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『アンダーワールド:エボリューション』

2006年09月05日
20060905002227.jpg ・・・なんでこんなにGCくさいパッケージなんでしょう


全世界を熱狂の渦に叩き込んだ前作から3年。

美しき女戦士が帰ってきました!


・・・すみません。
かなり適当に書きました。
かなり前に観た前作のあらすじは、大部分が記憶の彼方に消え去っていますし、全世界がどこの渦に叩き込まれたのかも定かではありません。
しかし、前作がかなり面白かったのは、これ事実。

思えば、 『グリーン・デスティニー』 がハリウッドでお披露目されて以来、数多くの胡散臭いワイヤーアクション物が生産されて来ました。
不自然に背中を引っ張られて、壁に激突するスタントマン。
足をバタつかせながら、屋根を駆け上がるスタントウーマン。
観ていて居た堪れない気持ちになったのは、私だけですか?
否!
それもコレも皆アン・リーのせいだ・・・。
アイヤー・・・ あのタヌキ親父タメアルヨー

そんな荒み切っていた私の心に、癒しの手を差し伸べてくれたのが、『アンダーワールド』 だったのでした。
一番効果的に、一番アクションを引き立たせる形で使われたワイヤーアクション。
『アンダーワールド』 の素晴らしかった点はそれ以外にも色々あったのですが、今回の続編も、その素晴らしかった点を最大限に活かした、とても良心的な作品に仕上がっていました。

そんな良心プライスのあらすじは・・・
ヴァンパイア一族のセリーンは、天敵であるライカンを退治するスゴ腕の処刑人でした。
しかし、一族の長であるヴィクターに自分が騙されていた事を知り、訳あって知り合ったマイケルと共にヴィクターを殺害。
一族から追われる身となったのでした。
(↑ここまでが前作の主なあらすじ)

訳あって、ヴァンパイアとライカンの史上初の混血となったマイケルと、一族から逃避行を続けるセリーン。
残る道は、一族のもう一人の長老であるマーカスに事情を説明し、恩赦を受ける事。
その段取りをしていたセリーンでしたが、実は時を同じくしてマーカスが復活。
実は、マーカスには隠された目的があったのです。
訳あって、マイケルが手にしていたメダル。
そのメダルを追うマーカス。
そして、メダルを見ているうちに少女時代の記憶を取り戻しつつあるセリーン。

メダルの意味を知る為に、一族の記録係でもあるタニスの居場所を尋ねたセリーンとマイケルに、タニスは謎の大物人物ロレンゾ・マカロを紹介します。
ロレンゾ・マカロの居場所に辿り着いた二人は、ロレンゾこそがアレキサンダー・コルビナスである事を知り、驚愕します。
しかしそこに、マーカスが現れ、立ち向かおうとしたマイケルは絶命。アレキサンダーも致命傷を負います。
アレキサンダーが保有していた、もう一枚のメダルを奪ったマーカスは、とある古城に向かい、セリーンもまた、アレキサンダーから秘密の力を授かり、マーカスを追います。
そして全ての謎は、ヴァンパイアとライカンの起源にまで遡り、セリーンの隠された過去までも明らかになります。
マーカスの目的とは・・?
セリーンとマイケルに未来は残されているのでしょうか・・?


さあさお立会い!
このあらすじだけ読んで、理解できたツワモノは果たしてどれくらいいるのか、さあお立会い!

まず大前提として、前作を観ている事が必須条件の今作。
冒頭でザザッとおさらいコーナーはあるものの、今回披露されるエピソードがかなりのややこしさなので、前作を観ていない人や昔観た人(←私)は、まず予習からする事をお勧めします。

で、とりあえず用語の解説。
ヴァンパイア・・・
吸血鬼
ライカン・・・
狼人間
セリーン・・・
吸血鬼一族の長にスカウトされた、優秀な処刑人。推定600歳
ヴィクター・・・
セリーンをスカウトした吸血鬼の長。推定800歳
マイケル・・・
不死の体を持つという伝説の男の子孫。前作で、狼男に咬まれた上にセリーンの血を飲んだお陰で、史上初の混血“吸血狼”に。そのパワーは無限大。
ロレンゾ・マカロ = アレクサンダー・コルビナス・・・
不死の体を持つという伝説の男。推定1000歳
マーカス・・・
コルビナスの息子であり、コウモリに咬まれた事から人類初の吸血鬼になる。つまり元祖“ザマス”。推定800歳
ウィリアム・・・
コルビナスの息子であり、狼に咬まれた事から人類初の狼人間になる。つまり元祖“ウォーでがんす”。推定800歳

どうでしょうか?
大体の流れは判って頂けたでしょうか?

他にも作中、前作の登場人物名がポロポロ出て来ますが、全部挙げるとよりややこしくなるので、今作の重要ポイントだけ挙げてみました。

つまり、かいつまんで言うと、
① 不死身のコルビナスには双子の息子が居て
② あれやこれやに咬まれた息子は怪物に
③ 狼男の方の息子(ウィリアム)は制御不可能の為、地下牢へ
④ 吸血鬼の方の息子(マーカス)は、生き別れた弟を思い、いつか牢から出す事を心に抱き続ける
⑤ 目の上のタンコブだった吸血鬼の長が死んだので、マーカスは弟救出作戦を決行。
⑥ ちなみに、牢を作った職人の娘がセリーン。
⑦ 止めようとしたコルビナスと聞かん坊のマーカスが親子ゲンカ。
⑧ 意外と弱かったマイケルを、マーカスに殺されたセリーンが、マーカスにマジギレ。
⑨ ウィリアムを救出したマーカスだが、言う事聞かない弟に一苦労。
⑩ 死んだ筈のマイケルが、驚異の生命力で復活。
⑪ コウモリ&狼の兄弟タッグと、吸血鬼&吸血狼のラブラブカップルが、ガチンコバトル。


とまぁ、親子ゲンカあり、兄弟ゲンカありと、バラエティ豊かな今作。
前作のストーリーの流れを思い出すと、判りにくくなりますので、思い切って“続編だ”と言う事を考えずに観ると、意外と判り易いかもしれません。
要は、久しぶりの兄弟再会を “危ないから” と言う理由で阻止しようとする父親と、それに何となく巻き込まれた、滅法腕っ節の強いカップルのお話です。
すんなり会わせてあげていれば、案外死人も出ずに済んでいたかも・・  モゴモゴ



前作でも一番かっこよかった、高所から飛び降りたセリーンのスマートな着地もさらに高さを増して再現。
ワイヤーの使い方もスムーズかつ効果的で、クリーチャーは出来る限り特殊メイクを使うと言う、良心加工。
デジタルと特撮の共存という物の、理想形を見たような気がします。

重厚感溢れるジャバ・ザ・ハットを、醜悪なナメクジもどきに変えてしまった例のデジタルバカに、こんかぎり見せ付けてやりたいですね。

ミニチュアやロケを上手に生かした映像はとても美しく、主演のケイト・ベッキンセールも色んな出演作のなかでも、特に輝いて見えます。
一つ難を言えば、同じく出演している 『ヴァン・ヘルシング』 と格好や世界観が被りすぎて、どっちがどっちのエピソードだったかゴチャゴチャになりそうな所でしょうか。

マイケルも無事復活した事ですし、次は二人の子供が出来て、さらに種族が発展し・・・  と言う展開も、充分予想できますが、今回風呂敷を広げすぎた感じがありますので、全2作できっぱりと終わらせる英断を、レン・ワイズマン監督に期待します。
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