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『ラストサマー』マラソン。(シリーズまとめ)

2013年09月01日
おばんでやんす!
そうそう!こちとら齢40をすぎ、すっかり立ちに立ったトウで触るものみな串刺しにしそうなお年頃なもんで・・・ って誰がおばはんやねん!

と、いうわけでご無沙汰いたしております。アガサです。特技は空元気です。
夏休み中は、セミの一生に負けないぐらい濃い人生を送らんとばかりに予定を詰め込んだお陰で、充実感と共に寄る年波を痛感しておりましたが、みなさまは如何お過ごしでしたでしょうか。

というか、去年の夏は如何お過ごしでしたでしょうか。

わたしは知っていますよ・・・あなたが昨夏なにをしていたかを・・・!
(※勢いだけで何とかしようとしている時のテンション)

『ラストサマー』
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あらすじ・・・
「おまえが去年の夏、何をしたか・・・ オレは知ってるぞ」
その字面を瞳がとらえた瞬間、ジュリーの心拍数は大きく跳ね上がった。
去年の夏、そう、去年の夏彼女は、親友のヘレンが出場する「ミス海産物」的な至極ローカル色の強い大会を観客席から見守っていた。7月4日、独立記念日のことだった。
隣には恋人のレイ、そしてヘレンの恋人バリー。
彼らはみな、しあわせだった。 
一ヶ月後にはそれぞれ別の進路に進むことも、今のままのだらしなく甘い生活とは別れなければならないという現実も、彼らにとってはまだ、差し迫った危機ではなかったのだ。
本当の危機、それは祭りからの帰路で彼らを待ち受けていた。
人気のない山道。 車の前にフラリと飛び込んできた人影。 
「高校生最後の夏」という魔法に酔いしれていた彼らに、それを回避する冷静さなどなかった。
市原隼人ばりにファイティングポーズとタンクトップの似合うバリーは、真っ先に死体の遺棄を提案。
まだ漁師になっていないのに猛烈な磯臭さを感じさせるレイもその案に乗っかる意志を表明。
のちにバンパイアハンターになったり伽椰子たんと一戦まじえたりすることになるヘレンもまた、しぶしぶ賛同。
残されたジュリーは、優等生キャラだし主役だし一人ぐらいは反対しとかないと映画的におもしろくないし、ということで頑として首を縦にはしなかったのだが、大学進学を棒に振れるのか?と問われるとそこまで頑張るメリットも無さそうなのでサクっと同意。
かくして、途中で息を吹き返したご遺体(というか重体)を海に放り込み、彼らは夏休みを苦い思い出と共に終えたのだった。
終えたはずだったのだ。
その手紙が届くまでは。
一体誰が。 一体なんの為に。 
その答えを見つけるため、ジュリーは一年ぶりに再会した仲間たちと、超気まずい探偵ごっこを始めることになり、犯人は漁師のおっさん(ベンジャミン・ウィルス)。


・ さりげなくネタバレしましたよ!

・ マンネリ化し、もはや嘲笑のネタとなりつつあった「ホラーのお約束」を臆することなく堂々再現し、逆に新鮮じゃん!とばかりに高評価を得ることとなった伝説のティーンホラー第1弾です。 

・ 脚本のケヴィン・ウィリアムソンさんは、同時期に、その「お約束」を再構築したコメディホラーの傑作『スクリーム』も送り出しており、なんというか、やったんぞ!という勢いを発していますよね。いいですよね、若いって。

・ ジュリーを演じるのははちきれんばかりの乳袋がまぶしいジェニファー・ラブ・ヒューイットさん。 映画館で観た時は鮮烈な印象を受けました。 というか、もう乳しか印象に残っていませんでした。 いや、「しか」ってことはないか。

・ 他にも、ヘレン役のサラ・ミシェル・ゲラーさんやバリー役のライアン・フィリップさん、レイ役のフレディ・プリンゼ・ジュニアさんやちょい役で顔を出すアン・ヘッシュさんなど、当時飛ぶ鳥を落とす勢いをお持ちだった若手スターが総出演。 バンバン乳繰り合ってジャンジャン血塗れになるという、非常に景気のいい映画です。

・ 正論を振りかざし良識派ぶっているものの、結局自分たちが轢いた被害者を溺死させるジェニラブさんのダブスタっぷり。 その後も、脅迫状を受け取ったり嫌がらせをされたりしてトサカに来ている仲間たちに「あたしたちが悪いんだから仕方ないわ・・・!」と罪悪感ビームをビュンビュン放射する一方、いざ自分の車のトランクがカニだらけにされようものなら「コソコソしとらんと出てこんかいゴラァ!!」と街の真ん中でキレまくるなど、小気味いいほどのオレ流儀を貫き通すジェニラブさんの勇姿をとくとご覧あれ!

・ 「生死の確認もせずに安心するな」という、ホラー史に刻みたい名言が飛び出すシーンも必見です。


『ラストサマー2』
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あらすじ・・・
「おまえが去年の夏何をしたか・・・ まだオレは知ってるぞ」
見覚えのあるその字面を再び瞳がロックオンした瞬間、ジュリーの心拍数は成層圏を越えた。飛び上がった的な意味で越えた。
去年の夏、そう、去年の夏彼女は、おととしの夏うっかり轢いて半死状態にしてしまった漁師のおっさんを海に沈めて見なかったことにするという悪行が祟り、一命を取り留めていたそのおっさんに追っかけ回されるというスリリングな体験をしていた。
恋人のレイと共に、漁船の上でおっさんと格闘すること数十分。 
ジュリーは鉤爪をつけたおっさんの右手を切断し、もんどりうって海に落ちたおっさんのご遺体はついぞ回収されることはなかったのだった。 7月4日、独立記念日のことだった。
「去年の夏何をしたか」。
それは「去年」のことなのか、それとも「去年から見た去年」つまり「おととし」のことなのか。 去年はあくまで自業自得な事柄なので、覚えていられて困るというと、やはりきっかけとなったおととしの轢き逃げ事件のことか。 ええい、ややこしい。
ややこしいので、ジュリーは旅に出ることにした。犯人は今回もおっさんだけど、旅に出ることにした。
抜群のタイミングで、ジュリーのルームメイトであるカーラがラジオ局主催のクイズにチャレンジし、バハマ旅行を当てていたので、それに乗っかることにした。
恋人のレイを誘ってみたものの、おらが村には帰省せずバハマにだけほいほい出かけようというジュリーの浮かれ模様が気に食わなかったのか、はたまたツンデレを実践してみようと試みたのか、すげなく断られてしまったジュリー。
しかし、気を利かせたカーラが友人のベンソンに声をかけてくれていた為、無事男女2対2のナイスな均衡を保つことに成功。 一路離れ小島を目指し犯人はおっさん。あと、ベンソンはおっさんの息子。ベンジャミンのソン(息子)だからベンソン。ダジャレか。
犯人はおっさんと息子なので、離れ小島は殺人トラップとジュリーのおっぱいでいっぱい。
ちなみに、ジュリーに結婚の申し込みをするつもりだったレイも、旅費自分持ちでバハマに向かおうとしていましたが、果たしておっさんの魔の手から愛しのジュリーを救うことは出来るのか。がんばれ磯男レイ。


・ さりげなくネタバレしましたよ! やけくそじゃないですよ!

・ 前作のオチは、「漁師のおっさんとの死闘を終え、無事大学へ戻ったジュリーだったが、学校のシャワールームに再び鉤爪の男が・・・!」という、ゆめかうつつかまぼろしか・・みたいなシーンだったのですが、どうやらそれはジュリーの悪夢オチだったということらしいですな。 まあね、現実だったらもうひとり他の犯人用意しないといけませんし。

・ 相も変わらず辛気臭い顔で「罪悪感ガーおっさんガー親友を失ったかわいそうなあたしガー」としなだれるジュリーですが、カーラにラジオ局から電話がかかってきた瞬間からテンションが異様なほどの盛り上がりをみせ、しまいには何がしかのヤクでも決め込んでいるのではないかというような白目で「フォーッ!!」を連呼していました。 大丈夫なのか。 キャラ設定はそれでいいのか。

・ おもしろアフリカ系アメリカ人と、いかにも当たり障りのなさそうな白人男性、他、殺され要員の男女数人が島に取り残された所で「ラストサマー」の幕が切って落とされます。 全く意外性のないキャスティングでストライクゾーンを狙い撃ちしようとしたのでしょうが、それは一作目のみで通用する「ひねりのなさを逆にひねりとする」技であり、2作目まで同じ展開にしてしまっては何も面白みもないと思うのですけどね。  なんだかなー。

・ 変わった味付けを狙ったのか、申し訳程度のブードゥー要素も盛り込まれていましたが、ホントに「あ、いたの?」程度でしかない為、かく乱にもミスリードにもなっていない始末。 

・ 片手を失って海に落ちたはずのおっさんは元気すぎますし、息子もいつどのような経緯で合流したのやらさっぱり不明。 ていうかアレじゃん。 轢き逃げされたんだから訴えればいいじゃん。 普通に訴えればいいじゃん。 ホテルの人とか、殺す必要ないじゃん。

・ 殺され要員として、まだチョイ役ばかりだった頃のジャック・ブラックさんが登場。 数分程度の出演ながら、主役級の存在感を発揮しています。こわいこ・・・。


『ラストサマー3』
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あらすじ・・・
犯人はおばけ。

・ 『I Know・・』(知ってるぞ) 『I Still Know・・』(まだ知ってるぞ)を経て、ついに『I'll Always Know・・・』(いつでも知ってるよ)になってしまいました! なんか気さく!

・ 私もレンタル屋さんの棚を見るまでは知らなかったのですが、「ラストサマー」は3作目まで作られていたのですね。 しかも3作目はジェニラブ一切関係なし! ついでに本国でもビデオスルー! ま あ ね 、 ま あ ね !

・ 舞台は港からは程遠い、というか縁もゆかりもない土地。 そこにやってきた移動遊園地では、只今独立記念日を祝うお祭りの真っ最中。 ところが、新生活を控えた高校卒業生たちによる悪ふざけが、祝賀ムードを一変させてしまいます。 彼らは一体、何をしでかしたのか。

・ なんと若者たちは、ジェニラブさんたちの事件を知り、それをお祭り会場で再現してみせたのです。 漁師のコートは通販で、鉤爪に至っては事件で使用されたブツをはるばるバハマから取り寄せるというこだわり具合。 そのディテール必要か? っていうかそれ証拠物じゃないの?  おい!バハマ警察どないなっとんねん!

・ 自作自演で盛り上がるだけのはずだった殺人鬼騒ぎ。 ところが、用意しておいたはずのマットレスが何者かの手によってずらされていた為、仲間の一人が転落死してしまいます。 ちなみにその青年のお父さんは保安官な。 よっしゃー!弔い合戦じゃーい!

・ とにかく、炎上ネタにしてはタチが悪すぎるし、成功していたとしても何がおもしろいのかさっぱりわからない若者たちの悪ふざけ。 せいぜい冷蔵庫に入ってウインナーかじるぐらいにしておけば、死人も出なかったであろうにな・・・ (まぁそっちも何がおもしろいのかさっぱりわからんのだけども)

・ いまさらゴメンとも言えず、亡くなってしまった仲間には面目ないもののいっさいがっさいを無かったことにして新生活を始めた一同。 しかし一年後、彼らのもとに怪文書が・・・ というお話なのですが、犯人はおばけです。漁師のおっさんのおばけです。

・ どうしておばけが僻地にまで出向してきたのか。 詳しい事情は明かされませんでしたが、どうやら「わしの名を語りおって・・!」と「なんかおもしろそう!」を足して2で割ったぐらいのテンションらしいですよ、おばけ。 フットワーク軽すぎるだろ、おばけ。

・ おばけなので死にませんが、おばけなのに傷つきます。 めんどくせえおばけだな!もういいから墓場で運動会でも高田馬場で文化祭でもやってなよ!

・ いけすかないヒロイン。 感じの悪い彼氏。 一世を風靡していたMTV風のガチャガチャした編集が猛烈にイライラを誘います。 その上おばけだし!

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(※ かんぜんにおばけ)

・ 誰が罪を犯したのか、誰が罰を受けるべきなのか、いつものことながら、その辺りのことが有耶無耶にされたまま死体の山が築かれてゆき、それはそれでティーンホラーとして間違いではないのでしょうが、ノレれないことこの上なかったですね。 

・ 3作目まで観てみて、このシリーズにはジェニラブの乳袋がいかに大切だったのか、ということを痛いほど思い知らされました。 じゃなくて、ホラーシリーズには魅力的なヒロインがいかに必要不可欠だったか、ということをですね。ええ、そうですともそうですともさ。

・ 念のため書いておきますが、おばけが犯人のホラーはいくらでもありますので、おばけならおばけでもいいのですよ。ただ、怨恨一直線でやってきた「ラストサマー」でそこを逃げ口にしないでおくれよ、というお話です。 あと、「ラストサマー」関係なく観てみても、ちっともおもしろくも怖くもない作品だったということも、いちおう記しておきたいと思います。 ご清聴ありがとうございました。





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