ブログパーツ

『マイティ・ソー』

2011年07月07日
olly_moss_thor-thumb-550x818-53754_convert_20110707101041.jpg
「そ~らを自由に、と~びた~いな。」 「はい、トンカチ~!」

あらすじ・・・
金髪碧眼の肉襦袢が、類稀なるトンカチで悪者をどついたり建物をぶっこわしたり蒼空高く舞い上がったりします。

『スパイダーマン』『アイアンマン』『ファンタスティック・フォー』『X-MEN』などなど、アメコミを華麗に映画化した作品が世界中を熱狂させてゆく中、またひとり、新たなヒーローが誕生。
先に挙げたコミックについても、名前くらいは聞いたコトがあったものの詳しい設定や相関図などは全くわからない、つまりそんなにアメコミに詳しくないアガサが、今回初めてその存在を知ったヒーロー。 
その名は「ソー」。
北欧神話に登場する雷神トール(Thor)をベースとしたアメコミの主人公で、宇宙の彼方に位置する「アスガルド」に生まれ、父親は「全ての神々の王」として何千年もの間アスガルドやその他の星星を統治してきたオーディン。

ま、要するに超つよい宇宙人ってコトですね!

超つよい宇宙人の中でも更に腕っ節の強いソーが、長年微妙な和平関係を維持してきた敵国・ヨトゥンヘイムに、勝手に殴りこみを果した事で父王の怒りをかい、パワーを奪われ地球に追放されるトコロから物語は始まります。
実は、この殴りこみの裏には、ソーの弟・ロキの裏切り行為が隠されており、ヨトゥンヘイムに対する疑念を植えつけたのも、怒る兄を宥めるフリをしてそそのかしたのも、地球へ追い出させたのも、全ては「強いはかっこいいわモテるわカリスマ性はあるわ頼りがいはあるわの兄を亡き者にし父王の寵愛を一身に得たい」という、彼の謀略によるものだった訳なのです。

ま、要するに兄弟喧嘩ってコトですね!

ソーの相棒は、「死にゆく星の心臓」というメチャクチャ底力がありそうな原材料をもとに作られた「ムジョルニア」と呼ばれるトンカチ。 
ソーの追放とともに地球に落とされたムジョルニアは、一般市民が一生懸命持ち上げようと試みるも全く歯が立たず、国家の特殊機関にも仕組みを解明することができず、こっそり拾いにきた宇宙人・ロキですら持ち上げる事が出来ません。
当然の事ながら、パワーを失った元所有者・ソー自身に対しても、なんの反応も示さないムジョルニア。
相棒との絆を断ち切られ、さらに自分の思いあがった行動のせいで母国が危険に晒されている事を知ったソー。
「滅法強いスーパー肉襦袢」から「ただの肉襦袢」に成り下がってしまったソーは、地球で初めて出会った女性・ジェーンから慈愛の心を学び、さらに、地球に呼び戻しにきた宇宙人仲間を危機から守る為、我が身を犠牲にしようとした事で「愛ある肉襦袢」へと成長し、再びその手にムジョルニアを握り締めます。
この、トンカチを取り戻す時のくだりが、物凄く熱くて、おもしろくて、絶望が一転して勝利の祝砲へと変わる瞬間は、全身が粟立つ程の興奮に包まれてしまいました。

ま、要するにとにかくもうガツーン!!ってドシャーン!!ってウガー!!ってなるんですよ! オノマトペー!!

と、このように、初夏の筋肉まつりのような様相を呈しているムキもある本作なのですが、演出家としても俳優としてもシェイクスピア作品と深く関わり続けてきたケネス・ブラナーがメガフォンを執った事で、絢爛豪華な舞台劇を見ているような瞬間を生み出す事にも成功。 アクション部分、ドラマ部分、ユーモラスな部分共に申し分ないバランスで盛り込まれていたと思います。
心の底から「あー!おもしろかったー!」と言いながら、ほっこりとした笑顔で帰途に着くことが出来たのでした。
アメコミの映画化って、どれもこれも確実に楽しめますし、必ずと言っていい程高い満足度を得られるトコロがホントにすごいと思います。  それに比べて日本の漫画の大規模映画化ときたら、トモダチのアレとか上戸彩のアレとか「おいらの名前はどろろってんでい!ベベンベン!」っていうアレとか、なんかもう剣山で頭を掻き毟りたくなるようなアレなナニのまぁ多い事・・・。 
とりあえず、主役が無名でも映画は作り手次第でどこまででも面白くなるんだ、という事を、日本の映画界のえらい人にも教えてあげたいものですね。

ガタイのいい男性はどちらかというと苦手なアガサでも思わずためいきを漏らしてしまうような「全身お肉」っぷりが目に眩しいクリス・ヘムズワース(※ソー)の愛嬌溢れるキャラクター、
これでもかというほどの空気っぷりを発揮する浅野忠信(※ホーガン)
「思慮深く偉大な王」と言われているけれど、実は敵の赤ちゃんをのちの和平に利用する気満々でちゃっかり持ち帰ってしまうような狡猾さを兼ね備えてもいる、俺様キングダムなサー・アンソニー・ホプキンス(※オーディン)
じっとりとした目つきと「仲間と一緒にいるのにハブにされている感」がたまらなく愛しいトム・ヒデルストン(※ロキ)
その他にも、オスカー女優ナタリー・ポートマン(※ジェーン)やラース・フォン・トリアー作品でお馴染みステラン・スカルスガルド(※ジェーンの仲間の博士)、久しぶりに見たレネ・ルッソ(※ソーのお母さん)などなど、魅力的なキャストもてんこ盛りで、次に続くであろう『アベンジャーズ』はもとより、『マイティ・ソー』自体の続編製作も大いに期待したくなるような楽しい映画でした。
夏のお供におすすめです。



-追記-

・ 敵国・ヨトゥンヘイムというのは、氷の巨人たちが暮らす星なのですけれども、この巨人たちがみんな同じ顔だった(微妙に違うのかもしれないけれど、AKBの顔すら区別出来ないようなポンコツまなこのアガサには到底判別不可能)せいで、誰が王様で誰が雑魚キャラなのかさっぱりわからなかったのですよね・・。  「アレ?! もうボスやっつけられちゃった?!」と思ったらもう一人出てきたり・・王冠でも被ってくれてればナア。

・ そんなヨトゥンヘイムとの激しい戦いの末、巨人の王・ラウフェイをこてんぱんにしたオーディン。 氷の王宮の片隅で見つけたラウフェイの赤ちゃんを拾って帰ってしまうのですが、おまえマジそれ犯罪だかんね! そういう時は、「もしもし、これお宅のお子さんじゃないですか?」って先方に聞こう!すぐ聞こう!!

・ 王家の継承者は略取されるわ、大事な家宝は取り上げられるわ、強烈なレーザービームでロックオンされ続けている為いつ焼き討ちにされるかわからないわ、弄ばれるわ、いきなり攻め込まれるわのヨトゥンヘイム王国が気の毒でなりません。 ラウフェイさんはもっと毅然とした態度で遺憾の意を表明してもいいと思う。

・ ソーとつるんでいる「伝説の3戦士」がほぼ地球人レベルの戦闘力しか持っていなかった件。 「困った時のソー頼み」にも程がある。

・ 史上初!ドロップキックを繰り出す神様! ザ・肉弾戦!

・ いちおうナタ子さん(ナタリー・ポートマン)がヒロインという事になっているのですが、アガサは断然アンジェラ・アキ推しです!
thor.jpg
(※ハリウッドのアンジェラ・アキことダーシーさん)(※中の人はカット・デニングスさん)

まあ・・、ほら、・・アレだ、とりあえず踏まれたいよね!


     ♪♪どちらのバナーでもどうぞご遠慮なく♪♪ →   にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ


※当ブログで使用しているイラスト等の著作権は、全てはアガサにありますので、転載、二次加工、再配布の際は一言ご連絡下さいませ。