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『バトルシップ』

2012年04月13日
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うらあらすじ・・・
その信号を探知してから、もうどれくらいの時が流れたでしょうか。
遥か彼方の「地球」という惑星から届いた信号。 
正体不明のそれは、一度鳴り響き始めた瞬間から止まることはありませんでした。
最初は、放っておけばそのうち止むだろう、と思っていました。
しかし、予想はあっけなく外れ、耳障りな信号は私たちの受信装置を規則的に、かつ大音量で鳴り響かせ続けたのです。
一体誰がこんな不躾な事を仕掛けて来たのか。
信号の発信者は、このはた迷惑な行為が他の惑星を挑発しているという事に気づいていないのだろうか。
信号を送りつけるだけ送りつけておいて、いつまで経っても本人たちが訪ねてこないとはどういう算段なのだろうか。
私たちの我慢はもう、限界でした。

こうして、考えに考え抜いた挙句、私たちはひと握りの精鋭部隊をかき集め、問題の惑星へと旅立ったのです。
信号の発信元が、その惑星で「ハワイ」と呼ばれる場所に設置されている事を突き止めると、まずはその傍の海域へ着水。
しばらく様子を伺っていると、ふと目の前の海上に、不審な小型ボートが漂っているのが目に入りました。
このちっぽけな船体の目的は・・・?
対話を求めているのか、それとも攻撃を仕掛けてくるつもりなのか、真意をはかりきれず慎重に見守っていた次の瞬間、ボートから降りたこの惑星の生き物が、私たちの宇宙船に接触してきたではありませんか。
あれだけ信号を送ってきたにも関わらず、これといった挨拶もなしにいきなり肩をどつくようなやり方に驚いてしまった私たちは、彼らをクールダウンさせる為、その周辺一体に強力なバリアを貼る事に。
<私たちの科学力を甘く見ない方がいい。>
そんな冷静な忠告が伝わった筈・・と思っていると、彼らの背後から今度は大きな咆哮に似た怪音が。
嗚呼、彼らはもっと大きな戦艦を待機させているに違いない、勿論そうだったに違いない。
動揺する私たちの脳裏に、
「 ど や さ ・ ・ ・ ! 」
とほくそ笑む彼らのしたり顔が目に浮かびました。
ならば私たちは、その数十倍もの威力を持つ音波を放って見せよう。
満場一致で採決された仕返しに、今度こそ彼らも反省する筈・・・。 しかし、思惑は再び外れ、あろう事か、彼らは私たちに攻撃を仕掛けてきたのです。

もはや温情を与える余地などありません。
鬱陶しい信号は寄越すわ、折角訪ねてきてあげたのに礼節はわきまえないわ、挙句ミサイルを飛ばして来るわ、本当にこの惑星のやる事はむちゃくちゃです。
私たちが今までどれだけ忍耐に忍耐を重ねてきたと思っているのか?
彼らはもしや、戦争を望んでいるのか?
情け容赦のない、糞の様な戦争を望んでいるのか?
よろしい。
よろしい、ならば戦争だ。


(※ と、いうような内容を地球人目線で見たお話です。)


という事で、ユニバーサル映画100周年記念大作『バトルシップ』を観てきましたよ。
宇宙人が出てきたり、日本とアメリカが「パールハーバー」という過去の遺恨を乗り越え胸筋を開き合ったりするのですが、要するに 海 軍 超 か っ け え ぇ ぇ ぇ ぇ !!というお話でした。
それ以上もそれ以下もないです。ゆえに、アガサはものすごく楽しかったです。
あー、オレもアメリカに生まれてたら海軍入ってたわー2年前からそう思ってたわー。(←映画に影響されやすい性質)

キムタク主演のすごい映画『スペースバトルシップ』と題名が似ているのでが、もちろん関係性は皆無で、元ネタとなったのは「バトルシップ」というアメリカ生まれのボードゲームなのだそうです。

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コレを


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ここまで盛っちゃえるってんだから、人間の想像力ってすごいですよね!

アメリカ主催による14カ国参加の海軍合同演習の真っ只中エイリアン襲来・・! というようなざっくりあらすじを目にしていたものですから、てっきりその14カ国がガップリ四つになって闘うのかと思っていたのですが、エイリアンがドバーンと海に落っこちて以降、バリア内に閉じ込められた日本の護衛艦1隻とアメリカの駆逐艦2隻のみが闘いを強いらる事となりますので、実質2カ国な訳ですね。
で、その3隻もエイリアンの猛攻に遭い、早々に2隻撃沈されてしまう。
ここでアメリカの独壇場とならず、浅野忠信さん演じる若き艦長ナガタと共に手を取り闘いに赴く所に、若干新鮮味というか「薄っぺらいと言われないよう、深みを出そうとしているんだなぁ」という工夫が感じられて好感が持てました。 まあね、ほら、舞台もパールハーバーなわけですし。 
そしてその「いい意味でリメンバーパールハーバー」な感情は、後半、エイリアンの圧倒的戦力に対抗すべく、太平洋戦争時に日本の降伏調印式が行われた事でもお馴染みの伝説の大型戦艦・ミズーリが駆り出される事で、さらに強く印象づけられます。
第2次大戦で活躍した、退役軍人のおじいちゃんたちが「この船を動かせるのはわしらだけじゃわい!」とばかりに大集結するという胸アツなシーンも相まって、なんかね、「色々あったけど、仲良くしようぜ!」みたいなね。 磯野ー!サッカーやろうぜー!みたいなノリが素敵だなぁ、と思いました。 
出来れば今後はもっと、ドイツとかフランスとかマレーシアとか、世界中の国が一緒になって<大きな敵>と闘えるような映画が出来るといいですね。

最初にも書きましたが、とにかくビバ海兵隊!な映画ですので、めくるめく艦艇のいでたちやパシっと着こなされた制服、どこかの国と違って有事にも即座に対応出来るアメリカの「出来る子度」などがギッシリと詰まっております。
アガサはゴチャゴチャとした機械の造形が大好きですし、細かいコトはあまり気にならない性格ですので、しっかり楽しむ事ができましたよ。(男二人がイチャイチャしながらいっせーのーせで銃砲を構えるのとかもうたまりませんよね!)
エイリアンがアクティブに活動を始めるまでに、若干ちんたらした甘酸っぱいドラマパートが続く為、昨晩10時台に就寝したにも関わらず危うく船を漕ぎそうになってしまいましたが、一度戦闘さえ始まればそこはそれ、ハリウッド名物・豪快な大破壊映像が怒涛のように展開されますので、イージス艦と言う名の大船に乗ったつもりで、のんびりとご覧頂ければよろしいのではないでしょうか。

あーおもしろかった! 



※ 以下ネタバレしています

- おまけ -

・ いちおう、主人公の額に手のひらを当てたエイリアンが「どこかの星に総攻撃をかけて荒らしまくっている自分たちの過去」を見せるシーンがありますので、彼らの目的は最初から「侵略」であったのだと説明されているのですが、ひねくれもののアガサには、どうもエイリアンが不憫でならなくてですねぇ。

・ というのも、本作のエイリアンは一度も「自分たちから」は攻撃していないのですよ。 それどころか、「攻撃性を感知出来ない相手」は見逃してあげる程なのです。

・ そもそも、最初に地球人(アメリカンな人たち)が自信満々に送りつけた信号だって、こちらが「友好のあかし」と思っているだけで、相手にとってもそうである保証などどこにもない。 共通言語など無いというに、どこから来たのじゃその自信は・・・。

・ で、「来いよコノヤロー」と言われたので律儀にやって来たエイリアンは、一応地球人の出方を見守っていたのだけども、アホな主人公の迂闊な行動と駆逐艦の警告音や威嚇射撃で火をつけられ、一気に戦闘モードになってしまうという。 おい責任者ちょっと来い。

・ 会話の成り立たないエイリアン(異国人)と、どのようにしてコミュニケーションをとればいいのか。 少なくとも、いきなり平手で打つような方法でない事だけはたしかだと思いますねぇ。 とりあえず、アイラブユーから始めよう。

・ あと、本作は実は「海兵隊かっこいい」でも「エイリアン超こえー」でもなく、「クズ男だったぼくが逆タマに乗るまでの道」だったという。衝撃の事実がここに・・・!

・ 定職につかずブラブラしていた女好きのクズ人間(主人公)が、真面目な兄のアドバイスで海軍に入隊。 それなりにがんばるも、持ち前の自己中心的な性格が災いし除隊勧告を受けるに至ってしまう。 しかし、丁度襲来したエイリアンを奇跡的に倒し、犠牲となった兄に代わり艦長に昇進。おまけに交際中の彼女の父親である海軍の総司令官にも気に入られ、晴れて結婚の許しを得るのであった。   というのが、本作のうらのうらあらすじなんスよ!ほんとッスよ!

・ お兄さんの死もエイリアンの死をも踏み台にしてのし上がる男・ホッパー・・・!超SUGEEE!

・ で、そんなホッパーを演じていたのはどうにもこうにもパっとしない俳優さんだったのですが、後でパンフレットを見ていたら、なんと『ウルヴァリン: X-MEN ZERO』に出演していたという! え!あれガンビットだったの?!マジで?!

・ 同時期に公開される、ディズニー生誕110周年記念大作『ジョン・カーター』でも主演を張っているテイラー・キッチュさんの姿を見ていると、『アバター』『タイタンの戦い』『ターミネーター4』と主演バブルに沸いていたサム・ワーシントンさんを思い出して目頭が熱くなりますね。 だいじょうぶだよサムさん、『タイタンの逆襲』、オレは必ず観に行くからね・・!

・ かあさん・・・リーアム・ニーソンさんの目が死んでるよ・・・。

・ 真面目なお兄さんを演じていたアレクサンダー・スカルスガルドさんが、名前からわかる通りステランさんの息子さんだった・・・! お父さんとちがって最後までいい人なんですn・・(ゲフンゲフン)

・ エンドクレジットの後におまけ映像があったのですが、ここからわかるように、続編はスコットランドを舞台にした『バトルシープ』になるの予定! ダ ジ ャ レ か !


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