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『パラノーマル・アクティビティ3』

2011年11月04日
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まずはこれを観て頂きたい。





そしてこれ。





・ ・ ・ 

・ ・

本編と予告編、全く別の映画じゃねえかコノヤロー!!



※ 以下、どうにもならない程ネタバレしていますので必ず鑑賞後にご覧ください。


あらすじ・・・
某月某日。 ケイティ、8歳の誕生日。
某月某日。 家の中でたびたび怪奇音が聞こえる為、母・ジュリーの恋人・デニスが家中にビデオカメラを仕込む。
某月某日。 デニス、仕事もせずにカメラのチェックに明け暮れる。
某月某日。 ていうかほとんど仕事が無いデニス。
某月某日。 デニス、要するにヒモ状態。
某月某日。 デニス、ジュリーにハ〇撮りの提案を持ちかける。
        ジュリー、意外とノリノリで提案をのむ。
        コトの最中に大地震が起こる。
        倒れたカメラに謎の白い影が映りこむ。
某月某日。 デニス、カメラ仲間のランディを家に招き、自分たちのハ〇撮り未遂ビデオをお披露目する。
        デニスおまえちょっといい加減にしろよデニス。
某月某日。 各部屋に仕込んでおいたカメラに、怪奇現象の数々がばっちりと映り込む。
某月某日。 それはさておきデニス、ジュリーを誘って夜遊びに出かける。
        子どもたちが眠った後、ベビーシッターの女子高生が超おっかない目に遭う。
某月某日。 デニス、ポルターガイストにびっくらかされている女子高生の映像に、色んな意味で興奮する。
某月某日。 デニスとジュリー、クリスティが高熱を出した為、ランディにケイティの子守を頼み病院に行く。
        ランディ、ケイティから「ブラッディメアリー」のおまじないをせがまれ、断りきれずしぶしぶ呪文を唱える。
        ふざけ半分の態度を8歳児から注意され、全力で呪文を唱えるランディ(推定26歳)。
        呪文が功を奏し、大規模な怪奇現象が巻き起こる。
        ていうかその家もともとポルターガイストてんこ盛りの家だったんじゃん! さらにプラスで呼び込もうとしてどうすんだよ!! バカ!おまえ大人のくせしてバカ!
某月某日。 盗撮ビデオにかまけ過ぎな点をジュリーにこってり絞られたデニス、久しぶりに本業(結婚式のビデオ製作)に精を出してみる。
        ジュリー、がっつり寝る。
        大人が物音に気付かない状況の中、ケイティが悪霊に引きずりまわされる。
某月某日。 心底怖くなった姉妹、母・ジュリーに引越しを願い出るも、「霊なんているわけない」とあっさり却下される。
某月某日。 邪悪な存在に懐疑的だったジュリー、自分の目の前で超すごい怪奇現象が起こった為、母・ロイスの家に逃げ込む事を即決する。 大人はほんと勝手だねー!!
某月某日。 ロイスのおそろしい秘密が明らかになる。


ケイティとクリスティ姉妹を知っていますか?
度重なる怪奇現象に襲われ、また、その様をホームビデオに撮られ続けるという、数奇な人生を歩んでいる姉妹のことですよ。
『パラノーマル・アクティビティ』の正当なる続編の第4弾となる今回は、そんな彼女達が一体なぜ、人生のほとんどをホームビデオに捧げる羽目にポルターガイストと共に過ごすコトになったのかが、ざっくりと説明されてゆきます。
今回明らかとなった、その衝撃の真実とは・・・
「実は、ばあさんが魔女コミュに入っていて悪魔となかよしだったから!」でした!
すごい! いや、すごくない! ていうかちょっとまてい!!!


いやね、実はね、ケイティとクリスティのおばあちゃんっていうのは筋金入りの魔女でしてね、仲間の魔女ばあさんたちと集まっては、夜な夜なウィッチクラフトに勤しんでいたらしいんですけどね、そのコミュには「自分の家系に生まれた男の子を悪魔に捧げる」という決まりごとがあったらしく、娘にさぐりを入れてみたものの「もう子どもは産まない」宣言されてしまったので、だったら孫に産ませちゃおうか、と。 そういうコトらしいのですよね。
そんでもって、孫の家に悪魔を住まわせて妹ちゃんの方と仲良くさせておいて、おねいちゃんは蚊帳の外で、散々一家に地味な嫌がらせをして疲れ果てたトコロで自分の家に招き入れ、邪魔な娘と娘の彼氏はグキってへし折っちゃって、それから孫達が大人になって子どもを産むのを待って、再び悪魔降臨させて嫌がらせ攻撃をして、邪魔な孫の彼氏や孫の夫をグキってへし折って、それから待望の初ひ孫(男児)をさらってくるという20ヵ年計画だったという・・・。



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「男児ゲット」という命題をクリアさせる為に、なぜここまで回りくどい方法をチョイスしてしまったのかねばあさんよ。 もう2周も3周も回っちゃって完全にバター状態ですよ。
わしはこんな風にだらしなく溶け出したバターさんなど、見とうはなかった!! と、涙ながらに訴えたい気持ちでいっぱいですよ! (何故自分がここまでバターに肩入れしているのかもよくわかりませんが)

確かに1作目から、山羊足の悪魔の存在は全面に押し出されておりましたので、その裏で魔女ばあさんが暗躍していたというカラクリ自体は、オカルト繋がりというコトで「なるほどなぁ」と割とすんなり納得できる話ではあるのですが、彼らの目的が「男児が欲しい」って・・・。
田舎の旧家の跡取り騒動じゃあるまいし、いいじゃんか!元気に生まれてきてくれれば、男でも女でも!(←そういう問題じゃない)
それにね、悪魔も悪魔ですよ! 魔女コミュに「おとこのこがほしーの!」と指図しておきながら、結局自らターゲットの家に住み込んで嫌がらせし続けるとか、サタンの威厳ゼロじゃん! むしろ魔女にあごで使われてる感じじゃん! ノリノリでシーツ被って徘徊してる場合じゃないよ! 「ひょっとしたら純粋に幼女好きなのかも・・」と思われてもしょうがないよ! ていうか思ったよ!
あと、チーム・オカルトの皆さんが、手に入れた男児をどうしようとしていたのかも謎のままなのですよね。
シリーズ第3作(前作)の段階で、成長したクリスティが男の子を出産していたのですが、その時だってすぐには悪魔降臨せず、1年待ってからちょっかいを出し始めていましたし・・・。 
わからない・・私には山羊足くんのきもちがわからないよ・・!


さて。
つっこみどころの宝庫のようなストーリーから一旦離れて、毎回非難の的となっている「恐怖描写」にも目を向けてみますと、こちらは過去最高といっていいほど派手になっておりまして。
今までも繰り返し登場した「急なアップ」「急な大音量」「邸内引き回しの刑」「ぶんなげ」などは勿論のこと、信じられないほどの家財道具がいっぺんに天井から降ってくるという一大スペクタクル映像まで登場。
どうやって撮ったのかを純粋に知りたくなるような、すさまじいショックシーンを前に、鍋釜が落ちたくらいで四の五の言っていた前作が、なんだか遠い昔の出来事のように感じてしまいました。 誰だよあれくらいでイスから飛び上がってたの! オレだよ!!

今回新たに加えられた「首ふりカメラ」も、非常に効果的に使われていたと思いますね。
登場人物が常に首ふりカメラの方向に合わせて歩く点は、あんまりといえばあんまりなのではありますが、さっきまで映っていた「モノ」が一瞬で消え去ったり、すぐ間近まで移動してきたり、という現象は素直にギョエーとなりましたし、カメラがゆっくりと回る間の「あーもー絶対これ反対方向にパンしたらこわいのが映り込んでるんだよー絶対だよーわかってんだよもー観たくないよー」というストレスも、心拍数を上げるのに大きく役立っていたのではないでしょうか。
もうね、ぼくなんかあんまりにも観たくなくて、途中で目をつぶっちゃおうかと思いましたもんね!いや、薄目開けて観たけどさ!

と言うことで、過去3作のパターンを踏襲しつつ微妙に手を変え品を変えることで、新鮮な驚きも与えてくれた本作。
ちょい悪ばあさんに連れて行かれた孫たちはこの後どうなってしまったのか?
過去の作品で、彼女達が大したトラウマもなく立派に成長している事はわかっておりますが、スタッフはどうやってそこにつなげて行こうとしているのか?
またもや行き当たりばったり作戦なのか?
山羊足系悪魔の真の狙いは何なのか?  ・・といった未回収の謎に決着をつけるべく、来年あたり確実に製作されるであろう第5作目を待ちたいと思います。 いや、待つのかオレ?!



- 追 記 -

・ 妹クリスティだけに見える悪魔(通称トビー)は、どうやら見上げるほどの巨躯らしいのですが、子どもサイズの物置を居住スペースにしたり、女子高生が留守番をしている時シーツを被って脅かしに行ったりと、TPOに合わせて背丈を変えているような節があって、なんというか、自分の匙加減一つみたいな感じで非常に小ずるいですね。 チェ・ホンマンなのか白木みのるなのか、ハッキリしなさいよ!

・ このシリーズの男はクズい人が多いのが特徴のひとつなのですが、今回のデニスは頭一つ抜けてクズだよ! 完全にヒモ&ニートだよ! 

・ しかし、そんなデニスだったからこそ、日がな一日家の監視カメラに付きっ切り、尚且つハンディカムも回しっぱなしという「無理めな設定」に説得力を与えられたのも事実。 だって、暇だから! もっぱら自宅警備員だから!

・ 思い起こせば、シリーズ第1作目のミカ(男)もようわからん職種だったような・・・デイトレーダーだっけ・・? 第2作目の主人公も浪人中の大学生でしたし、パラノーマルシリーズは「暇を持て余した男たち」無しでは存在し得ないのかもしれませんね・・・。 

 で、これは私の勝手な思い込みが招いた悲劇というかまぁ、自損事故みたいなものなのですけどね。
  本作の公開前から、冒頭にも貼り付けている予告編を観て期待を高めていたのですが、実際本編を観てみたら、予告にあったあんなシーンもこんなシーンもまるで無くてですね。
  「コトの起こり」とされていた「姉妹でブラッディメアリーさんの呪いを試す」シーンは「知り合いのお兄さんとおねえちゃんだけが試している」シーンに変更。
  「いもうとちゃんが二階から飛び降りるのを見ておかあさん衝撃」というシーンは無し。 
  「一同を率いて家から脱出しようとするおかあさん」のシーンも無し。
  「霊媒師っぽいおじさんが机の上にダーン!!!」も無ければ、「家が大炎上」も無し。

  家が炎上しない。

  家が。  

  燃えないの。

  屋上へ行こうぜ・・・・久しぶりに・・・キレちまったよ・・・・。

・ 「ばーさんの陰謀」という大オチを隠す(姉妹の悪ふざけが原因だとミスリードさせる)為の編集だったとしても、ちょっと無理がありすぎるというか・・。 予告編の段階でドッキリシーンをほとんど見せてしまって、本編が台無しになるのもどうかと思いますが、「もともと本編用だったんだけど無くても問題なかったシーン」ではなく「それを本編に混ぜてしまったら繋がらなくなってしまうシーン」を使って予告編にするのは、ホント、私はよくないと思います。 それでは予告の意味なんて無いんじゃないのかなぁ。

・ 以上、予告を観ていない人には全く関係ないお話でした。 グチグチとすみません。 

・ それにしても、第1作の時点ではこのお話がこんな風に「大河ロマン」的な展開をみせるとは予想だにしませんでしたよね・・。 なんでだろう・・『SAW』で回を重ねるごとにジョンの半生が小出しにされて、どんどん「正直どーでもいいヨ・・・」とげんなりなって行ったあの頃を思い出してしまうのは・・・。気のせいだよね・・うん・・ きっと気のせい・・・。

・ 次回作は、是非本作のエンディングからスタートして、ばあさんに連れ去られた姉妹が豊満バディに成長するまでが描かれますように! というか、今度こそ家が燃えますように!!


<参考記事>
『パラノーマル・アクティビティ』(シリーズ第一作目)
『パラノーマル・アクティビティ第2章/TOKYO NIGHT』 (日本で作られたシリーズ第二作目)
『パラノーマル・アクティビティ2』(シリーズ第三作目)


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