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『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』

2013年06月05日
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「踊るシリーズって完結したんだよねーでも観るのダルいんだよねー」という全国のものぐさ太郎のみなさん、こんにちは。アガサです。そして朗報です。
なんと今回、みなさんのお気持ちを汲みに汲んで、126分間の本編をざっくり1分ぐらいにまとめてみましたよ。どうですか。こういう気配りどうですか。

忙しい方もそうでない方も、これさえ観れば「踊るファイナリスト」の仲間入りまちがいなし!いざ鎌倉!




(※ だいたいこんな感じだと思います)


と、いうわけで、最後の『踊る大捜査線』を(126分間ノーカットで)観ましたよ。
なんつうか、もうね、言う事なんてないのですよ。
いや!ありますよ! なんだったらこの話題だけで半日話せるぐらいあるのですけど、「もういっか・・・」って。
人間が持っている「立ち向かおう」という積極性みたいなものをダメにする何かが、この映画にはありました。
鑑賞中ふと隣を見ると、一緒に観ていた世帯主さまがとても悲しそうな眼をしていた事だけ、お伝えしておこうと思います。

・・・と、本当ならここで終わるつもりだったのですけども、たまさかインターネッツで見つけてしまったこの記事について、どうしても書かずにはいられない、という気持ちになってしまった為、以下思いの丈を綴らせて頂こうと思います。
聞いてください。
【すみれさんの人生とはなんだったのか】です。

(※ ↓この記事ですよ!)
踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望 踊る大捜査線:本広克行監督「すみれさんが実体じゃなかったら…」 「THE FINAL」秘話語る - MANTANWEB(まんたんウェブ)

“実はあのすみれさんが実体じゃなかったらどうなるんだろうという思いで演出をしたんです。”
“あんなに大きなバスの事故で、生きていられるわけがない。”
“そのかわりに意識したのが、“本当に大切な人を、命を賭けて助けに来る女の人の最後”でした。”


・・す・・・すみれさん死んでた―――!!!

脚本を担当された君塚良一さんには内緒の演出だったそうなので、もしかしたらこのインタビューのあと「オレそんなつもりで書いたんじゃないよ!」と本気の殴り合いが繰り広げられたのかもしれませんが、ともかく、本広監督としては、そういうつもりで撮ったのだ、と。
マジでか・・・ すみれさん、死んどったんか・・・あの事故っつうかむしろ自爆テロ級のアレのせいで・・・
_人人 人人 人人 人 人人 人人 人人人 人人 人人 人 人人 _
> 「となりのトトロにおけるメイ&さつき死亡説」を超える衝撃!!<
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いやね、実は大破したバスからすみれさんがしれっと這い出してくるシーンでね、すみれさんが透けていたのですよね。
「雑な合成しよってからに・・・!」とカチンコチンきていた(その直前のバス突入シーンのCGもめっぽう雑だったので)のですが、そうか・・・演出の一環だったという可能性もあるって事か・・・
_人人人 人 人人 人人人 人人人_
> ま、どっちにしてもひどいけどな!<
 ̄Y^Y^Y^Y^Y Y^Y^Y ^Y^Y^ ̄



すみれさんの人生とはなんだったのでしょうか。
「踊る大捜査線」という物語の中で踊らされ続けた「恩田すみれ」という女性の人生とは。
正義感にあふれ、気弱になる青島くんを励まし、女性や子どもが被害に遭う事を何より憎み、ユーモアもあり、常に湾岸署を照らすおひさまのような存在だったすみれさん。
しかし結局、「青島くんという主人公を殺すわけにはいかない」という都合だけで、「でもファイナルだから誰か殺したい」という都合だけで、普通なら乗るはずもないバス(そう、もちろん乗るはずなんてないのですよ。なぜならすみれさんは生き甲斐だった警察官の仕事を諦めざるを得ないほど体調を崩していたのだから。東京↔大分間を夜行バスで移動する必要なんて、まるでない。)に乗らされ、人質になっている子どもを轢き殺してしまうリスクを度外視してまで、バスごと倉庫に突っ込まされたすみれさん。
そんな事の為にうまれたのでしょうか。「恩田すみれ」という愛すべきキャラクターは。

仮に、脚本通り死んでいなかったとしても、その後のシーンに一切登場しないすみれさんからは「もう湾岸署には関係ない人」という印象しか感じられませんでした。
青島くんと室井さんが、テレビシリーズ当初のような関係を取り戻し、もういちど「自分の正義」を貫こうと志を新たにしていたその隣にこそ、彼女は居るべきだったと思うのですよ。
恋人とか奥さんとかそういうのではなく、強い心を持った、頼もしい同僚として。
だけど、すみれさんは居なかった。
なんだったんだ。
なんだったんだ、この「踊る大捜査線」という物語は。

わたしはテレビドラマのシリーズがだいすきで、期待を込めて劇場版1作目を観に行ったらそこそこ面白く、だったらってんで2作目も観てみたら返り討ちに遭い、その後は「期待をしない」ことを前提に生温かく見守ってきた1ファンなのですが、まさか最後のさいごに、今までの楽しかった思い出すらぶち壊しにするような作品を観る事になろうとは、予想だにしていませんでした。

唯一の救いは、もう、このシリーズが作られない事だな、と思いました。 
ありがとうファイナル。
そして、さようなら。



― 追記 ―

散々書きましたが、スタッフの方も俳優のみなさんも、決して「馬鹿げた駄作」を作るつもりでがんばった訳ではないと思っています。 
今までの作品に対する想い、お客さんを喜ばせたいという意志、長年愛されてきたシリーズに有終の美を飾らせたいという気持ちで、沢山のスポンサーを確保し、小ネタを散りばめ、どうにでも取れるようなサービスシーンを盛り込んだのだろう、と思っています。 
そしてそれは、わたしの心にこそ響かなかったものの、「踊るシリーズ」を見守ってきた多くの皆さんに、感動を与えたのではないかと。
なにはともあれ、15年間お疲れ様でした。



参考記事
『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望(ネタバレ)』三角締めでつかまえて ・・・痒いところに手が届きまくっていてとてもおもしろいレビューです。おすすめ!




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