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『第7鉱区』

2013年01月30日
第七鉱区_convert_20130128123053

あらすじ・・・
オレたちはただ、エネルギー産出国になりたかっただけなんだ・・・

・ グエムル・ミーツ・リプリー! ということで、第7鉱区に建てられた韓国製石油掘削プラットフォームを舞台に、気の強い女の人とモンスターが大いに揉めます。

・ で、その第7鉱区とは一体何なのか、というと、1972年に日本の排他的経済水域である対馬海峡付近に韓国がわーっとやってきて色々あって、じゃあこの辺は共同で開発しましょうという事になり色々あって、1978年に日韓大陸棚協定が発効されたとこいらへんが「日韓共同開発区域」、通称「第7鉱区」と呼ばれているらしいのですよね。 

・ じゃあその後ガンガン掘られているのかというと、色々あるし実際はほとんど調査すら進んでいない状態だそうで、ま、要するにデリケートゾーンな訳です。 そんな色々とデリケートな筈のゾーン的な話題にはあえて言及せず、「石油王にオレはなる!」とばかりに無駄に掘削を続けるクルーたちの奮闘ぶりが見れるのは『第7鉱区』だけ!

・ 厳しい先輩と情けない後輩、身持ちの硬いヒロイン、顔はいいけど存在が空気な彼氏、理解があるようで腹黒い上司、謎の女研究員などなど、個性豊かなキャラクターが織り成す人間模様がおもしろかったです。

・ ただ、肝心の「グエムル(怪物)」登場シーンに緊張感が無い事やキャラクターの交通整理が不十分な事から、後半のパニック展開があまり盛り上がらなかったように感じました。 とりあえずね、どこが一番の山場なのかハッキリさせて欲しかったですね。 同僚たちが死んでゆくシーンもグっと来ないし、やたらとスローモーションになる点も食傷してしまいました。

・ 掘っても掘っても石油が出てこない第7鉱区。 開発を取り仕切る側としては、無駄な投資であるならさっさと切り上げたいトコロです。 しかしヒロインは諦めムードの同僚に喝を入れ「ぜったい掘るったら掘る!」と聞く耳を持ちません。 なんでかっつったら「ヒロインのおとうさんが26年前にその辺で事故死した」から。 先生!わかるようでわかりません!

・ 現場の責任者でもなんでもないヒロインが、なぜ掘削の決定権を持っているのか。 でっかいプラットフォームのように見えるけれど、職員が20人弱くらいしかいないのはなぜなのか。 謎が謎を呼ぶ第7鉱区。 そして事件は起こる。

・ 女研究員が転落死します。 その首には精液がべったりと付着。 亡くなる直前目撃されていたのは、彼女に横恋慕していた作業員の姿・・・ そう・・おわかりですね・・・ 犯人は・・・ヒロインが慕っていた上司です!

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・ 時を遡ること26年前、ヒロインの父と共に石油採掘の調査に携わっていた上司。 ある日第7鉱区の海底でぐうぜん見つけたクリオネ似のかわいらしい生物を燃やしてみたトコロ、これがまぁ燃えるの燃えないの、30時間以上ノンストップで燃焼を続けるではありませんか。 ついに石油に変わるエネルギーをゲットだぜ・・・! 喜びに震える上司でしたが、良識派だったヒロインの父に「倫理的にダメ!」と夢を打ち砕かれます。

・ ほんでまぁ、その直後ヒロインの父が水深2500mの海底で(グエムルとか上司とか全く関係ないまま)事故死。 石油プラットフォームも閉鎖され、上司は長期のお預けをくらう事に。 ていうか、おとうさんの一件は本編にあんま関係無かったのか・・・そっか・・うん・・・ ・・ていうかアレ・・?2500m・・?! それ完全に深海じゃん!ダイオウイカでも決死の覚悟じゃなきゃ素潜れないレベルじゃん! そんなトコで潜水艇から出たら、普通にしにますよおとうさん!

・ おとうさんの一件はさておき、26年ぶりに再開された採掘現場に舞い戻った上司は、女研究員に指示を出し、クリオネ似のかわいらしい生物の養殖に着手。 これが成功すれば、韓国に石油なんてもう必要ありません!それどころか世界屈指のエネルギー産出国へなりうるのです!マシソヨー!(←特に意味はない)

クリオネ
・ かくして、こーんなクリオネ似のオイリーな生き物を養殖してみたら・・・

クリオネ2
・ こーんなトドのおばけみたいなクリーチャーに大成長!

大失敗

・ クリオネがトドですよ。 いくらなんでも、もうちょっと早い段階で「ちょっと違うかもネ・・!」と思わなかったのか女研究員よ。 走り出したキモチは、もう止まらない・・・。(←特に意味はない)

・ (日本との間で)色々デリケートな問題を抱えている場所を舞台にしているので、我らが日本が『グエムル-漢江の怪物-』のアメリカ並にdisられるのかと思ったのですが、責任を押し付けられるどころか「ここらへんの石油は韓国が掘り返しますから!シクヨロ!」と、日本の存在完全無視で進むストーリーに、韓国の心意気を感じました。 

・ 先にも書いたのですが、わかりやすいキャラクター設定はおもしろかったものの、追いつ追われつのくだりがやや単調で緊迫感に欠けていたように思います。 101分の上映時間もえらく長く感じましたよ。

・ 「作業員に噛み付くクリオネ似の生き物」とか「女研究員に付着していた精液」、「ヒロインの純愛」や「バイクで海上へダイブ」など、放りっぱなしにも程があるエピソードがちらほらあるので、もう少しそれらを「伏線」として上手に組み込めればよかったのではないかなぁ・・と思いました。 

・ あとね、なにより佳境に入ってからのヒロインが終始「つなぎ」姿だったのが最もいただけませんね。 その下に着込んだタンクトップは何の為なのか。 闘うヒロインがタンクトップ姿にならなくて、何になるというのか。(※つなぎ姿です) ほんと、そこはちゃんとしようよ!ね!アガサからのおねがい!




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