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『エルム街の悪夢 5 ザ・ドリームチャイルド』

2006年08月14日
前回のおさらい
主役・・・アリス
犠牲者・・・キンケイド(小デブ) ・ ジョーイ(むっつりスケベ) ・ クリスティン(パトリシア・アークエットの続投ならず) ・ シーラ(ガリ勉) ・ リック(師匠はノリユキ・パット・モリタ) ・ デビー(フレディを痴漢と勘違いしたのが運の尽き)
フレディの変態度・・・
フレディのセーター・・・新品
監督・・・レニー・ハーリン



ニューヒロイン・アリスという花形女優を迎えて、ますます勢いを増すフレディ一座

・・・勢いだけだと言う声も聞こえて来るような来ないような。

前作で見事フレディ撃退に成功したアリスとダン。
『ドリームチャイルド』というサブタイトルに一抹の不安は過ぎりますが・・・。
・・・まさか・・
・・アレじゃないよね・・。
若い二人の節度ある行動に期待しつつ、第4作スタートです!


フレディを封じ込めたアリスとダンは、無事高校の卒業式を迎えていました。
陽気な友人たちや、来たる夏休みに向けて脳みそがゆるみがちなダンとは正反対に、アリスはとある悪夢に悩まされていました。
その夢の中で、アリスは“アマンダ・クルーガー”、 つまりフレディの母親になっており、狂った囚人達に襲われているのです。
不吉な夢に怯えるアリスに、呑気なダンは
「要は君が、フレディを呼び起こさなければいいんだよ」
と、ありがたいアドバイス。

しかし、アリスの夢は止まる事を知らず、ついに悪夢はフレディ出産シーンに。
・・呼び起こしていないんですが・・・。
・・ま、いっか。

アマンダ・クルーガーのお腹から、割と安産で出てきたのは・・・


あ、あ、悪魔の赤ちゃん!!
 これ→
20060817162820.jpg  (参考資料はこちら

 

・・じゃないのね
フレディなのね
ビックリしました。ここから違う映画が始まるのかと思って・・・

無事生まれ出た赤ちゃんフレディは、前作でアリスが彼を封印した古びた教会に突撃します。
慌てて阻止しようとするアリスの叫びも虚しく、毎度おなじみシマシマセーターに潜り込んだ赤ちゃんフレディは、見る見るうちに成長し、鉄の爪のグローブを装着して、無事復活完了です。

フレディ復活の知らせを受け、急いでアリスの元に駆けつけようとするダンでしたが、なんと車の助手席で彼に微笑みかけるのは・・・フレディ
アリスと飲もうと用意していたシャンパンを勝手に開け、一足お先にパーティを初めているフレディ
もう。 我儘なんだからン。
車がダメなら、とバイクに乗り換えて、アリスの元に急ぐダンでしたが、チョット待て!それは他人のバイクだよ!(交通標語風)
案の定、バイクは勝手に暴走。
その上、部品や配線がダンの体に入り込んできて、バイクとダンは一体化。
人間バイクの完成です。
次世代の仮面ライダーみたいな風貌に成り果てたダンは、トラックに突っ込んで大破します。
悲しみに暮れるアリスでしたが、そんな彼女のお腹には、既にダンとの愛の結晶が息づいていたのでした!
今までは夢の中だけでしか悪さが出来なかったフレディが、垣根を越えた悪巧みに着手できたのも、ひとえにこの赤ちゃんが居たからこそ。
お腹の中で眠り続ける赤ちゃんは、言ってみれば夢のコンビニエンス・ストア。
年中無休、24時間営業なのです。
アリスの赤ちゃんの夢を栄養素に、止まる事を知らないフレディの変態行為

それを察した妊婦アリスが、周囲に 「ダンを殺したのはフレディなのよ!夢なのに夢じゃなかったのよ!」と、毒電波を発している間にも、フレディの魔の手は友人達に伸びて行きます。
芸能界入りを目論むママから、厳しい食事制限を課せられていたグレタは、給仕のフレディに無理やりおかわりさせられて、102405.jpg満腹ふとる状態(←30代限定ネタ)
に。

「もう食べられないよ~」(←ダメ押しネタ)とばかりに、グレタは窒息死。
グレタに激しく片思い中だったアメコミおたくのマークは、愛しい人を失ったショックからアリス説に傾倒します。
ただ一人、アリス説に冷たい視線を送っていたイヴォンヌでしたが、夢の中でフレディにセクハラされた事で、やっとアリスの信じるようになります。
しかし、そうこうしている間にマークがアメコミの中に引きずり込まれ、フレディにいい様に弄ばれて死亡。
ダンの両親からは痛い女扱いされ、「産まれて来る赤ちゃんを引き取らせろ」と迫られ、フレディからは「赤ちゃんの父親は俺だ」宣言され、頼みの友人もイヴォンヌ一人になってしまったアリス。
後がない彼女は、イヴォンヌにフレディの実母であるアマンダ・クルーガーの遺骨を探させ、自分は夢の中でフレディと再び対決する事を決意しますが・・・。




シリーズも5作目ともなると、設定に多少の無理は生じるモノ。

でも、
多少じゃ済まない場合はコレ、どうしたらいいんでしょうかねぇ? 
えぇ?!


エルム街の末裔たちを血祭りに~
とか
夢の中でならおいら無敵なのさ~
とかいった掟(制約)は、もはや遠い記憶の彼方に飛んでいったエルム街シリーズ

復活の理由もよく判らなければ、母・アマンダ再登場もいまいち意味不明。
第3作では、あちこち徘徊してはフレディ対処法のヒントをばら撒いていたアマンダが、今作では塔の一室に封じ込められて身動きが取れない。ってどゆこと?

無敵のフレディを封じ込める事が出来るのは母親だけ。って言われてもねえ・・・。
そしてそんな母・アマンダに、意外に頭が上がらないご様子のフレディ
「クソばばあ! こっち来んな!」
「悪い子ね! メッ!!」

って、親子ゲンカなら余所でやって貰えませんかねぇ・・・?
人の夢の中で母ちゃんに怒られてスネるフレッド・クルーガー(推定38歳)

と言うかもう、スタッフのベクトルがハッキリと特殊効果メインに向かっています。
頭の中は「どんな特撮してやろうか」と言う事でいっぱいで、ワクワクテカテカしているのが見てとれるんです。

お陰で「赤ちゃんの見る夢」といういかにも意味ありげなモチーフも、なにやらよく判らない母子愛モノにすりかわっていますし、それよりなにより、今回一番の売りであった
夢を見ていないのにフレディが悪さをする
という設定も、
「え? 今寝てたんじゃないの?」
とどっちかよく判らない(どっちでもいい)描写のせいで曖昧になってしまっています。

悪夢というよりフレディの悪ふざけばかりになってしまったシリーズ第5作。

犠牲になった友人たちも、揃いも揃って特殊メイク顔での最期とは・・・。
役者冥利には間違っても尽きないでしょうね。

「俺さぁ、エルム街に準主役で出てるんだよね」
「え?どれどれ?」
「これだよ、これ」
「え? どれ?」
「これ! バイクに跨ってるやつ!」
「え・・・? どこからが人なの・・?」

そんな苦い青春の1ページを残していった、『エルム街の悪夢 5』。
一体、終着駅はどこにあるんでしょうか。

一つだけ確実に言えるのは、
柳の下のジョニー・デップは生まれない
と言う事と、
避妊には気を付けよう
と言う事です。(あ、二つだった)


今回のフェイバリット・フレディ
20060817220455.jpg←赤ちゃんフレディ


20060817165004.jpg←で、こっちが『悪魔の赤ちゃん』

一緒じゃん・・




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