2006.09.17 (Sun)
『V フォー ヴェンデッタ』
V・・・!
ある時は重度のロリコン、
ある時はヴィンテージマニア、
ある時はコスプレオタク、
またある時はハイレベルなドミナー、
その正体とは・・・!
世紀の大泥棒!
「あの方は何も盗まなかったわ・・」
「いいえ、やつは大変な物を盗んでいきました・・
あなたの心です」
まぁ、大まかに言えばそんな映画です。
大まか過ぎですか?
ちなみに正確なあらすじは、
第3次大戦後のイギリス。
そこは、元アメリカをも凌ぐ、世界一の大国になっており、指導者は恐怖と言う名の独裁政治によって、人々を統治していました。
そんな国家に対して、革命を企てている男が一人。
その名は・・ V。
秘密警察に暴行されそうになっていたイヴィー(EV)は、危ない所をVに助けられた事から、Vと行動を共にする事になります。
Vのアジトに匿われたイヴィーでしたが、彼の余りに過激な行動に恐れを抱き、協力するフリをして、Vの元から逃げ出します。
しかし、匿ってくれていた同僚が秘密警察によって捕らえられ、何とか逃げ出したイヴィーもまた、公安に捕らえられてしまいます。
監禁され、拷問を受けるイヴィー。
Vの居場所を密告する事だけが、自由になる手段でしたが、頑なに自白を拒むイヴィー。
連日の拷問に、身も心も限界に近づきつつあったイヴィーの元に、ある日彼女の独房の壁に空いた小さな穴から、一枚の告白文が差し込まれます。
その中には、同じように横暴な政府によって捕らえられ、今にも事切れそうな女性の人生が綴られていました。
その文を読む事だけが、イヴィーにとっての救いになって行き、最後の文章を受け取った時、イヴィーの中で何かが変わったのでした。
死をも恐れない、強い心を持ったイヴィー。
そんな彼女に解放を告げる公安。
その公安の正体は・・・、何とVでした!
Vの狙いとは一体?
そして、Vの正体とは?
この作品が公開された頃、マスコミで一斉に流されていた情報、それが
『マトリックス』のクリエイターが送る、近未来アクション・サスペンス!
ナタリー・ポートマンがリアル坊主に!
原作はイギリスのコミック!
と言う物でした。
そこから当然のごとく連想される展開としては、
『マトリックス』ばりの最新VFXアクション!
ナタリーポートマンが、坊主頭でトリニティばりに大活躍!
仮面の男との淡いラブロマンスなんぞも、あったりしちゃったりなんかして!
だと思うのですが、それを期待して観たらとんでもない目に会います。
まずは、一にも二にも、一番大事なキーパーソンである、Vのヴィジュアル。
←なんかの悪ふざけとしか思えない
頬紅プラスおかっぱ頭で、出てくる度にことごとく緊張感を失わせるV。
原作のヴィジュアルには忠実なんだそうですが、その忠実さが功を奏していたかどうかは甚だ疑問が残ります。
頬紅の赤さも目にまぶしいこのVに、好みのタイプだったが為に目をつけられたイヴィー。
初めてVとであった時は、
「痛いのが出てきたよコレ。ほんもんだよ〜ヤバイよ〜」
と言う感じのドン引き具合だったのですが、事実上の監禁状態で彼好みの生活を強いられたり、剃髪をされて独房(風の部屋)に閉じ込められ足りしているうちに、何故だかVに惹かれて行きます。
どっからどう見てもストックホルム症候群にしか見えないのですが、ここでは運命的な出会いとして片付けられている2人の関係を、淡いラブロマンスと呼んでいいものか・・・。
観ているこちらは、
実は、イヴィーが幼い頃に生き別れた、彼女の父親だったりしちゃったりしてくれないだろうか?!
という淡い願いを抱いていたのですが、結局そういう事実は確認されず、イヴィーもステキな恋をありがとう
と、すがすがしい顔をしているので、まぁそういう事なのでしょう。
散々宣伝文句にされていたウォシャウスキー姉弟効果も、ヴィジュアル的にどうこうと言うよりは台詞のくどさに一番その存在を感じる程度で、VFX目当てに劇場にいった人はさぞかしガッカリした事でしょう。
何より、あれだけ話題にしていたナタリー・ポートマンのリアル坊主も、後半になってやっと登場する有様。
ロングヘアをなびかせて、やたらとメソメソしているイヴィー(ナタリー)が、いつ覚醒するのかとワクワクしながら観ていた私も、途中で「この期待は、間違った期待だったかも」と気付かざるを得ないほど、下がり眉毛で女々しさ全開のイヴィー。
ついに話題のバリカンシーンになり、劇的な変貌を遂げるのかと、一瞬期待が盛り返しましたが、坊主になっただけで大した変化はありませんでした。
勿論、トリニティどころかアミダラ程度の活躍すらも無く、革命の最終判断をVから託されても、「私には出来ない」だの「行かないで〜」だのと、ヤル気を全く感じさせない、ダメ女の代表の様なイヴィー。
ウォシャウスキー姉弟は、『バウンド』『マトリックス』で、出来る女の代表とも言うべきキャラクターを送り出して来ましたが、今回のイヴィーはその反動だったのか、原作に忠実だったからなのか、はたまた自身が女になった事(兄・ラリーが、最近手術でリンダに大変身)で女の儚さも表現したくなったのか、すこぶるイラつく女に仕上がっていました。
ちなみに、Vの中身を演じていたのは、『マトリックス』のエージェント・スミス役や『指輪物語』のエルロンドでお馴染みの、ヒューゴ・ウィービング。
全編仮面着用という事でしたが、終盤にはあのふざけた仮面にすら哀愁を感じさせる程の、素晴らしい演技を披露していました。
アクションを期待して観ると痛い目に会いますが、判り易い反ファシズムや政治批判も織り込まれ、近未来モノとしては決してつまらない作品では無かったと思います。
Vにまんまとハートを盗まれて、素敵な想い出を作ったイヴィー。
しかし、犯罪行為(監禁)でイヴィーのハートを射止めたVには、
何と気持ちのいい連中だろう
とは口が裂けても言えませんが。
♪♪どちらのバナーでもどうぞご遠慮なく♪♪ →ある時は重度のロリコン、
ある時はヴィンテージマニア、
ある時はコスプレオタク、
またある時はハイレベルなドミナー、
その正体とは・・・!
世紀の大泥棒!
「あの方は何も盗まなかったわ・・」
「いいえ、やつは大変な物を盗んでいきました・・
あなたの心です」
まぁ、大まかに言えばそんな映画です。
大まか過ぎですか?
ちなみに正確なあらすじは、
第3次大戦後のイギリス。
そこは、元アメリカをも凌ぐ、世界一の大国になっており、指導者は恐怖と言う名の独裁政治によって、人々を統治していました。
そんな国家に対して、革命を企てている男が一人。
その名は・・ V。
秘密警察に暴行されそうになっていたイヴィー(EV)は、危ない所をVに助けられた事から、Vと行動を共にする事になります。
Vのアジトに匿われたイヴィーでしたが、彼の余りに過激な行動に恐れを抱き、協力するフリをして、Vの元から逃げ出します。
しかし、匿ってくれていた同僚が秘密警察によって捕らえられ、何とか逃げ出したイヴィーもまた、公安に捕らえられてしまいます。
監禁され、拷問を受けるイヴィー。
Vの居場所を密告する事だけが、自由になる手段でしたが、頑なに自白を拒むイヴィー。
連日の拷問に、身も心も限界に近づきつつあったイヴィーの元に、ある日彼女の独房の壁に空いた小さな穴から、一枚の告白文が差し込まれます。
その中には、同じように横暴な政府によって捕らえられ、今にも事切れそうな女性の人生が綴られていました。
その文を読む事だけが、イヴィーにとっての救いになって行き、最後の文章を受け取った時、イヴィーの中で何かが変わったのでした。
死をも恐れない、強い心を持ったイヴィー。
そんな彼女に解放を告げる公安。
その公安の正体は・・・、何とVでした!
Vの狙いとは一体?
そして、Vの正体とは?
この作品が公開された頃、マスコミで一斉に流されていた情報、それが
『マトリックス』のクリエイターが送る、近未来アクション・サスペンス!
ナタリー・ポートマンがリアル坊主に!
原作はイギリスのコミック!と言う物でした。
そこから当然のごとく連想される展開としては、
『マトリックス』ばりの最新VFXアクション!
ナタリーポートマンが、坊主頭でトリニティばりに大活躍!
仮面の男との淡いラブロマンスなんぞも、あったりしちゃったりなんかして!だと思うのですが、それを期待して観たらとんでもない目に会います。
まずは、一にも二にも、一番大事なキーパーソンである、Vのヴィジュアル。
←なんかの悪ふざけとしか思えない頬紅プラスおかっぱ頭で、出てくる度にことごとく緊張感を失わせるV。
原作のヴィジュアルには忠実なんだそうですが、その忠実さが功を奏していたかどうかは甚だ疑問が残ります。
頬紅の赤さも目にまぶしいこのVに、好みのタイプだったが為に目をつけられたイヴィー。
初めてVとであった時は、
「痛いのが出てきたよコレ。ほんもんだよ〜ヤバイよ〜」
と言う感じのドン引き具合だったのですが、事実上の監禁状態で彼好みの生活を強いられたり、剃髪をされて独房(風の部屋)に閉じ込められ足りしているうちに、何故だかVに惹かれて行きます。
どっからどう見てもストックホルム症候群にしか見えないのですが、ここでは運命的な出会いとして片付けられている2人の関係を、淡いラブロマンスと呼んでいいものか・・・。
観ているこちらは、
実は、イヴィーが幼い頃に生き別れた、彼女の父親だったりしちゃったりしてくれないだろうか?!
という淡い願いを抱いていたのですが、結局そういう事実は確認されず、イヴィーもステキな恋をありがとう
と、すがすがしい顔をしているので、まぁそういう事なのでしょう。散々宣伝文句にされていたウォシャウスキー姉弟効果も、ヴィジュアル的にどうこうと言うよりは台詞のくどさに一番その存在を感じる程度で、VFX目当てに劇場にいった人はさぞかしガッカリした事でしょう。
何より、あれだけ話題にしていたナタリー・ポートマンのリアル坊主も、後半になってやっと登場する有様。
ロングヘアをなびかせて、やたらとメソメソしているイヴィー(ナタリー)が、いつ覚醒するのかとワクワクしながら観ていた私も、途中で「この期待は、間違った期待だったかも」と気付かざるを得ないほど、下がり眉毛で女々しさ全開のイヴィー。
ついに話題のバリカンシーンになり、劇的な変貌を遂げるのかと、一瞬期待が盛り返しましたが、坊主になっただけで大した変化はありませんでした。
勿論、トリニティどころかアミダラ程度の活躍すらも無く、革命の最終判断をVから託されても、「私には出来ない」だの「行かないで〜」だのと、ヤル気を全く感じさせない、ダメ女の代表の様なイヴィー。
ウォシャウスキー姉弟は、『バウンド』『マトリックス』で、出来る女の代表とも言うべきキャラクターを送り出して来ましたが、今回のイヴィーはその反動だったのか、原作に忠実だったからなのか、はたまた自身が女になった事(兄・ラリーが、最近手術でリンダに大変身)で女の儚さも表現したくなったのか、すこぶるイラつく女に仕上がっていました。
ちなみに、Vの中身を演じていたのは、『マトリックス』のエージェント・スミス役や『指輪物語』のエルロンドでお馴染みの、ヒューゴ・ウィービング。
全編仮面着用という事でしたが、終盤にはあのふざけた仮面にすら哀愁を感じさせる程の、素晴らしい演技を披露していました。
アクションを期待して観ると痛い目に会いますが、判り易い反ファシズムや政治批判も織り込まれ、近未来モノとしては決してつまらない作品では無かったと思います。
Vにまんまとハートを盗まれて、素敵な想い出を作ったイヴィー。
しかし、犯罪行為(監禁)でイヴィーのハートを射止めたVには、
何と気持ちのいい連中だろう
とは口が裂けても言えませんが。
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