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すきもの主婦が選ぶホラー映画ベストテン

2012年11月08日
秋だ!紅葉だ!ベストテン企画だ!

と、いうことで、今年もまた大人気ブログ・男の魂に火をつけろ! 様の恒例企画「映画ベストテン」が発表されましたよ!

ホラー映画ベストテン - 男の魂に火をつけろ! ホラー映画ベストテン - 男の魂に火をつけろ!



アガサも2009年に開催された「ゼロ年代ベストテン」以降、2010年の「続編映画ベストテン」、2011年の「スポーツ映画ベストテン」に参加させて頂いてきたのですが、なんと今年のお題は「ホラー映画ベストテン」! 待ってました! よっ!大統領!!

とはいうものの、何を隠そう過去のベストテン企画の際も、勝手にホラー縛りを自らに課してきたアガサなものですから、実は今回で3回目のホラー選出となります。 
なぜ待てなかったのかオレ!堪え性のなさ部門都道府県別ナンバー1か!

なんて己の先走り感を責めてもしかたないので、過去のベストを今一度観直し「ホラーとは何か?」「本当の恐怖とはどのようなものなのか?」と自分をこっぴどく問い詰めた末に絞り込んだ、アガサの2012年度版ホラーベストテンはこちら。


1 『エクソシスト』(1973年)
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(ウィリアム・フリードキン監督/リンダ・ブレアさん、エレン・バースティンさん、カラス神父、他)

説明不要の大傑作。 
初見は中学生の時。 両親に隠れて、真っ暗な部屋でこっそり観ていました。
リーガンちゃんの豹変っぷりよりも(まぁそれも怖いんですけど)、病院の検査のシーンとか、「宇宙で死ぬわ」からのジョンジョロリーンとか、カラス神父が見るおかあさんの夢とかが非常におそろしくてですね。
中でもサブリミナルで挟み込まれる悪魔の顔は超トラウマ級で、夜うなされるわ白昼夢は見るわ、目を閉じるたびにあの顔がパっと瞼に浮かんでしまい、幼いわたしはもうひたすら泣きそうだったのでした。
ショッキングな悪魔憑きの部分だけではなく、作品全体から漂ってくる「絶望」にひどく戦慄した思い出の作品です。


2 『オーメン』(1976年)
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(リチャード・ドナー監督/グレゴリー・ペックさん、超こわい乳母、黒犬、他)

これまた説明不要のオールタイムベストですね。
子ども心に「切株」というものを深く印象づけた首ちょんぱシーンは言うまでもないのですが、とにかく徹底して「信じる者が救われない」ストーリーが続けられてゆく事の恐ろしさといったらねぇ・・・。
アガサのフェイバリットシーンは、緑が美しい河沿いの遊歩道で、ブレナン神父がグレゴリー・ペック演じるアメリカ駐英大使に「あなたのお子さんは悪魔です」と淡々と告げるシーン。 困惑した大使が立ち去った途端、一天にわかにかき曇り、落ち葉が不穏に舞い上がる。 怯える神父は近くの教会に駆け寄ります。(もちろん、そうなる事を見越して待ち合わせ場所を選んでいたから)  しかし、柵を越え扉を叩いても、神はその懐に迷い子をかき抱いてはくれない。 雷鳴が轟き、助けを求める神父の声は無情に断ち切られる。 彼の命を奪ったのは、他ならぬ「教会の上に立てられた避雷針」だった。  
この一連のくだりの美しさと救いのなさは、本当にすばらしいと思います。


3 『ドラキュラ'72』(1972年)
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(アラン・ギブソン監督/クリストファー・リーさん、ピーター・カッシングさん、無軌道な若者たち)

先の『エクソシスト』『オーメン』と共に、アガサのホラー原体験となっているホラーの古典。
初見は(たぶん)6、7歳の頃。
チャラい若者たちが、よせばいいのに遊び半分でドラキュラを復活させてしまうというストーリーだったのですが、きれいなチャンネーの手から滴り落ちる鮮血と怪しげな儀式は、幼心に「ばか!ばか!そんなことしたらドラキュアいきかえっちゃうじゃんか!」と強烈なストレスとして焼き付き、それ以降数年間に渡って首に毛布を巻きつけないと寝られなくなるという呪縛に悩まされる事に。 真夏でもタオルケットで首元を覆って寝ていましたからね!おへそは丸出しでしたけどね!
今でこそネタ扱いされる事の方が多い「クリストファー・リー」ですが、当時は本当に怖かったんですよ!洒落にならないこわさだったんだから!


4 『悪魔のいけにえ』(1974年)
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(トビー・フーパー監督/マリリン・バーンズさん、ソーヤー一家、他)

なぜかジェイソンに持たされてる感の強いチェーンソーの本来の持ち主、レザちんの記念すべきデビュー公演。
そのド派手な外見とは裏腹に、とても繊細なメンタルの持ち主であるコトや、オシャレに敏感であるコト、家族だいすきで甘えっ子なコトが赤裸々に紹介される記念作です。
とにかくもう、全編通して狂いっぱなし。
延々響き渡るヒロインの叫び声に、観ているこちらの神経までおかしくなってしまいそうな大傑作。
家族の食卓のシーンにおける、「訳がわからなすぎておそろしすぎて笑えてくる」現象に、誰か名前をつけてくれ!


5 『シェラ・デ・コブレの幽霊』(1964年)
(ジョセフ・ステファノ&ロバート・スティーヴンス監督/マーティン・ランドーさん、幽霊、他)

『サイコ』の脚本家であるジョゼフ・ステファノさんが製作したものの、あまりの怖さからお蔵入り。 
その後日本でも一度だけテレビ放送され、当時の視聴者に多くのトラウマを植えつけ、『女優霊』『リング』にも影響を与えたといわれる伝説のホラー作品。
作品に漂う禍々しい空気に体が竦められ、小さなシーンの積み重ねによりジリジリと高められた緊張感が、今観ても充分すぎるほどえげつない幽霊のビジュアルによってドカーン!と爆発する瞬間に感じる歓び。
ホラー映画の原点として外せない1本です。


6 『ローズマリーの赤ちゃん』(1968年)
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(ロマン・ポランスキー監督/ミア・ファローさん、ジョン・カサヴェテスさん、他)

「我が家」という安全地帯にずかずかと侵入してくる隣人への不快感、あてにならない夫への不信感、そしてお腹に宿った我が子への不安。
疑心暗鬼という名の地獄に陥ってしまった若妻ミア・ファローが、みるみるうちにやせ細ってゆく姿が、何よりホラーな名作です。
彼女の恐怖はパラノイアにすぎないのか。マタニティ・ブルーをこじらせただけなのか。
ミアが見る悪夢のシーンに翻弄され、誰を信じればいいのかわからなくなる終盤から狂気のラストまで、ひとときも気が抜けません。
母・ミアがみせる最後の表情は圧巻です。

(ちなみにミア・ファローさんはリメイク版『オーメン』において猛烈におっそろしい乳母役を演じているのですが、オリジナル版の乳母さんに負けない狂気を発揮しておりますので、そこだけ見所ですよ。それ以外の見所は無いですよ。)


7 『サスペリア』(1977年)
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(ダリオ・アルジェント監督/アリダ・ヴァリさん、ウド・キアさん、バレエ寄宿生、他)

雰囲気番長。 
細かいことはわからないけど、とにかく美少女が怯えまくって派手派手しくて怖ければいいんだよ!というダリオさんの美学に酔いしれる逸品。


8 『ハイテンション』(2003年)
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(アレクサンドル・アジャ監督/セシル・ドゥ・フランスさん、マイウェン‎さん、殺人鬼)

本作に関しては、もっぱらその「オチ」の「フェアかアンフェアか」という点にばかり話題が集中し、この映画の「おそろしさ」が蔑ろにされているような気がして本当に悲しい私ですよ。
声を大にして言いますが、アガサは『ハイテンション』が大好きですし、鑑賞している最中こんなに手汗が尋常ではなかった映画はここ10年の間で本作のみです。
血の量と恐怖がなかなか比例しないホラー映画界(やりすぎると可笑しくなってしまう事もしばしばですので)において、心と体を同時に痛めつける事に成功した傑作。
『アレックス』や『変態村』を観た上で本作を観ると、殺人鬼が出てきた瞬間「うわあ・・・」と恐怖が倍増すること請け合いです。


9 『屋敷女』(2007年)
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(アレクサンドル・バスティロ&ジュリアン・モーリー監督/アリソン・パラディさん、ベアトリス・ダルさん、他)

すきっ歯×ハサミ=最凶ホラー。 という事で、フレンチホラーからもう1作品。
先に挙げた『ハイテンション』にせよ本作にせよ、フランス産のホラーは痛みの表現が実に秀逸だと思いますねぇ。
おびただしく流された血の濃い匂いが画面から染み出てくるような、豊潤なゴア描写。
タブーなんてこの世に存在しないかのように、思いつく限りのありとあらゆる残酷な行為が仕掛けられ、観ているだけで息苦しくなってしまう。
しかしその裏にある「女」の哀しみに気づいた時、ひたすら圧倒され、同情を抱くことすらおこがましいような気がして、ただただ言葉を呑むしかなかった。
最高に痛ましくて、最高におそろしい映画。


10 『ネクロマンティック』(1987年)
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(ユルグ・ブットゲライト監督/死体、うさぎ、他)

今回10作品を選ぶ際、最後まで迷ったのが本作を入れるかどうかという点でした。
『ネクロマンティック』はホラーなのか? ただのエログロナンセンスなのか?
本作は、アガサが今まで観た映画の中で最もおぞましく、なぜこんなものがこの世に存在するのか理解したくない1本です。
出来ないんじゃなく、したくない。 観ちゃったけど、観なきゃよかったとも思わないけど、理解したくない。
その感情は恐怖に近いのかもしれない、と思ったのですよね。 
この映画に登場する「世界」は自分の住む「世界」にも存在しているのだという事を、到底受け入れる事ができない。 恐ろしくて出来ない。
理解できない(したくない)モノを拒絶する事が恐怖の根源だとするならば、本作は私にとって確実にホラー映画です。
と、いうことで『ネクロマンティック』。 よいこのみんなは絶対観ちゃダメですよ!





結局有名タイトルばっかりですよ!だってホントにこわいんだもん!

今回「ゾンビ映画」を一切カウントに入れなかった為、8本くらいまでは割とさくさく選ぶ事ができました。
最後まで迷ったのは、『デッドゾーン』を入れるか否か。
オールタイムベストに入る程だいすきな映画なのですが、「ホラー」の印象よりも「報われない愛」の印象の方が強いのですよね・・。

という訳で、以上、私の人生に大きすぎる影響を与えた10本でした。


入りきらなかった作品は、ピン兄貴のデビュー作『ヘル・レイザー』、まちゃまちゃそっくりな人形がおっかない『サスペリア PART2』、ふくろう仮面がキモこわい『アクエリアス』、最後のアレが反則な『キャリー』、夜中にトレイに行くのがこわかった『ノロイ』、寒いわ怖いわで震えまくる『P2』、ラストに夏八木勲が山頂でワーッハッハッハするシーンがトラウマ必至だった『八つ墓村』、堤大二郎の目ヂカラとしっかりしたゴア描写に感心しまくりだった『DOOR』、ただひたすら犬がこわい『クージョ』などでしょうか。
キング作品中映像化に成功している部類に入る『クージョ』ですが、原作のラストと大きく異なるエンディングがとても「いい」と思います。 
あとは、最近の作品ですと『スペイン一家監禁事件』『ビー・デビル』『マカブル 永遠の血族』あたりもかなりいいホラーでしたYO!


ではワッシュさん、集計の方大変かとは思いますが、どうぞよろしくお願いいたします!



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