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『エルム街の悪夢 4 ザ・ドリームマスター/最期の反撃』

2006年08月10日
前回のおさらい
主役・・・クリスティン&ナンシー
犠牲者・・・フィリップ(あやつり地獄)・ジェニファー(テレビ地獄)・タリン(お注射地獄)・ウィル(なんちゃってハ○ー・ポッター)・ナンシーの父ちゃん(殉職)・ナンシー(暁に死す)
フレディの変態度・・・
監督・・・チャック・ラッセル


前作のパート3で、変態 VS 闘う美少女と言うハッキリした方向性が示された 『エルム街の悪夢』シリーズ
快調に観進めて、いよいよ第4作目に突入です。

正直、ちょっと胸焼け気味です。

守護神ナンシー亡き今、誰がシマシマセーター野郎のセクハラ行為を阻止できるのか?

シリーズ第4作、いよいよ出陣です!

あらすじ
廃車置場に放置されていたフレディのお骨。
ナンシーの尊い犠牲の下、それを穴に埋めたことで無事フレディを成仏させる事が出来たクリスティン・ジョーイ・キンケイドの3人は、平和な学生生活をエンジョイしていました。

ところが、またもやクリスティンの夢に現れ始めたシマシマセーターの不吉な影。

戦友2人に注意を促すクリスティンでしたが、能天気なジョーイとキンケイドは笑って聞き流すばかり。
虎視眈々と復活の時を狙っていたフレディは、まずは手始めにキンケイドを夢の中で“自分が埋められている廃車置場”に連れてきます。
ペットの犬が「ココ掘れワンワン」とばかりに掘り起こしたお陰で、無事フレディは復活。
事の重大さにやっとこさ気付いたキンケイドは、クリスティンに助けを求めますがあえなく死亡。
間髪入れずにフレディが向かったのは、ムッツリスケベのジョーイ。
前作で、フレディ扮するエロナースにまんまと騙され、痛い目にあったジョーイだったのですが・・・、
父さん、哀しいかなムッツリの性根は昏睡状態を体験したくらいでは直らなかったようです。
またもや前作同様、エロいギャルに誘われてフラフラっとなったジョーイ。
当然ながらその正体はフレディな訳で。
哀れジョーイはフレディのえじきな訳で。

戦友2人を亡くして錯乱したクリスティンを心配そうに見守る、ボーイフレンドのリックと、その双子の妹でクリスティンの親友のアリス。
ちなみにリックは“なんちゃってベストキッド”のようですが、80年代と言う事で、ここは目を瞑りましょう。

しかし2人の心配も虚しく、クリスティンもまた悪夢の中でフレディの手にかかって、あえなく死亡してしまいます。

その、クリスティンの最期の夢の中に呼び寄せられたアリスは、いち早く史上最大の変態野郎の存在を認めますが、周りの友人や兄(リック)がアリスの訴えを信じる筈もありません。
美少女アリスに目をつけたフレディは、アリスの夢に彼女の友人たちを誘い込ませ、次々と殺害していきます。

不思議な事に、アリスの夢の中で死んでいった友人達の特技は、彼らの死後、アリスに備わって行きます。
一つ、また一つと特性を手に入れたアリスは、最後に残された片思いの相手・ダンをも狙うフレディに、命がけの戦いを挑むのでした。
アリスはフレディのセクハラに終止符を打つことが出来るのでしょうか?



ここで問題です。

そもそもフレディは、どうして人を襲っていたのでしょうか?

A 好きだから
B 憎たらしいから
C 仕返し
D 大人の事情


では、オーディエンスを見てみましょう
A 72%
B  5%
C  9%
D 14%


ほほぅ、圧倒的多数で 好きだからになっているようですね。

しかし答えは・・・C 仕返し

そうです! そうなんです!!
何を隠そう、こんなにお茶目なフレディも、その昔は近所の子供をさらっては手にかけていたガチの異常者だったんです。
行政上のミスで無罪放免された為に、近所のみなさんに焼き殺されると言う当然の報い無念の最期を迎えていたフレディは、この世での仕返しとばかりに自分を焼き殺したエルム街の住人たち・・・ではなくその子供たちの夢に夜な夜な現れては、悪夢を見せていたんですね。

張本人の親ではなく罪の無い子供に当たるとこらへんがいかにも姑息で、フレディの器の小ささを良く表しています。


それはさて置き、そんなエルム街の生き残りたちへの復讐という大義名分を、(一応)振りかざしていた過去3作だったのですが、4作目にしてついになりふり構わぬ殺生ぶりに転向したフレディ
シリーズを続ける上では、選択の余地が無い転向ですが、

・・・それでいいのか?

ジェイソンが初めてクリスタルレイクを離れた時も、こんな寂しさを感じたのでしょうか?(ファンの皆様は)

一応作中で、新たなターゲットに選ばれたアリスに、友人が
「何故君が狙われるのさ?」
と問いかけるシーンがありますが、明らかに答えに詰まったアリスが口にしたのは、
「・・・エルム街の生き残りを狙ってたらしいのよね・・・」

うん、・・・

・・で?

そ・それだけかい?!


「よね・・・」に続く言葉も無いまま、物語は佳境に入っていき、結局肝心な部分はうやむやになったまま。

それに、動機の部分もさることながら、そもそも成仏したはずのフレディがどうして復活できたのか?という大事な部分も、犬のオシッコ炎上というまさかのハプニング映像に大爆笑しているうちに、
なんだかもうどうでもいいや・・・と言う気持ちにさせられていました。

恐るべし、シリーズ第4作。
メガフォンを取ったレニー・ハーリンといえば、勢いのある映像の連続に、つべこべ言いたい気持ちが萎えてくる作風でおなじみの人 (例:『ダイ・ハード2』『クリフ・ハンガー』『ロング・キス・グッドナイト』) ですので、当然の展開なのかもしれませんね。

先述の炎のマーキングに始まり、今回もインパクト勝負な数々の悪夢がお目見えしますが、その中でも群を抜いているのが

女学生ゴキブリ変化

フラッシュダンス風の衣装で、筋力アップに励んでいたデビー(友人その1)は、夢の中でなんと手がゴキの手に生え変わります。
そしてダメ押しでゴキブリホイホイに捕まり、果てには全身がツルツルテカテカアレに早変わり。

なんでしょうね、
このシーンに賭けるスタッフの意気込みは。

明らかに他のシーンと違うテンションを感じます。

やったんど!

希代の特殊効果、 やったんど!!


と言う気迫とでも言うのでしょうか。
「そこまでやってくれなくても・・・」
と、世界で一番アレが嫌いな私などは半泣き状態です。

で、一番のキモであるフレディの退治法
なのですが、今回アリスが採用したのは
鏡で自分を見せる
と言う物。
これは、タイトルにもなっている“ドリームマスター”の必殺技なのでしょうか?
アリスが受けている学校の講座で、その“ドリームマスター”について講師の先生がグダグダ解説しているシーンがあったのですが、その直後のリックとフレディの空手対決と言う熱すぎるカードに大爆笑しているうちに、
なんだかもうどうでもいいや・・・と言う気持ちにさせられていました。

なんか、“ドリームマスターかぞえうた”のような物があったらしいですね。
その歌の一節に、
「鏡で己の本質を見せ付けてやれ。そしたらやっつけられる」
という無責任極まりないくだりがあって、アリスはフレディとの死闘の最中に頭に浮かんだその歌を、実行したのです。

勇気あるなー・・・、アリス。
また驚いた事に、それが効いちゃうんだもの。
鏡に映った自分の姿にショックを受けた(に違いない)フレディ
図々しいようで、実は繊細な神経の持ち主だったのでしょうか?

体に封じ込めていた、“己が奪ってきた魂たち”の苦悶の叫びに引き裂かれ、フレディはあえなく消滅してしまいました。

って、ガマの油かよ。

そんなモノでお陀仏するんですか?
しませんね。

今回生き残ったアリスとダン(片思いだったのにいつの間にかカップルに・・・)が、次回作でも大活躍する事を期待しています。


今回のフェイバリット・フレディ
アリスとリックの“リフレインが叫んでる”

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あの上下巻をたった2時間半に収めた割には出来はかなりいいと言える。しかし展開が早すぎて話についていけない人などもいた気がする。おもしろい作品にはできているが展開面で★一つマイナスでこの評価。学園もののシリーズだとどうしても俳優さんの成長が顕著に見て分かり

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