫婦喧嘩のお話

キャンプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー ・・・ あの盾ほしい!!

パラノーマル・ビギニング ・・・ 犯人は桶屋

レジェンド・オブ・フィスト 怒りの鉄拳 ・・・ ドニーさんがマスクをつけたり、ターザンロープしたり、ピアノを引いたり、怒りの鉄拳を振るったりします

パラノーマル・アクティビティ3 ・・・ 謎のばあさんコミュが悪魔をアゴで使うお話

コンテイジョン ・・・ ケロヨンがおもしろ顔を披露

アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ ・・・ スタイリッシュな復讐劇

パラノーマル・アイランド ・・・ 『呪怨』のアイランド(孤島)バージョン。

ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル ・・・ トム!トム!!トム!!!

ハンナ ・・・ いつも一生懸命な美少女暗殺者・ハンナたんが、超こわいケイト・ブランシェットのお命を頂戴するお話


(※ 以下の作品はブログに感想を書いておりません。)

タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密 ・・・ たまたま購入した船の模型に入っていた暗号を解いてお宝を手に入れようとする少年(自営業)のお話
カーズ2 ・・・ 「もっと変わってよ」とダサい友達に告げたんだけど、よく考えたらそんな事要求する方がよっぽどかおかしいのだという事に気付いき、「ごめん、やっぱり変わらなくていいや」と謝るお話
フローズン・リバー ・・・ 「このダムを作るのをやめたら予算の削減にはなるかもなんだけど、今既に結構な額つぎ込んでるし、やめても結局お金がかかるので、予定通り大金を投じて作る事にします」という、わかるようで全くわからない国家プロジェクトみたいなお金の使い方をする母親のお話。 蓮舫がいたら「どうしても新居が必要なんですか?!中古じゃダメなんですか?!」って聞かれるレベル。 「母親」はみな、完璧ではない。だけれども、みなひたすらに子を愛し、守ろうとする。 そんな姿がとても美しかった作品。
フェーズ6 ・・・ 「世界が滅んでしまう寸前の映画」の中ではかなり好きな作品。 極限状態の中、「他人の子ども」「恋人」「肉親」といういくつかの選択を経て辿り着いた場所に、果たして「救い」は残されているのか・・・?
イップ・マン 序章 ・・・ ドニーさんが悪い日本人を懲らしめる!
イップ・マン 葉問 ・・・ ドニーさんが悪いイギリス人を懲らしめる!
ワナオトコ ・・・ リフォームの発注をうけたおうちにブービートラップを仕掛け、家人を血祭りにあげるのが趣味の大工さんのお話。 趣向を凝らしまくった罠の数々が楽しい一品
チェックメイト ・・・ 「オレは正しい。なぜならチェスで負けた事がないから」という想像の斜め上をゆく理論に則り、必殺仕置人として世の悪と戦うおとうさんが、つい弾みで一般人を監禁してしまい、困った挙句に「じゃあ、チェスでオレに勝ったら釈放してあげる」と言い始めるお話。 おとうさんの言いなりになっていたおかあさんが、若い男の口車に乗りそうになるくだりが非常に物悲しい・・
ザ・ライト-エクソシストの真実- ・・・ サー・アンソニー・ホピキンスが子ども相手に「かわいがり」を披露する、いとおかしい作品。 あれもこれも神様の思し召し!
エクソシズム ・・・ 自分の汚名を晴らす為だけに少女に悪魔を召喚させる性悪神父のお話
レイキャヴィク・ホエール・ウォッチング・マサカー ・・・ 捕鯨禁止例でびんぼう暮らしに陥ってしまった一家が、人を狩ってウマウマしようとするお話。 しかし、ただ単に憂さ晴らしだったのか、食糧にしようと思っていたのかがいまひとつ判りづらい・・。 あと、「自分の船」という圧倒的優位な立場にいながらめちゃんこ弱いのも難点かも。 メガネ秘書っぷりが神々しい裕木奈江さんと、容赦なさすぎて笑えるラストが秀逸でした
スコット・ピルグリムVS.邪悪な元カレ軍団 ・・・ 主人公の親友を演じていたカルキン(弟)がさいこう! あとは・・まぁ・・うん・・ アガサはどうしても主人公が好きになれなかったので、あまりノレませんでした
グリーン・ホーネット ・・・ あれこもこれもCGで済まさずに破壊していた事がわかるメイキングがとても楽しかったです。 あとは・・まぁ・・ うん・・主人公がね・・ゲスいよね・・
女性鬼 ・・・ 貞操を守ることを何よりも大切にしてきた女の子が、逆に貞操を武器にクズ男どもを血祭りにあげることを決意する、という胸のすくストーリー。 女の子のナニに仕込まれた獰猛な牙は、前戯を丁寧にしてナニを潤沢にしてあげれば攻撃性を持たない(前戯もへったくれもなく無理やり挿入しようとした場合は噛みちぎられる)という設定がとても素晴らしいと思いました。 そうだよ!そういうことなんだよ!! 全世界の男子は必見!
鮮血の美学 ・・・ おまわりさん来るのに何時間かかってんねん! あと、ガソリン残量は常にチェックしろよ!アメリカは広大なんだから!
世界侵略:ロサンゼルス決戦 ・・・ 思わずアメリカ海軍に入隊したくなりました。 登場する軍事兵器が多種多様すぎて、そっちの方がスゲー!状態に。 エイリアンはあくまで添え物です


以上です!
岡山では公開されなかった『スーパー!』や『ビー・デビル』『ドリーム・ホーム』『スペイン一家監禁事件』『スクリーム4』『ラブ・アゲイン』は未だ鑑賞できていませんし、『猿の惑星 創世記』『インモータルズ -神々の戦い-』『新少林寺』はタイミングが合わず断念、そして現在岡山で公開中の『恋の罪』『宇宙人ポール』を観に行けるのは来年になりそうですので、ホント、これらが鑑賞できていればなぁ・・と思わずにはいられませんが、まぁしょうがないですよね。
映画環境が充実していないから・・というのはただの言い訳で、要するに最近映画を観る気力が日に日に低下してきているのでありまして。
生活のリズムからきている部分もあり、世間のみなさんの「映画に対する姿勢」のまっすぐさにしんどくなってきたという部分もあり、気楽に映画が観られなくなっている、というのが正直なトコロです。
とはいえ、映画は私の人生には欠かせない娯楽ですので、これからも気の向くままに鑑賞し、好き勝手な感想を書き綴ってゆく所存ではあるのですけどね。
やめませんよ!
やめるわけないじゃん!

と、いうわけで、拙いブログではございますが、来年もどうぞよろしくお願いいたします!


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( 今、いちばん観たい映画『NINIFUNI』! 来年こそは岡山に来い!!)



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すきなスポーツ映画だけでいいです。

2011年11月24日
街中の装飾品が赤と緑で埋め尽くされて参りましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。 
わたしは、赤と緑をクリスマスのアレではなくシマシマセーターの人のアレだと思ってやり過ごすことにしたので、元気です。めっちゃ元気です。

さてさて、年末が近づいたという事はつまりどういう事かというと、こういうコトなんですよね。

スポーツ映画ベストテン - 男の魂に火をつけろ! ~スポーツ映画ベストテン受付中~ スポーツ映画ベストテン - 男の魂に火をつけろ! ~スポーツ映画ベストテン受付中~



と、言う訳で、一昨年の映画ゼロ年代ベストテン(ホラー篇)、昨年の続編映画ベストテン (ホラー篇)に引き続き、今年も 大人気ブログ・男の魂に火をつけろ!さまのベストテン企画にしれっと参加させて頂こうと思います。
今回はなんとスポーツ縛り!
おおよそ球技という球技に興味が湧かないアガサに、果たして10本もの運動映画を思い出す事が出来るのか?!
『デッドゾーン』は、広い意味でホッケー映画というコトにしちゃってもいいのか?!
そんな自問自答の末選んだ作品がこちら。


「わたしがすきなスポーツ映画・ベストテン」

ロッキー4_convert_20111124013503
1 『ロッキー4』 (ボクシング)

あるいは「雪山登山」という名の運動映画。

ロッキーシリーズの中で一番すきなのがこの4作目。
「リビニアメーリカー♪」とご陽気に登場したかと思いきや、かませ犬的な扱いで無残にボコられるアポロの姿に、当時中学1年生の私は「ロッキーをリングに立たせる為だけにアポロ殺すのかよ・・・」と大人社会の汚さを垣間見たのでした。
あと、サントラも最高。


イップマン_convert_20111124013534
2 『イップ・マン 葉問』 (中国武術)

長い目で見れば、ほぼ『ロッキー4』。
かの名台詞「オレたちは変われた!世界も変われるはずだ!」っぽいセリフも登場。
ドニーさんも素晴らしいけれど、いい方のサモハンも最高。


オーバーザ_convert_20111124013519
3 『オーバー・ザ・トップ』 (アームレスリング)

これを放送した翌日の、「男子が意味もなく目をギラギラさせながら赤白帽をくるりと回す」率は異常。
『酔拳』の翌日の「男子の千鳥足」率に肉薄する程の高確率。
超燃えるサントラは、今ではすっかり「大食い番組のBGM」としてお馴染みとなっており、映画を観ていると「10メートル級の海苔巻きにかぶりつく女王赤坂と野獣藤田」の姿が脳裏を過ぎるという逆転現象が起こってしまう程。


勝利への_convert_20111124014001
4 『勝利への脱出』 (サッカー)

ほら、あの、ペレがクルってなってバシューンってやるやつ!


ベスト_convert_20111124161006
5 『ベスト・キッド』 (空手)

ワックスかける、ワックスふきとる!


クール
6 『クールランニング』 (ボブスレー)

実話ベース。 とてもおもしろい娯楽運動映画。 


チアーズ_convert_20111124013924
7 『チアーズ』 (チアリーディング)

チアコス天国。 わしもアメリカのハイスクールに転校したい。 そしてふとももに埋もれたい。


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8 『ドラムライン』 (マーチング)

アメリカのマーチングバンドは、完全に運動部と言っていい程過酷なシロモノなのですよ。
楽器の演奏をしながら、時にすり足、時にダンシング、時に全力疾走でアメフトのフィールドを縦横無尽に駆け巡る姿は圧巻。
本作でマーチングバンド(ドラム・コー)に興味を持たれたあなたは、是非そのままDCI(ドラム・コー・インターナショナル)の動画を検索してみるといいよ! マジ震えるよ!

実はアガサも学生時代は吹奏楽部に所属し、パーカッションを担当していたのですが、コンサート用の練習のほかにマーチング用として校内のランニングや毎朝の筋力トレーニングは欠かせませんでした。 
鍼灸院に通いながらの練習も日常茶飯事ですよ。どこが文化系なんだよ。そりゃモテないよ。(←関係ない)


ベルヴィル_convert_20111124014149
9 『ベルヴィル・ランデブー』 (自転車)

おばあちゃん・・・!!


まるごし_convert_20111124013626
10『まるごし刑事』 (空手)

世帯主さま出演作。
20代の頃、東京で空手をしていた世帯主さまがセリフつきの役で登場。 
完成時の打ち上げにどうしても行くことが出来ず、当時大ファンだった飯島直子さんに会えなかったのが未だに心残りなのだそうです。 しらんがな。
主演は「月のない夜のコーヒー」こと、しげる・松崎。


次点としては、『愛と喝采の日々』『少林サッカー』『がんばれ!ベアーズ』その他モーリス・ベジャール関連のドキュメンタリー。
先生、『パラサイト』はフットボール映画に入りますか。 入りませんか。そうですか。

昨年までは「ホラー」にこだわって選んでいたのですが、ホラー映画の中のスポーツが全く思い浮かばす断念しました。
あと、ドニーさんの『導火線』も総合格闘技と呼べない事はないと思うのですが、それを言い始めるとベストテン全てドニーさんにしたくなるのでこれまた自重。


washburn1975さんの「スポーツ映画ベストテン」企画、投票しめきりは12月18日まで!
まだ投票していらっしゃらない方は、ワッシュさんのブログから是非どうぞ!
 

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『コンテイジョン』

2011年11月17日
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あらすじ・・・
新型ウィルス感染発生・第2段階。 保菌者であるアメリカ人女性・ベスが香港出張から帰国。 浮気相手との密会に挑む。 
感染発生・第3段階。 ベスの容態が急変。 救急搬送された病院で死亡するとほぼ同時に、息子のクラークも自宅で死亡。
感染発生・第4段階。 ベスと接触した人々によって世界各地に持ち込まれたウィルスが猛威を揮い始める。
感染発生・第5段階。 アメリカ疾病管理予防センター(CDC)と世界保健機関(WHO)が新型ウィルスの存在を把握。 発生源を突き止める為、香港での調査に乗り出す。
感染発生・第6段階。 アメリカ人大学教授の分析により、ウィルスの正体がコウモリと豚の混合ウィルスである事が判明するものの、治療法は特定出来ず、感染者は増え続ける。
感染発生・第7段階。 ウィルスが突然変異し、感染速度が加速する。 CDCは、もしもワクチンが開発されずにいた場合、地球上の12人に一人が感染すると予想。
感染発生・第8段階。 自称・フリージャーナリストによるガセ情報がインターネッツにばら撒かれ、全世界がパニックに陥る。
感染発生・第9段階。 ヒャッハーになる。
感染発生・第10段階。 CDCのドクターがワクチンの開発に成功するが・・・。 



『コンテイジョン』を観てきました。 
「もしも驚異の感染力を持つ未知のウィルスが発生したら・・・」というお題に対し、綿密なリサーチをもとに限りなく真面目にシュミレーションをしてみたらこんな映画になりました。 というような作品でした。
もうね、テレビ局の人や厚生労働省の人は、もしもまたSARSや新型インフルエンザみたいな事が起こりそうになったら、これを想定ビデオとして使えばいいよ!というくらいの、とことんリアルな「ヒーローのいない現実」が、そこにありました。

「目に見えないから怖い」のは何もおばけに限った話ではなく、私たちは既に充分過ぎるほど、「空気中のどこを漂っているかわからない」モノの恐怖を痛感しています。
そして、それがどれだけ「普通の」人々をパニックに陥れ、どれだけ多くのバカを生み出し、だれだけ沢山の嘘を蔓延させるかも。
本作でも、世界を「破滅の一歩手前」まで叩き込むのはウィルスの感染力や死亡率ではありません。
そのウィルスを利用して、人々を扇動し利益を得たり虚栄心を満たそうとする、とある「バカ」の「嘘」が一番大きな原因になっているのです。
もちろん、その根底には人々のウィルスに対する不安がある事は言うまでもないですが、その不安にガソリンを注ぎ火炎瓶を投げ入れるのは、いつだって一部のバカな人々なのですよね。
その事も、今の私たちはもう、嫌と言うほど見てきましたが。

そして、「世界は立ち直れないかもよ」と煽られた「普通」の人たちは、自分や家族の命の為、ある人はためらいつつ、ある人は軽々と、モラルを踏み越え略奪行為を始める。
本作に於いて「良心ある一般市民」の象徴として登場する、いかにもいい人そうなマット・デイモンですら、自分と娘の胃袋を満たす為、割られたショーウィンドウを尻目にスーパーの棚に手を伸ばしかけてしまう姿が印象的でした。
きっと、追い詰められた人々にとっては、モラルも良心もただの奇麗事でしかないのだと。私も同じ状況に立たされた時、やらないとは言えない、と。 仮定する事すら恐ろしいですが、でも、そう思ったのでした。
そして、だからこそ私たちは、「この現実が絶望するに値する現実なのかどうか」を、一生懸命見極めなければならないのですよね。
嘘つきに振り回されず、偉い人の言うコトを鵜呑みにせず、それよりなにより、絶対に希望を捨てずに。
まぁ、何かを信じる事より、何かを疑う事の方が楽なのですけどね。

どれだけ自己保身に走ろうと、どこまで逃げようと、この空は繋がっているし、私たちの手はどこかの誰かと常に触れ合っている。(直接的、間接的含めて)
地球というのはひとつの大きなシャーレみたいなものだと思います。
細胞同士で破壊しあえば自滅するし、上手に共存・繁殖することも出来る。
私は、出来る事ながら後者で居続けたいです。
世界中の他のみんなは違うのかなぁ。


「ほぼ全員アカデミー賞!」という、なんというか『ほぼ300』とか『ほぼトワイライト』みたいな胡散臭さ溢れる謳い文句は、もちろんここでは褒め言葉でしかなく、本当にみなさん素晴らしいアンサンブルを魅せていらしたと思います。
先に触れたマット・デイモンは、ひたすら娘を守る為良識と非常識の狭間で奮闘する「いいお父さん」を熱演していましたし、残りの毛を全部むしりとってやりたくなる程憎たらしいジャーナリストを演じたジュード・ロウの事は物凄くキライになりました。(←褒め言葉)

あと、オスカー女優のケイト・ウィンスレットとケロヨンの使い方ね!
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(ケロヨン第1段階)  
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(ケロヨン第2段階)
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(ケロヨン第3段階  脳みそご開帳はこのあとすぐ!!)

こわいほうの意味で夢に出るよ!!

ケイトさんの方もかなりむごい事になっていて度肝をぬかれましたし、本当に贅沢すぎる使い方だなぁ・・と思いました。 
なんというか、鼻セレブでてるてる坊主を作るくらいの贅沢さ加減ですよね。
他にも演技派のみなさんが多数出演&我の強すぎない名演を魅せていますので、その辺りも必見ですよ。

一番最後に明らかとなる「感染発生・第1段階」のエピソードも、特別な出来事では全くないものの、その「普通」さがより一層背筋に冷たいものを落とすようで、ゾゾっとなりました。

未見の方は是非!


 
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『ブラック・スワン』

2011年05月12日
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粘着質な先輩。

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馴染めない職場。

ブラックスワン
頻発する怪現象。

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似てない似顔絵。



決 し て 、

ひ と り で は 見 な い で く だ さ い ・・・。


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あらすじ・・・
ニナは才能と容姿に恵まれた優秀なバレエダンサー。 しかし、真面目すぎる性格が災いし、なかなか大きな役を得られない事から、若干神経が細くなっていた。
ある日、バレエ団のプリマであるベスが、近々引退するのでは、という噂が楽屋を駆け巡る。
ベスに憧れていたニナは、ショックと期待で少し神経をすり減らす。
翌朝、練習場に突如現われた芸術監督のトマスが、次の公演のキャスティングの為のオーディションを開く事を告げた。
演目は、白鳥の湖。 
過去にも踊った経験はあるものの、「コールド・バレエ」以上「四羽の白鳥」以下の役しか貰った事がなく、緊張と不安で神経がアレな感じのニナ。
案の定、オーディションで失態を演じてしまい、益々神経を高ぶらせてみたりする。
しかし、諦めきれないニナは、翌日、勝負メイクを施しトマスのオフィスに突撃。そして玉砕。そして神経をすり減らす。
夢破れたニナは、荷物をまとめて劇場を後にしようとするのだが、意外な事にトマスはニナを新しいプリマに抜擢していた。
神経がアレっぽい感じのニナは驚きと嬉しさで神経を新たにシクシクする。
心配する母を尻目に、激しいトレーニングに励むニナ。
踊りの才能はあるものの、黒鳥に必要とされる「妖艶」「官能」「奔放」といった要素を全く持ち合わせていなかったニナは、なかなかトマスの求める演技に辿り着けず、猛烈な勢いで神経をすり減らして行く。
焦りと苛立ちを隠せず神経が高ぶる一方のニナは、トマスが自分の代役として、最近入団したばかりのリリーを選んだ事を知り、神経が大放出祭りになってしまう。
自分に足りないものを全て兼ね備えているリリー。 観るものの心を惹き付けるステップを魅せつけるリリー。 神経をすり減らしていないリリー。そしてニナは減らす、神経を。
刻々と迫る初演日を前に、のっぴきならない程神経をナニしてアレしてしまったニナは、ついに神経を本格的に病む事になり・・・。


うん・・まぁ・・ほら、アレだ・・メンタル面弱すぎだろ。

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と言う訳で、『ブラック・スワン』を観て来ましたよ。
プリマに選ばれた者が次々に精神のバランスを崩し自滅してゆくという、呪われたバレエ団のお話です。 うそです。
うそなんですけど、世の中に「思わずバレエを習いたくなる映画」と「絶対バレエには手を出さずにおこうと思う映画」があるとすれば、確実に後者に選ばれる映画だと思います。(※前者は『ベジャール、バレエ、リュミエール』とか『エトワール』) 
全国のバレエ教室に通うちびっこ諸君は、有吉京子先生の『SWAN』を読んで中和しようね!



(※以下ネタバレ)





中堅バレリーナのニナは、過保護な母親と二人暮し。
夢半ばで破れた母の想いを背負い、痛々しいほどストイックにプリマへの道を突き進もうとします。
妖艶さが必要だと言われれば芸術監督のキスに応え、色気を出す為と言われれば自慰もいとわない。
悪い遊びにもチャレンジし、行きずりの男の愛撫も受け入れる。
自分を追い込んで追い込んで、でも成果が出せないニナ。
彼女の焦りや不安や緊張が、常に行動を共にしているようなカメラワークによって、ダイレクトに伝わってきて、心底おそろしかったです。

もともとニナは、清廉潔白・無垢な乙女だった訳ではなく、憧れのプリマの楽屋に忍び込んで私物をくすねるようなあざとさや、先輩の失脚を知り、心を痛める一方であわよくば・・と期待に胸を膨らませるようなしたたかさを持ち合わせていた。
ニナの中には、最初から「白鳥」も「黒鳥」も混在していたのですよね。
無いものを無理やり得ようとしたのではなく、奥底にしまい込んでいたものを解き放っただけ。
自分を押さえつけていた、愛情や期待や自制心に打ち勝ち、舞台の上で雄雄しく羽ばたくシーンは圧巻でした。

『白鳥の湖』というバレエ作品が、悲劇的な結末を迎えるのと同じように、自分自身と向きあい本物の表現力を手にしたニナを待ち受けているのもまた、哀しすぎる最期でした。
しかし、絶望感を謳っていた旋律が短調から長調へと変わる中、ついに「完璧」なダンスに辿り着いたニナの表情は満ち足りているように見えました。
死して悪魔ロットバルトの支配から逃れた白鳥のように、自分の全てを捧げ、バレエに添い遂げたニナの最期もまた、もしかしたらひとつのハッピーエンドだったのかもしれませんね。


本作でもうひとつ唸らされたのは、ニナの母親の描き方。
普通、・・といっても映画でよく見かけるパターンではという意味ですが、普通、ステージママというのは我が子が頂点に上り詰める事を期待するものではないかと思います。
ミスコンで優勝、バレエ団のプリンシパル、ブロードウェイのスターに。
とにかく「一番」にならせる事にこだわるステージママが多い中、ニナの母・エリカは「適度なポジション」で満足している。
我が強くないニナは、プリマ・バレリーナの重圧には耐えられないだろう。 だから群舞で充分。パ・ド・トロワなら上等。
そんな娘がプリマに抜擢された事を電話で報告した瞬間、受話器の向こう側のエリカの表情は映りませんが、一瞬の沈黙が彼女の動揺を物語っていると思いました。
群舞で終わった自分のバレエダンサーとしてのキャリア。
娘がそれを越える事を、望んでいなかった訳でなないものの、いざ果たされると複雑な心境になってしまう。
要するにおもしろくないんですよね。 なんて素直なお母さんなんだ!

女同士の共感と反発は、血の繋がった母娘であっても確実に存在する。
女は常に、ライバルを探して闘いを挑もうとしているのかもしれないなぁ・・と思いました。
同じ夢を共有し、一卵性母娘のようにくっつき合って過ごしてきたエリカとニナ。
ニナが精神のバランスを崩せばエリカもおかしくなり、ニナが舞台の上で完璧なダンスを披露していればエリカも観客席で恍惚の表情を浮かべる。
エリカは、ちょっと過保護すぎるトコロもあるものの、娘思いのいいお母さんだったんだろうと思います。(現に、プリマに選ばれるまでの2人の関係はとても良好に見えました)
なんだかんだすったもんだあった後も、疲れて眠ってしまった娘の手にソックスを被せて体を傷つけないよう配慮してあげるエリカの姿に、普通のおかあさんの愛を感じました。これ、子どもが赤ちゃんだった頃にやった事あるお母さん、多いと思うなぁ。
「ステージママ=偏愛」という描き方ではなく、あくまで娘思いで、ちょっぴり正直すぎるお母さんとして描かれていたトコロが素晴らしいと思いました。


映像、キャスト、音楽のどれもが身震いするほど美しく、「表現」という芸術を生業にする者のプロ意識に打ちのめされると共に、恐ろしいまでの迫力でニナというダンサーを完成させた、ナタリー・ポートマンの完璧な演技に感動しました。

傑作です。


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『17歳の肖像』

2011年04月25日
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オマエも教育してやろうか!!


あらすじ・・・(※ ネタバレしていますよ)
やあこんにちは、あ、突然声かけちゃってゴメンねw いや、怪しいものじゃないよ、全然怪しくない。って否定したら益々怪しいよねw   いやね、キミが持ってるそのチェロがね、この雨で水浸しになってるのが忍びなくってさぁ・・ ・・あ、そう?乗せてもいい? じゃ、チェロだけね、いや、さすがに見ず知らずの車だし、キミみたいな可愛くて聡明そうな女子高生が乗ってくれるだなんて思って・・・ でもやっぱ雨脚強いからなー・・・  ・・あ、乗る?どうぞどうぞ!
そっかー、キミ、学校でオケに入ってるんだー、いやー、音楽っていいよねー。 ちなみに今はどんな曲を練習してるの? あ、エルガーかエルガーねーエルガーはちょっとさー、いいんだけどさー、曲にバーミンガムなまりを感じるんだよねー。特にあのクレッシェンドの使い方とか・・ あ、トコロでキミって演奏会とか行っちゃってるの?行ったコトないんだー、へー・・ あ、ここが家?あ、そう。 じゃ、まあね、いつか演奏会行けるといいね。うん。

アレ? あ、なんだキミか!こないだのチェロの子ね!いやー奇遇だねー! あ、ちょうどよかった!いや、実はさぁ、今度の週末演奏会行くんだけど、よかったらキミも一緒にどうかなーって思って。 あの、ぼくの友達も一緒だし。グループだし。 あ、行く? じゃあねー、演奏会の後でご飯も一緒に食べに行っちゃうとか、アリ? お父さんに聞かないとわからない?だよねー! そっかそっか、まぁとにかく週末迎えに行こっか。 いやー、ホントまた会えてよかったよ!

演奏会どうだった?よかった?ねえ、よかった? だよねー!いや、ぼくはさぁ、キミみたいな若くて吸収力がいい子をどんどん応援したいんだよね。 知識の層と書いて、知層。あ、なんでもないです。 あー、絵画ねー。絵画もいいよねー。 ちなみにキミは誰の絵が好き? あーバーン・ジョーンズねー! 知ってる知ってる、バンジョのコトね。 ・・ああ、業界ではね、バンジョって呼んでるムキもあるんだよねー・・。 うーん、そうだねー、彼はどっちかというとアレ派のアレだよねー・・  そうそう、ラファエル前派ね!今言おうと思ったんだけどねw へー、他にもロセッティも好きなんだー。いやー、いい趣味してるわー見る眼あるわー。まぁぼくも若い頃ははまってたクチでさーw なんだかキミとぼくって似てるのかもしれないね!

ね! だから言ったでしょ? お父さんなら大丈夫だって! 超ウケるよねー!C・S・ルイスの名前出すだけでお泊り旅行オッケーとかww いや、嘘も方便って言うけどさーw お父さん、すごく素直な人なんだよきっとww いやー、それにしても充実した一日だったよねー。やっぱグループ旅行は健全でいいよね。 ・・あ、ここぼくらの部屋ね。いや、ほら、もちろん女同士の部屋っていうのも考えたんだけど、彼らも二人きりでゆっくりしたかったんじゃないかなーと思ってさー・・。 じゃあ、まぁ、ぼくらも、ゆっくりしてみる?どう? ・・あー、うんうん、わかるよ。 キミの言うコトは全て正しいよ。 ホント、まだ16歳なんだし、純潔っていうものは大切にしないとね・・うん・・クレバーな選択。ぼくも大賛成。  よし、わかった。 エッチはなしね。  エッチはなし。 エッチはなしなんだけど、せっかくのロマンティックな夜だから、ちょっとだけ見せて? え!いいの?!ありがとう!  あー・・・キレイだよ・・ぼくのミニーちゃん・・・  ・・え?「ミニーちゃん」ってほら、・・ミニー・・ミ、ミニーマウスってことだよ?  じゃ、じゃあさ、ぼくのコトは「バブラブ」って呼んでくれる? ちがうちがう!デイヴィッドじゃなくて!「バブラブ」で! ・・WOO・・イイヨー・・

いやー、いよいよ明日はパリ旅行だねー。 今回もお父さん、すんなり説得できてよかったねーw ぼく、そんなに信用あるのかなーw  ああ、どう?この部屋?今回はちょっと奮発してスイートルームを取ってみました! なにせほら、キミも無事、17歳になったことだし・・ もう、大人の仲間入りだよね・・ ・・だから・・ほら・・わかるでしょ・・? ・・大丈夫、痛くしないから・・ 怖くないよ・・ え?緊張する? ・・あ、いい事考えた! 試しにコレちょっと入れてみるってのはどう? このバナナを。    いやいやいやちがうちがう!そういうんじゃなくて! ほら、形も堅さも同じくらいだから・・いや、ぼくのがもうちょっと太くて長いけd・・いやいやいやゴメン!うそうそ! 冗談だってば! 入れないってばー!果物で処女消失なんてシャレになんなんじゃーん!わかってるってー! そうだね、やっぱ明日にとっとこうね、大切な初夜だもんね、パリに行くまでとっとこう。 フウ・・。

ぼくら付き合いだして、もう何ヶ月経ったっけ・・? まだ1年も過ぎていないんだね・・ でも、ぼくらはもうお互いの存在なしでは生きてゆけない・・。 ぼくはキミの知性や、キミの美しさや、キミの何もかもをぼくだけのモノにしたいんだ・・ ねぇ・・いいだろ・・? ぼくと結婚してくれないか・・?  いいの?! あ、うそ!やったー!  ・・あ、でも、学校は・・ あ、やめるの?ていうかもうやめてきたの? ああ・・そう・・じゃ、受験するって言ってたオックスフォード大学は・・ あ、もうどうでもいいの? ふ、ふーん・・ いや、うれしいよ!ありがとう!キミの決意は無駄にしないよ! それじゃあ、お父さんやお母さんも賛成してくれてる事だし、みんなでお祝いのディナーにでも行きますか! レッツドライブ! 

・・え?何?ダ、ダッシュボード開けちゃったの? ・・あ・・そんで見ちゃったの・・ いやー・・マジでか・・・ うーん、ちがうんだけどさー、ちがうんだけど、全然そういうんじゃないんだけど、まぁ、確かに法的に妻がいるかいないかって聞かれれば、いるような状態と思われる可能性も無きにしも非ずなんだけど・・  ごめんごめんごめん怒らないですみませんごめんなさい・・ ・・はい・・ ・・そうですね・・ いや!妻には・・!  ・・ああ・・ご両親に説明ね・・ うん・・もちろんまた日を改めてきちんと・・ えっ・・今? いやー・・それはどうだろうか・・ あ、はい、ごめんなさい・・ ごめんなさい・・  あ、お腹痛い・・イタタタタ・・・ ごめんね・・今日のトコロはお腹が痛いので・・ほんと・・ほんとごめん・・サ ヨ ナ ラ ・・・

彼女との辛い別れから早数ヶ月。
一時期はぼくを探して、ぼくの友人の家に押しかけたりしていたらしい彼女ですが、今では学校にも復学し、オックスフォードの受験にも無事合格したと、風の便りに聞きました・・。
なぜこんな事になってしまったのか・・ 今でも悔やまれてなりません。 
ただ、ぼくは真剣に彼女のことを愛していたし、今でも大切に思っています。それは、嘘偽りの無い気持ちです。
ぼくはこれからもずっと、彼女との美しい思い出を忘れない。 
彼女にもどうか、幸せな人生が訪れますように・・・。



『17歳の肖像』は、男たちの夢とロマンの結晶なのか?

観終わった瞬間、この映画は「男性目線で見た理想の恋の終わり方」なんじゃないかと思ったのですよね。
というか、「理想の捨て方」であると。
なにせ、自分が熱烈に恋をして、恋された女の子が、
①大切なモノを捧げてくれて、
②思う存分愛を語り合って、
③ずぶずぶになるまで恋愛に浸って、
④でもって、都合が悪くなったら華麗に逃げて、
⑤その後も特に女の子から直接被害を被る訳でもなく、割りと潔く身を引いてくれて、
⑥で、その女の子も無事立ち直って新たな人生を歩んでくれますからねぇ。 
恋愛というのは、このように後腐れなく終わるパターンも無くはないのですが、多くの場合泥沼化するものなのではないかと思いまして。(片方が想いを残している場合はなおさら)
ストーカー化したり、訴訟沙汰になったり、罵詈雑言の地獄絵図になるコトも、決して珍しくはない。

本作のゲス男・デイヴィッドは、既婚者である事がバレた途端、そそくさを修羅場から立ち去り、関係者の家も避け、直接対決に至らないよう上手に逃げ回ります。 
しかし、それに対し、まんまとダマされていた女子高生・ジェニーは、一度だけ勢い余ってデイヴィッドの家を覗きに行くものの、その後は粘着するコトもなく、「してやられた」という現実を冷静に受け止めて、早々に人生を再スタートします。
現実だったらこうは行かないですからね! 
「会社にバラすからね!」とか「あかちゃん・・できたみたい・・」とか「ご主人は私の方がすきだと言ってました!だから別れてください!」とか「とにかくわたしは彼のそばから離れませんから!」とか言っちゃって家に上がり込んじゃって仕舞いには奇妙な同居生活まで始まっちゃって、ホント針のむしろ生活到来ですよご主人。どうしますかご主人。

と言う訳で、てっきり「男の人が夢想した後腐れないラブ・アフェア」なんだと思って観ていたのでした。
そしたらなんと、本作は実在する女性ジャーナリストの自叙伝を映画化したものだ、というではないですか! 衝撃の展開!

で、それを知った上で改めて考えてみると、確かにこのJKの落ち着きようは、女性によく見られる特性なのかもなぁ・・と思ったのですよね。

「初めての経験」は神聖なもの。 
若い頃はみなそんな風に思いがちなものですが、では実際に「初めての経験」が「キレイなままの大切な思い出」という人がどれくらい存在するのか。
これはあくまでアガサが知っている範囲の話ですが、結構「今思えば、なんであんな男と・・・ギリギリ(←歯を噛み締める音)」という人の方が多いものなのではないか、と。 
もちろん、実際にそれを経験した頃というのは、脳みそが若干ユルくなっている年頃ですので「あたい・・この人なら・・」っつってボワワーンっつって色んなモノが麻痺していただけで、別にイヤイヤという訳ではないのですが。
「何某かの熱病に冒されていたかのようになんとなく喪失した」という女の人って、男の人が思っているよりもずっと多いと思います。
そして、それを「私は穢されてしまった」と思う人よりも「今思えば不本意だけど、ま、しょうがないか。過去は過去だよ」と思える人の方が多いような気がするのですよね。 本作のジェニーのように。

女の人というのは生まれつき、自分が経験した「あまりたのしくない経験」を無かったことにして立ち直る、強靭な精神力を兼ね備えているのですよきっと。
体の構造上の問題とか、性別が持つ役割上の問題とか、そういう太古から脈々と受け継がれているモノに潰されない為に、遺伝子レベルで組み込まれているのではないでしょうか。
いや、全員がそうだとは言いませんよ。中には心を破壊されてしまう女の人もいるでしょう。
ただ、やはり女の人は強い。 逞しい。 儚いけれど、何度でも立ち上がる力を持っている。
女性ばんざい。 ジェニーばんざい。 あと、デイヴィッドはハゲろ。

原題の『An Education』が示すように、人生にとって非常に貴重な指導を受けたジェニー。
その教えを無駄にするか活かすかは、全て自分次第なのだというコトをしっかり教えてくれたラストは、観る人にとっても、有り難い教示になったのではないでしょうか。

それから、教育といえば本作に登場するジェニーの担任・スタッブズ女史。
ケンブリッジを卒業し、将来有望な少女たちを指導する道を選んだスタッブズ先生のことを、艶やかな恋に浮かれるジェニーは「オールドミス」と見下し、「何の面白味も無い無意味な人生」と貶します。
そして大方の予想通り、ボロ雑巾の如く捨てられたのち、学生生活に復帰することを望んだ時、躊躇いつつスタッブズ先生の家の門を叩くのですが、そこで先生の家が自分の理想そのままである事を知り、衝撃を受けます。
知性に溢れ、品がよく、シンプルで心地よい部屋。
軽蔑していた自分の愚かさに気付き、心から助けを請うジェニーに、スタッブズ先生は一言「その言葉を待っていたのよ」とつぶやきます。
教育というものは、教師ひとりでは出来ないのだ、と。
教える側と教わる側の双方が本気になって、初めて成果が生まれるのだ、と。
改めて思い知らされる、とても美しいシーンでした。

本作には他にも素晴らしいシーンがあります。
中年に捨てられて落ち込むジェニーの部屋を訪ねた父親が、悪党と見抜けなかった自分を責め陳謝している時、ジェニーはドア越しに聞こえる父親の弱弱しい声に嗚咽してしまうのですよね。
確かにこの父親は、学歴コンプレックスやら虚栄心やらの塊で、口八丁手八丁のデイヴィッドにコロリと懐柔されてしまうのですが、娘に対してはいつも自信満々で、弱気なトコロを見せたことなどありませんでした。 それは、父親としての威厳であり、プライドだったと思うのです。バカなプライドですけどね。
そんな父が、娘を前に、素直に非を認め謝罪する。 自分の狭小さを自嘲気味に話す。
ジェニーは、それを聞いた時、自分の愚かさが父親の最後の砦をぶち壊してしまった事を知り、そして思い切り泣くのです。
すれ違ってばかりだった父と娘が、ようやく心を通わせるこのシーンは、とても素晴らしかったと思います。
代償は少なくなかったけど、オールオッケーでよかったよ!


それにしても、デイヴォッドのアレやコレといった手口ときたら、どれも「中身の薄っぺらさ」が透けて見えるようなありきたりなやり方ばっかりで、いくらJKとは言え、ジェニーおまえマジでもうちょっとしっかりしろよ!と喝を飛ばしたくなってしょうがありませんでした。
「知性溢れる大人の魅力」っつっても、よく見てたらデイヴィッド全然大した知識披露してないからね!
エルガーうんぬんの事くらいで、あとの絵画の薀蓄とか色々なのは、デイヴィッドの友達のダニーだから殆ど! デイヴィッドはさも「オレ知ってるよ」的なしたり顔で頷いてるだけ!
実は違法スレスレ(というかアウトのもある)な商売を生業にしている、という点も、早い段階で明らかになるのに華麗にスルーするジェニー。 おい!それは「大人の知的な魅力」って言わないだろ!落ち着いてよく考えろ!
しかし、そんなこんなも「ミニーちゃんプレイ」と「バナナプレイ」に比べればかわいいものですけどね! 処女相手にバナナプレイっておまえどんだけヘンタイやねん!!! 
あと、処女じゃなくても、付き合い始めて初めてのナニでバナナ持ち出してきたらしばき倒しますからね!ぼくは!


少なくともジェニーは、「ベッドに入った途端へんなあだ名を強要する」男や「料理をしないのにきゅうりやナスやバナナを常備している」男は要注意だというコトは、しっかと肝に銘じたことでしょうから、ホントいい人生勉強になったと思いますよ! 
全国のみんなも気をつけようね!

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