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すきもの主婦が選ぶおっぱい映画ベストテン

2015年04月28日
どうもこんにちは。アガサです。

ブログでも書こうかなぁ・・ と管理画面を開いたものの何も書く気が起こらず、インターネッツという名の往来を前にアンニュイな気分に浸っていたところ、いつも楽しく拝見させて頂いている大人気ブログ・男の魂に火をつけろ! 様が「おっぱい映画ベストテン」というめちゃくちゃグっとくる船を浮かべていらしたので、ここぞとばかりに乗らせて頂きたいと思います。そうです、これが渡りに船というやつです。

GW特別企画! 映画ベストテン・番外編 - 男の魂に火をつけろ! GW特別企画! 映画ベストテン・番外編 - 男の魂に火をつけろ!



「アガサさん・・あなた、女の方ですよね?」なあんて野暮な問いかけは無用ですよ!
女だって男だって、美しいものはだいすきなんだ! 至極当たり前のことじゃあないか!

ということで以下わたしがすきなおっぱい10選です。


1位 『スペースバンパイア』

スペース
(1985年公開/監督トビー・フーパーさん/出演マチルダ・メイさん)

1970年代に生まれた我々にとって、おっぱいといえばマチルダ・メイ。 マチルダ・メイといえばおっぱい。
まだテレビがおおらかだった時代、エロ・グロ・SF・耽美などなど多種多様な映画が放送されていたあの頃、老若男女に刷り込まれたおっぱいの理想形、それがマチルダ・メイさんのおっぱいなのであります。
形も色艶も等身に対する割合も完璧で、子ども心に「外人さんのおっぱいはケタ違いじゃなぁ・・・」と生唾をがぶ飲みした懐かしい思い出。 
きっとこの先、わたしの目の前にどんなおっぱいが登場しようとも、マチルダさんのそれが塗り替えられることはないでしょう。
あまりにおっぱいの印象が強すぎたため、今あらすじを思い出そうとしても「おっぱい」と「しわしわミイラ」ぐらいしか記憶から引っ張り出せないのですが、たぶんおっぱいとしわしわミイラの映画だったんだろうと思いますので、深く考えないことにします。
違っていたらすみません。



2位 『ラストサマー』 
ラストサマー
(1998年公開/監督ジム・ギレスピーさん/出演ジェニファー・ラブ・ヒューイットさん)

初めて劇場で『ラストサマー』を観た時、美の衝撃で打ちのめされそうになりましたよね。
ハリウッドの女優さんにしては幼い顔立ち。 ポキリと折れそうな腰。 その真ん中でありえないほどの膨らみをみせるカットソー。
(で・・でけえ・・・)
心の声がそう叫びました。もしかしたら若干口から洩れていたかもしれません。
殺人を犯したかもしれないという罪悪感と謎の殺人鬼の存在に怯える若者たちの群像劇がろくすっぽ頭に入ってこない。というか完全にストーリーの邪魔になっているレベルのでっかいおっぱい。 どうなの?そこんとこどうなの?監督は本気で怖がらせる気、あんの? おっぱいが撮りたかっただけなんじゃねえの? まぁ、それならそれでいいけどさぁ!

そして、エンドクレジットを観たら名前がまた「ジェニファー・ラブ・ヒューイット」っていう!おっぱい美女がラブって!マジなの?!それマジなの?! おらぁ名前にラブがついてる人見たの、ラブクラフト以来だぞ!

かわいいだけの青春スターたちの中、その存在を頭一つ抜けさせることに一役買っていたジェニラブさんのおっぱい。
ちなみに、わたしはピタピタのタンクトップよりも白シャツのボタンを留めることで前みごろがパツパツになっている状態の方がすきです。
どういう告白なんだよ。


3位 『プラダを着た悪魔』 
プラダ
(2006年公開/監督デヴィッド・フランケルさん/出演アン・ハサウェイさん)

知る人ぞ知るおっぱい黄金比を持つ女優、アン・ハサウェイさん。
(おっぱい黄金比とは、左右のバストトップと鎖骨の真ん中あたりをつないだ時の線が正三角形になるおっぱい位置のことを言います。 その昔、an・anだったかnon-noだったかのおっぱい特集で見たから間違いないと思います。)
そんな黄金のおっぱいを、『ブロークバック・マウンテン』や『ラブ&ドラッグ』において惜しげもなく見せているアンさんですが、わたしが最も彼女のおっぱいに美しさを感じるのは、実録ファッション事件史として世界中で大ヒットを記録した『プラダを着た悪魔』でありまして。

劇中、どんどんあか抜けてゆくアンさんが身に着ける、華やかな衣装の数々。
それはみな、ただ単にオシャレなだけではなく、アンさんのナイスなスタイルを最大限に活かすものばかりで、陶器のように滑らかなデコルテを嫌味にならない程度に魅せる肌シャツだったり、体に下品にフィットするではないけれど胸の大きさだけはバッチリ伝わってくるコートだったり、なんでもないニットに合わせたアクセサリーが崖から吊るされたエルフのロープのように大きな胸にひっかかってゆらゆら垂れている様だったり、ホントもうどれもこれも「隠せば隠すほど服の下の胸のことが気になって仕方なくなる」ような絶妙なデザインばかりなのですよお立合い! 森の奥方さま・・おらサムになりてえだ・・・サムになって、あのネックレスを滑り降りてえだ…!(※錯乱中)

特にこの、モスグリーンのワンピースなんか最高じゃないですか!
ギリで谷間が出ないぐらいの襟ぐりと、ハイウェストのごんぶとベルトとで板挟みになったおっぱい・・・めくってみなくてもわかりますだ・・・これぞ完璧な黄金比ですだ・・・! うずめたい!この丘に顔をうずめて5~6年眠りこけたい!



4位 『ハモンハモン』 
ハモンハモン
(1993年公開/監督ビガス・ルナさん/出演ペネロペ・クルスさん)

『ハモンハモン』はすごいですよ。 
なにせ、ペネロペさんのおっぱいがなかったら、ストーリーそのものに支障をきたしてしまうのですから。
逆を言えば、ペネロペさんのおっぱいがあったからこそ、この物語は成立している。
みんながペネロペさんのおっぱいに希望を見出し、ペネロペさんのおっぱいに依存し、ペネロペさんのおっぱいで人生を踏み外す。 
そしてそれを無茶な話だと思えない。 なぜならペネロペさんのおっぱいが本当に美しいから。

美しいっつっても、形とかじゃなくてね、もう触感なんですよね。 
もちろん映画ですから観てるだけですよ。 
でもね、わかるんです。 つきたての餅のようにすべすべで、それでいて手に吸いついてくるようなしっとりとした肌触りが、画面の向こうから伝わってくるんです。
劇中、恋人役のおっぱい星人がまさしく餅のようにペネロペさんのおっぱいをすするシーンがあるんですが、エロいだけではなく、不思議な説得力がありましたからね! 「そりゃすすりたくなるわ!」って思いましたもん! わかるよ、おまえの気持ち!

もうひとつわかっているのは、読んで下さっているみなさまが若干ひいているということです。
うん、わたしも書いていて若干ひいてる!



5位 『シングルス』 
シングルス
(1993年公開/監督キャメロン・クロウさん/出演ブリジット・フォンダさん)

『シングルス』のブリジットさんは、ここまでランクインしたみなさまとは大きく異なるおっぱいの持ち主です。
そう、ブリジットさんはどっちかというとこっち寄り。 つまり、たいらむね一族の末裔なのです!(※勢いだけで書いているので細かいツッコミはご遠慮ください)

役柄はズバリ、恋人に気に入られるため豊胸手術を考えている女の子。
でもね、胸なんて大きくなくたって、充分キュート・・いや、充分どころか有り余るほどキュートなのですよね。
ユニクロのカップ付タンクトップなんか着ようものなら、カップ部分が余ってカポカポになるであろうおっぱいのリアルな小ぶりさ・・・  ・・いいじゃないの! 親近感・・・ ・・湧くじゃないの!
女の子の魅力は胸の大きさで決まるんじゃない。 
大事なのはそのままの自分を愛すること。 あと、どう魅力的に見せるかってことだろ?アーハン? っていうウルトラポジティブなエモーションのビックウェーブが押し寄せてくる、全日本小ぶりおっぱい協会推薦映画。 未見の方は是非。
若い頃のティム・バートンさんも出てますよ。



6位 『ブギーナイツ』
ブギーナイツ
(1998年公開/監督ポール・トーマス・アンダーソンさん/出演ヘザー・グレアムさん)

ヘザーさんのおっぱいが、大きさといい形といいハリ感といい申し分ない美しさだということは、数々の出演作において証明されていると思うのですが、やはりその中でも一番わたしの印象に残っているのはこの『ブギーナイツ』でしょうかね。
愛らしく、可憐で、儚くて、誇り高いローラーガール。
彼女があっけらかんと服を脱ぎ捨てた瞬間、わたしは思わず目を逸らしそうになってしまったものでした。
それは、その躰があまりにも眩しかったから。
若さと素直さで弾けんばかりなヘザーさんの素肌。 水弾きも半端なさそうだよ。 よっ!撥水コートいらず!



7位 『マチェーテ・キルズ』 
マチューテ
(2014年公開/監督ロバート・ロドリゲスさん/出演ミシェル・ロドリゲスさん)

アメリカが誇るミス三白眼ことミシェル・ロドリゲスさんもまた、何を隠そう美しいおっぱいの持ち主なのでありますよ。
っていうか、『マチューテ・キルズ』を観た時はビックリしましたよね、「アレ・・・?姐さん・・ 入れた?」っつって。 
だってこんなにこんもりしてなかったハズだもん。 
けっこう大きかったとは思うけど、ここまでパキっとしたおっぱいじゃなかったもん。 

でもね、いいんですよ。 仮に入れていたとしてもいいんです。 姐さんが入れるんならシリコンや生理食塩水じゃなくプロテインかなんかだと思うから。 
姐さんのおっぱいは、あくまで腹筋とワンセット。 える、しっているか。おっぱいは張るも垂れるも筋肉次第。 鍛えれば鍛えるほど互いを高め合う、それがおっぱいと筋肉の潜在能力(ポテンシャル)・・・!
もう自分が何を書いているのかよくわからなくなってきましたが、いとしさとせつなさと力強さが詰まったおっぱいが醸し出す健康美で、これからも荒くれ者どもを圧倒してやっていただきたいものです。



8位 『REC/レック』 
アンヘラ
(2008年公開/監督ジャウマ・バラゲロ&パコ・プラサさん/出演マヌエラ・ベラスコさん)

世帯主さまに聞かれました。
「おっぱい映画ってことはすなわち、タンクトップなんだろ?」 と。
そう、確かに『REC』で世界中のホラーファンを虜にしたアンヘラたんもタンクトップ。
襟ぐりの開き具合もウェストの張り付き具合も丁度いい、フーターズガールばりの良タンクトッパーです。
しかし、わたしが『REC』のアンヘラたんを8位に入れたのは、平時のタンクトップ姿を評価したことが理由ではない。
クライマックス、床にうつぶせになったアンヘラたんの胸のつぶれ具合。
しっかりとした大きさと弾力があったがゆえに実現した、あのハイレベルな押しつぶれ具合こそ至高なのですよ・・・! わかってつかあさい・・・つぶれた時にこそ、おっぱいはその真価が問われるのだということを・・・!

ああ、ぼくはもう床になりたい。



9位 『ジャッキー・ブラウン』 
ジャッキーブラウン
(1998年公開/監督クエンティン・タランティーノさん/出演パム・グリアさん)

パム・グリアさんのおっぱいを今さらどうこう言うなんて野暮も野暮、無粋の極みってもんじゃないですか。
ただ、わたしが声を大にして言いたいのは、パムさんは布の量の少ない服を着ている時だけがセクシーなんじゃない、ということ。
普通のスーツを着ている時ですらこの色香ですよ、ということなのです。
見て下さい、このはち切れんばかりのボタンたちを。 
パムさんのおっぱい圧に締め上げられて、さも幸せそうじゃないですか、ええ?
今この瞬間、ぼかぁ床になることを諦め、パムさんのスーツの第一ボタンになることを熱望しはじめています。

ちなみに、『ジャッキー・ブラウン』には先に挙げたブリジット・フォンダさんも出演されているのですが、本作では謎の巨乳ガールへと変ぼうを遂げられており、せっかくの小ぶりでバランスのいいたいらむねが台無しになっております。
ヌーブラであってほしい・・・ 「注入」ではなく「上げ底」であってほしい・・・ そんな風に思ってしまうのは、ぼくのわがままなのでしょうか・・・

大きいおっぱいならなんでもいい、小さいおっぱい以外はおっぱいじゃない、といった「カップ数」だけの価値観を押し付けることは、おっぱい保持者にとってもおっぱい鑑賞者にとってもしあわせなことではない。
みんなちがってみんないい。 それがおっぱいのすばらしさなのではないか。
そんなことをふと考えさせられる『ジャッキー・ブラウン』。 おっぱいを愛するみなさんにおすすめです。
(※実際はおっぱいに焦点を絞った映画ではなく、タランティーノさんらしいフェティシズムとバイオレンスに溢れた「女かっこいい」映画です)



10位 『ビフォア・ミッドナイト』
ビフォア
(2014年公開/監督リチャード・リンクレイターさん/出演ジュリー・デルピーさん)

ベストテンにどうしても入れずにはいられなかった普段着おっぱい、それが『ビフォア・ミッドナイト』のデルピーさんです。
普段着おっぱいとは、パッドも補正も筋トレもなにもない、あるがままのおっぱい。
垂れているんじゃないですよ。重力に対して素直なだけなんです。
媚びない、おもねらない、という凛とした美しさが漂う普段着おっぱいは、不思議と郷愁の念を誘い、見ているだけで幼い頃駆け回ったふるさとの野山を思い出させてくれるやさしいおっぱい。うーさーぎーおーいし、かーのやーまー。「うさぎおいし」が「うさぎ=美味」という意味ではないのだということを知ったのは、高校にあがった頃でした。

他の出演作とは違い、「ビフォアシリーズ」だけは衣服をはだけることのなかったデルピーさんが、ここにきてはじめて見せてくれた、ウォーターベッドのように穏やかなうねりのふわふわおっぱい。
美魔女だの美熟女だのといった煽り文句に踊らされない、自然な加齢の行く末がここにある・・・。 考えるな、感じろ、そしてすすれ! 





いかがだったでしょうか。
脱いでいようと着たままでいようと、それぞれに美しく魅力的なおっぱい。
わたしはキーラ・ナイトレイさんばりのたいらむねであるため、ないものねだりというか、映画を観ていてもついおっぱいに目が行ってしまう習性を持っているのですが、決して大きいおっぱいばかりに惹かれるのではなくてですね。
それこそ、キーラさんのおっぱいだって、映画によって巧みに形状が変えられていますし、おっぱいの魅せ方も演技(演出)の一部分なんだなぁと感心することは非常に多いです。 
というか、そういうトコロを観るのがたのしみなのです。
いやらしい目線だけで見ているのでは断じてない。
常に「やわらかそうだなぁ」とか「どんな感触なんだろなぁ」とか考えているけれど、そういう目線だけではない。 わかって・・わかってつかあさい・・・ 

というわけで、以上わたしが選んだおっぱい10選でした。


最後に、全く別の意味でわすれられないおっぱいとして、『マルタイの女』と『黒い家』に登場するグロテスクな「にせおっぱい」をあげさせていただいて、今回の記事を切り上げたいと思います。 トラウマになるよ~夢に出るよ~(うれしくないよ~)

ではみなさん、よいおっぱいを!
ワッシュさん、たのしいお題をありがとうございました!



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『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』

2015年04月16日
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もがけ!もがけ! 世界はまだ、美しい!


※ 文中、映画の結末に触れています。


あらすじ・・・
スーパーヒーローの役で一世を風靡した俳優がアイデンティティの危機に陥ります。


まず、あらすじをどんな風に書けばいいかで、キーボードの上に置いた手が固まってしまいました。
アイデンティティの危機。 
我ながら浅い言葉だなぁ。
しかし、これは紛うことなき「自分探し」の物語だと思うのですよね。
「バードマン」を演じていた主人公リーガンや、彼をとりまく人々の。 

『バードマン』に登場する人物はみな、誰かに認められたいがために、様々な「役」を演じていたように思います。
(本当は自分の演技に自信などないんだけど)一流の役者として見られるため、「出来る男」を演じるリーガン。
(本当はストイックで真面目な役者バカなんだけど)ハリウッド俳優との格の違いを見せるため、「破天荒な役者バカ」を演じるマイク。
(本当はちょっと前からマイクとの関係にはズレが生じていて、それを不満に思っているんだけど)長年の夢だったブロードウェイデビューを成功させるため、「恋人と円満な関係にある女性」を演じるレズリー。
(本当は役者としてもパートナーとしてももっとおおっぴらに認めてほしいけど)リーガンとの関係を壊さないため、「不平不満を言わないクールな女性」を演じるローラ。
本当は振り向いてほしくてたまらないんだけど、願っても叶いそうにないので「父のことなど気にもかけていない悪い娘」を演じるサム。
彼らは、リーガンのキャリアがかかる舞台 『愛について語るときに我々の語ること』 に関わる中、それぞれの「役」を脱ぎ、自分という人間の中の「核心」に触れることになる。

ブロードウェイに出ている、俳優である、俳優の娘である彼らの葛藤は特別な者ゆえのものなのでしょうか。
「やっぱ有名人は自己承認欲求も強いよねー」というだけの話なのでしょうか。
違う気がするのですよ。
違うと思うのですよ。
だって多くの人がきっと、生きている上で常に「何者か」を演じているから。

従順な社会人を、頼れる母親を、物わかりのいい父親を、ボロボロに傷つけられていても全く効いていない強い人を、愛がほしくてたまらない気持ちを隠して孤独に慣れている人を。
特別ではない普通の人たちが、いろいろな矛盾を抱えながら、いろいろな何者かを演じている。
意識的ではなく、無意識のうちに演じていることも多いと思います。
「それが自分なのだ」と言い聞かせている部分もあるかもしれない。
とにかく物事を円滑に進めるため、しあわせでいるために、必死に「何者か」を演じている。
そして演じているうちに、わからなくなるのです。
自分は本来、どんな人間だったのか。 

別に、演じていること自体がいいとかわるいとかではないのですよ。 生きる知恵っていう場合もありますし。 
でも、何かの拍子に、たとえば社会人としての生活に慣れてきた時だとか、子どもがある程度大きくなった頃だとか、経てきた時間よりも残された時間の方が少ないのではと思い始めた瞬間とかに、フッと影が差すというか、「本当の自分ってなんなのだろう」と、なんともいえない不安に苛まれることってあると思うのですよね。
ほんで、インドとかバリとかに自分探しの旅に出たりなんかして。食べたり祈ったり恋したりとか。


本作の主人公・リーガンも、「バードマン」で築いた財産を失い、妻と子に愛想をつかされ、名声と評価は一体ではないという現実を突き付けられ、自分の人生に対し猛然と焦りはじめます。
演劇の本場・ブロードウェイで演技派として認められることしか、自分のアンデンティティを確立するすべはない。と思ったリーガンは、自分が俳優を志すきっかけとなった作家の小説を自ら脚色・演出し、なんとか「バードマン」の影から抜け出そうとします。

共演者にダメ出しをして演劇人アピールをするリーガン。
でも、マスコミはゴシップネタしか求めていない。
実力派の舞台俳優と演技論を交わしてみるリーガン。
でも、一般の人は「バードマン」の中の人としてしか見てくれない。
プレビューでいい評価を得ようと張り切るリーガン。
でも、演技の内容ではなくSNSでの拡散ネタしか話題にならない。

「本当の自分」の実力を認めてもらいたくて必死にもがくリーガンは、その度、世間が自分に求めるものを痛感させられ、打ちのめされてしまう。
でもリーガンはもがくことをやめない。 
呪縛から逃れるため、不本意な栄光から抜け出すため、自分でも確信など無い「最高の演技」に辿り着くため。 
死にたくなる程落ち込んでも、無様な醜態をさらしても、もがいて、もがいて、もがき続けるのです。

そんなリーガンを見て、過去の確執を捨て、純粋に彼の身を案ずるようになるサムと元妻。
家族が見守る中リーガンは舞台に上がり、役と同化するという北島マヤメソッドで「演技」を越えたパフォーマンスを披露。 それは、役と一緒に自分自身を葬るという行動でした。

常軌を逸した行動ではありましたが、過激さだけではない役者たちの渾身の演技が観客の心を揺さぶり舞台は大成功。
死んだと思われたリーガンはというと、鼻に重傷を負うものの、奇跡的に一命を取り留めました。
皮肉なことに、彼の顔に巻かれた包帯は「バードマン」のマスクそのもの。
そして包帯をとり鏡をのぞくと、そこに映ったのは復元された鼻が「バードマン」とそっくりになっている自分の姿。

わたしはこの時やっと、リーガンが過去を否定することをやめたのではないかと思ったのですよね。
否定してもしょうがないじゃないか。 
なぜなら、リーガンが演じていた「バードマン」もまた、リーガンの一部分なのだから。

わたしたちが演じている「何者か」は、決してわたしたちの敵でも暗部でもない、とわたしは思います。
もともと自分の中にある部分を出しているだけなのではないか、と。
だから、自分探しをしても答えなんて見つからない。
弱い自分も、見栄っ張りな自分も、意外と強い自分も、全て本当の自分なのではないでしょうか。

もがいたからこそリーガンが辿り着いた世界。

まだ見つかっていない人はもがけばいい。
かっこわるくても、みっともなくても、もがいていけばいい。
もがくことにも意味はあるし、もがいた先でわたしたちを待っている世界はまだ、充分に美しい。


過去の自分の、認めたい部分も認めたくない部分もすべて受け入れたリーガンは、窓から身を乗り出し鳥たちが自由に羽ばたく空を見上げます。 
その後、リーガンの姿が消えた部屋に入ってきたサムは、ベッドの中にもバスルームにも、そして窓の下の道路にも父がいないことに気づき、ふと空に目を向けました。 
そしてすばらしいものを見たように顔を輝かせます。 
現実のことなのか、あくまで比喩なのかはわかりませんが、サムが見たのは、鳥と共に空を飛ぶリーガンだったのではないでしょうか。 

実は劇中なんども、リーガン自身が自分の超能力について語ったり、力をふるったりするシーンがあるのですが、それはあくまでリーガンの空想であり、現実にはスーパーパワーなんて持っていなかったと思うのですよね。 
しかし全てを受け入れたリーガンは自由になった。
自分という存在に誇りを持ち、ほしかった愛を手に入れた父は、さぞ晴れ晴れとした表情をしていたことでしょう。

リーガンは本当に空を飛んでいたのか、それともすべてはサムの願望なのか。
どちらでもいい。 
ただわたしは、リーガンに「大味なアクション俳優」とか「高尚な舞台俳優」なんていう無意味な格付けに心を悩まされることなく、色々なお芝居の世界を自由に飛び回ってほしいと願うし、きっとリーガンならできると思う。
実在する偉大な俳優たちがそうであるように。
バードマンのような派手なヒーロー映画でも活躍できるし、すばらしい舞台の上で予期せぬ奇跡のようなお芝居も魅せることができる俳優。
サムが見たのはきっと、そんな父の姿なのだと思いました。




― 余談 ―

・ 全編ワンカットと見紛うような驚異のカメラワークは、ただ単にトリッキーなだけではなく、観客を「舞台」に釘付けにさせる最高の装置だと思いました。 

・ そう、このカメラはまさに「舞台」なんですよね。 演劇が上演される舞台は、一度幕が上がれば物語が全て終わるまでノンストップ。 もちどん幕間がある場合もありますが、観客はその席を空けない限り、途切れなく続く舞台から目を離せない。本作がそうであるように。

・ 同じ部屋、同じ建物の中をカメラが移動するだけで、時間や状況が切り換えられてゆくさまもまた、まるでスポットライトを端から端へ移したり、喋っている役者の位置が変わるだけで、瞬時に場面を転換させてしまう舞台そのもので、その圧倒的な魔力にくらくらしてしまいました。 奇跡的な舞台映画じゃないかこれは!

・ 凄まじすぎる集中力で、この驚くべき撮影に応えた俳優のみなさんもすばらしいと思いました。 エドワード・ノートンさんの陶酔演技もすごかったなぁ。 でもやはりマイケル・キートンさんですね。 劇中劇のラストシーンを三度演じるのですが、当然のごとく三回とも違うし、三回目の抑揚のつけ方なんか鳥肌が立ちましたよ! マイケル・・・恐ろしい子・・・!

・ 何気に、全方位にケンカを売っているようなところもよかったですね。 「権威に成り下がっている批評家」 「舞台を舐めてる“有名”俳優」 「プライド高いばっかの舞台俳優」 「ネット上のイイネだけに存在価値を見出す人々」 「時代を取り入れようとせずただただ頑なな年寄り」 「派手なアクションばっかで中身のないハリウッド映画」 「ヒット作続編とかばっかもうやめんかおまえらロッキーか」 と、どこか一方に偏るのではなく唾を吐きまくる感じがサウスパークみたいでおもしろかったです。

・ 「バードマン」こそ架空のヒーローものでしたが、それ以外の固有名詞はバンバン実在のものが登場するところもワクワクしました。 この世界のジョージ・クルーニーさんは「バードマン」の続編には出ていないのかなぁ。

・ あと、なんといっても音楽! リーガンの鼓動、街の振動、演劇の熱量を表すような凄まじいドラムが最高すぎる! サントラがほしくなりましたが、家や車の中でかけていたら変なテンションになってお皿とか叩き割りそうだからやめときます! オレ賢明だと思う!

・ アクションか舞台か、みたいに決め付けようとしていたリーガンさんですが、ホント、特に最近はそんな隔たりなんてないと思いますよねぇ。 ガン爺ことサー・イアン・マッケランだって、マグニートーことファスベンダーさんだって、スマウグことカンバーバッチさんだって、パイカリのキーラさんだって、リディックのデイム・ジュディ・デンチだって、本作に出演しているハルクことエドワード・ノートンさんだって、みーんなジャンル関係なく活躍されてますし。 娯楽作だろうと文芸作だろうとハリウッドだろうとブロードウェイだろうとウェストエンドだろうと、いい作品が人の心をうつことに変わりはないじゃないですか。 

・ ともかく、本当におもしろい作品でした。 わたしはすごくすきです、『バードマン』。




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『ウエスト・オブ・メンフィス 自由への闘い』

2015年02月09日
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確かに「悪魔」はいた。 
彼らの目の前に。わたしの目の前に。


川の中から3人の少年の遺体が見つかったのは、1993年のことでした。
アメリカはアーカンソー州の小さな町。 学校から帰った子どもたちが自由を満喫するおだやかな夕暮れ。
遊びに出かけたまま帰らなかった8歳の子どもたちは、翌日無残な姿で発見されます。
衣類ははがされ、手足は縛られ、体中に無数の傷。 性器は切り取られていました。
しかし、怒りと哀しみと恐怖に打ち震える地域住民の胸は、ほどなくして、安堵の吐息で満たされることになります。
悪魔信仰のあるという不良少年グループが捕まったからです。
彼らの犯行を裏付ける、数々の証言。
仲間の1人による自白。
自宅裏から発見された凶器。
疑わしき点は何もなく、この非道で無慈悲な犯人たちは生涯を檻の中で過ごすことを言い渡されました。
遺族たちは哀しみをこらえ、新しい人生を歩もうと心に決めた。
不良少年を顧みる者はいなかった。
少しの人々を除いては。

のちに「WM3(ウェスト・メンフィス3)」と呼ばれることとなる容疑者少年たちが巻き込まれたこの事件は、日本のテレビ番組でも扱われたことがあり、わたしもそれを見てあらまし程度は知っていたつもりだったのですが、しかしここまで、これほどまでに恐ろしい事件だったとは想像もしていませんでした。

あまりにもむごたらしい姿で発見された8歳の子どもたち。
「普通」の殺人事件ですら理解が難しいのに、か弱い者たちをここまで痛めつける神経などもはや理解不可能。
もしかしたら、捜査にあたった警官や刑事たちはそう思ったのかもしれません。
これはきっと、カルト的な何かが絡んでいるに違いない。 そうでないとやりきれない。
つらい気持ちを「悪魔」という問答無用で邪悪な存在に丸投げするのは、今に始まったことではありませんし、気持ちはわからないでもない。
だけれど、それは結局、目の前の事件に対し思考停止して、自分たちが果たすべき責任から逃げているだけなのですよね。


たしかに「悪魔」はそこにいました。 何人もいました。
「悪魔」の名前は「無責任」といいました。


たとえば、何から調べればいいかわからなかった警察がお知恵を拝借しにいった保護観察官。
「保護観察中の若者のなかで、いかにもカルト的な行為を犯しそうなヤツを教えてください」と聞かれた観察官は、「それならダミアンだな」と、ある若者の名前を告げます。
WM3のうちのひとり、ダミアン・エコールズです。
観察官に強い確信があったわけではありません。 聞かれたから答えただけ。 それにほら、保護観察中だし。 不良だし。
自分の無責任なひと言が、ひとりの人間を死刑台に向かわせるかもしれないという自覚が、はたして彼にあったのでしょうか。

たとえば、検視担当官として法廷に立ったペレッティ博士。
博士は、性器は故意に切り取られたものとの見解を自信をもって述べ、体についた傷とジェイソンの自宅裏から発見されたサバイバルナイフの形状は一致すると断言します。
WM3のうちのひとり、ジェイソン・ボールドウィンです。
しかし、ペレッティ博士の証言は、彼自身が「マブダチ」と語る法医学の権威によってあっさり否定されます。
性器の損傷は、遺体が放置されていた川で繁殖しているカミツキガメやワニガメなどの動物によるもの。 体に残る傷も死亡後についたものなので、悪魔信仰による儀式的な行為とは考えられない。etc・・etc・・
自分の無責任な証言が、ひとりの人間の人生を奪ってしまうかもしれないという自覚が、はたして博士にあったのでしょうか。 っていうか、そもそも一人前の検視出来るの?なんか試験何回も落ちてるって言ってたけどだいじょうぶなの?ペレッティはモノホンのドクターなの?

たとえば、事件を担当したウェスト・メンフィス署のゲイリー・ギッチェル警部。
不良少年の取調べを担当したギッチェル警部は、巧みな話術で容疑者少年を懐柔し、犯行の一部始終を聞き出します。
WM3のうちのひとり、ジェシー・ミスケリーJr.です。
ジェシー自身に非行歴があったわけではなかったものの、ジェイソンたちとつるんでいたという理由で芋づる式に逮捕されたジェシーには、知的障害がありました。
ギッチェル警部はそれを承知の上で、ジェシーから「自分が望む」答えを引き出していきます。
「犯行時刻は?もうちょっと遅くなかった?何で殴った?棒じゃない?こんな感じの木の棒だったんじゃない?ダミアンは悪魔に心酔してたでしょ?性的暴行もしたよね?」
その音声が残っている以上、誘導尋問があったのは疑いようのない事実なのに、というか後々そこ突っ込まれても何の言い訳の出来ないだろうに、ギッチェル警部は「巧みな話術」をやめようとは思わなかった。
自分の無責任な捜査が、ひとりの人間の未来を奪ってしまうかもしれないという自覚が、果たして彼にあったのでしょうか。

ダミアンから悪魔集会に誘われたことがある、と声を震わせ証言しておきながら、10数年後に「あれはウソだ」と涙ながらに撤回する主婦。
ダミアンは「少年の性器を切断して生き血を啜った」と自慢していた、と自信満々に証言しておきながら、10数年後に「あの頃はヤクとかやってたし自分でもなんであんなこと言ったのかよくわかんない」とシレっと撤回する少年収容所の少年。
自分の甥っ子が被害者であるにも関わらず、自分の兄(子どもの義父)に疑いの目が向けられた途端、事件に対し「道路のスピード防止帯にぶつかった程度のこと」と吐き捨てる叔母。
どれだけ警察のずさんな捜査があきらかになろうと、アーカンソー州には何の落ち度もないと言い切る次席検事。

悪魔がいるというならば、彼らこそが悪魔なのではないでしょうか。
彼らの中に巣食う、「自分以外の人間が殺されようと死刑になろうと、自分には関係ないから」という気持ちこそが、悪魔なのではないでしょうか。
なんと無情で、なんと身近な悪魔なのか・・・!

しかし、世の中には悪魔がいる一方で天使もいた。
WM3を牢獄から救い出した守護天使たち。 それは事件に疑念を抱いた映像作家であり、その作品を観た観客であり、レッテル貼りや弱い者いじめを心底憎む有名映画監督(ピーター・ジャクソン!)であり、目の前に差し出されたものをただただ無邪気に信じることをしない、思慮深い人々でした。

WM3にかけられた疑惑は、きちんとした解析や分析を経てあっという間に晴らされてゆき、決定的とも言える「現場に残されたDNAの相違」も明らかとなります。
もはやWM3が真犯人でないことは明明白白。
そこで、多くの支援者たちはWM3の釈放を訴えますが、アーカンソー州はとりつく島もなくそれを却下。
「新しい証拠など知らない。」 「過去の裁判がすべて。」 「いまさら事実もクソもない。」 「あーあー聞こえない聞こえない。」
この期に及んで、まったく自分たちの捜査や言動を省みようとしない「正義の番人」たちの愚劣さに、眩暈すら覚えました。

過去の過ちを認めてしまうと、WM3が奪われた20年近い期間になんらかの補償をしなければならないから?
ただの過ちどころか、証拠の捏造や違法捜査がバレたら告訴待ったなしだから?
あれだけイキって逮捕したのにプライド丸潰れだから?
・・なんかこれ、聞いたことあるよ! 聞いたり見たりしたことある! 自白の強要とか冤罪とか誤認逮捕とか捏造とか、そういうの突き付けられてもいけしゃあしゃあとしてるおまわりさん、テレビで見たことあるわ! 昔の話じゃなく現在進行形で見かけるわ!

遅々として進まない釈放要求。 いつ死刑を執行されるかわからないダミアンの健康状態の悪化。
苦悩の末、WM3と支援者たちは、頑として過ちを認めようとしないアーカンソー州と司法取引を交わすことを決めました。
「アルフォード・プリー」と呼ばれるそれは、「あくまで無実を訴える一方有罪であることも認める」という、とても奇妙で、とても残酷な取引。
2011年、WM3は縛めを解かれ自由の身になりました。
しかし彼らは無罪放免になったわけではないのです。 
「アルフォード・プリー」により、彼らは法の上で「有罪」になったのです。
これはただ単に、WM3はさぞかし無念であろうなぁというだけの話ではないのですよね。
8歳の少年たちを殺したのは誰なのか、という一番大切な部分が、一生闇に葬り去られてしまうことをも意味しているのですよ。 
なんなんだろうこの・・・ ホントに・・・ 正義って何かね。


当時、予審判事として事件を担当し、現在アーカンソー州の上院議員を務めているデヴィッド・バーネットは、事件を振り返りこう語ります。
「あの事件に関わらなければ人生は楽だった。 18年もあの事件に振り回されたんだ、わたしの判決に不満を持つ人たちから文句を言われながらね。 たまたまわたしが担当しただけだったのに。」
たまたま担当しただけ。
振り回された。
関わらなければ楽だった。
なるほど、そうなのでしょうね。 それぐらいの気持ちでなければ、子どもたちが無残に殺され、何の罪もない少年たちが人生の最も輝ける時期を奪われても良心の呵責を感じずにいられるわけないでしょうね。 
真摯に事件と向き合って、正しいことを追及しようという気が少しでもあったなら、今頃は無為に過ぎ去った時間を思って、激しく自分を責めているでしょうから。

わたしたちには、むやみに他人の私生活を嗅ぎまわり、証拠を集め、疑わしき相手を勝手に調べ上げる権限もなければ、私的に加害者を裁く権限もありません。
だからこそ、それをすることを許された、それをするために組織された行政機関や司法機関が、真実を追求する手を緩めるようなことがあってはならないはずなのです。
先入観を捨て、偏見を除外し、プライドにとらわれず、めんどくさがらずに、小さなことからこつこつと、公正な捜査と公平な裁きを下してもらわなければならないのですよお願いしますよマジで。
もちろん、アメリカだけではなく、日本を含めたすべての国で。


148分という長編ですが、支援者たちが事件の真相に迫ってゆくさまはテンポよく緊張感にも満ち、問答無用でぐいぐいひきこまれてしまいます。
ダミアンの無実を信じる女性、ジェイソンの心の支えとなる友人、ジェシーの帰りを待ち続ける父親、彼らの苦しみによりそい、正義を果たそうと団結する人々の姿はとても力強く、あまりに悲惨な結末でしたが、少しだけ救いを感じ取ることができました。
ただ、ドキュメンタリーですし、検視の結果を再検証するという内容である以上仕方ないのかもしれませんが、被害男児たちの遺体写真が何度も(しかも結構エグいものまで)映し出されるのがわたしにはつらすぎて、画面を直視できませんでした。 あそこまでばっちり映さなくてもいいんじゃないの。 どうなのPJ。

あと、すごいなぁと思ったのですけども、「ほぼ間違いなく彼に違いないっていうか彼以外考えられない」ぐらいの勢いで最有力容疑者認定された男性が、顔出し&実名でばんばん登場しているのですよねコレが。
遺族の中のひとり(義父)なのですが、PJも名指し、弁護士も名指し、出てくるみんなが名指しで「彼がやったんだよ!」と断言し、その説にのっとった取材を敢行していて、確かに、彼が真犯人であるという説はめちゃくちゃ信憑性もあるのですが、ホントにこれだいじょうぶなの?と思わずにはいられませんでした。

WM3も、その次に疑われていた別の義父も、本作で名指しされ現在最も疑われている義父も、誰に関しても直接的な証拠はありません。 彼らに共通しているのは、「いかにもやりそう」という印象だけ。
いや、最有力容疑者の義父に対してだけは、わたしも「いかにも」の範疇を越えていると言わずにはいられません。
なぜなら、20年近く経って関係者の口から語られたのは、吐き気がするほどおぞましい、義父の過去だったから。
元妻に対しDVをしていたという事実。
カっとなった末に元妻の親族に発砲したことがあるという事実。
隣家の女性を相手に暴行未遂事件を起こし訴えられたことがあるという事実。
被害男児を虐待していたという事実。
被害男児の妹にも長期間に渡り、性的虐待を行っていたという事実。
事件当日の行動に疑問を抱く友人を、逆に共犯者として脅していたという事実。
被害男児の靴紐からは彼のDNAが検出され、アリバイがないことが明らかとなり、どう考えても不自然な行動も目立つ。
もう彼以外考えられない。 わたしもそう思います。
しかし、彼が殺したという証拠は何もないのです。 それ以外の罪だけでも一生監獄に閉じ込めておきたいぐらいの気持ちですが、この事件に関する証拠は何もない。

警察が初動捜査をきちんとしてさえいれば。
警部が思い込みに縛られずにいれば。
自分たちの考えに反する証言にも目を向けていれば。
「こえー!地域のみんなもヒステリックになってるー!やべー!よっしここはひとつカルト的なアレってことで!」と責任を放棄しなければ、真犯人を裁くことも出来たはずなのに。
悔しいし、虚しいし、本当に腹立たしいです。

「いかにもやりそう」が実際の犯人に結び付くこともあるでしょう。 そうでない場合と同じだけある。
疑念の余地なく真犯人です!と名指しする本作の勢いに不安を感じると共に、今となってはそれを裏付けることなどできないのだ、というもどかしさに胸が詰まりました。

残念なことに、本作は劇場未公開でソフト化もされていないようなのですが、アマゾンでダウンロード版の購入なんぞが出来るそうですので、もし興味をお持ちの方はご覧になってみてはいかがでしょうか。 






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すきもの主婦が選ぶ2014年ベスト100 (後編)

2015年01月08日
あけましておめでとうございます!
昨年中は本ブログをご愛顧いただき、まことにありがとうございました!
ことよろ! つまりことごとくよろしく!

ということで、「ここまで引っ張る程のものでもないんじゃないか・・」という心の声をねじ伏せ、無理やり年をまたぎっぱなしにしていた、「2014年に鑑賞した映画の全コメントつきベスト記事」の後編です。
前回の記事の最後に「60位まで書いたので残り40本」と書いておりますが、痛恨の引き算ミスです。
がっつり60本残っております。
だったらさっさと本題に入れ? で す よ ね ー !!
そんなこんなで、60本分も読んでらんないよ、というみなさまに一番下ベストテンまで一気に飛ばすという画期的な方法をお勧めしつつ、後半戦のスタートです!

ちなみに100位から60位までの内訳はこちら

いざ鎌倉!


59位 『恋人はセックス依存症』
あらすじ・・・
セックス依存症に苦しむバナー博士の前で、黒いセクシー下着をまとったペッパーポッツが扇情的なダンスを踊ります。

と、ケロヨンが鬱陶しい女のようなあらすじを書いてしまいましたが、実際鬱陶しい女でした。みんなー!ケロヨンの演技力凄いよー!リアルにうざったいよー!演技力だよー!あくまで演技だよー!
そのへっぽこ邦題のおかげで、どれだけのお客さんを逃したのだろう・・と切ない気持ちになってしまう程の良作でした。 実際に苦しんでいる患者さんも少なくない精神疾患であるにも関わらず、その言葉の響きから「浮気の言い訳」程度にしか受け取られない「性依存症」。 それを克服しようとがんばる3人の男性を軸にした、厳しさと優しさを併せ持ったストーリー。 原題の「THANKS FOR SHARING」があらわすように、困難を分かち合うことの尊さを描いたステキな映画でした。



58位 『マリー、もうひとつの人生』
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(※ ビノシュは ふしぎなおどりを おどった。 マチュー・カソヴィッツの MPが 8さがった!)
あらすじ・・・
フランス在住のマリーさんが、「26歳にして就職も決まりそうだし、その雇用主の息子ともいい雰囲気だし、今日はいい誕生日になったで・・・!」  ・・・とホクホクしていたんだけど、あくる朝目覚めたらなんとそこは15年後の未来で、就職どころか会社のナンバー2までのぼり詰めていて、世間のあだ名は「女帝で」、雇用主はいまや義理の父で、小学生になる息子もいて、いい雰囲気だったはずの彼氏(現・旦那さま)とは離婚間近になっていて/(^o^)\ナンテコッタイ状態になります。

どの作品に出ていても、「ザ・ビノシュ!」としか言いようのないような独自のオーラを漂わせているフランスの「女帝」、ジュリエット・ビノシュさんによる国内劇場未公開作品。 この回りくどい言い方でお気づきかもしれませんが、わたしはあまり好きじゃないです、ビノシュさん。 好きじゃなかったのですが、この作品はよかった。 ファンタジーのようでしっかり現実を映し出している、とても誠実な映画でした。
本作の主人公・マリーは、「自分は何も変わっていない」と自分自身に言い聞かせながら生きてきたのだと思います。 「変わったのは周りだ」と。 しかし、15年分の記憶を失い、夫となる人と初めて愛を交わした日の「マリー」に戻ったことで、はじめて客観的に「女帝・スペランスキー」と呼ばれる自分を見ることが出来た。 そして、思い知らされた。 その変化に、その残酷なほどの変わりように。
20代の頃の自分と、40代にさしかかった自分とは、きっと全くの別人といっていいほど違っているのだろうな、と、わたし自身も思います。 そしてそれは、別に悪いことではないのですよね。 15年分の喜び、15年分の哀しみ、15年分のストレス。 年月を経るということは、その分経験を積み重ねてゆくということ。 それらを吸収し少しずつ変化するからこそ、山も谷もある人生に対応できるのではないか。 自分自身の変化を受け入れ、たくさんの過ちと見過ごしてきた幸せに気付いたビノシュさんが翌朝目覚めたとき、今度はいったいどんな光景が待ち受けているのか。 決してハッピーエンドではないけれど、ほのかな希望を感じさせるラストもよかったです。



57位 『アンナ・カレーニナ 』
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(※ 本年度NTR大賞)
あらすじ・・・
若くして愛のない結婚をさせられたアンナさんが本物の恋に身をやつします。

めんどくせえ女だな! 女性が人間としての人生を謳歌することを許されなかった時代に、自分らしく生きることを選んだ女性の愛と苦悩 ・・なんですが、やたらと湿っぽいキーラ・ナイトレイさんと自己陶酔にも程があるアーロン・テイラー=ジョンソンさんにいちいち苛々させられ、「わーめんどくせー!」と叫びながらフローリングをゴロゴロ転げまわらずにはいられない心理状態に。 まぁね、ジュードさんがとっても忍耐強くてイイ人なのと、わたし自身がもうええ歳なため、余計に若い2人の早計さを歯がゆく感じるのかもしれませんけどね。 舞台劇のような斬新な演出と、美しすぎる衣装にノックアウトされました。



56位 『セレンディピティ』
あらすじ・・・
ジョンキューとベッキン姐さんが運命の恋に落ちます。

「わー遅刻遅刻!」 そう言いながらパンをかじったまま通学路の角を曲がったジョンキューが期せずして飛び込んだたくましい胸。「いてて・・」と強打したお尻をさするジョンキューに差し伸べれれた白魚のような手。 「だいじょうぶかい?」 問いかけるベッキン姐さんの薄茶色の瞳に吸い込まれるジョンキューなのであった。  っていうお話です。(※超訳)
まだニコラス・ケイジ化が進んでいない頃のフレッシュなジョンキューに震えて眠れ! クリスマスで賑わうデパートでの運命的な出会いから、お互いに連絡先を書きあった初版本と5ドル札が巡る運命的な道すじから、知り合いの知り合いが知り合いだったという運命的な人脈から、なんとか辿り着いた相手の住所にたまたま別の人が間借りしていたという運命的な悪戯から、思い出のスケートリンクでの運命的な再会まで、恐ろしい程の赤い糸的運命の連鎖が止まりません! これぞロマコメ! 結婚式を迎えるその当日まで「ごめん、やっぱ他に好きな人が」って言い出さないクズさ加減もまさにロマコメ! 運命の相手以外の人生お構いなしなとこが超ロマコメ! 要するにロマコメは鬼畜!



55位 『ABC・オブ・デス』
あらすじ・・・
色んな人が色んな死に方をします。

FとZのひどさが群を抜いてすごい!

以前書いた感想



54位 『脳男』
あらすじ・・・
生田斗真さんが感情に任さず悪人征伐します。

二階堂ふみさんの絵にかいたような「悪魔的笑い」がすごい!

以前書いた感想



53位 『トランセンデンス』
あらすじ・・・
みんなジョニデになります。

人工知能の撲滅を図るテログループが専門家や関連施設を破壊 → その筋の権威だったジョニデも襲われ余命わずかに → 夫を死なせたくないジョニデの妻がジョニデの脳みそをコンピューターにアップロード → ジョニデの脳みそが思った以上に進化 → ジョニデを脅威に感じた元同僚がテログループとタッグを組む → FBIも協力するよ! → その筋の専門家モーガン・フリーマンも参戦するよ! → ジョニデvsセカイ → いざ攻撃をかけてみたらジョニデいい人だったみたい → なんかゴメン → ジョニデが死んだから世界中の電力もおちました → ジョニデ・・フォーエバー・・・
なんだこのストーリー。
平和的解決を望むジョニデ率いる人工知能チームと、殺人をも厭わない天然人間チームのぶつかり合いということで、圧倒的にジョニデ側にひいきしたくなります。 ゆえにスリリングさはゼロです。 ひたすら人間チームのヤな所ばかりが目につきます。 それもこれもジョニデを主役にしてしまった代償なのか・・・。 というか、そもそもテログループが人工知能の専門家を殺そうとしなければよかっただけの話なので、そんなテログループと協力し合う政府だとか研究者だとかに全く共感できない。 まずそいつら逮捕しろよ。 
どいつもこいつもがジョニデになってうっとりとした顔で奥さんに呼びかけるシーンの、何とも言えない「ジョニー・・おまえはそれで満足なのか・・」感が、最近の彼のパっとしなさと相まって胸に沁みるので、それだけでも観る価値ありだと思いました。



52位 『フライト』
あらすじ・・・
酒飲んでヤクをキメて飛行機を運転していたデンゼル・ワシントンさんが盛大に怒られます。

お酒は怖いねー! 過ぎたるはなお及ばざるがごとしだねー! と、観終わった瞬間お酒を飲まないわたしは思ったのですが、そういったアイテムはあくまでデンゼルさん演じるパイロットの堕落を表す例えの一つでありまして、本作は堕ちるところまでおちた一人の男が、臨死体験をきっかけに自らの人生と真摯に向き合おうとする、そのための勇気を得るまでの壮絶な葛藤を描いた、崩壊と再生の物語なのですよね。 ということで、おもしろくて、滑稽で、ジーンときて、ためになる、とてもいい映画でした。



51位 『渇き。』
あらすじ・・・
役所広司さんがバカヤローコノヤローと言います。

妻夫木さんのチュッパチャップス!!(バンバン!)(赤面)

以前書いた感想



50位 『清須会議』
あらすじ・・・
織田信長亡き後の方向性を決める会議で、豊臣秀吉が頭角を現します。

日本史に疎いわたしでもさくさく観られる歴史エンターテインメントだったと思います。 三谷作品ではすっかりお馴染みになってしまった「超豪華キャスト」も今回は珍しく物語の邪魔になっておらず、「この役をこんな人が・・!」という驚きが心地よかったです。(というか後で調べてから初めて気づいた方も) 剛力ちゃん、かわいいよ剛力ちゃん! 利家と秀吉の精神的乳繰り合いで心のおひつが開きました。



49位 『G.I.ジョー』
あらすじ・・・
マッチョな人がたくさんでてきます。

ハスブロだからしょうがない。



48位 『G.I.ジョー バック2リベンジ』
あらすじ・・・
ハゲの人も加わります。

ハスブロだからしょうがないんだってば。

以前書いた感想(1&2)



47位 『ヘンゼル & グレーテル』
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(※ こうみえて中世のお話です)
あらすじ・・・
両親に森に置き去りにされたヘンゼルとグレーテルが、お菓子の家で魔女を打ち負かし、その勢いに乗って妖魔ハンターとなります。

これすっごいおもしろかったです! しっかりとしたグロとエロ! 約80分という短い上映時間にギュッと濃縮された無駄のないストーリー! ありえなほど俊敏こととしまさ氏ジェレミー・レナー氏と、ジーン・グレイことファムケ・ヤンセンさんによるアメコミファン垂涎のどつきあいも超たのしい逸品です。



46位 『ヒューマン・レース』
あらすじ・・・
突然見ず知らずの場所に集められた人々が、死のルールに則り、最後の1人になるまでひたすら走らされます。

「GANTZ」と「死のロングウォーク」を足して2で割って血糊や火薬でデコレートしたような殺伐ストーリーがとてもおもしろく、いったいどんなオチがつくのだろうか・・とワクワクしながら鑑賞していたら、巨神兵と初号機を足して2で割ってこじんまりとさせたような謎の生き物が出てきて「オレたちの闘いはこれからだ・・・!」で終幕。 わー!とんちき映画だー! 極限状態に陥った人間の醜悪な生き様をホラーテイストで描いた意識高い系ホラーだと思ってたら、週刊ジャンプでいきなり打ち切られた格闘漫画ばりのとんちき映画だったー! 
観終わった瞬間は呆気にとられてしまいましたが、今となっては楽しい記憶しかないので46位にランクイン。
ただ、「頭がバーン」は最初のインパクトこそあれバリエーションが少なく徐々に飽きてしまうので、もうちょっと出し惜しみしてくれた方がよかったかも。



45位 『ダークスカイズ』
あらすじ・・・
失業中の夫とそれを支える妻と絶賛反抗期の長男とかわいらしい盛りの次男というごくごく普通の一家が第三種接近遭遇してしまいます。

UFOをこの目で見るのが人生の一大目標であるわたしですが、その乗組員との接触は絶対ノーサンキューというか頼むから勘弁して欲しいわけで。 いやだって、イヤじゃないですか、グレイタイプに囲まれるとか。 夜中に目を覚ましたら掃き出し窓からまばゆいばかりの光が差し込んでブオンブオンという低音が・・とか、もう想像するだけで超イヤじゃないですか。 で、本作はそんな超イヤな出来事にガッツリ巻き込まれた一家の気の毒すぎる物語でありまして、ホント観終わってからめちゃくちゃ怯えましたよねぼかぁ。
UFO話を大真面目に説明したところで、眉唾ものとして冷笑されるのが関の山。 ひどい場合は頭のネジがゆるんだ人と判断されることだってあるはず。 でももし、それが本当だったら?本人にとっては本当に起こった出来事だったなら? そこには「それを経験していない人」からは想像もつかないほどの絶望があるのではないでしょうか。 誰にも信じてもらえない。 誰にも助けてもらえない。
この手の映画がアメリカでたくさん作られていて、しかも受けている要因のひとつには、年間80万人とも言われる行方不明者(未成年)の問題もあるかもしれないなぁ・・と思わせるラストシーンも戦慄。



44位 『エビデンス-全滅-』
あらすじ・・・
廃屋で殺人事件が起こり、現場からとんでもないビデオが発見されます。

よくある「ファウンド・フッテージ」モノのていで始まる本作。 捜査チームが焼け焦げたテープを復元し再生すると、そこに映し出されたのは女優の卵とその親友を取り巻くありふれた日常の風景。 売れないアイドルのイメージビデオのような毒にも薬にもならない映像がだらだらと続き、やっとこさ「小旅行」という変化が起こったとおもったら、今度は謎のトラップ&謎の廃屋&謎の殺人鬼と、いつかどこかでお会いしたことのあるような既視感たっぷりな展開に。 ・・って、この文章だけだといかにもつまらなそうじゃないですか? でも全然つまらなくないんですよ!これが!
発見されたテープの破損していた部分が徐々に解析されてゆくスリル。 解析と同時進行で行われる容疑者宅のガサ入れの行方。  そして、まさかのユージュアルサスペクツなオチと見せかけてからの畳みかけの気持ちよさ! クライマックスに達したとき、超かっこよかったOPの視点に隠された意味がブワワーっと理解できた時なんてのはもう、膝をバンバン叩きたくなりましたよね!ええどええどー!っつって。
というわけで、「ファウンド・フッテージ」モノという設定を逆手に取ったアイデアに大いに舌鼓を打ったのですが、さすがにラストのアレはあまりにも安っぽすぎるんじゃないでしょうかねぇ。 この際だから思い切って更にもうひとひねりして、それすらも全てヤラセってことで、犠牲者役と加害者役が鎌田行進曲歌いながら出てくるオチまで行っちゃってもよかったと思います。 



43位 『グランド・イリュージョン』
あらすじ・・・
「フォー・ホースメン」を名乗る4人のスーパーマジシャンが、種も仕掛けもある犯罪とマジックの華麗な融合に挑戦します。

我々は「目に見えるものしか信じない」という呪縛で自分自身をがんじがらめにしているがゆえに、重大な犯罪を見逃しているのかもしれない。 ナイフを持って刺せば、そこには目に見える赤い血が流れる。 しかし、目に見えない「人間の怠慢さ」や「傲慢さ」や「妬み嫉み」などが、誰かを死に追いやってしまっていても、そのことに気付くことはあまりないのだ。
ということで、愛する人を奪われた人物が、目には目を、歯には歯を、見えないやり方にはマジックをとばかりに、あの手この手を駆使し憎き仇を追い詰めるための壮大な復讐劇を企てます。 復讐劇ですが、キラキラ眩いスポットライトに照らされ、ゴージャスにショーアップされた超爽快な復讐劇ですので、観ている間も観終わってからもひたすら楽しかったです。 続編も楽しみ!


42位 『ピープルVSジョージ・ルーカス』
あらすじ・・・
スターウォーズに人生を狂わされた人たちが、絶対神・ルーカスの掌で転がされます。

特別篇もジャージャーも全部受け入れるから、その代わりにオレたちのオリジナル版を返しておくれ! 無かったことにしないでおくれよ!(←わかりすぎてつらい)



41位 『ホワイトハウス・ダウン』
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(※ 服着てない方)
あらすじ・・・
ホワイトハウスがダウンします。

SPとして長年政府に尽くしてきたおとうさんが、イラクでのマル秘密作戦で息子を喪い落ち込む ← わかる
にっくき中東を徹底的に懲らしめるのではなく、和平を結ぼうと言い出した弱腰な大統領にガチギレる。 ← まぁわかる
定年退職する日に合わせて、特殊部隊の知り合いを手引きしてホワイトハウスを占拠する。 ← ギリわかる
大統領の生体認証を手に入れて中東に一斉核攻撃を仕掛ける。 ← わ か ら ん
・・という悲しき逆恨み劇かと思いきや、実は一連のテロは中東との和平を邪魔したかった下院議長が黒幕でありまして、戦争が無くなったら軍事産業がメシマズになっちゃうヨ!と焦った議長は、アメリカが核攻撃すればふたたび中東と存分に揉めさせられることが出来ると結論付けちゃったのですよね。 っていうか、核なんか撃ったら揉めるとか揉めないとかいうレベルを越えちゃうと思うんですけど大丈夫かこの議長。
本作を観て、アメリカの最高権力は、大統領→副大統領→下院議長という順番に移行するんだという事を知りました。 やっぱり映画は勉強になるなぁ!(たぶん知ってても人生の役にはまるで立たないケド)
余談ですが、劇中チュッパチャップスを口にくわえたままクラッシックに合わせて手を振りながら「さぁ!ゲームのはじまりだ!」と叫ぶ、前世紀に絶滅したはずのタイプのスーパーハカーが出てきて、なんかもう顔を真っ赤にしてお布団に潜り込んでバタバタしたくなりました。



40位 『エンド・オブ・ホワイトハウス』
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(※ 服着てる方)
あらすじ・・・
ホワイトハウスにエンドの瞬間が訪れます。

絶賛国際指名手配中のテロリストが誰にも気づかれず韓国の大統領のSPに就職して、ホワイトハウスの中枢に潜入するというすっとぼけたストーリー。 韓国の人はよく怒らなかったなぁ。
で、そのテロリストは実は北朝鮮のご出身で、「オレたちの同胞はアメリカのせいでひもじい思いをしてきたのに、お前らのうのうと暮らしやがって~」と、坊主も袈裟も草履も空も大地もひっくるめてすべてが憎たらしいのですよね。 そのため、いっそアメリカごとぶっ壊してやろうと考えるわけですが、どうですかこの、圧倒的なほどの「アメリカ憎し」パワー! こういう憎しみを抱くのって、果たして北朝鮮だけなのカナ?カナ? と現実のアメリカの行いを見ているとぜんぜん笑えない設定がすごいです。 アメリカの人はよく怒らなかったなぁ。
似たような時期に公開された「エンド」と「ダウン」ですが、ホワイトハウスの意外とモロいセキュリティや、子どもが妙にウロウロする点や、味方が主人公と大統領だけという点や、国防総省のみなさんが特等席から悠々観覧している点や、マスコミによって情報が筒抜けになっている点や、核が乗っ取られ過ぎな点などなど、邦題だけではなく内容も極々似通っているため、「服を着ている方」と「着ていない方」で見分ける方法をお勧めします。 
ちなみにわたしは、戦闘服に身を包んだジェラルド・バトラーさんが殺人マシーンに大変身する「エンド」の方がすきです。 ゴリッゴリの殺戮シーンがさいこう!



39位 『ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金』
あらすじ・・・
脳筋トリオがお金持ちを拉致・監禁して財産を巻き上げます。

上昇志向が強すぎて酸欠気味の主人公に、脳筋すぎて頭の中がお花畑な同僚たちがうまいこと言いくるめられ、雑すぎる犯罪に手を染めるお話。 理想の筋肉を手に入れるためなら「ノーペイン&ノーゲイン」(痛みなくして得るものなし)を貫くくせに、一攫千金のためだと自分が痛まないよう、楽して金持ちになれるよう姑息な手法を選ぶあたりが、犯人たちの底の浅さをうまいこと表していてよかったです。 そのおおざっぱな手口がありえないのですが、もっと信じられないことに、なんとこれは現実にあった事件をもとにしているというのですから、アメリカンドリームの魔力ってすごいですよね。 あと、主人公演じるマーク・ウォルバーグさんの肉襦袢っぷりもすごい。 
キャラクターの滑稽さと行う犯罪の非道さとのギャップから、『ファーゴ』のマイアミ版といった印象を受ける。 それにしても、なんという空と海の色なんだろう。 少しの影すらも残さず照らし出そうとするような容赦ない太陽。 クライマックス、ペンキを流し込んだような極彩色の景色を眺めながら、「こんな残酷な太陽の下にいたら、わたしも正気を失うかもしれないなぁ」とぼんやり思ってしまいました。



38位 『V/H/S ネクストレベル』
おばけのようなものが出る廃墟でいかがわしいビデオを見ます。

新進気鋭の監督たちによるPOVオムニバスホラーの第2弾。 そういえば昨年の年間ベスト記事に「第1弾の感想は後日」って書いてそのまんまだったなぁ・・・(遠い目) 
空き家に忍び込んだ人がそこいら辺に山積みにされているビデオテープを見まくる、という前作でのスタイルはそのままに、今回もかなり無理のある死にざまがてんこ盛り! 
臨床実験に協力するかわりにタダで最新鋭の義眼を手に入れた男性が、謎の副作用でI see dead people状態になってしまう1本目に、今大流行中のGoProを装着してサイクリングに出かけた男性が謎のゾンビ渦に巻き込まれる2作目、カルト教団の潜入取材に成功したジャーナリストが謎の儀式に立ち会ってしまう3作目と、親の居ぬ間に酒飲んで盛り上がろうとしていた未成年者のパーティに謎の宇宙人が乱入する4作目のどれもが、テンポよくグロたっぷりで、程よい不条理さも心地よい。 いろんなものが振り切れている3作目の頭のおかしさと、2作目の無償の愛は特にグっときました。 
不法侵入した空き家に「watch me」って書かれたビデオテープがあったとして、それ暢気に見るヤツいるかぁ?という疑問は相変わらず消えませんが、今後もこのような、次世代を担う若き作り手のみなさんが腕を振るう場があり続けるといいですね! ときれいにまとめたところでおしまいにしたいと思います。  だってまだ38位だし! だいぶ書いたと思うんだけど、ま だ 3 8 位 だ し !



37位 『ROOM237』
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(※ おわかり、いただけただろうか・・・?)
あらすじ・・・
いろいろな人たちが『シャイニング』の中に見えない何かを見出そうとします。

感想はこちら



36位 『ウォルト・ディズニーの約束』
あらすじ・・・
「メリー・ポピンズ」の原作者・トラヴァースさんが、小説の実写映画化にあたり、ディズニーさんとすったもんだしながら自身の過去とも向き合います。

一度も『メリーポピンズ』を観た事のないちびっこが、なぜか鑑賞を希望したので気が変わらないうちにそそくさと劇場へ。(自分から映画に行きたいと言い出すことなど滅多にないため) その後『メリーポピンズ』そのものも借りてきて猛プッシュしてみたのですが、結局そちらは観ようとしなかったちびっこ。 なにが彼女を駆り立てたのか・・・未だ謎のままである。
で、映画の方はどうだったかというと、めちゃくちゃええ話でした。 わたしは幼いころから『メリーポピンズ』を数え切れないほど観てきているので、その成り立ちも興味深かったですし、トラヴァースさんとディズニーさんがそれぞれ胸に抱えていた父親への想いにはグっときましたし、とにかく曲がかかるたびに涙腺が緩んで大変でした。 ちびっこも満足していたようでよかったです。



35位 『凶悪』
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あらすじ・・・
死刑囚から届いた手紙をきっかけに、とある連続殺人事件を調べることになった記者が、自身の現実から目をそらし取材に没頭します。

オラフだいすきなちびっこたちには絶対に観せられない猛毒映画。 冒頭、ピエール瀧さん演じる極道が、若い衆やらその恋人やらをめちゃくちゃに壊すシーンがあまりにもキツすぎて、というもの、現実にもこういう事件は起きているし(そもそもこの映画自体が現実の事件をもとにしていますし)、「娘を持つ親の視点」から映画を観てしまった瞬間、何の落ち度もない若い女の子がヤクザにシャブ漬けにされて火を付けられて・・というくだりがどうしても耐えられなかったのですよね。 なんつうか、荒唐無稽な殺人鬼が出てくる映画ならたのしく観られるけれど、こういう(感情の)抜きどころのないおぞましい映画はそろそろ無理なのかもなぁ・・と己の限界を感じてしまったのでした。
気を取り直して内容に目を向けますと、山田孝之さん演じる記者が暴いてゆく事件そのものは有名ですし、過去にも目にしたことがあったので割愛するとして、その件以上にわたしの心を凍えさせたのは、フィクション部分である「記者の家庭」についてでして。 ラスト、妻との人生を守るため、痴呆症を患う母を老人ホームに入れる記者。 彼の選択と殺人事件の関係者との違いは、「平和的」だったか「力づく」だったかという点だけで、邪魔な親(老人)を始末しようとしたという根っこの部分は同じなのではないか。 ヤクザなんかとつるまない、犯罪とは縁もゆかりもない普通の人間が持つ、いや、持たざるを得ない「残酷さ」。  しかも、お金で方がつけられるだけ、記者はまだマシなのかもしれないということが、わたしはさらに恐ろしい。  
匂い立つ凶暴スメルに胸やけしそうな、猛烈な映画でした。



34位 『10人の泥棒たち』
あらすじ・・・
アジアを股にかけ活躍する泥棒のドリームチームが遺恨試合に挑みます。

これにもイ・ジョンジェ様が出ていたことに気づき激しく動揺しているわたしです・・・!

以前書いた感想



33位 『マレフィセント』
あらすじ・・・
ジョリ子がオーロラ姫をお世話します。

なんと、ちびっこの予言通り「シンデレラ」の実写版が製作されこの春公開になるそうな。 ディズニーの偉い人は早急にちびっこの口座にアイデア料を振り込んで下さい。

以前書いた感想



32位 『ビフォア・サンセット』
あらすじ・・・
旅行先のウィーンでロマンティックな一夜を過ごした2人が9年ぶりに再会します。

メロドラマティックな会話劇。 なんと全編アドリブなし。

以前書いた感想



31位 『ビフォア・ミッドナイト』
あらすじ・・・
再会先のパリでロマンティックな夕暮れを過ごした2人が9年後夫婦の危機を迎えます。

デルピーさんの腹肉が他人事とは思えない。 

以前書いた感想



30位 『ディアトロフ・インシデント』
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(※ 躍動感!)
あらすじ・・・
1959年にディアトロフ峠で起きた謎の死亡事故の真相を探ろうと同じルートをトレッキングしていた若者たちがおっかない体験をします。

ありがちなPOV映画かと思ったら後半の展開がとんでもないことに! 
まずもととなった事件(事故)がそこいら辺の映画の数倍おもしろい。 「死の山」と呼ばれていた山をスキーでトレッキングしようと旅立った9人の学生たちが、約一か月後死体で発見されたのですが、そのうち5人の体には致命的となるような傷がなく死因は低体温症。 残りの4名はそれぞれに酷い怪我を負っていたものの、どれも「普通じゃない」力が加えられており、舌が無いものまで。 
下着一枚の状態の死体。 内側から破られたテント。 何人かの衣服から検出された高い数値の放射線。 彼らを死に追いやったのは、先住民か?ソ連軍が開発していた秘密兵器か?それとも宇宙人か? なんと犯人はいまだ謎のままという。
で、そんなオカルト&ミステリー好きにはたまらない事件を探るため、映像作家志望の若者たちが性懲りもなく雪山にアタックするというフィクションが追加されたのが本作なのですが、この膨らませ方がまた尋常じゃないおもしろさ! (この手の映画が大好物な)みんなが期待するすべてがここにある! ヒントは「フィラデルフィア計画」! どうだいこの盆と正月がいっぺんに来た感!ごっつぁんです!



29位 『死霊館』
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(※ 先日初来日を果たしたアナベルちゃん。 前田のあっちゃんではない。)
あらすじ・・・
アナベル人形がセンセーショナルにスクリーンデビューします。

アっちゃんのスピンオフは2月公開予定!

以前書いた感想



28位 『インシディアス 第2章』
あらすじ・・・
ランバート家の長男・ダルトンくんが、一子相伝の奥義・幽体離脱を駆使し、あの世から色んなものを連れてきます。

おっさんみたいなヴァーさんの正体が明らかに・・・!

以前書いた感想



27位 『ビューティフル・ダイ』
あらすじ・・・
刑務所を脱獄した連続殺人犯が、自分を警察に売った恋人のもとへひた走ります。

『サプライズ』のアダム・ウィンガード監督による猟奇サスペンス・・・ ぐらいに思いつつ観ていたら、予想に反して超詩的で超純愛で超不条理な人間ドラマだったのでびっくり。 もちろん、いい意味での驚きです。
本編が始まり、まず映し出されるのは、何やら思いつめた様子の男性。 彼は意を決したように、車のトランクを開ける。 するとそこには必死で命乞いをする女性が・・・。 彼は一心不乱に女性の首を締め上げますが、その表情は快楽殺人鬼からは程遠い苦悶の色が浮かんでいる。 この殺人は、彼にとって決して愉快なことではないのだ。 このシーンを冒頭にもってくるトコロの巧妙さ! まんま「どうなんだろ?」と思いましたもんね。 「この人悪い人なんだろうけど、実際はどういう人なんだろ?」って。 その後のストーリーを安易に予測することを許してくれないこの印象操作。 憎いよウィンガード!
観ている方を不安定な心境に誘ってくれる落ち着きのないカメラと、心の静けさ・寒々しさを映し出す幻想的な風景。 クライマックスの超展開と切なすぎるオチもさいこうです!



26位 『LIFE!』
あらすじ・・・
登場するみんながベンに首ったけになります。

感想は後日更新予定。



25位 『『トランスフォーマー/ロストエイジ』
あらすじ・・・
いいロボットとわるいロボットが幾度目かのケンカをはじめます。

もうそれ、いい加減宇宙でやってくれないかな。

以前書いた感想



24位 『LUCY/ルーシー』
あらすじ・・・
スカ子の脳みそがUSBメモリーになって宇宙をもコントロールし始めます。

『トランセンデンス』に続き、毒にも薬にもならない役で登場するモーガン・フリーマンさんの、余生を楽しんでいる感すごい。

以前書いた感想



23位 『サプライズ』
あらすじ・・・
彼氏の家にお呼ばれした女の子が強盗を返り討ちにします。

金持ってそうな彼の両親。 その結婚記念日を祝うため、郊外の別荘に集いし親戚一同&その連れ合い。 和気あいあいとした雰囲気が、お金の問題やプライドの問題でこじれ始めた時、突如窓から飛び込んできた一本の矢。 気づいた時には家は完全に敵の手に落ちていた。 一人、また一人と無残に殺されてゆく金持ち家族。 このままなすすべなく、殺人者に蹂躙されるしかないのか・・・ 誰もがそう思ったとき、一人の女性が立ち上がった! 彼女の名はエリン。 頭のおかしい父親から人殺しの技と生き残りの術を叩き込まれた、美しき人間兵器。  恋人の家族を救うため、エリンはスキルと根性で侵入者に立ち向かう。 殺し屋3人だぁ? 一個連隊連れてこいコノヤロウ!!
というわけで、前半部分で不穏な空気感を存分に作り上げたら、後半はずっとエリンのターンです。 ホラーの鉄則をことごとくぶち壊す最凶ヒロイン・エリン。 2階になんて籠らないし、カーテンにただ隠れもしないし、とどめも刺すし、キッチンにあるものは料理ではなく人殺しに使うという徹底っぷりに手汗がとまりません。 ミキサーの斬新な使い方、すてきだなぁ。



22位 『ジャンゴ 繋がれざる者』
あらすじ・・・
ひょんなことから賞金稼ぎのドイツ人に助けられた黒人奴隷のジャンゴ氏が、別の土地で囚われている奥さんを解放しに行きます。

悪い白人は全員あの世行きだー!! 悪い黒人もあの世行きだー!! というシンプルかつバイオレンスな物語。 タランティーノ作品には欠かせない存在のマダファカ兄さんですが、今回は変身っぷりが凄まじ過ぎてラスト近くになるまでご本人とは気付きませんでした。 すげえよ兄さん! ディカプリオさんのすばらしき顔芸と、理性ある人間の代表のようなヴァルツさんの筋の通し方に魂が震えました。 



21位 『戦慄怪奇ファイル コワすぎ!劇場版・序章【真説・四谷怪談 お岩の呪い】』
あらすじ・・・
みんなだいすき工藤Dが例の髪の毛を魔改造します。

感想はこちら

これに続く『劇場版』は、前記事に書いたようにわたしの心にまったくグっとこなかったのですが、きっと今後また、期待と不安を颯爽と裏切ってくれるような傑作に出会えると信じて、堂々の21位です!  邦画の中では1位です!



さあさあ! 長らくおつきあい頂きましたベスト100も、いよいよトップ20に突入しますよ! 自分でも「なんでこんなのはじめちゃったんだろ・・」と役に立たない後悔に溺れっぱなしでしたが、読んで下さっているみなさんの方がよっぽどか「いっぺんに書く必要あったの・・・?」と真剣にツッコみたい衝動を胸に秘めていらっしゃるでしょうしすみません、さっさと先進めますね。



20位 『her/世界でひとつの彼女』
あらすじ・・・
ホアキン・フェニックスがかなり進化した人口知能に恋をします。

尋常ではないほどの進化を遂げたAIと人間との違いなんて、肉体のあるかないかぐらいしかないじゃないか!愛こそすべてだ! と思っていたんだけどやっぱ違ったわー。 というせつないお話。  
AIと人間との重大な違い。それは「同時進行」の可能性。 「コンピューター相手だなんて」という世間の偏見も恐れず、人工知能のまごころを信じたホアキンさんに、AIが告げた衝撃の真実。 そして彼は知ることになるのだ、ダウンロードの数だけ愛はあるということを。 そりゃそうだよ。製品だもん。 「一体何人と恋仲に・・・?」と恐る恐る尋ねるホアキンさん。 「ズバリ、641股です!」  ロ・・ロッピャクヨンジューイチィ・・・・・
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(※ 松尾バションボリ)

しかも、AIが多股恋愛を始めたのはホアキンさんと付き合うようになってからということで、すげえ!「もっと恋したい」「もっと相手のことを知りたい」って成長欲が芽生えるの、人間と一緒だ!
 
今日の教訓 「人工知能が人間らしさを手に入れたらすげえ多股に走る」

本編の内容とは関係ないのですが、本作に登場する世界では、人工知能は人間の営みに欠かせない存在となっており、ほとんどの人たちが耳に装着したヘッドセットでコンピューターのオペレーションシステムと会話しています。 街中で、エレベーターで、駅のホームで、あらゆるところで人々が口々に見えない誰かと会話している世界。 なんかね、独り言をいっていても「おかしい人」と思われないこの世界が、すごくうらやましいなーと思ってしまったのでした。 「変わった人」が「普通」な世界、いいなぁ。



19位 『ウルフ・オブ・ウォールストリート』
あらすじ・・・
ディカプリオさんが荒稼ぎします。

並大抵ではない上昇志向を持った男の人が、持ち前のガッツと人たらしテクとベシャリの腕と愛嬌ある容姿を武器に、ウォール街のトップにのぼり詰める様が、あたまがおかしいほどのテンションと熱量で一気に描かれます。 とにかくスピード感がすごい。 スコセッシさんとディカプリオさんは、新しい扉を開いた気がします。 ラリったディカプリオさんが車までゴロゴロするシーンのしつこさとかさいこう! 金のという名の宗教を盲信し、裏切られ、それでもなお救いを求めてしがみつく人々の姿が、憐れで悲しくて、どこかユーモラス。 



18位 『華麗なるギャツビー』
あらすじ・・・
ディカプリオさんが好きな人のために荒稼ぎします。

絢爛!狂乱!一心不乱! ということで、戦争に行っている間に別の人と結婚してしまった元カノを取り戻そうと必死にがんばるディカプリオ氏がひたすら気の毒な本作が見事18位にランクイン!
安泰な生活のためにいい感じの金持ちを選ぶ元カノといい、世間への体面の為にいい感じのお嬢さんをめとりながら愛欲専用の愛人も手放さない元カノの夫といい、「気前のいい金持ちの友達」という恵まれた地位を享受しながらも肝心なトコロでは傍観に徹する友人・トビーさんといい、ほんっとに出てくる人たちは揃いも揃ってクズばっか!  では、ディカプリオ氏だけは根っからの善人なのかと言うと、彼もまた自己中っちゃあ自己中なんですよね・・・。
「自分」が元カノを取り戻したい! 「自分」がやり直したい! 「自分」が満足したい! と我がコトばかりのディカプリオ氏。 もしも本当に、愛する彼女の幸せだけを祈るのならば、彼女に夫と間男(自分)の二者択一を迫るようなことはしないはず。 わざと夫と張り合って、彼女を窮地に追い込むようなこともしないはず。 でも、しちゃうんですよね。 だって、本当に大事なのは「自分の幸せ」だから。 プライドと愛がごっちゃになって、何が一番大切なのかわからなくっているディカプリオ氏と、その心の混乱を表すような空虚なパーティシーンがとてもすばらしかったです。 
まぁ、一番すばらしかったのは、元カノだギャツビーの正体はだのとワッキャワッキャしている間につつがなく進行してゆき、最後の最後に究極の信頼関係として精神世界で成就した、ディカプリオ氏とトビー氏の無償の愛なんですけどね! おーいかあさん! 白飯おかわり!おひつで!
ギャツビーも、元カノの夫の愛人も、その愛人の夫も、本作で亡くなっていった人は皆、「真実」を知らないまま旅立ってしまいます。 愛する人の裏切りを、愛する人を死に追いやった原因を、愛はすでに遠く離れていたことを知らず、自分の中の真実だけを抱えてこの世を去った彼らが迎えたそれは、もしかしたら幸せな最期だったのかもしれないなぁ・・と、思いました。 



17位 『イントゥ・ザ・ストーム』

(※ 予告でいいトコ全部観せちゃってるパターンだと思いました? 本編はこの10倍すごいですから!)
あらすじ・・・
すごい竜巻がいっぱいきます!

とんでもないおもしろさでした!! ビデオカメラと携帯カメラと街中や建物内に設置された防犯カメラと竜巻ハンターが使う車載カメラの映像を臨機応変に使うことで、POVでお馴染みの映像酔いやご都合ショットを極力排することに成功! あなたは映画館や自宅にいながらにして、突風にあおられ泥水におぼれる感覚を体験することとなる・・・!
上映時間は約90分というお手軽さ。しかも全編クライマックスにより体感時間はほんの1時間程度。 でも決してペラくない!人間ドラマもみっちり詰まっています! アメコミがたっぷり公開されていない年だったら、ベスト5以内に入れちゃってただろうなぁ。 主役のおとうさんが『ホビット』のトーリン・オーケンシールド様であるということに、鑑賞後まで気づかなかったので、ホビットシリーズを100回ずつ観て反省したいと思います。



16位 『GODZILLA ゴジラ』
あらすじ・・・
ゆるふわ博士 ケン・ワタナベが右往左往します。

先日、我慢できなくなった東宝が、日本でも新しいゴジラ映画を作ると発表したそうな。 だから「ファイナル」をつけるのはやめとけとあれほd(ry

以前書いた感想



15位 『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』
あらすじ・・・
ミンディちゃんが成長します。

絶対に続編が作られませんように!

以前書いた感想



14位 『アナと雪の女王』
あらすじ・・・
ありのままに戻ります。

「ありのままで生きるって言いながら引きこもるとかウケるよねー」と、ブログだったかTwitterだったかで見かけたのですが、わたしはあれは「ありのまま」じゃないと思うのですよね。 雪山に自分だけのお城(楽園)を作って引きこもったのは、エルサが「ありのまま」になったのではなくて「わたしなんてこんな風に生きるしかない」と言う開き直りというか、諦めだったんじゃないかと。
アナが魔法をくらってしまったあの日、眠ろうとするエルサにアナは「雪だるまつくろ?」とおねだりしていました。 つまり、日頃からエルサの魔法で雪遊びすることは、2人のたのしみのひとつだった。 では、毎回氷まみれになっていた大広間は、遊んだ後どうしていたのでしょう? 
きっとこの頃のエルサは、自分の力をコントロール出来ていたのですよ。 雪を出すのも、きれいに消すのも、自由自在だったのです。 なぜなら、アナが自分を信頼してくれていることも、自分の力を恐れていないことも、雪と氷を喜んでくれていたこともわかっていたから。 エルサにとって力は、よろこびのもと。 その頃のエルサこそが「ありのまま」のエルサだった。 しかし、不慮の事故と、腫れ物を触るような両親の態度と、はじめて会うトロールおじさんの脅し口調が、その自信やよろこびを奪い去ってしまう。
クライマックス、エルサが力をコントロールできるようになったのは、アナからの無償の愛を得たことで、幼かった頃のよろこびの記憶がよみがえったからなのではないかと思うのですよね。 たのしかった雪遊び。 自分を、その力ごと愛してくれた妹。  幸せだった日々。 
力を恐れず受け入れることこそが「ありのまま」であり、エルサはそこに無事立ち戻れたのだ、と思います。

今日のまとめ 「両親とトロールおじさんがポンコツ」

以前書いた感想



13位 『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』
あらすじ・・・
ステ子スカ雄Åことステラン・スカルスガルドさんがストリーキングします。

ほとんどロキたんの力だけでランクイン!

以前書いた感想



12位 『インターステラー』
あらすじ・・・
理系のとうちゃん・マコの平が種の保存のため宇宙へ旅立ちます。

わたしは利己的な人間なので、自分の子どもさえ助かればそれでいいと思っちゃうとうちゃんに共感してしまいますが、一方で、自分の子どもが助からないならあとはもうどうだっていいという意識の低さも持ち合わせているので、たぶん誘われても宇宙には行かずに一緒に過ごすと思います。 そんなこんなでマコの平はえらいなぁ。

以前書いた感想



11位 『ゴーン・ガール』
あらすじ・・・
壮大な夫婦喧嘩が始まります。

文字に書いたり口に出すたび、「ベイビー・ゴーン」と間違ってしまい、しかも実際ベンアフ監督作に『ゴーン・ベイビー・ゴーン』があったりなんかしてさらにごっちゃになって、なんかもう、歳はとりたくないなぁ・・と思いました。  

以前書いた感想


長々と引っ張ってしまい申し訳ありませんでした!
いよいよというかやっとこさというか、以下ベスト10の発表です!




10位 『アメイジング・スパイダーマン2』
あらすじ・・・
承認欲求オールスターズが愛を求めてぶつかり合います。

マックスさんの不憫さだけで10位をゲット。 ハリーとピーターの件ははかどりすぎておひつが足りないのでまた今度。

以前書いた感想



9位 『オール・ユー・ニード・イズ・キル』
あらすじ・・・
トムが強くなります。

しょうがないじゃないか!トムの映画なんだから!!

以前書いた感想



8位 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』
あらすじ・・・
グルートがおっきくなったりちっちゃくなったりします。

アイ・アム・グルート!

以前書いた感想



7位 『ジャージー・ボーイズ』
あらすじ・・・
フォー・シーズンズが誕生します。

すさまじく余談ですが、まだ英語がわからない子どもだった頃は、「フォー・シーズンズ」ではなく「フォーシー・ズンズ」だと思っていました。 同時期に聴いていた「ドリフのズンドコ節」の影響もあったかもしれませんネ! ・・だから言ったでしょ、すさまじく余談だって!

以前書いた感想



6位 『新しき世界』
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(※ ヤクザな兄貴とシンガーな兄貴)
あらすじ・・・
ミイラ取りがミイラになります。

兄貴が「強く生きろ」と言ったから、11月28日はセメント沼記念日!
もう語呂も字数もむちゃくちゃですが、『新しき世界』と出会った11月28日はセメント沼記念日です。 えっ? 11月28日ってなんなのか?わたしが『新しき世界』を観た日ですよ! 日本で公開されてから、既に9か月が経過。 遅すぎた!出会ったのが遅すぎた!でもこのセメントは時間が経っても不思議と固まらないんだナァ!(ゴクゴク)(浴びるように飲みながら)

下っ端のおまわりさんが上司に命令され、ヤクザ組織に潜入するという、別に目新しくもなんともないお話なのに、どうしてこんなに心のやわらかいトコロをえぐっては投げえぐっては投げするのでしょうか。 物語は薄暗い倉庫でヤクザに疑いをかけれらた男が口にセメントを流し込まれるという衝撃的なシーンで幕を開けます。 とても野蛮で、非情な世界。 まだこの時点では、わたしは本作に引き込まれていませんでした。 醜いヤクザの抗争。 容赦ない上司からの指示。 しんどいけれど、まぁそういうもんだろ、ぐらいな感じで。
しかし、ヤクザの親分が亡くなり、そのお葬式が開かれることになった時、しんどい世界に今まで見たことのないほど愛くるしい一輪の花が咲きました。 殺伐とした空港に現れた、白スーツにサンダルという独創的なファッションの男性。 そう、組織のナンバー2である兄貴です。 
マッポの手先であり尚且つヤクザの一員という、大変めんどくさいポジションで苦悩していたイ・ジャソンさんが、楽しいことも血なまぐさいことも全て分かち合ってきた親友であり、心のよりどころであり、いつか警察に売らなければならない敵でもある兄貴は、そんなイ・ジャソンさんの心のうちなど知る由もないはずなのに、何もかも受け入れているような穏やかな瞳で微笑みます。  なんという・・・ なんという・・・!!!(心のおひつを抱えながら号泣)

退路を断たれたジャソンさんと兄貴。 その果てに待ち受けているのは、逃れようのない「破滅」という現実。 忠誠と愛情の狭間でもがき苦しむジャソンさんの背中に、兄貴がそっと寄り添います。(そのままの意味ではなく精神的な意味で) 
「強く生きろ」  
残った命を絞り出すように、しかしやさしく語りかける兄貴の言葉を糧に、ジャソンさんはいつか帰るはずだった故郷(警察)を捨て、誰よりも高い場所へと到達しました。 しかし、そこには信頼できる友も、叱咤してくれる仲間の姿もありません。
誰もいない新世界で、彼は夢を見る。
それは血みどろで、それは拙く、そして甘い。 流血の中にあって、彼は幸せだった。 
からっぽの世界で、そんな日の夢を見るジャソンさん。
うわわーん!!もうわし一生夢だけみて生きてくからもっとその白昼夢おくれよ!! 兄貴とジャソンがただ道歩いてるだけの映像でもいいからレギュラー番組でおくれ! 兄貴とジャソンのぶら散歩、週一でおくれよー!!(隔週でもいいヨ)

兄貴とジャソンさんの姿がかなしくてせつなくてたまらないのですが、そんな彼らを追い詰める警察のえらいさん(カン課長)やヤクザの幹部(ジュング)がただの人でなしなのかというと、そういうことでもなく。 終着点の無い修羅の世界を生き抜くためには、他人に対する「共感」や「情け」を一切排除しなければならなかったのではないか。 多くの人がそれ(情)に流されるからこそ、自分だけは鬼になろう。 カン課長とジュングは、そんな風に心を決めていたのではないかと思うのですよ。 たとえその決断によって周囲から憎まれようとも。 激しい孤独に苛まれようとも。 そして、そんな覚悟を理解していたからこそ、彼らの志のために命を懸けた、潜入捜査官たちとヤクザの子分たち。 もうね!この腹の括り方ね! 

続編どころか3部作としての構想があるそうで、ほんともうありがたい気持ちでいっぱいです!



5位 『X-MEN:フューチャー&パスト』
あらすじ・・・
チャールズ・エグゼビア氏がいじけ虫になります。

あのファイナルディシジョンがなかったことにされたのは大歓迎なのですが、ユキオたんまでもがなかったことにされちゃうのは非常に無念です。 そっちの歴史だけなんとかねじ込めませんかシンガーさん後生ですから。

以前書いた感想



4位 『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』
あらすじ・・・
キャップが親友と再会します。

バッキィィィィィー!!!!!キャップゥゥゥゥゥー!!!!(泣きながら白飯をむさぼっている)
なにもかもがすばらしい。 神棚に祀って毎朝手を合わせたい。

以前書いた感想



3位 『チョコレートドーナッツ』
あらすじ・・・
社会から拒絶された人々が家族を作ろうとします。

この映画を観た時に感じた胸の痛みを、絶対に忘れてはいけないと思った。

以前書いた感想



2位 『ホビット 竜に奪われた王国』
あらすじ・・・
ビルボ・バギンズ氏と13人のドワーフがはなれ山に辿り着きます。

樽でゴロゴロのシーンがこんなに血沸き肉躍る大活劇になろうとは、一体誰が予想しただろうか!!
闇の森で一行が捕えられた時、キーリちゃんがえらいこと男前な設定になっていた謎が解けると共に、その後のキーリちゃんの運命を思い、大いに泣いたわたしです・・・!



1位 『ホビット 決戦のゆくえ』
あらすじ・・・
はなれ山のふもとで、それぞれが信じる「正しいこと」のため、多くの生けるものや死せるものたちが闘います。

PJが再びトールキンの世界をスクリーンに蘇らせると聞いた時から、この日がくることはわかっていたけれど。
『思いがけない冒険』を観に行った劇場で、ワーナーのWとBのアルファベットが解れてニューラインシネマのフィルムの帯に変わり、あの懐かしいタイトルが現れた時流した、「ああ、中つ国に帰ってきたんだ!」という喜びの涙。
今回流したそれは、深い哀しみの涙でした。
偉大なるトーリン・オーケンシールドが、麗しいスランドゥイルが、灰色のガンダルフが、真面目なバルドが、キーリちゃんが、フィーリお兄ちゃんが、そしてビルボが、だいすきなみんなが避けられたはずの闘いで血に染まってゆく。 どうしてこんな・・・  ビルボが味わうもどかしさや無力さや痛みが伝わってきて、ほんとうにつらかった。
こうなることはわかっていたけれど。

そして鷲がやってくる。 すべての終わりと始まりを告げる鷲が。

長い長い旅を終え、大きすぎる重荷を(そうとは知らず)ポケットに忍ばせ、懐かしの袋小路屋敷へと帰還するビルボを見守りながら、「これでもう、中つ国とはさよならなのか」と寂しさに胸が締め付けられそうになった時、目の前に広がったのは『指輪物語』のあのはじまりへと繋がるエンディング。
『ホビット』から『LotR』へ。 『LotR』から『ホビット』へ。
切れ目なくつながった壮大な叙事詩は、ひとつの指輪のように、これからもわたしの心を魅了し続けるでしょう。
そしてわたしはそれを、絶対に手放すことはない。
ありがとうPJ! ありがとうトールキン先生!



以上です編集長!

ほんとにね、年も開けて1週間が経とうかというのにいまだに去年の感想を引っ張ってしまって大変申し訳ない。
あと、毎度毎度のことながら、やたらと長い記事ですみません。
前編と合わせてすべておつきあい下さったみなさま、ありがとうございました!
斜め読みながらもおつきあい下さったみなさまも、ありがとうございました!

それでは、今年もみなさまにとって、よりよい一年になりますよう!






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すきもの主婦が選ぶ2014年ベスト100 (前編)

2014年12月31日

おばんでやんす。 アガサです。

ちびっこのTwitterデビューやコスプレ開眼など、激動のニュースに彩られた2014年も早いもので残るところあと僅かですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
サービス業で年末年始関係なしな生活を送る我が家としましては、これといった年の瀬感もないまま一気に越年するのが常なのではありますが、昨年暮れに書いた年間ベスト企画が意外とご好評を得たこと、そしてわたし自身も備忘録として役立てたことから、今年もいっちょやってみようと思い立った次第でございます。

早くも文章がくどいですが、要するに今年観たすべての映画に順位をつけますよ!
昨年同様、あくまで「わたしが今年観た」映画ですので、新作旧作お構いなし。(ただし初見の作品に限る)
順位の基準はただひとつ、「わたしが好きだったか、たいして好きじゃなかった」、それだけ。 もしくは「ノレたかノレなかったか」。
強いこだわりを持って映画と接していらっしゃる方におかれましては、ひどくフラストレーションを掻き立てる内容となっている恐れがありますので、いち早く地雷臭を嗅ぎ取りそっ閉じして頂くことを推奨いたします。
また、突如ネタバレが始まる危険性をはらんでいることもご承知いただけると幸いです。

はい! では以下「すきもの主婦が今年観た中から順位をつけた2014年ベスト100」いきまっせー! 長いでよ!



100位 『テッド』
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あらすじ・・・
クマちゃんのぬいぐるみが悪のりします。

ワースト1ではありません。 わたしの中にワーストは存在しません。 100作品中100位だったという、それだけです。 「幼稚臭いクズ男が全く成長しないんだけど、その恋人がひたすら寛容だったからよかったね~」という物語に、とにかくぜんぜんノレませんでした。 『フラッシュ・ゴードン』ネタも、「ほらほら、おまえらこういのすきなんだろ」と言われてるみたいにしか感じなかったので、そうとう苦手なんだと思います。(この映画のことが)



99位 『戦慄怪奇ファイル コワすぎ!史上最恐の劇場版』
あらすじ・・・
みんなだいすき工藤Dがでっかくなります。

第1弾の『FILE-01口裂け女』から常におもしろさが前作越えしてきた傑作シリーズの、満を持しての劇場版。 しかも、あのFILE-04の続きということもあって、序章と共に鑑賞を超心待ちにしていたのですが、いざ蓋を開けてみるとなんなのかこのもやもや感。 昂っていた気持ちが、中盤以降一気に冷めてしまいました。 「またこれ?」という気持ちがあり、「これやっちゃう?」という気持ちもあり・・・ ともかく、すごく好きなんですけど99位です。 余談ですが、物理学者の金子二郎さんはいいメガネ。



98位 『貞子3D2』
あらすじ・・・
廃墟で石原さとみさんの髪が伸びます。

ワーストではありませんよ! ホントにワーストとかじゃないですから! という心の叫びもむなしく、ここに来て早くも「めちゃくちゃワーストくさい」映画がランクイン! 今こそまっすぐな瞳で全世界に向けて素直に発信しよう。「これ完全におもしろくないヨ」と。 ゆえに98位です。 99位とは異なる基準を適用した上での98位です。
本編の内容はというと、既に砂漠に落ちた水滴のごとく儚くもわたしの記憶から消え去ってしまっているのですがそれもそのはず、『貞子3D2』の肝は、あくまで本作用に開発された「スマホ連動アプリ」なのですよね。 映画を観るためのアプリではない。 むしろ、アプリで遊ぶためのおまけ映像ぐらいの価値しか与えられていなかったシロモノ、それが『貞子3D2』だったのです。 では、アプリとしてだったらおもしろかったのかというと、いちいちでっかい音を出したり、謎の山海塾おじさんが表示されたり、知らない間にわたし(鑑賞者)の顔を撮影していたりと、うざったいわめんどくさいわ厚かましいわで、本編終了後、光の速さでアンインストールせずにはいられないゴミアプリっぷり。
なんつうか、本編中に「スマホを確認しろ!」と催促してくる時点で、映画を観せる気ゼロなんだな・・とがっかりしちゃいましたし、アプリ連動で遊ぶというアイデアは結構だけど、だったら映画館でやらなくても遊園地とかでやっとけばいいんじゃないかなぁという気がしてなりませんでした。 ほら、いい場所あるじゃんか、USJとか。 余談ですが、前説担当の田口浩正さんは超いいメガネ。



97位 『ムービー43』
あらすじ・・・
ハリウッドの名だたる有名俳優たちがスベり倒します。

ヒュー・ジャックマン、クロエ・グレースモレッツ、リチャード・ギア、エマ・ストーンなどなど、どメジャーでばんばん主役を張っている名優のみなさんが、う○こち○ち○ネタを大真面目に演じているのですが、普通にスベってますし普通におもしろくないという奇跡的に残念な映画でした。 「猫のBeezel」というセグメントが『テッド』をもっと極端にしたような内容でちょっとばかしおもしろかったゆえに97位をゲット。



96位 『『呪怨 –終わりの始まり-』
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あらすじ・・・
廃墟に伽椰子が出ます。

俊雄くんも出ます。 
ノゾミールとトリンドルの奇跡のコラボが実現! なにが奇跡なのか自分でもよくわかりませんが、とにかくすごい食い合わせだという感触があります! ええと、悪食の方です!

以前書いた感想



95位 『スマイリー』
あらすじ・・・
スーパーハカーが自分を追放したインターネッツに復讐します。

都市伝説系ホラーかと思いきや、まさかの意識高い系ホラー! と思いきや『スクリーム』の大失敗版ホラーでした。 
トラウマを抱えたヒロインをとりまくバカみたいなキャラたちにいちいちうんざり。 邪悪なスマイルマークのようなご面相の殺人鬼も、よく見てみると「ヒトの顔ってこんな風に縫えねえよな」と真顔に戻らずにはいられなくなる摩訶不思議なステッチを施されているため、徐々にお白けムードに。 というか出落ちキャラですよね、これね。 
『プロデューサーズ』『ホステル2』のロジャー・バートさんが「それっぽいことを言う雑魚キャラ」として登場。無念。



94位 『藁の楯』
あらすじ・・・
大沢たかおさんがウロウロします。

幼い少女を手にかけた残虐非道な殺人鬼・藤原竜也さんにかけられた10億の懸賞金。 SPの大沢さんは、行く手に立ちはだかる数々の強敵から彼を守り、無事東京に辿り着くことができるのでしょうか? という、いくらでもスリリングに出来そうなお話なのに、 「こんなクズに守る価値なんてあるのか・・?!」 → 「すったもんだで一人退場」 → 「こんなクズに守る価値なんてあるのか・・・?!」 → 「すったもんだで一人退場」 → 「こんなク(ry」 を延々繰り返すだけで、いつまでたっても高まらない緊張感。 
ザルすぎる警備や、(超できる子という設定なのに)超ポンコツな松嶋菜々子さん、クズさが圧倒的に足りていない藤原さん、ダークナイトのモロパクリなトレイラー転倒シーンなどなど、観る者のHPをぐいぐいと削り取ってゆく仕掛けが心憎いばかり。



93位 『ゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE』
あらすじ・・・
劇団ひとりこと川島省吾さんがかわいい女の子とキスするのを我慢します。

人気テレビ番組「ゴッドタン」の名物コーナーがまさかの映画化。 テレビ版の総集編でありバージョンアップでもあるので、番組のファンなら無邪気にたのしめるのではないでしょうか。 かくいうわたしもその一人です。 オチがある意味『キャビン』みたいになっていて、オッ?!ってなりました。 
映画に真面目に取り組んでいらっしゃる方にしてみれば、存在そのものからして許されざるものでしょうし、ここは思い切って、タイトルから「THE MOVIE」を外した方が無駄な争いの起こらない平和な世の中になりそうなものだがなぁ・・という気がしてならなかったのですが、どうやら今年『ゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE2 サイキック・ラブ』という第2弾までもが作られてしまったようなので、地上から諍いが無くなる日はまだまだ遠いのかもしれない。そんな気がするわたしです。



92位 『土竜の唄 潜入捜査官REIJI』
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(※ 一時期「ほら、あの、パピヨンの人」という不名誉なあだ名がつけられた堤さん)(※ 我が家で)
あらすじ・・・
落ちこぼれだけど正義感は人一倍あるお巡りさんが、麻薬の一斉摘発のため暴力団組織に潜入します。

観ているのがひたすらつらかった。 狂気を纏った登場人物の乱痴気騒ぎが延々続く、ちょっとした嫌がらせのような映画。 しかし、一番の狂気は130分という上映時間なのかもしれません。 このテンポでこの内容で2時間越え。 正気の沙汰とは思えない! つながりもデタラメすぎるし、ホントもうひどい! ひどすぎて堤さんが柳沢慎吾さんに見えてくる不思議! (※ 一部、柳沢慎吾さんに失礼な発言があったことを心よりお詫び申し上げます)



91位 『ゴジラ FINAL WARS』
あらすじ・・・
宇宙人とミュータントと地球人と怪獣とゴジラが大乱闘します。

数秒の出演ながら、全力で磯臭さを醸し出す史郎かわいい。



90位 『フライトナイト/恐怖の夜』
あらすじ・・・
冴えないけど何故か学校一の美女と付き合っているオタク少年が、隣に引っ越してきた吸血鬼と闘います。

1985年に作られた古き良きコメディホラーのリメイク。 基本的にはオリジナルに沿う内容となっているものの、美人すぎる恋人や不憫すぎる親友など、ちょいちょい謎改変が施されており、しかもそれがあまりうまく行っていないという哀しい結果に。 まぁでもね、そんなに目くじら立てて観るような映画じゃなく、あくまでポップコーンでもモシャりながら気軽に観るタイプのアレだと思いますのでね、あとパーティのBGM代わりとかね。



89位 『劇場版 SPEC〜結〜 漸ノ篇』
あらすじ・・・
野々村係長が無駄に死にます。

「特殊能力・水芸」という、なんだかもう真剣にこの映画を観ているのがいやになってくるSPECを披露する謎の人物を全力で演じきった香椎由宇さんは、この映画のスタッフになんらかの弱みでも握られていたのでしょうか。



88位 『[アパートメント:143]』
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(※ どうして悪魔は人を宙に浮かべたがるのか!そしてどうして浮かべられる人はこんなに体がやわかいのか!)
あらすじ・・・
男やもめの貧乏住宅におばけがでます。

心霊現象か? それとも超常現象か? と思ったら、未成年者の不安定な心が生んだポルターガイストだった! はぁ? 
怪奇現象が多発したとの一報を受け、調査に向かった調査団。 しかし彼らは見抜いていたのだ・・・現象の原因が傷ついた少女の心にあることを・・・! 色んな所で観たことあるようなパラノーマルな現象から最後のドッキリ映像まで、物足りなさとせつなさと心細さに満ち溢れた一品。 まとめるとしたら、「思春期は大変だねぇ」ということでよろしいか。



87位 『劇場版 SPEC〜結〜 爻ノ篇』
あらすじ・・・
SPECホルダーたちとの死闘が、ついに、やっとこさ、終わります。

とりあえず栗山千明さまの役柄にアホみたいなカタコト日本語という設定をつけた責任者出てこい。 それが無いだけで、あと10%ぐらいは評価が上がっていたと思います。(わたしの中で)

以前書いた感想(前・後篇)



86位 『パラノーマル・エクスペリエンス』
あらすじ・・・
廃坑の町に殺人鬼が出ます。

出るんだからしょうがない。

以前書いた感想



85位 『パラノーマル・インシデント』
あらすじ・・・
廃墟におばけが出ます。

このパラノーマルはおっぱいが出るパラノーマルであるということだけ、今日は覚えて帰って頂けたらと。

以前書いた感想



84位 『ダイ・ハード/ラスト・デイ』
あらすじ・・・
マクレーン刑事と息子のジャックがロシアで好き放題します。

絶望的におもしろくない。 破綻とか崩壊とかそんな甘っちょろいもんじゃない、究極的に粗悪な脚本。 これに関わった人たち全員がお金に困っていたか、もしくは金銭に困窮していたか、あるいはマネーでトラブっていたとしか思えない。 放射能の扱い方が今世紀最大級に雑。 



83位 『ラスト・エクソシズム2 悪魔の寵愛』
あらすじ・・・
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(※ ポスターからしてこの有り様)
あらすじ・・・
悪魔が片想いします。

前作のラスト、奇跡的に生き残っていた少女が、またもや悪魔にストーキングされるお話。 「特にやりたいことがないんなら作るなよな!」と、関係者をこっぴどく叱ってやりたい衝動に駆られる89分間。 それにしても、悪魔って全般的に望み薄な女の人にこだわりすぎなんじゃないですかねぇ。 子作りしたいんなら、もっとこう、悪魔崇拝者のゴスっ子とか、相思相愛な相手がいるじゃないですか。 おまえは愛されるよりも愛したいマジで派か。 
とにかくすげえしつこいの。 一人の相手にとことんこだわってやんの。 「もう子作りとかどうでもいいから、とにかく彼女じゃなきゃヤなの~」ってめんどくせえ悪魔だな!おい!



82位 『悪魔の棲む家』
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(※ 御年8歳!)
あらすじ・・・
新しいお父さんが連れ子に悪さをします。

唸るようなマネーのかほりを纏う男・マイコー・ベイ師匠が、一時期力を入れていた「昔のホラー再発掘」シリーズの中の一本。 70年代のホラー映画をわざわざ作り直して何をどうしたかったのかよくわかりませんが、とにかくその他の再発掘シリーズと同じく、「どうってこたぁない」無難なホラーに仕上がっています。 みんなだいすきヒットガールの中の人ことクロエたんが、屋根に上ったりおっさんに追い回されたりと大活躍。 悪魔にそそのかされるお父さんがどこか不憫なように描かれているところもおもしろかったです。 ただ、家から離れたら悪魔の影響からも逃れられるという謎設定はどうにかならんかったのか。 引っ越したらええだけの話になっとるやないか。



81位 『クロユリ団地』
あらすじ・・・
かなしい過去を引きずり生きているあっちゃんが、団地で孤独死したじいさんに抱き付かれたり、ひどい亡くなりかたをした子どもの霊にロックオンされたりします。

「このウォーキングスタイルがすごい!2014」の輝ける第1位が決定しました!あっちゃんです! ホラーなくだりとは関係ない、ただ団地内を散歩するだけのシーンであっちゃんが見せた、両手をだらりと下げ猫背気味にてくてく歩くスタイル。 ノーガード徒歩とでも呼べばいいのでしょうか。 真似できそうでなかなか出来ない自然な不自然さに圧倒されました。 あっちゃんの他の出演作は未見なので、ぜひこれが彼女の基本姿勢なのか否かを確認してみたいところです。 
あっちゃん以外の出演者がひたすらひどい目に遭うだけのお話で、どこを怖がればいいのかさっぱりわからず困惑していたのですが、それもそのはず、エンドクレジットにババーンと現れる「企画・秋元康」の文字。 そうか、そういうことか。 一瞬でいろいろなことがすべて腑に落ちました。 しかも、先日中田監督の最新作としてかの名作『女優霊』を盛大にもじった『劇場霊』なる作品の制作が伝えられ、なんとその主演女優もあっちゃんの古巣・AKB48所属の女の子であるという最高に悲劇的な情報が・・・。 もうやめて!中田監督のライフはゼロよ!!



80位 『ポゼッション』
あらすじ・・・
超いわくつきの木箱を手に入れた一家が悪魔に嫌がらせをされます。

今まで見かけたことのなかった、ユダヤ教ベースの「悪魔憑きモノ」でした。 新鮮! 
家庭の都合で絶賛ギクシャク中の一家のもとに、ある日転がり込んだ「絶対に開けてはいけない」小物入れ。 その後、当然のごとく始まった怪奇現象の数々が、周囲から「親が揉めてるから子どもが過敏に反応しているだけだ」と合理的に判断されてしまったため、困った父親はユダヤ教のラビに救いをもとめることに。 なんでユダヤ教なのかというと、どうもその小物入れはユダヤ教で信じられてきた「悪魔を封印する箱」だったらしいのですね。 そりゃ開けたらダメだわー知ってたら開けてないわーマジ引くわー。 ということで、いつものキリスト教ではない新たな闘いが見られるのかと思ったのですが、悪魔祓いに関してはなんとなくワーワー言うてる間に終わってた感じで、最後は結局、力になってくれたラビの息子さんが犠牲になって終りという、味もそっけもないエンディングに。
なんつうか、この手の「悪魔憑き」モノに多い展開なんですけど、いっつもいっつも本人ではなく周囲の協力者が巻き添えになったり犠牲になったりするの、キリスト教的にどうなんスかね?(今回はユダヤ教でしたけども) 自己犠牲ってことでオールオッケーなのかなぁ。 



79位 『エレベーター』
あらすじ・・・
私怨に巻き込まれた人たちがエレベーターに閉じ込められます。

老後の面倒を見てくれるはずだった息子がイラクで死んだのも、夫が株で失敗して老後の蓄えを溶かしまくってしまったのも、すべて投資会社の社長!おまえが悪いんじゃ! とばかりに思いつめたおばあちゃんが試みた自爆テロ。 しかし、不運にも同じエレベーターに乗り合わせてしまった一般人が恨むべきは、ガッツあふれるおばあちゃんではありませんでした。 社長が目に入れても痛くない程溺愛している天使な小生意気。自分以外の人間は全員ゴミクズと見なしているナチュラルボーン悪童こと社長の孫こそが、この一連の騒動の主犯なのであります。 
とにかく言葉と行動のすべてで人の神経を逆なでする孫のキャラ立てすげー! で、そんな鼻持ちならない子どもに、「おまえ鼻持ちならないぞ!」とストレートな悪口をぶつける大人が登場するので、とても気持ちがよかったです。 エグいシーンはないものの、あの手この手で五感を刺激する演出&展開はなかなかどうしてよくできていたと思いましたよ。



78位 『キャリー』
あらすじ・・・
キャリーの念力がピキピキドカーンします。

説明不要な1976年の傑作『キャリー』の同名リメイク。 原作や76年版と異なり、キャリーが超強気。 そもそも演じているのがクロエたんなので、「冴えない容姿の根暗な女の子」というキャラ設定になんの説得力も感じられない上、おっかないお母さんにもきちんと食ってかかったりするので「毒母からの抑圧」もあまり伝わってこない。 というか、どういう育て方をされたのかがさっぱりわからない。 「すき」「きらい」「安らぐ」「こわい」「守られたい」「守りたい」「一人になりたい」「一緒に居たい」という相反する感情の狭間で揺らめくキャリーという少女の影は、ここには、ない。 今この時代にリメイクする意味も必要も、わたしには見つけることができませんでした。



77位 『ヌイグルマーZ』
あらすじ・・・
綿状の異星人に寄生されたヌイグルミとしょこたんが孤独な少女を守ります。

主演・しょこたん、原作・大槻ケンヂさん、脚本・監督・井口昇さん、配給・ホラー秘宝でお馴染みキングレコードという、映画秘宝臭の異様に濃いゾンビファンタジーアクションラブコメディ。  良くも悪くも井口監督じゃなければ作ることのできなかったであろう怪作。 今年世界でもっとも頭で瓦を割りまくったであろう武田梨奈さんがダブルヒロイン(ヒーロー)に据えられているのに、肝心のアクションシーンが全編惜しい撮られ方になっていて、その魅力が4割程しか伝わらなかったのが非常に残念。 
唐突ではありますが、本作のしょこたんを「このランニングスタイルがすごい!2014」の第1位に推挙させていただきたいと思います。 謎の感動が、そこにある。



76位 『人肉レストラン』
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(※ 今年いちばん心が震えたシーン)(「FUGU」)
あらすじ・・・
いちげんさんお断りの秘密のレストランを取材しようとしたライターがやけくそになります。

「一度行ったらやみつきになるという噂のレストランがあるんですけど、取材してグルメ本を出してみませんか」という怪しいぐらいウマイ話を持ち掛けられたライターのAさん。 依頼主に話を取り付けてもらい、秘密のレストランに潜入開始。 第1回の会食は神戸ビーフ。超霜降り。 続く第2回はフグ。 日本から取り寄せた厳選素材に舌鼓を打つAさん。 そしていよいよ迎えた第3回の気になる食材は・・・ ジャジャーン!人肉でーす!  振 り 幅 !
冒頭で描かれる「貧乏ゆえの人肉食スタート」が、その後の展開にまったく活かされず、というか、冒頭の少年がレストランの主催者になるだけで、特に掘り下げられることはないので、いっそのことカットしても問題なかったんじゃないかと小一時間。 どうでもいいんですけど、トンカツの食レポで「こだわって育てたこの黒豚を使います」って言われたら引くじゃないですか。「いや、その情報今ノーサンキューですわ・・」って思うじゃないですか。劇中のシーンでそれと同じことを思いました。 シェフを呼べ。 いや、ごめん、呼ばなくていい。
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(※ 急にこんなのも出てくるから気が抜けない)



75位 『遊星からの物体X ファーストコンタクト』
あらすじ・・・
南極でUFOが遭難します。

誰か助けに来てやれよ。

以前書いた短い感想



74位 『ペイチェック 消された記憶』
あらすじ・・・
ヤバいプログラムの開発を生業にしてきたベン・アフレックが、生涯賃金を超える額の報酬に目がくらみ、ベンアフ史上最高にヤバいプログラムに着手して、記憶やら貰うはずの報酬やらいろいろなものを失います。

「まだ観たことなかったなぁ」と思っていたら丁度WOWOWで放送されたので、渡りに船とばかりに録画。 登場人物のいちいち無駄の多い行動や、「はい、ここ見てくださいね~いわゆるひとつの伏線ですよ~ね~ここね~」って言われてるみたいなクドい演出にウゲーとなっていたら突然ハトが出てきてテレビの前でひっくり返りました。 そうです、あの方です。
一見価値の無いように見えるものも、主人公の人生を変える無数の分岐点である、という当たり前の事実が当たり前すぎて逆におもしろかったです。



73位 『サイレントヒル: リベレーション3D』
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(※ ミショナリーはどーれだ!)
あらすじ・・・
おかあさんがサイレントヒルから命がけで助け出した娘が、おとうさんを助けるためサイレントヒルに戻ります。

どこでもサイレントドア~! 前作の余韻をぶちこわす勢いでサイレントヒルがカムバックしました!お好きな時にお好きな場所からご自由にアクセスしてください。 とにかく、観終った瞬間から、晴れの日に降った粉雪のようにあれよあれよと消えてなくなるエアリーなストーリー。 とりあえず、おとうさん(ショーン・ビーン)がガラクタで、娘もガラクタだということだけはよくわかった。 三角頭ちゃんが馬車馬のように働かされるシーンは涙無しでは観られない!っていうか、下働きだったの?!見た目はあんなにアレなのに、ただの雑魚キャラだったの? あと、うさぎもっとくれよ!
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(※ お久しぶりのキャリアンさん。誰かに似ていると思ったらお兄ちゃんでした)



72位 『バーバリアン怪奇映画特殊音響効果製作所』
あらすじ・・・
ベテラン音響効果マンが慣れない土地で奮闘します。

イギリスで真面目にお仕事してきたエンジニアが、完全アウェイな外国で挑むゴア映画はじめて物語。 繰り返される不条理。 振り込まれない賃金。  正気と狂気の真ん中の、のろのろとした時間に飲み込まれる主人公を微笑ましく見守っていたはずが、気づけば自分も複雑怪奇な世界に片足を突っ込んでいたという、不思議な映画でした。 アルジェントリスペクトなあれこれもたのしかったです。



71位 『近距離恋愛』
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(※ 山Pの方じゃないですよ)
あらすじ・・・
「好きだけど今さら言い出せない・・・」とお互い思っている男女が、周りの人たちに多大な迷惑をかけつつ恋心を成就させます。

パトリック・デンプシーさんの色男っぷりからスタートする本作。 出会う女性のほとんどがデンプシーさんに夢中になる中、ひとりさばさばした態度を貫くミシェル・モナハンさん。 「こいつは他の女とは一味違う・・・!」そう思った時点で、既にデンプシーさんはミシェルさんに首ったけなのです。 観ている全員がそう気づいています。 気づいていないのはデンプシーさんだけなのです。 
「あたし結婚するから」と切り出されアホみたいな顔で慌てふためくのも、結婚を思い直してもらおうとアホみたいな顔で奔走するのも、結局言い出せなくてアホみたいな顔で彼女の結婚式に参列するのも、そのさ中に「やっぱ結婚やめてー!すきだからー!」とアホみたいな顔で告白するのもすべて、観ている全員が予想していたことなのです。 というわけで、ストーリーに波乱の展開を求めても暖簾に腕押しですので、ここはひとつ、デンプシーさんのアホみたいな顔をご存分にご堪能いただければと。



70位 『フッテージ』
あらすじ・・・
実録犯罪ルポライターのおとうさんが、家族に内緒で一家惨殺事件の現場となった家への引っ越しを決めて、みんなが大いに迷惑します。

引っ越し先の屋根裏部屋にポツリと置かれていたボール箱。 中に入っていた8ミリを映してみると、なんとそこには凄惨な人殺しの一部始終が・・・! 果たしてこれはおぞましいサイコサスペンスなのか?!それともいつものアレなオカルト方面なのか?!サイコかオカルトか!さあさあ、張った張った!はい!ブグール邪教でオカルト! 悪魔じゃなく邪神!新機軸!
今日の教訓 「殺人事件があった家に引っ越すな」



69位 『武器人間』
あらすじ・・・
第2次大戦下のロシア、スターリンの命を受けたディミトリ青年がナチスの手先であるマッドな博士の確保に挑戦します。

「スターリン大先生に捧ぐ・・・!」というていで始めておきながら、敵も味方も誰一人としてロシア語を使わず英語しかしゃべらないというオープニングをお見舞いし、観ている人に「そうか、そういう映画なんだな」と覚悟を決めさせてくれる親切設計。 そうです、そういう映画です。 
乱暴ではちゃめちゃでバカバカしくておもしろいのですが、本番(武器人間がぞろぞろ出てくる)までがいささか間延びしているのと、いざ出てきたおもしろキャラたちが、激しすぎる手ぶれ映像のせいでハッキリ目視しづらいところが玉に瑕。 魅力的なビジュアル揃いなだけに残念というか、もったいないなぁ、と。
戦争を無くす方法として、「敵対する思想をひとつにくっつけちゃう」ことを提案するマッドな博士。 具体的に言うと、ナチスと共産主義者の脳みそをニコイチにします。 わお!画期的ぃ~! 豪華すぎる吹き替えもよかったです。



68位 『パラノーマル・アクティビティ/呪いの印』
あらすじ・・・
悪魔のせいで、目から毛が出ます。

毛が出たらなにがどうなるというのか、なぜ毛を出そうと思ったのか、今度機会があったら悪魔の野郎を厳しくとっちめてやろうと思います。 

以前書いた感想



67位 『グランド・マスター』
あらすじ・・・
ク・・ン・・・フ・・ー・・・ナ・・・ン・・バ・・ー・・・1・・の・・・座・・・を・・か・・け・・・・て・・イ・・・ッ・・プ・マ・・・ン・・と・・そ・・・の・・他・・・の・・み・・な・・・さ・・・・ん・・が・・た・・・た・・か・・・い・・・・ま・・す・・・!

ノー・モア!スローモーション! 技のキレもスピード感もすべてぶち壊しにする、驚異のスーパースロー映像でねっとりと描かれた、クンフー世界統一王座決定戦という名の痴情のもつれ。 重力を感じさせないアクションはさておき、完璧に調和したすべてのカットや神がかり的な美しさをみせたチャン・ツィイーさんなど、「さすがはウォン・カーウァイ監督だなぁ」と、その映像へのこだわりにいたく感心してしまったのですが、その後、冒頭の雨の中のシーンを撮るのに「休日なしで30日間かけた」とか、「テイク700まで行った」とか、「濡れ過ぎてトニー・レオンさんが気管支炎になった」とかいう記事を読み、「やっぱりこだわりすぎるのも考えものだなぁ」と思い直しました。 



66位 『スノーピアサー』
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(※ ティルダさまの独擅場)
あらすじ・・・
氷河期に突入してしまった地球の上をグルグル走る改造列車内で、虐げられた人たちが貧富の差に立ち向かいます。

「2031年。 温暖化がどうにもならないほど酷くなったので、逆転の発想とばかりに世界中の空に冷却材を撒いてみたら、なんと地球が凍りました」 というオープニングを観た瞬間、いろんなことを諦めようと思いました。 というか、これはあくまで比喩の映画なんですよね。 いちいち「その飼育方法はねーよ!」とか「循環に無理があるよ!」とか「これだけの人間どこから湧いてきたんだよ!」とかつっこまない。 無粋なことしない。 しない、しない、冬。
この世紀末感漂う地球上で、ひとはどう生きるべきなのか?という深い問いかけをSFの衣に包んでさっくり揚げた本作。 たいまつは「文明」のメタファー、寿司は「富」のメタファー、トンネルは「子宮」のメタファー、列車は「社会」のメタファーなどなど、ちょっとしたメタファー地獄となっております。 じゃあラストのシロクマはなんのメタファーなの? 「強さ」?それとも「希望」?
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(※ いや、シロクマのメタファーといえばコレだ!)

バイオレンスでハートフルでサイキックでゴキブリもぐもぐシーンまで盛り込まれた、すごくヘンテコな映画でした。



65位 『黒蜥蜴』
あらすじ・・・
美輪さんが独自のセンサーを働かせ、美しい生き物をコレクションします。

頭から尻尾の先まで美輪さん祭りだぜ!わっしょいわっしょい!

以前書いた短い感想



64位 『ニューヨーク、アイラブユー』
あらすじ・・・
愛と孤独が交錯する街・ニューヨークで、人々が乳繰り合います。

ナタリー・ポートマン、ヘイデン・クリステンセン、イーサン・ホーク、オーランド・ブルーム、クリスティーナ・リッチなどなど豪華キャストが織りなす10通りの愛情物語。 どっかで観たことあるスタイルだなぁと思ったらそれもそのはず、数年前に作られた『パリ、ジュテーム』の暖簾分け商品だったのですね。 年齢も職業も生活スタイルも実に多種多様な人々による、せつなくも温かい愛の形に心がじんわりとなりました。 ちなみにわたしが一番グっときたのは、ジュリー・クリスティさん演じる元オペラ歌手のエピソードです。 



63位 『リディック: ギャラクシー・バトル』
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(※ お刺身にのせられた菊のごときカルアバ氏)(無くてもいいけど、あったらすごいパっとなるよ! と言う意味)
あらすじ・・・
権力の頂点を極めかけたものの、部下の裏切りに遭い島流しにされた宇宙の王・リディック氏が、再び邪悪なモンスターと死闘を繰り広げます。

このハゲはつよいハゲ! 大風呂敷を広げた前作から一転、原点回帰を目指したリディックが、わんことたわむれたり賞金稼ぎをおちょくったりワイルドライフを堪能したりと、八面六臂の大活躍。 前半のゼロ円サバイバル生活のくだりなんかは超ワクワクしました。 ただ、後半のモンスターとの熱戦部分になると、傑作『ピッチブラック』には到底及ばないヘッポコアクションになってしまい、ラストの尻すぼみ感が尋常じゃない。 っていうかモンスターの雑魚っぷりすごい。 あと、フラグを立てまくっていた女の人、なんで最後出てこなかったんだろ! なんの都合なんだろ! 不思議! 



62位 『47RONIN』
あらすじ・・・
播州アコーの藩主・アサノが隣国のリーダー・キラの策略に嵌められショーグンから切腹させられ、アサノの一人娘であるミカまでもにキラの魔手が伸びたため、怒った部下のオーイシや謎の美青年カイが討ち入りします。

ハリウッドのスキモノたちが、大金を大きく振りかぶってドブにスローインしたと話題になったSF歴史ファンタジー。 米国では地雷臭をいち早く嗅ぎ付けた観客に敬遠され、元ネタをこよなく愛する日本の年配層からは「こんなん忠臣蔵ちゃう」と敬遠され、ジャニーズや柴崎コウの名前に引っかかりかけた若年層からも時代劇臭とトンデモファンタジー臭で敬遠された究極の誰得映画ですが、凛子姐さんがたのしそうだったのでぼくはそれだけでもう満足です。 



61位 『アメリカン・スウィートハート』
あらすじ・・・
ジョン・キューザックがグジグジして、ビリー・クリスタルがオタオタして、キャサリン・ゼタ=ジョーンズがキリキリして、ジュリア・ロバーツがムシャムシャします。

大スターの姉を甲斐甲斐しく世話する真面目な妹・キキ。 わがまま放題の姉が目下気にしているのは、下り気味のキャリアと元夫のエディ。 ふたりは以前、コンビでヒット作を連発し、その勢いで結婚までしていた人気俳優だったのですが、シリーズのマンネリ化と共に夫婦生活も破綻。 キャリア復活のためには再共演が不可欠なものの、いまだ未練たらたらなエディと色恋抜きで話を通すのはかなり困難。 姉のこともエディのことも好きなキキは間に挟まれて苦しい心境。 そんな中、こちらもヒット作を熱望していたスタジオから、ふたりの仲をとりなすよう懇願されたキキは・・・。 というのが主なストーリーなのですが、とにかくもう細かいことは一切抜き! 芸達者な俳優たちによるドタバタコメディに思う存分酔いしれるだけ! 今では考えられないようなオールスターキャストも目に楽しいですし、トゥッチたんとウォーケンさまのやりとりとかたまらんですよ!ありがとう!キャスティングした人ありがとう!



60位 『大人ドロップ』
おとな
(※ さあ、おひつの用意はいいですか!)
あらすじ・・・
高校最後の夏休みに突然学校を辞めた同級生を追って、2人の男子が小旅行します。

子ども目線で描かれた、子どもと大人の境界線上にあった夏を、子どもを卒業した目線でさらに見つめなおして描かれた『大人ドロップ』はどんな味か?! そんなもん、もうヤバいぐらいに甘酸っぱいに決まっとろうもん!!
プリントを配りながらおどけあう男子と女子。 秘密基地のような部室。 昼休みの音楽室から流れてくるピアノの調べ。 暇で忙しい放課後。 休日のドレスアップ。 誰もが経験したことのある、もしくは経験していなくても想像にたやすい青春の1ページにめまい動機息切れ必至! 誰か救心を!キューシン、キューシン!
池松さんの姿は、そこに立っているだけでなんともいえない色気とか儚さとかを感じさせて、ほんともう手を合わせて拝みたくなる程なのですが、それと同じぐらい、いや、それ以上に魅力的だったのが親友のハジメを演じていた前野朋哉さん! すきだ! けっこんしてくれ!! (←久しぶりに出た)
すっげーステキな人だなーと思っていたら、『桐島~』でも神木きゅんの親友を演じていた方じゃないですか! もう邦画の親友役は全部前野さんで決まりだな! てな訳で、すきだ!けっこんしてくれ!
みっともなくてキラキラしている「あの年頃」だけが得られる美しい瞬間。 後から思い返した時の恥ずかしさと合わせて、とても誠実に再現されていたと思います。 ホントに美しいの!池松さんと前野さんの小旅行が!(おひつを取り出しながら)



はい、ということで、なんとか60位まで書いてみましたが、どうにもこうにもボリュームが尋常でなくなってきましたので、残りの40作60作はまた後日ということで。
よろしかったら、後編もお付き合いいただけると幸いです。

ではではみなさま、よいお年を!









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