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『スカイライン-征服-』

2011年06月28日
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親方!空から・・じゃなかった、空に女の人や男の人やおじいさんやおばあさんや、とにかく沢山の人がまるでゴミのように!

あらすじ・・・
3日でわかる、人類捕食計画。


UFOの姿を探して空を見上げるようになったのは、いつごろからだっただろうか。

初めて「UFO」を見たのは、テレビか映画の1シーンではないかと思う。
作り物くさくて、実際に存在するとは思えなかった丸い物体。
それが、尽きない関心の対象となったのは、小学校4年生の頃に読んだ「世界七不思議」という子ども用ムックがきっかけだった。
写真とイラストを織り交ぜつつ、ネッシー、魔の三角地帯、アトランティス大陸、キャトルミューティレーション、人体自然発火現象といった摩訶不思議な事象を紹介するという、今だったら間違いなく洋泉社あたりが発行しそうなオモシロ本の中で、多めのページを割いて説明されていたUFOの目撃談。
アメリカの片田舎で農夫のおじさんが遭遇したオレンジ色の光。
偶然撮られたお椀の様な形の空飛ぶ物体。
世間はそれを「アダムスキー型」と呼ぶんだぜ、と教えてくれた矢追純一のテレビ番組も、さらに私の心を燃え上がらせた。

肉眼で見るUFOの姿はどんな様子なんだろう。
どんな風に飛んで、どんな光を放って、そもそもどんな目的で「付かず離れず」みたいな距離を徘徊しているのだろう。
実際に遭ったら多分怖い。 でも見てみたい。
小学6年生の頃には、訳のわからない熱情に突き動かされるがまま仲間を募って近所の鉄塔下に集まり、UFOを呼ぶような子どもに育っていた私。
そのころから今に至るまで、私の空の上にUFOは現われていない。
ゆえに今も私は、空を見上げてしまうのだ。
そこに、ぺかーっと輝くまばゆい物体が漂っていないかを確認する為。

さて。 本物のUFOとは縁遠い人生だったが、目の前のスクリーンでは実に多種多様なUFOが飛来しては消えてきた。
戸惑う人々をからかう様に高速で飛び交うUFO。 迷子のUFO。 実は地面の下に潜んでいたUFO。 ちっちゃいUFO。 ジャイアントUFO。
空を埋め尽くしたり、覆ったり、ちょこまかとうろついたりするUFOたちの姿に、私はいつだって無い胸を躍らせてきた。
そう、例えそれらの目的が、侵略や観察や殲滅や支配だったとしても、だ。


つまり、何がいいたいのかというと、『スカイライン』最高におもしろかったよコンチクショウ! というコトです。
『インデペンデンス・デイ』の流れを汲む巨大なマザーシップ。
「シップ」とは言ってもそれ自体が生命体であり、ひとつひとつの姿は微妙に異なっている。
数kmはあろうかという個性豊かなマザーシップが、ロサンゼルスの青い空と地上に建ち並ぶ高層ビルとの間、等間隔に浮かんでいる光景には、荘厳さすら感じてしまいました。
物語は、ある日の明け方近く、それらが空を覆ったのち、一気に無数の人間たちを吸い込む所から始まります。
何も出来ず、ただマンションに閉じこもり窓の外で繰り広げられる惨状に絶望するだけの1日目。
血気盛んな民間人の抵抗と、寄せ集め空軍による反撃が開始されるも、異性人が持つ再生能力を前に成す術無く踏みにじられるだけの2日目。
そして、全ての望みを失ったかのように見えた時、ついに最強の救世主が誕生する3日目。

限られた時間と、限られた空間(主人公が滞在していたマンションの周囲約数10km)だけを使い、人類の絶望から希望までの道のりをスピーディに描いてみせた手腕は鮮やかで、まるでロメロ3部作(ナイト・ドーン・デイ)をショッピングモールだけを使って一気にまとめてしまったかのような豪快さを感じました。
「世界の破滅」に説得力を与える為に、いちいちノートルダムやロンドン・アイやピラミッドを出す必要などないのですね。 
恐るべき吸引力を持つマザーシップや、パワー・攻撃力共にずば抜けているタンカー(全高18メートルのゴリラ型エイリアン)や、機動力の高いドローン(長い触手を持つタコ型エイリアン)が暴れまくる姿を呆然と観ているだけで、「ああ、こりゃ人間勝てないわ」と白旗を上げたくなってしまいました。
圧倒的、ってこういう事なんだろうなぁ・・と。

魅力的なエイリアンの造形、舞台設定のこじんまり加減と語られる内容のスケールのでかさによるギャップ、役立たずの泣き虫男・という過去にないヒーロー像もおもしろく、マンションから出るか否かで延々内輪もめしている生存者たちも、とてもリアルでよかったと思います。
そりゃ、外に出ればタンカーに踏み潰され、中に居ればいたで何時ドローンに見つかるかわからない様な状態で、揉めない訳ないですって!
ちなみにですけどね、アガサがもしこの場にいたら、確実にもっと揉めるような事言って撹乱させますよー。
「みんな聞いて! そもそも吸引されていった皆が死んでいるとは限らないわよ! もしかしたらあの船は、地球の危機を嗅ぎつけて人類を救出に来てくれた未来人かも!」とか「だから試しにお前行け」とか言って壮絶に仲間割れさせますからね! オッス!オレ協調性ゼロ!!

そして、世間では賛否両論・・というか否の方ばっかりのような、ラストの覚醒。
3日間に渡り、エイリアンの圧倒的強さを散々見せ付けられてきて、絶望しか残っていない状態での、この覚醒(というか生まれ変わり)・・・。
なんだよ! 最高にグっと来るじゃんか! 
え、え、なんで皆怒るの? わしなんかもう劇場で拳を突き上げたくなったケドなあ!

『第9地区』で(ハートが)焦がれたように、このラストもキター!って言いたくなってしまいました。 
惜しむらくは、本編はそこで終わってしまい、胸のすくような反撃に雪崩れ込んでくれない(続編の企画があるそうです)のですが、その予兆を充分感じさせるエンドクレジット(フィギアを組み合わせて撮ったジオラマ写真のような大暴れシーン)がこれまた素晴らしくキュートでしたので、アガサは大満足で劇場を後にしましたよ。
ロケによる実際の撮影フィルムにCGを組み合わせる方法から生まれたリアルな臨場感も素晴らしかったですし、脇キャラのおじさんによる大活躍も胸が熱くなりました。 決めセリフがバチーンと決まった時の爽快感たらないね!

長年「UFO」に憧れ、遭遇を夢見ている私にとって、この上ない贈り物のようだった『スカイライン-征服-』。
友好的でないエイリアンは怖いけれど、やはりいつか遠目でいいから、遥か彼方から来た隣人たちの姿を拝んでみたいなぁ・・と思いを新たにしたのでした。 あの、第三種でなくてもいいからね。 第一種接近遭遇まででいいですから。  そこは是非、気をつけて頂きたい。(←なぜか上から目線)


-追記-
聞くところによると、どうも巷では
スカイラインー征服ー x TENGA スカイラインー征服ー x TENGA “究極の吸引力”コラボ決定のお知らせ 

という企画が開催されているようで、これを見た多くのみなさんが一様に首をかしげていたのですけどね。
「そりゃ“吸い込む”って点では大きく外れてはいないケドさ・・・」とか「だったら掃除機のダイソンでもいいじゃない」とか。

しかし、ダイソンじゃダメなんですよ。
「強烈な吸引力」で、なおかつ「一度に数億のナニを吸い込む」というコレでなければ・・ね・・。 あとはもうわ か る な ?

と言う訳で、神秘の女体宇宙を夢見る健全な男子のみなさんは、偶然ではなく必然的にコラボした結果生まれたソレを使いつつ、吸い込まれる寸前で堪える、という荒業を習得すれば、本作の主人公・ジェロッドの様に新たな自分が覚醒するかもしれませんよ!  気になる方は是非お試しあれ!


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