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すきもの主婦が選ぶ2014年ベスト100 (前編)

2014年12月31日

おばんでやんす。 アガサです。

ちびっこのTwitterデビューやコスプレ開眼など、激動のニュースに彩られた2014年も早いもので残るところあと僅かですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
サービス業で年末年始関係なしな生活を送る我が家としましては、これといった年の瀬感もないまま一気に越年するのが常なのではありますが、昨年暮れに書いた年間ベスト企画が意外とご好評を得たこと、そしてわたし自身も備忘録として役立てたことから、今年もいっちょやってみようと思い立った次第でございます。

早くも文章がくどいですが、要するに今年観たすべての映画に順位をつけますよ!
昨年同様、あくまで「わたしが今年観た」映画ですので、新作旧作お構いなし。(ただし初見の作品に限る)
順位の基準はただひとつ、「わたしが好きだったか、たいして好きじゃなかった」、それだけ。 もしくは「ノレたかノレなかったか」。
強いこだわりを持って映画と接していらっしゃる方におかれましては、ひどくフラストレーションを掻き立てる内容となっている恐れがありますので、いち早く地雷臭を嗅ぎ取りそっ閉じして頂くことを推奨いたします。
また、突如ネタバレが始まる危険性をはらんでいることもご承知いただけると幸いです。

はい! では以下「すきもの主婦が今年観た中から順位をつけた2014年ベスト100」いきまっせー! 長いでよ!



100位 『テッド』
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あらすじ・・・
クマちゃんのぬいぐるみが悪のりします。

ワースト1ではありません。 わたしの中にワーストは存在しません。 100作品中100位だったという、それだけです。 「幼稚臭いクズ男が全く成長しないんだけど、その恋人がひたすら寛容だったからよかったね~」という物語に、とにかくぜんぜんノレませんでした。 『フラッシュ・ゴードン』ネタも、「ほらほら、おまえらこういのすきなんだろ」と言われてるみたいにしか感じなかったので、そうとう苦手なんだと思います。(この映画のことが)



99位 『戦慄怪奇ファイル コワすぎ!史上最恐の劇場版』
あらすじ・・・
みんなだいすき工藤Dがでっかくなります。

第1弾の『FILE-01口裂け女』から常におもしろさが前作越えしてきた傑作シリーズの、満を持しての劇場版。 しかも、あのFILE-04の続きということもあって、序章と共に鑑賞を超心待ちにしていたのですが、いざ蓋を開けてみるとなんなのかこのもやもや感。 昂っていた気持ちが、中盤以降一気に冷めてしまいました。 「またこれ?」という気持ちがあり、「これやっちゃう?」という気持ちもあり・・・ ともかく、すごく好きなんですけど99位です。 余談ですが、物理学者の金子二郎さんはいいメガネ。



98位 『貞子3D2』
あらすじ・・・
廃墟で石原さとみさんの髪が伸びます。

ワーストではありませんよ! ホントにワーストとかじゃないですから! という心の叫びもむなしく、ここに来て早くも「めちゃくちゃワーストくさい」映画がランクイン! 今こそまっすぐな瞳で全世界に向けて素直に発信しよう。「これ完全におもしろくないヨ」と。 ゆえに98位です。 99位とは異なる基準を適用した上での98位です。
本編の内容はというと、既に砂漠に落ちた水滴のごとく儚くもわたしの記憶から消え去ってしまっているのですがそれもそのはず、『貞子3D2』の肝は、あくまで本作用に開発された「スマホ連動アプリ」なのですよね。 映画を観るためのアプリではない。 むしろ、アプリで遊ぶためのおまけ映像ぐらいの価値しか与えられていなかったシロモノ、それが『貞子3D2』だったのです。 では、アプリとしてだったらおもしろかったのかというと、いちいちでっかい音を出したり、謎の山海塾おじさんが表示されたり、知らない間にわたし(鑑賞者)の顔を撮影していたりと、うざったいわめんどくさいわ厚かましいわで、本編終了後、光の速さでアンインストールせずにはいられないゴミアプリっぷり。
なんつうか、本編中に「スマホを確認しろ!」と催促してくる時点で、映画を観せる気ゼロなんだな・・とがっかりしちゃいましたし、アプリ連動で遊ぶというアイデアは結構だけど、だったら映画館でやらなくても遊園地とかでやっとけばいいんじゃないかなぁという気がしてなりませんでした。 ほら、いい場所あるじゃんか、USJとか。 余談ですが、前説担当の田口浩正さんは超いいメガネ。



97位 『ムービー43』
あらすじ・・・
ハリウッドの名だたる有名俳優たちがスベり倒します。

ヒュー・ジャックマン、クロエ・グレースモレッツ、リチャード・ギア、エマ・ストーンなどなど、どメジャーでばんばん主役を張っている名優のみなさんが、う○こち○ち○ネタを大真面目に演じているのですが、普通にスベってますし普通におもしろくないという奇跡的に残念な映画でした。 「猫のBeezel」というセグメントが『テッド』をもっと極端にしたような内容でちょっとばかしおもしろかったゆえに97位をゲット。



96位 『『呪怨 –終わりの始まり-』
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あらすじ・・・
廃墟に伽椰子が出ます。

俊雄くんも出ます。 
ノゾミールとトリンドルの奇跡のコラボが実現! なにが奇跡なのか自分でもよくわかりませんが、とにかくすごい食い合わせだという感触があります! ええと、悪食の方です!

以前書いた感想



95位 『スマイリー』
あらすじ・・・
スーパーハカーが自分を追放したインターネッツに復讐します。

都市伝説系ホラーかと思いきや、まさかの意識高い系ホラー! と思いきや『スクリーム』の大失敗版ホラーでした。 
トラウマを抱えたヒロインをとりまくバカみたいなキャラたちにいちいちうんざり。 邪悪なスマイルマークのようなご面相の殺人鬼も、よく見てみると「ヒトの顔ってこんな風に縫えねえよな」と真顔に戻らずにはいられなくなる摩訶不思議なステッチを施されているため、徐々にお白けムードに。 というか出落ちキャラですよね、これね。 
『プロデューサーズ』『ホステル2』のロジャー・バートさんが「それっぽいことを言う雑魚キャラ」として登場。無念。



94位 『藁の楯』
あらすじ・・・
大沢たかおさんがウロウロします。

幼い少女を手にかけた残虐非道な殺人鬼・藤原竜也さんにかけられた10億の懸賞金。 SPの大沢さんは、行く手に立ちはだかる数々の強敵から彼を守り、無事東京に辿り着くことができるのでしょうか? という、いくらでもスリリングに出来そうなお話なのに、 「こんなクズに守る価値なんてあるのか・・?!」 → 「すったもんだで一人退場」 → 「こんなクズに守る価値なんてあるのか・・・?!」 → 「すったもんだで一人退場」 → 「こんなク(ry」 を延々繰り返すだけで、いつまでたっても高まらない緊張感。 
ザルすぎる警備や、(超できる子という設定なのに)超ポンコツな松嶋菜々子さん、クズさが圧倒的に足りていない藤原さん、ダークナイトのモロパクリなトレイラー転倒シーンなどなど、観る者のHPをぐいぐいと削り取ってゆく仕掛けが心憎いばかり。



93位 『ゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE』
あらすじ・・・
劇団ひとりこと川島省吾さんがかわいい女の子とキスするのを我慢します。

人気テレビ番組「ゴッドタン」の名物コーナーがまさかの映画化。 テレビ版の総集編でありバージョンアップでもあるので、番組のファンなら無邪気にたのしめるのではないでしょうか。 かくいうわたしもその一人です。 オチがある意味『キャビン』みたいになっていて、オッ?!ってなりました。 
映画に真面目に取り組んでいらっしゃる方にしてみれば、存在そのものからして許されざるものでしょうし、ここは思い切って、タイトルから「THE MOVIE」を外した方が無駄な争いの起こらない平和な世の中になりそうなものだがなぁ・・という気がしてならなかったのですが、どうやら今年『ゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE2 サイキック・ラブ』という第2弾までもが作られてしまったようなので、地上から諍いが無くなる日はまだまだ遠いのかもしれない。そんな気がするわたしです。



92位 『土竜の唄 潜入捜査官REIJI』
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(※ 一時期「ほら、あの、パピヨンの人」という不名誉なあだ名がつけられた堤さん)(※ 我が家で)
あらすじ・・・
落ちこぼれだけど正義感は人一倍あるお巡りさんが、麻薬の一斉摘発のため暴力団組織に潜入します。

観ているのがひたすらつらかった。 狂気を纏った登場人物の乱痴気騒ぎが延々続く、ちょっとした嫌がらせのような映画。 しかし、一番の狂気は130分という上映時間なのかもしれません。 このテンポでこの内容で2時間越え。 正気の沙汰とは思えない! つながりもデタラメすぎるし、ホントもうひどい! ひどすぎて堤さんが柳沢慎吾さんに見えてくる不思議! (※ 一部、柳沢慎吾さんに失礼な発言があったことを心よりお詫び申し上げます)



91位 『ゴジラ FINAL WARS』
あらすじ・・・
宇宙人とミュータントと地球人と怪獣とゴジラが大乱闘します。

数秒の出演ながら、全力で磯臭さを醸し出す史郎かわいい。



90位 『フライトナイト/恐怖の夜』
あらすじ・・・
冴えないけど何故か学校一の美女と付き合っているオタク少年が、隣に引っ越してきた吸血鬼と闘います。

1985年に作られた古き良きコメディホラーのリメイク。 基本的にはオリジナルに沿う内容となっているものの、美人すぎる恋人や不憫すぎる親友など、ちょいちょい謎改変が施されており、しかもそれがあまりうまく行っていないという哀しい結果に。 まぁでもね、そんなに目くじら立てて観るような映画じゃなく、あくまでポップコーンでもモシャりながら気軽に観るタイプのアレだと思いますのでね、あとパーティのBGM代わりとかね。



89位 『劇場版 SPEC〜結〜 漸ノ篇』
あらすじ・・・
野々村係長が無駄に死にます。

「特殊能力・水芸」という、なんだかもう真剣にこの映画を観ているのがいやになってくるSPECを披露する謎の人物を全力で演じきった香椎由宇さんは、この映画のスタッフになんらかの弱みでも握られていたのでしょうか。



88位 『[アパートメント:143]』
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(※ どうして悪魔は人を宙に浮かべたがるのか!そしてどうして浮かべられる人はこんなに体がやわかいのか!)
あらすじ・・・
男やもめの貧乏住宅におばけがでます。

心霊現象か? それとも超常現象か? と思ったら、未成年者の不安定な心が生んだポルターガイストだった! はぁ? 
怪奇現象が多発したとの一報を受け、調査に向かった調査団。 しかし彼らは見抜いていたのだ・・・現象の原因が傷ついた少女の心にあることを・・・! 色んな所で観たことあるようなパラノーマルな現象から最後のドッキリ映像まで、物足りなさとせつなさと心細さに満ち溢れた一品。 まとめるとしたら、「思春期は大変だねぇ」ということでよろしいか。



87位 『劇場版 SPEC〜結〜 爻ノ篇』
あらすじ・・・
SPECホルダーたちとの死闘が、ついに、やっとこさ、終わります。

とりあえず栗山千明さまの役柄にアホみたいなカタコト日本語という設定をつけた責任者出てこい。 それが無いだけで、あと10%ぐらいは評価が上がっていたと思います。(わたしの中で)

以前書いた感想(前・後篇)



86位 『パラノーマル・エクスペリエンス』
あらすじ・・・
廃坑の町に殺人鬼が出ます。

出るんだからしょうがない。

以前書いた感想



85位 『パラノーマル・インシデント』
あらすじ・・・
廃墟におばけが出ます。

このパラノーマルはおっぱいが出るパラノーマルであるということだけ、今日は覚えて帰って頂けたらと。

以前書いた感想



84位 『ダイ・ハード/ラスト・デイ』
あらすじ・・・
マクレーン刑事と息子のジャックがロシアで好き放題します。

絶望的におもしろくない。 破綻とか崩壊とかそんな甘っちょろいもんじゃない、究極的に粗悪な脚本。 これに関わった人たち全員がお金に困っていたか、もしくは金銭に困窮していたか、あるいはマネーでトラブっていたとしか思えない。 放射能の扱い方が今世紀最大級に雑。 



83位 『ラスト・エクソシズム2 悪魔の寵愛』
あらすじ・・・
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(※ ポスターからしてこの有り様)
あらすじ・・・
悪魔が片想いします。

前作のラスト、奇跡的に生き残っていた少女が、またもや悪魔にストーキングされるお話。 「特にやりたいことがないんなら作るなよな!」と、関係者をこっぴどく叱ってやりたい衝動に駆られる89分間。 それにしても、悪魔って全般的に望み薄な女の人にこだわりすぎなんじゃないですかねぇ。 子作りしたいんなら、もっとこう、悪魔崇拝者のゴスっ子とか、相思相愛な相手がいるじゃないですか。 おまえは愛されるよりも愛したいマジで派か。 
とにかくすげえしつこいの。 一人の相手にとことんこだわってやんの。 「もう子作りとかどうでもいいから、とにかく彼女じゃなきゃヤなの~」ってめんどくせえ悪魔だな!おい!



82位 『悪魔の棲む家』
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(※ 御年8歳!)
あらすじ・・・
新しいお父さんが連れ子に悪さをします。

唸るようなマネーのかほりを纏う男・マイコー・ベイ師匠が、一時期力を入れていた「昔のホラー再発掘」シリーズの中の一本。 70年代のホラー映画をわざわざ作り直して何をどうしたかったのかよくわかりませんが、とにかくその他の再発掘シリーズと同じく、「どうってこたぁない」無難なホラーに仕上がっています。 みんなだいすきヒットガールの中の人ことクロエたんが、屋根に上ったりおっさんに追い回されたりと大活躍。 悪魔にそそのかされるお父さんがどこか不憫なように描かれているところもおもしろかったです。 ただ、家から離れたら悪魔の影響からも逃れられるという謎設定はどうにかならんかったのか。 引っ越したらええだけの話になっとるやないか。



81位 『クロユリ団地』
あらすじ・・・
かなしい過去を引きずり生きているあっちゃんが、団地で孤独死したじいさんに抱き付かれたり、ひどい亡くなりかたをした子どもの霊にロックオンされたりします。

「このウォーキングスタイルがすごい!2014」の輝ける第1位が決定しました!あっちゃんです! ホラーなくだりとは関係ない、ただ団地内を散歩するだけのシーンであっちゃんが見せた、両手をだらりと下げ猫背気味にてくてく歩くスタイル。 ノーガード徒歩とでも呼べばいいのでしょうか。 真似できそうでなかなか出来ない自然な不自然さに圧倒されました。 あっちゃんの他の出演作は未見なので、ぜひこれが彼女の基本姿勢なのか否かを確認してみたいところです。 
あっちゃん以外の出演者がひたすらひどい目に遭うだけのお話で、どこを怖がればいいのかさっぱりわからず困惑していたのですが、それもそのはず、エンドクレジットにババーンと現れる「企画・秋元康」の文字。 そうか、そういうことか。 一瞬でいろいろなことがすべて腑に落ちました。 しかも、先日中田監督の最新作としてかの名作『女優霊』を盛大にもじった『劇場霊』なる作品の制作が伝えられ、なんとその主演女優もあっちゃんの古巣・AKB48所属の女の子であるという最高に悲劇的な情報が・・・。 もうやめて!中田監督のライフはゼロよ!!



80位 『ポゼッション』
あらすじ・・・
超いわくつきの木箱を手に入れた一家が悪魔に嫌がらせをされます。

今まで見かけたことのなかった、ユダヤ教ベースの「悪魔憑きモノ」でした。 新鮮! 
家庭の都合で絶賛ギクシャク中の一家のもとに、ある日転がり込んだ「絶対に開けてはいけない」小物入れ。 その後、当然のごとく始まった怪奇現象の数々が、周囲から「親が揉めてるから子どもが過敏に反応しているだけだ」と合理的に判断されてしまったため、困った父親はユダヤ教のラビに救いをもとめることに。 なんでユダヤ教なのかというと、どうもその小物入れはユダヤ教で信じられてきた「悪魔を封印する箱」だったらしいのですね。 そりゃ開けたらダメだわー知ってたら開けてないわーマジ引くわー。 ということで、いつものキリスト教ではない新たな闘いが見られるのかと思ったのですが、悪魔祓いに関してはなんとなくワーワー言うてる間に終わってた感じで、最後は結局、力になってくれたラビの息子さんが犠牲になって終りという、味もそっけもないエンディングに。
なんつうか、この手の「悪魔憑き」モノに多い展開なんですけど、いっつもいっつも本人ではなく周囲の協力者が巻き添えになったり犠牲になったりするの、キリスト教的にどうなんスかね?(今回はユダヤ教でしたけども) 自己犠牲ってことでオールオッケーなのかなぁ。 



79位 『エレベーター』
あらすじ・・・
私怨に巻き込まれた人たちがエレベーターに閉じ込められます。

老後の面倒を見てくれるはずだった息子がイラクで死んだのも、夫が株で失敗して老後の蓄えを溶かしまくってしまったのも、すべて投資会社の社長!おまえが悪いんじゃ! とばかりに思いつめたおばあちゃんが試みた自爆テロ。 しかし、不運にも同じエレベーターに乗り合わせてしまった一般人が恨むべきは、ガッツあふれるおばあちゃんではありませんでした。 社長が目に入れても痛くない程溺愛している天使な小生意気。自分以外の人間は全員ゴミクズと見なしているナチュラルボーン悪童こと社長の孫こそが、この一連の騒動の主犯なのであります。 
とにかく言葉と行動のすべてで人の神経を逆なでする孫のキャラ立てすげー! で、そんな鼻持ちならない子どもに、「おまえ鼻持ちならないぞ!」とストレートな悪口をぶつける大人が登場するので、とても気持ちがよかったです。 エグいシーンはないものの、あの手この手で五感を刺激する演出&展開はなかなかどうしてよくできていたと思いましたよ。



78位 『キャリー』
あらすじ・・・
キャリーの念力がピキピキドカーンします。

説明不要な1976年の傑作『キャリー』の同名リメイク。 原作や76年版と異なり、キャリーが超強気。 そもそも演じているのがクロエたんなので、「冴えない容姿の根暗な女の子」というキャラ設定になんの説得力も感じられない上、おっかないお母さんにもきちんと食ってかかったりするので「毒母からの抑圧」もあまり伝わってこない。 というか、どういう育て方をされたのかがさっぱりわからない。 「すき」「きらい」「安らぐ」「こわい」「守られたい」「守りたい」「一人になりたい」「一緒に居たい」という相反する感情の狭間で揺らめくキャリーという少女の影は、ここには、ない。 今この時代にリメイクする意味も必要も、わたしには見つけることができませんでした。



77位 『ヌイグルマーZ』
あらすじ・・・
綿状の異星人に寄生されたヌイグルミとしょこたんが孤独な少女を守ります。

主演・しょこたん、原作・大槻ケンヂさん、脚本・監督・井口昇さん、配給・ホラー秘宝でお馴染みキングレコードという、映画秘宝臭の異様に濃いゾンビファンタジーアクションラブコメディ。  良くも悪くも井口監督じゃなければ作ることのできなかったであろう怪作。 今年世界でもっとも頭で瓦を割りまくったであろう武田梨奈さんがダブルヒロイン(ヒーロー)に据えられているのに、肝心のアクションシーンが全編惜しい撮られ方になっていて、その魅力が4割程しか伝わらなかったのが非常に残念。 
唐突ではありますが、本作のしょこたんを「このランニングスタイルがすごい!2014」の第1位に推挙させていただきたいと思います。 謎の感動が、そこにある。



76位 『人肉レストラン』
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(※ 今年いちばん心が震えたシーン)(「FUGU」)
あらすじ・・・
いちげんさんお断りの秘密のレストランを取材しようとしたライターがやけくそになります。

「一度行ったらやみつきになるという噂のレストランがあるんですけど、取材してグルメ本を出してみませんか」という怪しいぐらいウマイ話を持ち掛けられたライターのAさん。 依頼主に話を取り付けてもらい、秘密のレストランに潜入開始。 第1回の会食は神戸ビーフ。超霜降り。 続く第2回はフグ。 日本から取り寄せた厳選素材に舌鼓を打つAさん。 そしていよいよ迎えた第3回の気になる食材は・・・ ジャジャーン!人肉でーす!  振 り 幅 !
冒頭で描かれる「貧乏ゆえの人肉食スタート」が、その後の展開にまったく活かされず、というか、冒頭の少年がレストランの主催者になるだけで、特に掘り下げられることはないので、いっそのことカットしても問題なかったんじゃないかと小一時間。 どうでもいいんですけど、トンカツの食レポで「こだわって育てたこの黒豚を使います」って言われたら引くじゃないですか。「いや、その情報今ノーサンキューですわ・・」って思うじゃないですか。劇中のシーンでそれと同じことを思いました。 シェフを呼べ。 いや、ごめん、呼ばなくていい。
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(※ 急にこんなのも出てくるから気が抜けない)



75位 『遊星からの物体X ファーストコンタクト』
あらすじ・・・
南極でUFOが遭難します。

誰か助けに来てやれよ。

以前書いた短い感想



74位 『ペイチェック 消された記憶』
あらすじ・・・
ヤバいプログラムの開発を生業にしてきたベン・アフレックが、生涯賃金を超える額の報酬に目がくらみ、ベンアフ史上最高にヤバいプログラムに着手して、記憶やら貰うはずの報酬やらいろいろなものを失います。

「まだ観たことなかったなぁ」と思っていたら丁度WOWOWで放送されたので、渡りに船とばかりに録画。 登場人物のいちいち無駄の多い行動や、「はい、ここ見てくださいね~いわゆるひとつの伏線ですよ~ね~ここね~」って言われてるみたいなクドい演出にウゲーとなっていたら突然ハトが出てきてテレビの前でひっくり返りました。 そうです、あの方です。
一見価値の無いように見えるものも、主人公の人生を変える無数の分岐点である、という当たり前の事実が当たり前すぎて逆におもしろかったです。



73位 『サイレントヒル: リベレーション3D』
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(※ ミショナリーはどーれだ!)
あらすじ・・・
おかあさんがサイレントヒルから命がけで助け出した娘が、おとうさんを助けるためサイレントヒルに戻ります。

どこでもサイレントドア~! 前作の余韻をぶちこわす勢いでサイレントヒルがカムバックしました!お好きな時にお好きな場所からご自由にアクセスしてください。 とにかく、観終った瞬間から、晴れの日に降った粉雪のようにあれよあれよと消えてなくなるエアリーなストーリー。 とりあえず、おとうさん(ショーン・ビーン)がガラクタで、娘もガラクタだということだけはよくわかった。 三角頭ちゃんが馬車馬のように働かされるシーンは涙無しでは観られない!っていうか、下働きだったの?!見た目はあんなにアレなのに、ただの雑魚キャラだったの? あと、うさぎもっとくれよ!
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(※ お久しぶりのキャリアンさん。誰かに似ていると思ったらお兄ちゃんでした)



72位 『バーバリアン怪奇映画特殊音響効果製作所』
あらすじ・・・
ベテラン音響効果マンが慣れない土地で奮闘します。

イギリスで真面目にお仕事してきたエンジニアが、完全アウェイな外国で挑むゴア映画はじめて物語。 繰り返される不条理。 振り込まれない賃金。  正気と狂気の真ん中の、のろのろとした時間に飲み込まれる主人公を微笑ましく見守っていたはずが、気づけば自分も複雑怪奇な世界に片足を突っ込んでいたという、不思議な映画でした。 アルジェントリスペクトなあれこれもたのしかったです。



71位 『近距離恋愛』
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(※ 山Pの方じゃないですよ)
あらすじ・・・
「好きだけど今さら言い出せない・・・」とお互い思っている男女が、周りの人たちに多大な迷惑をかけつつ恋心を成就させます。

パトリック・デンプシーさんの色男っぷりからスタートする本作。 出会う女性のほとんどがデンプシーさんに夢中になる中、ひとりさばさばした態度を貫くミシェル・モナハンさん。 「こいつは他の女とは一味違う・・・!」そう思った時点で、既にデンプシーさんはミシェルさんに首ったけなのです。 観ている全員がそう気づいています。 気づいていないのはデンプシーさんだけなのです。 
「あたし結婚するから」と切り出されアホみたいな顔で慌てふためくのも、結婚を思い直してもらおうとアホみたいな顔で奔走するのも、結局言い出せなくてアホみたいな顔で彼女の結婚式に参列するのも、そのさ中に「やっぱ結婚やめてー!すきだからー!」とアホみたいな顔で告白するのもすべて、観ている全員が予想していたことなのです。 というわけで、ストーリーに波乱の展開を求めても暖簾に腕押しですので、ここはひとつ、デンプシーさんのアホみたいな顔をご存分にご堪能いただければと。



70位 『フッテージ』
あらすじ・・・
実録犯罪ルポライターのおとうさんが、家族に内緒で一家惨殺事件の現場となった家への引っ越しを決めて、みんなが大いに迷惑します。

引っ越し先の屋根裏部屋にポツリと置かれていたボール箱。 中に入っていた8ミリを映してみると、なんとそこには凄惨な人殺しの一部始終が・・・! 果たしてこれはおぞましいサイコサスペンスなのか?!それともいつものアレなオカルト方面なのか?!サイコかオカルトか!さあさあ、張った張った!はい!ブグール邪教でオカルト! 悪魔じゃなく邪神!新機軸!
今日の教訓 「殺人事件があった家に引っ越すな」



69位 『武器人間』
あらすじ・・・
第2次大戦下のロシア、スターリンの命を受けたディミトリ青年がナチスの手先であるマッドな博士の確保に挑戦します。

「スターリン大先生に捧ぐ・・・!」というていで始めておきながら、敵も味方も誰一人としてロシア語を使わず英語しかしゃべらないというオープニングをお見舞いし、観ている人に「そうか、そういう映画なんだな」と覚悟を決めさせてくれる親切設計。 そうです、そういう映画です。 
乱暴ではちゃめちゃでバカバカしくておもしろいのですが、本番(武器人間がぞろぞろ出てくる)までがいささか間延びしているのと、いざ出てきたおもしろキャラたちが、激しすぎる手ぶれ映像のせいでハッキリ目視しづらいところが玉に瑕。 魅力的なビジュアル揃いなだけに残念というか、もったいないなぁ、と。
戦争を無くす方法として、「敵対する思想をひとつにくっつけちゃう」ことを提案するマッドな博士。 具体的に言うと、ナチスと共産主義者の脳みそをニコイチにします。 わお!画期的ぃ~! 豪華すぎる吹き替えもよかったです。



68位 『パラノーマル・アクティビティ/呪いの印』
あらすじ・・・
悪魔のせいで、目から毛が出ます。

毛が出たらなにがどうなるというのか、なぜ毛を出そうと思ったのか、今度機会があったら悪魔の野郎を厳しくとっちめてやろうと思います。 

以前書いた感想



67位 『グランド・マスター』
あらすじ・・・
ク・・ン・・・フ・・ー・・・ナ・・・ン・・バ・・ー・・・1・・の・・・座・・・を・・か・・け・・・・て・・イ・・・ッ・・プ・マ・・・ン・・と・・そ・・・の・・他・・・の・・み・・な・・・さ・・・・ん・・が・・た・・・た・・か・・・い・・・・ま・・す・・・!

ノー・モア!スローモーション! 技のキレもスピード感もすべてぶち壊しにする、驚異のスーパースロー映像でねっとりと描かれた、クンフー世界統一王座決定戦という名の痴情のもつれ。 重力を感じさせないアクションはさておき、完璧に調和したすべてのカットや神がかり的な美しさをみせたチャン・ツィイーさんなど、「さすがはウォン・カーウァイ監督だなぁ」と、その映像へのこだわりにいたく感心してしまったのですが、その後、冒頭の雨の中のシーンを撮るのに「休日なしで30日間かけた」とか、「テイク700まで行った」とか、「濡れ過ぎてトニー・レオンさんが気管支炎になった」とかいう記事を読み、「やっぱりこだわりすぎるのも考えものだなぁ」と思い直しました。 



66位 『スノーピアサー』
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(※ ティルダさまの独擅場)
あらすじ・・・
氷河期に突入してしまった地球の上をグルグル走る改造列車内で、虐げられた人たちが貧富の差に立ち向かいます。

「2031年。 温暖化がどうにもならないほど酷くなったので、逆転の発想とばかりに世界中の空に冷却材を撒いてみたら、なんと地球が凍りました」 というオープニングを観た瞬間、いろんなことを諦めようと思いました。 というか、これはあくまで比喩の映画なんですよね。 いちいち「その飼育方法はねーよ!」とか「循環に無理があるよ!」とか「これだけの人間どこから湧いてきたんだよ!」とかつっこまない。 無粋なことしない。 しない、しない、冬。
この世紀末感漂う地球上で、ひとはどう生きるべきなのか?という深い問いかけをSFの衣に包んでさっくり揚げた本作。 たいまつは「文明」のメタファー、寿司は「富」のメタファー、トンネルは「子宮」のメタファー、列車は「社会」のメタファーなどなど、ちょっとしたメタファー地獄となっております。 じゃあラストのシロクマはなんのメタファーなの? 「強さ」?それとも「希望」?
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(※ いや、シロクマのメタファーといえばコレだ!)

バイオレンスでハートフルでサイキックでゴキブリもぐもぐシーンまで盛り込まれた、すごくヘンテコな映画でした。



65位 『黒蜥蜴』
あらすじ・・・
美輪さんが独自のセンサーを働かせ、美しい生き物をコレクションします。

頭から尻尾の先まで美輪さん祭りだぜ!わっしょいわっしょい!

以前書いた短い感想



64位 『ニューヨーク、アイラブユー』
あらすじ・・・
愛と孤独が交錯する街・ニューヨークで、人々が乳繰り合います。

ナタリー・ポートマン、ヘイデン・クリステンセン、イーサン・ホーク、オーランド・ブルーム、クリスティーナ・リッチなどなど豪華キャストが織りなす10通りの愛情物語。 どっかで観たことあるスタイルだなぁと思ったらそれもそのはず、数年前に作られた『パリ、ジュテーム』の暖簾分け商品だったのですね。 年齢も職業も生活スタイルも実に多種多様な人々による、せつなくも温かい愛の形に心がじんわりとなりました。 ちなみにわたしが一番グっときたのは、ジュリー・クリスティさん演じる元オペラ歌手のエピソードです。 



63位 『リディック: ギャラクシー・バトル』
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(※ お刺身にのせられた菊のごときカルアバ氏)(無くてもいいけど、あったらすごいパっとなるよ! と言う意味)
あらすじ・・・
権力の頂点を極めかけたものの、部下の裏切りに遭い島流しにされた宇宙の王・リディック氏が、再び邪悪なモンスターと死闘を繰り広げます。

このハゲはつよいハゲ! 大風呂敷を広げた前作から一転、原点回帰を目指したリディックが、わんことたわむれたり賞金稼ぎをおちょくったりワイルドライフを堪能したりと、八面六臂の大活躍。 前半のゼロ円サバイバル生活のくだりなんかは超ワクワクしました。 ただ、後半のモンスターとの熱戦部分になると、傑作『ピッチブラック』には到底及ばないヘッポコアクションになってしまい、ラストの尻すぼみ感が尋常じゃない。 っていうかモンスターの雑魚っぷりすごい。 あと、フラグを立てまくっていた女の人、なんで最後出てこなかったんだろ! なんの都合なんだろ! 不思議! 



62位 『47RONIN』
あらすじ・・・
播州アコーの藩主・アサノが隣国のリーダー・キラの策略に嵌められショーグンから切腹させられ、アサノの一人娘であるミカまでもにキラの魔手が伸びたため、怒った部下のオーイシや謎の美青年カイが討ち入りします。

ハリウッドのスキモノたちが、大金を大きく振りかぶってドブにスローインしたと話題になったSF歴史ファンタジー。 米国では地雷臭をいち早く嗅ぎ付けた観客に敬遠され、元ネタをこよなく愛する日本の年配層からは「こんなん忠臣蔵ちゃう」と敬遠され、ジャニーズや柴崎コウの名前に引っかかりかけた若年層からも時代劇臭とトンデモファンタジー臭で敬遠された究極の誰得映画ですが、凛子姐さんがたのしそうだったのでぼくはそれだけでもう満足です。 



61位 『アメリカン・スウィートハート』
あらすじ・・・
ジョン・キューザックがグジグジして、ビリー・クリスタルがオタオタして、キャサリン・ゼタ=ジョーンズがキリキリして、ジュリア・ロバーツがムシャムシャします。

大スターの姉を甲斐甲斐しく世話する真面目な妹・キキ。 わがまま放題の姉が目下気にしているのは、下り気味のキャリアと元夫のエディ。 ふたりは以前、コンビでヒット作を連発し、その勢いで結婚までしていた人気俳優だったのですが、シリーズのマンネリ化と共に夫婦生活も破綻。 キャリア復活のためには再共演が不可欠なものの、いまだ未練たらたらなエディと色恋抜きで話を通すのはかなり困難。 姉のこともエディのことも好きなキキは間に挟まれて苦しい心境。 そんな中、こちらもヒット作を熱望していたスタジオから、ふたりの仲をとりなすよう懇願されたキキは・・・。 というのが主なストーリーなのですが、とにかくもう細かいことは一切抜き! 芸達者な俳優たちによるドタバタコメディに思う存分酔いしれるだけ! 今では考えられないようなオールスターキャストも目に楽しいですし、トゥッチたんとウォーケンさまのやりとりとかたまらんですよ!ありがとう!キャスティングした人ありがとう!



60位 『大人ドロップ』
おとな
(※ さあ、おひつの用意はいいですか!)
あらすじ・・・
高校最後の夏休みに突然学校を辞めた同級生を追って、2人の男子が小旅行します。

子ども目線で描かれた、子どもと大人の境界線上にあった夏を、子どもを卒業した目線でさらに見つめなおして描かれた『大人ドロップ』はどんな味か?! そんなもん、もうヤバいぐらいに甘酸っぱいに決まっとろうもん!!
プリントを配りながらおどけあう男子と女子。 秘密基地のような部室。 昼休みの音楽室から流れてくるピアノの調べ。 暇で忙しい放課後。 休日のドレスアップ。 誰もが経験したことのある、もしくは経験していなくても想像にたやすい青春の1ページにめまい動機息切れ必至! 誰か救心を!キューシン、キューシン!
池松さんの姿は、そこに立っているだけでなんともいえない色気とか儚さとかを感じさせて、ほんともう手を合わせて拝みたくなる程なのですが、それと同じぐらい、いや、それ以上に魅力的だったのが親友のハジメを演じていた前野朋哉さん! すきだ! けっこんしてくれ!! (←久しぶりに出た)
すっげーステキな人だなーと思っていたら、『桐島~』でも神木きゅんの親友を演じていた方じゃないですか! もう邦画の親友役は全部前野さんで決まりだな! てな訳で、すきだ!けっこんしてくれ!
みっともなくてキラキラしている「あの年頃」だけが得られる美しい瞬間。 後から思い返した時の恥ずかしさと合わせて、とても誠実に再現されていたと思います。 ホントに美しいの!池松さんと前野さんの小旅行が!(おひつを取り出しながら)



はい、ということで、なんとか60位まで書いてみましたが、どうにもこうにもボリュームが尋常でなくなってきましたので、残りの40作60作はまた後日ということで。
よろしかったら、後編もお付き合いいただけると幸いです。

ではではみなさま、よいお年を!









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すきもの主婦が選ぶアニメ映画ベストテン (+番外編)

2014年11月05日
やっほー!ほっやー! いきなり昭和のノリで失礼します!アガサです!

もはや年末の風物詩といっても過言ではない、例の恒例企画がついに発表になりましたよ!
そう、大人気ブログ・男の魂に火をつけろ! 様による、ベストテン企画ですよ!

2007年に開催された「映画オールタイムベスト」から7年。
「邦画」、「続編」、「ホラー」などなど、様々なジャンルを舞台に繰り広げられたベストテン企画が今年放った矢は、いったいどこに突き刺さるのか。
色恋か。 ついに痴情のもつれベストがくるのか・・・ そんなことを思いながらページを開いたわたしの目に飛び込んできた文字とは!

アニメ映画ベストテン - 男の魂に火をつけろ! <アニメ映画ベストテン受付中> アニメ映画ベストテン - 男の魂に火をつけろ! <アニメ映画ベストテン受付中>



アニメかぁ!! 

持したね!ついに満を持したよね!観測史上最大級の台風が相次いだ2014年、最後の最後にとんでもない嵐を巻き起こしそうな予感がする題材だよね! ワッシュさんはマジ漢(おとこ)やで・・・

ということで、日本最初の長編カラーアニメ『白蛇伝』は観ていませんし、ヱヴァンゲリヲンはおろかパトレイバーも見ていないわたしが「とにかくすきでたまらないアニメ映画」だけを羅列してみた結果がこちら!


1位 『風の谷のナウシカ』
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(1984年公開/監督 宮崎駿さん/出演 姫ねえさま、辺境一の剣士ユパ・ミラルダさん、ペジテのアスベルさん@味はともかくバケツいっぱい食べたいさん、クシャナ殿下、他)

あらすじ・・・
その者が青き衣をまといて金色の野に降り立ち、失われし大地との絆を結んだり、人々を青き清浄の地に導いたりします。

ナウシカを初めて知ったのは、中学3年生のある初秋の日。
東京から転校してきた女の子と仲良くなったわたしは、学校帰りに招かれた彼女のおうちで、まだ我が家にはなかったビデオデッキに飲み込まれた一本のテープが、かすかな唸り声と共にブラウン管に映し出した映像を観て、脳天が痺れるような衝撃を受けていました。
昭和48年生まれなものですから、幼い頃から当たり前のように「未来少年コナン」や「アルプスの少女ハイジ」やカルピス子ども劇場を見て育ったのですが、それらに携わっていた人とナウシカを作り出した人がつながるのは、まだここから少し後のこと。
その映像、そのストーリー、その音楽、すべてに惹きつけられ、門限スレスレになりながらも全編観終わったその日以降、わたしは彼女の家に通い詰めることとなります。
今まで何度観たか判らないし、何度観ても2時間弱が一瞬に感じられる名作。
人生を変えられた、オールタイムベストとも言える一本です。

ちなみにその彼女(シャカさまと紫龍の絡みを描かせたら天下一だった)からは、同時期に「薄い本」、いや、「やおい」というわたしの知らない世界も教わっており、彼女の存在なくして今の自分はいなかったのではないかと思っております。  そうそう、尾崎豊と言う歌手を教えてくれたのも、彼女だったなぁ。


2位 『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』
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(1994年日本公開/監督 ヘンリー・セリックさん/出演 ジャックさん、サリーさん、いたずら小鬼、他)

あらすじ・・・
カボチャ畑生まれハロウィンタウン育ち顔色悪そうな奴は大体友達のジャックが、偶然目にしたクリスマスに憧れ、自分なりのホーリーナイト作りに挑戦します。

ナイトメアを初めて知ったのは、社会人生活が2年を過ぎたころのある秋の日。
「上映されている映画はとりあえず何でも観る」をモットーにしていたわたしは、会社帰りにディズニー謹製のあまり心そそられないハロウィンムービー『ホーカス ポーカス』を消化する為、岡山駅前のこじんまりとした映画館に立ち寄り、その併映作品として上映されたナイトメアに脳天が痺れるような衝撃をうk(以下略)

内容はとてもシンプル。
「ここではないどこか」を探し、迷い、過ちを犯したジャックが、「There's no place like home.」ということに気づくという、とてもあまいおはなしです。
そして、わたしが本作に惹かれたのは、そのあまさとは「普通は」相容れないはずのグロテスクさで全編が彩られていたことと、それがまたどうしようもなく愛らしかったということでして。
「普通」の人間から忌み嫌われ疎んじられる悪鬼たちのつぶらな瞳。
生者よりもいきいきとした死者の世界。
結われた瞼、突き立つ斧、垂れ下がった包帯、ゾンビ・・吸血鬼・・・かわいい・・・かわいいよぉ・・・・うわーん!!わしもここに住みたいよう!!!

ジャックが飽き飽きしていた「ハロウィンタウン」そのものが、わたしにとっては理想の世界、夢の空間、激烈あこがれ天国だったわけですから、紆余曲折の末、ジャックが彼自身が住む世界のすばらしさや、すぐ近くで支えてくれていた大切な人の存在に気づくラストなんてのはもう、歓喜の涙&大喝采でしかありませんでした。
「普通」からは程遠い、ぐちゃぐちゃしておどろおどろしい世界? なにがいけない?最高じゃないか! という、マイノリティに対する圧倒的な肯定。
どんな自分でもありのまま愛してくれる人がいるという安心感。
映画館を後にする足取りは羽が生えたように軽く、こんなステキな世界をみせてくれてありがとう!という幸せな気持ちでいっぱいになった思い出。 もちろんその気持ちは今でもかわりません。

言うまでもないけど音楽も超さいこう!!


3位 『ルパン三世 カリオストロの城』
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(※駿が思いの丈をぶつけた名シーン)
(1979年公開/監督 宮崎駿さん/出演 山田康雄さん、納谷悟朗さん、小林清志さん、井上真樹夫さん、増山江威子さん、クラリス、ロリコン伯爵、他)

あらすじ・・・
ルパンが大変なものを盗んでいきます。

オープニングのカジノ強奪シーンからのカーチェイス、そして画面を埋め尽くすゴート札。
宮崎駿つながりということで何の気もなしに借りてきたビデオを再生したらとんでもないものがはじまってしまった、どうしよう。 と激しく興奮した当時高校一年生のわたし。
いや、それまでに何度かテレビで放送されていたのをつまみ見していた覚えはあるのですよね。 ルパンのテレビシリーズも幼少期からずっと見ていましたし。
ただ、全編通してきちんと観たのは高校にあがったあとで、その衝撃たるや「なんで今までちゃんと観なかったんだ!」と、己の頭を鈍器のようなものでガッとなぐりたい衝動に駆られるほど。

映画史上最高にうまそうな食事シーンはもとより、動きがさいこうすぎるアクションシーン、すべてのキャラクターに用意された超かっこいい見せ場、伯爵が迎える結構えげつない末期などなど、文句の付けどころが見当たらない傑作だと思います。


4位 『天空の城ラピュタ』
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(※鈍器のようなものでガッと)
(1986年公開/監督 宮崎駿さん/出演 パズーさん、シータさん、ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ、他)

あらすじ・・・
パズーが父の夢をかなえ、シータが自立心を養い、ドーラが母性に目覚め、ムスカが目をやられます。

セリフを諳んじることができるシリーズ第3弾。(第1弾ナウシカ第2弾カリ城)
このあたりの映画が放送されるたび、テレビの前で「登場人物全員オレ劇場」を始めて家族からめんどくさい目つきで見られる羽目になりますよ。
「冒険活劇」という口当たりのいいもので包まれた「崩壊の美学」。
とにかく出てくるものがかたっぱしから粉々になってゆく、その容赦なさと美麗さに打ちのめされました。
登場する乗り物のメカメカしさも、各種飛行シーンも、超、超、超さいこう!


5位 『パラノーマン ブライス・ホローの謎』
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(2013年日本公開/監督 サム・フェルさん、クリス・バトラーさん/出演 「普通」とは違う少年、「普通」とは違う少女、「普通と違う」ことを恐れる人々、他 )

あらすじ・・・
死者と話ができる少年が死者と生者を救います。

圧倒的なホラー愛と共に紡がれた、ありふれた悪意と、耐えがたい苦痛と、安らかな救済の物語。
今、思い返しているだけでも既に泣いているオレ。
とはいえ、シリアスなだけではなくユーモラスでコミカルな部分もあるので、ぜひ沢山の方に観て頂きたい逸品です。
マジで!傑作だから!!

以前書いた 『パラノーマン ブライス・ホローの謎』 の感想


6位 『幻魔大戦』
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(1983年公開/監督 りん・たろうさん/出演 超能力者、他)

あらすじ・・・
世界中から集められた超能力者が力を合わせて巨大な敵と闘います。

崩壊の美学と言えばこれ。 幻魔大戦ですよね。
予算の都合なのか、はたまた製作者の意図なのか、世界が終末を迎える様子はほぼ静止画で描かれています。
が、しかし、日常が無残に壊されてゆくという展開は、子ども心にも充分すぎるほど猛烈な印象を与えてくれたのでした。
そして何より、プロットだけで白飯3杯はイケそうなその内容。
世界のあちこちに点在するさまざまな人種の超能力者が、テレパシーによって召集されるとか・・・なんだよ!最高かよ!
とにかく、「超能力者」に憧れ、授業中は机の上に置いたシャーペンを「うごけ・・うごけ・・・」と念じながらじっと見つめ、「今はまだ本気出してないだけ。本気だせば超能力使えるようになるから」と闇雲に自分を信じていたわたしにとって、それらが現実となっている『幻魔大戦』の世界はメシがうますぎて箸が止まりませんでしたよね。

あと、もうこれブログに書くの何回目か判りませんけど、悪党に追い詰められた主人公のお姉さんが能力を覚醒させてコンロに火をつけるシーンが好きすぎてつらい。
超能力者たちをつつむ光の帯や、クライマックスに登場するマグマで出来た竜の動きもうっとりするほどかっこいいです。


7位 『眠れる森の美女』
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(1960年日本公開/監督 クライド・ジェロニミさん/出演 愛されプリンセス、かまってちゃん魔女、チョドジな3妖精、他)

あらすじ・・・
プリンセスの誕生日会に呼ばれなかった魔女が腹いせに呪いをかけます。

ディズニー作品からも一本入れずにはいられませんよね。
ということで、最後まで『ファンタジア』と迷ったのですが、メリーウェザーに特別な思い入れがある為こちらをランクイン。
ロマンティックの塊のようなストーリー、あまりにも優雅でなめらかな動き、甘美な音楽、そして無慈悲なマレフィセントの名ヴィランっぷりなど、どこをとってもすばらしい最高のプリンセスムービーだと思います。
どろどろにゆがんでゆくケーキの、崩れそうで崩れない感たまらん!


8位 『マダガスカル3』
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(2012年日本公開/監督 エリック・ダーネルさん、コンラッド・バーノンさん、トム・マクグラスさん/出演 ライオン、シマウマ、キリン、カバ、ワオキツネザル、ペンギン、他)

あらすじ・・・
世界を放浪していた動物たちが、自分たちの居場所を見つけます。

色彩の洪水のようなサーカスシーンが超超超超さいこう!!!

お馴染みの仲間たちが、劇場版1作目から続けてきた、「自分たちにとっての幸せとは何なのか」という問いに対する答えをついに探し当てるシリーズ最終作。
音楽と映像のしあわせな融合。
非の打ちどころのないストーリー。
魅力的なヴィラン。
何もかもがすばらしい一本です。


9位 『ベルヴィル・ランデブー』

(2004年日本公開/監督 シルヴァン・ショメさん/出演 ベルヴィルの三姉妹、おばあちゃん、孫、犬、他 )

あらすじ・・・
おばあちゃんが愛する孫を助ける為、海を渡り大都会へ殴り込みをかけます。

おばあちゃんぐうかわ!!

以前書いた 『ベルヴィル・ランデブー』 の感想


10位 『ウォレスとグルミット ペンギンに気をつけろ!』
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(1996年日本公開/監督 ニック・パークさん/出演 ウォレス、グルミット、ペンギン)

あらすじ・・・
とぼけた中年男性ウォレスと忠実で実直なビーグル犬グルミットの間に、謎の下宿ペンギンが割り込んできます。

「ナイトメア」とも「パラノーマン」ともまた違った、クレイアニメの傑作。
29分と言う短い上映時間の中に、ユーモア、サスペンス、アクション、友情など様々な娯楽要素が詰め込まれ、尚且つそれらが過不足になることなく成立しているという、とても優れた作品です。
クライマックスの列車チェイスのすさまじい出来栄えに見とれること必至。
ペンギンくんによる思わぬメジャーの使い方もさいこう!




はい、これ書いている途中に横から画面を覗き込んだ世帯主さまから
「あ、そんなに(いちいち)長く書くんだ・・・」
とつぶやかれましたよ! ごめんなさいね、年々話が長ったらしくなる中年でごめんなさいね!

ということで、以上10作品がわたしの愛してやまないアニメ作品ベストテンです。
この宮崎駿さん率ね! オレの人生は駿と共にある・・・!

最後まで候補に残っていた作品は、『パンダコパンダ』(また駿か!)『となりのトトロ』(もはや駿地獄!)『パーフェクト・ブルー』(以前書いた感想『トイストーリー3』(ロッツォさんぐうかわ)(以前書いた感想『WALL・E/ウォーリー』(以前書いた感想『AKIRA』(ラッセーラ!ラッセーラ!)といったあたりでしょうか。
いやぁ、毎年のことですが、キリがないですよね!ホントに!

それではワッシュさん、集計の方大変かとは思いますが、どうぞよろしくお願いいたします!


-関連記事-
「ゼロ年代ベストテン」
「続編映画ベストテン」
「スポーツ映画ベストテン」
「ホラー映画ベストテン」
「SF映画ベストテン」

「佐野史郎映画ベストテン」(←勝手に便乗企画)





↓番外編(12歳児と10歳児がえらぶアニメ映画ベストテン)


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8月も終わろうしているけど、あえて今、1月に観て感想を下書きに入れたままだった映画をまとめてみるよ。

2014年08月21日
どうもどうもアガサです。
夏休みも終わろうかという今日この頃ですが、みなさま如何お過ごしでしょうか。
わたしはと言いますと、映画を観る時間も気力もめっきり失いつつある中、なんとかブログの更新を頑張ってみようと思い立ち、手元の雑記帳をめくってみましたらば、

『サイレントヒル リベレーション』

というタイトルの下に

「どこでもサイレントドア~!」

と一言だけ記されているページを目の当たりにしてしまい、絶望に打ちひしがれてしまったりしています。 もうちょっと書くことなかったのか・・オレ・・・

てなことで、雑記帳のまとめはまた後日ということで、今回は1月に鑑賞したのち下書きに放り込んでいた映画の感想を、ざっくりとした形でお届けしたいと思います。


『10人の泥棒たち』
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あらすじ・・・
中韓のどろぼう業界において一目もニ目も置かれている選り抜きメンバーたちが、マカオの高級カジノに潜入し、超値段の張る宝石を盗みます。

・ どろぼうモノと思わせておいて、実は痴情のもつれがメインというビックリどっきりストーリー。

・ 父親の仇を討つため、黒社会の実力者をおびき寄せたい・・・その為には餌となる宝石が必要・・・!ただひとつの・・方法っ・・・!! とばかりに、中韓のどろぼうに声を掛けたパクさん。

・ ところがこのパクさんが実に出来る男でして、お年寄りに変装することでカジノに出入り自由な状態になっちゃってるわ、金庫も1人で破れちゃうわ、仲間は全員裏切るわで、なんかほらもうアレだ、だったらいっそのこと最初っからひとりでやんなよパクさん。

・ で、そんなパクさんの思惑を知らず、純粋に「お宝ゲットだぜ!」と参加した中国代表サイモン・ヤムさんはというと、一見「冷静沈着なリーダー」っぽいものの、蓋を開けてみると、惚れっぽいわ目先の金に揺らぐわノープランだわで、深い仲になったらめんどくさいタイプそのものだったという。 

・ ってね、なんつってね、他人事だから言えますけど、だったらあなた、もしも目の前でサイモンさんが子犬のように瞳をキラキラさせつつ「・・ベッド、行く・・?」とかなんとか囁いてきても、めんどくさいのなんだのって言えますか?って話な訳で。 言えませんよ・・ 言えるわけないよまったくもう! そんなもん、いちもにもなく「ハイッ!」っつって即答するに決まっとろうに! たとえその後、明日に向かって撃ったり走ったりする結果になっても、我が人生に一片の悔いなし! サイモンさんといっしょなら、地獄だってフィールライクヘブン!

・ 豪華俳優陣に適度な見せ場を用意するため、舞台をあちこちに移したり、惚れたはれたを繰り返したり、過去に巻き戻ったり、コミカルな要素を混ぜ込んだりしたのでしょうが、それが裏目にでたのか、なんともまとまりのない映画になってしまっているなぁ・・という印象が。

・ さきほどのサイモンさんや、韓国の若い女泥棒に横恋慕していたルーキーくんなど、「あれ・・?ここで出番終わり・・?」みたいな急な退場(※必然性があるようなないような微妙な形で)がある一方で、超カッコイイ退場シーンの余韻に浸っていたらまたすぐ再登場して余韻がぶち壊しになるなど、要所要所でチグハグさも感じたり。 全員を主人公にしようとすると大変ですねぇ。

・ とはいえ、スマートな強奪シーンにはしびれましたし、アパートの壁をつかったワイヤーアクションなんかもさいこうでしたので、満漢全席ムービーとしてじゅうぶんお腹いっぱいになれる内容なのではないでしょうか。 

・ これまた豪華な声優陣による日本語吹き替え版が話題を集めていましたが、わたしはサイモンさんのカタコト日本語にキュン死必至な字幕版を推奨します。 あーオレもサイモンさんに10年分愛されたいなぁ・・・!


『遊星からの物体X ファーストコンタクト』
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あらすじ・・・
南極でUFOが遭難します。

・ ずっとずっと昔に遭難したまま氷漬けにされていたUFOを南極観測所のノルウェー人が発見してどんどこしょ、というお話です。

・ どれぐらい昔かというと、ざっくり見繕って10万年だそうですよ。 どこ星(せい)出身の宇宙人だか知りませんけど、仲間のみんな、探しに来なさすぎだろ! 情の薄いタイプか! 浅く広い付き合いか!

・ 『遊星よりの』と『遊星からの』という2バージョンの邦題に惑わされ続けた中学生時代が懐かしくも脳裏を過ぎる、古典SF映画の前日譚。 ちなみに『~からの』がジョン・カーペンター監督版です。 ほら、あの、わんこがブシュルシュシューってなるやつ。

・ 雪と氷により閉ざされた基地。 その中で、人の不安や焦りを吸い込み増殖をつづけるモンスターの名前は、「エイリアン」なのかそれとも「猜疑心」なのか。 判断力と人を信じたい気持ちの狭間で右往左往する隊員たちの姿が、とても「おもしろ」かったです。(←表現としてあっているのかわかりませんが)
 
・ 乗組員がヌロローンとしたアレなのに、UFO大きすぎじゃね? 何人乗り仕様なの?

・ 生き物のへんげっぷりがすばらしかったです。 ブシュルシュシューっていうアレって、みんな一度はマネしてみたくなる魔法の擬音だよなぁ。 カーペンターさんは偉大だ!

・ パカっと割れてお腹付近からスパゲッティ状のアレが吹き出す例のシーンを、たまたまいもうとちゃんが観てしまったのですが、こわがるどころか「おかあさんwwwなんかでたwwwwいっぱいでたwwwwなにこれwwww」と身をよじって大爆笑していたので、彼女は意外といけるクチなのかもしれません。 おかあさんちょっと期待しちゃうよ・・・こいよ・・・こっち側こいよ・・・!




『黒蜥蜴』
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あらすじ・・・
独特のビジュアルセンスを持つ女賊・黒蜥蜴の大胆不敵な犯罪に名探偵・明智小五郎が挑みます。

・ サイケな装飾を施された男女がゴーゴーダンスに興じるオープニング。 一転ムードが変わり、妖しくも美しいメロディを口ずさみながら黒蜥蜴こと美輪明宏さん登場。 その歌声に心も体も溶かされたわたしはもう、なすすべなく映画の海を漂うしかなかったのでございます。

・ 舞台をそのままフィルムに焼き付けたような作品だったので、よくもわるくも大仰極まりない。 だが、そこがいい。

・ 自らの芝居と「黒蜥蜴」の世界観に終始酔いしれている感じの美輪さんと、感情を顕にしない明智探偵のやりとりが、そのまま黒蜥蜴夫人の「あがき」と結びつくような気がして、猛烈に切なくなりました。 好いても好いても、ちっとも報われない。 というか、報われたいと望むことすら許されない愛。 誰よりもそれをわかっている美輪さん(黒蜥蜴)の必死のあがきが胸をしめつけます。

・ そう、なんかもう最初っから「美輪さん」色が強すぎて、「黒蜥蜴」として観れないのですよね。 己の美意識の為なら死をも厭わない、とことんブレない生き方を選んだふたりの人間の姿が、実在とフィクションの垣根を越えて重なり合っている。 だからこそ、「黒蜥蜴」は美輪さんの代表作となっているのではないでしょうか。

・ 男でも女でもない「美輪さん」が、あえて男の扮装をするシーンが、実はいちばんセクシーだったという。 性別を超越した美は最強だぜ!

・ 松岡きっこさんが神がかり的な可愛さで震えた。

・ 本編の最後に「今日の美輪さん・総集編」があるので、エンドクレジットが始まっても停止ボタンを押しちゃダメだよ!




次回、『サイレントヒル: リベレーション』のもうちょっと増量版の感想、おたのしみに!



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ただいま夏休み中。

2014年08月18日
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ダムに行ったり化石を掘ったりしています。

開店までもうしばらくお待ちください。





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『プロジェクト X』

2013年12月04日
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あらすじ・・・
18歳の誕生日パーティということだったので、思い切ってたくさんの人に声をかけたら思った以上の人数が集めって、近所の人や警察やマスコミもかけつけて、たいそう盛り上がり驚きました。 まあでも、来年の誕生日は、彼女とふたりだけで過ごそうかなぁと思いましたね。


「料理は愛情」と「映画は相性」で韻は踏めるだろうか、とぼんやり考えていたのだけれど、どうやら上手くいきそうにはないのでさっさと本題に入るが、結城センセイの件はともかく、映画は相性である。

完成した映画は、誰の前にも同じカタチで存在している。
ディレクターズカット、完全版、修正版、アンレイテッド版などの細かい違いはあれど、映画としてはまぁ、まずほぼ同じカタチと言っていいと思う。
それなのに、受け取り手の評価は実に多種多様だ。 
いや、一人として同じものはないと言っても過言ではないのではなかろうか。
これはしかし、当然と言えば当然のことでもある。
なぜなら、完成した映画は、ある種の反射板のようなものだから。
鑑賞者は無意識のうち、映画のコマとコマの間に、自分自身の性格や、積み重ねた経験や、得てきた知識や、趣味嗜好を投射する。
そして、跳ね返ってくる光に、心揺さぶられたり、居心地の悪い思いをするのだ。
結果、同じカタチで存在している映画は、「一生モノの大傑作」にもなる得るし、「時間の無駄」と切り捨てられることもある。
なんらおかしいことなどないし、きまりの悪い感情を抱くこともない。 ましてや、責め立てる必要などあろうはずもない。
相性が悪かった。
ただ、それだけのことなのだから。


と、散々回りくどい前置きをしてしまったのは、ほかでもない、本作『プロジェクトX』を勧めてくださった方に対して私が勝手に募らせてしまった申し訳なさを、少しでもマシにしたかったからという「ザ・自己満足」の一言に尽きるのですが、ともかく、悪いのは『プロジェクトX』ではありません。相性の問題だけなのです、ということを強く明記し、その方へのお礼の言葉と代えさせて頂きたいと思う所存でございます。


(※ ということで、以下相性の悪さに関する説明が続きますので、『プロジェクトX』をこよなく愛する方はどうぞこのままお引き返しください)

■ パーティに馴染めなかった。

もうね、ビックリしましたよね。 
自分はパーティきらいじゃないと思っていたのですよ。
だってほら、今までだってレイヴパーティで若者がウェーイとかチャンネーがおっぱい放り出してウェーイとか、その手の映画はたくさん観てきましたし。
それなのにノレない。
主人公たちが繰り広げる飲めや騒げのパーティを前に、圧倒的に馴染めない自分が、そこに居ました。

なんといいましょうか、わたしは音楽に詳しくないのでジャンル名とかわからないのですけども、「ドンツードンツー」系の音楽は苦手でしたよね。確かにね。
ずっと聴いていると、しんどくなるという。 
まぁ、ずっとって言っても10分程度で限界ですけども。
で、「知らない人がたくさん」っていうのもまた、ガッツリ急所ではありますよね。
知っているコミュニティならまだ何とかなりますが、それでも基本的に、静かな場所がすきなものですから、途中で切り上げたい気持ち満々になっちゃうのならないのって。

しかし、それにしたってどうしてここまで馴染めなかったのか。
おっぱいを前に真顔のまま、リモコンをチラ見しながら「これいつまで続くの・・・」と思ってしまったのは何故なのか。
オレはもう、オレのことがわからない・・・ わからないけど、パーティ三昧の1時間半弱が、どうにもこうにも苦痛でしかなかったのでありました。

■ ともだち100人出来なくていい。

学校では全くもってサエない存在。 家族からも「負け犬」呼ばわり。 そんな自分の殻を破りたい。
本作の主人公トリオの密かな野望は、思った以上に華々しく大成します。

まさか来てくれるとは思っていなかったクラスメイトが来てくれた。
知らない世界にまで拡散されたお陰で大勢の人たちが集ってくれた。
たった一晩で、彼らは学校の人気者になった。 
少なくとも、ひとりの同級生として認知されるようになった。
大きすぎる代償と引き換えに。

なんというか、わたしには理解出来ない世界だなぁ・・と思ったのですよね。
ご近所さんに迷惑をかけて、自分の家族が一生懸命築き上げてきたものをぶっ壊したのちに得た「人気」って、なんなんだろう、と。
それは、ほんとうに彼自身の魅力なのだろうか、と。
あのパーティに来た人たちは、伝説の一夜のことは忘れないかもしれないけれど、彼の存在は忘れてしまうだろう。 というか、そもそもほとんどの人が知らないままだったのではなかろうか。
パーティ客が求めたのは「集まってタダ酒が飲めておもいっきりはしゃげる場所」であり、彼自身ではない。
なんかそれって、虚しいなぁ・・と思ってしまいました。

もちろん、自らのリミットを壊し、行くところまで行った主人公の行動力が評価されたということはあるのでしょう。
彼自身も、そうなる(行動的になる)ことを望んでいたのかもしれませんし。
そもそも彼にとっては、個人の存在価値を認められるのではなく、「あのパーティに参加できた」ということが重要だったのかもしれませんし。
でも、どうしても、わたしにはピンとこなかったのですよね。
先に述べたように、肝心カナメなパーティ自体に興味が湧かなかったこともありますが、「そこまでしないと得られない人望なら、ないままでいい」としか思えなかった。
「ともだち」100人もいらないし、「知り合い」なら尚のこと。
彼には気心の知れた友人も、魅力的な幼馴染(しかもチアガール!)もいた。
・・・なんという・・・おまえこんちきしょう!充分すぎるではないか!

■ 赤ちゃんが寝られないんですよ。

わたしはルール厳守の真面目人間という訳では全くありませんし、若気の至りも、今この瞬間の尊さもよくわかります。
ハメを外したっていいじゃないか。おもいっきりふざけたっていいじゃないか。
でも、近所でやられたら怒りますよ。おもいっきり怒りますよ。コラー!っていう人間ですよ、ぼかぁ。
やっていい事といけない事の区別をつけながらでも、人は人生を楽しめるんじゃないか。
高校生だからって、そんな難しいことじゃないと思うけどなぁ。
んなもん、夜中にバイクぶんぶんぶっ飛ばして「オレたちは誰にも迷惑かけてない・・ただ青春を駆け抜けているだけなんだ・・・!」って言ってる暴走族と一緒ですよ。 
ただの自己中ですよ。
赤ちゃんの寝かしつけがどれだけ困難なミッションであることか・・・
遊ぶなら遊べばいい。
ただ、最低限の後先は考えて遊ばないとダメだと思うなぁ。

■ 誰にも共感できない。

主人公をそそのかす悪友のぽっちゃりが好きになれないタイプすぎて目眩がした。
さんざん悪さをして、のっぴきならない状況を作り出しておきながら、夜が明けたら「じゃ、オレそろそろ帰るわ」との賜った瞬間、テレビを叩き割ってやろうかと思いましたね。大人なので割りませんでしたけどね。
あと、後日談で「父親が優秀な弁護士を雇ったため無罪になった」と紹介された瞬間、飲んでいたコーヒーを床に投げつけてやろうかと思いましたね。片付けが大変なので投げつけませんでしたけどね。
もうひとりの友人(こちらもぽっちゃり)も「障害児であることを理由に無罪になった」みたいなテロップが出ていて、なんかもう、エンドクレジット早送りしてやろうかと思いましたね。 送りましたけどね。

百歩譲って悪さをしてしまったのはしょうがないとして、その責任ぐらいとらせようよ。
なんなんだこの映画は。
ここから何を感じ取ればいいのだ。
わしにはさっぱりわからんよ。

■ 「男のロマン」。

やかましいことをくどくど書きましたが、最も気持ちが萎えたのは本作のオチでありまして。
近所の車を焼き払い、自分の家は全焼。
さすがにしょんぼりとする主人公に父親がかけた言葉は、「で、何人集まったんだ?」。

はあぁぁぁぁぁぁあ?

もうね、完全に親指立てる気満々なのですよね。
「やるじゃん!」みたいな。
「こいつ、オレの息子っす!伝説を作った男っす!」みたいな前のめりな感じ。
ちなみにこのシーン、お母さんは一切出てきません。 いちおう「ママは仮住まいのホテルで泣いている」という説明はありますけど、それだけです。 
一方、お父さんと息子は目をキラキラさせて「やるじゃん!」ですよ。 

なんじゃコレ。

なんじゃいコレ。

■ パーティに馴染めなかった理由を考えてみた。

ディスクをプレイヤーから取り出し、ケースに戻しながら、わたしはふたたび「どうしてこれほどまでに馴染めなかったのか」という疑問に思いを巡らせ始めていました。
おっぱい上等。
ラリってハイになってバカ騒ぎ上等。
『フレディVSジェイソン』とか『ホステル』とか『ブラッド・パラダイス』とか、なんだったら『バタリアン5』とか、パーティが出てきてもたのしい映画はたくさんあったではないか。
それらの作品と『プロジェクトX』に、どんな違いがあったというのか。

・・・どんな違い・・・

・・どんな・・

・・・・

freddy-vs-jason-07.jpg
(※ パーティ直後)

Turistas-movie-04.jpg
(※ パーティ翌日)

バタリアン
(※ パーティ同時刻)


プレデター3
ははあ・・・ そういうことか!

なんということでしょう。
わたしが好きだった映画はどいつもこいつも、おっぱい祭りから血祭りへとすみやかに移行してゆくお話ばかりではありませんか。
つまりわたしは、パーティに馴染めないのではなく、鋭利な刃物や鈍器のようなものやピタゴラ装置が用意されていないパーティに馴染めなかっただけなのですね。
よかった・・・! オレ、これからも臆することなくパーティ映画観るよ!

■ まとめ。

ということで、「血まみれでなきゃパーティじゃないやい!」と堂々言ってのけるようなダメ人間のわたしとは、少々相性が合わなかった本作ですが、「みんながやってるから」という理だけで、何の罪悪感もなく犯罪行為に手を染めてしまう人間の集団心理の恐ろしさをとくと味わうことの出来る、ある種のホラー映画と思えばなかなかおもしろかったような気もしますし、自分が一生交わることのないであろう世界を垣間見られたことは、貴重な経験だったように思いました。
いやぁ、勉強になったなぁ。



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