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『脳男』

2014年01月15日
のうお+セリフコピー_convert_20140109223757
(※ こういう話ではありませんよ)

あらすじ・・・
【生まれた時から何の感情も無いんだけど、なんか質問ある?】

1:以下、名無しにかわりまして脳男がお送りします
ちな痛覚もない


2:以下、名無しにかわりまして脳男がお送りします
感情がないのになんでスレ立てようと思ったの?

3:以下、名無しにかわりまして脳男がお送りします
>>2
終わってた


4:以下、名無しにかわりまして脳男がお送りします
>>2
まぁそう言ってやんなよ

6:以下、名無しにかわりまして脳男がお送りします
痛覚もないってマジか 画鋲ふんだ時とか大変だな

7:以下、名無しにかわりまして脳男がお送りします
>>6 
画鋲ならいいが、こないだは爆風で飛んできたガラス片が背中じゅうにささってた(らしい)
らしいっていうのは、痛覚がない為そのことに気付いてなかったから

おまえらが何を書き込もうと、オレは何も感じない
煽ろうとしてもムダだぜ

8:以下、名無しにかわりまして脳男がお送りします
一応スペックな

男(ジャニーズ系ってよく言われる)
20代後半
腹筋割れてる
IQ180以上は確実にある
祖父の遺産が数億円
幼少期に両親をひき逃げ事故で無くし、祖父と家庭教師に育てられたが、その祖父も押し入り強盗に殺され天涯孤独
今は遺産で悠々自適な日々

名前は… そうだな、鈴木一郎とでも呼んでくれ


10:以下、名無しにかわりまして脳男がお送りします
どこのバットマンだよ

12:以下、名無しにかわりまして脳男がお送りします
感情がないってことは、親が亡くなった時も悲しくなかったってこと?

13:以下、名無しにかわりまして脳男がお送りします
>>12
悲しみも憎しみもなかったね そもそも感情が無いオレは、排泄や食事に対する欲求もなかった ただ生きているだけの人形みたいなものだったんだ


16:以下、名無しにかわりまして脳男がお送りします
排泄はおしめかなんかでカバーできるとして、食欲はマズいだろ。。 よくそれまで生きてたな

17:以下、名無しにかわりまして脳男がお送りします
なんも食ってなかったわけじゃないだろ 
それはさておき、この>>1はさっき何気なくヘンなこと言ってなかったか…? 爆風…?

18:以下、名無しにかわりまして脳男がお送りします
>>17
スランプ

19:以下、名無しにかわりまして脳男がお送りします
>>18
オッス、おっさん

22:以下、名無しにかわりまして脳男がお送りします
大きな玉ねぎの話はどうでもいいんだよ
おまえらオレに何も質問ないのかよ

じゃあ、どうして爆風を受けたのか教えてやろう

実はオレは祖父から暗殺者としての教育を施されて育ったんだ
ほら、じいちゃんも大切な息子夫婦を卑劣なひき逃げ犯に殺されたわけじゃん
それでちょっと、恨みでおかしくなっちまってたんだろうな
古今東西、あらゆる「殺し」関連の本を読まされ、完璧に身体機能も鍛えられたオレは、祖父亡き後世の中の極悪犯に鉄槌を下す処刑人となった


24:以下、名無しにかわりまして脳男がお送りします
今北産業

26:以下、名無しにかわりまして脳男がお送りします
>>24
>>1 が
厨ニ病で
爆風スランプ

30:以下、名無しにかわりまして脳男がお送りします
殺人犯を見てもなんも感じないんだろ? 腹も立たないんだろ? なんで殺すのよ

35:以下、名無しにかわりまして脳男がお送りします
なんて言うのかな 腹が立つから殺すんじゃないんだよね
やむを得ない殺人とかなら鉄槌は下さないし よっぽどの極悪人ぐらいだよ、ターゲットに選ぶのは

ただ、こないだ留置所に入れられた時は、隣に「ばあさんなら殺してもいいっしょ」って吹いてるやつがいてカチンときたから、警備の隙をついて半殺しにしてやったは


36:以下、名無しにかわりまして脳男がお送りします
カチン て言うてもうてるがな。。。

38:以下、名無しにかわりまして脳男がお送りします
あ…(察し)

40:以下、名無しにかわりまして脳男がお送りします
何がだよ! カチンが怒りの擬態語だなんて誰が決めたんだよ!


44:以下、名無しにかわりまして脳男がお送りします
>>1
もういい… もういいんだよ… 一郎くんは感情が無い……それでいいじゃないか、なあみんな…

47:以下、名無しにかわりまして脳男がお送りします
あのさあ 20代後半って書いてたけど、それまでの間いろんな人にも出会ってきたんだろ?
何かしら心に響くモノとか出来事ってなかったの? 一度も?

60:以下、名無しにかわりまして脳男がお送りします
心に響く…か…
そうだな…… その爆風の一件なんだが、実は凶悪な連続爆破事件の犯人を仕留めようとした時にくらったモノだったんだ
で、その事件に関わっていた精神科の女医が、何かとオレに興味津々な様子でな…


62:以下、名無しにかわりまして脳男がお送りします

女医キタ━━━ッ!!

65:以下、名無しにかわりまして脳男がお送りします
>>1
パンツぬいでもいい?ねえ、ぬいでもいい?

87:以下、名無しにかわりまして脳男がお送りします
パンツ…か…
すまんがお前の期待には応えられなさそうだ…

その女医は、自分の弟を殺した犯人の精神カウンセリングを担当しているという、なんというかとても崇高な人だった
彼女は、いわゆる「性善説」ってやつを信じていたんだろうな… オレの過去を知った彼女は、オレには眠っている感情があるはずだ、と力説した それを目覚めさせたい、と…


90:以下、名無しにかわりまして脳男がお送りします
眠ってるもなにも、さっきから感情むき出しじゃ…

93:以下、名無しにかわりまして脳男がお送りします
>>90
何がだよ! オレがいつ感情を剥き出しにしたって言うんだよ! オr


113:以下、名無しにかわりまして脳男がお送りします
あれ・・? >>1どこ行った?

121:以下、名無しにかわりまして脳男がお送りします
イチローさんおこなの?

130:以下、名無しにかわりまして脳男がお送りします
落ちた…か…?

157:以下、名無しにかわりまして脳男がお送りします
おーい

135:以下、名無しにかわりまして脳男がお送りします
匿名掲示板に群がる愚かな人間どもよ聞くがいい! 今からこのスレはこの緑川紀子さまが支配する!
あたしもまた、感情が欠落した史上最凶の殺人鬼・・・! そう、巷を騒がしている連続爆破犯とはあたしのことよ!
恐怖ってなに? 怒りってなに?愛って?信頼ってなに? そんなものみんなクソくらえだわ!
かわいそうな鈴木一郎くんの空虚な人生を理解できるのは、あ・た・し・だ・け!
だからあたしがこの手で彼の命を終わらせてあげる! ああ愉快!傑作ね!アーッハッハッハ!! 


140:以下、名無しにかわりまして脳男がお送りします
>>135
一郎といい紀子といい、おまえら人間味ありすぎだろ




・ ということで、昨年からずっと観よう観ようと思っていた『脳男』をやっとこさ鑑賞しましたよ。

・ 「人は何を持って生まれてくるのか」というと、遺伝的なものがどこまでどう影響するのかわかりませんが、ざっくり言うと「大して何も持っていない」のではないかと思います。

・ 生まれた時は誰でも白紙。 そこにどんな色のどんな模様が描かれるかは周り次第。 たとえば、コンビニやレストランで平気で店員を怒鳴り上げるような人の傍にいれば「怒鳴ることが日常」になる可能性が大ですし、駐車場の障害者用スペースに車を横付けするような人の傍にいれば「自分が楽ならそれでいいんだ」と思うようになる確率が高くなるでしょう。 絶対とは言いませんが、「色」には成長の過程で経験した後天的なモノが多分に作用するのではないでしょうか。

・ で、感情を持たない鈴木一郎くんこと入陶大威(いりす たけきみ)くんですが、感情は感情でも「喜怒哀楽」なんてわかりやすいものじゃない、なんと「ハラヘ・・」や「PPP(ポンポンペイン)」といった食事・排泄関連の身体的サインまで示せないという、こだわりよう。 演じる生田斗真さんの陶器でできた人形のような美しい容姿も相まって、実に見事なスーパー超人っぷりと相成っていたのでした。

・ 常人以上にまっしろだった彼に色をつけたのは、憎しみに取り憑かれたお祖父さんだったり、沢山の蔵書から知ったこの世の醜さだったり、ステレオタイプな強盗だったのでしょうが、色がついているということは充分感情も備えられているということなのではないかと思いますよね。 というか、痛覚がないだけで感情は人並み以上にあったのではないでしょうか。外に出さなかっただけで。 一郎くんが感情を解放したラストシーンは、とても爽快な気持ちになりました。 もうさ、裁判資料とか判例集とか全部一郎くんに読んでもらって、その上でジャッジメントタイムまで任せちゃえばいんじゃないかな。

・ ところで、本作は一郎くんに限らず、随所でキャストのみなさんのこだわりが光る作品だったのですよね。 というわけで、以下ちょっとその一部をご紹介したいと思います。

・ 【一郎くんのまばたきがすごい】・・・サイボーグのような冷徹さにとことんこだわった結果、劇中はいっさいのまばたきを封印。 これからは彼を、ジャニーズ界の北島マヤと呼ばせていただきたい。(※ガラスの仮面第9巻参照)

・ 【松雪泰子さんの前髪がすごい】・・・一郎くんの精神鑑定を担当する鷲谷医師に扮した松雪さんの額に常に垂れ下がる、幅5センチほどの艶やかな前髪。 髪を下ろしていようが束ねていようが、その数センチだけは絶対に揺るがない。 しかし、決してハードに固められているわけでもない、そのこだわりの毛束感に脱帽。

・ 【江口洋介さんのギリギリ具合がすごい】・・・過去の作品で観たことのあるような役柄からの脱皮をはかったのかもしれない江口さんによる、こだわりのゲストークがすごい。 「もう・・あんちゃんとは呼ばせない・・」という気概がうんだ、事務所的にギリギリオッケーな演技。 ただし、中盤気がゆるんだのか、若干「あんちゃん」要素が戻ってきてしまう箇所もあって、別の意味でもギリギリオッケーになっているという。 まぁでも、とにかくこだわりは感じられましたよ。

・ 【最中あるあるがすごい】・・・最中っておいしいんですけど、ふこふこっとした感触の皮が上あごにくっついて、舌で剥そうにも、舐めれど舐めれど真空状態にでもなったかのようにピッタリ貼りついちゃうんですよねーという「最中あるある」が、怪優・石橋蓮司さんによって語られます。 ちなみにこのエピソード、本編とは関係ありません。 なんかね。 すごいこだわりだよねーっていう。 編集でカットしてしまうには忍びないほどのこだわり。

・ 【悪そうにしている感がすごい】・・・一郎くんの好敵手となる爆弾魔・緑川さんを演じていた二階堂ふみさんのこだわりがすごい。 眉毛を剃ったり、ギョロっと目を剥いたり、パートナーの女の子のちちをまさぐったり、悪魔的笑いを挿入したりと、全力で「悪そう」な感じを演出。 さっきから貼りついたままの、最中の皮の違和感なんて忘れてしまうほどのこだわりです。 

・ 【新入りいじりがすごい】・・・江口さん演じる茶屋刑事が、部下の広野さんという若い刑事さんをいじりたおします。 つきあって3年にもなるのに、いまだに名前ではなく「新入り」としか呼ばない江口さん。 「もう~センパ~イ!ちゃんとナマエで呼んでくださいヨ~!」とよがる新入り。 一瞬オレ得かと思いましたがそんなはずはないので、後半の展開を盛り上げるための伏線なんだよそうだよそうに決まってるよ最後の最後には名前で呼ぶシーンがあるんだよと自分自身に言い聞かせていたら、結局最後まで「新入り」のままだったという。 なーんだ!やっぱオレ得じゃん! 悲劇的な結末を迎えてしまった江口さんはたぶん、新入りくんに聞かないと紅茶のありかすらわからないのでしょうから、もう恋なんてしないと思うよぜったい。 

・ 【ダークナイトっぽさがすごい】・・・バットマンとジョーカーという、表裏一体の存在を日本でも・・・というこだわりがすごい。 映像的にもそれっぽくなっています。 ただし、最後のオチはレクター博士とクラリスみたいになってしまうので、「ダークナイト」っぽさというより「ハリウッドに負けないぞ!」という愛しさとせつなさと心強さみたいなものだったのかもしれません。

・ 【主題歌がすごい】・・・ここまでこだわりぬいたのですから、当然本編のシメとなるエンドクレジットも手を抜くはずがありません。 Jという事務所に属するタレントさんが主演する映画だと、その関係者が主題歌を担当するというパターンが多いのですが、幸か不幸か鈴木一郎さんは特定のグループに入っていなかったため、無事超かっこいい洋楽を採用。 おかげで貼りついていた最中の皮も知らない間に溶けて流れておりました。 

・ ということで、みなさんのこだわりが実を結び、とてもおもしろいサスペンスのようなアクションのような猟奇映画となっていた『脳男』。 感情うんぬんはこの際こだわってくれなくてもいいので、今度は一郎くんがあけっぴろげに悪い人をバッタバッタとやっつける姿が観られるといいなぁ・・と思いました。 





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