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『処刑軍団ザップ』

2012年04月16日
処刑軍団ザップ

あらすじ・・・
おねえちゃんとおじいちゃんの恨みはボクが晴らす・・・! 腐れ外道のヒッピーども・・地獄へ落ちろ・・!!

詳細・・・

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(腐れ外道のヒッピー軍団のリーダー、ホーレスさんです。 サタンの息子です。 見えそで見えないご本尊が so cool!)

ホーレスさん率いるヒッピー軍団は、多国籍なメンツで夜毎LSDでトリップしては邪悪な儀式に興じるという、とてもやっかいな集団でした。
地元の青年・アンディは、そんなホーレスさんになんとなく惹かれてしまい、興味半分で儀式に参加してしまいます。
その際、アンディから話を聞いていたガールフレンドのシルビアもまた、生半可な気持ちで儀式を覗き見してしまった為、荒くれ者に追い回された挙句、哀れヒッピーたちの手によって汚されてしまうのでした。

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(朝のホーレスさんです。 昨夜のギャランドゥな姿から一転、王道ヒッピースタイルです。 車が立ち往生してしまい途方に暮れています。 サタンの息子ですが、こういう時は無力です。)

人口40人程のとても小さな田舎町にやってきたヒッピー軍団は、使えなくなってしまった車に見切りをつけ、次の移動手段が思いつくまで、この町に滞在する事にしました。
町では今まさにダムの建設工事の真っ最中で、住人たちはほとんどよその町に引っ越してしまい、残るは工事業者とパン屋を営む数人のみ。
廃ホテルに腰を据えたヒッピーたちでしたが、意識を取り戻したシルビアから一行の悪事を聞き出した彼女の祖父の急襲に遭い、なんかもうすったもんだしてしまいます。

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(ライフルを持って脅しに行ったつもりが、一服盛られてヘロヘロになってしまったおじいちゃん。 鬼の変装をしようとしているのではありません。 たまたま食卓にあった塩とコショウを額にあててみただけです。)

すったもんだの末にヤクを盛られ、ほうほうのていで逃げ出したおじいちゃんは、腕っ節に自信があっただけにすっかり意気消沈してしまいます。
憤ったのは孫息子のピートくんです。
おねえちゃんは陵辱されるわ、おじいちゃんは辱められるわ、もうこうなったらアイツらのどてっ腹に鉛玉のひとつもお見舞いしなければテキサス魂がすたるというものです。(本作の舞台がテキサスなのかどうかわかりませんが、まぁ、そういう雰囲気だったのです)

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(マッドサイエンティストなふんいきを醸し出す小2男子)(←学年は推測)

一度はおじいちゃんのライフルを持って出かけたピートくんでしたが、廃ホテルに向かう山中、狂犬病にかかった野犬に遭遇してしまいます。
抜群の射撃センスを発揮し、華麗に野犬を撃ち殺すと、いそいそと自宅に戻るピートくん。
無駄な殺生をしてしまい、さすがに落ち込んでいるのかと思いきや、狂犬の血を利用する事を思いついてしまいました。
本業が獣医であるおじいちゃんの鞄から注射器を盗み出し、山に戻って採血すれば準備オーケーです。

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(こ・・こやつやりおったで!)

前日、ヒッピーたちがパン屋さんにミートパイを買いに来ていた事を知っていたピートくんは、採取してきた狂犬の血をパイに注入。
あとは野となれ山となれ戦法です。

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(そして感染しました。 キャラメルマキアートを飲んだ後の人みたいですが、泡です。 泡をふいているのです。)

朝からミートパイをがしがし食べてしまった肉食男女のヒッピー軍団は、まんまと狂犬病を発症してしまいました。
そして、町民の元に向かうのではなく、真っ先に仲間にロックオン。
比較的多く食べた男連中が、ちょんぼししか食べず発症が遅れている女性陣におおきく振りかぶって襲いかかります。

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(『28週後...』のオープニングシーンと見紛う大スペクタクルシーンではないでしょうか。 そんなことないですか。)

感染している事に気づかず、町まで逃げ果せた女性がヤリ○ンだった為、病気は雪ダルマ式に拡大して行きます。
そして広がる絶望の風景。
でもだいじょうぶ。
狂犬病はまたの名を恐水病とも言うので、水に逃げ込めば当面は安心なのです。

僅かな町民が犠牲となる中、シルビアとピート少年、そしてパン屋の女店主は、命からがら感染者の渦から脱出をはかります。

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(あれ?!噛まれたね?!噛まれましたよね?! パン屋さん噛まれちゃったよ!)

感染者を退けるため、ホースで水撒きを頑張っていたパン屋さんが、最後に車に乗り込もうとした瞬間、背後から忍び寄ったおっさんに噛まれてしまいました。
万事休す!

その後、パン屋さんの恋人であるダム工事の責任者・ロジャーの通報によって駆けつけた警官隊は、躊躇なく感染者たちを銃殺。
ひとり残らず殲滅し、一件落着です。
ピート少年とシルビアは警察に保護され、ロジャーは改めて狂犬病の恐ろしさを痛感するのでした。

【おしまい】

総括・・・

・ おい! パン屋さんどうなった!(※特典映像として、パン屋さんのその後がわかるバッドエンディング版が収められていました)
・ あからさまにマンソンファミリーリスペクトなヒッピー軍団がこわいというお話なのかと思っていたら、最後は狂犬病はコワイネーって終わった。不思議。
・ でも、一番こわいのはかわいい顔して病原菌入りパイを量産してしまうピートくんだと思う。 お ま え そ れ や っ ち ゃ ダ メ だ ろ 。
・ ヒッピー軍団に陵辱されて自失状態になってしまうシルビアさんなのですが、トラブルの原因であるアンディくんが「ごねんねー」って訪ねてきたら「なによ・・もう・・スキ・・!」と訳のわからない告白モードに突入してしまう。不思議。
・ 本作はもともと『Phobia』(恐怖症)というタイトルが付けられる筈だったのですが、広報担当者が冗談半分で口にした「お前の血を飲んでやる、でいいんじゃねえの」という一言が採用されてしまい『I Drink Your Blood』になったそうです。 そしてさらに日本に渡り、『処刑軍団ザップ』へと変貌を遂げようなどと、一体誰が想像したであろうか。  というか、最初の出発点からだいぶ遠いトコに来ちゃった感ハンパない。
・ 「誰も血なんか飲んでないのに!」と怒っていた監督さんは、「どこにもザップなんて出てこないのに!」と絶望しなかったのだろうか。
・ アガサはリアル殺生シーンが大の苦手なものですので、本作に出てくる「ニワトリの首を掻っ切るシーン」や「串刺しネズミのバーベキューシーン」「屠殺された山羊を引きずるシーン」でウエッとなってしまったのですが、監督さんによると「本作では動物は一切殺していない」のだそうです。 「ニワトリだけは確かに首を切っちゃったんだけど、その晩スタッフが美味しくいただきました!」と胸を張る監督。 なるほど、『食人族』スタイルなわけですね。
・ って言われても、やっぱりリアル殺生はヤだねー。
・ タイトルだけはずっと前から知っていたのですが、どこのレンタル店にも置いていなかった為、長年鑑賞する事が出来なかった本作。  ディスカス大明神のおかげで、やっとこさ夢が叶いました。 1970年製作ということで、過激描写にもストーリー展開にも物足りなさを感じなくはないものの、「過激なコトぜーんぶ詰め込んだよ!」という製作者の心意気がひしひしと伝わってくる、とても楽しい作品だったと思います。 
・ こういった「昔のホラー」は、再販されているものもありますが、その再販品も既に販売終了し、バカ高い中古品しか無かったり、DVD化すらされず手に入らないものも多いというのが現状なのではないでしょうか。 もっと気軽に「古典」と評されるホラーを鑑賞出来るようになるといいのになぁ・・と願わずにはいられません。誰かお金持ちの人、版権をわんさか買い込んで安価で再販しておくれ!  

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