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『エルム街の悪夢 3 惨劇の館』

2006年08月09日
前回のおさらい
主役・・・ジェシー
犠牲者・・・シュナイダー(ボンテージなゲイ)・グレイディ(筋肉頭)・その他大勢A(顔をざっくり)・その他大勢B(火あぶり)・その他大勢C(その他大勢LとQに踏まれ絶命)・その他大勢D(なんじゃコリャー)・その他大勢E(夕陽丘の総理大臣)
フレディの変態度・・・
謎の人面犬が松本大洋っぽい度・・・120%
監督・・・ジャック・ショルダー



前作、ホラーの分際で野郎なんぞを主役にしてしまい、全世界のホラー映画ファンから大ブーイングを受けた(に違いない)、『エルム街の悪夢 2』。
その上、第1作のヒロインであるナンシーを、劇中の説明ゼリフで勝手に自殺扱いにしてしまうと言う、強引極まりない暴挙に出てしまいました。

まぁ、1作目のラスト(フレディ仕様の車で死のドライブ)からすれば、ナンシー死去でもさほど不思議ではないのですが・・・。

ところがどっこい、そんな不人気ナンバーワンな第2作の汚名を挽回するべく作られたシリーズ第3作では、面白さ優先という名の下に、ファンの夢を全て可能にした夢のような悪夢が実現したのです。

・・・“夢のような悪夢”には、真面目なツッコミを入れないで下さい。


あらすじ
育児放棄気味の母親の元で、寂しい生活を送るクリスティンは、毎夜顔が焼け爛れた鉄の爪をはめたシマシマセーター男に追い回されるという、悪夢に悩まされていました。
要するにフレディです。
ついには自分の手首を切る(実際にはフレディにやられた)という事件を起してしまい、精神病院に入院する事になるクリスティン。
彼女以外にも数人の青少年達が、フレディ式悪夢に悩まされていた病棟。
そこに新たに配属されたのは、なんと6年前にフレディと死闘を繰り広げた、あのナンシー・トンプソンだったのです。
今やすっかり、悪夢の権威として頭角を現している、優秀な研究者のナンシー。
しかし、過去の自分と同じ変態野郎に悩まされている若者達を見て、ナンシーは再びあのド変態と闘う決意を固めます。
精神科医のニールは、ナンシーから彼女の過去の死闘や、シマシマセーターフェチの話を聞き、最初は半信半疑でしたが、彼の前に現れた謎のシスターからフレディ出生の秘密を聞かされ、「フレディを倒す為には彼の遺骨をご供養してあげないと」と、オーラの泉で言われそうなアドバイスをマルっと信用します。

一人、また一人と若者達がフレディの罠に係り死にいたる中、ナンシーはクリスティンや残りの若者達を集めて、夢の中でフレディと闘う事を選びます。

果たしてナンシーは若者達を救うことが出来るのでしょうか?

ニールはお盆までに、クルーガーさんのご供養を済ませることが出来るのでしょうか?



こんばんは、現場の東海林です。
フレディさんを取材に来て、とんでもない方と遭遇してしまいました!
「すみません、あなた、モーフィアスさんですよね!」
「・・・」
「何にも知らずに平凡な毎日を過ごしていたネオさんを、大騒動に巻き込んだ張本人の、あのモーフィアスさんですよね!」
「・・・」
「トリニティさんに何か仰りたい事は無いんですか?」
「・・・」
「一言お願いします! モーフィアスさーん!!!

現場の東海林さんもビックリの大物俳優さんが、なんとホンのわき役で出演していました。
これもまた、80年代B級作品を観る楽しみの一つですね。


そして、これも驚き。
2作目で自殺扱いにされていたナンシーが、何事も無かったかのように自然な感じで復活しているではありませんか!

もしや、2作目自体が無かった事にされているんでしょうか?

今回の説明ゼリフによると、ナンシーは6年前に友人達(カリブの海賊やティナたち)を殺されてから、一家離散を経て必死に勉強し、無事大学院生にまで進学したそうです。

・・・お母さんは、やっぱり死亡なんですね。
その辺は容赦ないです。

そしてナンシーと言えば、悪夢のせいで一筋だけ髪が白髪になっているのがトレードマークでしたが、
・・・白髪の場所・・・  逆じゃないか?
1作目では向かって左だったのが、今回は右側に白メッシュが入っています。

やっぱりオリジナル・ナンシーとは別の人物なのでしょうか?

・・これ以上突き詰めても、何も生まれそうに無いので止めておきます。

そんなナンシーと肩を並べて、今回ヒロインとして頑張っているのは、バリバリ少女時代のパトリシア・アークエット(クリスティン)です。
今の肉感的な面影はどこにも無く、いかにもホラーファン受けしそうな影のある少女役が、実にはまっています。
夢の中でスーパーパワーを手に入れてからは、ジェッキー・チェンばりに壁を駆け回ったり、アクロバティックな格闘シーンを披露してくれて、これまたホラーファンが膝を打つ様が目に浮かぶような活躍ぶり。

ファンにとって申し分ないヒロイン2人を揃えて、3作目のメガホンを執ったチャック・ラッセル(『マスク』)は、前作の鬱憤を晴らすかのように、これでもかと言うような怒涛のフレディ祭りを展開してくれます。


冒頭からいきなり、いたいけなクリスティンを相手に『アナコンダ』ばりの喰らいつきを魅せてくれた、
スネーク・フレディ
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美味しいかい?

あやつり人形作りが趣味の男の子を、自分のあやつり人形にしちゃった、
あやつりフレディ
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満点の星空に浮かび上がるフレディ。It's a ファンタジー

テレビ女優志望の女の子を、自分のテレビに出しちゃった、
テレビフレディ
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テレビの上からこんにちは。(ちょっと苦しそう?)
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注:頭の上に見えるのはアンテナです。触覚ではありません。

元ドラッグ中毒の女の子に、特製フレディ汁を注入、
お注射フレディ
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ヤな汁だな、おい。

などなど、枚挙にいとまが無い変態行為の数々。

そこまでしてくれなくても、もう充分お腹いっぱいだよ・・・。
そう言いたくなる様な面白すぎるフレディ7変化
正しいフレディの方向性を、やっと示してもらったような、そんな気がしました。

・・・あぁ、好きなだけ突っ走るがいいさ。

俺達はいつでも、お前の味方だぜ・・・。


変態フレディ VS 闘う美少女と言う黄金の法則を手に入れて、エルム街シリーズがどこまで突き進んでゆくのか、ますます期待は高まるばかりです。

最後になりましたが、今作でフレディとのガチンコ勝負で刺し違え、あえなく散っていったナンシーを、大いに讃えたいと思います。
永遠のフレディ・ガール ナンシーと、その父ちゃんの勇姿を、私達はいつまでも忘れる事はないでしょう。



今回のフェイバリット・フレディ
鏡地獄の中で、何気に舌をベロベロ
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