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『ドーン・オブ・ザ・デッド』

2006年09月03日
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ケネス巡査。(向かって右) 
突如ゾンビ化した群集から逃れ、逃げ込んだショッピング・モールで、集まっていた民間人を命がけで守り、何とかクルーザーで海上へ避難する事に成功。
しかし、流れ着いた地にも待ち受けていたゾンビ達により、あえなく命を落とす事になる。

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・・・のちのビッグ・ダディである。(中央)



いきなり、ホラーマニアでないとさっぱり意味が通じない文章で幕が開きました、今回のレビュー。

のちの
が言いたかっただけなんです。
どうもすみません。

注:ビッグ・ダディとは、ゾンビ界の巨匠ロメロによる“リビングデッド4作目”、『ランド・オブ・ザ・デッド』に出て来る黒人のゾンビの通称。
ちなみに彼は史上初の知能を持ったゾンビです。


『ドーン・オブ・ザ・デッド』 を初めて観たのは、『ゾンビ』を観るよりも前の事でした。
つまり、リメイク版をオリジナル版より先に観てしまっていた訳なんです。
そんな訳で、噂に名高い走るゾンビにも、対して違和感を感じなかった私。(さらに以前に『28日後・・・』を観ていたからかもしれませんが)

そんな自分に空手チョップだコノヤロー!

すみません。
オリジナル版を観てしまうと、やはり断然そちらの良さが光りますね。
ゾンビは歩いてなんぼ
今なら胸張ってそう言えます。


リメイク版と銘打っていますが、オリジナルとは似て非なるあらすじは、
救急看護士のアナは、夫と郊外の一軒家でラブラブな生活を送っていました。
しかしある日突然、謎の感染症によって街はおろか国中がゾンビだらけになってしまいます。
愛する夫もゾンビになってしまい、一人車で街から逃げ出すアナ。
ボンヤリしていたせいで車がクラッシュし、途方に暮れていた彼女は、同じように方々から逃げてきた ケネス巡査 ・ セールスマンのマイケル ・ 密売人のアンドレ ・ アンドレの妻 と、とあるショッピングモールに逃げ込みます。
そのモールを支配していたのは、モールの警備員たち。
最初は横暴な警備員たちの言いなりになっていたアナたちでしたが、ある日モールに新たな生存者がやって来た事で、警備員たちを逆に鎮圧します。
モールの周りを、数え切れないほどのゾンビたちが取り囲む一方、アナやマイケル他10数人の生存者たちは、モールでの気楽な生活をエンジョイしていました。
しかし、いつしかテレビでのニュースも途切れ、モールの食料にも底が見え、生存者の中にも感染者が出始めた事から、アナやマイケル達はモールを捨て、新たな逃げ道を探す事を決意します。
車を改造し、生存者の中の1人が所有するヨットで、海上に逃げる計画を立てたアナ達。
後は決行の日を迎えるだけ、と言う時、仲間の1人・ニコールの勝手な行動で、すべてが狂い始めます・・・。

果たしてアナたちは、ゾンビの群れから逃げ延びる事が出来るのでしょうか?


オリジナル版が極限の状況下に於いても変わる事のない人間の本質を小気味よく描いた人間ドラマだったのに対し、リメイク版はハッキリとアクション路線一直線に仕上がっています。

とにかく、ゾンビが走る今となっては、アクションに走らずして何に走ると言うのですか? 

大体、生存者との見分けも付きにくいしね!
撃って撃って撃ちまくって、尚且つ逃げる時は本腰入れて走らないと、直ぐ追いつかれますよ。
怖い怖い。

さて、そんなアクション巨編・『ドーン・オブ・ザ・デッド』
ゾンビシリーズでは画期的とも言える、ゾンビになりつつある妊婦さんの決死の(いや、もう死んでるのか?)出産シーンあり、死ぬか生きるかの瀬戸際だと言うとるのに、アホなギャルは犬を助けに単独行動してくれたり、ラストはモールの送迎車を装甲車並みに改造して、ガスボンベを爆破させながら脱出してみたり、と、アクション巨編の名に恥じない大味なエピソードを披露してくれます。
その顛末のお粗末さは言うまでも無いのですが、それ以外にも、編集が荒かったのか?脚本が荒かったのか? 肝心な所でシーンがポンポン飛んでくれるので、アレ?今のどうやって逃げたの? などと思うこともしばしば・・。

でもいいんですね。アクション映画ですから。 
多少の事には目を瞑りましょう。

が、しかし!
どうやっても目を瞑れない出来事が、観客の目に飛び込んできたのであります!
装甲車でゾンビの群れからの脱出を計る一行。
車体に開けられた隙間から、まとわり着いて来るゾンビたちを撃ったり、手斧で切りつけたりと攻防戦が続きます。
その中で一番激しい攻撃法が、チェーンソウの歯を隙間に差し込んで、ゾンビをまっぷたつ攻撃
一見、威力抜群の様なこの攻撃法ですが、装甲車内でチェーンソウを手に取ったのは・・・

お・・ おじいちゃん・・!!??

なんと、若い衆を差し置いて、一番足腰の弱そうなお爺ちゃんが
「わしに任せんしゃい!」
といきり立ってしまいました。

・・・危険だ・・!
危険すぎるぜ、そのミッション・・・!!


そう思った瞬間、車が揺れてお爺ちゃんはチェーンソウを持ったままヨロケてしまい、横に居たフェロモンギャルの肩口にグッサリ斬りつけてしまいました。
ゾンビ斬らずに味方斬っちゃったよ・・・。
結局、お爺ちゃんが乗り合わせていた装甲車は横転。車内の人間はほぼ全滅してしまいます。
この、お爺ちゃんがやっちゃったシーンが、本編通して一番のショッキングシーンであり、私は強く思ったのでした。
お爺ちゃんにチェーンソウ持たせちゃダメだって・・・。

持たせるんならもっと・・・
もっとホラ・・
似合う人がいるじゃない・・ そう・・・
・・あの人のように・・・


20060902231110.jpg ホッパーさんのように・・



!!

だから出てたのか・・・!
注:デニス・ホッパーさんは、ゾンビ界の巨匠ロメロによる“リビングデッド4作目”、『ランド・オブ・ザ・デッド』に、街の支配者カウフマン役で登場。
チェーンソウを装着するかどうかは・・・  その目でチェック!
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