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2013年になっちゃったけど2012年に観た映画のボツ感想をまとめてみるよ。(中編)

2013年01月08日
はい、どうもです。
先日に引き続き、2012年に書きかけて放置したままだった感想たちのまとめをお送りします。
後半戦はさくさく行きますよー。


『猿の惑星 創世記』
さる
(※賢い猿のシーザーくんにお世話されるジョン・リスゴーさん)(※バージョン違い)
・・・猿がシャベッター!!!
「1968年に公開されたSFの古典『猿の惑星』の大オチだけど、もうみんな知ってるよね!」という大前提で作られた(であろう)前日譚。 もしも知らない人がこっちを先に観ちゃった後に1968年度版を観たりなんかしたら大惨事。 父親が患っているアルツハイマーをなんとかして治療したい息子が、猿を使って投薬実験を行なった結果、予想だにしなかったレベルの天才猿・シーザーくんが誕生。 猿と人間という異なる心情の両方を柔軟に理解する、たとえるならマツコデラックスのようなシーザーくんが、得意のベシャリと仕切り能力を活かし、猿業界でメキメキ頭角を現します。 とにかくシーザーくん・・というか中の人であるアンディ・サーキスさん(ゴラムの中の人)がすばらしく、ジョン・リスゴーさん以外の登場人物を全部食っちゃっています。 ジョン・リスゴーさんはほら、こちらもなんつーか、猿と人間の中間としてある意味美輪明宏的な方なので、圧倒的な存在感でしたよ。(※一部失礼な発言があったことをお詫びします)

『ラビット・ホラー』(※ネタバレ)
ラビットホラー2
(かわいいはつくれる!)

ラビットホラー
(つくれなかった!)
・・・【弟がうさぎに付きまとわれています】
Q:私は20代の独身女性です。 小学校の図書室で働いています。
年の離れた弟の事なのですが、少し前に小学校で飼っているうさぎを安楽死させたせいで周りのおともだちから避けられるようになり、そのまま不登校になっているのですが、その弟と先日一緒に映画を観に行ったのですが、その時からどうも様子がおかしくなっています。 毎晩のように夢遊病のように夜中歩きまわるようになり、気がつくと物置部屋で騒いでいます。 しょっちゅう私を呼ぶ為、その都度弟を探しに行くのですが、先日は気がつくと物置部屋で騒いでいました。 弟が言うには、夜中にうさぎに連れられ、どこかの遊園地に行ったらしく、最初はやさしかったうさぎが途中で豹変して大変怖かった、と。 うさぎの大きさですが、小さいうさぎと大人くらいの大きさのうさぎがいるそうです。 小さいうさぎはぬいぐるみです。 実は弟が産まれた時、彼を取り上げたのは私で、当時父が連れてきた新しい母を受け入れる事が出来ず、反抗的だった私と義母との間でちょっとした事故があり、そのせいで義母は死亡しました。 私は、なんとか産まれてきた弟を義母に代わって面倒をみようと思っていたのですが、先日ついに小学校にまでうさぎが現れて、弟と私は大変おそろしい思いをしました。 この事を父に相談しても、全く真面目にとりあってくれません。 もしかしたら、うさぎは本当にはいないのではないかという気がしてきました。 私たちは幻でも見ているのでしょうか。

回答:
うさぎの事はさて置き、まさかとは思いますが、この「弟」とは、あなたの想像上の存在にすぎないのではないでしょうか。

「うさぎ=かわいい」というイメージに一石を投じた問題作。たぶん。 目頭切開しすぎたみたいなおっかない顔のうさぎに付きまとわれ、満島ひかりさんが大いに迷惑します。 「トラウマがー」とか「贖罪がー」とかいう重い内容と、アワワ・・・と神経をすり減らす満島さんのてんてこまいっぷりが、どこか噛み合わっていない印象を受けました。 「罪悪感から声をなくしたヒロイン」という設定なのに、そのヒロイン自身によるナレーションががっつり入る為、これまたチグハグな事に。 結果喋ってるじゃん・・・。 余談ですが、自分になついてくれない継娘をほっこりさせたかった後妻さんが、ここぞとばかりにとった行動がエキセントリックすぎてひっくり返りました。 あれはないわー。

『スペイン一家監禁事件』
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・・・セコム、していなかったのですね!
犯人密着型スーパー監禁エンターテイメント。 豪邸に引っ越してきたその日の晩に押し入られた金持ち一家の悲劇が、「まるで自分がその場に入り込んでしまった」ような視点で描かれます。 おとうさんは娘に甘く、おかあさんは娘の反抗的な態度にキリキリしている。と、とても一般的な家族の情景が、窓ガラスの砕け散る音と共に崩壊してゆく様は背筋が凍るほどおそろしく、鑑賞中ずっと胃がキリキリ痛むわ手がべっとりするわで疲労困憊してしまいました。  父親の前で目出し帽をあっさり脱ぎ捨て、「通報しないよね?」と平然と言ってのける強盗団のリーダー。 彼は無駄な殺生をしたくない訳ではなく、ただ単に仕事を簡素化したいだけ。殺してしまうと後片付けが面倒なので、しないだけ。 「人の命に対し空気ほどの重みすら感じていないのだ」、という事をまざまざと見せるけられるラストシーンは、あまりに残酷で、あまりにショッキングでした。 ひたすら淡々と一部始終を収めるだけのカメラなのかと思いきや、突如画面ニ分割というブライアン・デ・パルマ的な技法に走ったりするのですが、これがまたより一層「誰も家族に味方してくれない」という無情感をかきたてるのですよね。 カメラですら、この悲劇をちょっとおもしろい見物にしようとしているのか、と。 ホントにおそろしかったです。 

『共喰山』
共食い
・・・もしもオーストラリアの山奥に旧支配者がいたら!
遠い親戚のおじさんは、とある国立公園内の深部にある壁画を調査中精神を病み死亡。今まで付き合った男はクズだらけ。無理やり性的関係を迫られた経験も数知れず。その中でも特にクズだった彼氏によって、一週間もの間地下室に軟禁されていた事があり、その時のショックから軽い閉所恐怖症となっている。バックパッカーの男性と揉めた事があり、今でもその単語を聞くと若干ナーバスになってしまう。 という「訳があり過ぎ」美少女が、おじさんの遺した壁画を観に行って散々な目に遭います。 その界隈ではお約束となっている「得体の知れない湖での全裸スイミング」あり、程よいゴアあり、触手あり、とサービス旺盛な内容となっており見応えばっちり。 

『フェイズIV 戦慄!昆虫パニック』
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・・・アリンコが新世界の王になります。
宇宙で起きた変化が地球の生態系を変えてゆく、という壮大なお話。 人間さまから見ればちっぽけな存在でしかなかったアリンコが、物量作戦により支配される側から支配する側へとその立場を逆転させてゆくのですが、脅威というより何処かしらいじらしくてですね。気づけば「がんばれアリンコー!トップをねらえー!」と声援を送ってしまっている自分がいました。 「どんだけ抵抗しても無駄なら、思い切って傘下に入り流された方が楽」とばかりにアリンコの傀儡となる人間カップルの姿に、日頃から国や決まりごとに流れ流され続ける我々の姿が被って見えました。 なんと監督は映画のタイトルデザイン界の巨匠ソウル・バスさん。 随所で爆発する美的センスあふれる造形にうっとり。

『新少林寺/SHAOLIN』
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(ウー・ジン、かわいいよウー・ジン!)
・・・おもてたんとちゃう・・・(世帯主さま談)
カンフー好きの世帯主さまと観たのですが、思った以上に殺伐とした内容にしょげかえる41歳(既婚男性)。 「豪華俳優陣による胸踊るアクション大作だよ!きっと!」というプレゼンテーションが間違いだったのかもしれませんが、改めて「人に映画を勧める」事の難しさを痛感した私でした。  とはいえ、かっこいい男たちが身を犠牲にして弱き人々を守る姿や、人の裏切りによって傷ついた主人公が人の思いやりによって救われる姿などは問答無用に胸が熱くなりましたし、とにかくもう、全編通して男祭りの様相を呈していたのでアガサは大満足です。 鑑賞後も耳に焼きついて離れない\フォンシャンフェーン シャン フォンシャンフェンシャンフェーン/という主題歌は、主演を務めるアンディ・ラウさんご自身によるもの。 

『小悪魔はなぜモテる』
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(厳密に言うとモテていない。)
・・・ハイスクール版「緋文字」
水難事故で夫を亡くした若い嫁がとある人物と不貞を働き子を宿す。死刑を免れる代わりに、胸に姦通(adultery)を意味する「A」のアップリケを縫い付けた服を着続けるという罰を受けたヒロインが、大切な人を守る為、周囲を取り囲む幼稚な悪意と闘う為、暴露話の一切を胸にしまい凛とした態度で生きてゆくという、アメリカ文学の名作『緋文字』を現代的にリニューアル。 元ネタほどしんどい話ではなく、あくまで現代っ子らしくさばさばした性格のヒロインが、童貞やゲイの級友を救うべく悪評を一身に受ける物語。 女子特有のうすっぺらいトークについてゆけず、とはいえ孤立の道を選ぶでもなく、適度に周りと折り合い、ふところの深さを見せつけるヒロインがとても魅力的です。 ヒロインを理解してくれる人が、実母・養父・初恋の人、と品揃え豊富なので悲壮な感じになる事もなく、終始余裕があってよかったと思います。 

『マーガレットと素敵な何か』
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・・・で、でた~ww 地位も名誉も彼氏もいるのに突如自分探しを初めた挙句初恋の男性と再会して墓穴掘奴wwwwww
「2012年度この邦題が酷い大賞・受賞作!」 素敵な何かってなんやねん・・・ そんな軽い気持ちで観始めたのですが、ソフィー・マルソーが超出来る女だわ、いかにもシャレオツな小物がわんさか出てくるわ、癒し力満点な南仏プロヴァンス的な風景は出てくるわで、なんかもう「おまえはELLEジャポンか!」と言いたくなるような小奇麗な映画だったのでした。 自分探しの果てに「そうだ!井戸を掘ろう!」とばかりにアフリカの貧しい国に行き、井戸掘り事業を(※「事業」なトコがポイント!)始めるソフィー・マルソーさんの行動力は圧巻です。 ちなみに役柄の設定年齢は40歳。 タメかぁ・・ ・・わ、わしも井戸堀りにいかな!



と、ここまで書いてはみたものの、前回と同じくまだ終わりそうにないのでもう一度だけ続くのじゃ! 
次回「2013年になっちゃったけど2012年に観た映画のボツ感想をまとめてみるよ・完結編/オレの2012年はまだまだ終わらない・・・」 おたのしみに!



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Comment
「新少林寺」には
ド肝を抜かれました。
もう少しで泣くところでした。
(いろんな意味で)
No title
あ、ラビットホラーまだ見てないww

遅れましたが今年もよろしくお願いします。
さっそく自分のブログがサボり気味なクリムゾンです(笑)

話思いっきり変わりますが、ももクロちゃん、ついに紅白出ましたねー!
東京タワーのLVで騒いでましたw
初めまして
シュラデコブレの幽霊の話し探してたらたまたま見つけました。
記事がとても面白く
笑っちゃいましたww

ブログの書き方大好きです。
これからも読みに来ますので
楽しみにしてます。
明けましておめでとうございます
今年もアガサさんのブログ楽しみにしてます

余談ですが私、満島ひかりさんのお父さんと知り合いなんです
小学生のころのひかりさんと何度かお会いしたことがありますが
当時からかわいいお嬢さんでしたよ

No title
コメント欄があったり無かったりするんですが、それはともかく、勉強になります。
とりあえず、気になった映画は借りて観てみます。

さっきアマゾンで「リアリズムの宿」をポチったんですけど、これもいい映画ですよ。
No title
ほんと感想文
No title
コメントに返信なぞ無くても、コメント欄の色々な人達の書き込みが楽しいのです
と、思いつつ、まあ、どっちでもいいです

最近はアニメのサイコパス、ちはやふる、宇宙兄弟が面白いです
これらに比べたら、実写映画のインテリジェンスは、愚鈍に近いものが多いと思います

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