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『エルム街の悪夢 6 ザ・ファイナルナイトメア』

2006年08月16日
前回のおさらい
主役・・・アリス
犠牲者・・・ダン(出来婚未遂)・グレタ(一人ビートルジュース状態)・マーク(コスプレイヤー)
フレディの変態度・・・
監督・・・スティーヴン・ホプキンス



うーん・・・。
コレはヒドイ。


あまりのヒドさに、しばし言葉を失ってしまいました。

シリーズ6作目にして、初めて見覚えのない作品登場。
自信は無いのですが、多分未見だと思います。
エルム街に未見のモノがあったなんて・・・。
ホラーファン失格であります。

しかし、そのエルム街シリーズに於いても、これが正統な続編として位置づけられているのか少し疑問です。

そもそもタイトルからして、『エルム街の悪夢』になってないし。(原題は 『FREDDY’S DEAD』
しいて言えば、番外編と言った所でしょうか。

こんなんが世に出てしまったからには、御大(ウェス・クレイヴン)じきじき撮り直したくもなるわなー・・・。
(第7作は1作目の監督 ウェス・クレイヴンが再度メガフォンを撮っている)


一応あらすじ
フレディ発祥の地、スプリングフィールドでは、夢の中でフレディに子供たちを惨殺され、大人たちは発狂、最後の子供であるジョン(仮名)もまた、夢の中でフレディにいたぶられる毎日でありました。
そんなある日、夢の中でジョンはいつものようにフレディに追い掛け回されるうち、スプリングフィールドの外に弾き飛ばされます。

スプリングフィールド外を彷徨うジョンに、 「お前はオレ様の犬となるのだ!」 と高笑いのフレディ
なにやら裏事情があるようです。

それはさて置き、眠る事を恐れ、フラフラと彷徨っている所を補導されたジョンが連れて行かれたのは、とある少年矯正施設。
その施設のメンバーは、
・金持ちのボンボンでゲーム中毒のスペンサー
・親の虐待から耳が不自由になり、補聴器無しでは音が聞こえないカルロス
・父親からの性的虐待を受けて育った為、自己防衛に没頭しているトレイシー
がいました。(他には一切出て来ません)

彼らを矯正に導くのは、
・いかつい黒人医師のドク
・若きカウンセラーのマギー
です。(他にはほとんど出て来ません)

身元すら判らないジョンのカウンセリングをするに当たり、身元を示す唯一の手掛かりである新聞記事に出ていた、スプリングフィールドという街に行ってみる事にしたマギー。
ジョンを乗せて出発した車にはなんと、施設を脱走しようと企んでいたスペンサー・カルロス・トレイシーの3人も同乗していました。

カーニバルの真っ最中だったスプリングフィールドですが、子供の姿は無く、大人たちは皆怪電波を放出しています。
どこか異常な感じの街に一同は不安を抱き、マギーは3人を先に車で帰らせようとします。
施設の責任ある大人の癖に、子供だけで帰らせるマギーって・・・。
しかも 「自分たちで運転してよね」 って・・・。
そんなんだからどの子も更正しないん・・ モゴモゴ

ところが、なぜか車は同じところをグルグル走るばかり。
そのうちすっかり日も暮れ、仕方無く3人はとある空き家で一夜を明かす事にするのですが、その家こそはエルム街1428番地(1作目の主役・ナンシーの生家)。
そんないわくつきの家で、まんまと仮眠をとったカルロスが、まずフレディに狙われます。
悪夢の中で、フレディ特製補聴器を着けられたカルロスには、針が落ちる位の小さい音も鼻血が出るほどの大音量。
“黒板を爪でキーキー言わせる”という、超古典的な嫌がらせの結果、カルロスは頭がスキャナーズになり一巻の終わり。
次に狙われたのは、スペンサーです。
無類の女好きであるフレディですものね。
ウザイ男連中を先に片付けるのは、至極当然の事です。

スペンサーはフレディが興じるテレビゲームの画面に閉じ込められて、コントローラーでいいように操られてしまいます。
ジャンプ、ジャンプ、キック。
Bダッシュ!
昔懐かしいファミコン創生期のようなゲーム画面で、スペンサーは上に下にの大騒ぎ。
彼を救うために、(いとも簡単に)夢の中に入り込んだトレイシーとジョンが、テレビに向かうフレディからコントローラーを奪おうとしますが、用意周到なフレディは予備のコントローラーを装備。
コレと言った手も出せないまま、スペンサーはゲームの中でメタメタにやられて、これまた一巻の終わり。

ところで、ジョンとマギーは奇妙な夢の正体を探る為、スプリングフィールドをあちこち探索していたのですが、その結果悪夢の元凶がシマシマセーター・フェチにあると断定。
しかも、その変態男には、子供がいたという情報を掴んでいました。

謎の小躍り男・フレディの子供は、一体誰なのか?
根拠の無い自信で、「我こそが変態2世なり!」と宣言したジョン。
理由は?
「だって嫌がらせされただけで、殺されそうにないから」  だそうです。

・・・果たしてそうかな

スプリングフィールドから逃げ出そうとしたマギー・トレイシー・ジョンを襲う(隠し子発覚)フレディ
手始めにジョンが、車から放り出され、遥か上空に飛ばされます。
余裕綽々で親子の情に訴えかけるジョン。
「僕を殺せやしないだろ?ヘイ、父ちゃん!」
ところがフレディは、あっさり上空からジョンを突き落とします。
「オレの子は女だもんね~」
だそうです。
ヤッパリナー

無事、スプリングフィールドから逃げ出せた2人(マギー&トレイシー)でしたが、益々トレーニングに打ち込むトレイシーとは裏腹に、憂鬱な表情を隠せないマギー。
それもその筈、マギーは養女であり、自分の記憶の中には隠された部分があったからです。
「もしや自分の父親は・・・ダラダラ)

そうです。 フレディがジョンを使って企んでいた計画とは、“スプリングフィールドから外に出られない自分に代わって、実子を呼び寄せさせる”と言うモノだったのです。

そして、まんまと呼び出されたマギーと、巻き込まれたトレイシーを助けようと、夢のエキスパート・ドクが立ち上がる・・・!

実父・フレディとの親子対決を制するのは、一体どちらなのか?!



とまぁ、こんなような内容です。
薄々感づいてしまう通り、フレディの実子とはマギーであり、それがプンプン匂ってくるにも関わらず
「僕があいつの子供なんだよ!」
変態の血筋である事を声高らかに宣言しまくるジョンが滑稽不憫でなりません。

何をそんなに自慢したいのか?ジョンよ。
そもそも“ジョン”すら仮名だし。

毎回、脚本家が腕によりをかけて生み出した、フレディ撃退法の数々。

意味無く背中を向けてみたり、穴に埋めたり、鏡を見せたり、チュウしてみたり・・・。
前回第5作では、真打・母ちゃん登場で、赤ちゃんに戻ったフレディが母ちゃんのお腹に戻され、封印される、と言う完璧な撃退法で悪夢を終わらせていたのに・・・。

Q・どうやって復活したのさ?

母ちゃんはどうしたのさ?


そんな疑問に、今回用意された答えがコチラ

A・フレディは火あぶりにされた時、太古の邪神・夢魔にスカウトされて命を吹き込まれたので、この世に夢がある限り不死身なのですよ


あぁ・・・ そう・・

確かに、殺人魚・フライングキラーみたいな姿をした夢魔の皆さんが、言い訳がましくフレディの周りを泳ぎ回っていますね。

で、

Q・そんな無敵のフレディは、どうやったら倒せるの?

という、解答不可能な問題の答えがコチラ

A・娘がフレディを、夢の中から現実世界に引きずり出せば倒せるよ


え”ぇ ~ ・・・ ?!


娘なら・・・?

娘なら  ってか・・・


前作で、もの凄~く嫌そうに赤ちゃんフrディを自分の体内に戻していた、母・アマンダ。
彼女の頑張りは、どうやらなんの意味も無かったようです。
まぁ、第3作での頑張りも、無かった事にされてましたしね・・・。
自分の子を「悪魔」呼ばわりしていた罰が当たったのでしょうか。

それにしても、現実世界に引きずり出すですか・・・。


それって、第1作で我らがナンシーがやってた手ですよね・・・。
しかも、ナンシーはフレディとの対決に備えて、家中にブービートラップを仕掛ける”という涙ぐましい努力をしていましたが、今回のマギー(とトレイシーとドク)は言わば行き当たりばったり。
「なるようになるさ」みたいな空気がありありと見て取れます。

結局、最後は親子関係を確認しあったフレディとマギーが、鉄の爪グローブを獲り合ってガチの死闘を繰り広げます。(あとの2人は高みの見物)
早い話が親子ゲンカですね。

「グローブの着け心地はどうだい?ハニー? さあさ、グサっとやってみなよ」
なんて調子こいていたら、
「あんたと手をつないで歩くのって、ホントにヤだったわ!この変態オヤジ!」
と、哀しいカミングアウトと共にホントにグサっとやられてしまったフレッド・クルーガー(推定38歳)

ダメ押しで体に爆弾を差し込まれて、儚くも爆死です。

これで本当に終わりなんですね。
ホントにホントに終わりにしよう。(いや、したい。)

そんなスタッフの熱意に応えたか、第6作には第1作の出世頭カリブの海賊さんもカメオ出演しています。

まぁ、ジェイソンとの競演を済ましている今となっては、
何がファイナルだ コンチキショー
という気持ちがしないでもないでしょうが。

ともかく、過去5作とはあまりにも違う作風(作品の温度?)といい、余りにも笑えない『オズの魔法使い』パロディといい、なんとも生煮えな感じの仕上がりに、
“これがファイナルなんて切なすぎる”
と(ファンが)思うのも無理は無いですね。

エルム街クイーン・ナンシーことヘザー・ランゲンカンプが再々登板の、次回第7作に期待します。


今回のフェイバリット・フレディ
意外と子煩悩
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