ブログパーツ

がっかり主婦、岡山県北部を往くの巻。(※R15+)

2012年04月07日
どうもこんにちは、アガサです。
春休みも終盤。 新学期に向けやる気スイッチを全力でオンしなければならないはずが、いまだに「どっかいこうよーねーどっかつれてってよー」と甘えモード一色のちびっこたちに、岡山の封印された暗部隠れ名所を紹介してあげようとばかりに、一路県北へと車を走らせてきましたよ。

まず最初に向かったのは、岡山県は新見市にある鍾乳洞・満奇洞です。
春らしい柔らかな日差しの隙間から、季節外れのなごり雪が舞い散るという奇妙な天候の中、曲がりくねった林道でぎりぎり車一台通るか通らないかの瀬戸際外交を繰り広げた末たどり着いた山間に、それはありました。

さんぽ12_convert_20120407002656
(※ あったあった!看板・・かんば・・  ・・・字、薄くね?)

新見市教育委員会によるありがたい看板によりますと、その昔猟師仲間から「槙の穴」と呼ばれていた洞窟に「満奇洞」という名称がついたのは、たまたまこの地を訪れていた与謝野鉄幹・晶子夫妻が意見したコトがきっかけであったとの事。
「奇に満ちた洞窟」で「満奇洞」。 どうですか、このインパクトさいこうな名称! 晶子は昭和のあだ名王だな!

さんぽ11_convert_20120407002639
(※ 洞窟の入口に至るまでに点在した廃墟。 廃墟じゃないものあるので要チェック!)

さんぽ10_convert_20120407002530
(※ 観光客に届け・・ 晶子の想い・・・!!)

さんぽ1_convert_20120407001707
(※ 大人は1000円・小学生なら500円で、洞窟に入り浸る事が可能に!こいつはたまんねえな!)

全長400メートル、散策に要する時間は約30分という説明でしたが、実際にはもっとスピーディにまわれますので、閉所恐怖症の方でも安心ですよ!
てな具合に世帯主さまを説き伏せながら、いよいよ洞窟内部へ。

さんぽ4_convert_20120407003659
(※ 作為的なライトアップでお出迎え!)

さんぽ9_convert_20120407004034
(※ 天井が低い箇所が多いので、大人はかなり苦しい姿勢を強いられる事に)

さんぽ6_convert_20120407003937
(※ じゃじゃーん!夢の宮殿もあるよ!)

さんぽ7_convert_20120407004001
(※ 夢は夢でも「ナイトメア」方面だけどな!)

さんぽ5_convert_20120407003917
(※ 緑を基調をしたライトが印象的だった窟内。 いささか目がチカチカします)

そして、満奇洞といえば何といってもアレですよね! 『八つ墓村』ですよね!

さんぽ2_convert_20120407003030
(※ 劇中「鬼火の淵」と呼ばれていた「千枚田」という場所)

さんぽ3_convert_20120407003353
(※ 『八つ墓村』のロケには、この満奇洞以外にも、岩手県の滝観洞や山口県の兼清洞と秋芳洞、高知県の龍河洞などなど全国の名だたる鍾乳洞が総動員されたそうです)

一歩鍾乳石の影に身を乗り出すと、そこには何もない「無」の空間のような深淵が広がり、別の世界へと引き釣り込まれそうな気持ちに・・・。
洞窟内に漂う湿った苔の臭いや、鍾乳石をつたってふいに垂れ落ちる雫、そして頬を撫でるひんやりとした空気は心地よさ半分恐ろしさ半分といった感じで、不思議に心を魅了されました。
軽い閉所&暗所恐怖症の世帯主さまが早々に脱出する中、ちびっこたちと鬼の美也子さんごっこに興じる母娘。


(※ ディセントごっことか地獄の変異ごっこもしたかったなぁ!)

最後に三人で「ぽっかり浮かんだ小梅ばあさんポーズ」を決め込み、満奇洞散策終了。

さんぽ995
(※ 「これは毒殺じゃない・・絞殺ですね!」 渥美清さん談)



再び車を走らせ、次に向かったのは「吹屋ふるさと村」。

さんぽ13_convert_20120407002723
(※ 超レトロ感・・・!)

標高550メートルというけっこう本気度の高い高原地帯に現存している、日本最古の現役木造校舎・吹屋小学校。
先月、最後の卒業生を送り出し、惜しまれつつも廃校となりましたが、今後も取り壊されることなく(数年後には)資料館として生まれ変わる予定との事です。
岡山県東部に位置し、世界遺産入りを虎視眈々と狙っている日本最古の学校施設・閑谷学校せんぱいには、年齢的に200年ほど敵わないものの、明治33年から変わらない佇まいは実に威風堂々としており、老いも若きも思わず口を開けて見とれてしまうことうけあいの美しい小学校でした。

さんぽ14_convert_20120407002738
(※ 昭和31・33・35年度と、三度に渡り「なわとび運動優良校」ホルダーの称号をゲット!)

さんぽ16_convert_20120407002931
(※ 昔はこういう木造校舎、いっぱいありましたよね)


小学校から歩いて5分ほどの場所には、国の重要文化財である旧片山家住宅を含む街道が。

さんぽ21_convert_20120407003109
(※ 丁稚さんが番頭さんにどやされる光景が目に浮かぶ・・・!)

そのた_convert_20120407014546
(※ これもんの街並みが約500メートルに渡って続きます)

江戸中期からは銅山として、さらに幕末から明治にかけてはベンガラという赤色顔料の製造で栄えた吹屋地区。
建物が全般的に赤褐色で統一されている様は、当時のイケイケドンドンな雰囲気を今に伝えているようです。

さんぽ19_convert_20120407003013
(※ 土日限定で、ボンネットバスも運行されているそうです。さぞかしシックリくるんだろうなー)

郷土館として公開されている商人さんの家と、先に触れた旧片山家住宅の二軒共通入場券は、大人400円・小学生200円の良心設定。
玄関脇から直通の女中部屋や、箪笥の隅に配された隠し棚、小柄な日本人ならではの細い階段など、随所に匠のこだわりが詰まった住居となっております。
両家とも、ベンガラでウシャシャゲラゲラしていた、今で言うトコロの超セレブのおうちですので、洒落た中庭があったり当時はさぞかし高級であったであろうガラス窓がはめ込まれていたりと、贅を尽くした作りとなっておりました。
ただ、しっかりとした作りではあるものの、板張りの床からは常に木造建築ならではの「染み込んでくるような寒さ」が忍び寄り、当時の人たちの苦労が偲ばれたのでした。

だいはち_convert_20120407120100
(※ 資料館に置かれていた大八車。 すごく・・おおきいです・・・)

ノロイ_convert_20120407120118
(※ 街並みのはずれにあった、『ノロイ』に出てきたような神社。 超オカルト!)

さんぽ18_convert_20120407002954
(※ せっかくなので、クリフハンガーな状態になってみた)(←何がせっかくなのかは判りませんが)



タイムスリップ気分を満喫した後は、再度車を走らせ、今回の小旅行の目玉である「広兼邸」へ。

さんぽ22_convert_20120407003125
(※ はい、みんなだいすき「多治見家」ドーン!!)

さんぽ23_convert_20120407003142
(※ 山本陽子さんが今にも駆け出てきそうです)

野村芳太郎監督の名作『八つ墓村』において、いわくつきの名家・多治見家として使用された広兼邸。
野村監督版と市川崑監督版の両方で多治見家に変身した為、今ではすっかり高梁市の観光名所となっております。

さんぽ25_convert_20120407003226
(※ こちらは大人300円・小学生150円で入場可能)

山崎努さんが血反吐を吐き、市原悦子さんが火だるまになった、思い出のおうちですが、元々は銅山の経営とベンガラの原材料であるローハの製造で巨万の富を得た庄屋どん・広兼さんちの二代目が立てた大豪邸なのだそうです。
一個人の持ち家とは思えない程のあまりの規模の大きさに、目の前にパっとその姿が映った時には「おお・・・!!!」と声が出てしまいました。
門の上には「寝ずの番」用の小部屋まであるという念の入りよう・・・ もはやちょっとしたお城クラスやで!

さんぽ26_convert_20120407003242
(※ 庭先から眼前に広がる下々の暮らし。 「あの山もこの山も、ぜーんぶ多治見家のものなんスよ」小川眞由美さん談)

さんぽ27_convert_20120407003302
(※ 土蔵キター!!)(←残念ながら、地底におりる隠し階段はありませんでした)(←まあね、まあね)

さんぽ28_convert_20120407003319

さんぽ29_convert_20120407003334
(※ 萩原健一さんが宿泊させられたであろう「離れ」)

先ほどの旧片山家住居と違い、こちらの広兼邸は庭先と台所のみ侵入可能で、住居施設にあがる事は出来ませんでした。
これだけの家屋ですので、きっとあちらこちらに隠し通路とか隠し扉とか、地底への隠し階段とかあると思うんだ・・。 いや・・必ずある・・!!! (探検したかったなぁ)

さんぽ30_convert_20120407003409
(※ 広兼邸も片山家も郷土館になっていた商人の家も、台所の天井がとても高い。 まあね、じゃないと燃えますもんね!たぶんね!)

さんぽ31_convert_20120407003424
(※ 200年ほど前には、ここで日々の暮らしが営まれていたと思うと、感慨もひとしおです)

さんぽ24_convert_20120407003208

ひととおり邸内を散策し、「ふるい!さむい!くらい!ジュースかって!」と不満を口にする回数が度を超えてきたちびっこたちに応え、後ろ髪を引かれる思いで帰り支度を始めたアガサ。
『八つ墓村』のロケ地を訪れる、という長年の夢を無事叶え、思い残すことはもう何も・・・

・・何も・・・・

・・・・

・・・いや・・ まだだ・・


・・・まだ、アレをやらなければ・・!!




じゅう
追いつけ追い越せ・・・


さんぽ33_convert_20120407003503
山崎努・・・・!!


さんぽ34_convert
フ ハ ハ ハ ハ ハ !!!

(※ ちびっこが「おとうさん・・おかあさんがうしのこくまいりに!」と叫んでいましたが、そっちじゃなくて32人殺しな!ココ重要!)



- おまけ -

と、いうことで、全ての日程を終え帰途についた我々だったのですが、山間の一本径をひた走る最中気になる看板を発見してしまいました。

さんぽ36_convert_20120407003550
(※ 金精神社・・だと・・?)

かすかに見える「珍珍の神さま」という文字と、松茸っぽいニョッキン一族が不安を誘うものの、好奇心の声に勝てず参拝してみる事に。

さんぽ37_convert_20120407003606
(※ そそりたつ階段)

さんぽ38_convert_20120407003627
(※ ・・・ん? ・・あ・・アレは・・・)

さんぽ39_convert_20120407003642
(※ ハイやっちゃったー!)

予想していなかったと言えば嘘になる、というか、完全に予想通りの展開に、大人特有のイヤラしいニタニタ笑いを浮かべるアラフォー夫婦。
そう、この金精神社は見てのとおり性欲の鬼「男根を祀る」ことで子宝や安産、縁結びなどを祈願する、とてもえげつないダイレクトな神社だったのです。

しかし、その時まだ気づいていなかった・・・。 われわれの想像をはるかに上回る驚愕の物体が、すぐ真横に鎮座ましましている事に・・・!!

一同、右向け右!

さんぽ40_convert_20120407003715
(※ ハ イ 、 ご 開 陳 ー !!)

モロ出し、というかご神体だよ! 黙れ小僧!

ご丁寧いに「女体まで用意する」という心配りが憎いばかり。


禁止2

血管の浮き具合まで再現! ・・じゃなくて、木を削って作るからある程度こういうボコボコってなるのはしょうがないんですよ!全然ちがうの!そういうんじゃなくて、ほら、コレご神体ですからね!エロくなんかない!エロくなんかないけどちびっこは見ちゃダメ!

禁止

反対側から見てみると、もはやモザイクを入れざるを得ない程のリアリティ重視な訳ですよ。
そりゃもうね、入れますよ! だって有害ブログ指定受けたくないもん!
ていうか、どないやねん! とオレは叫んだね。どないやねん!と。(※動揺の為二回言いました)
果たしてここまでする必要があったのか・・・?! 
いや、あったのだろう!  なぜならコレは、あくまでご神体なのだから・・!!

取り憑かれたようにチン・・ じゃなかった、ご神体の写真を撮りまくった後、苦笑いを浮かべる世帯主さまと共に「キモーイ!」と逃げ出すちびっこを追いかけつつ、階段参道を降りる事に。
しかしその時、われわれは再び目を疑う光景を目の当たりにした・・!

さんぽ992
(※ 使用済みのイチモツご神体が・・!)

登りの時点では全く気付かなかったのですが、なんと階段脇に役目を終えたチン・・じゃなかったご神体が、無造作にも打ち捨てられているではありませんか。
もしくは失敗作なのか?! 職人さんはどっか気に入らなかったのか?! 張り具合とかが?!

さんぽ994
(※ 無 残 ・ ・ ・ !)

しかも一本じゃないというね! もしかして神社のあちこちに、この手の使用済みディルd・・ご神体が捨ててあったのでしょうか?! 確かめたくないケドも!
ちなみに、世帯主さまはこの横を通るとき、少しだけ刹那そうな表情を浮かべていました。おとこのこだもんね!

さんぽ44_convert_20120407003901
(※ ご神体を探せ!)

こうなってくると、なんだかもう見るもの全てにコケシ・・じゃなかったご神体が隠されているような気がして目眩すら感じてしまいますね! 万物に宿る金精神の魂・・!!



満奇洞は、岡山市内から車で約2時間半~3時間(中国自動車道・北房ICからは、車で約30分程度です)。
吹屋ふるさと村は、岡山市内から車で約2時間程度(JR伯備線・備中高梁駅から備北バス「吹屋」行きに乗ると約一時間で到着します)。
気軽に行くには少々ハードルの高い場所ですが、どちらもとても見ごたえがありますので、のんびりとした小旅行をお考えの方は、是非一度遊びに行ってみてはいかがでしょうか。
ちなみに、以前ご紹介した「川上ふれあい漫画美術館」は、この地区から車で約1時間半程度の所にありますので、お泊まり覚悟で岡山県北を楽しむのもまた一興かもしれませんネ!

さんぽ35_convert_20120407003535
(※ 次はかならず浴衣と白塗りにも挑戦するんだ・・・!)(あと、落ち武者の格好して峠でフハハハってやるんだ!)


関連記事
吉備川上ふれあい漫画美術館訪問時の思い出

     ♪♪どちらのバナーでもどうぞご遠慮なく♪♪ →   にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ


※当ブログで使用しているイラスト等の著作権は、全てはアガサにありますので、転載、二次加工、再配布の際は一言ご連絡下さいませ。