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『パラノーマル・ショッキング』

2013年12月05日
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あらすじ・・・
いつものアレ。


たかしへ。

めっきり寒くなりましたが、風邪などひいていませんか?

先日、最寄りのレンタル店で、また新しいパラノーマルを見つけました。
たかしからは聞いていませんでしたが、きっと照れくさかったのだろうと思い、ちゃんと借りてきましたよ。
このパラノーマルで、一体何パラノーマル目になるでしょうね・・。 
「いまのままのパラノーマルじゃあ、パラノーマルに未来はないんだよ!」と、今年のお正月、敦夫おじさんに掴みかかったたかしが練に練ったパラノーマルがついにきたのかと思うと、かあさん喜びもひとしおです。

今回は一体どんナーマルなのだろう・・、と思いながらパッケージを見て、たいそう驚きました。
「コスタリカ」。
そこには、「映画未開拓の地:南米コスタリカから届いた本気の恐怖映画!」と書かれているではありませんか。
ごめんね、たかし。
かあさん正直いうと、コスタリカと聞いてもコーヒーとバナナぐらいしか脳裏に浮かびませんでした。
でも、きっとレンタル屋さんでパッケージをクルっとひっくり返したもののチラ見して速攻で棚に戻していた、動物柄のジャージを着たおにいさんも同じ塩梅だと思います。
どうしてコスタリカだったのか。
認知度が低ければなんとかなると思ったのか。

・・いや、かあさんたかしを責めているんじゃないのですよ。
きっと全部、上司の高山さんがいけないのでしょうね。
それにね、百歩譲ってコスタリカでもいいのですよ。
国の認知度なんて大した問題じゃない。 
ほら、『パキスタン・ゾンビ』のような傑作もありますものね。
そう思って、かあさん、デッキにソフトをセットしました。

「1919年。 結核の療養所として開業したデュラン療養所。 そこでは入所者による不可解な死や失踪事件が相次ぎ、数多くの幽霊現象が起きていた。 そして2010年・・・。 ドキュメンタリー撮影を試みるため、療養所を訪れた映画関係者。 しかし、彼らの作品は現在も未完のままである・・・・」

どうするの、たかし。
しょっぱなから既に、コスタリカ色ゼロな点をどうするの。
コスタリカ色どころか、どのノーマルか全く区別のつかない、このポンコツな設定をどうするの。

開始5分で新しいコーヒーを淹れにいったかあさんを叱らないでください。

でもね、かあさん不思議と不安はありませんでした。
だってほら、パッケージにでっかく「徹底的に怖がらせたい!」って書いてありましたから。
間違いない。 これはたかしが考えた煽り文句だ。 かあさん、直感でそう思いました。
たかしがそういうんだから、きっと怖がらせてくれるに違いないと・・・。

「撮影開始14日前。 以前療養所で取材を敢行していたジャーナリストから借り受けたカセットテープを聞いた一同。 何の音も確認できなかったものの、飼い犬が反応。」

どうしたの、たかし。
かなり長いスパンで始めちゃったけどどうしたの。
それよりなにより、商業ドキュメンタリーを作ろうという監督とジャーナリストが怖いぐらい地味なんだけどどうしたの。 もうこの段階で、脇役と見分けがついていないけどどうしたの。 
この有様で、本気でイケると踏んだのですか?

「同日。 以前療養所でMVを撮影していたミュージシャンにインタビューする一同。 すると、その時撮影したMVに不審な黒い影が写りこんでいたことが判明。」

どうなの、たかし。
肝心のMVがほとんど映し出されない上に、ようやく見えた画面の影も「・・これ?・・あ・・ちがう・・これか・・?ん・・?」と未確認なまま次のシーンに行っちゃうのはどうなの。
世界の恐怖映像ベスト100的な番組なら、「おわかり・・いただけただろうか・・」って2・3回リピートしてくれる内容だと思うんだけど、どうなの。 
たかし的にはどうなの。
正味のところを、今度かあさんに教えて下さい。

「撮影開始13日前。 霊能力者にインタビューする一同。 過去の新聞やニュース映像を調べるうち、療養所では修道女に対する暴行や殺人までもが行われていたことが判明。」

どうなってるの、たかし。
まさかの一日刻みで行くつもりなの。
撮影前からカウントダウンするのはいいけれど、一日ごとというのは如何なものでしょうか。 
そこまで引っ張るだけのネタはあるのでしょうか。
しかも出てくる内容は何の新鮮味も驚きの新事実も皆無ではないですか。
どうなってるの。マジでどうなってるのたかし。

「撮影開始7日前。 幽霊ハンターを自認する男に機材を借りに行く一同。」

どうしてこうなったの、たかし。
一気に7日前まで飛んだのは、かあさん実際のとこホッとしました。
けれど、そこで紹介するエピソードは何を隠そう「幽霊ハンター」。
電磁場を感知してガガーって鳴る機械って、何年前のネタですか。
見飽きました。
かあさんこの手の展開はほとほと見飽きました。
にっちもさっちも行かないことになってる気がするのは、かあさんだけでしょうか。

「撮影開始3日前。 スタッフ紹介。」

どないしょ、たかし。
もうコレどないしょか。
ついにスタッフ紹介まで始めてしまいましたね。 しかもスタッフ全員華はありません。
いちおうPOVのていで進んでいた物語も、ここにきて「誰が撮っているかわからない目線」になってしまいました。
これコンサートだったらもう最後の、アンコール直前ぐらいな温度になってますよ。
「ここでメンバー紹介でっす!」って汗だくな勢いですよ。
会議室で汗だくになっていた、たかしの姿が目に浮かんだかあさんです。 
汗は汗でもアブラの方ですよ。

「撮影当日。 療養所に到着したスタッフを、いきなりな不可解な現象が襲う。 相次ぐポルターガイストをカメラに収めようと指揮をとるプロデューサーと、無理難題に振り回され負傷するスタッフ。 彼らは一体どうなってしまうのか・・。」

どうもこうもないわよね、たかし。
どうなるもこうなるも、未完に終わるって最初に出てたじゃない。 テロップ出しちゃってたじゃない。

たかし。
今年の暮れは帰られそうですか。
それと、もし可能なようでしたら、上司の高山さんに「無理にパラノーマルをつけないという選択肢が、我々双方にとってのメリットになるのではないか」という旨、一視聴者からの声としてお伝えください。
それではお体に気をつけて。

ははより。


(※ 文章中に登場する人物はフィクションであり、実在の人物・団体などとは一切関係ありません。)



とにかくもう、霊能力者は使えないわ、カメラマンは優柔不断だわ、何度も帰るきっかけがあるにも関わらず帰らないわ等等、まどろっこしい展開が延々と続いて、これ以上伸ばす筋ないわ!というぐらいストレッチに精が出てしまった映画でした。(※体を動かしていないと寝てしまう)
・・・というか、帰らないことは判っているのだから、帰るきっかけではなくて帰ることができなくなるきっかけが必要なんじゃないかと、かあさん思います。
だいたい、救急車来ちゃってましたし。
「あれ?!普通に行き来できる場所なんじゃん!」って思いますよね。
緊迫感、ない。 
もともとないけど、さらになくなってる。

とまぁ、散々な結果だったわけですが、クライマックスの畳みかけはキライじゃないですし、見えない存在に足をつかまれ、館内を引きずり回されたスタッフに対し、プロデューサー氏が掛けた最初の一言が「おまえ・・漏らしたな!」だった点は、大いに笑わせて頂きましたよ。
そこか? つっこむとこそこか? って。 
ホラー映画ではなかなか観ることの出来ない、かなり斬新なつっこみだったのではないでしょうか。

あと、今回の邦題『パラノーマル・ショッキング』ですが、販売会議で選びに選び抜かれた結果が「ショッキング」って、ちょっとみんな投げやりになってるんじゃないの?と心配になってしまいましたね。 
もう少し何かこう、グっとくる単語はなかったのか。
ほら・・ せっかくコスタリカなんだし・・・・もっと南米色を全面に押し出してさぁ・・・南米・・・ 『パラノーマル・サルサ』とか・・・『パラノーマル・タコス』とか・・・ マチュピチュ・・・ ・・

・・・ごめん・・ 「ショッキング」でいいや・・・


_人人人人人人人人人人人人人人人人人人人_
> 投げやりなのは配給会社だけではなかった! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄


今度レンタル店で「パラノーマル」を見かけても、もう借りませんからね。







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