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『リング2』

2012年05月08日
リング

あらすじ・・・
・ 松嶋菜々子と真田広之が発掘した白骨化死体の身元確認に呼ばれてきたザドック山村さんちのおじいちゃん。
・ 刑事いわく、死体が見つかった井戸は30年間明けられた痕跡がなかったものの、中の死体そのものの死亡推定時期はほんの2,3年前だったという。
・ 突然死した真田広之の恋人だった中谷美紀は、彼が死の直前、元妻・松嶋菜々子と共に追っていた「呪いのビデオ」の事がとっても気がかり。
・ 一方、失踪中の松嶋菜々子に代わり「呪いのビデオ」の調査を続けていた同僚・柳ユーレイは、リアルJKの深田恭子からビデオのコピーを入手。
・ 「こわいから絶対見ないつもりだったのに、昨日うっかり見ちゃったの・・ だからおじさんも絶対見てね!自分以外の人に見せないと、呪いが解けないから! 絶対だよ!」 とことさらに念押しする深田恭子。
・ 「もちのろんだよ!」と言いながら引き出しに直行させてしまう柳ユーレイ。クズい!

・ 縁あって、一緒に「呪いのビデオ」の調査をする事になった中谷美紀と柳ユーレイは、初期の犠牲者であるJK・竹内結子の死に立ち会ったという佐藤仁美の元を訪ねる。
・ 彼女は、竹内結子のあまりの死に様に精神のバランスを崩し、事件以来失語症を患ったまま入院生活を続けているのだという。
・ ここでマッドなサイエンティスト・小日向文世登場! コヒさんはこう見えてもオカルト・超常現象どんとこいで、佐藤仁美の体に起こっている不思議な変調についてさまざまな実験にためしてガッテンしているという。
・ すげえ胡散臭い目でコヒさんを見つめる中谷美紀。
・ 1週間放置された生ゴミを見るかのような眼差し。
・ 説明に躍起になるコヒさんの話を遮って退室してしまう中谷美紀。
・ 「このゴミクズが・・・!」とでも言いたげな一瞥をくれる中谷美紀。
・ と て も こ う ふ ん し ま す ね !
・ 部屋から出たトコロ、たまたま看護師さんに連れられた佐藤仁美と遭遇。 テレビを異様に怖がる佐藤仁美に配慮して、衝立を配備した上でのおさんぽだった筈が、いきなり衝立を払いのけ、テレビに歩み寄る佐藤仁美。
・ その時、テレビの画面が激しく乱れ、耳障りなノイズと共に井戸の映像が・・・。
・ 精神病院のみなさーんこーんにーちはー! わたしたち、いま会える終末ヒロイン山村貞子です!よろしくおねがいしまーす!
・ いま会いたいわけではなかったのに。
・ 錯乱状態に陥る佐藤仁美に駆け寄る中谷美紀。 腕をつかんだ瞬間、脳内に「呪いのビデオ」のイメージ映像が雪崩込んでくる。
・ 実は中谷美紀には、生まれつき『デッドゾーン』的なアレがナニしていたのだ。

・ 駅をブラ散歩していると、松嶋菜々子とその息子に遭遇する中谷美紀。
・ 「呪いのビデオ」を見てしまった息子を助ける為、自らの父親にビデオを見せた松嶋菜々子。 その結果父親は死亡。 息子は助かったものの、一連の騒動以来ショックから失語症を患ってしまい、世間から身を隠して生活していたのだという。
・ 佐藤仁美と息子の症状が似ている事に気づく中谷美紀。
・ つまり、貞子の呪いから助かった者は言葉を失い、尚且つなんらかの特殊能力に目覚めてしまうという事なのだろうか。
・ 松嶋菜々子もそのパターンのはずなんスけどね。
・ 柳ユーレイの密告で駆けつけた刑事により、参考人として連行される松嶋菜々子と息子。
・ 「逃げるのよ・・・!」とテレパシーでエールを送る中谷美紀。 それに応えるように念動力で刑事を絞め殺そうとする息子。
・ ちがうちがう、そうじゃない、そうじゃないんだよ。
・ 息子を奪還し、警察署から脱げ出す松嶋菜々子。 しかし、命懸けで守った我が子は既に魔物に取り憑かれている事を悟り、静かに死んでゆく。
・ 重要参考人の死に動揺する警察は、残された少年と中谷美紀が手に手を取って旅行に出かけようとしても完全スルー。  
・ かくして、少年の保護者となった中谷美紀は、彼を連れて貞子の故郷・伊豆大島へ。
・ 浜辺でやさぐれる山村のおじいちゃんから、貞子の出生秘話を聞いた中谷美紀。 そこに実験機材一式を持って現れる、ハードM氏こと小日向文世。
・ 果たしてコヒさんは、半分貞子に乗り移られた少年の魂を救えるのか・・ そして今度こそ貞子を成仏させる事が出来るのでしょうか・・・?




原作では、オカルト→科学サスペンス→SF と形を変えて紡がれていった『リング』シリーズ。
2作目の『らせん』までは同じベクトルで進んで行ったものの、諸事情から見送られた『ループ』に代わり、完全オリジナルで製作されたのが本作『リング2』な訳でして、ホラーなんだか科学なんだかよくわからんけどひたすらジトジトしていた『らせん』を潔く「無かった事」にして突き進む姿勢は好感が持てました。
というか、まぁね、乳繰り合わないのがいいですよね! 中谷美紀が純潔なままなトコロがね!

リングシリーズはすべて観ていたつもりだったのですが、今回この『リング2』を観てみたら、全く覚えのないシーンばかりで、どうやら自分が観ていたのは『ザ・リング2』の方だったのだな・・と言う事に気づいてしまいました。
要するに、初見だったので新鮮な気持ちで楽しめましたヨ。 (中谷美紀も乳繰り合いませんし!)
原点回帰とばかりに、1作目と同じ中田秀夫監督&高橋洋脚本コンビが復活。
全編に漂う磯臭さも、より一層身も蓋もない感じで表現されていてたのしかったですねぇ。
「人や物に触ると、その過去が読み取れてしまう」という中谷美紀のスーパーナチュラルパワーの設定が上手に活かされたドッキリシーンは、ふいに流れるでっかい音量と相まって肝をキュン・・・と冷やしてくれましたし、コヒさんに向ける蔑みの眼差し、少年に見せる慈愛に満ちた微笑み、一条ゆかりの漫画に出てきそうな「クワッ」と目が見開いたビックラ顔など、中谷美紀の様々な表情を堪能する事も出来、その筋の方にはたまらない仕上がりになっているのではないでしょうか。 出来れば踏みつけてほしかった。(ローファーの踵で)

のちのJホラーブームの火付け役となる『呪怨』に影響を与えたと思われるシーンも多く、さすがは『女優霊』の中田監督だなぁ、と感嘆した反面、「貞子の怒りを少年から発させ、それを中谷美紀を介しプールの水に流し込み、なんかビリビリーってやって成仏させる」という意味がわかるようで全くわからない解決方法やそれを実行する為の道具のインチキくささには苦い笑いが浮かんしまいました。
つまりアレか。 数の子を水に浸して塩分抜くようなものか。 貞子は数の子なのか。かずのこ(ピー)んじょうなのか!
(※塩分を抜くときは真水じゃなくて塩水に浸す方がうまくいくよ。これマメな。)

ring.jpg
(俊雄を彷彿とさせる白っぽい少年)(このあとダミアンみたいにおっかなくなります)(ただしリメイク版の方のダミアン)

ring3.jpg
(実験の為、はずかしいかっこうをさせられる中谷美紀。 これはこれですばらしい。)

『らせん』でちょこっと科学な要素を取り入れた結果、ホラーとしては中途半端な内容になってしまった(そもそもホラーにするつもりは無かったそうですが)のですが、仕切りなおした今回まで、こんな風に「科学的な方法で呪いを解くよ!」と押し切られてもねぇ・・・。
で、結局貞子の呪いが放射されたプールに落っこちた中谷美紀と少年は、なぜか貞子の想い出のつまった井戸へと転送され、もはやこれまで・・・!となるのですが、そこにタイミングよく現れた真田広之のお蔭でさっくりと助けられるという・・・。
まあね、真田くんも中谷美紀に負けじ劣らずのサイキックですからね。

・・・

うん・・・、だったらもう、最初からヒロユキサナダが貞子とサシで闘えばよかったんじゃ・・・
 ゲフンゲフン



「ビデオを見る」・・・呪われて一週間後に死ぬ
「ビデオを他の人に見せる」・・・呪われないけど貞子に取り憑かれる
「ビデオを見た人の死に目に遭う」・・・声を失って、尚且つ貞子に取り憑かれる
「ビデオを見ていないけどもともと超能力がある」・・・すごい色々巻き込まれて、怨霊退治させられる
と、今まではバラバラだったビデオ被害者の設定は整ったものの、そのどこにも当てはめてもらえずひっそりとトラックに轢かれて逝った松嶋菜々子を思うと、胸が痛みますね。 ていうか、なんで出演依頼を承知しちゃったんだろう。 まだ「承知しました」の人じゃなかったのに。まだ「承知しました」の人じゃなかったのに。(そんなに大事じゃないけど2回言ってみました)

貞子が念写したビデオテープにまつわる『リング』騒動は、真田広之の活躍にてひとまず幕引きとなり、シリーズ最後は、そんな貞子の生い立ちが華麗に描かれた前日譚を残すのみとなりました。

という訳で、次回シリーズ第四作『リング0 バースデイ』感想に続きます。(たぶん)

ring2_convert_20120506173615.jpg
(磯臭さを取り戻した貞子。 ケーロケロ、ペータペタ!足っていいな、かけっちゃお!)




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