8分くらいでわかる『パラノーマル・アクティビティ』のおはなし。 (シリーズまとめ)
2014年04月08日
みなさん、いよいよきましたよ!
1万5千ドルというこじんまりとした元金を1億9千万ドルまで膨れ上がらせると言う、映画史に輝く華々しいデビューを飾った第1作目以降、日本のレンタルDVD屋さんのホラー棚に、数え切れないほどの雨後のパラノーマルシリーズを置かせることとなった伝説のホラー映画、『パラノーマル・アクティビティ』最新作の公開日が、信じられないぐらい間近まで迫ってきましたよ!
信じられなさすぎて、まるで新作などこの世に存在していないのではないかというような錯覚さえ覚えてしまいそうですが、みんなが愛したパラノーマルは、たしかにすぐそこで手薬煉を引いて待ち構えているのです・・・そう・・トビーの鼻息が感じられるほどの距離で・・・ こんにちは・・わたしブラッディメアリーさん・・ あなたの自宅のクローゼットを拠点として、多種多様ないやがらせ活動に精を出しているの・・・(※パラノーマルジョーク)
そうですね、今のパラノーマルジョークへの反応で薄々感づいてしまいましたが、みなさんもう、過去の『パラアク』シリーズの内容なんてお忘れですよね。
いえ、いいんです。
かくいうわたしも、何を隠そう『パラアク』の各作品を鑑賞したのは劇場での一回こっきりですし、内容こそ不思議と覚えていますが、なんだったら忘れてしまっても人生に何の支障もないと胸を張って言い切れます。
一度観て、あとはスッキリ忘れてしまう。
そんな後腐れない関係こそが、パラアクの魅力なんじゃないのかな・・・。
ということで、さっさと本題に入りますが、今日は『パラアク』シリーズをまとめたいと思いますよ。
過去作品を観直すのが正直かったるいパラアク経験者さんも、今回はじめて劇場に足を運ぼうと思っていらっしゃるモノ好きな方も、これさえ流し見しておけば、『パラノーマル・アクティビティ 呪いの印』でどんなスットコ展開が起きようとノープロブレム!
そしてなんと今回は、全シリーズ中に起きたいやがらせの数々をほぼ書き起こした「パラアクデータ」つき!
詳細なデータからは、悪魔とわたしがどれだけ暇人かということを、イヤと言うほど感じ取っていただけるのではないかと思います。 ちがうから。 暇じゃないから。 暇じゃないけどやっちゃうんですよねー わかるわー悪魔くんの気持ち、わかるわー
よっしゃ! 前置きはこの辺りにしてさくさく行こう!
第1作『パラノーマル・アクティビティ』
【今回の「てい」】
「この映像を提供してくれたミカとケイティの家族およびサンディエゴ警察に感謝する」
【舞台設定】
2006年9月カリフォルニア州サンディエゴ
【一行あらすじ】
若いカップルに悪魔が地味ないやがらせをします。
【ひどい目にあう人】

ケイティさん。 23歳。 学生。
【今回のカメラマン】

ミカさん。 デイトレーダー。 とっても動画好き。
【思い出の一枚】

ケイティさんが8歳の時撮影された記念写真。 15年の時を越えて、なぜか恋人んちの屋根裏に参上。
【今回の歯形】

一種のマーキングと言ってよろしいかと。
【今回のぶん投げ】

悪魔に取り憑かれたケイティさんがミカさんをドーン!!
【どやさ!】

どやさ!
【主な登場人物と注記事項】
ケイティさん ・・・8歳の頃から連綿と起こり続ける怪奇現象に悩まされている。 ちなみに最初の自宅はその頃炎上。 住居を変えながら成長するも、13歳の頃からは怪奇現象が定期化。 ミカさんとは3年前から交際。
ミカさん ・・・ケイティさんの彼氏。 金回りがいいせいか、おうちが無駄に広い。 基本的に使えない。 ポルターガイスト相手にマジギレカッコワルイ。 必殺技は「十字架燃やし」。
フレドリクス博士 ・・・心霊研究家。 幽霊専門なので、悪魔はちょっとよくわかんない。 悪魔に詳しいエイヴァリーズ博士を紹介してくれるも、留守ばっかの博士だった為ケイティたちの役には立たず。 何しに出てきたの・・・
ダイアン少女(画像のみ) ・・・60年代にケイティと同じような怪奇現象に悩まされたらしい。 エクソシストに頼った結果、症状が悪化して死亡。
【パラアクデータ】
第1夜(9月18日)
午前2時9分・・足音
第3夜(9月20日)
午前2時9分・・ドアがギーギー
第5夜(9月22日)
午前2時55分・・壁ドン
第13夜(9月30日)
午前3時15分・・ブモー!(※獣の鳴き声)
第15夜(10月2日)
午前1時36分・・寝立ち&徘徊&テレビが自動でスイッチオン
日にち不明
午後7時35分・・ウィジャボード炎上
第17夜(10月4日)
午前3時15分・・悪魔の足が粉まみれになる&屋根裏で写真発見
第18夜(10月5日)
午前3時53分・・階段の電気カチカチ&扉ドンドン
時刻不明・・ツーショット写真にいたずら
第19夜(10月6日)
午前1時34分・・シーツファサー
午前3時5分・・息フーフー
第20夜(10月7日)
午前4時32分・・足グイグイ&噛み付き行為
第21夜(10月8日)
午前1時27分・・寝立ち
午前3時16分・・ぶん投げ
【最後のおことば】
「ミカは10月11日に遺体で発見。 ケイティの行方は現在も不明」
【補足】
・ いわゆる「ファウンド・フッテージ」モノとしてやっていこうという気概が感じられます。
・ 幼い頃から起こっていた現象がカメラで撮影することでエスカレートする、ということで、悪魔は調子にのりやすいタイプであることが想像できます。
・ 全体的にチマチマとしたいやがらせだなぁ、という印象。
・ 「母親はいじわるだった」というセリフがあるのですが、スタッフ一同この時はまだ、この設定がのちのち面倒なことになるなど、知る由もなかったのでした。
・ 悪魔に憑依されたケイティの行方が気になりますね。(棒読み)
第2作『パラノーマル・アクティビティ第2章/TOKYO NIGHT』
【今回の「てい」】
「この記録映像は山野家の悲惨な事件の後に住居から発見されたものである。 この映像には複数の超常現象が記録されている」
【舞台設定】
2010年9月東京都杉並区
【一行あらすじ】
逃走中だったケイティを轢き殺した姉とその弟に、悪魔が地味ないやがらせをします。
【ひどい目にあう人】

山野春花さん。 きれいなおねえさん。 ブラコン。
【今回のカメラマン】

山野幸一さん。 浪人生。 動画だいすき。 シスコン。
【思い出の一枚】

ジャパニーズ・トラディショナル・オハライ。
【今回の歯形】

1作目とは違って、自分でも噛める場所なのがポイント。
【今回のぶん投げ】

悪魔に取り憑かれたおねえさんがおとうとさんをドーン!
【どやさ!】

イエーイ! めっちゃJホラーやでー!
【主な登場人物と注記事項】
山野幸一 ・・・料理上手。 おねえちゃんがキレイすぎて未だ童貞。(←推測) 受験勉強そっちのけで怪奇現象の謎に迫る。
山野春花 ・・・アメリカ旅行中、運転していた車で現地女性を轢き殺してしまい、自身も両足骨折という重傷を負う。 弟にはナイショだけど、実はアメリカで入院していた時から怪奇現象に襲われていた。
お父さん ・・・山野家の重鎮。 仕事人間なのでほとんど家にはいない。 が、いないと思ったらいたりもするので気が抜けない。
呉美鈴 ・・・幸一の友達の友達。 ビリビリ霊感少女。 山野家に巣食う悪魔の毒気にやられ、居間で泡を吹く。 ソファーを汚したまま疾風の如く退場。 何しに出てきたの・・・
お祓いをする人 ・・・西洋悪魔を相手に、そうとは知らず自信満々で祝詞をあげるも、帰宅後心臓発作で死亡。 やっぱりねー。
タクシーの運転手さん ・・・幸一を乗せたのが運の尽き。 超気の毒。
【パラアクデータ】
日にち不明
時刻不明・・車椅子ゴロゴロ&盛り塩ファサー
第1夜(9月5日)
何も起こらず
第2夜(9月6日)
午前3時17分・・足音
第3夜(9月7日)
午前2時27分・・足音&ドアがギーギー
午前4時4分・・シーツぐいぐい
第7夜(9月11日)
午前2時57分・・ドアがギーギー&電気カチカチ&足音&おさわり&扉バーン
第8夜~第11夜(9月12日~15日)
何も起こらず
第12夜(9月16日)
午前3時43分・・車椅子ゴロゴロ&画面ノイズ
第13夜(9月17日)
午前3時12分・・髪グイグイ
第14夜(9月18日)
時刻不明・・噛み付き行為
第15夜(9月19日)
午前1時25分・・足音&扉バーン&寝立ち
午前3時22分・・ぶん投げ
【最後のおことば】
「山野幸一は死亡。 父の遺体も自宅から発見。 山野春花の行方は現在も不明」
【補足】
・ 今回もがっつりファウンド・フッテージ方向だよ!
・ この1作だけで日本での展開は終了していますので、本家シリーズとは関係なさそうに思われるかもしれませんが、れっきとした続編です。 だからどうしたと言われても困りますが、続編なんです。
・ 展開はほとんどオリジナル版と同じなのですが、なんとかしてオリジナリティを打ち出そうと捻じ込まれた盛り塩や白目おばけの存在がいい塩梅にJホラー風味を醸し出していて、1作目とはまた異なった楽しみ方が出来るのではないでしょうか。
・ おねえさんがアメリカではねたのは、ミカさんをぶん投げたあと行方をくらませていたケイティさんだったのでした。 ちなみにその後死亡したそうです。 いいのか。 シリーズ的にいいのかそれは。
【おまけ】

みんなが期待したとおりの「黒髪おばけ」としてがんばるおねえさん。
第3作『パラノーマル・アクティビティ2』
【今回の「てい」】
「パラマウント・ピクチャーズはこの映像を提供してくれた遺族とカールズバッド警察に感謝する」
【舞台設定】
2006年8月カリフォルニア州カールズバッド
【一行あらすじ】
ケイティはまだ元気ですが、妹一家の方に悪魔が地味ないやがらせをします。
【ひどい目にあう人】

ダニエル&クリスティ夫妻。 待望のあかちゃん・ハンターくんの誕生でウルトラハッピー。
【今回のカメラマン】

ダニエルさんと前妻との間にうまれた娘・アリちゃん。 後妻のクリスティとは円満。 腹違いの弟も大歓迎。
【思い出の一枚】

1作目に登場した写真は、この段階ではクリスティの家にあった!(ほんでダニエルさんが燃やしていた)(←ひどい)
【今回の歯形】

スタッフが噛んでるのか、監督本人が噛んでるのか、考え始めるとなんだかドキドキしますね。
【真打登場】

まだ邪気のないケイティが、妹の出産を祝って駆けつけます。
【死ぬまであと60日】

そんなテロップとは裏腹に、ミカさんのこの笑顔ですよ。 監督は鬼か。
【今回のぶん投げ】

例のアレ状態になったケイティさんがクリスティさんをドーン!
【どやさ!】

甥っ子、ゲットだぜ!!
【主な登場人物と注記事項】
ケイティ ・・・例のあの人。 ちからもち。
クリスティ ・・・ケイティの妹。 20歳。 お金持ちと結婚。 順風満帆。 5歳の頃から怪奇現象を体験し続けており、新居でのポルターガイストに神経衰弱気味。
ミカ ・・・死ぬまであと60日。
ダニエル ・・・オカルトに興味なし。 防犯対策として、家中に計6台のカメラを設置。 やりすぎ。 目下の関心事は、夜中にプールの掃除機が誤作動していることというお茶目な40歳。(推定)
アリ ・・・ダニエルの娘。 ボーイフレンドと自宅の温水プールでしっぽりしちゃうタイプ。 ポルターガイストが相次ぐ中、夜遊びに出掛ける両親に代わり、ひとりであかちゃんの世話をさせられる不憫なおねえちゃん。
乳母 ・・・いち早く悪魔の存在に気付き、悪鬼を祓う儀式を行うも、無理解なダニエルによって即日解雇される。 かなりかわいそう。
犬 ・・・頑張って吠えたものの、悪魔に病院送りにされる羽目に。
【パラアクデータ】
日にち不明
時刻不明・・大々的なポルターガイスト(子ども部屋除く)
第1夜(8月7日)
午前1時37分・・プール用の掃除機が移動
時刻不明・・ベビーチェアが倒れる
第2夜(8月8日)
午前1時33分・・ベッドメリーがクルクル
第3夜(8月9日)
午前3時19分・・ハンターくんが壁に向かって手を振る&プール掃除機が移動
第4夜(8月10日)
午前3時6分・・クローゼットの扉グニャグニャ
第5夜(8月11日)
午後10時35分・・壁ドン
第8夜(8月14日)
午前2時49分・・ドアがギーギー&窓に鳥が衝突
第10夜(8月16日)
午前3時29分・・なべ落下
第11夜(8月17日)
午前12時53分・・コンロ炎上
第12夜(8月18日)
午前3時15分・・犬ほえる
時刻不明・・プールの温度めっちゃ上がる
日にち不明
午後11時7分・・影がなんかぶわわーってなる
午後11時8分・・玄関扉ドン&アリ締め出し
午後11時10分・・ハンターくんの足グイグイ
午後11時18分・・ハンターくんウロウロ
第17夜(8月23日)
午前3時12分・・足音&おもちゃの汽車が爆音で疾走
第19夜(8月25日)
午前12時49分・・地下室の扉ギーギー&犬が瀕死
午前1時48分・・子ども部屋の電気カチカチ
午前1時49分・・クリスティが邸内引き回しの刑
午前2時58分・・送風&クリスティ、地下室から生還
日にち不明
時刻不明・・呼び戻された乳母のお祓い大作戦(クリスティに憑いたモノをケイティに移す作戦)
2006年10月9日
午後11時50分・・ケイティがクリスティ宅で大暴れ
【最後のおことば】
「10月12日、学校の旅行から帰ったアリはクリスティと父の遺体を発見。 ケイティとハンターの行方は現在も不明」
【補足】
・ 「ファウンド・フッテージ」ノリをアピールするのかと思ったら、めちゃくちゃパラマウント色出してきたー!
・ なんでそこ主張してきたの?! どういう心境の変化なの?! 会社名出したらもうかるの?! なんなの?!
・ ウィジャボードすんなっつってんのにどこからか板とコマを持ってくる男連中はなんなの? 鳥頭なの?
・ 物語のタイムラインとしては、第1作の一ヶ月ほど前から始まり、第1作の翌日までが描かれるという内容となっています。 ところどころ被っているので、「この頃はまだアレなのね・・」みたいな空想が楽しめるかもしれません。
・ カメラは一気に増えたものの、変わり映えのしない映像がダラダラ続くので、緊迫感はほぼゼロ。 あのね、プールは、もう、いいですから? ね?
・ 「富と名声を求めて悪魔と契約した者は、家系に生まれた最初の男児を悪魔に捧げなきゃダメ!ぜったい!」 という裏事情がアリによって明らかとなります。 百鬼丸かよ!
・ で、クリスティの家系では、1930年代以降男児がひとりも生まれていなかったそうなのですが、アリちゃんはどうやってそれ調べたの?! すご腕か!敏腕調査員なのか!
・ ケイティの思い出話「小さい頃、へんな人たちが来てママがイライラしてたなァ。妹は泣いてパニックになってたし。 怪奇現象なんて無視しとかないと、ママみたいになっちゃうでよ~」
・ ママかー ママの現状も気になるなー。(棒読み)
・ ついにモキュメンタリー風味を捨てて、普通のエンディングを流し始めました。
【おまけ】

女系家族に初めて生まれた男児・ハンターくん かーわーいーいー!!
第4作『パラノーマル・アクティビティ3』
【今回の「てい」】
2005年3月某日、カリフォルニア州カールズバッド。妊娠中のクリスティとケイティは、地下室で彼女たちの祖母が保管しておいたと思われる古いビデオテープを発見。 気になるその中身とは・・・
【舞台設定】
1988年9月カリフォルニア州サンタローザ
【一行あらすじ】
ケイティとクリスティ姉妹が幼かった頃、悪魔が地味ないやがらせを始めます。
【ひどい目にあう人】

ケイティ・当時8歳。クリスティ・当時5歳。

ちなみに15年後はこう。
【今回のカメラマン】

母の恋人・デニス。 結婚式ムービーのカメラマン。 ちょっと山野幸一さんに似ていませんか。似ていませんか、そうですか。
【思い出の一枚】

例の写真誕生秘話!
【はずかしい一枚】

『パラノーマル・エクスタシー』じゃないですよ。 調子にのった母と恋人のなれの果てですよ。
【今回の重要人物】

姉妹の祖母。 デモニック・フェイス!
【今回のぶん投げ】

見えない力がおかあさんをドーン!

そして魔女ばあさんがデニスをエビ反りギャーン!
【どやさ!】

魔女ばあさんのぽたぽた焼き愉快な仲間たち。
【主な登場人物と注記事項】
ジュリー ・・・姉妹の母。 なぜか金持ち。 実母ロイスに男児をせがまれてもノーと言えるサバサバ系主婦。
デニス ・・・要するにヒモ。 平日の昼間から盗撮カメラの魔改造に精を出す20代。(推定)
クリスティ ・・・見えない友達・トビーと毎日深夜まで遊びまくる元気っ子。
ケイティ ・・・トビーは見えていない。 というか嫌われている。 ベビーシッターを引き受けてくれたデニスの友人に、ブラッディメアリー実験を強要する元気っ子。
ロイス ・・・魔女ばあさん。
ランディ ・・・デニスの友人。 うっかり引き受けたブラッディメアリー実験でえらい目に遭う。
トビー ・・・要するに悪魔。 おばあちゃんぐらいの年齢。 背は高い。 痩せ型。 おままごとだいすき。 秘密主義者で、おしゃべり野郎には容赦ない制裁を加える系。
【パラアクデータ】
日にち不明
時刻不明・・大きすぎるポルターガイスト
第1夜(9月10日)
午前1時43分・・クリスティがトビーとおしゃべり
第5夜(9月14日)
午前3時27分・・電気カチカチ&足音
第8夜(9月17日)
午前4時2分・・子どもの人影ウロウロ
第10夜(9月19日)
午前1時・・電灯がゆらゆら
日にち不明
トビーをからかったケイティが押入れに閉じ込められる
日にち不明
午後10時13分・・ベビーシッターの後ろでシーツがファサー
第13夜(9月22日)
午前2時17分・・クリスティうろうろ&トビーとケンカ
ブラッディメアリー実験でランディ逃走
ケイティがトビーにいじめられる
第14夜(9月23日)
午前1時39分・・シーツファサー&子ども部屋大乱闘
台所の天井から調度品一式落下&ロイス宅へ非難
日にち不明
午前1時22分・・魔女コミュ集合&ぶん投げ&エビ反り
【最後のおことば】
なし
【補足】
・ 「ファウンド・フッテージ」モノに対する情熱、完全消滅。
・ 前作でもちらつかされていましたが、やはり契約者は魔女ばあさんだったようです。
・ 色々考えた末に、魔女路線に舵をきったこと自体は悪くないと思うのですが、魔女ごときが 悪 魔 に ま ま ご と さ せ た ら あ か ん や ろ 。
・ あとから付け足した前日譚なんだから、もう少し辻褄の合わせようがあったのではないかと思うぐらい大雑把。 前作で「ママみたいになっちゃうよ」と言わせておきながらママ死んじゃうとかなんなの。
・ ゆくゆくは、姉妹に元気な赤ちゃんを産んでもらいたい・・・ てな具合に思ってたんなら、ポルターガイストなんかしなきゃいいじゃん! 完全にストレス過多じゃん! おい!どうなんだよ魔女ばあさん!
・ 本編ラスト、「魔女ばあさんに心を操られた姉妹がどこかへ旅立つ準備をするシーンで終わる」って投げやりか! 1作目にも3作目にも繋がらないじゃんか!
・ ふたりが15年間どうやって暮らしてきたのか、気になりますね。 まぁ、期待はしてませんけど。
【おまけ】

死の秘宝・・ ・・じゃなかった、「三角形に丸」マークが初お目見え。 悪魔トビーのお気に入りマークだよ! このネタ、今後も意外と引っ張るらしいよ!
第5作『パラノーマル・アクティビティ4』
【今回の「てい」】
「2006年10月9日、ハンターは誘拐された。 ケイティとハンターの行方は現在も不明である」
知ってる! それもう知ってる!!
【舞台設定】
2011年10月ネバダ州ヘンダーソン
【一行あらすじ】
ケイティがハンターを連れ去った日から5年後、とある一家に悪魔が地味な嫌がらせをはじめます。
【ひどい目にあう人】

アレックスさん。 女子高生。 弟思い。
【今回のカメラマン】

見れば見るほど可愛らしいアレックスさん。 現代っ子らしくノートパソコンのカメラを駆使して証拠確保に励みます。
【今回の美少女】

ギターもしっくりきてるよね!
【思い出の一枚】

かーわーいーいー!!
【今回の豊満バディ】

わかってたと思うけど、今回も出てまーす!
【今回のぶん投げ】

見えない力がおかあさんをドーン!

見えない力がおとうさんをドーン!

見えない力がアレックスちゃんも(若干手加減しつつ)ドーン!
【どやさ!】

隣人の息子ロビー。 トビーじゃないよ、ロビーだよ。
【主な登場人物と注記事項】
アレックス ・・・シリーズ中最も可憐でもっとも奮闘するスクリーミング・クイーン。 あまりにステキすぎて、つい「キミのような子がどうしてこんな場末のシリーズに・・・」と思わずにはいられない。 色々すまん。
ベン ・・・近所の高校生。 アレックスとは友達以上恋人未満の関係らしいのだが、到底納得できない。 近々家族でメキシコ旅行をするらしい。
おとうさん ・・・奥さんとは微妙な関係。
おかあさん ・・・夫とはデリケートな関係。 見ず知らずの隣人の息子をいきなり預かるというアグレッシブな性格。
ワイエット ・・・アレックスの弟。 ひょんなことから同居することとなった隣人の息子・ロビーと意気投合するも、徐々に生気を失ってゆく。
ロビー ・・・噂の隣人。 おかあさんが緊急入院したため、アレックスの家でご厄介になることに。 常に態度がマックス。 愛用品はブタのまくらとぬいぐるみのシプシューバ(100歳)、それと銀のフォーク。
【パラアクデータ】
第1夜(2011年11月6日)
午前3時2分・・ロビーくんウロウロ
第3夜(11月8日)
午前3時23分・・ロビーくんウロウロ
日にち不明
足音&シャンデリア落下
第6夜(11月11日)
午前2時12分・・ケイティ宅に来客多数
時刻不明・・ロビーくんがワイエットくんにボディペインティング
第7夜(11月12日)
午前3時3分・・ワイエットくんウロウロ
第8夜(11月13日)
午前2時39分・・ワイエットくんウロウロ&茶の間の本落下
第9夜(11月14日)
午前1時22分・・物音&包丁落下
第10夜(11月15日)
午前3時21分・・ワイエットくんウロウロ
時刻不明・・ワイエットくんがおふろでブクブク
第11夜(11月16日)
午前12時4分・・ワイエットくんウロウロ
午前12時9分・・アレックス空中浮遊
第12夜(11月17日)
午前12時56分・・ケイティ登場&アレックス車庫危機一髪
時刻不明・・ケイティが一家を粛清
【最後のおことば】
次回、メキシコでお会いしましょう!
【補足】
・ 5年前にケイティが連れ去ったハンターくんは、なぜかアレックスちゃんちの養子になっていたようです。 経緯は不明です。
・ 「そろそろおっきくなったかなー」みたいなノリでハンターくんことワイエットくんを迎えにくるケイティはアレか。 カッコウみたいなアレか。 托卵だいすきか。
・ 何を思ったのか、ホラー映画名場面集のような既視感あふれるシーンをちょいちょい織り交ぜてくるのですが、なかなかどうして癪にさわりますよね。

オーメンかっつうの。

だから、シャイニングかっつうの。

いやいやいや、エクソシストまでやっちゃうの? でも、アレックスちゃんはかわいいよね!!
・ 前作初お目見えした「三角形に丸」マークは、「古代ハットゥシャの豊穣の印」なのだそうです。 やばいよ!実在するトルコの古代都市名挙げてきたよ! ていうか、前作はメキシコ系乳母さんによるお祓い騒動、今回はケイティさんちの窓ガラスにメキシコの新聞を貼り付けたりと、さんざっぱらメキシコ色出してきてたのに、ここにきてトルコて!

(それはさておき、体に描く意味、あったの・・?)
・ ヒッタイトには「悪魔が男児を手に入れる儀式」というのがあったらしく、①作動(宿主になった者は超自然的な力を手にする)②確約(宿主は超自然的な力を悪魔に証明する)③犠牲(宿主は汚れなき者の血を捧げる)という3つの行為で悪魔を体内に呼び寄せるのだそうです。
・ へぇ・・・そうなんだ・・ 結構段取り踏むんだね・・ ・・ってまわりくどいわ!
・ それでいうと、今回の宿主はどうみてもケイティさんなのですが、なんかもう、超自然的な力を手に入れた時点で悪魔と変わらないんじゃね?という気持ちが抑えられないのはわたしだけでしょうか。
・ とはいえ、クライマックスの畳み掛けはシリーズいちのおもしろさなのではないかと思います。 もしもヒロインがアレックスちゃんじゃなかったとしたら、そこまで言い切る自信はありませんが。
・ あと、これ結構重要なので言っときますけど、公開時にはあった「本編終了後のおまけ映像」がDVDに収録されてないってどゆこと?! まさか・・メキシコネタをなかったことにするつもりじゃ・・・
【おまけ】

魔女コミュが若返ったよ!
以上です編集長!
1作目を観直している時点ですでに、「オレは何をやっているんだ・・・」と自問自答せずにはいられませんでしたが、なんつうか、アレですね、今回こうやって改めて振り返ってみると、ホントに内容がない映画ですよね。
とりあえず、悪魔はマイペースすぎ。 聖なる儀式に時間かけすぎ。 15年も待ってあげすぎ。 お人よしか!
というわけで、ここで(わたしにとっては)衝撃的なお知らせなのですが、なんとこれだけ愛した「パラアク」シリーズ最新作『パラノーマル・アクティビティ 呪いの印』。
岡山では劇場公開されないことが判明しました! イエーイ! ついにきた!この日がきた!
第3作目以来、初日の初回を鑑賞するという、ちょっとどうかしている程の情熱で見守ってきた本シリーズを、ついに遠巻きに眺めることしかできなくなってしまったことは痛恨の極みですが、もしかしたら、大都市で満員御礼続出なんて事態が発生した暁には、配給会社のえらいひとが公開拡大をうっかり認めちゃうなんてこともなくはないのかもしれないという、超うすい可能性に懸ける所存ですので、もしお近くに上映館がある方は、お気軽に足を運んでやっていただけたらと思います。
まぁ、(みなさんのおぜぜが無駄になっても)なんの保障もできないんですけどね! 知ーらね!オレ知-らね!
それではみなさん、今後もよいパラノーマルライフを!
関連感想
『パラノーマル・アクティビティ』
『パラノーマル・アクティビティ2』
『パラノーマル・アクティビティ3』
『パラノーマル・アクティビティ4』
『パラノーマル・アクティビティ第2章/TOKYO NIGHT』
― 追記 ―
『パラノーマル・アクティビティ 呪いの印』 の感想
シリーズ最新作『パラノーマル・アクティビティ5』 の感想 ←new!
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信じられなさすぎて、まるで新作などこの世に存在していないのではないかというような錯覚さえ覚えてしまいそうですが、みんなが愛したパラノーマルは、たしかにすぐそこで手薬煉を引いて待ち構えているのです・・・そう・・トビーの鼻息が感じられるほどの距離で・・・ こんにちは・・わたしブラッディメアリーさん・・ あなたの自宅のクローゼットを拠点として、多種多様ないやがらせ活動に精を出しているの・・・(※パラノーマルジョーク)
そうですね、今のパラノーマルジョークへの反応で薄々感づいてしまいましたが、みなさんもう、過去の『パラアク』シリーズの内容なんてお忘れですよね。
いえ、いいんです。
かくいうわたしも、何を隠そう『パラアク』の各作品を鑑賞したのは劇場での一回こっきりですし、内容こそ不思議と覚えていますが、なんだったら忘れてしまっても人生に何の支障もないと胸を張って言い切れます。
一度観て、あとはスッキリ忘れてしまう。
そんな後腐れない関係こそが、パラアクの魅力なんじゃないのかな・・・。
ということで、さっさと本題に入りますが、今日は『パラアク』シリーズをまとめたいと思いますよ。
過去作品を観直すのが正直かったるいパラアク経験者さんも、今回はじめて劇場に足を運ぼうと思っていらっしゃるモノ好きな方も、これさえ流し見しておけば、『パラノーマル・アクティビティ 呪いの印』でどんなスットコ展開が起きようとノープロブレム!
そしてなんと今回は、全シリーズ中に起きたいやがらせの数々をほぼ書き起こした「パラアクデータ」つき!
詳細なデータからは、悪魔とわたしがどれだけ暇人かということを、イヤと言うほど感じ取っていただけるのではないかと思います。 ちがうから。 暇じゃないから。 暇じゃないけどやっちゃうんですよねー わかるわー悪魔くんの気持ち、わかるわー
よっしゃ! 前置きはこの辺りにしてさくさく行こう!
第1作『パラノーマル・アクティビティ』
【今回の「てい」】
「この映像を提供してくれたミカとケイティの家族およびサンディエゴ警察に感謝する」
【舞台設定】
2006年9月カリフォルニア州サンディエゴ
【一行あらすじ】
若いカップルに悪魔が地味ないやがらせをします。
【ひどい目にあう人】

ケイティさん。 23歳。 学生。
【今回のカメラマン】

ミカさん。 デイトレーダー。 とっても動画好き。
【思い出の一枚】

ケイティさんが8歳の時撮影された記念写真。 15年の時を越えて、なぜか恋人んちの屋根裏に参上。
【今回の歯形】

一種のマーキングと言ってよろしいかと。
【今回のぶん投げ】

悪魔に取り憑かれたケイティさんがミカさんをドーン!!
【どやさ!】

どやさ!
【主な登場人物と注記事項】
ケイティさん ・・・8歳の頃から連綿と起こり続ける怪奇現象に悩まされている。 ちなみに最初の自宅はその頃炎上。 住居を変えながら成長するも、13歳の頃からは怪奇現象が定期化。 ミカさんとは3年前から交際。
ミカさん ・・・ケイティさんの彼氏。 金回りがいいせいか、おうちが無駄に広い。 基本的に使えない。 ポルターガイスト相手にマジギレカッコワルイ。 必殺技は「十字架燃やし」。
フレドリクス博士 ・・・心霊研究家。 幽霊専門なので、悪魔はちょっとよくわかんない。 悪魔に詳しいエイヴァリーズ博士を紹介してくれるも、留守ばっかの博士だった為ケイティたちの役には立たず。 何しに出てきたの・・・
ダイアン少女(画像のみ) ・・・60年代にケイティと同じような怪奇現象に悩まされたらしい。 エクソシストに頼った結果、症状が悪化して死亡。
【パラアクデータ】
第1夜(9月18日)
午前2時9分・・足音
第3夜(9月20日)
午前2時9分・・ドアがギーギー
第5夜(9月22日)
午前2時55分・・壁ドン
第13夜(9月30日)
午前3時15分・・ブモー!(※獣の鳴き声)
第15夜(10月2日)
午前1時36分・・寝立ち&徘徊&テレビが自動でスイッチオン
日にち不明
午後7時35分・・ウィジャボード炎上
第17夜(10月4日)
午前3時15分・・悪魔の足が粉まみれになる&屋根裏で写真発見
第18夜(10月5日)
午前3時53分・・階段の電気カチカチ&扉ドンドン
時刻不明・・ツーショット写真にいたずら
第19夜(10月6日)
午前1時34分・・シーツファサー
午前3時5分・・息フーフー
第20夜(10月7日)
午前4時32分・・足グイグイ&噛み付き行為
第21夜(10月8日)
午前1時27分・・寝立ち
午前3時16分・・ぶん投げ
【最後のおことば】
「ミカは10月11日に遺体で発見。 ケイティの行方は現在も不明」
【補足】
・ いわゆる「ファウンド・フッテージ」モノとしてやっていこうという気概が感じられます。
・ 幼い頃から起こっていた現象がカメラで撮影することでエスカレートする、ということで、悪魔は調子にのりやすいタイプであることが想像できます。
・ 全体的にチマチマとしたいやがらせだなぁ、という印象。
・ 「母親はいじわるだった」というセリフがあるのですが、スタッフ一同この時はまだ、この設定がのちのち面倒なことになるなど、知る由もなかったのでした。
・ 悪魔に憑依されたケイティの行方が気になりますね。(棒読み)
第2作『パラノーマル・アクティビティ第2章/TOKYO NIGHT』
【今回の「てい」】
「この記録映像は山野家の悲惨な事件の後に住居から発見されたものである。 この映像には複数の超常現象が記録されている」
【舞台設定】
2010年9月東京都杉並区
【一行あらすじ】
逃走中だったケイティを轢き殺した姉とその弟に、悪魔が地味ないやがらせをします。
【ひどい目にあう人】

山野春花さん。 きれいなおねえさん。 ブラコン。
【今回のカメラマン】

山野幸一さん。 浪人生。 動画だいすき。 シスコン。
【思い出の一枚】

ジャパニーズ・トラディショナル・オハライ。
【今回の歯形】

1作目とは違って、自分でも噛める場所なのがポイント。
【今回のぶん投げ】

悪魔に取り憑かれたおねえさんがおとうとさんをドーン!
【どやさ!】

イエーイ! めっちゃJホラーやでー!
【主な登場人物と注記事項】
山野幸一 ・・・料理上手。 おねえちゃんがキレイすぎて未だ童貞。(←推測) 受験勉強そっちのけで怪奇現象の謎に迫る。
山野春花 ・・・アメリカ旅行中、運転していた車で現地女性を轢き殺してしまい、自身も両足骨折という重傷を負う。 弟にはナイショだけど、実はアメリカで入院していた時から怪奇現象に襲われていた。
お父さん ・・・山野家の重鎮。 仕事人間なのでほとんど家にはいない。 が、いないと思ったらいたりもするので気が抜けない。
呉美鈴 ・・・幸一の友達の友達。 ビリビリ霊感少女。 山野家に巣食う悪魔の毒気にやられ、居間で泡を吹く。 ソファーを汚したまま疾風の如く退場。 何しに出てきたの・・・
お祓いをする人 ・・・西洋悪魔を相手に、そうとは知らず自信満々で祝詞をあげるも、帰宅後心臓発作で死亡。 やっぱりねー。
タクシーの運転手さん ・・・幸一を乗せたのが運の尽き。 超気の毒。
【パラアクデータ】
日にち不明
時刻不明・・車椅子ゴロゴロ&盛り塩ファサー
第1夜(9月5日)
何も起こらず
第2夜(9月6日)
午前3時17分・・足音
第3夜(9月7日)
午前2時27分・・足音&ドアがギーギー
午前4時4分・・シーツぐいぐい
第7夜(9月11日)
午前2時57分・・ドアがギーギー&電気カチカチ&足音&おさわり&扉バーン
第8夜~第11夜(9月12日~15日)
何も起こらず
第12夜(9月16日)
午前3時43分・・車椅子ゴロゴロ&画面ノイズ
第13夜(9月17日)
午前3時12分・・髪グイグイ
第14夜(9月18日)
時刻不明・・噛み付き行為
第15夜(9月19日)
午前1時25分・・足音&扉バーン&寝立ち
午前3時22分・・ぶん投げ
【最後のおことば】
「山野幸一は死亡。 父の遺体も自宅から発見。 山野春花の行方は現在も不明」
【補足】
・ 今回もがっつりファウンド・フッテージ方向だよ!
・ この1作だけで日本での展開は終了していますので、本家シリーズとは関係なさそうに思われるかもしれませんが、れっきとした続編です。 だからどうしたと言われても困りますが、続編なんです。
・ 展開はほとんどオリジナル版と同じなのですが、なんとかしてオリジナリティを打ち出そうと捻じ込まれた盛り塩や白目おばけの存在がいい塩梅にJホラー風味を醸し出していて、1作目とはまた異なった楽しみ方が出来るのではないでしょうか。
・ おねえさんがアメリカではねたのは、ミカさんをぶん投げたあと行方をくらませていたケイティさんだったのでした。 ちなみにその後死亡したそうです。 いいのか。 シリーズ的にいいのかそれは。
【おまけ】

みんなが期待したとおりの「黒髪おばけ」としてがんばるおねえさん。
第3作『パラノーマル・アクティビティ2』
【今回の「てい」】
「パラマウント・ピクチャーズはこの映像を提供してくれた遺族とカールズバッド警察に感謝する」
【舞台設定】
2006年8月カリフォルニア州カールズバッド
【一行あらすじ】
ケイティはまだ元気ですが、妹一家の方に悪魔が地味ないやがらせをします。
【ひどい目にあう人】

ダニエル&クリスティ夫妻。 待望のあかちゃん・ハンターくんの誕生でウルトラハッピー。
【今回のカメラマン】

ダニエルさんと前妻との間にうまれた娘・アリちゃん。 後妻のクリスティとは円満。 腹違いの弟も大歓迎。
【思い出の一枚】

1作目に登場した写真は、この段階ではクリスティの家にあった!(ほんでダニエルさんが燃やしていた)(←ひどい)
【今回の歯形】

スタッフが噛んでるのか、監督本人が噛んでるのか、考え始めるとなんだかドキドキしますね。
【真打登場】

まだ邪気のないケイティが、妹の出産を祝って駆けつけます。
【死ぬまであと60日】

そんなテロップとは裏腹に、ミカさんのこの笑顔ですよ。 監督は鬼か。
【今回のぶん投げ】

例のアレ状態になったケイティさんがクリスティさんをドーン!
【どやさ!】

甥っ子、ゲットだぜ!!
【主な登場人物と注記事項】
ケイティ ・・・例のあの人。 ちからもち。
クリスティ ・・・ケイティの妹。 20歳。 お金持ちと結婚。 順風満帆。 5歳の頃から怪奇現象を体験し続けており、新居でのポルターガイストに神経衰弱気味。
ミカ ・・・死ぬまであと60日。
ダニエル ・・・オカルトに興味なし。 防犯対策として、家中に計6台のカメラを設置。 やりすぎ。 目下の関心事は、夜中にプールの掃除機が誤作動していることというお茶目な40歳。(推定)
アリ ・・・ダニエルの娘。 ボーイフレンドと自宅の温水プールでしっぽりしちゃうタイプ。 ポルターガイストが相次ぐ中、夜遊びに出掛ける両親に代わり、ひとりであかちゃんの世話をさせられる不憫なおねえちゃん。
乳母 ・・・いち早く悪魔の存在に気付き、悪鬼を祓う儀式を行うも、無理解なダニエルによって即日解雇される。 かなりかわいそう。
犬 ・・・頑張って吠えたものの、悪魔に病院送りにされる羽目に。
【パラアクデータ】
日にち不明
時刻不明・・大々的なポルターガイスト(子ども部屋除く)
第1夜(8月7日)
午前1時37分・・プール用の掃除機が移動
時刻不明・・ベビーチェアが倒れる
第2夜(8月8日)
午前1時33分・・ベッドメリーがクルクル
第3夜(8月9日)
午前3時19分・・ハンターくんが壁に向かって手を振る&プール掃除機が移動
第4夜(8月10日)
午前3時6分・・クローゼットの扉グニャグニャ
第5夜(8月11日)
午後10時35分・・壁ドン
第8夜(8月14日)
午前2時49分・・ドアがギーギー&窓に鳥が衝突
第10夜(8月16日)
午前3時29分・・なべ落下
第11夜(8月17日)
午前12時53分・・コンロ炎上
第12夜(8月18日)
午前3時15分・・犬ほえる
時刻不明・・プールの温度めっちゃ上がる
日にち不明
午後11時7分・・影がなんかぶわわーってなる
午後11時8分・・玄関扉ドン&アリ締め出し
午後11時10分・・ハンターくんの足グイグイ
午後11時18分・・ハンターくんウロウロ
第17夜(8月23日)
午前3時12分・・足音&おもちゃの汽車が爆音で疾走
第19夜(8月25日)
午前12時49分・・地下室の扉ギーギー&犬が瀕死
午前1時48分・・子ども部屋の電気カチカチ
午前1時49分・・クリスティが邸内引き回しの刑
午前2時58分・・送風&クリスティ、地下室から生還
日にち不明
時刻不明・・呼び戻された乳母のお祓い大作戦(クリスティに憑いたモノをケイティに移す作戦)
2006年10月9日
午後11時50分・・ケイティがクリスティ宅で大暴れ
【最後のおことば】
「10月12日、学校の旅行から帰ったアリはクリスティと父の遺体を発見。 ケイティとハンターの行方は現在も不明」
【補足】
・ 「ファウンド・フッテージ」ノリをアピールするのかと思ったら、めちゃくちゃパラマウント色出してきたー!
・ なんでそこ主張してきたの?! どういう心境の変化なの?! 会社名出したらもうかるの?! なんなの?!
・ ウィジャボードすんなっつってんのにどこからか板とコマを持ってくる男連中はなんなの? 鳥頭なの?
・ 物語のタイムラインとしては、第1作の一ヶ月ほど前から始まり、第1作の翌日までが描かれるという内容となっています。 ところどころ被っているので、「この頃はまだアレなのね・・」みたいな空想が楽しめるかもしれません。
・ カメラは一気に増えたものの、変わり映えのしない映像がダラダラ続くので、緊迫感はほぼゼロ。 あのね、プールは、もう、いいですから? ね?
・ 「富と名声を求めて悪魔と契約した者は、家系に生まれた最初の男児を悪魔に捧げなきゃダメ!ぜったい!」 という裏事情がアリによって明らかとなります。 百鬼丸かよ!
・ で、クリスティの家系では、1930年代以降男児がひとりも生まれていなかったそうなのですが、アリちゃんはどうやってそれ調べたの?! すご腕か!敏腕調査員なのか!
・ ケイティの思い出話「小さい頃、へんな人たちが来てママがイライラしてたなァ。妹は泣いてパニックになってたし。 怪奇現象なんて無視しとかないと、ママみたいになっちゃうでよ~」
・ ママかー ママの現状も気になるなー。(棒読み)
・ ついにモキュメンタリー風味を捨てて、普通のエンディングを流し始めました。
【おまけ】

女系家族に初めて生まれた男児・ハンターくん かーわーいーいー!!
第4作『パラノーマル・アクティビティ3』
【今回の「てい」】
2005年3月某日、カリフォルニア州カールズバッド。妊娠中のクリスティとケイティは、地下室で彼女たちの祖母が保管しておいたと思われる古いビデオテープを発見。 気になるその中身とは・・・
【舞台設定】
1988年9月カリフォルニア州サンタローザ
【一行あらすじ】
ケイティとクリスティ姉妹が幼かった頃、悪魔が地味ないやがらせを始めます。
【ひどい目にあう人】

ケイティ・当時8歳。クリスティ・当時5歳。

ちなみに15年後はこう。
【今回のカメラマン】

母の恋人・デニス。 結婚式ムービーのカメラマン。 ちょっと山野幸一さんに似ていませんか。似ていませんか、そうですか。
【思い出の一枚】

例の写真誕生秘話!
【はずかしい一枚】

『パラノーマル・エクスタシー』じゃないですよ。 調子にのった母と恋人のなれの果てですよ。
【今回の重要人物】

姉妹の祖母。 デモニック・フェイス!
【今回のぶん投げ】

見えない力がおかあさんをドーン!

そして魔女ばあさんがデニスをエビ反りギャーン!
【どやさ!】

魔女ばあさんの
【主な登場人物と注記事項】
ジュリー ・・・姉妹の母。 なぜか金持ち。 実母ロイスに男児をせがまれてもノーと言えるサバサバ系主婦。
デニス ・・・要するにヒモ。 平日の昼間から盗撮カメラの魔改造に精を出す20代。(推定)
クリスティ ・・・見えない友達・トビーと毎日深夜まで遊びまくる元気っ子。
ケイティ ・・・トビーは見えていない。 というか嫌われている。 ベビーシッターを引き受けてくれたデニスの友人に、ブラッディメアリー実験を強要する元気っ子。
ロイス ・・・魔女ばあさん。
ランディ ・・・デニスの友人。 うっかり引き受けたブラッディメアリー実験でえらい目に遭う。
トビー ・・・要するに悪魔。 おばあちゃんぐらいの年齢。 背は高い。 痩せ型。 おままごとだいすき。 秘密主義者で、おしゃべり野郎には容赦ない制裁を加える系。
【パラアクデータ】
日にち不明
時刻不明・・大きすぎるポルターガイスト
第1夜(9月10日)
午前1時43分・・クリスティがトビーとおしゃべり
第5夜(9月14日)
午前3時27分・・電気カチカチ&足音
第8夜(9月17日)
午前4時2分・・子どもの人影ウロウロ
第10夜(9月19日)
午前1時・・電灯がゆらゆら
日にち不明
トビーをからかったケイティが押入れに閉じ込められる
日にち不明
午後10時13分・・ベビーシッターの後ろでシーツがファサー
第13夜(9月22日)
午前2時17分・・クリスティうろうろ&トビーとケンカ
ブラッディメアリー実験でランディ逃走
ケイティがトビーにいじめられる
第14夜(9月23日)
午前1時39分・・シーツファサー&子ども部屋大乱闘
台所の天井から調度品一式落下&ロイス宅へ非難
日にち不明
午前1時22分・・魔女コミュ集合&ぶん投げ&エビ反り
【最後のおことば】
なし
【補足】
・ 「ファウンド・フッテージ」モノに対する情熱、完全消滅。
・ 前作でもちらつかされていましたが、やはり契約者は魔女ばあさんだったようです。
・ 色々考えた末に、魔女路線に舵をきったこと自体は悪くないと思うのですが、魔女ごときが 悪 魔 に ま ま ご と さ せ た ら あ か ん や ろ 。
・ あとから付け足した前日譚なんだから、もう少し辻褄の合わせようがあったのではないかと思うぐらい大雑把。 前作で「ママみたいになっちゃうよ」と言わせておきながらママ死んじゃうとかなんなの。
・ ゆくゆくは、姉妹に元気な赤ちゃんを産んでもらいたい・・・ てな具合に思ってたんなら、ポルターガイストなんかしなきゃいいじゃん! 完全にストレス過多じゃん! おい!どうなんだよ魔女ばあさん!
・ 本編ラスト、「魔女ばあさんに心を操られた姉妹がどこかへ旅立つ準備をするシーンで終わる」って投げやりか! 1作目にも3作目にも繋がらないじゃんか!
・ ふたりが15年間どうやって暮らしてきたのか、気になりますね。 まぁ、期待はしてませんけど。
【おまけ】

死の秘宝・・ ・・じゃなかった、「三角形に丸」マークが初お目見え。 悪魔トビーのお気に入りマークだよ! このネタ、今後も意外と引っ張るらしいよ!
第5作『パラノーマル・アクティビティ4』
【今回の「てい」】
「2006年10月9日、ハンターは誘拐された。 ケイティとハンターの行方は現在も不明である」
知ってる! それもう知ってる!!
【舞台設定】
2011年10月ネバダ州ヘンダーソン
【一行あらすじ】
ケイティがハンターを連れ去った日から5年後、とある一家に悪魔が地味な嫌がらせをはじめます。
【ひどい目にあう人】

アレックスさん。 女子高生。 弟思い。
【今回のカメラマン】

見れば見るほど可愛らしいアレックスさん。 現代っ子らしくノートパソコンのカメラを駆使して証拠確保に励みます。
【今回の美少女】

ギターもしっくりきてるよね!
【思い出の一枚】

かーわーいーいー!!
【今回の豊満バディ】

わかってたと思うけど、今回も出てまーす!
【今回のぶん投げ】

見えない力がおかあさんをドーン!

見えない力がおとうさんをドーン!

見えない力がアレックスちゃんも(若干手加減しつつ)ドーン!
【どやさ!】

隣人の息子ロビー。 トビーじゃないよ、ロビーだよ。
【主な登場人物と注記事項】
アレックス ・・・シリーズ中最も可憐でもっとも奮闘するスクリーミング・クイーン。 あまりにステキすぎて、つい「キミのような子がどうしてこんな場末のシリーズに・・・」と思わずにはいられない。 色々すまん。
ベン ・・・近所の高校生。 アレックスとは友達以上恋人未満の関係らしいのだが、到底納得できない。 近々家族でメキシコ旅行をするらしい。
おとうさん ・・・奥さんとは微妙な関係。
おかあさん ・・・夫とはデリケートな関係。 見ず知らずの隣人の息子をいきなり預かるというアグレッシブな性格。
ワイエット ・・・アレックスの弟。 ひょんなことから同居することとなった隣人の息子・ロビーと意気投合するも、徐々に生気を失ってゆく。
ロビー ・・・噂の隣人。 おかあさんが緊急入院したため、アレックスの家でご厄介になることに。 常に態度がマックス。 愛用品はブタのまくらとぬいぐるみのシプシューバ(100歳)、それと銀のフォーク。
【パラアクデータ】
第1夜(2011年11月6日)
午前3時2分・・ロビーくんウロウロ
第3夜(11月8日)
午前3時23分・・ロビーくんウロウロ
日にち不明
足音&シャンデリア落下
第6夜(11月11日)
午前2時12分・・ケイティ宅に来客多数
時刻不明・・ロビーくんがワイエットくんにボディペインティング
第7夜(11月12日)
午前3時3分・・ワイエットくんウロウロ
第8夜(11月13日)
午前2時39分・・ワイエットくんウロウロ&茶の間の本落下
第9夜(11月14日)
午前1時22分・・物音&包丁落下
第10夜(11月15日)
午前3時21分・・ワイエットくんウロウロ
時刻不明・・ワイエットくんがおふろでブクブク
第11夜(11月16日)
午前12時4分・・ワイエットくんウロウロ
午前12時9分・・アレックス空中浮遊
第12夜(11月17日)
午前12時56分・・ケイティ登場&アレックス車庫危機一髪
時刻不明・・ケイティが一家を粛清
【最後のおことば】
次回、メキシコでお会いしましょう!
【補足】
・ 5年前にケイティが連れ去ったハンターくんは、なぜかアレックスちゃんちの養子になっていたようです。 経緯は不明です。
・ 「そろそろおっきくなったかなー」みたいなノリでハンターくんことワイエットくんを迎えにくるケイティはアレか。 カッコウみたいなアレか。 托卵だいすきか。
・ 何を思ったのか、ホラー映画名場面集のような既視感あふれるシーンをちょいちょい織り交ぜてくるのですが、なかなかどうして癪にさわりますよね。

オーメンかっつうの。

だから、シャイニングかっつうの。

いやいやいや、エクソシストまでやっちゃうの? でも、アレックスちゃんはかわいいよね!!
・ 前作初お目見えした「三角形に丸」マークは、「古代ハットゥシャの豊穣の印」なのだそうです。 やばいよ!実在するトルコの古代都市名挙げてきたよ! ていうか、前作はメキシコ系乳母さんによるお祓い騒動、今回はケイティさんちの窓ガラスにメキシコの新聞を貼り付けたりと、さんざっぱらメキシコ色出してきてたのに、ここにきてトルコて!

(それはさておき、体に描く意味、あったの・・?)
・ ヒッタイトには「悪魔が男児を手に入れる儀式」というのがあったらしく、①作動(宿主になった者は超自然的な力を手にする)②確約(宿主は超自然的な力を悪魔に証明する)③犠牲(宿主は汚れなき者の血を捧げる)という3つの行為で悪魔を体内に呼び寄せるのだそうです。
・ へぇ・・・そうなんだ・・ 結構段取り踏むんだね・・ ・・ってまわりくどいわ!
・ それでいうと、今回の宿主はどうみてもケイティさんなのですが、なんかもう、超自然的な力を手に入れた時点で悪魔と変わらないんじゃね?という気持ちが抑えられないのはわたしだけでしょうか。
・ とはいえ、クライマックスの畳み掛けはシリーズいちのおもしろさなのではないかと思います。 もしもヒロインがアレックスちゃんじゃなかったとしたら、そこまで言い切る自信はありませんが。
・ あと、これ結構重要なので言っときますけど、公開時にはあった「本編終了後のおまけ映像」がDVDに収録されてないってどゆこと?! まさか・・メキシコネタをなかったことにするつもりじゃ・・・
【おまけ】

魔女コミュが若返ったよ!
以上です編集長!
1作目を観直している時点ですでに、「オレは何をやっているんだ・・・」と自問自答せずにはいられませんでしたが、なんつうか、アレですね、今回こうやって改めて振り返ってみると、ホントに内容がない映画ですよね。
とりあえず、悪魔はマイペースすぎ。 聖なる儀式に時間かけすぎ。 15年も待ってあげすぎ。 お人よしか!
というわけで、ここで(わたしにとっては)衝撃的なお知らせなのですが、なんとこれだけ愛した「パラアク」シリーズ最新作『パラノーマル・アクティビティ 呪いの印』。
岡山では劇場公開されないことが判明しました! イエーイ! ついにきた!この日がきた!
第3作目以来、初日の初回を鑑賞するという、ちょっとどうかしている程の情熱で見守ってきた本シリーズを、ついに遠巻きに眺めることしかできなくなってしまったことは痛恨の極みですが、もしかしたら、大都市で満員御礼続出なんて事態が発生した暁には、配給会社のえらいひとが公開拡大をうっかり認めちゃうなんてこともなくはないのかもしれないという、超うすい可能性に懸ける所存ですので、もしお近くに上映館がある方は、お気軽に足を運んでやっていただけたらと思います。
まぁ、(みなさんのおぜぜが無駄になっても)なんの保障もできないんですけどね! 知ーらね!オレ知-らね!
それではみなさん、今後もよいパラノーマルライフを!
関連感想
『パラノーマル・アクティビティ』
『パラノーマル・アクティビティ2』
『パラノーマル・アクティビティ3』
『パラノーマル・アクティビティ4』
『パラノーマル・アクティビティ第2章/TOKYO NIGHT』
― 追記 ―
『パラノーマル・アクティビティ 呪いの印』 の感想
シリーズ最新作『パラノーマル・アクティビティ5』 の感想 ←new!

