ブログパーツ

『パラノーマル・アイランド』

2011年12月12日
パラ


先日、ほんのちょっとの気の迷いからツタヤ ディスカス内で「パラノーマル」検索をかけてみたら、当該作品が17本もある事を知り、激しく動揺しています。
本家の『アクティビティ』を除くと、ドジョウのその数なんと12本。 どうかしてるぜ!!
とりあえず、心を落ち着ける為【パラノーマル】カテゴリーを作ってみましたので、つらい時はこれを見て頑張ろうと(あと○本だよ・・! と)思います。

【映画について・パラノーマル】 (←どうかしてるぜ!)

という訳で、今回のパラノーマルはずばり「島」! 
「パノラマ島奇談」ならぬ「パラノーマル島奇談」の、気になる内容とは?!

あらすじ・・・
【これは実話に基づいた物語である。 
全長2600キロのグレートバリアリーフは、世界の七不思議であるサンゴ礁地帯。 
600以上も島があり、この島もそのひとつ・・・。】


1日目 ・ 二人きりの休暇を満喫する為、無人島に赴くベスとハリー。
     ・ 浜辺でいちゃいちゃ。
     ・ 浜辺で昼寝。
     ・ 目を覚ますと、二人の間近に何者かの足跡が。
     ・ 島を一周してみるも、自分たち以外の人影はなし。
     ・ 気にせず就寝。
     ・ 夜中に不審な物音。
2日目 ・ 朝目覚めると、テントの周りにベスの下着が干されていた。
     ・ 気にせず素潜り体験。
     ・ ハンディカムの映像をチェックしていると、昨晩自分たちが寝ていた姿を何者かが撮影していた事が判明。
     ・ 怯えたベスが、予定を切り上げて帰宅する事を提案。
     ・ せっかく来たので帰りたくないハリー。
     ・ コマンドーごっこをしながら、再び島内を探索。
     ・ 島の中心部に謎めいた小屋を発見。
     ・ 気にせず散策。
     ・ 島の沖合でサメ漁をしている外国人を発見。
     ・ 気にせず就寝。
     ・ 夜中に不審な泣き声。
3日目 ・ 朝目覚めると、テントの周りにナマコが吊るされていた。
     ・ 再び怯えるベスが本土と連絡を取ろうとするも、持ってきていたはずの衛星電話が行方不明。
     ・ サメ漁の外人が浜辺で休憩していたので、張り切って言いがかりを付けに行くハリー。
     ・ 何もしていない外人さんを英語で責め立てるハリー。
     ・ 返り討ちに遭うハリー。
     ・ 気にせず、今度は外人さんの船に不法侵入して電話を探すハリー。
     ・ 怒った外人さんに捕まえられ、木に縛り付けられるハリーとベス。
     ・ ベスの貞操が脅かされる。
     ・ 突如何者かに襲われ、ほうほうのていで島を後にする外人さんたち。
     ・ とりあえず助かったので、細かいことは気にせず就寝。
4日目 ・ 早起きしたベス、気になったので島を散策する。
     ・ 例の小屋で謎のノートを発見。
     ・ ノートには、昔この島に住んでいたコラールという少女の壮絶な過去が記されていた。
     ・ なまこ漁で生計をたてていたコラールは、ある日毒オコゼを踏んでしまい、半死半生の状態で浜に辿り着くが、さらにそこに居合わせた養殖業者の男どもに繰り返し強姦され亡くなってしまったらしい。
     ・ それ以来、この島にやってきた男は確実にコラールの霊に仕留められているのだという。
     ・ コラールに激しく感情移入し非業の死を悼むベス。
     ・ 気にしないハリー。
     ・ コラールのお墓をきれいにするベス。
     ・ 気にせずぼんやりするハリー。
     ・ 結局衛星電話も見つからないし、おばけに対する処置法も見つからないままなんだけど、気にしてもしょうがないので就寝。
     ・ 夜中に「逃げるなら今だぞ・・・」という囁きを聞くハリー。
     ・ テントの近くに二人分の墓穴が掘られている事に気づく。
5日目 ・ 救援を求める為、浜辺で薪を燃やす事で合意に至るベスとハリー。
     ・ 流木を集めている最中、何者かの気配を感じるハリー。
     ・ ベスを呼んでみるものの、流木集めに一生懸命で気づいてくれないので、気にせず一人で小屋に向かうハリー。
     ・ 流木を集め終わり、ハリーがいなくなっている事に気づいたベスは慌てて小屋に向かうが・・。 


ハリー
(基本ワカチコ体質なハリー。)(←死語)

いや、そこもっと気にしろよ!!

ええと、きちんと気にする皆さんの為にもう一言申し添えておきますと、ノーおっぱいですからね!お間違いなく!


世界遺産にも認定されている世界最大のサンゴ礁地帯・グレートバリアリーフを舞台に制作された本作。
怖いのはお化けなのか、それとも人間なのか。
そんなテーマを感じさせる薄ら寒いホラーとなっておりました。
・・・とは言っても、込められているであろう、そんなテーマをあえてぶっ壊そうとしているとしか思えない程、「要するに何がしたかったのかさっぱりわからんぞ!」な展開を見せますので、途中からはずっと燃料が切れかけのおんぼろセスナ機にでも乗っているような心もとなさを感じてしまいましたけどね。
落ちるのか? ここで落ちてしまうのか? いや、もう少しだけ飛んでみせるのか? みたいな。 びっくりフジツボ!

見渡す限り広がる蒼い海。 抜けるような青空。 
バカンスにあえて無人島を選んだ二人の行く末を暗示するかのように、劇中何度も映し出される、島の寒々しい佇まいは、閉所恐怖症の方にとってはおばけよりも恐ろしい存在なのではないかと思います。
いや、実際問題、本作の一番残念だった点は、こんな雰囲気抜群の舞台装置を活かしきれていなかったトコロだと思うのですよね。
もうね、おばけなんていらないのですよ。
容易に脱出出来ない孤島で、気の合わない男女がふたりぼっち。
これ以上恐ろしい状況があるだろうか! いや、ない!!

本作のオチをなんの躊躇いもなく書いてしまうと、要は、霊体のクセに実体と変わらぬ行動力を持つコラールが、携帯電話を鳴らしたり、パンツを盗んだり、ナマコを吊るしたり、ナイフで刺したりしちゃうよ! というお話だった訳なのですが、怨念モノなら怨念モノで、もうちょっと、ほら、霊らしくして欲しいのですよね。こちらとしても。
実体なんて無いのが大前提であって欲しいですし、百歩譲って「物質を掴む」のだったら誰かに取り憑いて操るくらいして欲しい。 実体を併せ持つ霊は、もう霊とは言えないのではないか。
あとね、霊はパンツ盗まないと思うんだ!しかも女の子の霊なのに! なんや、彼女はアレか!物欲の鬼か!

幻覚なのか現実なのか、その境目が不確かであればある程「おそろしさ」は増すと思うのですよ。
それなのに、中途半端に霊体(コラールちゃん)をうろつかせて、結果Jホラー(※)の無人島バージョンみたいな仕上がりに落ち着いてしまったのが、とても残念でした。
先にも書きましたが、いっその事おばけそのものは出さず、怪奇現象の原因追求の段階で疑心暗鬼になり、諍いを始めてしまうカップルの話にしちゃった方が、怖かったような気がします。
そこに「女性が虐げられていた」というエピソードが加わって、余計に「同調する女」「いまひとつ他人事な男」という構図が際立ったりしたら、より一層おそろしいじゃないですか。
あとね、そもそも論な話をしちゃうと、無人島で「付き合って間もない彼氏と10日間もカンヅメになる」という旅行プラン自体が、とんでもない暴挙だと思うのですよね。
定期船もないような島で、もし痴話ゲンカでもしちゃったらどうするのさ! 
せめて隠岐の島くらいにしときなよ! 高速船もあるよ!


と、一通り心の中でツッコミを入れたのち、そういえば本編の冒頭で「これは実話に基づいた物語で・・もにゃもにゃプスン」みたいなテロップが出ていたなぁ・・という事を思い出したのですが、どこからどこが実話に基づいているのかさっぱりわからないのですよね。
もしかしたら、ここでいう「実話」とは、「全長2600キロのグレートバリアリーフは、世界の七不思議であるサンゴ礁地帯です」という点なのかもしれない・・・ そう・・たしかにそれは、紛れもない事実なのだから・・! 


ベス
(彼氏がアレだった為さんざんな目に遭ったベスさん。 そして、女の敵は女なのだ! おっかねー!!)


(※ 呪怨+着信アリ みたいな展開になる)

     ♪♪どちらのバナーでもどうぞご遠慮なく♪♪ →   にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ


※当ブログで使用しているイラスト等の著作権は、全てはアガサにありますので、転載、二次加工、再配布の際は一言ご連絡下さいませ。