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『グレイヴ・エンカウンターズ2』

2013年11月01日
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(※ 『グレンヴ・エンカウンターズ2』)


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(※ 『ザ・クアランティン』)(←『REC』リメイク)


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(※ 『REC』)


【結論】 優勝 『REC』  (なんのだよ)


あらすじ・・・
① 自称・映画マニアの大学生アレックスくんは『グレンヴ・エンカウンターズ』を手厳しく批評していた。 なぜなら彼には独自のホラー哲学があるからだ。 今まさにそれに則り、過去誰も観たことのないような、斬新で、超おっかないホラー映画を随意製作中のアレックスくん。 ストーリーは若いチャンネーが山中で彼氏といちゃついていたトコロ殺人鬼に捕まり拷問に(以下略)

② そんなアレックスくんのもとに届いた一通のメール。 文章は無く、一本の動画だけが添付されていたのだが、そこには他ならぬ『グレイヴ・エンカウンターズ』の未公開シーンが・・・。 誰が、いったい何の為に? 送り主を突き止めようとするアレックスくんを、周囲の友人たちは止めようとするのだが(以下略)

③ 『グレイヴ・エンカウンターズ』に主演していた俳優の母親とコンタクトを取ることに成功したアレックスくん。 しかし、彼女は認知症が進行しており、息子に関する話は全く的を得ない内容ばかり。 そんな中、メールの末尾に記されていた数字の羅列が、とある場所の経緯と緯度を示していることに気付いたアレックスくんは、自主映画スタッフたちを引き連れ、『グレイヴ・エンカウンターズ』の撮影場所で、現在は立ち入り禁止となっている精神病院へ(以下略)

④ 病院に侵入しようとした瞬間、どこからともなく現われた警備員に引き返すよう注意された一行。 しかし(以下略)

⑤ 『グレイヴ・エンカウンターズ』に出てくるシーンそのままの院内に興奮が隠せないアレックスくん。 固定カメラを建物内のあちらこちらに設置し、いざ撮影を開始しようとすると(以下略)

⑥ 突如打ち破られるドア。 怯える一行の前に現われたのは、先刻の警備員だった。 不法侵入をたしなめられ、意気消沈するメンバーをよそに、アレックスくんだけは撮影の続行を(以下略)

⑦ 怪奇音を辿って姿を消した警備員が(以下略)

⑧ 撮影を諦め、建物から脱出しようと提案するメンバーにアレックスくんは(以下略)

⑨ 2人の仲間を喪いつつも、奇跡的に脱出に成功したアレックスくんたちは、警察に通報せずそのまま宿泊していたホテルにチェックインし(以下略)

⑩ 邪悪なモノによって、再度病院へと連れ戻された一行の前に、すっかり変わり果てた姿の『グレイヴ・エンカウンターズ』主演俳優が現われ(以下略)



【結論】 もういっそのこと作品そのものを「以下略」しちゃえばいい。


・ 廃屋に勝手にあがりこんだ撮影好きな人たちが、謎の怪奇現象に襲われウンジャラゲー、その一部始終を収めていた固定カメラがハンジャラゲー、といういつものアレが再び(というか何度目かわからないぐらいに)登場。

・ 前作『グレイヴ・エンカウンターズ』は、若干「予告詐欺」といいますか、「もう予告だけでいいじゃん」的な危うさがあったものの、後半怒涛の追い込みや予想外のマッドな展開があったりして、なかなかおもしろい作品だったのですが、さて、今回の出来栄えやいかに・・・?!

・ と思いつつ鑑賞したのですが、絶望的におもしろくなかったです。 非常にざんねんです。 

・ なにがおもしろくなかったって、前半のぼんやり具合から、後半白塗りおばけ参上までのダルさがね、悲しいほどに前作と同じなのですよね。 たしかに、くだんの精神病院を再訪するには、それ相応の理由が必要でしょう。主人公の「映画」に対する熱量も説明しなければならなかった。それはわかります。 

・ ただ、理由付けの部分が「謎メールが届いたよー!わー!なぞー!」「グレイヴ・エンカウンターズの出演者って、その後の出演作ないんだー!わー!なぞー!」と、非常に緊迫していなかったり、主人公が作っている映画がさっぱりつまらない上にやたらと長かったりするので、後半に向けての盛り上がりに効果を発揮できているように感じられなかったのですよ。 やっと病院内で怪奇現象が起こり始めたとき、わたしは思わずプレイヤーのメモリを確認してしまいました。 ちなみに44分経過していましたよ! 要チェックだよ!

・ 山海塾系のおじさんがドダダーっと走ってくる。しょんぼりと佇んでいた女の子が一拍置いてガバーッ!と顎を外す。でっかい音がする、などなど、脅かす方法にバリエーションがなかったのもざんねんでしたね。 クライマックスにアッと驚くグロシーンがあるのですが、なんだろ、今回それ、あんまいらないかも・・・(そこだけテイストが違いすぎて馴染まない)

・ 「錯乱してしまった主演俳優」さんを、どこかで観たことあるなぁ・・と思っていたのですが、今わかりました。 たぶんゴラムです。(※『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ)(※中の人が一緒、という意味ではなく、演技が似ている)

・ 暗く深い闇の中で、小動物を捕食しながら生きながらえるうち、精神を病んでしまった主演俳優さんが、いつ「しどい大学生だよ・・・ゴクリゴクリ」と言い始めるかドキドキしてしまうほど擬似ゴラムでした。 ネズミのかぶりつき方も堂に入ってましたし。 でぶのホビットにシチューにされないうちに召し上がれ・・!

・ で、「あーゴラムだなぁー」と思いながら観ていると、今度は『クロニクル』っぽいカメラ浮遊シーンが始まるという。

・ 調べてみたら、『クロニクル』の方が数ヶ月先に公開されているようですね。 まぁ、『グレイヴ・エンカウンターズ2』の製作者が前者を参考にしたのかどうかはわかりませんが、この撮影法が今後のPOV作品に欠かせないものになってゆくのか、ちょっと気になるトコロではありますな。 うそ。 ホントはあんま気になってない。

・ で、そうなってくると「今度は何リスペクトなの?」と思ってしまうのが人の常というもので。 くじけず鑑賞していましたら来ました。最後の最後に。 壁にぽっかりと開いた異空間にごうごうと吸い込まれて行く人と家具。 そう、『死霊のはらわた2』です。

・ 節操ないな!

・ 柱につかまってウワーとかやってましたからね。 それではみなさん、次回『グレイヴ・エンカウンターズ3 アレックスVSアーミー・オブ・ダークネス』でお会いしましょう。

・ 会わないから。

・ などと、散々好き勝手に書き綴ってしまったものの、根底にあるのはホラーに対する愛情と、製作者に対するリスペクト精神ですので、どうか送り主不明の謎メールだけは送ってこないでください。 マジで『グレイヴ・エンカウンターズ』を越えるホラーなんて撮れませんて! 『グレイヴ・エンカウンターズ』さいこうですやん! 

・ と、観ようによっては「わいの映画の悪口言うんやったら、もっとおもしろい作品撮ってみいや!」という「巷に溢れかえる自称評論家」に対する恫喝・・じゃなかったブラックなジョークが込められているようにも感じられる『グレイヴ・エンカウンターズ2』。 新鮮なおもしろさはありませんでしたが、作品(前作)をディスりまくる一般視聴者のコメントを製作者自ら脚本に取り入れている部分や、深淵をのぞき込んでいたつもりが逆に深淵にガン見されていた主人公の行く末など、「おっ」と思える部分もありましたので、1作目を観て興味を持たれた方はご覧になってみてはいかがでしょうか。



関連感想・・・『グレイヴ・エンカウンターズ』(1作目)







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