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『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』

2011年07月30日
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大変申し訳ないのですが、どこもかしこもネタバレしておりますので鑑賞後にご覧下さい。



第1作目あらすじ・・・
いいロボットとわるいロボットがちきゅうにやってきてケンカをはじめます。

第2作目あらすじ・・・
ちょっとぐあいがわるくてねていた、わるいロボットがげんきになったので、またいいロボットとケンカをはじめます。

第3作目あらすじ・・・
いいロボットのなかまがみつかったのでみんなでよかったねーっていっていたら、わるいロボットがやってきて、またまたケンカをはじめます。

・・・高度な知的生命体のくせにケンカしすぎだろ!おい!

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(※ 今回の裏主役・センチネルプライムさんです。 おじいちゃぁぁ・・ん!)

と言う訳で、『トランスフォーマー3』を観てきました。
「大味な映画界」における西の横綱と呼ばれている(※アガサの中で)マイコー・ベイが、もうひとつの別名・破壊王の名に恥じない壊しっぷりを今回も惜しみなく披露。
相変わらず、車のどの部品がどこに動いて最終的なロボット形になっているのかも、ロボット同士がどういう殺陣を行っているのかさっぱりわからないままに「ま、いっか。」という爽快な気持ちにさせてくれる傑作アクションとなっていました。
ビルをズタズタに引きちぎり、アスファルトを抉り出し、大空に咲き誇る大輪の花火の如く火薬を降り注がせ、思いつく限りの破壊行為を華麗にスクリーンに焼き付けるベイさんの映像マジックに、ひたすら圧倒されたわし。
なんだったらもう、ベー師匠と呼んであげてもいいくらいです。(なぜか上から目線)

ストーリーも相変わらずどうでもいいエアリーというかソフトリーというかとてもふんわりとした感じでしたので、いっその事、かたやきソバの人ことサム・ウィトウィッキーとその恋人とが繰り広げる乳繰り合いのくだりは全カットでもいいのではないかと思わなくも無いのですが、まぁ、「人間ならではの心理的駆け引き」を駆使して敵を手玉に取るといった活躍もありましたので、過去の作品に比べればかなり扱いが改善されたのかなぁ・・と言う気がしないでもないです。
前2作では「世界を救ったヒーロー」だったものの、その経歴が現実社会では全く通用せず、いまだ就職先すら見つからないまま恋人にお小遣いを貰うヒモ青年と化しているサム青年の姿が、なんというか、ネット世界では闇プログラマーだけど実生活では闇自宅警備員、みたいなせつなさを感じさせて、なんだかグっときましたね。
ただね、恋人がキャリアもお金も美貌も思いやりも兼ね備えているゴージャス美女という点はね、グっとこないですよね。
大人の事情で、前2作の相手役だったミカエラさんが降板したのはしょうがない。 
けれども、その代わりが先に述べたような出来すぎ美人で、しかもかたやきそばがナンパしてゲットしたというお手軽さがね。
初対面で好きになるか?アレを。 あんなかたやきそばを。
e+Trailers+720p+Shia+LaBeouf,Josh+Duhamel,John+Turturro,Tyrese+Gibson+stills+screenshots+photos+reviews+hot+posters+covers+wallpapers1_convert_20110730010950
(※ しかも今回は、水木しげるの漫画に出てくるサラリーマンみたいになっちゃってるかたやきそば)

人間部分はさておき、ロボット部分はと言いますと、今回もいいロボットことオートボット軍団が、そらもうカッコイイのカッコよくないのと大騒ぎでしたよ。うそ。カッコよくないはうそ。べらぼうにカッコイイです。
前作(第2作目)のジェットファイア翁に引き続き、今回も「おじいちゃん枠」としてセンチネルプライムという高齢ロボットが登場するのですが、これがまた非常に魅力的なキャラクターでして、「わしゃもうただのおいぼれじゃわい・・」と猫を被っている前半から、一気に「うそじゃボケー」とばかりに闘争心を顕に暴れまくる後半のキレ具合がとてもすばらしかったです。
その昔、ディセプティコンとの死闘の最中、重要な機密を持って姿を消したままになっていた重要人物(ロボット)であるセンチネル翁。
実はその機密とは、どんなものでもたちどころに移動させる事が出来るという超すごい転送システムであり、それを起動させられるのはセンチネル翁だけ。 
で、センチネル翁もオプティマスも、そのシステムを平和的(緊急避難や物資の輸送)に使おうと思っていたのだけれど、わるいロボットことディセプティコンのリーダー・メガトロンはそれを好戦的(兵士の輸送や武器の搬入)に使おうと狙っており・・と、またもや「重要なアイテム」をめぐる善と悪の戦いに突入するかと思いきや、実はじつは、センチネル翁本人は既にメガトロンと密約を交わしており、ディセプティコンとの闘いで壊滅状態になっている自分の故郷(サイバトロン星)の修復と引き換えに、システムをわるい事に使うことを了解していたという。 要するに超わるいジジイという事なんですね。

自分を信じ、慕ってくれたオプティマスを裏切ってしまったセンチネルじいさん。
もともとはオートボットの総司令官であったにも関わらず、自分の元部下すらも容赦なく撃ち殺す非情さの裏には、故郷を復興したいという切なる願いが秘められているのがとても哀しいセンチネルじいさん。
最後は故郷に骨を埋めたかった、センチメンタルなセンチネルじいさん。(←これが言いたかっただけ)
なんかね、もっと他のやり方はなかったのか、と腹を割って話し合って欲しかったですよね。
だって、ちまちま直していても埒があかないからって、転送システムでサイバトロン星ごと地球に移してきて、そんでもって60億人ほどいる人間のみなさんに人海戦術で修理してもらおうとかね。 あのサイバトロン星をね。 全部金属で出来ている、なんかややこしそうな仕組みの星というか宇宙ステーションを。

・・・

・・

え出 来 る か ー !!!

そりゃまあ我々地球人も機械関係にはそこそこ強いと思うけども!
まるまる星ひとつの修理は無理っスよ! あとね、持ってきた星をどこにどのように泊めておくのかさっぱり想像出来ないし! 無茶ぶりだよおじいちゃーん!

あと、センチネルじいさんの気持ちに理解を示しつつも、どことなく「でももう今は地球があるからそれでいいじゃない」みたいな諦めというか心変わりをみせ、全力で転送システムをぶっこわすオプティマスも、なかなかどうしてアレなんじゃないかと。
結局、サイバトロン星、粉々になっちゃっていましたからね。 アレはもう、直せないよ・・・。

とまぁ、楽しくつっこみながら観てきた本シリーズも今回でついに完結とのこと。
豪快なトランスフォームも見納めかと思うと、一抹の寂しさが心を過ぎったりもしますが、最後までサービス精神の塊みたいな映画を作ってくれたベー師匠に、心から感謝の念を表したいと思います。
ロボットを使ってR指定を回避しつつの「背骨ぶっこぬき」や「生きたまま四肢を引き千切る」といった切株描写はもとより、人間を一瞬で骸骨にしてしまう怪光線まで盛り込みつつ最後に相応しい地獄絵図に仕上げてくれて、本当にありがとうございました。
とても楽しい娯楽映画でした。


― 追記 ―

・ 劇中は気付かなかったのですが、センチネルじいさんの声を担当していたのはレナード・ニモイさんだったそうなのですよね。 本編でサム青年が『スタートレック』を見ながら「お、これはスポックが暴走するエピソードだな」みたいな事をつぶやくシーンがあったので、事前に吹き替えの件を知っている人にとっては、ちょっとしたネタバレになっていたということでしょうか。 スタッフの遊び心、イイ!

・ 新ヒロインの中の人が、時々ギャル曽根に見えた件。

・ やりたい放題モードになった時のマルコヴィッチさんって、本当にイイ顔をしていますよね!憎たらしいほどに!

・ そんなマルコヴィッチさんが、劇中かたやきそばに「Impress me」と言うシーンがあるのですが、パンフレットを見ていたら、「Surprise me」になっていました。 ・・セリフ、途中で変わったのかなぁ?(意味の違いは大きいと思うんだけども)

・ そんなマルコヴィッチさんとタトゥーロさんが一同に介するシーンがとても面白かったです。 どっちのおっさんも好き放題してんでやんの。 最高だなおい。

・ アイアンハイドさぁぁぁぁ・・ん!!。・゜・(/Д`)・゜・。

・ 前作(第2作目)のピラミッドに続き、今回はなんとあのアポロ計画に隠された真相が明らかに!! 
キミは知っているか・・・なぜ人類は、1972年以降月に行っていないのか・・・

なんだよ!

・ 焦土と化したシカゴの片隅で、絶望に顔を歪めるかたやきそばの前に颯爽と現われるオプティマスの姿を、私はいつまでも忘れる事はないでしょう。 金属の集合体であるロボットをここまで男臭く、かっこよく描く事が出来るのか、と、心の底から感動しました。 本当におもしろかったです!すばらしい映画をありがとうベー師匠!!
 

<参考記事>
『トランスフォーマー』(第1作目)感想
『トランスフォーマー/リベンジ』(第2作目)感想


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