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『悪魔のえじき2 デビルズ・マザー』

2011年05月02日
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誰がデビルズ・マザーなのか?

あらすじ・・・
ハンブルグに出没する連続殺人鬼について調査していた新聞記者・ポールは、犯行の手口が20年前にドイツを震撼させた、とある大量殺人に似ている事に着目。
関係者に話を聞くうちに、2つの事件の裏には恐ろしい真実が隠されている事を知るのだが・・・。



【鑑賞中にメモしていたこと】

・ 画用紙
・ 謎の中国人
・ 特殊効果もシュナース
・ 主題歌がオンチ
・ プリンセスプリンセス大人気
・ フリッツ・ホンカ
・ お腹からかんぴょう
・ 特訓シーンもあるのか
・ まだ40分しか経ってない!!!
・ えっ 銃? 今更?
・ またかんぴょう 


【解説】

マイスタ
(※ 本作の主人公・カールJrさん。 のちのマイスター。)

「画用紙」
パっと見、『悪魔のえじき ブルータル・デビル・プロジェクト』の続編のように感じられるタイトルがつけられた『悪魔のえじき2 デビルズ・マザー』なのですが、実は製作順でいうと『ブルータル』があとで『デビルズ・マザー』が前。 (※さらに言うと、本シリーズは『デビルズ・マザー』の前にもう1本存在しており、本国ドイツでは『Violent Shit Trilogy』として狭く浅く愛されているそうです)
つまり、とある監督のとある映画がヒットした為、その映画より前に作られた作品に「パート2」と名付けてなし崩しに売ってしまおう、という、『サスペリア』方式で世に送りだされたという訳ですね。
ま、売り込み方が似ているとは言っても、『サスペリア』と本作とでは「かいめんじょうしょう」と「かいめんたいぼうちょう」くらいの違いがあるんですけどね。 何?例えがわかりづらい? つまり似てるようで全然似てないって言う・・あ、もういいんですか?そうですか。
で、3作目(『ブルータル』)で特に印象的だったのが、「出てくる人がほとんどお面を被っている」というカオスな状態だった訳なのですが、本作でも冒頭登場する麻薬組織のメンバーが怪しいマスクを着用。
そのお面が黒画用紙を切り抜いただけのシロモノだったという。 
それだけの話なんですけどね。 

ここまで引っ張ってしまって、申し訳なかったと思っている。

「謎の中国人」
先述の麻薬組織のボスは、どうやら中国人マフィアのようなのですが、ブツの品質のことで登場早々揉め始め、カンフーを使った死闘を繰り広げます。 
そういえば、『ブルータル』でもカンフー青年が何人か出てきてゾンビと闘ってたなーと思ったんですよね。 
それだけの話なんですけどね。 
ちなみに、その死闘と本編とは全く関係ありませんでした。 お面のおじさんが「うおー」って出てきてカンフーの人を殺しておしまいでした。 だったらカンフーのシーンいらないじゃん、って思いますよね。 でもね、「オレ最近ヌンチャク覚えたんだ。だからやらせてよ。」って友達に頼まれたらね、イヤって言えないじゃないですか。 きっとそういうコトです。
あと、ここまで中国人キャスト重視なのは、当時つきあってた彼女がアジア系だったとか、そういうコトなんじゃないかと思います。 彼女想いのナイスガイ。 それがシュナース。

「特殊効果もシュナース」
タイトルバックで、「スペシャルエフェクツbyアンドレアス・シュナース」って出てきてビックリしました。 
ちなみに、あとで調べていたら、監督の他に、脚本、特殊効果、そして主演もシュナースさんだったようです。
何から何まで一人でやるシュナースさん。 さながらドイツのロドリゲスの如くやでー! 
ま、やっているコトが似てると言っても、ロドリゲスさんとシュナースさんでは「ゼンジー北京」と「前戯カンペキ」くらいの違いがあるんですけどね。 もう解説しなくてもいいですか?そうですか。
いやあ、それはともかく、ここまで「全部オレ」で行くんなら、いっそのこと公開規模も「オレんちのホームパーティ限定」とかにすればよかったのになぁ! すこぶる惜しい!

「主題歌がオンチ」
謎の中国人キャストによるカンフー合戦、そして突如現われたお面の男による「オレがカールJrだー!」という雄叫びの後、タイトルバックに雪崩れ込むのですが、そこでX JAPANの失敗作みたいな主題歌が延々流されるのですよね。 ああ、もう言っちゃいましたけどね。 失敗作なんですよ。 それ以上も、それ以下も、ない。 惜しくも、ない。 君が、泣くまで、殴るのをやめないッ!(←特に意味は無い)

「プリンセスプリンセス大人気」 
さて、お話は現在に戻り、事件に首っ丈の新聞記者ポールは、独自調査の末ひとりの情報提供者と密会するコトに成功します。
待ち合わせたラウンジで極秘ファイルを取り出す情報提供者。
「この写真なんだが・・」
「こ・・これは・・・!」
(こんなに遠くー はなーれたー 今もー♪)
「ま・・まさかそんな・・」
(すごーい日々はー 胸でかーがやくのー♪)
「いいか、この写真は絶対公表しないでくれ」
(熱ーく ウォウウォウウォーウ♪)

2人の会話はさておき、後ろでかかってる曲がプリンセス・プリンセスさんのSEVEN YEARS AFTERやないか!!(※歌詞を検索して特定しました)

ラウンジで語らう2人のバックに、聞きなれたハスキーボイスが流れ続けていて、誰かなーと思ったらプリプリでした。 正直、そっちの方が気になって、極秘情報が頭に入ってきませんでした。
音声同時収録(ハンディカムで撮ってるから)作品ですので、現地で丁度かかっていたものと思われます。
プリプリはドイツでも人気、と。 五朗は鼻高々だなオイ!(※岸谷五朗)

「フリッツ・ホンカ」
猟奇殺人鬼カール・バーガーの囚人仲間として、実在するドイツ出身の有名殺人鬼フリッツ・ホンカさんの名前が挙げられていました。
ググってみても、あまり武勇伝が出てこなかったのですが、このホンカさんとやらは沢山人を食べちゃった系のおじさんなんだそうで、現地ではチョーこえぇーwwって言われてるらしいですよ。(←プチ情報)
カールさんの方は言うまでもないですが、シュナースさんが考えた超こわい殺人鬼(非実在)です。 カールJrのお父さんです。
実在する人物の名前を出す事で、物語にリアリティを与えようと頑張るシュナースさんですが、それ以前の、もっと根本的な何かを蔑ろにし過ぎなのではないでしょうか。 
つまり何が言いたいのかというと、そここだわるトコじゃねえだろ

「お腹からかんぴょう」
お腹から引きずりだされる臓物が、細くて、長くて、平たくて、物凄くかんぴょうです。 おふくろの味です。
もっとほら、レバーっぽいのとか、細長いにしてもねじれてるのとか、そういうのを用意してくれる人は居なかったのでしょうか。 おふくろ以外に。

「特訓シーンもあるのか」
ホラー映画であまり見る機会のない、「殺人鬼が肉体を鍛えている」シーンを拝むことが出来ます。
とは言っても、醜いデブが上半身裸で山の中をウロウロしたり懸垂っぽいことをしたりしているだけですが。
まぁ、珍しいと言えば珍しいですよね。 きっとシュナース監督がどうしても描きたかったリアリティの部分なのだろうと思います。
先程も書きましたが、そここだわるトコじゃねえだろ

「まだ40分しか経ってない!!!」
このメモだけ、ビックリマークが3つも書いてありました。 よほどショックだったのでしょうね。
お面のカールJrさんが、エキストラの人たちを「やー!」って捌いたり、ワチャワチャと追いかけっこをしたり、「とりゃー!」って懸垂っぽいコトをしたりして、流石にそろそろ終盤だろう、と思ってビデオデッキのカウンターを見たら、経過時間はたったの40分。
今までの人生のうちで、この瞬間ほど早送りボタンを凝視したことは無かったと言います。

「えっ 銃? 今更?」
手斧とか包丁とか素手とかで甚振っていたカールJrなのですが、途中で突然銃を使い始めます。
いつも図書館で静かに本を読んでいたあの子が、夏休み明けにミニスカ茶髪ピアスで登校するのを見た時って、こんな気持ちになるんでしょうね・・ オレ、がっかりだよ・・シュナース・・・。
と、冗談はさておき、冷静に分析すると、たぶんかんぴょうが足りなくなったんだと思いますよ。 おふくろに電話だ!

「またかんぴょう」
電話をうけたおふくろが、新しくかんぴょうを炊いてくれました。
ボディカウントを銃殺で増やしている間に、すっかり茹で上がったかんぴょうをマネキンのお腹に詰め、ズルズルーっとゴア描写の復活です。 
最初見た時は、「もうちょっと他に臓物らしい小道具はなかったのか?」と思ったのですが、よく考えてみるとこれは「ゴアだけどハードゴアになりすぎない」為、「女性客に敬遠されないホラー」にする為、わざとリアルさを排除した臓物にしてくれたのではないでしょうか。おふくろが。


J( 'ー`)し  「アンドレアス、お腹に詰めるもの用意しといたからネ。ホラーだって、自信持って作ればいいんだよ。」


('A`)  カーチャン・・・・



【まとめ】
「デビルズ・マザー」とは、要するにシュナースのおかあさんの事だった。 

みんなもお母さんは大切にしよう!



-追記-
・ これだけを見てもわからないと思いますが、要するに、『ブルータル』に出てきたマイスターはカールJrで、マイスターJrはカールの孫であるという事です。

・ ドイツのキャンプ場で虐殺をしていたカールJrが、何故無人島で人を集めてカルト集団を作るに至ったのか、そこいら辺は100%謎のままです。 ま、そういう映画じゃないしな!そういう映画じゃないしな!(2回言っとこう)

・ 斬新なタイトルバック。 なんと言ったらいいか、とにかく斬新。 ポケモン騒動の教訓を思い出して、目線を時々逸らしてしまったくらい斬新。 なんと4分間もある。 デンジャラス!

・ ニヤニヤするエキストラ。 芝居に集中する気がさらさら無いなんて、さてはお前らシュナースさんと同じ大学の映研出身だな!

・ 日焼けマシーンに入ろうとする熟女のナニの部分が延々と映し出されるだけのシーンがありましたが、どうかあれがシュナースさんのおかあさんじゃありませんように・・。(※身内総動員で作ったっぽいから非常に心配です)

・ あまりに超低予算で、超ぐだぐだで、超どうしようもないストーリーだった為、鑑賞中「あれ・・もしかして『ブルータル・デビル・プロジェクト』って結構おもしろかったんじゃね・・?」という危険な錯覚に陥ってしまいました。 これも一種の吊り橋効果なのでしょうか。 ・・ま、すぐ目が覚めましたけどね!
みなさんも、ドイツ製のゴアフィルムを観る時は、身近に好きでもない異性がうろついていないかどうか、充分ご確認下さいませ。 あまりにヒドイ出来だと、その異性の方がマシだと思ってしまうかもしれませんよ!ご用心ご用心!

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