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『クライモリ デッド・リターン』(シリーズ3作目)

2011年09月06日
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あらすじ・・・
ある日、そんなに人里はなれたように見えない森の中、脱走した囚人と看守とおまわりさんと森ガールが、人喰いおじさんに出会った。
花咲く森の道、人喰いおじさんに、出会った。


近親相姦と産廃汚染の末に生まれた人喰い一家が森の木陰でどんじゃらホイ! でお馴染み『クライモリ』シリーズも、早いものでもう3作目。
「どうせ、いつものアレなんでしょ? リア充が田舎道走ってたらキチガイに捕まってわしわし食べられるっていう、いつものアレなんでしょ?」というお客さんの冷ややかな眼差しに負けず、2作目以降はがっつりビデオスルーというビジネスライクな関係にも負けず、雪にも、夏の暑さにも負けぬ丈夫な体を持ち、食欲以外なく、いつも静かに笑ってみせる人喰い一家の大黒柱、三本指おじさんが、今回も元気いっぱい野山を駆け回ります。

【三本指おじさん・思い出アルバム】
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(※ 第1作目の頃のおじさん)
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(※ 第2作目の頃の三本指おじさん。 ・・あれ?髪切った?)
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(※ 第3作目での三本指おじさん。 ・・ええと・・なんか色々と雑になってるよう・・な・・)

名脇役ジュリアン・リッチングスさん(判りやすい代表作『死ぬまでにしたい10のこと』のお医者さん役)が、見事な表現力で魅力あるキャラクターへと昇華させた、この三本指おじさん。
2作目以降は誰が中に入っているのか定かではありませんが、他の人喰い中年のみなさんが続々と脱落してゆく中、唯一レギュラー出演者として若者を狩り続けて行く姿は、人々に「あきらめない生き方」というものを教えてくれるのではないでしょうか。 

ストーリーは例によって例の如く、あるようでないような、非常にエアリー感溢れる内容となっているのですが、若干ひねってあるように見えなくもない点をあげるとするならば、「追う者と追われる者」だけではなく、そこにさらにもう一組の「追う者と追われる者」を加えたという所でしょうか。
「若いチャンネーVSおじさん」と、「囚人VS看守」、というね。 三つ巴ならぬ、四つ巴の戦い。
もちろん、途中でそのうちの二つがくっついて結局三つ巴になってしまう事は織り込み済みですよ。 イケメソとグラビアタレントっぽいのが出てきた時点で、そんな事だろうと思ってましたもん。世の中そんなものですもん。 まぁね、アガサとしましては、三つ巴だろうと四つ巴だろうと関係ないんですよ。要するに全員もげればいい。ちぎっては投げ、ちぎっては投げしてもらえばいい、と、そういう事なんですけどね。

で、アガサの意向はさておき、この三つ巴作戦がスタッフの目論み通り物語を盛り上げてくれたかというとあまり効果的だったとは言えず、敵同士がいがみ合ったり共闘したり、というせっかく楽しくなりそうな図はモッタリしすぎて緊張感に欠け、立ち上がるべき人がぼんやりしていたり、潜伏捜査官という超オモロイ肩書きを持った人は何をするでもなくもっぱら暮れなずんでいたり、ほうほうのていで人喰いおじさんから逃げてきた筈の森ガールもしょっちゅう「疲れたぜよ!」と休憩を要求してみたり、と、ひたすら間延びする要因にしかなっていなかったという。 返す返すも残念であります。

・・・

えーと、他に何かあったっけなぁ・・・(←これを書いている時点で鑑賞後10日ほど経過)(←実はもうほとんど内容覚えてない)

・・あ、そうだ、おっぱい! おっぱいの事忘れるトコだった!
この手の作品において、脱ぎっぷりのいいフェロモンねえちゃんの存在ほど必要不可欠なものはない訳ですが、本作も 「本編開始後4分でおっぱい解放、その1分後にはおっぱい串刺し」 という生き急ぐにも程があるスピード感で、パツキンのチャンネーがたわわなおっぱいを見せ付けてくれます。 
しかもそれ以降はノーオッパイという、これまたセミの一生に負けないくらいの見事な燃え尽きっぷり。  
さらば我が人生のおっぱい。  出来れば来世でまた会おう!

ええと、おっぱい以外ですと、第1作に登場した監視搭(焼却済み)が出てきたお陰で、この森があの森と同じである事がわかった、という点がとてもよかったですね。
なぜかというと、第2作は人喰い一家が大所帯になりすぎていて、なんだかとっても違和感があったもので・・。 とても同じ森の出来事とは思えない・・っていうかおまえらいつの間に繁殖したんだよ! と、問いかけたくて、でも問えなくて、唇を噛み締めた夜。
そっかそっか、アレ(※第2作)はやはり別世界の話だったのか。
いわゆるひとつのパラレルワールドだったんでしょうね。 
もしくは三本指おじさんが見た真昼の夢。
おじさんが目を覚ました時には、家族はそこに、いない。   ・・全米が泣いた!いや、オレが泣いた!!

原典回帰とばかりに狭い森の中を駆け巡り、2作目の冒頭で観客のハートを鷲づかみにした縦割りの夢ふたたび、とばかりにバージョンアップした縦割り(なんと今回は3枚おろし)をお見舞いし、「飛び出す目玉」「顔面スライス」「痛そうなワイヤーで巻かれて市中引き回しの刑」といったやる気溢れるゴア描写を盛り込み、なんとか「メシのタネ」を次に繋いだスタッフ陣。
多くのまっとうな人たちからは顰蹙を買い、少なくないホラーファンからは呆れ半分の眼差しを向けられつつも、この秋ついにシリーズ第4作をDVDリリースする彼らの姿は、人々に「あきらめない生き方」というものを教えてくれるのではないでしょうか。 

いや・・まぁ、なんだったらもうそろそろ、あきらめてくれてもいいんですけどね!

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